Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2008531860A - コロイド状分散液のエレクトロスピニングによるナノ繊維およびメソ繊維の製造方法 - Google Patents

コロイド状分散液のエレクトロスピニングによるナノ繊維およびメソ繊維の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008531860A
JP2008531860A JP2007556485A JP2007556485A JP2008531860A JP 2008531860 A JP2008531860 A JP 2008531860A JP 2007556485 A JP2007556485 A JP 2007556485A JP 2007556485 A JP2007556485 A JP 2007556485A JP 2008531860 A JP2008531860 A JP 2008531860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
polymer
weight
fiber
poly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007556485A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4805957B2 (ja
Inventor
グライナー アンドレアス
ヴェンドルフ ヨアヒム
イシャク ミヒャエル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JP2008531860A publication Critical patent/JP2008531860A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4805957B2 publication Critical patent/JP4805957B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01DMECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
    • D01D5/00Formation of filaments, threads, or the like
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01DMECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
    • D01D5/00Formation of filaments, threads, or the like
    • D01D5/0007Electro-spinning
    • D01D5/0015Electro-spinning characterised by the initial state of the material
    • D01D5/003Electro-spinning characterised by the initial state of the material the material being a polymer solution or dispersion
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01DMECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
    • D01D5/00Formation of filaments, threads, or the like
    • D01D5/0007Electro-spinning
    • D01D5/0015Electro-spinning characterised by the initial state of the material
    • D01D5/003Electro-spinning characterised by the initial state of the material the material being a polymer solution or dispersion
    • D01D5/0038Electro-spinning characterised by the initial state of the material the material being a polymer solution or dispersion the fibre formed by solvent evaporation, i.e. dry electro-spinning
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y40/00Manufacture or treatment of nanostructures
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2913Rod, strand, filament or fiber
    • Y10T428/2973Particular cross section
    • Y10T428/2975Tubular or cellular
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/29Coated or structually defined flake, particle, cell, strand, strand portion, rod, filament, macroscopic fiber or mass thereof
    • Y10T428/2913Rod, strand, filament or fiber
    • Y10T428/298Physical dimension

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

本発明はエレクトロスピニング法によるポリマー繊維、特にナノ繊維およびメソ繊維の製造方法に関する。前記方法により、水性媒体中の少なくとも1種の主に水不溶性ポリマー、場合により更に少なくとも1種の水溶性ポリマーを含有するコロイド分散液を、エレクトロスピニングする。本発明は更に前記方法により得られる繊維に関する。

Description

本発明はエレクトロスピニング法によるポリマー繊維、特にナノ繊維およびメソ繊維の製造方法およびこの方法により得られる繊維に関する。
ナノ繊維およびメソ繊維を製造するために、当業者に多くの方法が知られ、そのうちエレクトロスピニング法は現在最も重要である。例えばD.H.Reneker、H.D.Chun、Nanotechn.7(1996)、216頁以降に記載されるように、この方法において、ポリマー溶融物またはポリマー溶液を電極として使用される縁部で高い電場にさらす。これは例えばポリマー溶融物またはポリマー溶液を電場中で低い圧力下で電圧源の一方の極に接続されたカニューレにより押出すことにより達成できる。これにより行われるポリマー溶融物またはポリマー溶液の静電的充電により、対抗電極に向けられた物質流が生成し、物質流は対抗電極への通路上で固定される。電極の形状に依存して、この方法を使用して、フリースもしくはいわゆる不織布またはアンサンブルで配置された繊維が得られる。
ドイツ特許(DE−A1)第10133393号において、内径1〜100nmを有する中空繊維の製造方法が開示され、その際水不溶性ポリマーの溶液、例えばジクロロメタン中のポリ−L−ラクチド溶液またはピリジン中のポリアミド−46−溶液をエレクトロスピニングする。同様の方法がWOA101/09414およびドイツ特許(DE−A1)第10355665号から公知である。
ドイツ特許(DE−A1)第19600162号から芝刈り機線材または織物平面形状物の製造方法が公知であり、その際糸形成ポリマーとしてポリアミド、ポリエステルまたはポリプロピレン、無水マレイン酸変性ポリエチレン/ポリプロピレンゴムおよび1個以上の老化安定剤を一緒に供給し、溶融し、互いに混合し、この溶融物を溶融紡糸する。
ポリマー溶融物のエレクトロスピニングにより1μmより大きい直径を有する繊維のみが製造できる。しかし多くの用途、例えば濾過の用途のために、1μm未満の直径を有するナノ繊維および/またはメソ繊維が必要であり、これらの繊維は公知のエレクトロスピニング法を使用してポリマー溶液の使用によってのみ製造できる。
しかしこの方法は紡糸するポリマー溶液をまず溶解しなければならないという欠点を有する。従って水不溶性ポリマー、例えばポリアミド、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリウレタン等のために、非水性溶剤、規則的に有機溶剤を使用しなければならず、これは一般に有毒であり、可燃性であり、刺激的であり、爆発性でありおよび/または腐食性である。
水溶性ポリマー、例えばポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルセルロース等において、非水性溶剤の使用を省くことができる。しかしこの方法で得られる繊維は当然ながら水に溶解し、それゆえその技術的使用は強く制限される。この理由からこれらの繊維はエレクトロスピニング後に少なくとも1種の他の処理工程により、例えば化学的架橋により水に対して安定化しなければならず、これがかなりの技術的費用を生じ、繊維の製造費用を増加する。
本発明の目的は、ポリマー溶液を製造するための非水性溶剤の使用を省き、エレクトロスピニングした繊維を水に対して安定化するための前記繊維の後処理を省くことができる、技術水準のこれらおよび他の欠点を回避する、エレクトロスピニング法による、水に安定なポリマー繊維、特にナノ繊維およびメソ繊維の製造方法を提供することである。
本発明の主な特徴は請求項1、12および17の特徴部分に示される。請求項2〜11および13〜16の対象は実施態様である。
本発明により、前記課題は、水性媒体中の少なくとも1種の主に水不溶性ポリマーのコロイド分散液をエレクトロスピニングする方法の提供により解決される。
意想外にも、本発明の範囲で、公知のエレクトロスピニング法に使用されるポリマー溶融物またはポリマー溶液の代わりに、水性媒体中の少なくとも1種の主に水不溶性ポリマーのコロイド分散液をエレクトロスピニングする場合に、高い耐水性を有する繊維が得られることが判明した。本発明の方法を使用して1μm未満の直径を有するナノ繊維およびメソ繊維を製造できることは当業者には特に意想外なことであり、これは従来公知の方法を使用してポリマー溶液の使用によってのみ達成できたことである。水不溶性ポリマーの溶液の使用にもとづく公知の方法に比較して有利なことに、本発明の方法において、非水性の、有毒な、可燃性の、刺激的な、爆発性のおよび/または腐食性の溶剤を省ける。更に本発明の方法において、水溶性ポリマーの水溶液の使用にもとづく公知の方法と異なり、繊維の水安定化のための引き続く処理工程を省くことができる。
本発明により、ポリマー繊維の製造方法において、水性媒体中の少なくとも1種の主に水不溶性ポリマーのコロイド分散液をエレクトロスピニングし、その際主に水不溶性ポリマーの語は本発明の意味で特に0.1質量%未満の水中の溶解度を有するポリマーである。
本発明の意味の分散液は教科書に一致して互いに混合できない少なくとも2種の相の混合物の意味であり、その際少なくとも2つの相の一方が液体である。第2のまたは他の相の凝結状態に依存して分散液はエーロゾル、エマルションおよび懸濁液に分かれ、その際第2のまたは他の相はエーロゾルの場合は気体であり、エマルションの場合は液体であり、懸濁液の場合は固体である。本発明により使用されるコロイドポリマー分散液は専門用語でラテックスと呼ばれる。
本発明のコロイドポリマー分散液は基本的にこの目的のために当業者に知られたすべての方法により製造することができ、その際特に乳化重合により製造されるラテックスのエレクトロスピニングにより特に良好な結果が得られる。
本発明の有利な実施態様により、本発明の方法に、ポリ(p−キシリレン)、ポリビニリデンハロゲニド、ポリエステル、ポリエーテル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ(エチレン/プロピレン)(EPDM)、ポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリウレタン、天然ポリマー、ポリカルボン酸、ポリスルホン酸、硫酸化された多糖類、ポリラクチド、ポリグリコシド、ポリアミド、ポリ−α−メチルスチレン、ポリメタクリレート、ポリアクリルニトリル、ポリアクリルアミド、ポリイミド、ポリフェニレン、ポリシラン、ポリシロキサン、ポリベンゾイミダゾール、ポリベンゾチアゾール、ポリオキサゾール、ポリスルフィド、ポリエステルアミド、ポリアリーレンビニレン、ポリエーテルケトン、ポリウレタン、ポリスルホン、オルモセレン、ポリアクリレート、シリコーン、完全芳香族コポリエステル、ポリヒドロキシエチルメタクリレート、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリメタクリルニトリル、ポリビニルアセテート、ネオプレン、ブナN、ポリブタジエン、ポリテトラフルオロエチレン、変性セルロースおよび非変性セルロース、α−オレフィンのホモポリマーおよびコポリマーからなる群から選択される水不溶性ポリマーのコロイド水性分散液を使用する。前記のすべてのポリマーは本発明により使用されるラテックスにそれぞれ単独にまたは互いの任意の組合せで、それぞれ任意の混合比で使用できる。
主にアクリレート、スチレン、ビニルアセテート、ビニルエーテル、ブタジエン、イソプレン、メタクリレート、α−メチルスチレン、アクリルアミド、ビニルスルホン酸、ビニルスルホン酸エステル、ビニルエステル、ビニルアルコール、アクリルニトリル、ビニルスルホンおよび/またはビニルハロゲニドをベースとするホモポリマーまたはコポリマーを使用して特に良好な結果が得られる。
前記のすべてのポリマーは、水中の溶解度が0.1質量%未満である限りで、架橋されていないかまたは架橋されて使用することができる。
コロイドポリマー懸濁液を使用して特に良好な結果が得られ、少なくとも1種の、主に水不溶性ポリマーの平均粒子直径が1nm〜1μmである。ラテックス粒子の平均粒子直径は一般に0.03〜2.5μmであり、有利に0.05〜1.2μmである(W.Scholtan und H.Lange、Kolloid−Z.undPolymer250(1972)、782−796頁により、超遠心分離により測定)。
本発明により使用されるラテックスが2種以上のモノマーをベースとする場合は、ラテックス粒子は当業者に知られたすべての形式および方法で配置することができる。例として勾配構造、コア−シェル構造、サラミ構造、多核構造、多層構造およびラズベリーの形が挙げられるが、この構造は副次的な意義しかない。
ラテックスの語は2種以上のラテックスの混合物である。混合物の製造はこれに関して知られたすべての方法により、例えば紡糸の前のすべての時点で2種のラテックスの混合により行うことができる。
本発明の他の有利な実施態様により、コロイド分散液は少なくとも1種の水不溶性ポリマーのほかに更に少なくとも1種の水溶性ポリマーを含有し、その際水溶性ポリマーは本発明の意味で少なくとも0.1質量%の水中の溶解度を有するポリマーであると理解される。
水溶性ポリマーは、ホモポリマー、コポリマー、ブロックポリマー、グラフトコポリマー、星形ポリマー、高分枝ポリマー、デンドリマー、または前記ポリマータイプの2種以上からなる混合物であってもよい。本発明の認識により、少なくとも1種の水溶性ポリマーの添加は繊維形成のみを促進しない。むしろ得られた繊維の特性を明らかに改良する。こうして製造した繊維を水と接触した場合に、水溶性ポリマーが繊維を分解することなく消失する。
水性媒体中の少なくとも1種の主に水不溶性ポリマーのコロイド分散液に、基本的に当業者に知られたすべての水溶性ポリマーを添加することができ、その際特にポリエチレンオキシド、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、マレイン酸、アルギネート、コラーゲン、ポリビニルアルコール、ポリ−N−ビニルピロリドン、これらの組合せ物、これらのコポリマー、これらのグラフトコポリマー、これらの星形ポリマー、これらの高分枝ポリマー、およびこれらのデンドリマーからなる群から選択される水溶性ポリマーを使用して特に良好な結果が達成される。
本発明の他の実施態様による少なくとも1種の水溶性ポリマーを更に含有する水性媒体中の少なくとも1種の主に水不溶性ポリマーのコロイド分散液の製造は当業者に知られたすべての方法で、例えば乳化重合により行うことができる。
実施態様に関係なく、本発明により使用されるコロイド分散液の固形分は分散液に対して有利に5〜80質量%、特に10〜70質量%、特に有利に10〜65質量%である。
本発明の他の実施態様において、水性媒体中の少なくとも1種の水不溶性ポリマーおよび少なくとも1種の水溶性ポリマーからなる本発明の方法に使用されるコロイド分散液は分散液の固形分に対して0〜120質量%、特に10〜80質量%、特に有利に17〜70質量%の少なくとも1種の水溶性ポリマーを含有する。
本発明により使用されるコロイド分散液は当業者に知られたすべての方法で、例えばカニューレ出口に対して間隔をおいて配置された対抗電極上の電圧源の一方の極に接続されたカニューレによる、減圧下のラテックスの押出によりエレクトロスピニングすることができる。有利にカニューレとコレクターとして機能する対抗電極の間隔および電極間の電圧は電極の間に有利に0.5〜2kV/cm、特に0.75〜1.5kV/cm、特に有利に0.8〜1kV/cmの電場が形成されるように調節する。
カニューレの内径が50〜500μmである場合に、特に良好な結果が得られる。
製造される繊維の使用目的に応じて繊維を事後に互いに化学的に結合するか、または例えば化学的媒介物により互いに架橋することが有利である。これにより例えば繊維から形成される繊維の位置の安定性を、特に耐水性および温度安定性に関して更に改良することができる。
本発明の他の対象は本発明の方法を使用して得られる繊維、特にナノ繊維およびメソ繊維である。
本発明の繊維の直径は有利に10nm〜50μm、特に50nm〜2μm、特に有利に100nm〜1μmである。繊維の長さは使用目的に依存し、一般に50μm〜数kmである。
本発明の方法を使用して、緻密な繊維だけでなく、特に中空繊維、特に1μm未満、特に有利に100nm未満の内径を有する中空繊維を製造することができる。この中空繊維を製造するために、本発明による前記方法を使用して製造した繊維を、例えば無機化合物、ポリマーおよび金属からなる群から選択される物質で被覆し、引き続き内部に存在する水不溶性ポリマーを例えば熱により、化学的に、生物的に、放射線誘導により、光化学的に、プラズマ、超音波または溶剤での抽出により分解することができる。被覆に適した材料および繊維内部材料の分解に適した方法は、例えばドイツ特許(DE−A1)第10133393号に記載され、この明細書は参考として本発明に導入され、開示内容の一部とみなされる。
本発明は更に水性媒体中の少なくとも1種の主に水不溶性ポリマーのコロイド分散液に関し、前記分散液は更に少なくとも0.1質量%の水中の溶解度を有する水溶性ポリマー少なくとも10質量%を含有する。
本発明の他の目的、特徴、利点および使用可能性は以下の実施例の説明および図面から得られる。その際発明の説明および/または図面に示されたすべての特徴はそれ自体または任意の組合せで、請求の範囲またはその引用での統合に関係なく、本発明の対象を形成する。
図1は本発明によるエレクトロスピニング法を実施するために適した装置の図であり、
図2は2つの異なるポリマーから形成され、本発明によるラテックスに使用できる種々の粒子の構造であり、
図3は例1で得られる繊維の走査電子顕微鏡写真であり、
図4は例2で得られる繊維の走査電子顕微鏡写真であり、
図5は例3で得られる繊維の走査電子顕微鏡写真であり、
図6は(A)の前および水処理(B,C)後の例4で得られる繊維の走査電子顕微鏡写真である。
図1に示される、本発明による方法を実施するために適した、エレクトロスピニングのための装置は、コロイド分散液を取り入れるために、装置の尖端に、電圧源1の一方の極に接続された毛管ノズル2を備えた尖端3を有する。毛管ノズル2の出口に対して、約20cmの間隔をおいて、電圧源1の他方の極に接続された正方形の対抗電極5が配置され、対抗電極は形成される繊維のコレクターとして機能する。
装置の運転中に、電極2、5に、18kV〜35kVの電圧を設定し、コロイド分散液4を減圧下で尖端3の毛管ノズル2により塗布する。コロイド分散液中の主に水不溶性ポリマーの0.9〜2kV/cmの強い電場により行われる静電的充電により、対抗電極5に向けられた物質流が形成され、前記物質流は対向電極5への通路上に繊維を形成しながら6硬化し、その結果として、対抗電極5の上にμmおよびnmの範囲の直径を有する繊維7が堆積する。
前記装置を使用して本発明により水性媒体中の少なくとも1種の主に水不溶性ポリマーのコロイド分散液をエレクトロスピニングする。分散液に使用されるポリマー粒子が2種以上の水不溶性ポリマーからなる場合は、ポリマーは粒子内部に、当業者に知られたすべての方法により、例えば図2に示された勾配構造(図2A)、コア−シェル構造(図2B)、サラミ構造(図2C)、多核構造(図2D)、多層構造(図2E)またはラズベリー形状(図2F)の形で配置することができる。
分散液内部の固形分の測定を、重量分析により、Mettler Toledo HR73、ハロゲン水分分析器(Halogen Moisture Analiser)を使用して、試料約1mlを2分以内で200℃に加熱し、試料を質量が一定になるまで乾燥し、引き続き計量することにより行う。
平均粒度は超遠心分離分析により測定した質量平均値d50である(W.Scholtan und H.Lange、Kolloid−Z. und Polymer250(1972)、782−796頁による)。
繊維の大きさ、すなわち繊維の直径および長さは電子顕微鏡写真の評価により決定する。
以下の実施例に使用されるラテックスは、純粋分散液の全質量に対して約40質量%の固形分を有する部分架橋したポリ(n−ブチルアクリレート)からなる。乳化剤として、C15アルキルスルホネートを使用する。平均粒度は約90nmである。
水溶性ポリマーとしてポリエチレンオキシド(PEO)を使用する。その分子量は900000g/モルである。
例1
(ポリアクリレートおよびPEO11質量%を有するエレクトロスピニングした繊維)
水1ml中にポリ(n−ブチルアクリレート)0.41gを溶解することにより、本発明の他の実施例による水溶性ポリマーを更に含有する水性媒体中の少なくとも1種の主に水不溶性ポリマーの本発明によるコロイド分散液を製造した。分散液、すなわちポリ(n−ブチルアクリレート)ラテックスの固形分はそれゆえ約40質量%である。この混合物にポリエチレンオキシド(PEO)0.045gを添加した。
こうして製造した水性分散液を、図1に示される装置中でエレクトロスピニングした。その際分散液を20℃の温度で、弱い圧力下に、尖端3により、内径0.3mmを有する、尖端上に設けられた毛管ノズル2を使用して、試料の送り0.525ml/hで搬送し、その際電極2,5の間隔は約20cmであり、電極2,5の間に電圧18kVを印加した。
こうして得られた繊維の走査電子顕微鏡写真は図3に示される。
例2
(ポリアクリレートおよびPEO20質量%を有するエレクトロスピニングした繊維)
この例においてはポリ(n−ブチルアクリレート)ラテックス(水1mlに溶解したポリ(n−ブチルアクリレート)0.41g)にポリエチレンオキシド0.084gを添加した。このコロイド水性分散液を例1に記載される条件下にエレクトロスピニングした。
こうして得られた繊維の走査電子顕微鏡写真は図4に示される。
例3
(ポリアクリレートおよびPEO70質量%を有するエレクトロスピニングした繊維)
水1mlにポリ(n−ブチルアクリレート)0.34gを溶解することにより、少なくとも1種の主に水不溶性ポリマーおよび主に水溶性ポリマーを有する他の本発明によるコロイド分散液を製造した。ポリ(n−ブチルアクリレート)ラテックスの固形分はそれゆえ約35質量%である。この混合物にポリエチレンオキシド(PEO)0.238gを添加した。
このコロイド水性分散液を例1に記載された条件下にエレクトロスピニングした。こうして得られた繊維の走査電子顕微鏡写真は図5に示される。
例4
(ポリアクリレートおよびPEO50質量%を有するエレクトロスピニングした繊維)
例1と同様にして、水溶性ポリマーとして、固形分に対してポリエチレンオキシド50質量%を有する、水中の40質量%の固形分を有するポリ(n−ブチルアクリレート)ラテックスのコロイド分散液を製造し、エレクトロスピニングした。引き続きこうして得られた繊維を水中、20℃でインキュベートした。
水処理前、水処理の1分後、30分後の得られた繊維の走査電子顕微鏡写真が図6に示される。写真から理解できるように、エレクトロスピニングした繊維は水中でインキュベートする際に溶解しない。
本発明は前記実施例に限定されず、多くの方法に使用できる。しかし本発明が、水性媒体中の場合により他の少なくとも1種の水溶性ポリマーを含有する少なくとも1種の主に水不溶性ポリマーのコロイド分散液をエレクトロスピニングすることにより、エレクトロスピニングによるポリマー繊維、特にナノ繊維およびメソ繊維の製造方法に関することは認識される。本発明は更にこの方法を使用して得られる繊維に関する。
請求の範囲、発明の説明および図面から全体的に理解できる特徴および利点は、構造の詳細、空間的配置および処理工程を含めて、それ自体としてまたは種々の組み合わせで本発明にとって重要である。
本発明によるエレクトロスピニング法を実施するために適した装置の図である。 2つの異なるポリマーから形成され、本発明によるラテックスに使用できる種々の粒子の構造である。 例1で得られる繊維の走査電子顕微鏡写真である。 例2で得られる繊維の走査電子顕微鏡写真である。 例3で得られる繊維の走査電子顕微鏡写真である。 (A)の前および水処理(B,C)後の例4で得られる繊維の走査電子顕微鏡写真である。
符号の説明
1 電圧源
2 毛管ノズル
3 尖端
4 コロイド分散液
5 対抗電極
6 繊維形成
7 繊維マット

Claims (17)

  1. エレクトロスピニング法によるポリマー繊維、特にナノ繊維およびメソ繊維の製造方法において、水性媒体中の少なくとも1種の主に水不溶性ポリマーのコロイド分散液をエレクトロスピニングすることを特徴とする、エレクトロスピニング法によるポリマー繊維、特にナノ繊維およびメソ繊維の製造方法。
  2. 少なくとも1種の主に水不溶性ポリマーが0.1質量%未満の水中の溶解度を有する請求項1記載の方法。
  3. 少なくとも1種の主に水不溶性ポリマーが、ポリ(p−キシリレン)、ポリビニリデンハロゲニド、ポリエステル、ポリエーテル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ(エチレン/プロピレン)(EPDM)、ポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリウレタン、天然ポリマー、ポリカルボン酸、ポリスルホン酸、硫酸化された多糖類、ポリラクチド、ポリグリコシド、ポリアミド、ポリ(アルキル)スチレン、ポリアクリルニトリル、ポリアクリルアミド、ポリイミド、ポリフェニレン、ポリシラン、ポリシロキサン、ポリベンゾイミダゾール、ポリベンゾチアゾール、ポリオキサゾール、ポリスルフィド、ポリエステルアミド、ポリアリーレンビニレン、ポリエーテルケトン、ポリウレタン、ポリスルホン、オルモセレン、シリコーン、完全芳香族コポリエステル、ポリ(アルキル)アクリレート、ポリ(アルキル)メタクリレート、ポリヒドロキシエチルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリメタクリルニトリル、ポリビニルアセテート、ポリイソプレン、ネオプレン、ブナN、ポリブタジエン、ポリテトラフルオロエチレン、変性セルロースおよび非変性セルロース、α−オレフィンのホモポリマーおよびコポリマー、およびこれらの組合せからなる群から選択される請求項1または2記載の方法。
  4. 少なくとも1種の主に水不溶性ポリマーが、主にアクリレート、スチレン、ビニルアセテート、ビニルエーテル、ブタジエン、イソプレン、メタクリレート、α−メチルスチレン、アクリルアミド、ビニルスルホン酸、ビニルスルホン酸エステル、ビニルエステル、ビニルアルコール、アクリルニトリル、ビニルスルホンおよび/またはビニルハロゲニドをベースとするホモポリマーまたはコポリマーである請求項3記載の方法。
  5. 少なくとも1種の主に水不溶性ポリマーの平均粒子直径が1nm〜1μmである請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. コロイド分散液が少なくとも0.1質量%の水中の溶解度を有する水溶性ポリマーを含有する請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 水溶性ポリマーがホモポリマー、コポリマー、グラフトコポリマー、星形ポリマー、高分枝ポリマーおよびデンドリマーからなる群から選択される請求項6記載の方法。
  8. 水溶性ポリマーがポリエチレンオキシド、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、マレイン酸、アルギネート、コラーゲン、ポリビニルアルコール、ポリ−N−ビニルピロリドン、これらの組合せ物、これらのコポリマー、これらのグラフトコポリマー、これらの星形ポリマー、これらの高分枝ポリマー、およびこれらのデンドリマーからなる群から選択される請求項6または7記載の方法。
  9. コロイド分散液の固形分が分散液に対して5〜80質量%、有利に10〜70質量%、特に10〜65質量%である請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. コロイド分散液が分散液の固形分に対して水溶性ポリマー0〜120質量%、有利に10〜80質量%、特に17〜70質量%を含有する請求項6から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. エレクトロスピニング法により得られる繊維を互いに化学的に結合するかまたは架橋する請求項1から10までのいずれか1項記載の方法。
  12. 請求項1から10までのいずれか1項記載の方法により得られた繊維。
  13. 繊維が10nm〜50μm、有利に50nm〜2μm、特に100nm〜1μmの直径を有する請求項12記載の繊維。
  14. 繊維が少なくとも50μmの長さを有する請求項12または13記載の繊維。
  15. 中空繊維である請求項12から14までのいずれか1項記載の繊維。
  16. 中空繊維の内径が1μm未満、有利に100μm未満である請求項15記載の繊維。
  17. 少なくとも0.1質量%の水中の溶解度を有する水溶性ポリマー少なくとも10質量%を更に含有する水性媒体中の少なくとも1種の主に水不溶性ポリマーのコロイド分散液。
JP2007556485A 2005-02-24 2006-02-18 コロイド状分散液のエレクトロスピニングによるナノ繊維およびメソ繊維の製造方法 Expired - Fee Related JP4805957B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102005008926.7 2005-02-24
DE102005008926A DE102005008926A1 (de) 2005-02-24 2005-02-24 Verfahren zur Herstellung von Nano- und Mesofasern durch Elektrospinning von kolloidalen Dispersionen
PCT/DE2006/000296 WO2006089522A1 (de) 2005-02-24 2006-02-18 Verfahren zur herstellung von nano- und mesofasern durch eiektrospinning von kolloidalen dispersionen

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008531860A true JP2008531860A (ja) 2008-08-14
JP4805957B2 JP4805957B2 (ja) 2011-11-02

Family

ID=36578837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007556485A Expired - Fee Related JP4805957B2 (ja) 2005-02-24 2006-02-18 コロイド状分散液のエレクトロスピニングによるナノ繊維およびメソ繊維の製造方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US9005510B2 (ja)
EP (1) EP1856312B1 (ja)
JP (1) JP4805957B2 (ja)
KR (1) KR101267701B1 (ja)
CN (1) CN101151403B (ja)
DE (1) DE102005008926A1 (ja)
DK (1) DK1856312T3 (ja)
ES (1) ES2408315T3 (ja)
PT (1) PT1856312E (ja)
WO (1) WO2006089522A1 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010533798A (ja) * 2007-07-18 2010-10-28 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 少なくとも1つのほぼ非水溶性ポリマーを有するコロイド分散液の電界紡糸によるナノ繊維及びメソ繊維の製造方法
JP2011132633A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Kao Corp ナノファイバシート
JP2011162636A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Japan Polypropylene Corp 溶融紡糸型エレクトロスピニング用プロピレン系樹脂材料及び極細繊維の溶融紡糸方法
WO2012002389A1 (ja) * 2010-06-29 2012-01-05 花王株式会社 ナノファイバ
JP2012501390A (ja) * 2008-08-29 2012-01-19 ダウ コーニング コーポレーション 分散体のエレクトロスピニングから形成される物品
JP2012136798A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Toray Ind Inc 中空セルロース系繊維およびその製造方法
JP2013155469A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Hokuetsu Kishu Paper Co Ltd ナノ繊維構造体及びその製造方法
US8642172B2 (en) 2008-12-26 2014-02-04 Kao Corporation Nanofiber sheet
JP2014234581A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 日本バイリーン株式会社 不織布及びその製造方法
JP2015113534A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 Dic株式会社 硬化性樹脂繊維、硬化樹脂繊維及び不織布
US9125811B2 (en) 2010-06-29 2015-09-08 Kao Corporation Nanofiber laminate sheet
JP2018184673A (ja) * 2017-04-24 2018-11-22 第一工業製薬株式会社 ナノファイバー及びそれを用いたフィルタ、並びにそれらの製造方法
WO2020174951A1 (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 富士フイルム株式会社 液体フィルターおよび液体フィルターの製造方法
WO2021090904A1 (ja) 2019-11-07 2021-05-14 信越化学工業株式会社 繊維、繊維積層構造体、エレクトロスピニング用紡糸液、並びに繊維の製造方法

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010501738A (ja) * 2006-08-21 2010-01-21 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア コロイド分散液のエレクトロスピニングによるナノ繊維及びメソ繊維の製造方法
DE202006020791U1 (de) 2006-10-18 2010-03-11 Carl Freudenberg Kg Lage zur Herstellung eines Reinigungsprodukts, Hygieneprodukts oder medizinischen Produkts
DE102006050279A1 (de) * 2006-10-23 2008-04-30 Philipps-Universität Marburg Verfahren zur Herstellung von Nano- und Mesopolymerfasern durch Elektrospinnen von Polyelektrolyten gegensätzlicher Ladung
US20080145655A1 (en) * 2006-12-14 2008-06-19 Ppg Industries Ohio, Inc. Electrospinning Process
US7695795B1 (en) * 2007-03-09 2010-04-13 Clemson University Research Foundation Fluorinated lactide-based copolymers
CN101688329B (zh) * 2007-07-11 2012-06-20 松下电器产业株式会社 精细聚合物的制造方法
EP2222902A2 (de) * 2007-12-11 2010-09-01 Basf Se Verfahren zur herstellung von nano- und mesofasern durch elektrospinnen von kolloidalen dispersionen, enthaltend mindestens ein im wesentlichen wasserunlösliches polymer
WO2010072665A1 (de) 2008-12-23 2010-07-01 Basf Se Modifizierung von nano- oder mesofasern oder textilen flächengebilden hergestellt mittels elektrospinnen mit amphiphilen proteinen
US8178030B2 (en) 2009-01-16 2012-05-15 Zeus Industrial Products, Inc. Electrospinning of PTFE with high viscosity materials
US20130268062A1 (en) 2012-04-05 2013-10-10 Zeus Industrial Products, Inc. Composite prosthetic devices
CN102596534B (zh) 2009-08-07 2015-04-29 宙斯工业产品股份有限公司 多层复合材料
WO2011029777A1 (de) 2009-09-11 2011-03-17 Basf Se Verfahren zur herstellung von beschichteten polymerfasern
CN102803585A (zh) 2010-02-15 2012-11-28 康奈尔大学 电纺丝设备及由其生产的纳米纤维
WO2011127218A2 (en) * 2010-04-06 2011-10-13 Ndsu Research Foundation Liquid silane-based compositions and methods for producing silicon-based materials
EP2418232B1 (de) * 2010-08-13 2013-07-03 Philipps-Universität Marburg Sekundäre wässrige Suspensionen bioabbaubarer Diblockcopolyester, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
US8911537B2 (en) 2010-10-29 2014-12-16 Lg Chem, Ltd. Adsorbent of volatile organic compounds and adsorption method using thereof
US9322115B2 (en) 2010-10-29 2016-04-26 Lg Chem, Ltd. Porous electrospun fiber and preparation method thereof
US9102570B2 (en) 2011-04-22 2015-08-11 Cornell University Process of making metal and ceramic nanofibers
US20140332733A1 (en) 2011-08-30 2014-11-13 Cornell University Pure metal and ceramic nanofibers
JP2015514876A (ja) * 2011-10-03 2015-05-21 エヌディーエスユー リサーチ ファウンデーション 液体シラン系組成物および加工方法
EP2607528A1 (de) * 2011-12-22 2013-06-26 Philipps-Universität Marburg Haftoptimierung von durch Dispersionselektrospinnen hergestellten Fasern durch Variation des Erweichungspunktes des Latexpolymers
EP2607382A1 (de) * 2011-12-22 2013-06-26 Philipps Universität Marburg Chemisch funktionalisierte elektrogesponnene Dispersionsfasern für Layer-by-Layer-Beschichtungen
WO2013120815A1 (de) 2012-02-13 2013-08-22 Basf Se Farbschützendes wasch- oder reinigungsmittel
CN102961776B (zh) * 2012-11-13 2014-09-10 武汉纺织大学 一种白芨止血纱布的制备方法
US9355845B2 (en) 2013-03-15 2016-05-31 University Of Notre Dame Du Lac Light induced nanowire assembly
CN103741230B (zh) * 2014-01-08 2015-12-30 青岛科技大学 一种交联橡胶纳米纤维材料及其制法和用途
KR101484996B1 (ko) * 2014-07-07 2015-01-21 경북대학교 산학협력단 나노섬유가 충진된 미세채널부를 구비하는 미세채널 바이오칩 및 이의 제조방법
DE102014013354A1 (de) 2014-09-08 2016-03-10 Rainer Busch Die Erfindung betrifft eine Vorrichtung und Verfahren zur Herstellung von mikroverkapselten Paraffinpartikel durch ein elektrostatisches Rotationsdüsen-Absprühverfahren sowie die Verwendung dieses Verfahren. Die so verkapselten Paraffinpartikel können für
CN104805599B (zh) * 2015-04-28 2016-10-26 武汉纺织大学 一种静电纺制备功能性乙烯基聚硅氧烷纳米纤维膜的方法
CN105862256B (zh) * 2016-05-27 2018-01-30 江西先材纳米纤维科技有限公司 通过peo模板牺牲法制备聚四氟乙烯纳米纤维多孔膜的方法
US11697905B2 (en) 2017-01-27 2023-07-11 The Procter & Gamble Company Active agent-containing articles that exhibit consumer acceptable article in-use properties
US20190233974A1 (en) * 2018-01-26 2019-08-01 The Procter & Gamble Company Process for Making an Article of Manufacture
KR20240036957A (ko) * 2022-09-14 2024-03-21 (주)씨앤투스 상부덮개를 이용한 플래시 방사 장치

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5557060A (en) * 1978-10-10 1980-04-26 Ici Ltd Antiistatic spun yarn product and production
JP2000038492A (ja) * 1998-07-24 2000-02-08 Asahi Chem Ind Co Ltd 分散染料可染用のラテックス
JP2004238749A (ja) * 2003-02-04 2004-08-26 Japan Vilene Co Ltd 静電紡糸方法及び静電紡糸装置
WO2004080681A1 (en) * 2003-03-07 2004-09-23 Philip Morris Products S.A. Apparatuses and methods for electrostatically processing polymer formulations
WO2004113598A2 (en) * 2003-06-19 2004-12-29 Eastman Chemical Company Water-dispersible and multicomponent fibers from sulfopolyesters

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4243480A (en) * 1977-10-17 1981-01-06 National Starch And Chemical Corporation Process for the production of paper containing starch fibers and the paper produced thereby
DE19600162A1 (de) 1996-01-04 1997-07-10 Bayer Faser Gmbh Schmelzgesponnene, scheuerbeständige Monofile
JP2000204199A (ja) * 1999-01-18 2000-07-25 Sanyo Chem Ind Ltd バインダ―組成物
DE10023456A1 (de) 1999-07-29 2001-02-01 Creavis Tech & Innovation Gmbh Meso- und Nanoröhren
US6737447B1 (en) * 1999-10-08 2004-05-18 The University Of Akron Nitric oxide-modified linear poly(ethylenimine) fibers and uses thereof
US6753454B1 (en) * 1999-10-08 2004-06-22 The University Of Akron Electrospun fibers and an apparatus therefor
US6692662B2 (en) * 2001-02-16 2004-02-17 Elecon, Inc. Compositions produced by solvent exchange methods and uses thereof
DE10133393B4 (de) 2001-07-13 2007-08-30 TransMIT Gesellschaft für Technologietransfer mbH Röhrchen mit Innendurchmessern im Nanometerbereich
US7122106B2 (en) * 2002-05-23 2006-10-17 Battelle Memorial Institute Electrosynthesis of nanofibers and nano-composite films
US20030017208A1 (en) * 2002-07-19 2003-01-23 Francis Ignatious Electrospun pharmaceutical compositions
KR100461760B1 (ko) 2002-11-29 2004-12-14 주식회사 효성 폴리우레탄 탄성사의 제조 방법
US20040156904A1 (en) * 2003-02-12 2004-08-12 The Research Foundation Of State University Of New York Biodegradable polymer device
EP1709219A4 (en) * 2003-09-05 2008-03-05 Univ Louisiana State NANO FIBERS AND DEVICE AND METHOD FOR MANUFACTURING NANO FIBERS BY REACTIVE ELECTROSPINS
WO2005096744A2 (en) 2004-03-31 2005-10-20 The Regents Of The University Of California Oriented polymer fibers and methods for fabricating thereof
BRPI0617450A2 (pt) * 2005-10-18 2011-07-26 Cinv Ag partÍculas de termocura e mÉtodos para produÇço das mesmas

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5557060A (en) * 1978-10-10 1980-04-26 Ici Ltd Antiistatic spun yarn product and production
JP2000038492A (ja) * 1998-07-24 2000-02-08 Asahi Chem Ind Co Ltd 分散染料可染用のラテックス
JP2004238749A (ja) * 2003-02-04 2004-08-26 Japan Vilene Co Ltd 静電紡糸方法及び静電紡糸装置
WO2004080681A1 (en) * 2003-03-07 2004-09-23 Philip Morris Products S.A. Apparatuses and methods for electrostatically processing polymer formulations
JP2006524739A (ja) * 2003-03-07 2006-11-02 フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム ポリマー配合物を静電加工する装置及び方法
WO2004113598A2 (en) * 2003-06-19 2004-12-29 Eastman Chemical Company Water-dispersible and multicomponent fibers from sulfopolyesters

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010533798A (ja) * 2007-07-18 2010-10-28 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 少なくとも1つのほぼ非水溶性ポリマーを有するコロイド分散液の電界紡糸によるナノ繊維及びメソ繊維の製造方法
JP2012501390A (ja) * 2008-08-29 2012-01-19 ダウ コーニング コーポレーション 分散体のエレクトロスピニングから形成される物品
US8642172B2 (en) 2008-12-26 2014-02-04 Kao Corporation Nanofiber sheet
JP2011132633A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Kao Corp ナノファイバシート
JP2011162636A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Japan Polypropylene Corp 溶融紡糸型エレクトロスピニング用プロピレン系樹脂材料及び極細繊維の溶融紡糸方法
US9125811B2 (en) 2010-06-29 2015-09-08 Kao Corporation Nanofiber laminate sheet
WO2012002389A1 (ja) * 2010-06-29 2012-01-05 花王株式会社 ナノファイバ
JP2012136798A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Toray Ind Inc 中空セルロース系繊維およびその製造方法
JP2013155469A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Hokuetsu Kishu Paper Co Ltd ナノ繊維構造体及びその製造方法
JP2014234581A (ja) * 2013-06-05 2014-12-15 日本バイリーン株式会社 不織布及びその製造方法
JP2015113534A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 Dic株式会社 硬化性樹脂繊維、硬化樹脂繊維及び不織布
JP2018184673A (ja) * 2017-04-24 2018-11-22 第一工業製薬株式会社 ナノファイバー及びそれを用いたフィルタ、並びにそれらの製造方法
WO2020174951A1 (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 富士フイルム株式会社 液体フィルターおよび液体フィルターの製造方法
JPWO2020174951A1 (ja) * 2019-02-28 2021-12-23 富士フイルム株式会社 液体フィルターおよび液体フィルターの製造方法
WO2021090904A1 (ja) 2019-11-07 2021-05-14 信越化学工業株式会社 繊維、繊維積層構造体、エレクトロスピニング用紡糸液、並びに繊維の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20070108408A (ko) 2007-11-09
WO2006089522A1 (de) 2006-08-31
ES2408315T3 (es) 2013-06-20
EP1856312B1 (de) 2013-04-10
CN101151403A (zh) 2008-03-26
US20080261043A1 (en) 2008-10-23
CN101151403B (zh) 2012-11-28
DE102005008926A1 (de) 2006-11-16
JP4805957B2 (ja) 2011-11-02
DK1856312T3 (da) 2013-07-08
EP1856312A1 (de) 2007-11-21
KR101267701B1 (ko) 2013-05-23
PT1856312E (pt) 2013-05-07
US9005510B2 (en) 2015-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4805957B2 (ja) コロイド状分散液のエレクトロスピニングによるナノ繊維およびメソ繊維の製造方法
US20100013126A1 (en) Process for producing nano- and mesofibers by electrospinning colloidal dispersions
Wei et al. Core‐sheath structure in electrospun nanofibers from polymer blends
Megelski et al. Micro-and nanostructured surface morphology on electrospun polymer fibers
US8551378B2 (en) Nanospinning of polymer fibers from sheared solutions
Feng et al. Recent progress in the preparation, characterization, and applications of nanofibers and nanofiber membranes via electrospinning/interfacial polymerization
US8632721B2 (en) Electrospinning in a controlled gaseous environment
Qian et al. Electrospinning of polymethyl methacrylate nanofibres in different solvents
JP5322116B2 (ja) 少なくとも1つのほぼ非水溶性ポリマーを有するコロイド分散液の電界紡糸によるナノ繊維及びメソ繊維の製造方法
US10428444B2 (en) Polymer nanofibers from electrospinning of complex coacervates, and compositions and methods thereof
US8298471B2 (en) Process for producing nano- and mesofibers by electrospinning colloidal dispersions comprising at least one essentially water-insoluble polymer
CN112981725A (zh) 纳米纤维膜、温敏性Janus复合膜及其制备方法
Arof et al. Investigation on morphology of composite poly (ethylene oxide)-cellulose nanofibers
Gao et al. Investigation of microporous composite scaffolds fabricated by embedding sacrificial polyethylene glycol microspheres in nanofibrous membrane
Aulova et al. Needleless electrospinning of PA6 fibers: the effect of solution concentration and electrospinning voltage on fiber diameter
CA2851708A1 (en) Process for producing polymeric structures that have activated surfaces and activated polymeric structures
Linyu et al. Computer simulation of PAN/PVP blends compatibility and preparation of aligned PAN porous nanofibers via magnetic-field-assisted electrospinning PAN/PVP blends
Shen et al. Preparation and characterization of ultrafine Eudragit L100 fibers via electrospinning
Şenol et al. Effect of processing conditions on the electrospinning behavior of polyvinylpyrrolidone with lower toxicity solvents
Kántor et al. Poly (Styrene-b-Isobutylene-b-Styrene) Triblock Copolymer Fiber Generation with Centrifugal Spinning, and Its Potential Application in Oil Collection
Nartker et al. Electrospinning and Characterization of Polyvinyl Alcohol Nanofibers with Gold Nanoparticles
CN113737393B (zh) 一种静电纺丝纳米纤维膜及其制备方法
Rajgarhia et al. Effect of Solvent Volatility on Diameter Selection of Bicomponent Nanofibers Produced by Gas Jet Fiber Process Test
Otsuka et al. Electrospun biomaterials
Valipouri et al. Fabrication of Biodegradable PCL Particles as well as PA66 Nanofibers via Air-Sealed Centrifuge Electrospinning (ASCES)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100617

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100914

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100922

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101013

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101020

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101112

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110811

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140819

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees