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JP2003059279A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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Publication number
JP2003059279A
JP2003059279A JP2001252228A JP2001252228A JP2003059279A JP 2003059279 A JP2003059279 A JP 2003059279A JP 2001252228 A JP2001252228 A JP 2001252228A JP 2001252228 A JP2001252228 A JP 2001252228A JP 2003059279 A JP2003059279 A JP 2003059279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
gate
line
word line
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001252228A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kuraki
敏夫 椋木
Seiki Ogura
正気 小椋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Halo LSI Design and Device Technology Inc
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Halo LSI Design and Device Technology Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd, Halo LSI Design and Device Technology Inc filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001252228A priority Critical patent/JP2003059279A/ja
Publication of JP2003059279A publication Critical patent/JP2003059279A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビット単位又はバイト単位という小さいデー
タ単位で書き換え及び消去が可能な半導体記憶装置のセ
ル面積の縮小化を実現できるようにする。 【解決手段】 第1及び第2のワード線WL1、WL2
と交差する、すなわち各ビット線BL1〜BL3と並行
に延びる第1のセカンダリワード線SWL1、第2のセ
カンダリワード線SWL2及び第3のセカンダリワード
線SWL3が配置されている。第1のセカンダリワード
線SWL1は、第1及び第2のメモリセル11、12の
セカンダリコントロールゲート29と電気的に接続さ
れ、第2のセカンダリワード線SWL2は、第3及び第
4のメモリセル13、14のセカンダリコントロールゲ
ート29と電気的に接続され、第3のセカンダリワード
線SWL3は、第5及び第6のメモリセル15、16の
セカンダリコントロールゲート29と電気的に接続され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性の半導体
記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フローティングゲートとこれと容
量結合するコントロールゲートとを有する不揮発性半導
体記憶装置において、フローティングゲートとコントロ
ールゲートとをこの順に積層されてなるスタック型ゲー
トの代わりに、コントロールゲートが半導体基板と直接
に容量結合するスプリット型ゲートを持つ不揮発性半導
体記憶装置が提案されている。
【0003】(第1の従来例)図14は第1の従来例に
係るスプリット型不揮発性半導体記憶装置におけるメモ
リセルの断面構成を示している。図14に示すように、
従来の半導体記憶装置は、半導体基板101上にトンネ
ル絶縁膜102を介して形成されたフローティングゲー
ト103と、該フローティングゲート103の側方で容
量絶縁膜104を介し且つ半導体基板101とゲート絶
縁膜105を介して形成されたコントロールゲート10
6とを有している。
【0004】半導体基板101の上部には、コントロー
ルゲート106の側方にソース領域107が形成され、
フローティングゲート103の側方の領域にドレイン領
域108が形成されている。
【0005】このように、コントロールゲート106が
半導体基板101のチャネル上に設けられているため、
フローティングゲート103及びコントロールゲート1
06を含むトランジスタのオフ動作を該コントロールゲ
ート106に印加される制御電位によって、スタック型
のようにフローティングゲートの容量結合を通さずに直
接に制御することが可能となる。その結果、スタック型
メモリセルにおいて生じる過消去現象、すなわちフロー
ティングゲートが正電位に帯電してコントロールゲート
に接地電位(0V)を印加してもトランジスタがオフ状
態とならない現象を回避することができる。
【0006】図15(a)及び図15(b)は第1の従
来例に係るスプリット型不揮発性半導体記憶装置であっ
て、図15(a)は複数のメモリセルをアレイ状に配置
した部分的な回路構成を示し、図15(b)はその平面
構成を示している。
【0007】図15(a)及び図15(b)に示すよう
に、それぞれ、互いのドレインを共有する第1のメモリ
セル201及び第2のメモリセル202、第3のメモリ
セル203及び第4のメモリセル204並びに第5のメ
モリセル205及び第6のメモリセル206を有してい
る。
【0008】第1、第3及び第5のメモリセル201、
203、205の各コントロールゲートは、第1のワー
ド線WL1と接続され、第2、第4及び第6のメモリセ
ル202、204、206の各コントロールゲートは、
第1のワード線WL1と並行して延びる第2のワード線
WL2と接続されている。
【0009】第1のワード線WL1と第2のワード線W
L2との間に延びるソース線SLは各メモリセル201
〜206のドレインと接続されている。
【0010】第1及び第2のメモリセル201、202
のソースは、各ワード線WL1、WL2及びソース線S
Lとそれぞれ交差する第1のビット線BL1と接続さ
れ、第3及び第4のメモリセル203、204のソース
は、第1のビット線BL1と平行に延びる第2のビット
線BL2と接続され、第5及び第6のメモリセル20
5、206のソースは、第2のビット線BL2と平行に
延びる第3のビット線BL3と接続されている。
【0011】図16(a)〜図16(c)は、各メモリ
セル201〜206に対する各動作時のバイアス電圧で
あって、図16(a)は書込み動作時を示し、図16
(b)は読出し動作時を示し、図16(c)は消去動作
時を示している。
【0012】通常のメモリセルアレイにおいては、多数
のメモリセルがワード線WL、ビット線BL及びソース
線SLを共有するように形成されているため、複数のメ
モリセルが同時に書込み動作、消去動作又は読出し動作
を行なう。
【0013】図16(a)に示すように、書込み動作時
には、例えば第1のワード線WL1に5Vの制御電圧が
印加されるとすると、図15(a)に示した第1のワー
ド線WL1とソース線SLを共有している第1、第3及
び第5のメモリセル201、203、205には同時に
書込みが行なわれる。一方、各ビット線BL1〜BL3
に印加される制御電圧はそれぞれ独立して制御できるた
め、例えば書込みを行なう第1のメモリセル201と接
続されている第1のビット線BL1の電位を5Vとし
て、他のビット線BL2、BL3をソース線SLと同電
位とすることにより、第1のメモリセル201を選択し
て書き込むことが可能となる。
【0014】次に、図16(b)に示すように、読出し
動作時には、例えば、第1のワード線WL1に2.5V
の制御電圧を印加して、第1のワード線WL1を共有し
ている第1のメモリセル201、第3のメモリセル20
3及び第5のメモリセル205から同時に各ビット線B
L1〜BL3に読出し電流が流れる。このとき、通常
は、読出し対象である第1のメモリセル201と接続さ
れた第1のビット線BL1の電位のみをコラムスイッチ
等により選択してセンスする回路構成を採るため、第1
のメモリセル201を選択して読み出すことが可能とな
る。
【0015】次に、図16(c)に示すように、消去動
作時には、例えば、第1のワード線WL1に−6Vの負
の制御電圧を印加すると共に、ソース線SLに6Vの正
の制御電圧を印加する。このようにすると、ソース線S
Lと第1のワード線WL1とを共有している第1、第3
及び第5のメモリセル201、203、205は同時に
消去され、いずれか1つのメモリセルを選択することは
できない。
【0016】通常、1本のワード線WL及びソース線S
Lには、キロビット単位のメモリセルが接続されている
ため、キロビットという大きいデータ単位で一括して消
去されることとなる。このように一括して消去を行なう
EEPROM装置を一般にフラッシュメモリ装置と呼
び、一方、1ビット又は1バイト程度の小さい単位で消
去が可能な不揮発性半導体記憶装置を単にEEPROM
装置と呼び、本願においても、これらの区別を用いる。
【0017】フラッシュメモリ装置の消去動作が、相対
的に大きい単位で一括に行なうということは、1ビット
又は1バイト程度の小さいデータ単位で任意に書き換え
を行なうことができないということを意味している。こ
の一括消去可能であるという特徴は、インストラクショ
ンプログラムの格納用又はマスストレージ用等の用途に
おいては、特に問題とはならない。
【0018】しかしながら、プログラム実行時等にデー
タの一時記憶用として用いる場合には、ビット単位又は
バイト単位で書き換えが行なわれるため、図15(a)
のようなアレイ構成を持つフラッシュメモリ装置を用い
ることはできない。
【0019】(第2の従来例)そこで、スプリット型メ
モリセルを用いてEEPROM装置を実現した第2の従
来例を説明する。
【0020】図17(a)及び図17(b)は第2の従
来例に係るスプリット型EEPROM装置であって、図
17(a)は複数のメモリセルをアレイ状に配置した部
分的な回路構成を示し、図17(b)はその平面構成を
示している。
【0021】第1の従来例との相違は、ソース線SLを
ビット線BLと並行に、すなわちワード線WLと交差す
るように設けている点にある。
【0022】例えば、図16(a)に示すように、第1
のソース線SL1は第1〜第4のメモリセル201〜2
04のドレインと接続され、第2のソース線SL2は、
ここでは第5及び第6のメモリセル205、206と接
続されている。
【0023】このような構成を持つEEPROM装置
は、消去動作時に、例えば第1のワード線WL1に負の
制御電圧を印加し、第1のソース線SL1に正の制御電
圧を印加したとすると、第1のワード線WL1と第1の
ソース線SL1とによりアクセスされる第1のメモリセ
ル201及び第3のメモリセル203のみが消去され、
第1のワード線WLと接続している第5のメモリセル2
05は消去されない。
【0024】また、書込み動作や読出しについても、第
1の従来例と同様に、所望のメモリセルに対してのみア
クセスが可能である。従って、2ビット単位の書き換え
が可能なEEPROM装置が実現される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
2の従来例に係るEEPROM装置は、図16(b)に
示すように、複数のソース線SL1、SL2を各ビット
線BL1〜BL3と並行に配置するためのスペースが必
要となるため、セル面積が増大する。概算では、図15
(b)で示したメモリセルと比べて約1.5倍程度にも
なる。これは、従来のスタック型メモリセルにアクセス
用MOSトランジスタを付加して構成するEEPROM
装置の場合と同様に、セル面積を容易に縮小することが
できないという問題を有している。
【0026】本発明は、前記の従来の問題を解決し、ビ
ット単位又はバイト単位という小さいデータ単位で書き
換え及び消去が可能なEEPROM装置のセル面積の縮
小化を実現できるようにすることを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、半導体記憶装置を通常の第1のコントロ
ールゲート及び第1のワード線に加え、フローティング
ゲートの電位を制御する第2のコントロールゲート及び
第2のワード線を第1のワード線と交差するように設け
る構成とする。
【0028】具体的に、本発明に係る半導体記憶装置
は、それぞれが、半導体基板上に第1の絶縁膜を介して
形成されたフローティングゲートと、フローティングゲ
ートと第2の絶縁膜を介して容量結合する第1のコント
ロールゲートと、フローティングゲート及び第1のコン
トロールゲートと第3の絶縁膜を介して容量結合する第
2のコントロールゲートとからなる複数のメモリセル
と、第1のコントロールゲートと電気的に接続された第
1の制御(ワード)線と、第2のコントロールゲートと
電気的に接続された第2の制御(ワード)線とを備え、
第1の制御線と第2の制御線とは、互いに交差するよう
に設けられている。
【0029】本発明の半導体記憶装置によると、各メモ
リセルは、フローティングゲート及び第1のコントロー
ルゲートと第3の絶縁膜を介して容量結合する第2のコ
ントロールゲートと、該第2のコントロールゲートと電
気的に接続された第2の制御線とを有し、第2の制御線
が第1の制御線と交差するように設けられているため、
第1の制御線と第2の制御線とによりアクセスされるメ
モリセルを特定することができるので、ビット/バイト
単位程度の小さいデータ単位でメモリセルの消去動作を
行なうことができる。さらに、第2の制御線は第1の制
御線と交差することから、必然的にビット線が延びる方
向と同一となるため、フラッシュメモリ装置と比べても
セル面積がたいして増大することがない。
【0030】本発明の半導体記憶装置において、複数の
メモリセルがアレイ状に配置されており、第1のコント
ロールゲートが半導体基板上に絶縁膜を介して形成さ
れ、フローティングゲートが第1のコントロールゲート
の側面上に第2の絶縁膜を介して形成され、第2のコン
トロールゲートがフローティングゲートの上面及び側面
上に第3の絶縁膜を介して形成されていることが好まし
い。
【0031】本発明の半導体記憶装置において、半導体
基板におけるフローティングゲートの下側には、フロー
ティングゲートが跨ぐ段差部が設けられていることが好
ましい。
【0032】本発明の半導体記憶装置は、第2の制御線
を複数有しており、各第2の制御線に対してそれぞれ所
定の制御電圧を印加する複数のドライバ回路をさらに備
えていることが好ましい。
【0033】この場合に、第2の制御線に対して正の制
御電圧を印加することにより、読み出し動作を行なうこ
とが好ましい。
【0034】また、この場合に、第2の制御線に対して
正の制御電圧を印加することにより、書き込み動作を行
なうことが好ましい。
【0035】さらに、正の制御電圧が第1の制御線に印
加する制御電圧よりも高いことが好ましい。
【0036】本発明の半導体記憶装置は、第1の制御線
に対して正の制御電圧を印加する第1のドライバ回路
と、第2の制御線に対して負の制御電圧を印加する第2
のドライバ回路とをさらに備えていることが好ましい。
【0037】この場合に、第2のドライバ回路が正の制
御電圧よりも高い正の制御電圧をも生成して第2の制御
線に印加することが好ましい。
【0038】本発明の半導体記憶装置において、第1の
制御線を複数有しており、複数の第1の制御線のうち一
の第1の制御線と接続されたメモリセルの消去動作時に
おいて、一の第1の制御線に印加する制御電圧と一の第
1の制御線と隣接する他の第1の制御線に印加する制御
電圧とは異なる電圧値に設定されていることが好まし
い。
【0039】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明の第1
の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0040】図1は本発明の第1の実施形態に係るスプ
リット型EEPROM装置であって、複数のメモリセル
をアレイ状に配置した部分的な回路構成を示している。
【0041】図1に示すように、第1の実施形態に係る
半導体記憶装置のメモリセルアレイは、隣接間で互いの
ドレインを共有する、第1のメモリセル11及び第2の
メモリセル12、第3のメモリセル13及び第4のメモ
リセル14並びに第5のメモリセル15及び第6のメモ
リセル16を有している。
【0042】第1、第3及び第5のメモリセル11、1
3、15の各コントロールゲートは、第1のワード線W
L1と接続され、第2、第4及び第6のメモリセル1
2、14、16の各コントロールゲートは、第1のワー
ド線WL1と並行して延びる第2のワード線WL2とそ
れぞれ接続されている。
【0043】第1のワード線WL1及び第2のワード線
WL2の間に延びるソース線SLは各メモリセル11〜
16の各共有ドレインと接続されている。
【0044】第1及び第2のメモリセル11、12のソ
ースは、各ワード線WL1、WL2及びソース線SLと
それぞれ交差する第1のビット線BL1と接続され、第
3及び第4のメモリセル13、14のソースは、第1の
ビット線BL1と平行に延びる第2のビット線BL2と
接続され、第5及び第6のメモリセル15、16のソー
スは、第2のビット線BL2と平行に延びる第3のビッ
ト線BL3と接続されている。
【0045】第1の実施形態の特徴として、第1及び第
2のワード線WL1、WL2と交差する、すなわち各ビ
ット線BL1〜BL3と並行に延びる第1のセカンダリ
ワード線SWL1、第2のセカンダリワード線SWL2
及び第3のセカンダリワード線SWL3が配置されてい
る。
【0046】第1のセカンダリワード線SWL1は、第
1及び第2のメモリセル11、12のセカンダリコント
ロールゲート(SCG)29と電気的に接続され、第2
のセカンダリワード線SWL2は、第3及び第4のメモ
リセル13、14のセカンダリコントロールゲート29
と電気的に接続され、第3のセカンダリワード線SWL
3は、第5及び第6のメモリセル15、16のセカンダ
リコントロールゲート29と電気的に接続されている。
【0047】なお、図示はしていないが、各ワード線W
L1、WL2、各セカンダリワード線SWL1〜SWL
3及びソース線SLの端部にはこれらの電位を所望の値
に設定可能なワード線ドライバ回路がそれぞれ接続され
ている。
【0048】同様に、図示はしていないが、各ビット線
BL1〜BL3の端部には、これらの電位を所望の値に
設定可能なビット線ドライバ回路と、各ビット線BL1
からBL3の電位を比較して検知してさらに増幅するセ
ンスアンプが接続されている。
【0049】図2(a)は図1の部分回路と対応するE
EPROM装置の平面構成を示し、図2(b)は図2
(a)のIIb−IIb線における断面構成を示している。
図2(a)及び図2(b)において、図1に示す構成要
素と同一の構成要素には同一の符号を付している。
【0050】図2(a)又は図2(b)に示すように、
第1のメモリセル11は、例えば、p型シリコンからな
る半導体基板20上に酸化シリコンからなるトンネル絶
縁膜21を介して形成されたフローティングゲート22
と、該フローティングゲート22の側方に容量絶縁膜2
3を介し且つ半導体基板20と酸化シリコンからなるゲ
ート絶縁膜24を介して形成されたコントロールゲート
25とを有している。ここで、容量絶縁膜23はトンネ
ル絶縁膜21と同一の絶縁膜により構成しても良く、ま
た、例えば酸化シリコンと窒化シリコンの積層構造とし
ても良い。また、ゲート絶縁膜24とトンネル絶縁膜2
1とを同一の絶縁膜により形成しても良い。
【0051】半導体基板20の上部には、各コントロー
ルゲート25の側方にn+ 型のソース領域26がそれぞ
れ形成され、フローティングゲート22同士の間の領域
にはn+ 型のドレイン領域27が形成されている。
【0052】第1のメモリセル11及び第2のメモリセ
ル12における各フローティングゲート22及び各コン
トロールゲート25は、例えば酸化シリコンからなるセ
ル間絶縁膜28を介してセカンダリコントロールゲート
29により覆われている。
【0053】図2(a)において、ワード線WL1、W
L2及びセカンダリワード線SWL1〜SWL3は共に
ポリシリコンからなり、ソース線SLは半導体基板20
の上部に不純物拡散により形成されている。
【0054】また、ビット線BL1〜BL3はアルミニ
ウムからなり、コンタクトプラグによって各メモリセル
11〜16のソースと電気的に接続されている。
【0055】このように、セカンダリコントロールゲー
ト29がフローティングゲート21及びコントロールゲ
ート24とも結合容量を持つため、各フローティングゲ
ート22の電位は各コントロールゲート25の電位の影
響を受けると共にセカンダリコントロールゲート29の
電位の影響を受ける。
【0056】このセカンダリコントロールゲート29の
フローティングゲート21及びコントロールゲート24
に対する容量結合を利用して各動作ごとのバイアス電圧
を各ノードに印加して、電気的に絶縁(浮遊)状態にあ
るフローティングゲート22の電位を制御することによ
り、各メモリセル11〜16に所望の動作をさせる。
【0057】以下、前記のように、通常のコントロール
ゲートに加え、セカンダリコントロールゲートを設けた
EEPROM装置における各動作時のバイアス条件を図
3(a)〜図3(c)に基づいて説明する。
【0058】まず、図3(a)に示すように、書込み動
作時には、書込み対象のメモリセルのフローティングゲ
ート22に電子が注入されるように、コントロールゲー
ト25及びドレイン27に5V程度の正の制御電圧(バ
イアス電圧)を印加し、且つセカンダリコントロールゲ
ート29を0Vとする。この場合のコントロールゲート
バイアス値は、コントロールゲート25との結合容量の
みでフローティングゲート22の電位を十分に高くでき
るように調整している。
【0059】次に、図3(b)に示すように、読出し動
作時には、読出し対象のメモリセルと接続されたコント
ロールゲート25に2.5V程度の正の制御電圧を印加
し、、ソース26(=ビット線BL)に1V程度の制御
電圧を印加し、ドレイン27(=ソース線SL)を0V
として隣接するフローティングゲート22の電位を上げ
る。この場合も、書込み動作時と同様に、セカンダリコ
ントロールゲート29の制御電圧は0Vとしているた
め、コントロールゲートバイアス値は、コントロールゲ
ート25との結合容量のみでフローティングゲート22
の電位が必要な分だけ高くなるように調整している。
【0060】次に、図3(c)に示すように、消去対象
のメモリセルと接続されたセカンダリコントロールゲー
ト29に−6V程度の負の制御電圧を印加し、且つドレ
イン27に5V程度の正の制御電圧を印加して、フロー
ティングゲート22の電位を下げる。このとき、セカン
ダリコントロールゲート29と容量結合しているフロー
ティングゲート22の電位を下げて、ドレイン27に対
して所定の電位差を生じさせる。
【0061】このように、第1の実施形態においては、
消去動作時のバイアス印加方法として、ソース線SLに
は従来と同様に正電圧を印加するものの、コントロール
ゲート25(=ワード線WL)には負電圧を印加しない
で、代わりにセカンダリコントロールゲート29(=セ
カンダリワード線SWL)に負電圧を印加する。
【0062】従って、ソース線SLと接続されているメ
モリセル11〜16の各ドレイン27には正電圧が印加
され、例えば第1のセカンダリワード線SWL1にのみ
−6V程度の負電圧を印加したとすると、第1及び第2
のメモリセル11、12に限り、セカンダリコントロー
ルゲート29との容量結合によってそのフローティング
ゲート22の電位を下げることができる。これにより、
複数のメモリセルが集積されてなるメモリセルアレイの
なかから2ビット分のモリセルを選択して消去すること
が可能となる。
【0063】なお、第1の実施形態においては、スプリ
ット型メモリセルを用いて説明したが、これに限られ
ず、スタック型メモリセル等の他のEEPROM装置に
も適用可能である。
【0064】(第1の実施形態の第1変形例)以下、本
発明の第1の実施形態の第1変形例について図面を参照
しながら説明する。
【0065】図4は第1の実施形態の第1変形例に係る
EEPROM装置の断面構成を示している。図4におい
て、図2(b)に示す構成要素と同一の構成要素には同
一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0066】図4に示すように、本変形例は、セル間絶
縁膜28Aにおけるフローティングゲート22との間の
領域を凹部状に掘り下げることにより、セカンダリコン
トロールゲート29とフローティングゲート22との対
向面積を増大させている。このように、セカンダリコン
トロールゲート29とフローティングゲート22との間
の結合容量を増大させることにより、セカンダリコント
ロールゲート29のフローティングゲート22への電位
の影響をより強く与えることができるようになる。
【0067】なお、本変形例においては、消去動作時
に、セカンダリコントロールゲート29とドレイン27
との間に高い電位差が発生するため、セル間絶縁膜28
Aの膜厚をその耐圧が十分に確保される値とする必要が
ある。
【0068】(第1の実施形態の第2変形例)以下、本
発明の第1の実施形態の第2変形例について図面を参照
しながら説明する。
【0069】図5は第1の実施形態の第2変形例に係る
EEPROM装置の断面構成を示している。図5におい
て、図2(b)に示す構成要素と同一の構成要素には同
一の符号を付すことにより説明を省略する。図5におい
て、図2(b)に示す構成要素と同一の構成要素には同
一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0070】図5に示すように、本変形例は、半導体基
板20の上部に、コントロールゲート25が上段に位置
し且つドレイン領域27が下段に位置する段差部20a
が設けられている。このようにすると、フローティング
ゲート22の半導体基板20上の高さ寸法が大きくなる
ため、セカンダリコントロールゲート29との対向面積
がさらに増大するので、セカンダリコントロールゲート
29とフローティングゲート22との間の結合容量がよ
り一層増大する。
【0071】その上、フローティングゲート22は段差
部20aを跨ぐように形成されるため、書込み動作時
に、半導体基板20におけるコントロールゲート25の
下側部分に形成されるチャネル領域で発生するホットエ
レクトロンのフローティングゲート22への注入効率が
向上する。
【0072】なお、本変形例においても、消去動作時
に、セカンダリコントロールゲート29とドレイン27
との間に高い電位差が発生するため、セル間絶縁膜28
Aの膜厚をその耐圧が十分に確保される値とする必要が
ある。
【0073】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0074】図6は本発明の第2の実施形態に係るEE
PROM装置におけるワード線及びセカンダリワード線
の各ドライバ回路の構成を示している。
【0075】第2の実施形態においては、第1の実施形
態及びその変形例に係るEEPROM装置を駆動するワ
ード線とセカンダリワード線との各ドライバ回路につい
て説明する。
【0076】図6は、メモリセルアレイのうち、1つの
メモリセル10と該メモリセル10と接続されるワード
線WL、ソース線SL、セカンダリワード線SWL及び
ビット線BLのみを表わしている。
【0077】ワード線WLは、デコーダ回路(図示せ
ず)からの入力信号を受ける入力ポート30の電圧、す
なわち接地電圧(0V)〜電源電圧(Vdd)をメモリ
セル10を駆動できる正電圧源31の電圧にまで昇圧す
るレベルシフタからなるワード線ドライバ回路40と接
続されている。
【0078】ワード線ドライバ回路40は、ソースが正
電圧源31と接続され、ドレインがワード線WLと接続
された第1のPMOSトランジスタ41と、ソースが接
地電圧源32と接続され、ドレインが第1のPMOSト
ランジスタと共有してワード線WLと接続され、ゲート
がインバータ43と接続された第1のNMOSトランジ
スタ42と、ソースが正電圧源31と接続され、ドレイ
ンが第1のPMOSトランジスタ41のゲートと接続さ
れ、ゲートが接地された第2のPMOSトランジスタ4
4と、ドレインが第1のPMOSトランジスタ41のゲ
ートと接続され、ソースが接地され、ゲートが入力ポー
ト30と接続された第2のNMOSトランジスタ45と
から構成されている。
【0079】セカンダリワード線SWLは、1本ごとに
セカンダリワード線ドライバである負電圧ドライバ回路
52と接続されて、それぞれ独立に制御される。従っ
て、図示はしていないが、負電圧ドライバ回路50はセ
カンダリワード線SWLと対応して複数設けられてい
る。
【0080】本発明に係るEEPROM装置は、第1の
実施形態で説明したように、図7に示す消去動作時に、
コントロールゲート25に対して負電圧を印加しない。
代わりに、セカンダリワード線SWLに接続している負
電圧ドライバ回路35に負のレベルシフタ機能を移設し
ている。
【0081】このように、ワード線ドライバ回路40か
ら負電圧を生成する部分が不要となるため、第1のPM
OSトランジスタ41及び第1のNMOSトランジスタ
42の耐圧を下げることができ、ドライバ回路の面積を
小さくすることができる。
【0082】一方、従来のメモリセルアレイは、各ワー
ド線のそれぞれに負電圧を生成して印加する必要がある
ため、ドライバ部分に負電圧生成用のレベルシフタとド
ライバとを設けている。これにより、第1のPMOSト
ランジスタ41及び第1のNMOSトランジスタ42と
対応する各トランジスタのソース、ドレイン、ゲート間
の電位差が大きくなるため、各トランジスタに十分な耐
圧を確保できるようにトランジスタサイズを大きくする
必要がある。その結果、ドライバ回路の面積が大きくな
るので、メモリコア面積が増大する要因となる。
【0083】(第2の実施形態の第1変形例)以下、本
発明の第2の実施形態の第1変形例について図面を参照
しながら説明する。
【0084】図8は第2の実施形態の第1変形例に係る
EEPROM装置の消去動作時におけるバイアス条件を
示している。
【0085】図8において、コントロールゲート25A
を含むメモリセルのみを選択的に消去する。すなわち、
コントロールゲート25Aに−6V程度の負電圧を印加
し、且つコントロールゲート25Bに3V程度の正電圧
を印加する。これにより、コントロールゲート25Aと
セカンダリコントロールゲート29との容量結合によっ
て、コントロールゲート25Aと隣接するフローティン
グゲート22の電位が低下して、消去動作が強化され
る。
【0086】このとき、同時にコントロールゲート25
Bに正電圧を印加するため、コントロールゲート25B
との容量結合により、コントロールゲート25Bと隣接
するフローティングゲート22の電位を上昇して、該フ
ローティングゲート22におけるセカンダリコントロー
ルゲート29との容量結合による電位低下が相殺されて
消去されにくくなる。その結果、消去単位を1ビットと
することができる。
【0087】消去速度は、フローティングゲート22と
ドレイン27との電位差に対して指数関数的に変化する
ため、隣接するフローティングゲート22同士の間には
十分な消去時間の差を確保することができる。
【0088】このように、コントロールゲート25A、
25B及びセカンダリコントロールゲート29にそれぞ
れ印加される制御電圧を最適化することによって、1ビ
ット消去を可能としている。
【0089】(第2の実施形態の第2変形例)以下、本
発明の第2の実施形態の第2変形例について図面を参照
しながら説明する。
【0090】図9は第2の実施形態の第2変形例に係る
EEPROM装置の読出し動作時におけるバイアス条件
を示している。第2変形例においては、セカンダリコン
トロールゲート29を読出し動作時にも利用する。
【0091】図9において、コントロールゲート25A
を含むメモリセルからの読出し動作を行なう。すなわ
ち、コントロールゲート25A及びセカンダリコントロ
ールゲート29に共に2.5V程度の正電圧を印加し、
他のノードは接地電圧を印加する。このようにすると、
コントロールゲート25Aとセカンダリコントロールゲ
ート29とのフローティングゲート22に対する双方の
容量結合によって該フローティングゲート22の電位が
上昇し、読出し電流の電流量が増大する。その結果、メ
モリセルトランジスタの幅寸法を縮小できるので、セル
面積を小さくすることができる。
【0092】なお、セカンダリコントロールゲート29
の電位を2.5Vに昇圧すると、コントロールゲート2
5Bと隣接するフローティングゲート22の電位も上昇
するが、コントロールゲート25Bには接地電位が印加
されているため、メモリセルのカットオフ状態が保持さ
れるので、動作上の問題にはならない。
【0093】また、第2変形例においては、図6に示し
た負電圧ドライバ回路50に代えて、正電圧をも生成可
能な正負電圧ドライバ回路を設ける必要がある。
【0094】(第2の実施形態の第3変形例)以下、本
発明の第2の実施形態の第3変形例について図面を参照
しながら説明する。
【0095】図10は第2の実施形態の第3変形例に係
るEEPROM装置の書込み動作時におけるバイアス条
件を示している。第3変形例においては、セカンダリコ
ントロールゲート29を書込み動作時にも利用する。
【0096】図10において、コントロールゲート25
Aを含むメモリセルに対して書込み動作を行なう。すな
わち、コントロールゲート25Aに4V程度の正の制御
電圧を印加し、セカンダリコントロールゲート29に7
V程度の正の制御電圧を印加し、ドレイン27に5V程
度の正の制御電圧を印加し、他のノードを接地電圧を印
加する。
【0097】このようにすると、コントロールゲート2
5Aとセカンダリコントロールゲート29とのフローテ
ィングゲート22に対する双方の容量結合により、該フ
ローティングゲート22の電位が上昇して、書込み効率
が向上する。これにより、書込み動作に必要なフローテ
ィングゲート22の電位を確保することが容易となるの
で、コントロールゲート25Aに印加する電位を低減す
ることができる。
【0098】なお、第3変形例においても、図6に示し
た負電圧ドライバ回路50に代えて、正電圧をも生成可
能な正負電圧ドライバ回路を設ける必要がある。
【0099】(第2の実施形態の第4変形例)以下、本
発明の第2の実施形態の第4変形例について図面を参照
しながら説明する。
【0100】図11は第2の実施形態の第4変形例に係
るEEPROM装置のスクリーニング時における過書込
みのバイアス条件を示している。第4変形例において
は、セカンダリコントロールゲート29を信頼性を確保
するためのスクリーニング工程に利用する。
【0101】図9に示すように、セカンダリコントロー
ルゲート29に対して、通常のワード線ドライバ回路で
は印加が不可能な9V程度の正の電圧を印加して、フロ
ーティングゲート22に過剰な電子を注入する。その
後、放置によるメモリセルのしきい値電圧Vtの変化を
調べることにより、リテンション特性が悪いメモリセル
を効率的にスクリーニングすることができる。
【0102】なお、第4変形例においても、図6に示し
た負電圧ドライバ回路50に代えて、9V程度の正電圧
をも生成可能な正負電圧ドライバ回路を設ける必要があ
る。
【0103】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0104】図12は本発明の第3の実施形態に係るフ
ラッシュメモリ装置におけるワード線及びセカンダリワ
ード線の各ドライバ回路の構成を示している。図12に
おいて、図6に示す構成要素と同一の構成要素には同一
の符号を付している。
【0105】第3の実施形態は、ビットごとのランダム
消去を行なわない構成とする代わりに、第2の実施形態
に係るEEPROM装置と比べて回路面積が小さいワー
ド線ドライバ回路及びセカンドワード線ドライバ回路を
実現している。
【0106】図12に示すように、第2の実施形態との
相違点は、セカンドワード線ドライバ回路としての正負
高電圧ドライバ回路51が、各セカンダリワード線SW
L〜SWL3と一括に接続されると共に、正電圧をも生
成して出力することができる点である。
【0107】さらに、ワード線ドライバ40Aはレベル
シフタの構成を省略している。
【0108】以下、前記のような構成を持つフラッシュ
メモリ装置の書込み動作におけるバイアス条件を説明す
る。
【0109】図13に示すように、コントロールゲート
25Aに1.8V程度の正の制御電圧を印加し、セカン
ダリコントロールゲート29及びドレイン27に5V程
度の正の制御電圧を5V程度の正の制御電圧を印加す
る。
【0110】このようにすると、各フローティングゲー
ト22を高電位とするセカンダリワード線SWL1〜S
WL3には、正負高電圧ドライバ回路51から約5Vの
正電圧が一括して供給される。
【0111】また、デコーダ回路により選択されたワー
ド線WLにはメモリセル10に書込み電流を流すための
約1.8Vの正電圧が印加される一方、選択されないワ
ード線WLには書込み電流を流さないように0Vが印加
される。従って、選択されたワード線WLに対して比較
的に低い制御電圧を印加するだけで、ビット単位に書込
み動作を行なうことができる。
【0112】
【発明の効果】本発明に係る半導体記憶装置によると、
第1の制御線と第2の制御線とによりアクセスされるメ
モリセルを特定することができるため、ビット/バイト
単位程度の小さいデータ単位でメモリセルの消去動作を
行なうことができる。さらに、第2の制御線は第1の制
御線と交差することから、必然的にビット線が延びる方
向と同一となるため、フラッシュメモリ装置と比べても
セル面積がたいして増大することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置
におけるメモリセルアレイを示す部分的な回路図であ
る。
【図2】(a)は本発明の第1の実施形態に係る半導体
記憶装置を示し、(a)は図1の部分回路と対応する部
分の平面図であり、(b)は(a)のIIb−IIb線にお
ける構成断面図である。
【図3】(a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係
る半導体記憶装置の動作バイアス条件を示し、(a)は
書込み動作時の素子の回路図であり、(b)は読出し動
作時の素子の回路図であり、(c)は消去動作時の素子
の回路図である。
【図4】本発明の第1の実施形態の第1変形例に係る半
導体記憶装置における構成断面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の第2変形例に係る半
導体記憶装置における構成断面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置
におけるワード線及びセカンダリワード線の各ドライバ
回路を示す回路図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置
の消去動作バイアス条件を示す素子の回路図である。
【図8】本発明の第2の実施形態の第1変形例に係る半
導体記憶装置の消去動作時のバイアス条件を示す素子の
回路図である。
【図9】本発明の第2の実施形態の第2変形例に係る半
導体記憶装置の読出し動作時のバイアス条件を示す素子
の回路図である。
【図10】本発明の第2の実施形態の第3変形例に係る
半導体記憶装置の書込み動作時のバイアス条件を示す素
子の回路図である。
【図11】本発明の第2の実施形態の第4変形例に係る
半導体記憶装置のスクリーニング時の過書込み動作バイ
アス条件を示す素子の回路図である。
【図12】本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装
置におけるワード線及びセカンダリワード線の各ドライ
バ回路を示す回路図である。
【図13】本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装
置の書込み動作時のバイアス条件を示す素子の回路図で
ある。
【図14】第1の従来例に係るスプリット型フラッシュ
メモリ装置のメモリセルを示す構成断面図である。
【図15】(a)及び(b)は第1の従来例に係るスプ
リット型フラッシュメモリ装置を示し、(a)はメモリ
セルアレイを示す部分的な回路図であり、(b)はメモ
リセルアレイを示す部分的な平面図である。
【図16】(a)〜(c)は第1の従来例に係るフラッ
シュメモリ装置の動作バイアス条件を示す素子の回路図
である。
【図17】(a)及び(b)は第2の従来例に係るスプ
リット型EEPROM装置を示し、(a)はメモリセル
アレイを示す部分的な回路図であり、(b)はメモリセ
ルアレイを示す部分的な平面図である。
【符号の説明】
10 メモリセル 11 第1のメモリセル 12 第2のメモリセル 13 第3のメモリセル 14 第4のメモリセル 15 第5のメモリセル 16 第6のメモリセル 20 半導体基板 20a 段差部 21 トンネル絶縁膜(第1の絶縁膜) 22 フローティングゲート 23 容量絶縁膜(第2の絶縁膜) 24 ゲート絶縁膜 25 コントロールゲート(第1のコントロールゲ
ート) 25A コントロールゲート 25B コントロールゲート 26 ソース(領域) 27 ドレイン(領域) 28 セル間絶縁膜(第3の絶縁膜) 28A セル間絶縁膜(第3の絶縁膜) 29 セカンダリコントロールゲート(第2のコン
トロールゲート) 30 入力ポート 31 正電圧源 32 接地電圧源 40 ワード線ドライバ回路(第1のドライバ回
路) 40A ワード線ドライバ回路(第1のドライバ回
路) 41 第1のPMOSトランジスタ 42 第1のNMOSトランジスタ 43 インバータ 44 第2のPMOSトランジスタ 45 第2のNMOSトランジスタ 50 負電圧ドライバ回路(第2のドライバ回路) 51 正負電圧ドライバ回路(第2のドライバ回
路) WL1 第1のワード線(第1の制御線) WL2 第2のワード線(第1の制御線) SWL1 第1のセカンダリワード線(第2の制御線) SWL2 第2のセカンダリワード線(第2の制御線) SWL3 第3のセカンダリワード線(第2の制御線)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/792 G11C 17/00 612F 611Z (72)発明者 椋木 敏夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小椋 正気 アメリカ合衆国,ニューヨーク州 12590, ワッピンジャーズ フォールス,オールド ホープウェル ロード 140,ヘイロー エルエスアイ デザイン アンド デバ イス テクノロジー インコーポレイテッ ド内 Fターム(参考) 5B025 AA01 AC04 AD01 AD03 5F083 EP03 EP24 EP26 EP27 EP28 EP32 EP34 EP35 EP54 EP56 ER03 ER05 ER19 ER30 GA03 JA04 JA36 LA12 LA16 MA06 MA19 5F101 BA04 BA29 BB03 BB04 BC11 BC13 BD10 BD22 BE05 BE07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが、半導体基板上に第1の絶縁
    膜を介して形成されたフローティングゲートと、前記フ
    ローティングゲートと第2の絶縁膜を介して容量結合す
    る第1のコントロールゲートと、前記フローティングゲ
    ート及び第1のコントロールゲートと第3の絶縁膜を介
    して容量結合する第2のコントロールゲートとからなる
    複数のメモリセルと、 前記第1のコントロールゲートと電気的に接続された第
    1の制御線と、 前記第2のコントロールゲートと電気的に接続された第
    2の制御線とを備え、 前記第1の制御線と前記第2の制御線とは、互いに交差
    するように設けられていることを特徴とする半導体記憶
    装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のメモリセルはアレイ状に配置
    されており、 前記第1のコントロールゲートは前記半導体基板上に絶
    縁膜を介して形成され、前記フローティングゲートは前
    記第1のコントロールゲートの側面上に前記第2の絶縁
    膜を介して形成され、前記第2のコントロールゲートは
    前記フローティングゲートの上面及び側面上に前記第3
    の絶縁膜を介して形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体基板における前記フローティ
    ングゲートの下側には、前記フローティングゲートが跨
    ぐ段差部が設けられていることを特徴とする請求項2に
    記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の制御線を複数有しており、 前記各第2の制御線に対してそれぞれ所定の制御電圧を
    印加する複数のドライバ回路をさらに備えていることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の制御線に対して正の制御電圧
    を印加することにより、読み出し動作を行なうことを特
    徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の制御線に対して正の制御電圧
    を印加することにより、書き込み動作を行なうことを特
    徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記正の制御電圧は、前記第1の制御線
    に印加する制御電圧よりも高いことを特徴とする請求項
    6に記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の制御線に対して正の制御電圧
    を印加する第1のドライバ回路と、前記第2の制御線に
    対して負の制御電圧を印加する第2のドライバ回路とを
    さらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記第2のドライバ回路は、前記正の制
    御電圧よりも高い正の制御電圧をも生成して前記第2の
    制御線に印加することを特徴とする請求項8に記載の半
    導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の制御線を複数有しており、 前記複数の第1の制御線のうち一の第1の制御線と接続
    された前記メモリセルの消去動作時において、前記一の
    第1の制御線に印加する制御電圧と前記一の第1の制御
    線と隣接する他の第1の制御線に印加する制御電圧とは
    異なる電圧値に設定されていることを特徴とする請求項
    1に記載の半導体記憶装置。
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