JP2008102762A - 画像収集システム、記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】事故車両以外に搭載された撮影装置により、事故の発生前から事故の発生後までを撮影した画像を収集することが可能な画像収集システムの提供。
【解決手段】事故車両に搭載された車載器は、事故が発生すると緊急情報を管理装置に送信し、事故時刻の前後の規定時間に撮影された状況画像を保持した後、映像保持情報を管理装置に送信する。また、事故車両以外の対象車両に搭載された車載器は、管理装置から緊急記録信号を受信すると、自車両が実行条件を満たす場合、事故時刻の前後の規定時間に撮影された状況画像を保持した後、映像保持情報を管理装置に送信する。さらに、送信条件を満たす対象車両に搭載された車載器、及び事故車両に搭載された車載器は、管理装置からの緊急記録返信信号に応答するように、緊急記録映像を送信する。そして、管理装置では、発生した事故毎に、受信した緊急記録映像をデータベースに格納する。
【選択図】図6
【解決手段】事故車両に搭載された車載器は、事故が発生すると緊急情報を管理装置に送信し、事故時刻の前後の規定時間に撮影された状況画像を保持した後、映像保持情報を管理装置に送信する。また、事故車両以外の対象車両に搭載された車載器は、管理装置から緊急記録信号を受信すると、自車両が実行条件を満たす場合、事故時刻の前後の規定時間に撮影された状況画像を保持した後、映像保持情報を管理装置に送信する。さらに、送信条件を満たす対象車両に搭載された車載器、及び事故車両に搭載された車載器は、管理装置からの緊急記録返信信号に応答するように、緊急記録映像を送信する。そして、管理装置では、発生した事故毎に、受信した緊急記録映像をデータベースに格納する。
【選択図】図6
Description
本発明は、車両の運行状況を撮影した状況画像を収集する画像収集システム、及び画像収集システムを構成するための記録装置に関する。
従来より、車両に搭載され、外部からの入力により画像を撮影する撮影装置、撮影装置で撮影された画像、音声信号、及び車両で異常(即ち、交通事故など)が発生したことを表す異常通知等を送受信する送受信装置からなる車載装置と、撮影装置で撮影され、送受信装置を介して受信した画像を含む情報を記憶する記憶装置を有した交通監視センターとから構成された異常把握システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
そして、特許文献1に記載の異常把握システムでは、異常通知を受信した交通監視センターが、異常が発生した車両(以下、事故車両とする)を通過する車両(以下、通過車両とする)の乗員に対し、事故車両の画像を撮影するように撮影依頼を送信する。さらに、撮影依頼を受信した通過車両では、事故車両を通過する時に、通過車両の乗員が撮影装置を操作することにより、事故車両の状況を撮影し、その撮影された画像を交通監視センターに送信している。
特開2000−285374号公報
ところが、特許文献1に記載の異常把握システムでは、通過車両が撮影依頼を受信した後(即ち、事故の発生後)にのみ画像を撮影しているため、事故車両以外の通過車両等により事故の発生前の事故車両の周辺を撮影した画像を交通監視センターに収集させることが不可能であった。
つまり、従来の異常把握システムでは、事故の発生前から事故の発生後までの時間軸に沿って、通過車両に搭載された撮影装置により事故車両の周辺を撮影した画像を収集することができないという問題があり、これにより、事故の原因などを正確に解析することが困難となる可能性が高かった。
そこで、本発明は、事故車両以外に搭載された撮影装置により、事故の発生前から事故の発生後までを撮影した画像を収集することが可能な画像収集システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の画像収集システムは、道路上の状況を表す状況画像を撮影し、予め定められた時間分の状況画像を記憶した上で、新たに撮影される状況画像に順次更新しながら記憶する少なくとも一つの記録装置と、前記状況画像を収集する管理装置とからなる。そして、記録装置は、道路上で事故が発生したことを通知する事故通知を外部から受信した場合、その記録装置に記憶されている状況画像のうち、予め設定された設定時間分の状況画像を保持し、その記録装置内に保持されている状況画像である保持画像を管理装置に送信する。
したがって、請求項1に記載の画像収集システムによれば、設定時間分の状況画像を保持することで、事故通知を受信するまでの間に事故が発生した位置の周辺を撮影した状況画像を保持画像とすることができ、管理装置に保持画像を収集させることができる。つまり、請求項1に記載の画像収集システムによれば、事故の発生前から事故の発生後までの時間軸に沿って、事故が発生した位置の周辺を撮影した状況画像を管理装置に収集させることができる。
この結果、本発明の画像収集システムによれば、事故前から事故後までの事故の状況が撮影された保持画像を事故後に解析することが可能となり、事故の発生原因等を警察等の関係者に把握させることができる。
また、本発明の画像収集システムは、請求項2に記載のように、記録装置が、状況画像が保持されたことを通知する情報保持通知を管理装置に送信すると共に、保持画像の取得要求を管理装置から受信した場合、保持画像を管理装置に送信するように構成され、管理装置が、情報保持通知が受信された場合、情報保持通知を送信した記録装置の中から、予め設定された送信条件を満たす記録装置に取得要求を送信するように構成されていることが望ましい。
つまり、請求項2に記載の画像収集システムでは、保持画像を保持し、情報保持信号を管理装置に送信した記録装置の中で、送信条件を満たす記録装置、即ち、取得要求を受信した記録装置のみが保持画像を管理装置に送信する。
したがって、請求項2に記載の画像収集システムによれば、事故の解析に必要な任意の保持画像のみを管理装置に収集させることができ、事故の解析に必要な保持画像を減少させることができる。この結果、本発明の画像収集システムによれば、管理装置の保持画像を記憶する記憶領域を小さなものとすることができる。
さらに、本発明の画像収集システムでは、請求項3に記載のように、記録装置から送信される情報保持通知に、その記録装置の現在位置が少なくとも含まれ、事故の発生位置に関する位置情報を有した管理装置が、発生位置を中心に予め規定された規定領域内で、発生位置に最も近い位置に存在することを送信条件とすることが望ましい。
請求項3に記載の画像収集システムでは、規定領域内で事故の発生位置に最も近い位置に存在する記録装置、即ち、事故の状況を撮影した可能性が規定領域内で最も高い記録装置から管理装置に保持画像(即ち、発生位置の状況が規定領域内の最も近い位置で撮影された画像)を送信する。
このため、請求項3に記載の画像収集システムによれば、事故の状況を撮影した可能性の高い保持画像を管理装置に収集させることができ、事故の状況をより正確に解析することが可能となる。
なお、本発明の画像収集システムにおける記録装置は、請求項4に記載のように、車両に搭載される車載装置、または道路に設置される監視装置から構成されていても良い。
このような画像収集システムによれば、車両に搭載された車載装置や、監視装置を記録装置とするため、様々な方向から撮影された保持画像を管理装置に収集させることができ、この結果、事故の原因をより正確に解析することができる。
このような画像収集システムによれば、車両に搭載された車載装置や、監視装置を記録装置とするため、様々な方向から撮影された保持画像を管理装置に収集させることができ、この結果、事故の原因をより正確に解析することができる。
また、記録装置は、請求項5に記載のように、撮影手段が道路上の状況を表す状況画像を撮影し、予め定められた時間分の状況画像を記憶手段に記憶し、更新手段が、記憶手段に記憶された状況画像を、撮影手段で撮影された新たな状況画像に順次更新する。そして、事故通知受信手段が、道路上で事故が発生したことを通知する事故通知を外部から受信すると、保持手段が、記憶手段に記憶されている状況画像のうち、予め設定された設定時間分の状況画像を保持し、保持画像送信手段が、記憶手段に保持されている状況画像である保持画像を、保持画像を収集する外部記憶装置に送信する。
つまり、請求項5に記載の記録装置は、請求項1に記載の画像収集システムを実現するためのものであり、本発明の記録装置を用いて画像収集システムを構成することで、請求項1に記載の画像収集システムと同様の効果を得ることができる。
また、保持手段により保持される状況画像の設定時間としては、請求項6に記載のように、発生時刻の前後の予め規定された規定時間であっても良いし、請求項7に記載のように、記憶手段に記憶されている全ての時間分であっても良い。ただし、前者の場合、事故通知受信手段で受信される事故通知に、少なくとも前記事故の発生時刻が含まれている必要がある。
そして、前者の場合、本発明の記録装置によれば、事故の発生前から発生後までの規定時間に撮影された状況画像を事故後に解析することが可能となる。また、後者の場合にも、事故の前から事故通知を受信するまでの時間に撮影された状況画像を事故後に解析することが可能となる。このため、このような記憶装置を用いて画像収集システムを形成すれば、警察等の関係者に事故の原因をより正確に把握させることができる。
なお、事故の発生位置を表す事故情報を少なくとも含む事故通知を事故通知受信手段で受信する記憶装置では、請求項8に記載のように、撮影手段の現在位置を表す位置情報を取得する位置情報取得手段を備えた上で、位置情報取得手段で取得される位置情報、及び事故通知中の事故情報が、予め規定された実行条件を満たす場合、保持手段が設定時間分の状況画像を保持することが望ましい。
つまり、請求項8に記載の記録装置では、記憶手段に記憶されている状況画像を保持することを、位置情報及び事故情報が実行条件を満たすか否か、即ち、事故に関連のある道路上の状況が状況画像として撮影されている可能性(以下、この可能性を撮影可能性とする)によって決定する。
したがって、請求項8に記載の記録装置によれば、撮影可能性が高ければ、事故の解析に必要な状況画像のみを保持することができ、撮影可能性が低ければ、新たに撮影された状況画像を更新しながら記憶手段に記憶することで、新たに発生する可能性のある事故に備えることができる。
そして、保持手段が設定時間分の状況画像を保持するための実行条件としては、請求項9に記載のように、発生位置から前記現在位置までの距離が予め規定された規定距離内であることであっても良いし、請求項10に記載のように、位置情報の履歴から特定される車両の進行方向が発生位置に向かう方向であることであっても良い。ただし、後者の場合、撮影手段が、車両の前方を撮影するように配置されている必要がある。
つまり、前者の実行条件によれば、事故の発生位置の周辺が(即ち、発生位置からの距離が規定距離内で)撮影された状況画像のみを保持画像とし、撮影可能性が高い保持画像を外部記憶装置に収集させることができる。また、後者の実行条件においても、発生位置の方向を撮影した状況画像のみを保持画像とし、事故の状況が撮影された(即ち、前者の実行条件よりも撮影可能性が高い)保持画像を外部記憶装置に収集させることができる。
したがって、このような記録装置を用いて画像収集システムを形成すれば、撮影可能性の低い状況画像が外部記憶装置に送信されることを抑制でき、少ない画像でも、正確に事故の状況を警察等の事故関係者に解析させることができる。
なお、本発明の記録装置では、請求項11に記載のように、保持画像送信手段に備えられた情報保持通知送信手段が、保持画像を保持していることを通知する情報保持通知を、保持画像を収集する外部記憶装置に送信し、外部記憶装置から保持画像の取得要求を受信した場合、保持画像を外部記憶装置に送信することが望ましい。
つまり、請求項11に記載の記録装置では、情報保持通知を送信していても、外部記憶装置から取得要求が受信されなければ、保持画像が外部記憶装置に送信されることがない。
したがって、このような記録装置によれば、外部記憶装置に収集される保持画像の量を低減することができ、外部記憶装置の記憶領域を小さなものとすることができる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用された画像収集システムの概略構成を示すブロック図であり、画像収集システムの概要を説明するための説明図である。
図1は、本発明が適用された画像収集システムの概略構成を示すブロック図であり、画像収集システムの概要を説明するための説明図である。
画像収集システム1は、車両に搭載される車載器10と、車両の走行経路や駐車場所等の近傍にアンテナが設置された多数の無線通信局60と、無線通信局60と無線或いは有線の通信網を介して接続される管理装置50とからなる。
なお、以下では、車載器10が搭載された車両を搭載車両とする。
〈車載器〉
車載器10は、搭載車両の周辺の状況を示す状況画像を撮影するドライブレコーダ15と、搭載車両の現在位置を取得するためのナビゲーション装置25と、無線通信局60との間で情報通信を行うための通信部45と、ドライブレコーダ15、ナビゲーション装置25、及び通信部45を制御するための事故情報通信ECU40とを備えている。
〈車載器〉
車載器10は、搭載車両の周辺の状況を示す状況画像を撮影するドライブレコーダ15と、搭載車両の現在位置を取得するためのナビゲーション装置25と、無線通信局60との間で情報通信を行うための通信部45と、ドライブレコーダ15、ナビゲーション装置25、及び通信部45を制御するための事故情報通信ECU40とを備えている。
ドライブレコーダ15は、搭載車両の前方を撮影するように配置されたカメラ16と、搭載車両における事故の発生を検知するための衝突センサ17と、カメラ16で撮影され、予め規定された規定時間分の状況画像を記憶可能な画像記録部18と、カメラ16、衝突センサ17、画像記録部18を制御し、画像記録部18に記憶された状況画像を事故情報通信ECU40に送出可能に構成された制御部19とを備えている。
そして、衝突センサ17は、車両の全長方向に加わる加速度を検知する加速度センサであり、車両が加速する方向に加えられる加速度を正の値、車両が減速する方向に加えられる加速度を負の値として検出する。
さらに、画像記録部18は、カメラ16で撮影された状況画像等のデータを記憶する画像メモリ18aと、状況画像を撮影時刻と対応付けた上で、画像メモリ18aの記憶領域が最大となると撮影時刻の古いものから順次更新しながら画像メモリ18aに記憶するように制御するメモリ制御部18bとを備えている。
また、ナビゲーション装置25は、搭載車両の現在位置を検出する位置検出部26と、地図データを格納する地図データ格納部27と、地図データ格納部27に格納された地図データに対し、位置検出部26で取得された現在位置を重畳する等の各種処理を実行する本体部28と、本体部28で処理が実行された状態の地図を表示する表示部29とを備えている。なお、本体部28は、地図データ取得部28a、マップマッチング部28b、経路計算部28c、経路案内部28d、描画部28e、図面制御管理部28f、通信制御部28g等を備え、本体部28内の各部(経路案内部28d、描画部28e等)では、ナビゲーション装置25を周知のものとして機能させるため様々な処理を実行する。
また、位置検出部26は、周知のGPS受信機を中心に構成されたものであり、搭載車両の現在位置、及び現在位置の軌跡を追跡(即ち、現在位置の履歴を認識)することで搭載車両の進行方向を検出する。さらに、ナビゲーション装置25は、位置検出部26で検出された現在位置及び進行方向に関する位置情報を事故情報通信ECU40に送出するように構成されている。
そして、通信部45は、事故情報通信ECU40から出力される各種情報を無線通信局60に送信すると共に、無線通信局60から送信される各種情報を受信して事故情報通信ECU40に出力するように構成されている。
また、事故情報通信ECU40は、各種プログラムやデータを格納するメモリ41と、メモリ41に格納されたプログラムに従って処理を実行するCPU42とを備え、ドライブレコーダ15、ナビゲーション装置25、及び無線通信局60から受信した各種情報に従って、ドライブレコーダ15で撮影される状況画像の記録を制御し、ドライブレコーダ15に記録されている状況画像を管理装置50に送信する車載器用通信制御処理を実行するように構成されている。
〈無線通信局、管理装置〉
そして、無線通信局60は、車両の走行経路や駐車場所等の近傍に設置された多数のアンテナを介して、車載器10と無線通信する、いわゆる路側通信機として構成されたものである。なお、無線通信局60は、半径数メートルから数十メートルの大きさの通信エリアを有しており、通信エリアの直径よりも短い間隔で配置されている。つまり、通信エリアの直径よりも短い間隔で配置された複数の無線通信局60は、走行中の車両に搭載された車載器10と常に通信可能な状態となる。
〈無線通信局、管理装置〉
そして、無線通信局60は、車両の走行経路や駐車場所等の近傍に設置された多数のアンテナを介して、車載器10と無線通信する、いわゆる路側通信機として構成されたものである。なお、無線通信局60は、半径数メートルから数十メートルの大きさの通信エリアを有しており、通信エリアの直径よりも短い間隔で配置されている。つまり、通信エリアの直径よりも短い間隔で配置された複数の無線通信局60は、走行中の車両に搭載された車載器10と常に通信可能な状態となる。
また、管理装置50は、通信網を介して無線通信局60との通信を行う回線端末装置51と、回線端末装置51等を介して取得された各種情報を記憶するデータベース52と、回線端末装置51等を介して送受信される情報を処理する情報処理装置53とを備えている。
なお、情報処理装置53は、プログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMと、プログラムに従って処理を実行するCPUとを少なくとも備え、いわゆるコンピュータとして構成されたものである。そして、情報処理装置53は、車載器10から取得された各種情報に従って、状況画像の取得要求の送信先である車載器10を決定し、その決定された車載器10に取得要求を送信する管理装置通信制御処理を実行する。
つまり、画像収集システム1では、図2に示すように、車両71、72、73に搭載された車載器10のそれぞれが車載器通信制御処理を実行し、管理装置50が管理装置通信制御処理を実行する。これにより、車載器10では、無線通信局60を介して管理装置50との間で、ドライブレコーダ15で撮影された状況画像や、事故の発生等に関する各種情報の送受信が行われる。
そして、画像収集システム1では、車載器10から送信される状況画像や各種情報等を、管理装置50の情報処理装置53が処理した上で、データベース52に記憶する。
〈車載器通信制御処理〉
次に、車載器通信制御処理について説明する。
〈車載器通信制御処理〉
次に、車載器通信制御処理について説明する。
ここで、図3は、車載器10の事故情報通信ECU40で実行される車載器通信制御処理の処理手順を示したフローチャートである。
この車載器通信制御処理は、車載器10が起動された時、ここでは、車載器10が搭載された車両のエンジンが始動された時に起動されるものである。
この車載器通信制御処理は、車載器10が起動された時、ここでは、車載器10が搭載された車両のエンジンが始動された時に起動されるものである。
そして、車載器通信制御処理が起動されると、まず、S110では、ドライブレコーダ15に撮影指令を送出する。その撮影指令を受信したドライブレコーダ15では、車載器10が搭載された車両の前進方向をカメラ16で連続して撮影し、メモリ制御部18bが、その撮影された状況画像を画像メモリ18aに記憶する。
続く、S120では、ナビゲーション装置25から搭載車両の位置情報を取得する。
そして、S130では、ドライブレコーダ15の衝突センサ17から取得される衝突信号が事故の発生を表しているか否かを判定する。
そして、S130では、ドライブレコーダ15の衝突センサ17から取得される衝突信号が事故の発生を表しているか否かを判定する。
具体的に、本実施形態では、衝突センサ(即ち、加速度センサ)17で検出され、車両を減速する方向に加えられる加速度(即ち、負の加速度)が、予め規定された規定閾値よりも大きい場合(つまり、車両を減速させる方向に規定閾値よりも大きな加速度が加えられた場合)、搭載車両で事故が発生したものと判断する。
そして、S130での判定の結果、衝突信号が事故の発生を表しているものと判断された場合、即ち、本処理を実行中の搭載車両が事故車両である場合、S140へと進む。
そのS140では、搭載車両において事故が発生したことを表す緊急情報を管理装置50に送信する。なお、緊急情報は、S120で取得された現在位置(即ち、事故が発生した発生位置、以下、事故位置とする)と、事故が発生した時刻(以下、事故時刻とする)と、その事故を識別するための識別情報とを含むものである。ただし、識別情報は、事故を起こした車両が特定されることが無いように設定されるものであり、例えば、事故位置と事故時刻とを組み合わせることで、事故(例えば、どの位置でいつ発生した事故なのか)を特定するように設定されるものである。
そのS140では、搭載車両において事故が発生したことを表す緊急情報を管理装置50に送信する。なお、緊急情報は、S120で取得された現在位置(即ち、事故が発生した発生位置、以下、事故位置とする)と、事故が発生した時刻(以下、事故時刻とする)と、その事故を識別するための識別情報とを含むものである。ただし、識別情報は、事故を起こした車両が特定されることが無いように設定されるものであり、例えば、事故位置と事故時刻とを組み合わせることで、事故(例えば、どの位置でいつ発生した事故なのか)を特定するように設定されるものである。
また、S130での判定の結果、衝突信号が事故の発生を表していないものと判断された場合、すなわち、本処理を実行中の搭載車両が事故車両以外である場合、S150へと進む。
そのS150では、管理装置50から送信された緊急記録信号が通信部45で受信されたか否かを検知し、緊急記録信号が受信されると、S160へと進む。
一方、緊急記録信号が受信されていない場合、即ち、事故が発生していないような場合には、S110へと戻り、ドライブレコーダ15に撮影指令を送出する。つまり、事故が発生していないような通常の状態では、ドライブレコーダ15は、常時、状況画像をカメラ16で撮影し、その状況画像が順次更新されながら画像メモリ18aに記憶される。
一方、緊急記録信号が受信されていない場合、即ち、事故が発生していないような場合には、S110へと戻り、ドライブレコーダ15に撮影指令を送出する。つまり、事故が発生していないような通常の状態では、ドライブレコーダ15は、常時、状況画像をカメラ16で撮影し、その状況画像が順次更新されながら画像メモリ18aに記憶される。
なお、緊急記録信号は、事故位置と、事故時刻と、識別情報とを含むものである。
そして、S160では、S120で取得した位置情報中の現在位置と、S150で受信された緊急記録信号に含まれる事故位置との相対位置に基づいて、事故位置から予め規定された規定距離内(本実施形態では、100mとする)に自車両(即ち、本処理を実行している車両)が存在しているか否かを判定する。その判定の結果、事故位置から規定距離内に自車両が存在しているものと判断された場合、即ち、事故位置の周辺に搭載車両が存在している場合、S170へと進む、
そのS170では、S120で取得した位置情報中の現在位置及び進行方向と、S150で受信された緊急記録信号に含まれる事故位置とに基づいて、自車両が事故位置に向かって走行しているか否かを判定する。そして、判定の結果、車両が事故位置に向かって走行しているものと判断された場合、S180へと進む。
そして、S160では、S120で取得した位置情報中の現在位置と、S150で受信された緊急記録信号に含まれる事故位置との相対位置に基づいて、事故位置から予め規定された規定距離内(本実施形態では、100mとする)に自車両(即ち、本処理を実行している車両)が存在しているか否かを判定する。その判定の結果、事故位置から規定距離内に自車両が存在しているものと判断された場合、即ち、事故位置の周辺に搭載車両が存在している場合、S170へと進む、
そのS170では、S120で取得した位置情報中の現在位置及び進行方向と、S150で受信された緊急記録信号に含まれる事故位置とに基づいて、自車両が事故位置に向かって走行しているか否かを判定する。そして、判定の結果、車両が事故位置に向かって走行しているものと判断された場合、S180へと進む。
つまり、自車両が事故位置の周辺に位置し、かつ事故位置に向かって走行している場合には、事故に関連する状況が撮影された状況画像をドライブレコーダ15内に記憶している可能性が高いため、S180へと進む。
一方、S160での判定の結果、事故位置から規定距離内に自車両が存在していないものと判断した場合、またはS170での判定の結果、車両が事故位置の方向を向いて走行していないものと判断された場合には、S110へと戻る。
なお、事故車両(ただし、車載器10に損傷がない場合に限る)、または予め設定された実行条件(本実施形態では、S160、170)を満たす車両(以下、この車両を対象車両とする)に搭載された車載器10の事故情報通信ECU40では、S180へと進む。
そのS180では、ドライブレコーダ15に保持指令を送出する。その保持指令を受信したドライブレコーダ15では、メモリ制御部18bが画像メモリ18aに記憶されている状況画像のうち、一部の状況画像を保持する(即ち、状況画像の更新を禁止する)。
具体的に、本実施形態では、事故の発生時刻の前後の予め規定された規定時間(本実施形態では、発生時刻の前後30秒づつとする)に、カメラ16で撮影され、画像メモリ18aに記憶された状況画像を保持する。なお、以下では、画像メモリ18a内に保持された状況画像を緊急記録映像とする。
さらに、S190では、緊急記録映像を保持していることを表す映像保持情報を管理装置50に送信し、S200へと進む。なお、映像保持情報は、自車両の位置情報と、どの事故に対する緊急記録映像を保持しているかを示す映像識別情報とが含まれるものである。ただし、映像識別情報は、事故を識別するための識別情報と、状況画像を撮影した位置、及び方向を示す画像識別情報とからなり、画像識別情報は、状況画像を撮影した車両が特定されることが無いように設定される(例えば、事故車両と対象車両との相対位置のみを示す情報とする)。
そして、S200では、映像保持情報の送信後、予め設定された設定時間の間に、緊急記録映像の取得要求であり、管理装置50からの信号である緊急記録返信信号が受信されたか否かを判定し、判定の結果、緊急記録返信信号が受信されていれば、S210へと進む。
そのS210では、ドライブレコーダ15の画像メモリ18aから緊急記録映像を取得し、その緊急記録映像を管理装置50へと送信する。そして、その後、状況画像の保持を解除(即ち、状況画像の更新を可能と)して、S110へと戻る。
一方、S200での判定の結果、設定時間の間に緊急記録返信信号が受信されない場合にも、状況画像の保持を解除して、S110へと戻る。
〈管理装置通信制御処理〉
次に、管理装置通信制御処理について説明する。
〈管理装置通信制御処理〉
次に、管理装置通信制御処理について説明する。
ここで、図4は、情報処理装置53のCPUが実行する管理装置通信制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
この管理装置通制御処理が起動されると、まず、S210では、車載器10から送信された緊急情報が、無線通信局60を介して受信されたか否かを判定し、判定の結果、緊急情報が受信されていなければ、緊急情報が受信されるまで待機する。そして、緊急情報が受信されると、S220へと進む。
この管理装置通制御処理が起動されると、まず、S210では、車載器10から送信された緊急情報が、無線通信局60を介して受信されたか否かを判定し、判定の結果、緊急情報が受信されていなければ、緊急情報が受信されるまで待機する。そして、緊急情報が受信されると、S220へと進む。
そのS220では、緊急情報の内容をデータベース52に記録する。つまり、S220では、緊急情報に含まれる事故位置、及び事故時刻に基づいて識別される緊急記録映像の格納先をデータベース52上に作成する。
続くS230では、事故位置を中心として予め設定された設定エリア(例えば、半径100mの円形領域等)を走行中の搭載車両に対して緊急記録信号を送信し、S240へと進む。
そのS240では、搭載車両から送信された映像保持情報が受信されたか否かを判定し、判定の結果、映像保持情報が受信されていなければ、映像保持情報が受信されるまで待機する。そして、映像保持情報が受信されると、S250へと進む。
そのS250では、映像保持情報を送信した搭載車両の中から、緊急記録映像を送信させる搭載車両、即ち、緊急記録映像の取得要求(即ち、緊急記録返信信号)の送信先である搭載車両(以下、この搭載車両を送信先車両とする)を決定する。
なお、本実施形態では、映像保持情報に含まれる位置情報が、予め設定された送信条件を満たす搭載車両を送信先車両として決定する。具体的に、本実施形態では、事故位置を中心として予め設定された分割領域(例えば、事故位置を中心とした円を八等分した扇状の領域)内で事故位置にもっとも近いことを送信条件とする。
例えば、図5に示すような、事故位置を中心とした半径100mの円を八等分した扇型の分割領域が設定される十字路で事故が発生した場合、分割領域5の中では、事故位置に近い第一車両のみが送信先車両として決定され、第一車両よりも事故位置から離れた位置に存在する第二車両は送信先車両から除外される。なお、本実施形態(より正確には、図5)では、第三車両は、第二車両よりも事故位置から離れた位置に存在しているが、分割領域が異なり、その分割領域の中で事故位置に最も近い位置に存在するため、送信先車両として決定される。
続く、S260では、S250で決定された全ての送信先車両に対し、緊急記録返信信号を送信する。
そして、S270では、緊急記録返信信号を受信した搭載車両の車載器10から送信される緊急記録映像を受信し、S220で作成されたデータベース52の格納先に緊急記録映像を格納する。なお、緊急記録映像は、先に受信した映像保持情報に含まれる映像識別情報を付与した上で、データベース52の格納先に格納される。
そして、S270では、緊急記録返信信号を受信した搭載車両の車載器10から送信される緊急記録映像を受信し、S220で作成されたデータベース52の格納先に緊急記録映像を格納する。なお、緊急記録映像は、先に受信した映像保持情報に含まれる映像識別情報を付与した上で、データベース52の格納先に格納される。
続くS280では、S260で送信した全ての緊急記録返信信号に対し、緊急記録映像が受信されたか否かを判定し、判定の結果、全ての緊急記録映像が受信されていなければ、S270へと戻り、緊急記録映像を受信する。
そして、判定の結果、全ての緊急記録映像が受信されていれば、次に発生する可能性のある事故に備え、S110へと戻る。
ここで、図6は、画像収集システムの動作状況を示すシーケンス図である。
ここで、図6は、画像収集システムの動作状況を示すシーケンス図である。
つまり、画像収集システム1では、図6に示すような手順によって各種情報の通信が実行される。
即ち、事故車両に搭載された車載器10は、事故が発生すると緊急情報を管理装置50に送信し、事故時刻の前後の規定時間に撮影された状況画像を保持(即ち、更新を禁止)した後、映像保持情報を管理装置50に送信する。そして、管理装置50からの緊急記録返信信号に応答するように、緊急記録映像を送信する。
即ち、事故車両に搭載された車載器10は、事故が発生すると緊急情報を管理装置50に送信し、事故時刻の前後の規定時間に撮影された状況画像を保持(即ち、更新を禁止)した後、映像保持情報を管理装置50に送信する。そして、管理装置50からの緊急記録返信信号に応答するように、緊急記録映像を送信する。
また、事故車両以外の対象車両に搭載された車載器10は、管理装置50から緊急記録信号を受信すると、自車両が実行条件を満たす場合、事故時刻の前後の規定時間に撮影された状況画像を保持した後、映像保持情報を管理装置50に送信する。さらに、送信条件を満たす対象車両に搭載された車載器10は、管理装置50からの緊急記録返信信号に応答するように、緊急記録映像を送信する。
そして、管理装置50では、事故位置及び事故時刻毎(即ち、発生した事故)に、受信した緊急記録映像をデータベース52に格納する。
〈実施形態の効果〉
以上説明したように、上記実施形態の画像収集システム1によれば、緊急記録信号を受信した車載器10が、発生時刻の前後の規定時間に撮影され、画像メモリ18aに記憶された状況画像を緊急記録映像として保持するため、事故前から事故後までの状況画像を管理装置50に収集させることができる。
〈実施形態の効果〉
以上説明したように、上記実施形態の画像収集システム1によれば、緊急記録信号を受信した車載器10が、発生時刻の前後の規定時間に撮影され、画像メモリ18aに記憶された状況画像を緊急記録映像として保持するため、事故前から事故後までの状況画像を管理装置50に収集させることができる。
さらに、画像収集システム1によれば、緊急記録信号を受信した搭載車両の車載器10が、事故位置から規定距離内、かつ事故位置に向かって走行している場合(即ち、実行条件に該当する場合)に状況画像を保持するため、事故の状況を撮影した可能性の高い状況画像のみを緊急記録映像として管理装置に収集させることができる。
また、画像収集システム1によれば、管理装置50が、映像保持情報を送信した搭載車両のうち、分割領域内で事故位置にもっとも近い位置に存在する搭載車両に緊急記録返信信号を送信するため、事故の状況を撮影した可能性が分割領域内で最も高い車載器10から緊急記録映像を収集することができる。
これらの結果、画像収集システム1によれば、事故前から事故後までの期間における事故位置周辺の道路上の状況を事故後に解析することが可能となり、事故の発生原因等を警察等の関係者に把握させることができる。さらに、画像収集システム1によれば、撮影可能性が高い緊急記録映像のみを管理装置50に収集させることができ、少ない画像であっても、事故の状況を正確に解析させることができる。
また、画像収集システム1によれば、例えば、交通量の多い十字路のような交差点上で事故が発生した場合、その事故を複数の方向から撮影した緊急記録映像を管理装置に収集させることができ、多面的な事故の解析を行うことができる。
また、画像収集システム1によれば、緊急記録信号を受信した搭載車両の車載器10が、実行条件に該当しない場合(事故位置から規定距離外、もしくは事故位置に向かって走行していない場合)に、状況画像を保持すること無く、新たに撮影された状況画像に更新し続けるため、新たに発生する可能性のある事故に備えることができる。
なお、画像収集システム1では、車載器10が映像保持情報を管理装置50に送信しても、管理装置50からの緊急記録返信信号を受信しなければ、緊急記録映像を送信することがない。このため、画像収集システム1によれば、事故の解析に必要な緊急記録映像のみを管理装置50が収集することができ、記憶領域を小さなものとすることができる。
さらに、画像収集システム1によれば、データベース52に格納される緊急記録映像を事故の発生位置と発生時刻とに基づいて分類しているため、事故の解析を容易に行わせることができる。そして、画像収集システム1によれば、データベース52に緊急記録映像を格納するために必要な情報が、事故位置、発生時刻、映像識別情報のみであるため、緊急記録映像を送信した搭載車両の乗員のプライバシーを保護することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において様々な態様にて実施することが可能である。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において様々な態様にて実施することが可能である。
上記実施形態の画像収集システム1では、自車両が事故位置から規定距離内に位置し、かつ事故位置の方向を撮影していることが、状況画像を保持するための実行条件であったが、実行条件は、これに限るものではない。例えば、自車両が事故位置から規定距離内に位置することのみでも良いし、事故位置の方向を撮影していることのみでも良い。つまり、車載器通信制御処理のS160、S170は、いずれかのみでも良い。
また、上記実施形態の画像収集システム1では、車載器10が状況画像を保持するか否かを決定していたが、例えば、各車載器10から位置情報を取得した管理装置50が、それらの車載器10(より正確には、車載器が搭載された車両)のうち、実行条件を満たす車載器10にのみ、状況画像を保持させるための実行指令を送信しても良い。
さらに、上記実施形態の管理装置50では、分割領域内で事故位置に最も近いことが、緊急記録返信信号を送信するための送信条件としていたが、送信条件は、これに限るものではない。例えば、映像保持情報を送信した全ての車両(より正確には、車載器10)に緊急記録返信信号を送信しても良い。この場合、映像保持情報と同時に緊急記録映像を送信しても良い。
なお、上記実施形態の車載器10では、事故情報通信ECU40が車載器通信制御処理を実行していたが、例えば、ドライブレコーダ15の制御部19や、ナビゲーション装置25の本体部28内で車載通信制御処理が実行されていても良い。つまり、事故情報通信ECU40は、省略されていても良い。
また、上記実施形態では、事故車両から管理装置50に事故情報を送信し、管理装置50から事故車両以外の対象車両に緊急記録信号(即ち、事故が発生したことを示す信号)を送信していたが、事故が発生したことを示す信号は、車車間通信などによって、事故車両と対象車両との間で直接通信されても良い。
さらに、上記実施形態の画像収集システム1では、路側通信機として構成された無線通信局60を介して、車載器10と管理装置50との間で、緊急記録映像や各種情報を送受信しているが、いわゆる広域通信(例えば、自動車電話等)により、車載器10と管理装置50との間で直接通信を行っても良い。この場合、例えば、日本国内の各地で発生する事故の情報を一つの管理装置50に収集させることができる。
なお、上記実施形態では、車両に搭載された車載器10と管理装置50との画像収集システム1としたが、画像収集システムは、他の装置によって構成されていても良い。例えば、道路に設置され、車載器10と同様の構成を有した監視カメラと、管理装置50とから構成されていても良いし、先の監視カメラと、車載器10と、管理装置50とから構成されていても良い。
1…画像収集システム 10…車載器 15…ドライブレコーダ 16…カメラ 17…衝突センサ 18…画像記録部 19…制御部 25…ナビゲーション装置 26…位置検出部 27…地図データ格納部 28…本体部 29…表示部 40…事故情報通信ECU 41…メモリ 45…通信部 50…管理装置 51…回線端末装置 52…デタベース 53…情報処理装置 60…無線通信局
Claims (11)
- 道路上の状況を表す状況画像を撮影し、予め定められた時間分の状況画像を記憶した上で、新たに撮影される状況画像に順次更新しながら記憶する少なくとも一つの記録装置と、前記状況画像を収集する管理装置とからなる画像収集システムであって、
前記記録装置は、
道路上で事故が発生したことを通知する事故通知を外部から受信した場合、前記記録装置に記憶されている状況画像のうち、予め設定された設定時間分の状況画像を保持し、
その記録装置内に保持されている状況画像である保持画像を前記管理装置に送信することを特徴とする画像収集システム。 - 前記記録装置は、
前記状況画像が保持されたことを通知する情報保持通知を前記管理装置に送信すると共に、前記保持画像の取得要求を前記管理装置から受信した場合、前記保持画像を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、
前記情報保持通知が受信された場合、前記情報保持通知を送信した記録装置の中から、予め設定された送信条件を満たす記録装置に前記取得要求を送信することを特徴とする請求項1に記載の画像収集システム。 - 前記記録装置から送信される前記情報保持通知は、その記録装置の現在位置を少なくとも含み、
前記管理装置は、
前記事故の発生位置に関する位置情報を有し、
前記発生位置を中心に予め規定された規定領域内で、前記発生位置に最も近い位置に存在することを前記送信条件とすることを特徴とする請求項2に記載の画像収集システム。 - 前記記録装置は、車両に搭載される車載装置、または道路に設置される監視装置であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像収集システム。
- 道路上の状況を表す状況画像を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段で撮影され、予め定められた時間分の状況画像を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された状況画像を、前記撮影手段で撮影された新たな状況画像に順次更新する更新手段と、
道路上で事故が発生したことを通知する事故通知を外部から受信する事故通知受信手段と、
前記事故通知受信手段が事故通知を受信すると、前記記憶手段に記憶されている状況画像のうち、予め設定された設定時間分の状況画像を保持する保持手段と、
前記記憶手段に保持されている状況画像である保持画像を、前記保持画像を収集する外部記憶装置に送信する保持画像送信手段と
を備えることを特徴とする記録装置。 - 前記事故通知受信手段で受信される事故通知には、少なくとも前記事故の発生時刻が含まれ、
前記保持手段により保持される前記設定時間分の状況画像は、前記発生時刻の前後の予め規定された規定時間に撮影された状況画像であることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。 - 前記保持手段により保持される前記設定時間分の状況画像は、前記記憶手段に記憶されている全ての時間分の状況画像であることを特徴とする請求項5に記載の記憶装置。
- 前記事故通知受信手段で受信される事故通知は、前記事故の発生位置を表す事故情報を少なくとも含み、
前記撮影手段の現在位置を表す位置情報を取得する位置情報取得手段を備え、
前記保持手段は、前記位置情報取得手段で取得される位置情報、及び前記事故通知中の事故情報が、予め規定された実行条件を満たす場合、前記設定時間分の状況画像を保持することを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の記録装置。 - 前記保持手段が状況画像を保持するための前記実行条件は、前記発生位置から前記現在位置までの距離が予め規定された規定距離内であることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
- 前記撮影手段は、車両の前方を撮影するように配置され、
前記保持手段が状況画像を保持するための前記実行条件は、前記位置情報の履歴から特定される前記車両の進行方向が前記発生位置に向かう方向であることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の記録装置。 - 前記保持画像送信手段は、
前記保持画像を保持していることを通知する情報保持通知を前記外部記憶装置に送信する情報保持通知送信手段を備え、
前記外部記憶装置から前記保持画像の取得要求を受信した場合、前記保持画像を前記外部記憶装置に送信することを特徴とする請求項5ないし請求項10のいずれかに記載の記録装置。
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