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JP2003336899A - 給湯即湯システム - Google Patents

給湯即湯システム

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Publication number
JP2003336899A
JP2003336899A JP2002142372A JP2002142372A JP2003336899A JP 2003336899 A JP2003336899 A JP 2003336899A JP 2002142372 A JP2002142372 A JP 2002142372A JP 2002142372 A JP2002142372 A JP 2002142372A JP 2003336899 A JP2003336899 A JP 2003336899A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water supply
pipe
return pipe
bypass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002142372A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Nakajo
紳一郎 中條
Takashi Inoue
隆史 井上
Akira Tanaka
朗 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2002142372A priority Critical patent/JP2003336899A/ja
Publication of JP2003336899A publication Critical patent/JP2003336899A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない配管で即湯機能を実現し得る給湯即湯
システムを提供する。 【解決手段】 水源と給湯器2の入水口2aを接続する
入水配管3と、該入水配管3に設けられた逆止弁4と、
給湯器2の出湯口2bと給湯栓1を接続する給湯配管5
と、該給湯配管5と給湯栓1の接続部を分岐して前記入
水配管3の逆止弁4の下流側に接続された戻り配管6と
を有して循環経路を形成し、この循環系路中に循環ポン
プ7を介装する。上記給湯配管5と、上記戻り配管6と
を連通するバイパス配管8を設けるとともに、該バイパ
ス配管8の上流側の給湯配管6aと戻り配管5a、およ
びバイパス配管8をそれぞれ開閉させる二方弁9a〜9
cを設け、上記循環ポンプ7および二方弁9a〜9cの
動作を切り替えて給水、給湯、即湯運転を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は給湯即湯システム
に関し、より詳細には、カランやシャワーなどの給湯栓
から温水の出湯を可能にした給湯システムにおいて、い
わゆる湯待ち時間なしに給湯栓からすみやかに温水を出
湯させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の給湯システムでは、カランやシャ
ワーなどの給湯栓から温水を出湯させるにあたり、給湯
器から出湯する温水と水源から供給される冷水とを給湯
栓に供給し、これらを給湯栓で所望温度に混合して出湯
させている。つまり、上記給湯栓には、湯水の混合を行
うミキシング水栓(湯水混合水栓)が使用され、このミ
キシング水栓に給湯器からの給湯配管と水源からの給水
配管とが接続されている。
【0003】ところで、このように構成された給湯シス
テムにおいては、給湯栓からのすみやかな出湯を確保す
るために、図5のような即湯システムを備えたものが提
案されている。
【0004】すなわち、通常の給湯システムでは、上述
したようにミキシング水栓aには給湯器bからの給湯配
管cと水源からの給水配管dとが接続されるが、即湯シ
ステムを備えた場合、上記給湯配管cにミキシング水栓
aの手前から温水を給湯器bに戻すための給湯返り管e
が接続されるとともに、この給湯返り管eに循環ポンプ
fが配設されている。
【0005】そして、上記ミキシング水栓aから出湯を
行わない時に、上記循環ポンプfを駆動して、給湯器b
から出湯する温水を給湯配管cから給湯返り管e経由で
再び給湯器bに循環させて該給湯器bで加熱し、給湯配
管c内の温水の温度が低下するのを防止している。な
お、図において符号gは逆止弁を示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では以下のような問題がありその改善が
望まれていた。
【0007】すなわち、上述した即湯システムは、その
実施にあたり上記給湯配管および給水配管の他に給湯返
り管の施工が必要である。つまり、一基の給湯栓に対し
て合計3本の配管施工が必要となる。そのため、配管の
施工作業が煩雑になるとともに製品単価も高価なものと
なっていた。
【0008】また、従来の即湯システムでは、上述した
ように給湯返り管の施工を必要とするので、たとえば集
合住宅のように配管スペースが狭い建物への施工に適し
ておらず、特に、既存の給湯システムに後付けで即湯シ
ステムを施工するような場合には、配管スペースの確保
が難しいという問題があった。
【0009】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、既存の給
湯・給水配管を利用して即湯システムが実現できるよう
に、少ない配管本数で即湯機能を実現し得る給湯即湯シ
ステムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の給湯即湯システムは、水源と給湯器の入水
口を接続する入水配管と、該入水配管に設けられた逆止
弁と、給湯器の出湯口と給湯栓を接続する給湯配管と、
該給湯配管と給湯栓の接続部を分岐して前記入水配管の
逆止弁下流側に接続された戻り配管とを有して循環経路
を形成し、この循環系路中に循環ポンプを介装して湯水
を循環し、上記給湯器にて循環水を再加熱可能に構成し
た給湯即湯システムであって、上記給湯配管と、上記戻
り配管とを連通するバイパス経路を設けるとともに、該
バイパス経路の上流側の給湯配管と戻り配管、およびバ
イパス経路をそれぞれ開閉させる開閉手段を設けたこと
を特徴とする。
【0011】そして、給湯運転時は、上記循環ポンプを
停止するとともに、戻り配管を開閉させる開閉手段のみ
を閉止することを特徴とする。
【0012】また、給水運転時は、上記循環ポンプを停
止するとともに、給湯配管を開閉させる開閉手段のみを
閉止することを特徴とする。
【0013】また、即湯運転時は、上記循環ポンプを駆
動するとともに、バイパス経路を開閉させる開閉手段の
みを閉止することを特徴とする。
【0014】そして、本発明の給湯即湯システムは、そ
の好適な実施態様として、バイパス経路の下流側に設け
られた給湯配管および戻り配管は、バイパス経路よりも
上流側に設けられた給湯配管もしくは戻り配管と比較し
て、配管径の小さい配管を用いることを特徴とする。
【0015】なお、ここで上流側とは上記水源側を意味
するものとし、また下流側とは給湯栓側を意味するもの
とする(以下、同様)。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0017】実施形態1 図1は本発明を適用した給湯即湯システムの概略構成を
示す説明図である。この給湯即湯システムは、いわゆる
湯待ち時間なしに給湯栓から温水の出湯を可能とする即
湯機能を備えた給湯システムであって、図外の水源と給
湯器2の入水口2aを接続する入水配管3と、該入水配
管3に設けられた逆止弁4と、給湯器2の出湯口2bと
給湯栓(本実施形態では、配管から供給される湯水の混
合せずに吐出させる単独水栓)1を接続する給湯配管5
と、該給湯配管5と給湯栓1の接続部を分岐して上記入
水配管3の逆止弁4の下流側に接続された戻り配管6と
を有して循環経路が形成されている。
【0018】そして、この循環系路中には循環系路内で
湯水を循環させるための循環ポンプ7が介装され、この
循環ポンプ7を駆動することによって上述した循環系路
内で湯水の強制循環が可能とされている。
【0019】また、上記給湯配管5と上記戻り配管6と
の間には、給湯配管5と上記戻り配管6とを連通するバ
イパス配管(バイパス経路)8が設けられるとともに、
上記バイパス配管8の上流側の給湯配管5aと、上記バ
イパス配管8の上流側の戻り配管6aと、バイパス配管
8には各配管をそれぞれ開閉させる開閉手段9が設けら
れている。
【0020】具体的には、本実施形態ではこの開閉手段
9として、図示のように二方弁9a〜9cが採用され
る。つまり、二方弁9aにより上記バイパス配管8の上
流側の給湯配管5aが、また、二方弁9bにより上記バ
イパス配管8の上流側の戻り配管6aが、さらに二方弁
9cによりバイパス配管8が、それぞれ開閉(開放/閉
止)可能に構成される。
【0021】そして、本実施形態では、上記給湯配管5
および戻り配管6の双方が、上記バイパス配管8との接
続部分を境としてその上流側と下流側とで異なる配管径
の配管で構成されている。すなわち、上記バイパス配管
8の下流側に設けられた給湯配管5bおよび戻り配管6
bは、バイパス配管8より上流側に設けられた給湯配管
5aまたは戻り配管6bと比較して、配管径の小さい配
管、好ましくは樹脂のペアチューブが用いられている。
【0022】次に、このように構成された給湯即湯シス
テムの動作について、図2に基づいて給水、給湯、即湯
(保温)の各運転順に説明する。
【0023】給水運転時:給湯栓1から冷水(給湯器2
で加熱されない水)を出水させる場合、図2(a)に示す
ように、循環ポンプ7の動作を停止させるとともに、給
湯配管5を開閉させる二方弁9aのみを閉止状態とし、
他の二方弁9b,9cを開放状態とする。また、この給
水運転時においては給湯器2は運転停止状態とされる。
【0024】これにより、この状態で給湯栓1が開栓さ
れると、水源から入水配管3に供給された冷水は運転停
止中の給湯器2には流入しないので、上流側の戻り配管
6aに導かれて循環ポンプ7および二方弁9bを通過し
てバイパス配管8との接合部に至り、ここでバイパス配
管8と下流側の戻り配管6bとに分岐される。
【0025】この時、上流側の給湯配管5aに設けられ
た二方弁9aは閉止状態にあるので、バイパス配管8に
流入した冷水は上記二方弁9cを経て下流側の給湯配管
5bに導かれて給湯栓1に至る。一方、下流側の戻り配
管6bに導かれた冷水はそのまま給湯栓1に導かれる。
つまり、バイパス配管8と下流側の戻り配管6bとに分
岐された冷水は給湯栓1で再び合流し、給湯栓1から出
水する。
【0026】給湯運転時:給湯運転を行う場合、図2
(b)に示すように、上記循環ポンプ7の動作を停止させ
るとともに、戻り配管6を開閉させる二方弁9bのみを
閉止状態とし、他の二方弁9a,9cを開放状態とす
る。また、この時、給湯器2は所定の給湯設定温度での
出湯が可能な燃焼運転を実行する。
【0027】これにより、この状態で給湯栓1が開栓さ
れると、入水配管3から供給されて給湯器2の燃焼運転
によって加熱された温水が、上流側の給湯配管5aに導
かれ、開放状態にある二方弁9aを通過してバイパス配
管8との接合部に至り、ここでバイパス配管8と下流側
の給湯配管5bとに分岐される。
【0028】この時、上流側の戻り配管6aに設けられ
た二方弁9bは閉止状態にあるので、バイパス配管8に
流入した温水は上記二方弁9cを経て下流側の戻り配管
6bに導かれて給湯栓1に至る。一方、下流側の給湯配
管5bに導かれた温水はそのまま給湯栓1に導かれる。
つまり、この給湯運転の場合も、バイパス配管8の所で
バイパス配管8と下流側の給湯配管6bとに分岐された
温水は給湯栓1で再び合流し、給湯栓1から出湯する。
【0029】即湯運転時:即湯運転を行う場合、図2
(c)に示すように、上記循環ポンプ7を駆動状態とする
とともに、バイパス配管8を開閉させる二方弁9cのみ
を閉止状態とし、他の二方弁9a,9bを開放状態とす
る。また、この時、給湯器2は配管内の湯水を保温する
ための所定の燃焼運転(保温運転)を実行する。
【0030】即湯運転を行う場合、給湯栓1は閉止状態
にあることから、この状態で循環ポンプ7が駆動する
と、上記循環系路、つまり、給湯器2から出湯した温水
が給湯配管5から戻り配管6に導かれ、循環ポンプ7を
経て入水配管3から再び給湯器2に循環し、給湯器2で
保温加熱される。この時、入水配管3には逆止弁4が設
けられているので、入水配管3に導かれる温水が水源側
に逆流することなく、上記循環系路内を循環する。
【0031】したがって、この即湯運転中に給湯栓1を
開栓した場合、上記循環経路内を循環する温水が給湯栓
1から出湯されるので、湯待ち時間なく温水の出湯を得
ることができる。
【0032】このように、本発明の給湯即湯システムに
よれば、給水、給湯並びに即湯の各運転時に、循環ポン
プ7と開閉手段9の動作状態を切り替えて上記各運転を
行うので、給湯栓1に対して給湯配管5と戻り配管6の
二本の配管を接続するだけで給水、給湯、即湯の各運転
を行うことができる給湯システムを提供することができ
る。換言すれば、従来の給湯システムのように、即湯機
能用としての専用の配管(給湯返り管)を設けることな
く即湯機能を実現できるので、配管スペースが狭い場所
での施工に適し、かつ製品単価の安い給湯システムを提
供することができる。また、上記給湯返り管を必要とし
ないので、既存の給湯システムに後付けで即湯機能を付
加することが容易である。
【0033】また、本発明の給湯即湯システムによれ
ば、給水および給湯運転時には、上記下流側の給湯配管
5bと下流側の戻り配管6bの双方がそれぞれ給水また
は給湯用の配管として機能するので、給湯および給水を
それぞれ一本の配管で行わせる従来の給湯システムに比
べ湯量(または水量)の確保が容易となる。
【0034】また、このように湯量(または水量)の確
保が容易なことにともない、たとえば従来の給湯システ
ムから本発明の給湯即湯システムに換装するような場合
に、上記下流側の給湯配管5bと下流側の戻り配管6b
の配管口径のサイズダウンを図ることができ、この点で
も施工コストを抑制することができる。しかも配管口径
のサイズダウンにより放熱による湯水の温度低下を抑制
できるので、従来の給湯システムに比べ保温運転時の燃
料消費を抑制でき、ランニングコストの低い給湯システ
ムを提供することができる。
【0035】実施形態2 次に、本発明の第二の実施形態について図3および図4
に基づいて説明する。この第二の実施形態は上記開閉手
段9の改変例を示しており、具体的には、上記開閉手段
9としてバイパス配管8の両端に三方弁9d,9eを設
けた場合を示している。なお、開閉手段9以外の構成は
上記実施形態1と同様であるので共通する部分は同一の
符号を付して説明を省略する。
【0036】本実施形態では、給水運転時には図4(a)
に示すように、循環ポンプ7の動作を停止させるととも
に、給湯配管5に設けられた三方弁9dの給湯器2側の
弁(図中塗りつぶして示す)のみを閉止状態とし、他の
弁(三方弁9dのバイパス配管8側および給湯栓1側
と、戻り配管6に設けられた三方弁9eの全ての弁)を
開放状態とする。また、この時、給湯器2は運転停止状
態とする。
【0037】これにより、この状態で給湯栓1が開栓さ
れると、水源から入水配管3に供給された冷水は運転停
止中の給湯器2には流入せずに、上流側の戻り配管6a
に導かれて循環ポンプ7を通過して三方弁9eに至り、
ここでバイパス配管8と下流側の戻り配管6bとに分岐
される。
【0038】この時、給湯配管5に設けられた三方弁9
dは、上述したように給湯器2側の弁が閉止状態にある
ので、バイパス配管8に流入した冷水はこの三方弁9d
を経て下流側の給湯配管5bに導かれて給湯栓1に至
る。一方、下流側の戻り配管6bに導かれた冷水はその
まま給湯栓1に導かれるので、三方弁9eで分岐された
冷水は給湯栓1で再び合流し、給湯栓1から出水する。
【0039】そして、給湯運転時には、図4(b)に示す
ように、循環ポンプ7の動作を停止させるとともに、戻
り配管6に設けられた三方弁9eの上流側戻り配管6a
に接続された弁(図中塗りつぶして示す)のみを閉止状
態とし、他の弁(三方弁9eのバイパス配管8側および
給湯栓1側と、給湯配管5に設けられた三方弁9dの全
ての弁)を開放状態とする。なお、この時、給湯器2は
所定の給湯設定温度での出湯が可能な燃焼運転を実行す
る。
【0040】これにより、この状態で給湯栓1が開栓さ
れると、入水配管3から供給されて給湯器2の燃焼運転
によって加熱された温水が、上流側の給湯配管5aに導
かれて三方弁9dに至り、ここでバイパス配管8と下流
側の給湯配管5bとに分岐される。
【0041】この時、戻り配管6に設けられた三方弁9
eは、上述したように上流側戻り配管6a側の弁が閉止
状態にあるので、バイパス配管8に流入した温水はこの
三方弁9eを経て下流側の戻り配管6bに導かれて給湯
栓1に至る。一方、下流側の給湯配管5bに導かれた温
水はそのまま給湯栓1に導かれるので、三方弁3dで分
岐された温水は給湯栓1で再び合流し、給湯栓1から出
湯する。
【0042】そして、即湯運転を行う場合は図4(c)に
示すように、上記循環ポンプ7を駆動状態とするととも
に、バイパス配管8を開閉させる三方弁9d,9eのバ
イパス管8側の弁(図中塗りつぶして示す)のみを閉止
状態とし、他の弁を全て開放状態とする(つまり、給湯
配管5および戻り配管6からバイパス配管8への分岐を
閉ざす)。なお、この時、給湯器2は配管内の湯水を保
温するための所定の燃焼運転(保温運転)を実行する。
【0043】即湯運転時には、給湯栓1は閉止状態にあ
ることから、この状態で循環ポンプ7が駆動することに
より、上記循環系路、つまり、給湯器2から出湯した温
水が給湯配管5から戻り配管6に導かれ、循環ポンプ7
を経て入水配管3から再び給湯器2に循環し、給湯器2
で保温加熱される。その際、入水配管3には逆止弁4が
設けられているので、入水配管3に導かれる温水が水源
側に逆流することはなく、上記循環系路内を温水が循環
し、保温される。
【0044】このように、本実施形態に示す給湯即湯シ
ステムにおいても、給水、給湯並びに即湯の各運転時
に、循環ポンプ7と開閉手段9の動作状態を切り替えて
上記各運転を行うので、上述した実施形態1の場合と同
様に、給湯栓1に対して給湯配管5と戻り配管6の二本
の配管を接続するだけで給水、給湯、即湯の各運転を行
うことができ、実施形態1の場合と同じ効果を得ること
ができる。
【0045】なお、上述した実施形態はあくまでも本発
明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれ
らに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が
可能である。
【0046】たとえば、上述した実施形態では、上記循
環ポンプ7が上流側の戻り配管6aに設けられた場合を
示したが、この循環ポンプ7は上記循環系路上に設けら
れていればよく、たとえば下流側の戻り配管6bや給湯
配管5に設けられていてもよい。
【0047】また、上述した実施形態では、バイパス配
管8として配管を一本用いた場合を示したが、たとえば
バイパス配管8を二本並列に設け、一方のバイパス配管
には給湯配管5との接続部分にのみ三方弁を設け、他方
のバイパス配管には戻り配管との接続部分にのみ三方弁
を設けるように構成し、上述した実施形態2と同様の動
作をさせることもできる。
【0048】また、上述した実施形態では、上記即湯運
転時における配管内の温水の加熱を給湯器2で行うよう
に構成した場合を示したが、配管内の温水の加熱には給
湯器2以外の加熱手段を用いることも可能である。たと
えば、加熱手段として上記循環系路上に配管内の温水を
加熱する電気ヒーター等を内蔵したユニットを介装させ
て配管内の湯水の保温を行わせることも可能である。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の給湯即湯
システムでは、水源と給湯器の入水口を接続する入水配
管と、該入水配管に設けられた逆止弁と、給湯器の出湯
口と給湯栓を接続する給湯配管と、該給湯配管と給湯栓
の接続部を分岐して前記入水配管の逆止弁下流側に接続
された戻り配管とを有して循環経路を形成し、この循環
系路中に循環ポンプを介装して湯水を循環し、上記給湯
器にて循環水を再加熱可能に構成した給湯即湯システム
であって、上記給湯配管と、上記戻り配管とを連通する
バイパス経路を設けるとともに、該バイパス経路の上流
側の給湯配管と戻り配管、およびバイパス経路をそれぞ
れ開閉させる開閉手段を設けているので、給湯栓には給
湯配管と戻り配管の二本の配管しか接続しない状態で、
循環ポンプと開閉手段の動作状態を切り替えることによ
って給水、給湯、即湯の各運転を行わせることができ
る。したがって、即湯機能を実現するにあたり、従来の
給湯システムのように専用の配管(給湯返り管)を必要
としないので、配管スペースが狭い場所での施工に適
し、かつ製品単価の安い給湯システムを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給湯即湯システムの概略構成を示
す説明図である。
【図2】同給湯即湯システムの動作を示す説明図であ
り、図2(a)は給水運転時の動作状況を、図2(b)は給湯
運転時の動作状況を、図2(c)は即湯運転時の動作状況
をそれぞれ示している。
【図3】同給湯即湯システムの他の実施形態の概略構成
を示す説明図である。
【図4】同他の実施形態における給湯即湯システムの動
作を示す説明図であり、図4(a)は給水運転時の動作状
況を、図4(b)は給湯運転時の動作状況を、図4(c)は即
湯運転時の動作状況をそれぞれ示している。
【図5】即湯機能を備えた従来の給湯システムの概略構
成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 給湯栓 2 給湯器 3 入水配管 4 逆止弁 5 給湯配管 6 戻り配管 7 循環ポンプ 8 バイパス配管(バイパス経路) 9 開閉手段 9a〜9c 二方弁 9d,9e 三方弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 朗 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 Fターム(参考) 3L034 DA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水源と給湯器の入水口を接続する入水配
    管と、該入水配管に設けられた逆止弁と、給湯器の出湯
    口と給湯栓を接続する給湯配管と、該給湯配管と給湯栓
    の接続部を分岐して前記入水配管の逆止弁下流側に接続
    された戻り配管とを有して循環経路を形成し、この循環
    系路中に循環ポンプを介装して湯水を循環し、上記給湯
    器にて循環水を再加熱可能に構成した給湯即湯システム
    であって、 上記給湯配管と、上記戻り配管とを連通するバイパス経
    路を設けるとともに、該バイパス経路の上流側の給湯配
    管と戻り配管、およびバイパス経路をそれぞれ開閉させ
    る開閉手段を設けたことを特徴とする給湯即湯システ
    ム。
  2. 【請求項2】 給湯運転時は、上記循環ポンプを停止す
    るとともに、戻り配管を開閉させる開閉手段のみを閉止
    することを特徴とする請求項1に記載の給湯即湯システ
    ム。
  3. 【請求項3】 給水運転時は、上記循環ポンプを停止す
    るとともに、給湯配管を開閉させる開閉手段のみを閉止
    することを特徴とする請求項1に記載の給湯即湯システ
    ム。
  4. 【請求項4】 即湯運転時は、上記循環ポンプを駆動す
    るとともに、バイパス経路を開閉させる開閉手段のみを
    閉止することを特徴とする請求項1に記載の給湯即湯シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 バイパス経路の下流側に設けられた給湯
    配管および戻り配管は、バイパス経路よりも上流側に設
    けられた給湯配管もしくは戻り配管と比較して、配管径
    の小さい配管を用いることを特徴とする請求項1から4
    のいずれか一つに記載の給湯即湯システム。
JP2002142372A 2002-05-17 2002-05-17 給湯即湯システム Withdrawn JP2003336899A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108444094A (zh) * 2018-06-06 2018-08-24 广东万家乐燃气具有限公司 一种恒温型中央热水器及控制方法
US10619887B2 (en) 2017-02-21 2020-04-14 Noritz Corporation Instantaneous hot water circulation unit with scale cleaning function
CN114526565A (zh) * 2022-03-17 2022-05-24 罗益(无锡)生物制药有限公司 一种用于对注射用蒸馏水机冷凝器的冷却系统及冷却方法

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