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JP2006307241A - 深絞り成形性に優れたAl−Mg−Si合金板材およびその製造方法 - Google Patents

深絞り成形性に優れたAl−Mg−Si合金板材およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【目的】深絞り成形性に優れ、とくに自動車外板など輸送機部材として好適に使用されるAl−Mg−Si合金板材を提供する。
【構成】Mg:0.2〜0.8%、Si:0.5〜1.6%、Cu:0.4〜1.0%を含有し、Si含有量とMg含有量との比(Si%/Mg%)が1.5以上であり、不純物としてのFe元素を0.4%以下に規制し、残部Alおよび不可避不純物からなるAl−Mg−Si合金のT4調質板材であって、Cube方位の方位密度がランダム比で7以下、Goss方位の方位密度がランダム比で7以上で、かつGoss方位の方位密度とCube方位の方位密度の比(Goss方位の方位密度/Cube方位の方位密度)が2.0以上の集合組織を有し、さらに圧延方向に対して0度,45度,90度方向のランクフォード値がいずれも0.55以上であり、平均結晶粒径が100μm以下であることを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、深絞り成形性に優れ、とくに自動車外板などの輸送機部材として好適に使用されるAl−Mg−Si合金板材、およびその製造方法に関する。
従来、自動車の外板には冷延鋼板が主として用いられてきたが、自動車の燃費向上の観点から車体の軽量化要求が高まり、アルミニウム合金の適用が進んでいる。一般に、自動車外板用アルミニウム合金としては、5000系合金(Al−Mg系合金)および6000系合金(Al−Mg−Si系合金)が用いられている。5000系合金は成形性が優れているため、プレス成形の自由度が大きいが、6000系合金は添加元素量が5000系合金に比べて少ないことからリサイクル性に優れ、さらに塗装焼付け硬化性を付与することにより、ゲージダウンが可能になるため、近年では6000系合金の適用が拡大している。
しかしながら、アルミニウム合金は鋼板に比べて成形性が低いことから、その改善が要望されている。6000系合金においても、成形性、特に深絞り成形性の向上が強く望まれており、従来、種々の提案が行われている。例えば、プレス成形性に優れたAl−Mg−Si系合金板材として、化学組成が重量%で、Mg:0.1〜3.0%、Si:0.1〜2.5%を主要合金成分とし、結晶粒界方位差が20°以下の粒界頻度が20%以下としたアルミニウム合金板材が提案されている(特許文献1参照)が、このものにおいては結晶粒界の方位差は最適化されているものの、成形性に大きな影響を及ぼす結晶方位(集合組織)については何ら考慮されておらず、深絞り成形性を十分に向上させることはできない。
Al−Mg−Si系合金板の集合組織について、少なくともCube方位の方位密度をプレス成形の種類に応じて制御することにより、該プレス成形に合わせて改善されたプレス成形性を与え、例えば深絞り成形性を高めたAl−Mg−Si系合金板を得るにあたっては、Cube方位({100}<001>)の方位密度に対するS方位({123}<634>)の方位密度の割合(S方位の方位密度/Cube方位の方位密度)を1以上、Cube方位の方位密度に対するGoss方位({011}<110>)の方位密度の割合(Goss方位の方位密度/Cube方位の方位密度)を0.3以下とし、且つ結晶粒径を80μm以下としたAl−Mg−Si合金板材も提案されており(特許文献2参照)、このものにおいては深絞り性を向上させる結晶方位としてS方位の集積を高く、Goss方位方位の集積を低くなるよう規定しているが、十分な深絞り成形性を得るには問題がある。
また、プレス成形性に優れたAl−Mg−Si系合金板において、集合組織として、Cube方位の割合が30%以下とするものが提案されている(特許文献3参照)が、このAl−Mg−Si系合金板材においては、Cube方位の割合は最適化されているものの、深絞り成形性を向上させる結晶方位については何ら考慮されておらず、深絞り性を十分に向上させることができないという難点がある。リジングマークの発生を抑制した6000系合金板材も提案されており(例えば特許文献4参照)、いずれもリジングマークについては抑制が検討されているものの、深絞り成形性の向上を達成するには十分なものではない。
特開2001−131670号公報 特開2001−319741号公報 特開平8−325663号公報 特開2004−292899号公報
本発明者らは、Al−Mg−Si合金のT4調質板材をベースとして、上記従来の問題を解決するため深絞り成形性を改善するための手法について試験、検討を行った結果、合金組成の他、結晶方位(集合組織)、ランクフォード値、平均結晶粒径、SiおよびMgSi化合物の分散形態が深絞り成形性に影響し、これらの組織性状は、熱間圧延条件、冷間圧延条件、溶体化処理条件の最適化により得られることを見出した。
本発明は、上記の知見に基いてさらに検討を重ねた結果としてなされたものであり、その目的は、深絞り成形性に優れ、とくに自動車外板など輸送機部材として好適に使用されるAl−Mg−Si合金板材およびその製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための請求項1による深絞り成形性に優れたAl−Mg−Si合金板材は、Mg:0.2〜0.8%、Si:0.5〜1.6%、Cu:0.4〜1.0%を含有し、Si含有量とMg含有量との比(Si%/Mg%)が1.5以上であり、不純物としてのFe元素を0.4%以下に規制し、残部Alおよび不可避不純物からなるAl−Mg−Si合金のT4調質板材であって、Cube方位の方位密度がランダム比で7以下、Goss方位の方位密度がランダム比で7以上で、かつGoss方位の方位密度とCube方位の方位密度の比(Goss方位の方位密度/Cube方位の方位密度)が2.0以上の集合組織を有し、さらに圧延方向に対して0度,45度,90度方向のランクフォード値がいずれも0.55以上であり、平均結晶粒径が100μm以下であることを特徴とする。
請求項2による深絞り成形性に優れたAl−Mg−Si合金板材は、請求項1において、SiおよびMgSi化合物の最大径が10μm以下、2〜10μm径のSiおよびMgSi化合物の数が1000個/mm以下であることを特徴とする。
請求項3による深絞り成形性に優れたAl−Mg−Si合金板材は、請求項1または2において、さらにMn:0.02〜0.30%、Cr:0.02〜0.20%、Zr:0.02〜0.15%のいずれか1種または2種以上を含有することを特徴とする。
請求項4による深絞り成形性に優れたAl−Mg−Si合金板材は、請求項1〜3のいずれかにおいて、さらにTi:0.10%以下、B:50ppm以下のうちの1種または2種を含有することを特徴とする。
請求項5による深絞り成形性に優れたAl−Mg−Si合金板材の製造方法は、請求項1〜4のいずれかに記載の組成を有するアルミニウム合金鋳塊を、500℃以上の温度で均質化処理した後、そのまま熱間圧延を行い、熱間圧延の終了温度を350℃以下とし、ついで板厚減少率50%以上の冷間圧延を行って所定の板厚にした後、5℃/s以上の速度で460℃以上の温度に昇温し、460℃以上520℃以下の温度で60s以内の時間保持した後、5℃/s以上の速度で室温まで冷却することを特徴とする。
請求項6による深絞り成形性に優れたAl−Mg−Si合金板材の製造方法は、請求項1〜4のいずれかに記載の組成を有するアルミニウム合金鋳塊を、500℃以上の温度で均質化処理した後、室温まで冷却し、さらに500℃以上の温度に加熱して熱間圧延を行い、熱間圧延の終了温度を350℃以下とし、ついで板厚減少率50%以上の冷間圧延を行って所定の板厚にした後、5℃/s以上の速度で460℃以上の温度に昇温し、460℃以上520℃以下の温度で60s以内の時間保持した後、5℃/s以上の速度で室温まで冷却することを特徴とする。
本発明によれば、深絞り成形性に優れ、とくに自動車外板など輸送機部材として好適に使用されるAl−Mg−Si合金板材およびその製造方法が提供される。
本発明は、基本的にはT4調質(溶体化処理、焼入れ、常温時効)で使用する6000系アルミニウム合金板材に関するものであり、まず、本発明における含有成分の意義および限定理由について説明する。
Mgは、Siと共存してMgSi系化合物を形成して強度を向上するよう機能する。Mgの好ましい含有量は0.2〜0.8%の範囲であり、0.2%未満では十分な強度が得られず、0.8%を越えて含有されると、耐力が高くなりすぎて成形性および形状凍結性が低下する。Mgのさらに好ましい範囲は0.3〜0.7%であり、最も好ましい範囲は0.3〜0.6%である。
Siは、単独でSi相として析出したり、Mgと共存してMgSi系化合物を形成して強度を向上するよう機能する。Siの好ましい含有範囲は0.5〜1.6%であり、0.5%未満では十分な強度が得られず、さらに成形性を低下させることもある。1.5%を越えて含有すると、耐力が高くなって成形性および形状凍結性が低下し、塗装後の耐食性も劣化する。Siのさらに好ましい含有範囲は0.6〜1.3%であり、最も好ましい含有範囲は0.8〜1.2%である。
また、Si含有量とMg含有量との比(Si%/Mg%)は1.5以上であることが好ましい。MgSiの化学量論組成よりも過剰なSi元素は、成形性を向上させるよう作用する。そのため、(Si%/Mg%)は1.5以上であることが好ましい。Si/Mg重量比が1.5未満では十分な成形性が得難い。(Si%/Mg%)のさらに好ましい範囲は1.7以上であり、最も好ましい範囲は1.9以上である。
Cuは、深絞り成形性を向上させるよう機能する。Cuの好ましい含有範囲は0.4〜1.0%であり、下限未満では十分な成形性が得られず、上限を超えて含有されると耐食性の低下を招く。Cuのさらに好ましい含有範囲は0.6〜1.0%であり、最も好ましい含有範囲は0.7〜0.9%である。
Feは、不純物として含有される。Feの好ましい含有範囲は0.4%以下であり、上限を越えて含有されると成形性の低下を招く。Feのさらに好ましい含有範囲は0.3%以下であり、最も好ましい含有範囲は0.2%以下である。
Mn、Cr、Zrは、いずれも選択的に含有される元素であり、結晶粒微細化による成形加工時の肌荒れを防止するよう機能する。好ましい含有量は、Mn:0.02〜0.30%、Cr:0.02〜0.20%、Zr:0.02〜0.15%の範囲であり、いずれも下限未満では結晶粒微細化効果が得らないことがあり、上限を越えて含有されると、粗大な金属間化合物が生成して、成形性が低下する。さらに好ましい含有範囲は、Mn:0.05〜0.15%、Cr:0.05〜0.15%、Zr:0.05〜0.12%である。
TiおよびBは、鋳造組織を微細化して、成形性を向上させるよう機能する。好ましい含有量は、Ti:0.10%以下、B:50ppm以下の範囲であり、それぞれ上記の範囲を超えて含有されると、粗大な金属間化合物が増加して、成形性が低下する。
本発明においては、集合組織を最適に制御することにより深絞り成形性を向上させるが、特にCube方位({100}<001>)は深絞り成形性を低下させ、Goss方位({110}<001>)は深絞り成形性を向上させる方位であることがわかった。そのため、Cube方位の方位密度がランダム比で7以下、Goss方位の方位密度がランダム比で7以上で、かつGoss方位の方位密度とCube方位の方位密度の比(Goss方位の方位密度/Cube方位の方位密度)が2.0以上になるよう制御するのが好ましい。
Cube方位の方位密度が上限を越えるか、あるいはGoss方位の方位密度が下限未満で深絞り成形性が低下する。また、(Goss方位の方位密度/Cube方位の方位密度)が下限未満でも深絞り成形性が低下する。なお、方位密度はX線反射法により測定したODF(結晶方位密度関数)により計算され、ランダム方位に対する比として表される。
ランクフォード値(r値)は、深絞り成形性に影響を及ぼす。圧延方向に対して0度、45度、90度方向のランクフォード値がいずれも0.55以上とすることによって深絞り成形性が向上する。いずれか1方向でもランクフォード値が下限未満になると、深絞り成形性の向上効果が得難い。さらに好ましいランクフォード値は0度、45度、90度方向のランクフォード値が0.60以上である。なお、ランクフォード値は引張量15%における、板厚および板幅の変化量により計算される。
平均結晶粒径は成形時の肌荒れに影響するため、100μm以下が好ましい。平均結晶粒径が100μmを越えると成形時に肌荒れが生じることがあり好ましくない。また、2μm以上の大きさのSiおよびMgSi化合物は、成形性を低下させる。そのため、SiおよびMgSi化合物の最大径は10μm以下が好ましく、さらに2〜10μm径のSiおよびMgSi化合物の数は1000個/mm以下とすることが望ましい。SiおよびMgSi化合物の最大径が上限を越えると成形性が低下する。また、2〜10μm径のSiおよびMgSi化合物の数が上限を越えると成形性が低下する。
上記本発明の効果を達成するための製造方法について説明すると、まず、上記所定の組成を有するアルミニウム合金を溶解し、例えば半連続鋳造法により造塊して、得られた鋳塊を均質化処理する。均質化処理は500℃以上の温度で行うのが好ましい。均質化処理温度が500℃未満では、組織の均質化が不十分となり、成形性の低下を招く。なお、上限温度は特に規定しないが、高すぎると局部溶融が生じるため、溶融しない温度以下で行う。
均質化処理後、熱間圧延を行うが、均質化処理に続いて、そのまま熱間圧延を開始してもよく、均質化処理後、鋳塊を一旦室温まで冷却し、再度500℃以上の温度に加熱して熱間圧延を行ってもよい。熱間圧延の開始温度が500℃未満では、SiおよびMgSi化合物の析出が生じ、SiおよびMgSi化合物の最大径が10μmを越えることがあり、成形性の低下を招いたり、十分な強度が得られない場合がある。
熱間圧延の終了温度は350℃以下が好ましい。350℃を超える温度で熱間圧延を終了すると、SiおよびMgSi化合物の析出が生じ、SiおよびMgSi化合物の最大径が10μmを越えることがあり、十分な強度が得られなくなるとともに、成形性の低下を招く。
熱間圧延後、板厚減少率50%以上の加工度で冷間圧延を行う。冷間圧延の加工度が50%未満では、最終T4調質板材の平均結晶粒径が100μmを越えたり、Goss方位の方位密度が下限未満になるとともに、ランクフォード値が下限未満になり、成形性が低下する場合がある。さらに好ましい冷間圧延の加工度は60%以上、最も好ましくは70%以上である。また、冷間圧延前、あるいは冷間加工中に必要に応じて中間焼鈍を行ってもよいが、この場合には中間焼鈍後の冷間圧延加工度は50%以上とするのが好ましい。
溶体化処理は5℃/s以上の速度で460℃以上の温度に昇温し、460℃以上520℃以下の温度で60s以内の時間保持した後、5℃/s以上の速度で室温まで冷却して焼入れを行うのが好ましい。昇温速度が5℃/s未満では、再結晶粒が粗大に成長し、平均結晶粒径が100μmを超えることがある。また、溶体化処理温度が460℃未満では、SiおよびMgSi化合物の析出が生じ、SiおよびMgSi化合物の最大径が10μmを越える場合があり、十分な強度が得られなくなるとともに、成形性の低下が生じ易くなる。溶体化処理温度が520℃を越えるか、あるいは保持時間が60sを越えるとCube方位の方位密度が高くなり、成形性が低下する。さらに、溶体化処理後の焼入れが5℃/s未満では、SiおよびMgSi化合物の析出が生じ、SiおよびMgSi化合物の最大径が10μmを越える場合があり、十分な強度が得られなくなるとともに、成形性の低下が生じ易くなる。
また、焼入れ後、塗装焼付け硬化性(ベークハード性)を付与するために、120℃以下で48h以下の予備時効処理を行ったり、150℃〜250℃の温度範囲で60s以内の復元処理を行ってもよく、いずれの場合も本発明の効果が阻害されることはない。
以下、本発明の実施例を比較例と対比して説明し、本発明の効果を実証する。なお、これらの実施例は、本発明の一実施態様であり、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1
表1に示す組成(成分値はmass%)を有する30mm厚さのアルミニウム合金A〜Hの鋳塊を半連続鋳造法により造塊し、得られた鋳塊について540℃で6hの均質化処理を行った後、そのまま板厚4mmまで熱間圧延した。このとき、熱間圧延の終了温度は300〜320℃の範囲になるよう制御した。
ついで、中間焼鈍を行わずに板厚1.0mmまで冷間圧延した後、赤外線急速加熱炉を用いて、昇温速度10℃/sで500℃の温度に加熱し、10秒間保持した後、水焼入れを行い、20℃で7日間の自然時効を行って試験材1〜8を作製し、得られた試験材について、以下の測定、評価を行った。
集合組織調査:圧延面に対してペーパー研磨を行った後、強酸でエッチングして試験片とした。各試験片について、X線反射法で極点図を作成し、球面調和関数による級数展開法で三次元方位解析を行い、Cube方位({100}<001>)およびGoss方位({110}<001>)の方位密度をランダム比で測定し、さらに(Goss方位の方位密度/Cube方位の方位密度)を計算した。なお、級数展開次数は22次とした。
引張試験:圧延方向に対して0度、45度、90度方向にJIS 5号引張試験片を採取し、常温で引張試験を行い、強度を測定するとともに、15%引張量でのランクフォード値を測定した。このとき、引張強さ、耐力、伸びについては、0度、45度、90度方向の重みつき平均値((0度+45度×2+90度)÷4)にて評価した。
平均結晶粒径測定:圧延面を電解研磨し、偏光フィルターを通して光学顕微鏡組織を倍率100倍で撮影し、ASTM E91比較法に準拠した方法で平均結晶粒径を測定した。
SiおよびMgSi化合物の測定:各T4調質材から10mm×10mmの小片を切り出し、樹脂埋めおよび研磨後、光学顕微鏡組織観察を行った。光学顕微鏡組織観察により化合物の最大径を計測し、2〜10μmの化合物の分布については、画像解析装置を用い、1ピクセル=0.25μmの条件で合計1mmの範囲を調査した。Al−Fe系およびAl−Fe−Si系化合物との区別は、化合物の明暗により行い、予め点分析で化合物粒子を確認して、Al−Fe系およびAl−Fe−Si系化合物が検出されず、SiおよびMgSi化合物が検出されるレベルに検出条件を選定した。
深絞り成形性の評価:各試験材(T4調質材)から直径110.0mmの円板を成形し、低粘度潤滑油を塗布して試験材とした。各試験材について、エリクセン試験機を用いて、ダイスにはロックビードを設けず、直径50mmの平頭パンチにより、しわ押さえ力10kN、成形速度2.0mm/sで割れの発生しない限界成形高さを評価した。
上記の測定、評価結果を表2に示す。表2にみられるように、本発明に従う試験材1〜8はいずれも、Cube方位の方位密度が7以下、Goss方位の方位密度が7以上、Goss/Cube方位密度比が2.0以上の集合組織を示し、さらに圧延方向に対して0度、45度、90度方向のランクフォード値がいずれも0.55以上であり、平均結晶粒径が100μm以下であり、SiおよびMgSi化合物の最大径が10μm以下、2〜10μm径のSiおよびMgSi化合物の数が1000個/mm以下であり、深絞り限界成形高さがいずれも13.0mm以上の高い成形性を示した。
Figure 2006307241
Figure 2006307241
実施例2
表1に示す組成を有する30mm厚さのアルミニウム合金A〜Gの鋳塊を半連続鋳造法により造塊し、540℃で6hの均質化処理を行った後、一旦室温まで冷却し、再度540℃に加熱して、板厚4mmまで熱間圧延を行った。このとき、熱間圧延の終了温度は300〜320℃の範囲になるよう制御した。
ついで、中間焼鈍を行わずに板厚1.0mmまで冷間圧延を行った後、赤外線急速加熱炉を用いて、昇温速度10℃/sで500℃の温度に加熱して10秒間保持した後、水焼入れを行い、さらに20℃で7日間の自然時効を行って試験材9〜16とした。得られた各試験材について、実施例1と同一の方法で、集合組織調査、引張試験、平均結晶粒径測定、SiおよびMgSi化合物の測定および深絞り成形性の評価を行った。結果を表3に示す。
表3にみられるように、本発明に従う試験材9〜16はいずれも、Cube方位の方位密度が7以下、Goss方位の方位密度が7以上、Goss/Cube方位密度比が2.0以上の集合組織を示し、さらに圧延方向に対して0度、45度、90度方向のランクフォード値がいずれも0.55以上であり、平均結晶粒径が100μm以下であり、SiおよびMgSi化合物の最大径が10μm以下、2〜10μm径のSiおよびMgSi化合物の数が1000個/mm以下であり、深絞り限界成形高さがいずれも13.0mm以上の高い成形性を示した。
Figure 2006307241
実施例3
表1に示す合金Aについて、30mm厚さのアルミニウム合金鋳塊を半連続鋳造法により造塊し、表4に示す条件で、均質化処理、熱間圧延、冷間圧延、溶体化処理を行い、20℃で7日間の自然時効を行って試験材17〜19とし、得られた各試験材について、実施例1と同一の方法で、集合組織調査、引張試験、平均結晶粒径測定、SiおよびMgSi化合物の測定および深絞り成形性の評価を行った。結果を表5に示す。
表5にみられるように、本発明に従う試験材17〜19はいずれも、Cube方位の方位密度が7以下、Goss方位の方位密度が7以上、Goss/Cube方位密度比が2.0以上の集合組織を示し、さらに圧延方向に対して0度、45度、90度方向のランクフォード値がいずれも0.55以上であり、平均結晶粒径が100μm以下であり、SiおよびMgSi化合物の最大径が10μm以下、2〜10μm径のSiおよびMgSi化合物の数が1000個/mm以下であり、深絞り限界成形高さがいずれも13.0mm以上の高い成形性を示した。
Figure 2006307241
Figure 2006307241
比較例1
表6に示す組成を有する30mm厚さのアルミニウム合金I〜Pの鋳塊を半連続鋳造法により造塊し、540℃で6hの均質化処理を行った後、そのまま板厚4mmまで熱間圧延を行った。このとき、熱間圧延の終了温度は300〜320℃の範囲になるよう制御した。
ついで、中間焼鈍を行わずに板厚1.0mmまで冷間圧延を行った後、昇温速度10℃/sで500℃の温度に加熱して10秒間保持した後、水焼入れを行い、20℃で7日間の自然時効を行って試験材20〜27とし、得られた各試験材について、実施例1と同一の方法で、集合組織調査、引張試験、平均結晶粒径測定、SiおよびMgSi化合物の測定および深絞り成形性の評価を行った。結果を表7に示す。
表7に示すように、試験材20はMg、Si、Cu量が下限値未満であるため、強度が低く、さらに深絞り成形性が低下した。試験材21はMg、Si、Cu量が上限値を越えたため、強度が高くなりすぎるとともに、深絞り成形性が低下した。試験材22は(Si%/Mg%)が下限値未満のため、深絞り成形性が低下した。試験材23はFe量が上限値を越えたため、伸びが低下するとともに、深絞り成形性が低下した。試験材24、25、26はそれぞれ、Mn、Cr、Zr量が上限値を越えたため、いずれも伸びが低下し、さらに深絞り成形性が低下した。試験材27は、Ti、Bが上限値を越えたため、伸びが低下するとともに、深絞り成形性が低下した。
Figure 2006307241
Figure 2006307241
比較例2
表1に示す合金Aについて、30mm厚さのアルミニウム合金鋳塊を半連続鋳造法により造塊し、表8に示す条件で、均質化処理、熱間圧延、冷間圧延、溶体化処理を行い、20℃で7日間の自然時効を行って試験材28〜36とし、得られた各試験材について、実施例1と同一の方法で、集合組織調査、引張試験、平均結晶粒径測定、SiおよびMgSi化合物の測定および深絞り成形性の評価を行った。結果を表9に示す。
Figure 2006307241
Figure 2006307241
表9に示すように、試験材28は均質化処理温度および熱間圧延開始温度が下限値未満であるため、強度が低く、SiおよびMgSi化合物の最大径が10μmを越えてしまい、深絞り成形性が低下した。試験材29は均質化処理温度が下限値未満のため、深絞り成形性が低下した。試験材30は熱間圧延開始温度が下限値未満であるため、強度が低く、SiおよびMgSi化合物の最大径が10μmを越えてしまい、深絞り成形性が低下した。試験材31は熱間圧延終了温度が上限値を越えたため、強度が低く、SiおよびMgSi化合物の最大径が10μmを越え、さらにSiおよびMgSi化合物の量が1000個/mmを越えてしまい、深絞り成形性が低下した。
試験材32は冷間圧延の加工度が下限値未満のため、Goss方位の方位密度が下限値未満となるとともに、ランクフォード値が下限値未満となり、また平均結晶粒径が100μmを越え、深絞り成形性が低下した。試験材33は溶体化処理の昇温速度が下限値未満のため、平均結晶粒径が100μmを越えてしまい、深絞り成形性が低下した。試験材34は溶体化処理温度が下限値未満のため、強度が低く、SiおよびMgSi化合物の最大径が10μmを越え、さらにSiおよびMgSi化合物の量が1000個/mmを越えてしまい、深絞り成形性が低下した。
試験材35は溶体化処理の保持時間が上限値を越えたため、Cube方位の方位密度が上限値を越えるとともに、Goss方位の方位密度が下限未満となり、また(Goss方位の方位密度/Cube方位の方位密度)が下限未満となり、さらに45度方向のランクフォード値が下限値未満となったため、深絞り成形性が低下した。試験材36は溶体化処理後の冷却速度が下限値未満のため、強度が低く、SiおよびMgSi化合物の最大径が10μmを越え、さらにSiおよびMgSi化合物の量が1000個/mmを越えてしまい、深絞り成形性が低下した。

Claims (6)

  1. Mg:0.2〜0.8%(質量%、以下同じ)、Si:0.5〜1.6%、Cu:0.4〜1.0%を含有し、Si含有量とMg含有量との比(Si%/Mg%)が1.5以上であり、不純物としてのFe元素を0.4%以下に規制し、残部Alおよび不可避不純物からなるAl−Mg−Si合金のT4調質板材であって、Cube方位の方位密度がランダム比で7以下、Goss方位の方位密度がランダム比で7以上で、かつ、Goss方位密度とCube方位密度の比(Goss方位密度/Cube方位密度)が2.0以上の集合組織を有し、さらに圧延方向に対して0度,45度,90度方向のランクフォード値がいずれも0.55以上であり、平均結晶粒径が100μm以下であることを特徴とする深絞り成形性に優れたAl−Mg−Si合金板材。
  2. 前記アルミニウム合金板材において、SiおよびMgSi化合物の最大径が10μm以下、2〜10μm径のSiおよびMgSi化合物の数が1000個/mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の深絞り成形性に優れたAl−Mg−Si合金板材。
  3. 前記アルミニウム合金板材が、さらにMn:0.02〜0.30%、Cr:0.02〜0.20%、Zr:0.02〜0.15%のいずれか1種または2種以上を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の深絞り成形性に優れたAl−Mg−Si合金板材。
  4. 前記アルミニウム合金板材が、さらにTi:0.10%以下、B:50ppm以下のうちの1種または2種を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の深絞り成形性に優れたAl−Mg−Si合金板材。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の組成を有するアルミニウム合金鋳塊を、500℃以上の温度で均質化処理した後、そのまま熱間圧延を行い、熱間圧延の終了温度を350℃以下とし、ついで板厚減少率50%以上の冷間圧延を行って所定の板厚にした後、5℃/s以上の速度で460℃以上の温度に昇温し、460℃以上520℃以下の温度で60s以内の時間保持した後、5℃/s以上の速度で室温まで冷却することを特徴とする深絞り成形性に優れたAl−Mg−Si合金板材の製造方法。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の組成を有するアルミニウム合金鋳塊を、500℃以上の温度で均質化処理した後、室温まで冷却を行い、さらに500℃以上の温度に加熱して熱間圧延を行い、熱間圧延の終了温度を350℃以下とし、ついで板厚減少率50%以上の冷間圧延を行って所定の板厚にした後、5℃/s以上の速度で460℃以上の温度に昇温し、460℃以上520℃以下の温度で60s以内の時間保持した後、5℃/s以上の速度で室温まで冷却することを特徴とする深絞り成形性に優れたAl−Mg−Si合金板材の製造方法。
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