JP2004278257A - プレキャストコンクリート柱梁の接合構造およびこの接合構造を含んだ架構構造 - Google Patents
プレキャストコンクリート柱梁の接合構造およびこの接合構造を含んだ架構構造 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】PC柱4とPC梁1とをPC部材である仕口パネル部材3により接合する。仕口パネル部材3は、鉛直方向および水平方向に夫々貫通する複数の柱主筋孔3aおよび梁主筋孔3bを有する。PC梁1の両側から梁主筋1aの端部が梁主筋孔3bに挿入され継手により連結される。柱主筋孔3aには上方から中継筋4aが挿入され、その下端部は下階のPC柱4の柱主筋4bに連結され、上端部は上階の柱主筋4aに連結される。中継筋4aを用いる代わりに、PC柱4から柱主筋を下方に突出させてもよい。また、PC梁1と仕口パネル部材3とを一体化したPC部材を用いてもよい。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレキャストコンクリート(PC)柱梁の接合構造およびこの接合構造を含んだ架構構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コンクリート柱梁の接合構造として、図24に示す構成が一般的である。同図に示す従来の柱梁の接合構造では、PC梁100の端面から梁主筋102(同図の例では下端筋)を突出させる。そして、同じ直線上で隣り合う2本のPC梁100を、それらの端部が柱コンクリート104の上で相対向するように設置し、床コンクリートと共に柱梁仕口部にコンクリートを打設することにより各端面から突出する梁主筋102を連結する。なお、図24では、下端筋のみをPC梁100の端面から突出させ、上端筋はPC梁100から露出させた構成を示しているが、上下両方の梁端筋をPC梁100に埋入して端面から突出させる場合もある。また、図24では下端筋を折り曲げることで現場打設コンクリートとの定着を確保するようにしているが、これに限らず、梁主筋同士を機械式継手で連結してもよい。
【0003】
また、特許文献1には、柱梁の接合部をPC部材で構成した構造が開示されている。この特許文献1に開示される構造では、図25に示すようなPC部材200を介して柱梁を接合する。このPC部材200は、直方体状の本体202と、この本体202を鉛直方向および垂直方向に貫通する複数の貫通孔204a,204bとから構成される。かかるPC部材200の水平方向の貫通孔204bに梁筋を挿通させてグラウトを注入することで、PC部材200に梁筋を一体化させる。このPC部材200を柱梁仕口部まで揚重し、柱頭部から突出した柱筋を鉛直方向の貫通孔204aに挿通させてグラウトを注入することで柱梁を接合する。
【0004】
【特許文献1】
特開平2−101237号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、図24に示す従来の構成では、現場にて柱梁仕口部にコンクリートを打設することが必要である。また、特許文献1に開示される構成においても、梁のコンクリートは現場で打設することになる。しかし、現場でコンクリートを打設するには、型枠の設置・解体作業が必要となるなど工程数が増大し、コスト増や工期の長期化を招いてしまう。
【0006】
また、特許文献1に開示される構成を基にして、図26に示すように、直方体状の仕口部300Aと梁部300BとをPC部材300として一体化することも考えられる。この構成では、梁部300Bの端面から梁主筋302を突出させ、梁スパンの中央部(図26中のX部)において相対向する梁部300Bの端面から突出した梁主筋302どうしを、このX部に床コンクリートと共にコンクリートを打設することにより連結する。したがって、図26に示す構成でも、梁主筋どうしの連結部分にコンクリートを打設しなければならず、やはり型枠工事が必要になってしまう。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、現場でのコンクリート打設が不要なPC柱梁の接合構造およびこの接合構造を含んだ架構構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、端面から梁主筋の端部が水平方向に突出したプレキャストコンクリート(PC)梁と、柱主筋が埋入され、該柱主筋の少なくとも上端部に柱主筋連結用の継手が埋入されたPC柱と、柱主筋を挿通させるための鉛直方向の貫通孔を有すると共に、梁主筋連結用の継手が埋入された直方体状のPC仕口パネル部材とにより構成され、
前記PC梁の梁主筋は、前記PC仕口パネル部材に埋入された梁主筋連結用の継手に定着され、
上階の前記PC柱の柱主筋またはこの柱主筋に連結されるべき中継筋が、前記仕口パネル部材の前記貫通孔に上方から挿入されて前記PC仕口パネル部材を貫通し、下階の前記PC柱の柱主筋の上端部に埋入された前記継手に定着されていることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、PC梁とPC仕口パネル部材とは、梁主筋がPC仕口パネル部材に埋入された継手に定着されることにより接合され、PC仕口パネル部材とPC柱とは、PC仕口パネル部材を貫通して上下の柱主筋が定着されることにより接合される。また、上階側の柱主筋またはこれに連結されるべき中継筋は、PC仕口パネル部材の貫通孔へ上方から挿入されるので、PC梁から突出した梁主筋がPC仕口パネル部材の継手に差し込まれるようにPC仕口パネル部材を横に移動させ、しかる後に、上方から柱主筋または中継筋を挿入することで、接合部の施工を円滑に行える。したがって、本発明によれば、現場でのコンクリート打設を行うことなく、PC柱とPC梁とを接合できる。
【0010】
また、本発明は、端面から梁主筋の端部が水平方向に突出するPC梁と、柱主筋を挿通させるための鉛直方向の貫通孔を有すると共に、梁主筋連結用の継手が埋入された直方体状のPC仕口パネル部材とが一体化されてなるPC部材と、
柱主筋が埋入され、該柱主筋の少なくとも上端部に柱主筋連結用の継手が埋入されたPC柱とにより構成され、
上階の前記PC柱の柱主筋またはこの柱主筋に連結されるべき中継筋が、前記PC仕口パネル部材の前記貫通孔に上方から挿入されて前記PC仕口パネル部材を貫通し、前記PC柱の柱主筋の上端部に埋入された前記継手に定着されていることを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、柱主筋を挿通させるための鉛直方向の貫通孔を有する直方体状のPC仕口パネル部材と、前記PC仕口パネル部材から水平方向両側に延びる第1および第2のPC梁とが一体化されてなるPC部材と、
柱主筋が埋入され、該柱主筋の少なくとも上端部に柱主筋連結用の継手が埋入されたPC柱とにより構成され、
上階の前記PC柱の柱主筋またはこの柱主筋に連結されるべき中継筋が、前記PC仕口パネル部材の前記貫通孔に上方から挿入されて前記PC仕口パネル部材を貫通し、前記PC柱の柱主筋の上端部に埋入された前記継手に定着されていることを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、柱主筋を挿通させるための鉛直方向の貫通孔を有する直方体状の複数のPC仕口パネル部材と、これら複数のPC仕口パネル部材の間を接続するPC梁とが一体化されてなるPC部材と、
柱主筋が埋入され、該柱主筋の少なくとも上端部に柱主筋連結用の継手が埋入されたPC柱とにより構成され、
梁主筋は前記PC部材を水平方向に貫通して延び、その両端部が前記PC部材の両端に位置する前記PC仕口パネル部材に埋入された梁主筋接続用の継手に定着され、
上階の前記PC柱の柱主筋またはこの柱主筋に連結されるべき中継筋が、前記PCパネル部材の前記貫通孔に上方から挿入されて前記PCパネル部材を貫通し、前記PC柱の柱主筋の上端部に埋入された前記継手に定着されていることを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、柱主筋を挿通させるための鉛直方向の貫通孔を有する直方体状のPC仕口パネル部材と、前記PC仕口パネル部材から水平方向両側に延びる第1および第2のPC梁とが一体化されたPC部材と、
柱主筋が埋入されて、該柱主筋の少なくとも上端部に柱主筋連結用の継手が埋入されたPC柱とにより構成され、
梁主筋は、前記PC部材を水平方向に貫通して延び、前記第1のPC梁側の端部は、当該第1のPC梁の端面から突出していると共に、前記第2のPC梁側の端部には梁主筋接続用の継手が当該第2のPC梁に埋入されており、
前記PC部材の前記第1のPC梁から突出した梁主筋の端部は、当該PC部材に隣接するPC部材の前記第2のPC梁に埋入された前記継手に定着され、
上階の前記PC柱の柱主筋またはこの柱主筋に連結されるべき中継筋が、前記PC仕口パネル部材の前記貫通孔に上方から挿入されて前記PC仕口パネル部材を貫通し、前記PC柱の柱主筋の上端部に埋入された前記継手に定着されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態である柱梁接合構造10の構成を示す斜視図である。また、図2は、図1に示す柱梁接合構造10の鉛直断面図である。図1および図2に示すように、柱梁接合構造10は、PC梁1とPC柱4とを、PC柱4の頭部に配置される仕口パネル部材3において接合するものである。なお、図1および図2では、PC梁1、PC柱4、仕口パネル部材3、および接続筋4aが分解された状態を示しており、各部材を図中矢印で示す向きに設置することで柱梁接合構造10が完成する。
【0015】
PC梁1は架構のスパン長に亘る長さを有しており、その両端部が、仕口パネル部材3を介してPC柱4に接合される。ただし、架構のスパン長が長い場合には、PC梁を複数(例えば2〜3個)に分割し、それらを接合してPC梁1として用いてもよい。仕口パネル部材3は、直方体状に構成されたPC部材であり、鉛直方向に貫通する複数の柱主筋孔3aと、水平方向に貫通する複数の梁主筋孔3bとを含んでいる。
【0016】
PC梁1の梁主筋1aのうち下端筋は梁コンクリートに埋入されてその端部が梁端面から突出し、上端筋は梁コンクリートから完全に露出している。仕口パネル部材3の両側に配置されるPC梁1の梁主筋1aが、仕口パネル部材3の梁主筋孔3bに両側から挿入され、梁主筋孔3b内に埋入された継手によって相互に連結される。なお、梁主筋孔3b内の継手の構造については後述する。
【0017】
仕口パネル部材3の柱主筋孔3aには上方から中継筋4aが挿入される。中継筋4aは、下階のPC梁4の柱主筋4bと、上階のPC柱4の柱主筋4bとを中継するための鉄筋である。PC柱4の柱主筋4bの上端部には柱主筋用継手4cが埋入されており、中継筋4aの下端部がこの柱主筋用継手4cに定着されることにより下階の柱主筋4bに連結される。また、柱主筋4bの下端部にも柱主筋用継手4dが埋入されており、この柱主筋用継手4dに中継筋4aの上端部が定着される。すなわち、図1および図2において、不図示の上階のPC柱4を施工する場合には、その下端部の柱主筋用継手4dに中継筋4aの上端が定着されることになる。このように、本実施形態では、PC柱4の柱主筋4bの上下両端に夫々柱主筋用継手4c、4dを埋入し、下階のPC柱4の上端側の柱主筋用継手4cと、上階のPC柱4の下端側の柱主筋用継手4dとの間に、仕口パネル部材3を貫通する中継筋4aを連結する構成としている。
【0018】
柱梁接合構造10を施工する場合、先ず、架構の端部に位置するPC柱4−1の上部に仕口パネル部材3を設置し、その柱主筋孔3aへ上方から中継筋4aを挿入すると共に、梁主筋孔3bに、この仕口パネル部材3に接合すべきPC梁1の一端から突出する梁主筋1aを挿入する。次に、PC柱4−1に隣接するPC柱4−2上に、次の仕口パネル部材3を、その梁主筋孔3bに上記PC梁1の他端から突出する梁主筋1aが挿入されるように横向きに移動させながら設置する。そして、仕口パネル部材3の柱主筋孔3aに上方から中継筋4aを挿入すると共に、梁主筋孔3bに、当該仕口パネル部材3に接合すべき次のPC梁1の一端から突出する梁主筋1aを挿入する。このような作業を繰り返して柱梁を接合していくことにより架構を構築する。
【0019】
図3は、梁主筋孔3bに設けられた梁主筋の継手構造を詳細に示す。同図に示すように、梁主筋孔3bには鞘管11が設けられており、梁主筋1aの先端が梁主筋孔3bの両側から鞘管11の内部に達するまで挿入される。仕口パネル部材3には、その外表面と梁主筋孔3bとを接続するグラウト注入孔3cが設けられており、このグラウト注入孔3cからグラウト材が注入されることで、梁主筋1aが鞘管11に定着される。また、鞘管11の外周面にはほぼ全長に亘って凹凸部11aが設けられており、この凹凸部11aにより鞘管11と仕口パネル部材3のコンクリートとの付着力が高められている。したがって、梁主筋1aに大きな張力が生じた場合にも、鞘管11を梁主筋孔3b内にしっかりと保持することができる。
【0020】
なお、鞘管11の外周面に設ける凹凸の構成は図3に示すものに限らず、例えば、図4に示すように、鞘管11の両端部に節11bを設けてもよく、また、図5に示すように、鞘管11の中央部に節11cを設けてもよい。あるいは、上記図3のような凹凸部11aを設けると共に、両端部の節11bあるいは中央部の節11cを設けることとしてもよい。
なお、図3〜図5において、鞘管11が仕口パネル部材3の全幅に亘る長さを有する構成としてもよい。
【0021】
図6は、上記第1の実施形態の変形例を示す図である。同図に示す構成では、柱主筋4eをPC柱4の下端面から突出させている。また、柱主筋4eの上端部には上記実施形態と同様に、柱主筋用継手4cを埋入している。そして、上階のPC柱4の柱主筋4eの上記突出部分を仕口パネル部材3の柱主筋孔3aに上方から挿入し、仕口パネル部材3を貫通させて、下階のPC柱4の柱主筋用継手4cに連結している。
【0022】
図7および図8は、夫々、上記図2および図6に示す構成に対応した変形例を示す。図2およびその変形例である図6の構成では、PC梁1の下端筋のみが梁コンクリートに埋入されて端面から突出し、上端筋は梁コンクリートから完全に露出しているものとした。これに対して、図7および図8に示す構成では、下端筋および上端筋の両方が梁コンクリートに埋入されて端面から突出するようにしている。
【0023】
なお、図2および図6〜図8に示す各構成において、仕口パネル部材3の柱主筋孔3aへ中継筋4aまたは柱主筋4eを挿入した後、グラウト材により中継筋4aまたは柱主筋4eを柱主筋孔3aに定着する。その際、柱主筋孔3aへのグラウト材の注入は中継筋4aまたは柱主筋4eの挿入前に行ってもよいし、挿入後に行ってもよい。例えば、グラウト材の粘度が大きい場合は鉄筋挿入前に注入するなど、施工のし易さなどに応じて何れを先にするか適宜選択すればよい。また、グラウト材の注入の仕方として、柱主筋孔3aの上端から流し込んでもよいし、柱主筋孔3aの上端または下端からポンプを用いて圧入するようにしてもよい。
【0024】
以上説明した実施形態および各変形例によれば、PC梁1の端面から突出する梁主筋1aを仕口パネル部材3の梁主筋孔3bに横から挿入し、梁主筋孔3b内に埋入された継手11に定着することにより、PC梁1と仕口パネル部材3とを接合する。また、中継筋4aまたは上階の柱主筋4eを仕口パネル部材3の柱主筋孔3aに貫通させ、下階のPC柱4に埋入された柱主筋用継手4cを介して柱主筋4bに連結することで、仕口パネル部材3とPC柱4とを接合する。したがって、本実施形態では、現場でのコンクリート打設を行うことなく、PC柱4とPC梁1とを接合することができる。
【0025】
なお、仕口パネル部材3とPC梁1とを接合する際、梁主筋1aが仕口パネル部材3の梁主筋孔3bに挿入されるように、仕口パネル部材3をPC柱4の頂部で横方向に移動させて設置する必要があるが、本実施形態では、中継筋4aまたは柱主筋4eを上方から柱主筋孔3bに挿入する構成であるため、そのような仕口パネル部材3の移動および設置を行うことができる。すなわち、上記図24や図26に示す従来の構造のように下階の柱の頂部から柱主筋が突き出す場合には、仕口パネル部材3を横に移動させることができず、したがって、梁主筋1aを梁主筋孔3bに横から挿入するという構成をとることができない。これに対して、本実施形態では、中継筋4aまたは柱主筋4eを仕口パネル部材3の上方から挿入するようにしているので、梁主筋1aを梁主筋孔3bに横から挿入して仕口パネル部材3に定着することができる。そのため、本実施形態では、図26に示す従来の構成のように梁主筋の接続部に隙間が生ずることがなく、そのような接続部の隙間にコンクリートを打設するという工程が不要になるのである。
【0026】
そして、上述のように現場でのコンクリート打設が不要になることで以下の効果が得られる。
▲1▼煩雑な型枠工事が不要となるため、作業工数を減らして、低コスト化および工期短縮を図ることができる。
▲2▼打ち増し薄肉プレキャスト材を特別に製作しなくとも、PC梁やPC柱の表面に予め工場等で塗装やタイル等の仕上げを施しておくことが可能となる。
▲3▼クレーンの稼動効率が向上する。すなわち、現場でコンクリートを打設する場合には、型枠工事中やコンクリート打設中は、それらの工程が終わるまでクレーンによる揚重作業を止めねばならないため、クレーンの稼動効率が低くなってしまうが、本実施形態では、現場でのコンクリート打設がなくなるため、クレーンを連続して効率的に稼動させることができるのである。
▲4▼PC柱4、仕口パネル部材3、PC梁1の施工を連続して効率的に行うことができる。すなわち、例えば上記図24や図26に示す従来の構成では、ある階の床コンクリートを打設してその階の柱梁架構の施工が済んでからでないと、次の階の施工を行うことができないが、本実施形態では、柱梁を接続するためのコンクリート打設が不要のため、床コンクリートの打設を待つことなく、PC柱4、仕口パネル部材3、PC梁1の施工を連続して行うことができるのである。
【0027】
図9は、本発明の第2の実施形態である柱梁接合構造20の構成を示す斜視図である。また、図10は、図9に示す柱梁接合構造20の鉛直断面図である。図9および図10に示すように、本実施形態では、上記第1実施形態の仕口パネル部材3とPC梁1とを一体化した構成を有するPC部材5を用いている。ただし、図11に示すように、架構の末端部(同図では右端)には、例えば上記第1実施形態の直方体状の仕口パネル部材3を用いる。
【0028】
PC部材5は、仕口パネル部5Aと梁部5Bとを有しており、仕口パネル部5Aには、鉛直方向に貫通する柱主筋孔5aおよび水平方向に貫通する梁主筋孔5bが設けられている。梁主筋5cの仕口パネル部5A側の端部は、梁主筋孔5b内において上記図4〜図6に例示するような継手構造により定着されている。また、梁主筋5cのうち、下端筋は梁部5Bに埋入されてその端面から突出し、上端筋は梁部5Bから完全に露出している。
【0029】
梁主筋5cの梁部5B側の先端は、隣接して設置されるPC部材5の仕口パネル部5Aの梁主筋孔5bに挿入され、その内部の継手により定着される。また、仕口パネル部5Aの柱主筋孔5aに上方から中継筋4aが挿入され、下階のPC柱4の柱主筋4bの上端部に埋入された柱主筋用継手4cを介して、下階の柱主筋4bに連結される。
【0030】
図12〜図14は、上記第2実施形態の変形例である。図12は、上記図6の構成と同様に、PC柱4の柱主筋4eを下端面から突出させ、この突出部分を下階の柱主筋4eに接続している。図13および図14は、上記図7および図8の構成と同様に、図10および図12に夫々示す構成において、柱主筋1aの下端筋および上端筋の両方が梁コンクリートに埋入されて端面から突出する構成を示す。
【0031】
なお、上記第2実施形態および各変形例では、仕口パネル部5Aと一本の梁部5Bとが一体化された構成のPC部材5を用いたが、これに限らず、図15〜図17に示すようなPC部材6,7,8を用いることもできる。
【0032】
図15に示すPC部材6は、仕口パネル部6Aと、その両側から突き出す2本の梁部6B,6Cとを一体化したものである。このPC部材6では、梁主筋6aの端部が梁部6B,6Cの端面から突出している。
図16に示すPC部材7は、2つの仕口パネル部7A,7Bと、それらを接続する梁部7Cとを一体化したものである。このPC部材7では、柱主筋7aの両端部が仕口パネル部7A,7Bの梁主筋孔7b内に埋入された継手に定着されている。
図17に示すPC部材8は、3つの仕口パネル部8A,8B,8Cと、これらを接続する梁部8D,8Eとを一体化したものであり、梁主筋8aの両端部が、両端に位置する仕口パネル部8A,8Cの梁主筋孔8b内に埋入された継手に定着されている。
なお、図15〜図17では、梁主筋6a,7a,8aの下端筋のみが梁部に埋入される構成としているが、上端筋および下端筋の両方が梁部に埋入される構成であってもよい。
【0033】
なお、図18に模式的に例示するように、上記第1実施形態の仕口パネル部材3、PC梁1、上記第2実施形態のPC部材5、および、図15〜図17に示すPC部材6〜8等の各PC部材を適宜組み合わせて架構を構成することができる。なお、図18では、架構の一方向の直線的な構成を示しているが、平面内の2方向において、各PC部材を適宜組み合わせて平面的な架構を構成することができる。
【0034】
図19は、本発明の第3実施形態である柱梁接合構造30の構成を示す斜視図である。また、図20は、図19に示す柱梁接合構造30の鉛直断面図である。本実施形態では、上記図15に示すPC部材6と同様に、仕口パネル部9Aとその両側から突出する2本の梁部9B,9Cとを一体化したPC部材9を用いている。梁部9B,9Cの長さは柱間のスパン全長に亘るものではなく、スパン中央部において、隣接する梁部9B、9Cが接合される構成としている。すなわち、梁部9B,9Cの長さはそれらの和がスパン長となるように設定されている。
【0035】
仕口パネル部9Aには垂直方向に貫通する柱主筋孔9aが設けられており、中継筋4aがこの柱主筋孔9aに上方から挿入されて、下階のPC柱4の上端部の柱主筋用継手4cを介して下階の柱主筋4bに連結される。また、梁部9Bの端面からは梁主筋9bの一端部が突出している。一方、梁部9Cの端部には、上記3〜図5に例示した構成の継手9cが埋入され、この継手9cに梁主筋9bの他端部が定着される。そして、梁部9Bから突出する梁主筋9bが、隣接するPC部材9の梁部9Cに埋入された継手9cに挿入されて定着される。なお、図19および図20に示す構成では、梁主筋9bのうち上端筋は梁部9B,9Cから露出しているので、隣接するPC部材9の上端筋同士は適宜な機械式継手で連結する。
【0036】
図21〜図23は、上記第3実施形態の変形例である。図21は、上記図6の構成と同様に、PC柱4の柱主筋4eを下端面から突出させ、この突出部分を下階の柱主筋4eに連結した構成を示す。図22および図23は、上記図7および図8の構成と同様に、図21および図22に示す構成において、梁主筋9bの下端筋および上端筋の両方が梁コンクリートに埋入されて端面から突出する構成を示す。
【0037】
以上説明した本発明の第2および第3の実施形態並びにそれらの各変形例においても、現場でのコンクリート打設を行うことなく、PC柱4とPC梁(梁部5B,6B,6C,7C,8D,8E,9B,9C)とを接合することができる。したがって、第1実施形態の場合と同様に上記▲1▼〜▲4▼の効果を得ることができる。
【0038】
なお、上記各実施形態および各変形例では、架構に含まれる全ての柱梁仕口部が本発明に係る接合構造により接合されているものとしたが、一部の柱梁仕口部は、例えば図24に示す従来構造のように現場打設コンクリートにより接合されていてもよい。要するに、架構の少なくとも一部の柱梁仕口部が本発明に係る接合構造により構成されていれば本発明の技術的範囲に含まれる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、現場でのコンクリート打設を行うことが不要なPC柱梁の接合構造を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である柱梁接合構造の構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す柱梁接合構造の鉛直断面図である。
【図3】梁主筋孔に設けられた継手構造を詳細に示す図である。
【図4】継手構造の変形例を示す図である。
【図5】継手構造の別の変形例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態の第1の変形例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態の第2の変形例を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施形態の第3の変形例を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態である柱梁接合構造の構成を示す斜視図である。
【図10】図9に示す柱梁接合構造の鉛直断面図である。
【図11】本発明の第2の実施形態における柱梁架構の全体構成を模式的に示す図である。
【図12】本発明の第2の実施形態の第1の変形例を示す図である。
【図13】本発明の第2の実施形態の第2の変形例を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施形態の第3の変形例を示す図である。
【図15】本発明の第2の実施形態におけるPC部材の第1の変形例を示す図である。
【図16】本発明の第2の実施形態におけるPC部材の第2の変形例を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施形態におけるPC部材の第2の変形例を示す図である。
【図18】各PC部材を組み合わせて架構を構成した例を示す図である。
【図19】本発明の第3実施形態である柱梁接合構造の構成を示す斜視図である。
【図20】図19に示す柱梁接合構造の鉛直断面図である。
【図21】本発明の第3の実施形態の第1の変形例を示す図である。
【図22】本発明の第3の実施形態の第2の変形例を示す図である。
【図23】本発明の第3の実施形態の第3の変形例を示す図である。
【図24】従来のPC柱梁接合構造を示す斜視図である。
【図25】特許文献1に開示される柱梁接合部のPC部材を示す斜視図である。
【図26】特許文献1に開示される構成を基にしたPC柱梁接合構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 PC梁
1a,5c,6a,7a,8a,9b 梁主筋
3 仕口パネル部材
3a,5a,9a 柱主筋孔
3b,5b,9b 梁主筋孔
4 PC柱
4a 接続筋
4b,4e 柱主筋
4c,4d 柱主筋用継手
5,6,7,8,9 PC部材
5A,6A,7A,7B,8A,8B,8C,9A 仕口パネル部
5B,6B,6C,7C,8D,8E,9B,9C 梁部
9c 継手
10,20,30 柱梁接合構造
11 鞘管
11a 凹凸部
11b,11c 節
Claims (12)
- 端面から梁主筋の端部が水平方向に突出したプレキャストコンクリート(PC)梁と、柱主筋が埋入され、該柱主筋の少なくとも上端部に柱主筋連結用の継手が埋入されたPC柱と、柱主筋を挿通させるための鉛直方向の貫通孔を有すると共に、梁主筋連結用の継手が埋入された直方体状のPC仕口パネル部材とにより構成され、
前記PC梁の梁主筋は、前記PC仕口パネル部材に埋入された梁主筋連結用の継手に定着され、
上階の前記PC柱の柱主筋またはこの柱主筋に連結されるべき中継筋が、前記仕口パネル部材の前記貫通孔に上方から挿入されて前記PC仕口パネル部材を貫通し、下階の前記PC柱の柱主筋の上端部に埋入された前記継手に定着されていることを特徴とするPC柱梁の接合構造。 - 端面から梁主筋の端部が水平方向に突出するPC梁と、柱主筋を挿通させるための鉛直方向の貫通孔を有すると共に、梁主筋連結用の継手が埋入された直方体状のPC仕口パネル部材とが一体化されてなるPC部材と、
柱主筋が埋入され、該柱主筋の少なくとも上端部に柱主筋連結用の継手が埋入されたPC柱とにより構成され、
上階の前記PC柱の柱主筋またはこの柱主筋に連結されるべき中継筋が、前記PC仕口パネル部材の前記貫通孔に上方から挿入されて前記PC仕口パネル部材を貫通し、前記PC柱の柱主筋の上端部に埋入された前記継手に定着されていることを特徴とするPC柱梁の接合構造。 - 柱主筋を挿通させるための鉛直方向の貫通孔を有する直方体状のPC仕口パネル部材と、前記PC仕口パネル部材から水平方向両側に延びる第1および第2のPC梁とが一体化されてなるPC部材と、
柱主筋が埋入され、該柱主筋の少なくとも上端部に柱主筋連結用の継手が埋入されたPC柱とにより構成され、
上階の前記PC柱の柱主筋またはこの柱主筋に連結されるべき中継筋が、前記PC仕口パネル部材の前記貫通孔に上方から挿入されて前記PC仕口パネル部材を貫通し、前記PC柱の柱主筋の上端部に埋入された前記継手に定着されていることを特徴とするPC柱梁の接合構造。 - 柱主筋を挿通させるための鉛直方向の貫通孔を有する直方体状の複数のPC仕口パネル部材と、これら複数のPC仕口パネル部材の間を接続するPC梁とが一体化されてなるPC部材と、
柱主筋が埋入され、該柱主筋の少なくとも上端部に柱主筋連結用の継手が埋入されたPC柱とにより構成され、
梁主筋は前記PC部材を水平方向に貫通して延び、その両端部が前記PC部材の両端に位置する前記PC仕口パネル部材に埋入された梁主筋接続用の継手に定着され、
上階の前記PC柱の柱主筋またはこの柱主筋に連結されるべき中継筋が、前記PCパネル部材の前記貫通孔に上方から挿入されて前記PCパネル部材を貫通し、前記PC柱の柱主筋の上端部に埋入された前記継手に定着されていることを特徴とするPC柱梁の接合構造。 - 柱主筋を挿通させるための鉛直方向の貫通孔を有する直方体状のPC仕口パネル部材と、前記PC仕口パネル部材から水平方向両側に延びる第1および第2のPC梁とが一体化されたPC部材と、
柱主筋が埋入されて、該柱主筋の少なくとも上端部に柱主筋連結用の継手が埋入されたPC柱とにより構成され、
梁主筋は、前記PC部材を水平方向に貫通して延び、前記第1のPC梁側の端部は、当該第1のPC梁の端面から突出していると共に、前記第2のPC梁側の端部には梁主筋接続用の継手が当該第2のPC梁に埋入されており、
前記PC部材の前記第1のPC梁から突出した梁主筋の端部は、当該PC部材に隣接するPC部材の前記第2のPC梁に埋入された前記継手に定着され、
上階の前記PC柱の柱主筋またはこの柱主筋に連結されるべき中継筋が、前記PC仕口パネル部材の前記貫通孔に上方から挿入されて前記PC仕口パネル部材を貫通し、前記PC柱の柱主筋の上端部に埋入された前記継手に定着されていることを特徴とするPC柱梁の接合構造。 - 前記梁主筋のうち下端筋のみが前記PC梁のコンクリートに埋入されてコンクリート端面から突出していることを特徴とする請求項1〜3または5のうち何れか1項記載のPC柱梁の接合構造。
- 前記梁主筋の下端筋および上端筋の両方がPC梁のコンクリートに埋入されてコンクリートの端面から突出していることを特徴とする請求項1〜3または5のうち何れか1項記載のPC柱梁の接合構造。
- 前記第1および第2の梁部は、それらの長さの和が架構のスパン全長となるように構成されていることを特徴とする請求項5記載のPC柱梁の接合構造。
- 前記PC柱の柱主筋の上下端部に柱主筋連結用の継手が埋入されており、下階の前記PC柱の上端側の前記継手と上階の前記PC柱の下端側の前記継手との間に、前記PC仕口パネル部材の前記貫通孔を貫通する中継筋が連結されていることを特徴とする請求項1〜8のうち何れか1項記載のPC柱梁の接合構造。
- 前記PC柱の柱主筋の上端部にのみ柱主筋連結用の継手が埋入され、柱主筋の下端部は前記PC柱の下端面から突出して前記PC仕口パネル部材の前記貫通孔を貫通し、下階の前記PC柱の前記継手に連結されていることを特徴とする請求項1〜8のうち何れか1項記載のPC柱梁の接合構造。
- 前記梁主筋連結用の継手は、外周に凸部が設けられたスリーブ管により構成され、当該スリーブ管の内側に梁主筋の端部が挿入されてモルタルにより定着されていることを特徴とする請求項1〜10のうち何れか1項記載のPC柱梁の接合構造。
- 請求項1〜11のうち少なくとも何れか1項記載のPC柱梁の接合構造を含んだ架構構造。
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