JP5462468B2 - ランフラットタイヤ - Google Patents
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Description
T=N×√{(0.125×D/2)/ρ}×10−3 …(1)
(ただし、Nは上撚り数(回/10cm)、Dはトータル表示デシテックス(繊度)、ρはコード材料の比重である。)
h1>h2>h3>h4…(2)
0.90 ≦ W3/W1 ≦ 1.10 …(3)
0.90 ≦ W3/W2 ≦ 1.30 …(4)
0.05< Y60 /SH ≦0.10
0.10< Y75 /SH ≦0.20
0.20< Y90 /SH ≦0.40
0.40< Y100 /SH ≦0.70
の関係を満足する請求項5記載のランフラットタイヤである。
図1は、本実施形態のランフラットタイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)1の正規状態におけるタイヤ子午断面図である。
T=N×√{(0.125×D/2)/ρ}×10−3 …(1)
初期歪:10%
振幅:±1%
周波数:10Hz
変形モード:引張
測定温度:70℃
h1>h2>h3>h4…(2)
ただし、
h1:補強コード層12の内片12aの高さ
h2:チェーファー14の外の立上げ部14cの高さ
h3:補強コード層12の外片12cの高さ
h4:チェーファー14の内の立上げ部14aの高さ
0.90 ≦ W3/W1 ≦ 1.10 …(3)
0.90 ≦ W3/W2 ≦ 1.30 …(4)
0.05< Y60 /SH ≦0.10
0.10< Y75 /SH ≦0.20
0.20< Y90 /SH ≦0.40
0.40< Y100 /SH ≦0.70
RY75=Y75/SH
RY90=Y90/SH
RY100 =Y100 /SH
として、上記関係を満足する範囲RYiを図5に例示する。図4及び図5に示されるように、本実施形態のプロファイルは、トレッドが非常に丸くなるため、フットプリントが、接地幅が小かつ接地長さを大とした縦長楕円形状となり、騒音性能とハイドロプレーニング性能とを向上しうる。なおRY60、RY75、RY90及びRY100 の値が、各下限値を下回ると、トレッド部2を中心としてタイヤ外面2Aが平坦化するため、従来タイヤとのプロファイルの差が少なくなる。逆に各上限値を上回ると、トレッド部2を中心としてタイヤ外面2Aが著しく凸状をなすため、接地幅が過小となり、通常走行において必要な走行性能を維持することができなくなる。
サイド補強ゴム層のゴム硬度:65度
カーカスのプライ枚数:1
カーカスコード角度:90度(対タイヤ赤道)
カーカスプライのトッピングゴムの複素弾性率E*:6.5(MPa)
補強コードのトッピングゴムの複素弾性率E*:6.5(MPa)
タイヤ断面高さSH:144.25(mm)
ビードエーペックスの高さh0:40.0(mm)
<ポリエステル繊維コードからなる補強プライ>
コードの比重ρ:1.10
コード構成:1840(dtex)
コードの上撚り数N:48(回/10cm)
コードの撚り係数T:0.49
エンズ:48(本/5cm)
<アラミド繊維コードからなる補強プライ>
コードの比重ρ:1.44
コード構成:1100/2(dtex)
コードの上撚り数N:68(回/10cm)
コードの撚り係数T:0.66
エンズ:53(本/5cm)
<レーヨン繊維からなるカーカスコード>
コードの比重ρ:1.51
コード構成:1840/2(dtex)
コードの上撚り数N:48(回/10cm)
コードの撚り係数T:0.59
エンズ:35(本/5cm)
<アラミド繊維からなるカーカスコード>
コードの比重ρ:1.44
コード構成:1100/2(dtex)
コードの上撚り数N:68(回/10cm)
コードの撚り係数T:0.66
エンズ:53(本/5cm)
<F1>
RY60=0.09
RY75=0.14
RY90=0.37
RY100=0.57
<F2>
RY60=0.06
RY75=0.08
RY90=0.19
RY100=0.57
テスト方法は、次の通りである。
各供試タイヤを20×8Jのリムにリム組み後、内圧200kPaを充填し、温度38℃で34時間放置した後、リムのバルブコアを抜き取ってタイヤ内腔と大気とを自由に連通させた。そして、この状態で、半径1.7mのドラムを有するドラム試験機上を速度80km/h、縦荷重6.21kNの条件で走行させ、タイヤが破壊するまでの走行時間が測定された。結果は、従来例を100とする指数で表示されている。数値が大きいほど耐久性に優れる。
タイヤ1本当たりの質量を測定し、従来例を100とする指数で表示した。数値が小さいほど軽量である。
上記リムに装着されたテストタイヤを内圧200kPa及び荷重4.92kNの条件で平面に接地させ、タイヤの縦たわみ量が測定された。そして、前記荷重4.92kNを縦たわみ量で除すことにより、近似的に縦バネ定数を得た。結果は、従来例を100とする指数で表示した。数値が小さいほど縦バネが小さく乗り心地に有利であることを示す。
排気量4000ccの四輪駆動車の4輪に、上記内圧及び上記リムの条件で装着し、ドライアスファルト路面の段差路、ベルジャン路及びビッツマン路をそれぞれ走行させた。そして、ドライバーの官能により、ゴツゴツ感、突き上げ及びダンピングを総合評価し、従来例を100とする評点で表示した。数値が大きいほど良好である。
前記車両を用い、ドライアスファルトのタイヤテストコースを走行し、操舵応答性、グリップ感及び旋回時の限界速度などに関して官能評価を行い、従来例を100とする評点で表示した。数値が大きいほど良好である。
テストの結果などを表1に示す。
3 カーカス
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
8 ビードエーペックス
9 サイド補強ゴム層
12 補強コード層
12A 補強コード層のプライ
12a 内片
12b 中片
12c 外片
Claims (7)
- トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至る本体部に前記ビードコアの周りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返される折返し部を一連に設けたカーカスプライからなるカーカスと、
前記サイドウォール部のカーカス内側に配された断面略三日月状のサイド補強ゴム層と、
前記ビードコアの外面からタイヤ半径方向外側に先細状でのびるビードエーペックスとを具えるランフラットタイヤであって、
前記カーカスは、タイヤ赤道に対して80〜90°の角度で配列されたアラミド繊維からなるカーカスコードをトッピングゴムで被覆したカーカスプライからなり、かつ該カーカスコードは、下記式(1)で示される撚り係数Tが0.50〜0.70であり、
前記ビード部には、前記カーカスプライの本体部と前記ビードエーペックスとの間をのびる内片と、この内片に連なりかつ前記ビードコアのタイヤ半径方向内方をのびる中片と、前記中片に連なりかつ前記折返し部と前記ビードエーペックスとの間をタイヤ半径方向外方へのびる外片とを有する補強コード層、及び、キャンバス布からなるチェーファーが配されるとともに、
前記補強コード層は、アラミド繊維からなる補強コードを用いた少なくとも1枚のプライからなり、
前記補強コードは、下記式(1)で示される撚り係数Tが0.50〜0.70であり、
前記補強コードのタイヤ周方向に対する角度は、40〜55°であり、
前記チェーファーは、前記内片よりもタイヤ内腔面側をタイヤ半径方向外側にのびる内の立上げ部と、この内の立上げ部に連なりかつビードコアの半径方向内側に位置する基部と、この基部に連なりかつ前記外片よりもタイヤ外面側をタイヤ半径方向外側にのびる外の立上げ部とを有し、
前記内片の高さh1、前記外の立ち上げ部の高さh2、前記外片の高さh3及び前記内の立ち上げ部の高さh4が、下記式(2)の関係を満足し、
ビードベースラインBLからタイヤ断面高さSHの72%の高さをタイヤ半径方向外側に隔てたタイヤ外面位置P1でのバットレス部厚さW1、タイヤ最大断面幅点P2でのサイドウォール部厚さW2、及びビードベースラインBLからタイヤ断面高さSHの17%の高さをタイヤ半径方向外側に隔てたタイヤ外面位置P3でのビード部厚さW3は、下記式(3)及び(4)を満たすことを特徴とするランフラットタイヤ。
T=N×√{(0.125×D/2)/ρ}×10−3 …(1)
(ただし、Nは上撚り数(回/10cm)、Dはトータル表示デシテックス(繊度)、ρはコード材料の比重である。)
h1>h2>h3>h4…(2)
0.90 ≦ W3/W1 ≦ 1.10 …(3)
0.90 ≦ W3/W2 ≦ 1.30 …(4) - 前記カーカスコードは、下撚りしたフィラメント束の2本を、上撚りにて互いに撚り合わせた2本撚り構造をなす請求項1に記載のランフラットタイヤ。
- 前記カーカスコードの撚り係数Tが、0.60〜0.70である請求項1又は2に記載のランフラットタイヤ。
- 前記トッピングゴムの複素弾性率E*は、5〜13MPaである請求項1ないし3のいずれかに記載のランフラットタイヤ。
- 前記タイヤ外面のプロファイルは、前記タイヤ外面とタイヤ赤道面との交点であるタイヤ赤道点CPから接地端側に向かって曲率半径が漸減する複数の円弧からなる曲面によって形成される請求項1ないし4のいずれかに記載のランフラットタイヤ。
- 正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填されしかも無負荷である正規状態におけるタイヤ回転軸を含むタイヤ子午線断面において、
前記タイヤ外面のプロファイルは、タイヤ赤道面からタイヤ最大断面幅SWの45%の距離SPを隔てるタイヤ外面上の点をPとするとき、
タイヤ外面の曲率半径RCが、タイヤ赤道点CPから前記点Pに至るまでの間で徐々に減少するとともに、
前記タイヤ赤道面から前記タイヤ最大断面幅SWの半幅(SW/2)の60%、75%、90%及び100%の距離X60、X75、X90及びX100 を夫々隔てるタイヤ外面上の各点と、タイヤ赤道点CPとの間の各半径方向距離をそれぞれY60、Y75、Y90及びY100 とし、かつタイヤ断面高さをSHとするとき、
0.05< Y60 /SH ≦0.10
0.10< Y75 /SH ≦0.20
0.20< Y90 /SH ≦0.40
0.40< Y100 /SH ≦0.70
の関係を満足する請求項5記載のランフラットタイヤ。 - 前記サイド補強ゴム層のタイヤ最大断面幅点P2での厚さW4が9.0〜11.0mmである請求項1ないし6のいずれかに記載のランフラットタイヤ。
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