Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP2006242053A - ディーゼルエンジン - Google Patents

ディーゼルエンジン Download PDF

Info

Publication number
JP2006242053A
JP2006242053A JP2005057174A JP2005057174A JP2006242053A JP 2006242053 A JP2006242053 A JP 2006242053A JP 2005057174 A JP2005057174 A JP 2005057174A JP 2005057174 A JP2005057174 A JP 2005057174A JP 2006242053 A JP2006242053 A JP 2006242053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel injection
engine
operating state
fuel
cycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005057174A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4779386B2 (ja
Inventor
Naomoto Shimazaki
直基 島▲崎▼
Akihiko Minato
明彦 港
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP2005057174A priority Critical patent/JP4779386B2/ja
Publication of JP2006242053A publication Critical patent/JP2006242053A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4779386B2 publication Critical patent/JP4779386B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/30Controlling fuel injection
    • F02D41/3011Controlling fuel injection according to or using specific or several modes of combustion
    • F02D41/3017Controlling fuel injection according to or using specific or several modes of combustion characterised by the mode(s) being used
    • F02D41/3035Controlling fuel injection according to or using specific or several modes of combustion characterised by the mode(s) being used a mode being the premixed charge compression-ignition mode
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/30Controlling fuel injection
    • F02D41/3011Controlling fuel injection according to or using specific or several modes of combustion
    • F02D41/3017Controlling fuel injection according to or using specific or several modes of combustion characterised by the mode(s) being used
    • F02D41/3058Controlling fuel injection according to or using specific or several modes of combustion characterised by the mode(s) being used the engine working with a variable number of cycles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】 予混合燃焼を実行可能な運転領域を拡大する。
【解決手段】 エンジンの運転状態が、所定の運転状態よりも低回転速度かつ低負荷であるときには、クランクシャフトが一回転する毎に、可変式吸気弁7及び可変式排気弁8をそれぞれ一回ずつ開くと共にピストン4の圧縮上死点よりも前に燃料噴射装置9による燃料噴射を行い、混合気の着火前に燃料の噴射が終了する2サイクル予混合燃焼運転を実行し、エンジンの運転状態が、所定の運転状態よりも高回転速度かつ高負荷であるときには、エンジンのクランクシャフトが二回転する毎に、可変式吸気弁7及び可変式排気弁8をそれぞれ一回ずつ開くと共にピストン4の圧縮上死点近傍で燃料噴射装置9による燃料噴射を行い、燃料の噴射中に着火が始まる4サイクル拡散燃焼運転を実行するものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、エンジンの運転状態に基づいて予混合燃焼と拡散燃焼とを切り換えるディーゼルエンジンに関するものである。
シリンダ内に燃料を直接噴射する4サイクルディーゼルエンジンでは、シリンダ内が高温・高圧となるピストンの圧縮上死点近傍で燃料を噴射するのが一般的であった。この場合、燃料の噴射中に着火が始まって火炎が形成され、その火炎に後続の燃料が供給されることで燃焼が継続される。このように、燃料の噴射中に着火が始まる燃焼形態は一般的に拡散燃焼と称されているが、この拡散燃焼ではNOxやスモーク等が発生するという問題が指摘されている。
そこで、燃料の噴射時期をピストンの圧縮上死点よりも早くして、燃料の噴射終了後に混合気が着火する(言い換えれば、混合気の着火前に燃料の噴射が終了する)予混合燃焼と称される燃料形態を実現させることが提案されている(特許文献1参照)。
予混合燃焼では、燃料の噴射終了後、ある程度の期間(予混合期間)を経て混合気が着火するので、着火までに混合気が希薄・均一化される。従って、局所的な燃焼温度が下がりNOx排出量が低減するうえ、空気不足状態での燃焼も回避されるのでスモークの発生も抑制される。特に、燃料噴射の早期化に併せてEGR(排気ガス再循環)を実行して混合気の酸素濃度を下げることで、NOx低減効果を高めることができる上、予混合期間及び着火時期の適正化を図ることが可能となる。
特開2003−83119号公報
このように排気ガスの改善に有効な予混合燃焼であるが、燃料噴射量の多い高回転・高負荷領域で実行するとディーゼルノックが激しくなるという問題があった。
ディーゼルノックを抑制するためには、燃料噴射量に見合うだけの多量の酸素をシリンダ内に供給することと、シリンダ内の混合気を低酸素濃度に維持することとを両立させる必要がある。つまり、高回転・高負荷領域で予混合燃焼を実行するためには、多量の空気(新気)と多量の不活性ガス(EGRガス)とをシリンダ内に導入することが要求されるが、現時点ではこれを達成するような吸気システム又は過給システムが確立されていない。
また、予混合燃焼を高回転・高負荷領域で実行できない他の理由としては、噴射された燃料が全て混合された後に燃焼する予混合燃焼では、筒内最高圧力が拡散燃焼と比べて高くなるため、燃料噴射量の多い高回転・高負荷領域で実行すると、筒内最高圧力がエンジンの許容最大筒内圧力を越えてしまう点が挙げられる。こうなると、エンジンの大幅な設計変更が必要となる上、コストが増大してしまうのである。
そこで、特許文献1にも示されるように、エンジンの運転状態が低回転・低負荷領域であるときには予混合燃焼を実行し、高回転・高負荷領域であるときには拡散燃焼を実行することが提案されている。しかしながら、上述したように拡散燃焼ではNOx等の排出量が予混合燃焼と比べて多くなるため、予混合燃焼を実行できる運転領域を少しでも拡げることが望まれている。
また、拡散燃焼を実行する運転領域が広いと、排気ガスを浄化するための後処理装置として大型かつ高性能のものが必要となりコストが増大する上、後処理装置のフィルターを再生するための特別な燃料噴射を行う回数が多くなるため、燃費が悪化するという問題もある。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、予混合燃焼を実行可能な運転領域を拡大することにある。
上記目的を達成するために本発明は、任意のタイミングでシリンダ内に燃料を噴射可能な燃料噴射装置と、任意のタイミングで開閉可能な可変式吸気弁及び可変式排気弁と、エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、上記運転状態検出手段により検出される運転状態に基づいて、上記燃料噴射装置、可変式吸気弁及び可変式排気弁を制御する制御装置と、を有するディーゼルエンジンにおいて、上記制御装置は、上記運転状態検出手段により検出された運転状態が、所定の運転状態よりも低回転速度かつ低負荷であるときには、エンジンのクランクシャフトが一回転する毎に、上記可変式吸気弁及び可変式排気弁をそれぞれ一回ずつ開くと共にピストンの圧縮上死点よりも前に上記燃料噴射装置による燃料噴射を行い、混合気の着火前に燃料の噴射が終了する2サイクル予混合燃焼運転を実行し、上記運転状態検出手段により検出された運転状態が、所定の運転状態よりも高回転速度かつ高負荷であるときには、エンジンのクランクシャフトが二回転する毎に、上記可変式吸気弁及び可変式排気弁をそれぞれ一回ずつ開くと共にピストンの圧縮上死点近傍で上記燃料噴射装置による燃料噴射を行い、燃料の噴射中に着火が始まる4サイクル拡散燃焼運転を実行するものである。
ここで、上記制御装置は、上記2サイクル予混合燃焼運転を実行する場合、上記燃料噴射装置による燃料噴射をピストンの圧縮上死点前30度以降に開始しても良い。
また、上記制御装置は、上記2サイクル予混合燃焼運転を実行する場合、上記可変式排気弁を開く期間を、所定量の既燃ガスがシリンダ内に残留するような期間としても良い。
また、吸気圧を高めるための過給装置をさらに備えても良い。
本発明によれば、予混合燃焼を実行可能な運転領域を従来よりも拡大できるという優れた効果を発揮するものである。
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本実施形態に係るディーゼルエンジンの概略図である。なお、図1では明瞭化のため単気筒エンジンとして示しているが、本発明はエンジンの気筒数に関わらず適用可能なものである。
図中1はエンジン本体であり、このエンジン本体1は、シリンダ2、シリンダヘッド3、ピストン4、吸気ポート5、排気ポート6、吸気弁7、排気弁8、インジェクタ9(燃料噴射装置)等を備えている。シリンダ2、シリンダヘッド3及びピストン4で囲まれた空間に燃焼室10が形成される。ピストン4の頂部にはキャビティ11が凹設されており、燃焼室10内に臨んで設けられたインジェクタ9からキャビティ11に向かって燃料が直接噴射される。インジェクタ9の燃料噴射角度などは、後述する拡散燃焼運転時及び予混合燃焼運転時にかかわらず、噴射された燃料が常にキャビティ11内に到達するように設計される。これは、燃料がシリンダ2の側壁等に付着すると未燃HCとして排出されるおそれがあるからである。
インジェクタ9はコモンレール24に接続され、そのコモンレール24に貯留された高圧燃料(例えば、20〜200MPa)がインジェクタ9に常時供給される。コモンレール24への燃料圧送は高圧サプライポンプ25により行われる。
吸気弁7及び排気弁8はそれぞれ可変バルブ機構7a,8aを備えており、その開閉タイミングを任意に調節できるようになっている。つまり、本実施形態のエンジンの吸気弁7及び排気弁8は、任意のタイミングで開閉可能な可変式吸気弁及び可変式排気弁である。
吸気ポート5及び排気ポート6はそれぞれ、吸気管12及び排気管13に接続されており、これら吸気管12及び排気管13にはターボチャージャ14(過給装置)が介設される。
ターボチャージャ14は、排気管13に設けられたタービン15と、吸気管12に設けられたコンプレッサ16とを備え、排気のエネルギを利用して吸気を加圧できるようになっている。コンプレッサ16の上流側には吸気流量を検出するための吸気量センサ17が設けられ、下流側には吸気を冷却するためのインタクーラ18が設けられる。
排気管13におけるタービン15よりも下流側には、排気ガス後処理装置としての連続再生式DPF32が設けられる。連続再生式DPF32は、排気ガス中のNOをNO2 に酸化させる酸化触媒30と、排気中のPMを捕集するDPF31とからなり、エンジンの運転中に排気ガス中のPMをDPF31にて捕集すると共に、酸化触媒30から流入するNO2 によってこの捕集したPMを燃焼させてDPF31の再生を行う。
酸化触媒30は例えば、ハニカム状のコーディエライト、あるいは耐熱鋼からなる担体の表面に、活性アルミナ等をコートしてウォッシュコート層を形成し、このコート層に白金、パラジウム、あるいはロジウム等の貴金属からなる触媒活性成分を担持させたもの等が使用される。
DPF31は、例えば多孔質のコーディエライト、あるいは炭化珪素によって多数のセルが平行に形成され、セルの入口と出口が交互に閉鎖された、所謂ウォールフロー型と呼ばれるハニカムフィルタや、セラミック繊維をステンレス多孔管に何層にも巻き付けた繊維型フィルタが使用される。
本実施形態のエンジンは更に、排気管13内を流れる排気ガスの一部を燃焼室10内に還流するためのEGR装置19を備える。EGR装置19は、吸気管12と排気管13とを結ぶEGR管20と、このEGR管20を通って燃焼室10内に還流されるEGRガス(排気ガス)の流量を調節するためのEGR弁21と、EGR弁21の上流側にてEGRガスを冷却するためのEGRクーラ22とを備える。吸気管12においては、EGR管20との接続部よりも上流側で吸気を適宜絞るための吸気絞り弁23が設けられる。
このエンジンの各種装置を電子制御するためのECU26(制御装置)が設けられており、ECU26は各種センサ類の検出値に基づいてエンジンの運転状態を判断し、そのエンジン運転状態に基づいてインジェクタ9、可変バルブ機構7a,8a、EGR弁21、吸気絞り弁23、高圧ポンプ25等を制御する。センサ類としては上述した吸気量センサ17の他、アクセル開度センサ33、エンジン回転速度センサ34、クランク角度センサ35、コモンレール圧センサ36等が含まれ、これらセンサーの検出値、つまり、吸気量、アクセル開度、エンジン回転速度、クランクシャフト角度、コモンレール圧等がECU26に送信される。
なお、本実施形態では、アクセル開度センサ33及びエンジン回転速度センサ34等が、「特許請求の範囲」における運転状態検出手段を構成する。
インジェクタ9は、ECU26によりON/OFF制御される電磁ソレノイド(図示せず)を有しており、ECU26によってインジェクタ9による燃料噴射時期(タイミング)、噴射期間、噴射量などが任意に調節できるようになっている。ECU26は、エンジン回転速度センサ34やアクセル開度センサ33等の検出値に基づいて、燃料の噴射時期及び噴射期間などの目標値を決定し、それら目標値に従ってインジェクタ9の電磁ソレノイドをON/OFFする。噴射時期及び噴射期間などの目標値は、ECU26に予めマップ等の形式で入力される。
可変バルブ機構7a,8aもまた、ECU26によりON/OFF制御される電磁ソレノイド(図示せず)を有しており、ECU26により吸気弁7及び排気弁8の開放時期(タイミング)や開放期間などを任意に調節できるようになっている。ECU26は、クランク角度センサ35等の検出値に基づいて可変バルブ機構7a,8aの電磁ソレノイドをON/OFFする。
さて、本実施形態のエンジンは、アクセル開度センサ33及びエンジン回転速度センサ34等により検出されるエンジンの運転状態に基づいて、予混合燃焼と拡散燃焼とを切り換えるものである。
具体的に説明すると、本実施形態のECU26は、アクセル開度センサ33及びエンジン回転速度センサ34等の検出値に基づいてマップ等から決定した「目標燃料噴射量Q(エンジン負荷に相当)」と、「エンジン回転速度センサ34の検出値」とに基づいてエンジンの運転状態を判断し、その運転状態が、図4に示す所定の運転状態(切換ラインA)よりも低回転速度かつ低負荷であるときには、エンジンのクランクシャフトが一回転する毎に、可変式吸気弁7及び可変式排気弁8をそれぞれ一回ずつ開くと共にピストン4の圧縮上死点よりも前にインジェクタ9による燃料噴射を行い、混合気の着火前に燃料の噴射が終了する2サイクル予混合燃焼運転を実行し、上記エンジンの運転状態が、所定の運転状態(切換ラインA)よりも高回転速度かつ高負荷であるときには、エンジンのクランクシャフトが二回転する毎に、可変式吸気弁7及び可変式排気弁8をそれぞれ一回ずつ開くと共にピストン4の圧縮上死点近傍でインジェクタ9による燃料噴射を行い、燃料の噴射中に着火が始まる4サイクル拡散燃焼運転を実行する。
以下、ECU26が実行する2サイクル予混合燃焼運転と4サイクル拡散燃焼運転について説明する。
<2サイクル予混合燃焼運転>
ECU26は、エンジンの運転状態が、所定の運転状態(図4の切換ラインA)よりも低回転速度かつ低負荷である場合、図2(a)及び図3に示すような、2サイクル予混合燃焼運転を実行する。
これらの図から分かるように、2サイクル予混合燃焼運転では、エンジンのクランクシャフトが一回転する毎に、膨張−排気−吸気−圧縮の四つの行程が行われる。
具体的に説明すると、前回のサイクルで噴射された燃料がピストンの圧縮上死点近傍で着火すると膨張行程が始まり、その後、クランク角が上死点後90度(ATDC90°CA)を越えると、ECU26により排気弁8が開かれて排気行程が始まる(既燃ガスが排出される)。
クランク角が下死点直前まで到達すると、ECU26は排気弁8を開に維持したまま吸気弁7を開く。これにより、燃焼室10内に吸気ポート5から新気及びEGRガスが導入される。この期間は、排気行程と吸気行程のオーバーラップ期間となる。
クランク角が下死点を越えると、ECU26により排気弁8が閉じられて排気行程が終了する。
クランク角が下死点後(上死点前)90度近傍になるとECU26により吸気弁7が閉じられて吸気行程が終了し、圧縮行程が始まる。
その後、クランク角が上死点前の所定角度に到達すると、ECU26によりインジェクタ9からの燃料噴射が実行され、上死点前に終了する。なお、この段階では混合気は着火しない。
インジェクタ9からの燃料噴射が終了した後、所定期間(混合気の予混合期間)が経過して、クランク角が上死点近傍に達すると、混合気が着火・燃焼し、再度膨張行程に移行する。
このように、2サイクル予混合燃焼運転では、エンジンのクランクシャフトが一回転する毎に、吸排気弁7,8の開放がそれぞれ一回ずつ実行される。
インジェクタ9による燃料噴射は、クランクシャフトの一回転毎に、ピストン4の圧縮上死点よりも所定期間前で行われ、混合気の着火時期(基本的には圧縮上死点近傍)よりも前に噴射が終了する。
本実施形態のエンジンでは、ECU26は、2サイクル予混合燃焼運転を実行する場合、インジェクタ9による燃料噴射を、ピストンの圧縮上死点前30度(BTDC30°CA)から圧縮上死点までの間に開始する。これは、燃料の噴射タイミングが早すぎる(BTDC30°CAよりも前)と、シリンダ2内の空気の温度及び密度が低い状態で燃料が噴射されることになるため、混合気の予混合化(希薄化・均一化)が充分に行われず、排気ガスの改善効果が低くなったり、着火時期のコントロールが困難となるからである。また、燃料の噴射タイミングが早すぎると、ピストン4の位置が上死点から大きく離れた状態で燃料が噴射されることになるため、噴射された燃料がシリンダ2の側壁等に付着して未燃HCが排出される可能性もある。
ECU26は、2サイクル予混合燃焼運転を実行する場合、EGR装置19により比較的多量のEGRを実行し、混合気のEGR率が比較的大きく(例えば、約60%以上)なるように制御する。これにより、混合気の酸素濃度を低減してNOxの排出を抑制する。また、混合気のEGR率を適切に制御することにより、予混合期間及び着火時期を適切に制御する。
<4サイクル拡散燃焼運転>
一方、ECU26は、エンジンの運転状態が、所定の運転状態(図4の切換ラインA)よりも高回転速度かつ高負荷である場合には、一般的なディーゼルエンジンと同様の4サイクル拡散燃焼を行う。
この燃焼は一般的なものであるので詳しい説明は省略するが、エンジンのクランクシャフトが二回転する毎に、膨張−排気−吸気−圧縮の四つの行程が行われる。4サイクル拡散燃焼運転では、エンジンのクランクシャフトが二回転する毎に、吸排気弁7,8の開放がそれぞれ一回ずつ行われ、インジェクタ9による燃料噴射は、ピストン4の圧縮上死点(TDC)近傍で行わる。インジェクタ9により噴射された燃料は、その噴射が終了する前に着火して火炎となり、その火炎に後続の燃料が供給されることで燃焼が継続される。
本実施形態のエンジンの特徴は、エンジンの運転状態が所定の運転状態よりも低回転速度かつ低負荷であるときには2サイクルでの予混合燃焼を実行し、エンジンの運転状態が所定の運転状態よりも高回転速度かつ高負荷であるときには、4サイクルでの拡散燃焼を実行する点にある。つまり、本実施形態のエンジンは、エンジンの運転状態に基づいて予混合燃焼と拡散燃焼とを切り換えると共に、その切り換えに併せて2サイクルと4サイクルとを切り換えるのである。
従来のディーゼルエンジンでは、予混合燃焼及び拡散燃焼のどちらを実行する場合であっても、図2(b)に示すように、エンジンのクランクシャフトが二回転する毎に膨張−排気−吸気−圧縮の四行程を行う(言い換えれば、クランクシャフトが二回転する毎に吸排気弁7,8がそれぞれ一回ずつ開放される)4サイクル運転を行うのが一般的であるが、本実施形態では予混合燃焼を実行するときには2サイクル運転に切り換えるのである。なお、図2(b)は、4サイクル予混合燃焼の制御内容の一例を示したものである。
本実施形態のエンジンのように、予混合燃焼を実行するときに2サイクル運転に切り換えることによって、予混合燃焼を従来よりも高回転・高負荷領域で実行することが可能となり、結果として、予混合燃焼を実行できる運転領域を従来よりも拡げることができる。
その理由は、2サイクル運転ではエンジンの出力が倍増するため、同一の出力を得るために必要な一回の燃料噴射量が半減するからである。つまり、2サイクル運転を採用することによって、所定のエンジン負荷において必要とされる燃料噴射量が半減するため、当然、予混合燃焼を実行するために必要な(言い換えれば、激しいディーゼルノックを抑制するために必要な)酸素及び不活性ガス(EGRガス)の量も半減する。従って、既存の吸気システム又は過給システムを用いて比較的高回転・高負荷領域で予混合燃焼を実行しても、燃料噴射量に見合った量の酸素及びEGRガスを燃焼室10内に導入することができ、ディーゼルノックを抑制できる。
また、燃料噴射量が半減することにより、筒内最高圧力も低くなるので、従来よりも高回転・高負荷領域で予混合燃焼を実行しても、筒内最高圧力が許容圧力を越えてしまうことはない。これも、予混合燃焼の実行可能領域を拡大できる一因である。
ここで、エンジンの出力Pは以下の式から求めることができる。
P=mep×D×Ne/nR
ここで、mepは筒内平均有効圧力、Dは排気量、Neはエンジン回転速度である。また、nRは一回の膨張ストロークを得る間のクランクシャフトの回転数であり、4サイクルでは2、2サイクルでは1となる。
この式から、2サイクル運転ではエンジン出力が4サイクル運転の2倍となることが分かる。
ところで、2サイクル運転では、排気弁8を開放できる期間が4サイクル運転よりも短く、既燃ガスの掃気性(排気性)が悪いという問題があるが、予混合燃焼では、燃焼室10内に残留した既燃ガスが混合気の酸素濃度を低減させる内部EGRガスとして作用するため、むしろ良好な予混合燃焼の確保に貢献することになる。つまり、拡散燃焼を実行する場合は、2サイクル運転における排気性の悪さが、スモークの発生など、燃焼に悪影響を与えてしまうことになるが、予混合燃焼と2サイクル運転とを組み合わせた場合、排気性の悪さが逆にメリットとなるのである。
また、2サイクル運転と予混合燃焼とを組み合わせることによって、外部EGR装置19単独では達成できないような高いEGR率を確保することが可能となり、これも予混合燃焼の実行可能領域の拡大に貢献する。高EGR率を確保するという観点から見れば、2サイクル予混合燃焼運転を実行するときに、ECU26により排気弁8を開く期間を、所定量(適切な量)の既燃ガスが燃焼室10(シリンダ2)内に残留するような期間に設定することが好ましい。例えば、エンジンの運転状態毎に、所望の既燃ガスを燃焼室10内に残留させるために必要な排気弁8の開放期間及び開放時期を予め定めておき、ECU26にマップ等の形式で入力しておくこと等が考えられる。
以上説明してきたように、本実施形態のエンジンによれば、図4に示す如く、予混合燃焼を実行する領域を従来よりも拡大することができる。
従って、NOx等の汚染物質の排出量が従来と比べて低減するので、後処理装置(ここでは、連続再生式DPF32)を小型化したり、貴金属の担持量を減らすなどして、コスト低減を図ることができる。
また、連続再生式DPF32では、排気ガスの温度が低いとDPF31に捕集されたPMを燃焼させることができないため、排気ガスの温度が低い場合、PMの捕集量が一定量に達したときに、特別な燃料噴射制御を行って排気ガス温度を上昇させる必要があるが、本実施形態のエンジンによれば、PMの排出量が従来と比べて少なくなるので、排気ガス温度上昇用の燃料噴射を行う回数が少なくなり、燃費の向上につながる。
ところで、本実施形態のエンジンでは、エンジンの運転状態が所定の運転状態(図4の切換ラインA)よりも高回転・高負荷領域であるときには拡散燃焼に切り換えるようにしている。
この理由を説明すると、高回転・高負荷領域に向かうほど燃料噴射量が多くなるため、燃料噴射量を半減できる2サイクル予混合燃焼運転であっても、予混合燃焼を維持できない領域が存在するからである。つまり、現在の吸気及び過給システムでは、2サイクル予混合燃焼運転を全領域で実行すると、酸素及び不活性ガスの量が不足してディーゼルノックが発生してしまう領域が生じてしまうのである。
また、本実施形態のエンジンでは、予混合燃焼から拡散燃焼に切り換える際に、2サイクルから4サイクルに切り換えるようにしているが、これは、拡散燃焼を実行する場合、2サイクル運転における排気性の悪さが、スモークの増加等のデメリットとして作用するからである。
要するに、本実施形態のエンジンは、エンジンの運転状態が所定の運転状態よりも低回転・低負荷側であるときには2サイクル予混合燃焼運転を実行し、所定の運転状態よりも高回転・高負荷側であるときには4サイクル拡散燃焼運転を実行することにより、エンジンの全運転領域において汚染物質の排出量を最小限に抑えることを可能にしたものである。
なお、上記実施形態では、ターボチャージャ14(過給装置)として、エンジンの運転状態に関わらず常に作動するタイプを示したが、本発明はこの点において限定されず、ECU26により作動・非作動を切り換えることが可能なタイプを用いても良い。この場合、少なくとも2サイクル予混合燃焼運転を実行するときにはターボチャージャ14を作動して、吸気を加圧することが好ましい。
また、上記実施形態では、吸気弁7及び排気弁8がそれぞれ可変バルブ機構7a,8aを備えるとしたが、本発明はこの点において限定されず、2サイクル予混合燃焼運転用のカムシャフトと、4サイクル拡散燃焼運転用のカムシャフトとを設け、エンジンの運転状態に基づいて吸気弁7及び排気弁8を駆動するカムシャフトを適宜選択するようにしても良い。
本発明の一実施形態に係るディーゼルエンジンの概略図である。 (a)本発明の一実施形態のエンジンが実行する2サイクル予混合燃焼運転の制御内容の一例を示す図である。(b)4サイクル予混合燃焼運転の制御内容の一例を示す図である。 2サイクル予混合燃焼運転における吸排気弁の開閉タイミングを説明するための図である。 予混合燃焼運転と拡散燃焼運転の実行領域を示す図である。
符号の説明
4 ピストン
7 吸気弁(可変式吸気弁)
7a 可変バルブ機構
8 排気弁(可変式排気弁)
8a 可変バルブ機構
9 インジェクタ(燃料噴射装置)
14 ターボチャージャ(過給装置)
19 EGR装置
26 ECU(制御装置)
32 連続再生式DPF(後処理装置)
33 アクセル開度センサ(運転状態検出手段)
34 エンジン回転速度センサ(運転状態検出手段)

Claims (4)

  1. 任意のタイミングでシリンダ内に燃料を噴射可能な燃料噴射装置と、
    任意のタイミングで開閉可能な可変式吸気弁及び可変式排気弁と、
    エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、
    上記運転状態検出手段により検出される運転状態に基づいて、上記燃料噴射装置、可変式吸気弁及び可変式排気弁を制御する制御装置と、を有するディーゼルエンジンにおいて、
    上記制御装置は、
    上記運転状態検出手段により検出された運転状態が、所定の運転状態よりも低回転速度かつ低負荷であるときには、エンジンのクランクシャフトが一回転する毎に、上記可変式吸気弁及び可変式排気弁をそれぞれ一回ずつ開くと共にピストンの圧縮上死点よりも前に上記燃料噴射装置による燃料噴射を行い、混合気の着火前に燃料の噴射が終了する2サイクル予混合燃焼運転を実行し、
    上記運転状態検出手段により検出された運転状態が、所定の運転状態よりも高回転速度かつ高負荷であるときには、エンジンのクランクシャフトが二回転する毎に、上記可変式吸気弁及び可変式排気弁をそれぞれ一回ずつ開くと共にピストンの圧縮上死点近傍で上記燃料噴射装置による燃料噴射を行い、燃料の噴射中に着火が始まる4サイクル拡散燃焼運転を実行する
    ことを特徴とするディーゼルエンジン。
  2. 上記制御装置は、
    上記2サイクル予混合燃焼運転を実行する場合、上記燃料噴射装置による燃料噴射をピストンの圧縮上死点前30度以降に開始する
    請求項1記載のディーゼルエンジン。
  3. 上記制御装置は、
    上記2サイクル予混合燃焼運転を実行する場合、上記可変式排気弁を開く期間を、所定量の既燃ガスがシリンダ内に残留するような期間とする
    請求項1又は2記載のディーゼルエンジン。
  4. 吸気圧を高めるための過給装置をさらに備える、
    請求項1〜3いずれかに記載のディーゼルエンジン。
JP2005057174A 2005-03-02 2005-03-02 ディーゼルエンジン Expired - Fee Related JP4779386B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005057174A JP4779386B2 (ja) 2005-03-02 2005-03-02 ディーゼルエンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005057174A JP4779386B2 (ja) 2005-03-02 2005-03-02 ディーゼルエンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006242053A true JP2006242053A (ja) 2006-09-14
JP4779386B2 JP4779386B2 (ja) 2011-09-28

Family

ID=37048711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005057174A Expired - Fee Related JP4779386B2 (ja) 2005-03-02 2005-03-02 ディーゼルエンジン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4779386B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013097269A1 (zh) * 2011-12-30 2013-07-04 Luo Xianan 独立可控进排气二冲程可变四冲程的内燃机系统
CN113864075A (zh) * 2016-11-30 2021-12-31 三菱重工业株式会社 船舶用柴油发动机

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05125953A (ja) * 1991-11-01 1993-05-21 Hino Motors Ltd 2/4サイクル切替デイーゼルエンジン
JP2003083119A (ja) * 2001-09-07 2003-03-19 Isuzu Motors Ltd 直接噴射式ディーゼルエンジン
JP2003286909A (ja) * 2002-03-27 2003-10-10 Mazda Motor Corp ディーゼルエンジンの排気ガス還流装置
JP2004108314A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Toyota Motor Corp 可変サイクルエンジンにおける運転サイクルの切換制御
JP2005030284A (ja) * 2003-07-10 2005-02-03 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気浄化装置
JP2005048623A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Mazda Motor Corp ハイブリッド車両の制御装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05125953A (ja) * 1991-11-01 1993-05-21 Hino Motors Ltd 2/4サイクル切替デイーゼルエンジン
JP2003083119A (ja) * 2001-09-07 2003-03-19 Isuzu Motors Ltd 直接噴射式ディーゼルエンジン
JP2003286909A (ja) * 2002-03-27 2003-10-10 Mazda Motor Corp ディーゼルエンジンの排気ガス還流装置
JP2004108314A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Toyota Motor Corp 可変サイクルエンジンにおける運転サイクルの切換制御
JP2005030284A (ja) * 2003-07-10 2005-02-03 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気浄化装置
JP2005048623A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Mazda Motor Corp ハイブリッド車両の制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013097269A1 (zh) * 2011-12-30 2013-07-04 Luo Xianan 独立可控进排气二冲程可变四冲程的内燃机系统
CN113864075A (zh) * 2016-11-30 2021-12-31 三菱重工业株式会社 船舶用柴油发动机
CN113864075B (zh) * 2016-11-30 2023-11-17 三菱重工业株式会社 船舶用柴油发动机

Also Published As

Publication number Publication date
JP4779386B2 (ja) 2011-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5327267B2 (ja) 自動車搭載用ターボ過給機付ディーゼルエンジン及びディーゼルエンジンの制御方法
JP6268864B2 (ja) 圧縮着火式エンジンの制御装置
JP5062340B2 (ja) 燃料噴射装置
US20130118163A1 (en) Fuel injection control device of diesel engine
WO2006090884A1 (ja) 内燃機関
JPH11294157A (ja) 筒内噴射型内燃機関
JP2018123706A (ja) 内燃機関
CN101680371A (zh) 用于内燃机的控制设备和控制方法
JP5445394B2 (ja) 圧縮自着火エンジンの制御装置
JP6531840B2 (ja) 内燃機関の制御方法及び制御装置
JP4093074B2 (ja) 混合気を圧縮自着火させる自着火運転が可能な内燃機関
EP1701027B1 (en) A method for using partial homogeneous charge compression ignition in a diesel internal combustion engine for NOx trap regeneration
JP4591403B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2009243360A (ja) エンジンの燃焼制御装置
JP5589673B2 (ja) ディーゼルエンジン
JP5689830B2 (ja) 内燃機関
JP4779386B2 (ja) ディーゼルエンジン
JP2006250029A (ja) ディーゼルエンジン及びその燃焼制御方法
JP2012041893A (ja) ディーゼルエンジン
JP2010065639A (ja) 予混合圧縮着火エンジン
JP2003201899A (ja) 圧縮着火式内燃機関
JP6631575B2 (ja) 予混合圧縮着火式エンジンの制御装置
JP2007315358A (ja) 多種燃料内燃機関
JP2003120391A (ja) 圧縮着火式内燃機関
JP3711941B2 (ja) 火花点火式エンジンの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091027

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091029

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100802

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110412

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110607

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110620

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees