JP2006246234A - 高周波スイッチモジュールおよびこれを用いた無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 導体パターンが形成された複数の誘電体層からなるセラミック積層体とこのセラミック積層体の上面に高周波半導体集積回路部品からなる高周波スイッチおよび高周波アンプを搭載した高周波スイッチモジュールであり、前記セラミック積層体内部には高周波スイッチと高周波アンプのいずれかと電気的に接続されるバンドパスフィルタが導体パターンによって形成されており、前記高周波スイッチ及び高周波アンプはセラミック積層体上面に形成された電極上に搭載されている高周波モジュールであって、前記バンドパスフィルタはセラミック積層体の上面方向から見た場合に前記高周波スイッチまたは前記高周波アンプと部分的に重なる位置に形成されている高周波スイッチモジュール。
【選択図】 図1
Description
WLANの規格として現在複数の規格が存在する。例えば、IEEE802.11aは、OFDM変調方式を用いて、最大54Mbpsの高速データ通信をサポートするものであり、その周波数帯域は5GHz帯が利用される。なおIEEE802.11aを欧州で使用可能にするための規格としてIEEE802.11hがある。
またIEEE802.11bは、DSSS方式で、5.5Mbps,11Mbpsの高速通信をサポートするものであり、無線免許なしに自由に利用可能な、2.4GHzのISM(Industrial, Scientific and Medical、産業、科学及び医療)帯域が利用される。
またIEEE802.11gは、OFDM変調方式を用いて、最大54Mbpsの高速データ通信をサポートするものであり、IEEE802.11bと同様に2.4GHz帯域が利用される。
ブルートゥースは2.4GHzの前記ISM周波数帯を複数の無線チャンネルに分割して使用し、さらに各無線チャンネルを単位時間(1/1600秒)ごとに分割してタイムスロットとし、使用する無線チャンネルをタイムスロットごとに切り替える耐ノイズ性に優れた周波数ホッピング方式が採用されている。
バンドパスフィルタは図6に示すように上下をグランド電極に挟まれた構造になっている為に高周波スイッチや高周波アンプを搭載する為のグランド電極の下部に配置しても寄生容量によるインピーダンスの変化は発生しない。その為、挿入損失の劣化を伴うことなく高周波スイッチモジュールの小型化が可能となる。尚、少なくとも部分的に重なる位置に形成されるとは、少なくとも一部の導体パターンが重なっていればよく、当然、全部が重なっていても良い。
通常セラミック積層体の下層、即ち高周波スイッチモジュールの実装面に近い層にはセラミック積層体のグランドを十分に取る為にセラミック積層体の主面とほぼ同面積のグランド電極が形成される。そのため分波器を構成するコンデンサ電極のうち、分波器の共通入出力端と分波器の他の入出力端との間の信号伝達経路に沿って直列に接続されているコンデンサ電極はセラミック積層体の厚み方向中心よりも上層に形成されることで当該グランド電極との間の寄生容量が低減される。また、セラミック積層体の上層には高周波半導体集積回路部品を設置するためのグランド電極が形成されるが、これらのグランド電極と重ならない位置に分波器を構成するコンデンサ電極のうち、分波器の共通入出力端と分波器の他の入出力端との間の信号伝達経路に沿って直列に接続されているコンデンサ電極を配置することで、寄生容量の一層の低減が可能となり、挿入損失の劣化の低減が可能となる。
また、前記高周波スイッチのアンテナ側出力が2系統あり、それぞれ別々のアンテナ端子へと接続されるダイバーシティ方式の高周波スイッチモジュールの場合、第3の発明により二つのアンテナ間のアイソレーションが向上し、より優れたダイバーシティ効果を得ることが可能となる。
本実施例ではDPDTスイッチの下部にバンドパスフィルタを配置しているが、高周波スイッチモジュールが高周波アンプを搭載する場合には前記バンドパスフィルタは高周波アンプの下部に配置しても良い。
第2の発明を用いた分波器部分のインピーダンス、リターンロス、挿入損失を図8中に細線にて示す。第2の発明によりインピーダンスの低下を防ぎ、低ロス広帯域化を実現できる。
2a、2b:高周波スイッチとアンテナ端子を接続する線路
3a、3b:高周波スイッチに駆動電圧を供給する直流電源線路
4a、4b、4c、4d、4e、4f:グランド電極
5(5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g、5h、5i、5j、5k、5l):送信側分波器
6(6a、6b、6c、6d、6e、6f、6g、6h、6i、6j、6k、6l):受信側分波器
7(7a、7b、7c、7d):5GHz帯送信用フィルタ
8(8a、8b、8c、8d、8e):2.4GHz帯送信用フィルタ
9(9a、9b、9c、9d、9e、9f、9g、9h、9i、9j、9k、9l):本発明による2.4GHz帯受信用バンドパスフィルタ
10(10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g、10h):5GHz帯受信用バラン
11(11a、11b、11c、11d、11e、11f、11g、11h、11i、11j、11k、11l、11m、11n、11o、11p、11q、11r、11s、11t、11u):2.4GHz帯受信用バラン
12(12a、12b、12c、12d、12e、12f、12g、12h、12i、12j、12k、12l、12m、12n、12o):従来構造による2.4GHz帯受信用バンドパスフィルタ
Claims (5)
- 導体パターンが形成された複数の誘電体層からなるセラミック積層体と当該セラミック積層体の上面に高周波半導体集積回路部品からなる高周波スイッチ及び/又は高周波アンプを搭載した高周波スイッチモジュールであり、前記セラミック積層体内部には前記高周波スイッチと前記高周波アンプのいずれかと電気的に接続されるバンドパスフィルタが導体パターンによって形成されており、当該バンドパスフィルタを構成する導体パターンはグランド電極により挟まれており、前記高周波スイッチ及び/又は前記高周波アンプは前記セラミック積層体上面に形成された電極上に搭載されている高周波モジュールであって、前記バンドパスフィルタはセラミック積層体の上面方向から見た場合に前記高周波スイッチまたは前記高周波アンプと少なくとも部分的に重なる位置に形成されていることを特徴とする高周波スイッチモジュール。
- 導体パターンが形成された複数の誘電体層からなるセラミック積層体と当該セラミック積層体の上面に高周波半導体集積回路部品からなる高周波スイッチ及び/又は高周波アンプを搭載した高周波スイッチモジュールであり、前記セラミック積層体内部には前記高周波スイッチと電気的に接続される分波器が形成された高周波スイッチモジュールであって、前記分波器はコンデンサ電極と伝送線路からなり、前記分波器を構成するコンデンサ電極のうち、分波器の共通入出力端と分波器の他の入出力端との間の信号伝達経路に沿って直列に接続されているコンデンサ電極を、セラミック積層体の厚み方向中心よりも上面寄りに配置しており、かつ当該コンデンサ電極の上方にはグランド電極が存在しないことを特徴とする請求項1に記載の高周波スイッチモジュール。
- 導体パターンが形成された複数の誘電体層からなるセラミック積層体と当該セラミック積層体の上面に高周波半導体集積回路部品からなる高周波スイッチ及び/又は高周波アンプを搭載した高周波スイッチモジュールであり、前記セラミック積層体底面にはアンテナと接続されるアンテナ端子が形成されており、前記アンテナ端子と前記高周波スイッチとを接続する伝送線路がセラミック積層体の上面又はセラミック積層体の厚み方向中心よりも上面寄りに配置しており、その伝送線路の下層に重なるようにグランド電極を配置し、かつそのグランド電極の下層に分波器またはバンドパスフィルタを構成する導体パターンを配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の高周波スイッチモジュール。
- 導体パターンが形成された複数の誘電体層からなるセラミック積層体と当該セラミック積層体の上面に高周波半導体集積回路部品からなる高周波スイッチ及び/又は高周波アンプを搭載した高周波スイッチモジュールであり、前記高周波スイッチ及び/又は高周波アンプに駆動電圧を供給するための直流電源線路が前記セラミック積層体内に形成されており、前記直流電源線路と高周波信号が流れる導体パターンが少なくとも部分的に重なる位置に形成されており、前記直流電源線路と高周波信号が流れる導体パターンの間にグランド電極を挟むことを特徴とする請求項1乃至3に記載の高周波スイッチモジュール。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の高周波スイッチモジュールを用いたことを特徴とする無線通信装置。
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