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JP2002234812A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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Publication number
JP2002234812A
JP2002234812A JP2001031299A JP2001031299A JP2002234812A JP 2002234812 A JP2002234812 A JP 2002234812A JP 2001031299 A JP2001031299 A JP 2001031299A JP 2001031299 A JP2001031299 A JP 2001031299A JP 2002234812 A JP2002234812 A JP 2002234812A
Authority
JP
Japan
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hair
extract
skin
hair growth
cosmetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001031299A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Yamamoto
卓也 山本
Mayumi Shishido
まゆみ 宍戸
Homare Tabata
誉 多葉田
Fuminobu Yoshimi
文伸 吉見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Pola Orbis Holdings Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Mitsui Chemicals Inc
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Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc, Mitsui Chemicals Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP2001031299A priority Critical patent/JP2002234812A/ja
Publication of JP2002234812A publication Critical patent/JP2002234812A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚に対しては乾燥感、肌荒れ等の改善によ
る美肌効果に優れ、一方、頭髪に対しては発毛・育毛促
進などの発毛・育毛効果に優れ、かつ長期にわたる使用
に十分耐えうる安全性を備えた化粧料を提供すること。 【解決手段】 エリオディクティオンの植物体を、好ま
しくは水溶性有機溶媒又は含水水溶性有機溶媒で抽出
し、得られたエリオディクティオン抽出物が配合される
化粧料を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧料に関し、詳し
くは皮膚に対しては乾燥感、肌荒れ等の改善による美肌
効果に優れ、一方、頭髪に対しては発毛・育毛促進など
の発毛・育毛効果に優れた化粧料を提供するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から化粧料には各種の生薬エキスな
どが配合されてきた。例えば皮膚化粧料には肌荒れ防止
やしわの改善などを目的として、胎盤抽出エキス、ヨク
イニン、オウゴン、ブクリョウ等の抽出エキス(特開昭
57−31604号公報、特開昭59−73509号公
報、特開昭60−78910号等参照)などが、また発
毛・育毛料には養毛効果を目的としてヨクイニン、カシ
ュウ等の抽出エキス(特公平1−13451号公報、特
開平2−48514号公報等参照)などが配合されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これまでに
提供された化粧料には上記の例に挙げたとおり、各種の
生薬エキスが適用されているが、顕著な効果を示すもの
は殆どなく、またある程度の効果を有するものには皮膚
炎を起こす程刺激が強く、連続使用が困難である等の欠
点があった。
【0004】本発明は、このような実状に鑑みてなされ
たものであって、皮膚に対しては乾燥感、肌荒れ等の改
善による美肌効果に優れ、一方、頭髪に対しては発毛・
育毛促進などの発毛・育毛効果に優れ、かつ長期にわた
る使用に十分耐えうる安全性を備えた化粧料を提供する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意研究を重ねた結果、ハゼリソウ科に属
する特定の植物から得られた抽出物が皮膚に対する優れ
た美肌効果を有し、一方で頭髪に対しては優れた発毛・
育毛効果を有し、且つ使用時における安全性上の問題も
ないことを見いだし、斯かる知見に基づき本発明の完成
に至った。
【0006】すなわち、本発明は、エリオディクティオ
ン(Eriodictyon sp.) の植物体から好ましくは水溶性有
機溶媒または含水水溶性有機溶媒で抽出して得られた抽
出物を好適には0.001〜10重量%の範囲で含有す
ることを特徴とする化粧料に関する。また、本発明は、
好ましくは末梢血管血流促進剤を更に含有する化粧料に
関する。また、本発明の化粧料は発毛・育毛料として好
適である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】まず、本発明に適用されるエリオディクテ
ィオン(Eriodictyon sp.)とは、メキシコ、熱帯アメリ
カなどの熱帯、亜熱帯に分布するハゼリソウ科に属する
一年草又は多年草である。これまで、エリオディクティ
オンについては糖尿病や高血圧の薬として利用されるこ
とは知られていたが、外用的見地から実用的に応用され
たことはなく、特に皮膚に対する美肌効果や頭髪に対す
る発毛・育毛効果があることについては、本発明者によ
って初めて見出されたものである。
【0009】上記エリオディクティオンの植物体には、
皮膚本来の機能を活発化させる成分が含まれていること
から、エリオディクティオン抽出物を化粧料に配合する
と、優れた美肌効果や発毛・育毛効果を奏する化粧料を
得ることができる。なお、上記美肌とは、乾燥肌や肌荒
れ等の不良状態にある皮膚が、外観から確認できる程に
改善されることを言う。また、上記発毛・育毛とは、毛
髪が生えている状態にすることを言い、例えば新たに毛
髪を生やす発毛や、生えている毛髪を成長させる、ある
いは毛髪が生えている状態を維持する育毛等を含む概念
であり、前述した発毛及び育毛の少なくとも何れかが発
揮されれば良い。
【0010】次に、上記のエリオディクティオンから本
発明に係る抽出物を得るには、植物を構成する組織全体
又はその一部である植物体の各部位好ましくは葉、茎又
は全草を乾燥し、あるいはそのまま、粉砕したものを、
抽出溶媒例えばメタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール等の一価アルコール、1,3−ブチレン
グリコール、プロピレングリコール等の多価アルコー
ル、またはアセトン、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等の水溶性有機溶媒、または前記一価アルコール、多価
アルコールまたはアセトン、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン等を好ましくは50重量%以上含有する含水水溶
性有機溶媒、更にはヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサ
ン、酢酸エチル等の非水溶性有機溶媒を用いて抽出する
が、好ましくは水溶性有機溶媒または含水水溶性有機溶
媒を用いるのが良い。
【0011】本発明に係る化粧料を得る具体的な方法と
しては、例えば、エリオディクティオン100gを、抽
出溶媒0.5〜5Lを用い、室温〜抽出溶媒の沸点の温
度で、室温時4〜10日間、加温時4〜8時間、1〜2
回、温浸抽出する。これら抽出液を合わせ、吸引濾過
後、溶媒を除くために減圧下濃縮し、粘稠あるいは乾固
した抽出物を得る。得られた抽出物をそのまま、あるい
は適宜の溶媒等で溶解又は分散希釈せしめ基剤中に配合
し本発明の化粧料を得る。
【0012】ここで本発明に係るエリオディクティオン
抽出物の含有量は、化粧料全体に対して好ましくは0.
001〜10重量%、特に好ましくは0.01〜5重量
%である。含有量が0.001重量%未満では本発明で
目的とする効果が充分に発揮されにくくなり、また10
重量%を越える量では剤形によっては化粧料の安定性が
低下することがある。
【0013】次に、本発明の化粧料を発毛・育毛料とし
た場合には上記のエリオディクティオン抽出物に加えて
末梢血管血流促進剤を含有せしめると更に好ましい発毛
・育毛効果を有する。なお、末梢血管血流促進剤は、血
管壁を拡張することによって末梢血管の血流を促進させ
る作用を有する物質であっても良いし、末梢血管の血流
を悪化させる脂質等の発生を抑制することによって血管
壁を強化し本来の血管運動機能を回復させる物質であっ
ても良い。このような末梢血管血流促進剤としては、例
えば塩化カルプロニウム、ニコチン酸ベンジル、ビタミ
ンE、ビタミンEアセテート、ビタミンEリノレート、
ビタミンEニコチネート、トウガラシチンキ等が挙げら
れ、これらのうちの一種または二種以上が使用される。
【0014】また、本発明の化粧料には、上記のエリオ
ディクティオン抽出物及び末梢血管血流促進剤に加え
て、必要に応じて、通常の皮膚化粧料や発毛・育毛料に
用いられる各種成分及び添加物、例えば無機顔料、有機
顔料、無機粉体、有機粉体、炭化水素類、ロウ類、油脂
類、エステル類、高級脂肪酸類、高級アルコール類、ト
リグリセリド類、ラノリン類、ワックス類、動植物油、
シリコーン類、界面活性剤類、多価アルコール類、糖
類、ビタミン類、アミノ酸類、清涼剤、酸化防止剤、防
腐・殺菌剤、香料、増粘剤、紫外線防御剤、アルコール
類、pH調整剤および水等を配合することができる。
【0015】本発明の化粧料としては種々の剤型が挙げ
られ、例えば皮膚化粧料としては化粧水、乳液、クリー
ム、パック、ファンデーション、口紅などが挙げられ、
また発毛・育毛料としてはヘアトニック、シャンプー、
リンス、ポマード、ヘアローション、ヘアクリーム、ヘ
アトリートメント等が挙げられ、常法に従って調製され
る。
【0016】ここで本発明に係るエリオディクティオン
抽出物の製造例を示す。 (製造例1)エリオディクティオンの全草乾燥物100
gをメタノール2Lで室温にて4日間浸漬抽出し、濾紙
で残渣を濾別し、濾液をエバポレーションして乾固し、
抽出物を得た。(収率3.6%)
【0017】(製造例2)エリオディクティオンの全草
乾燥物100gを70%エタノール2Lで室温にて10
日間浸漬抽出し、濾紙で残渣を濾別し、濾液をエバポレ
ーションして乾固し、抽出物を得た。(収率2.8%)
【0018】(製造例3)エリオディクティオンの全草
乾燥物100gをアセトン2Lに浸漬し、ソックスレー
抽出器に移し、加温抽出を8時間行なう。その後冷却し
て濾紙で残渣を濾別し、濾液をエバポレーションして乾
固し、抽出物を得た。(収率2.4%)
【0019】(製造例4)エリオディクティオンの全草
乾燥物100gをブタノール2Lに浸漬し、ソックスレ
ー抽出器に移し、加温抽出を8時間行なう。その後冷却
して濾紙で残渣を濾別し、濾液をエバポレーションして
乾固し、抽出物を得た。(収率2.1%)
【0020】(製造例5)エリオディクティオンの全草
乾燥物100gをプロピレングリコール:蒸留水=1:
1の抽出溶媒2Lに浸漬し、ソックスレー抽出器に移
し、加温抽出を8時間行なう。その後冷却して濾紙で残
渣を濾別し、濾液をエバポレーションして乾固し、抽出
物を得た。(収率1.8%)
【0021】(製造例6)エリオディクティオンの全草
乾燥物100gを酢酸エチル2Lで室温にて10日間浸
漬抽出し、濾紙で残渣を濾別し、濾液をエバポレーショ
ンして乾固し、抽出物を得た。(収率1.3%)
【0022】次に、本発明の化粧料が如何に美肌効果や
発毛・育毛効果の点で優れているかを実証するため行っ
た試験結果を示す。
【0023】1.美肌効果試験 (1)試料 本発明品:後記実施例1の化粧水 比較品1:後記実施例1の化粧水におけるエリオディク
ティオン抽出物を胎盤抽出物に置換えて調製した化粧水 比較品2:後記実施例1の化粧水におけるエリオディク
ティオン抽出物を除去(水を増量)した化粧水
【0024】(2)試験方法 乾燥肌を有する本邦成人女子45名を、それぞれ15人
づつ無作為に3群(A〜C群)に分けた。A群の顔面に
は本発明品の化粧水を、B群の顔面には比較品1の化粧
水を、C群の顔面には比較品2の化粧水を、それぞれ4
週間適用した。4週間後の乾燥感の改善状態、及び自然
増悪の状態(前述した化粧水の適用にも関わらず肌の乾
燥が進行する状態)について群間比較を行った。また、
肌あれ状態の評価については顔面皮膚よりテープストリ
ッピング法により角層を単離し、特開昭63−1133
58号公報に記載されている方法に従い、角層の光学顕
微鏡観察で重層剥離度と有核細胞の有無を5段階評価し
た。その結果を表1、表2に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】表1、表2の結果に示されるように、本発
明品の化粧水は比較品の化粧水に比べ乾燥感の改善、肌
あれ改善が顕著であり、美肌効果に優れていることが実
証された。尚、上記評価要素以外の意見として、本発明
の化粧料は使用時における刺激感、皮膚の炎症などの安
全性面での弊害はないことも同時に明らかとなった。
【0028】2.発毛・育毛効果試験 「マウス毛成長評価試験」 (1)試料 本発明品 :エリオディクティオン抽出物(製造例
2)を5%含有する70%エタノール水分散液 比較品 :ビタミンEを1%含有する70%エタノ
ール水分散液 コントロール:70%エタノール水溶液
【0029】(2)試験方法 9週令のC3Hマウスを用い、1群を10匹とし、3群
作り、これらの背部を2.0×2.0cmの広さに除毛し
た後、翌日除毛部位に各試料を0.04g塗布した後、
20日目に当該部位の毛成長の密度を色差計を用いて黒
色増加度として評価した。その結果を表3に示す。
【0030】
【表3】
【0031】表3の結果から明らかなように、本発明に
係るエリオディクティオン抽出物では、コントロールと
比較してL値が減少し、黒色度が増加していることが分
かる。一方、比較品のビタミンEでは本発明品と比較し
てコントロールに対するL値の減少が少ししか認められ
なかった。これは本発明に係るエリオディクティオン抽
出物が毛根を刺激、毛包周囲の血行をより盛んにし、代
謝を活発にした結果と推察される。
【0032】「ヒト発毛・育毛評価試験」 (1)試料 本発明品:後記実施例7〜9のヘアトニック 比較品 :後記実施例7のヘアトニックからエリオディ
クティオン抽出物(製造例2)を除いた(水を増量)ヘ
アトニック
【0033】(2)試験方法 薄毛症、脱毛症を訴える20名のパネラーを各5名ずつ
4群に分け、各試料を用いて6ヶ月間の長期連用試験を
実施した。適用方法は通常のトニック使用法と同様一日
2回、頭部にまんべんなく塗布する方法を用いた。また
評価は使用開始後3ケ月目と6ケ月目に行ない、うぶ
毛、硬毛が増えてきたと感じた被験者がどの程度増えた
かを計測した。更に、テスト終了時に頭皮の状態の改善
や、ふけの発生の減少についても申告してもらった。そ
の結果を表4に示す。
【0034】
【表4】
【0035】表4の結果から明らかなように、本発明の
発毛・育毛料は、うぶ毛を生じた人、及び硬毛を生じた
人の少なくとも何れかが増加していることから発毛・育
毛効果が認められた。また、テスト終了時に頭皮の状態
が改善され、ふけの発生の減少を申告した人が、実施例
7では4名、実施例8では2名数えられた。このことか
ら本発明の発毛・育毛料には頭皮の状態を改善する効果
も認められた。更に、使用テスト期間中に何れのパネラ
ーにも頭皮の状態の悪化、炎症性の反応等の皮膚障害は
全く観察されなかったことから、安全性も高いことが確
認された。
【0036】
【実施例】以下に、本発明の実施例を示す。尚、配合割
合は重量部である。
【0037】
【実施例1】化粧水 (A)精 製 水 78.89 グリセリン 5.0 プロピレングリコール 4.0 (B)POE(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル 1.5 POE(20)ラウリルエーテル 0.5 エタノール 10.0 エリオディクティオン抽出物(製造例2) 0.01 香 料 0.1
【0038】(調製方法)(A)の各成分を合わせ、室
温下に溶解する。一方、(B)の各成分も室温下に溶解
し、これを(A)処方分に加えて可溶化する。
【0039】
【実施例2】乳 液 (A)POE(20)硬化ヒマシ油 1.5 ヤシ油脂肪酸モノグリセライド 1.0 オレイン酸トリグリセライド 7.5 (B)グリセリン 2.5 エリオディクティオン抽出物(製造例1) 1.0 精 製 水 86.3 (C)香 料 0.2
【0040】(調製方法)(A)の各成分に合わせ、加
熱混合し、70℃とする。(B)の各成分を合わせ、7
0℃に加熱混合し、これに(A)処方分を加え乳化し、
冷却しながら(C)を加える。
【0041】
【実施例3】ハンドクリーム (A)ワセリン 18.0 セタノール 8.0 POE(20)オレイルエーテル 1.4 モノステアリン酸ソルビタン 0.8 (B)防 腐 剤 0.3 エリオディクティオン抽出物(製造例4) 0.5 精 製 水 70.8 (C)香 料 0.2
【0042】(調製方法)実施例2と同様の方法によ
る。
【0043】
【実施例4】クリーム (A)POE(30)セチルエーテル 2.0 グリセリンモノステアレート 10.0 流動パラフィン 10.0 ワセリン 4.0 セタノール 5.0 防 腐 剤 0.2 (B)プロピレングリコール 10.0 エリオディクティオン抽出物(製造例5) 2.0 精 製 水 56.8
【0044】(調製方法)(A)の各成分を合わせ、8
0℃に加熱する。(B)の各成分を合わせ、80℃に加
熱する。(A)の処方分を攪はんしながら、それに
(B)の処方分を加え攪はん乳化し、その後冷却する。
【0045】
【実施例5】パック料 (A)ポリビニルアルコール 15.0 精製水 40.0 (B)ビサボロール 0.5 γ−トコフェロール 0.02 エタノール 4.0 エリオディクティオン抽出物(製造例3) 4.0 POE(8)ポリオキシプロピレングリコール(55) 3.0 精 製 水 33.48
【0046】(調製方法)(A)を室温にて分散溶解す
る。これに(B)を加えて均一に溶解する。
【0047】
【実施例6】ゲル状化粧オイル (A)ショ糖脂肪酸エステル 5.0 (第一工業製薬DKエステルF−160) (B)1,3−ブチレングリコール 10.0 グリセリン 24.0 精 製 水 4.5 防 腐 剤 0.3 (C)流動パラフィン 20.0 オリーブ油 30.0 2−エチルヘキサン酸トリグリセライド 5.0 エリオディクティオン抽出物(製造例6) 1.0 (D)香 料
0.2
【0048】(調製方法)(B)の各成分を合わせ、7
0〜80℃に加熱し、これに(A)を溶解する。これ
に、(C)の処方分を加え、冷却して40℃になったら
(D)を添加し、次いで冷却する。
【0049】
【実施例7〜9】ヘアトニック 下記表5に示す成分及び配合組成を用い、各成分を加温
溶解し、可溶化してヘアトニックを調製した。
【0050】
【表5】
【0051】
【実施例10】ヘアトニック (A)エリオディクティオン抽出物(製造例4) 3.0 メントール 0.2 ビタミンE 0.05 塩化カルプロニウム 0.1 (B)エタノール 50.0 (C)プロピレングリコール 5.0 ビタミンB2 0.5 酵母抽出液(核酸含有) 0.5 グリチルリチンジカリウム 0.3 塩酸ジフェンヒドラミン 0.3 メチルパラベン 0.2 (D)精製水 39.75( E)香料 0.1
【0052】(製法)(B)に(A)を溶かしておき、
これに(C)を溶解した(D)及び(E)を加えてヘア
トニックを調製した。
【0053】
【実施例11】ヘアトリートメント (A)流動パラフィン 2.0 メチルポリシロキサン(10cs) 2.0 セタノール 4.0 エリオディクティオン抽出物(製造例5) 4.5 (B)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 3.0 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.5 プロピレングリコール 5.0 ピロクトンオラミン 0.25 精製水 40.0 (C)加水分解コラーゲン 0.5 ヒアルロン酸 0.01 ウシ胎盤抽出エキス 0.5 精製水 37.19 塩酸ジフェンヒドラミン 0.25 メチルパラベン 0.2 (D)香料 0.1
【0054】(製法)(A)および(B)をそれぞれ8
0℃に加温し、両者を混合して乳化する。その後40℃
付近まで冷却し、その時点で(C)を添加し、更に
(D)を添加しヘアトリートメントを調製した。
【0055】
【実施例12】ヘアシャンプー (A)ラウリル硫酸トリエタノールアミン 10.0 ラウリル硫酸ナトリウム 5.0 ヤシ油ジエタノールアミド 2.0 プロピレングリコール 5.0 ピロクトンオラミン 0.25 ニコチン酸ベンジル 0.1 エリオディクティオン抽出物(製造例3) 1.0 (B)トリクロロカルバニリド 0.25 精製水 76.3 (C)香料 0.1
【0056】(製法)(A)を80℃にて混合し、その
後40℃付近まで冷却して(B)を添加し、更に(C)
を添加しヘアシャンプーを調製した。
【0057】
【実施例13】ヘアリンス (A)流動パラフィン 0.5 メチルポリシロキサン(10cs) 0.5 セタノール 2.0 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 3.0 エリオディクティオン抽出物(製造例2) 2.0 (B)1,3−ブチレングリコール 5.0 精製水 40.0 塩酸ジフェンヒドラミン 0.25( C)グリチルリチンジカリウム 0.25 精製水 46.4 (D)香料 0.1
【0058】(製法)(A)及び(B)をそれぞれ80
℃に加温し、その時点で混合して乳化する。その後 4
0℃付近まで冷却し、(C)を添加し更に(D)を添加
しヘアリンスを調製した。
【0059】
【実施例14】ヘアクリーム (A)エリオディクティオン抽出物(製造例1) 2.5 ワセリン 7.0 ミツロウ 8.0 流動パラフィン 37.0 ポリオキシエチレン(20E.O.)セチルエーテル 3.0 グリセリルモノステアレート 2.0 ビタミンEニコチネート 0.1 (B)精製水 34.6 プロピレングリコール 5.0 塩酸ジフェンヒドラミン 0.2 グリチルリチンジカリウム 0.2 エチルパラベン 0.3 (C)香料 0.1
【0060】(製法)(A)を80℃にて混合溶解し、
次に予め80℃に加熱しておいた(B)を(A)に徐々
に加えクリーム状とした。その後40℃まで冷却し、
(C)を添加してヘアクリームを調製した。
【0061】
【実施例15】ヘアトニック (A)エリオディクティオン抽出物(製造例6) 0.5 サリチル酸 0.3 メントール 0.2 トウガラシチンキ 0.01( B)エタノール 60.0 (C)グリセリン 5.0 (D)精製水 33.89( E)香料 0.1
【0062】(製法)(B)に(A)を溶かしておき、
これに(C)を溶解した(D)及び(E)を加えてヘア
トニックを調製した。
【0063】上記実施例10〜15で得られた本発明の
発毛・育毛料について、実施例7〜9と同様の又は準じ
る方法で発毛・育毛効果の検定を行ったところ、何れも
優れた効果を示し、また頭皮の状態の悪化、炎症性の反
応等の皮膚障害は全く観察されなかった。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、従来から知られている
肌あれ改善剤などに比べて、肌あれ等の皮膚状態の改善
などの美肌効果が格段に優れていることは勿論のこと、
優れた発毛・育毛効果を有し、長期連用による皮膚障害
等も認められず安全性面の弊害もない化粧料を使用する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 N R 7/06 7/06 7/075 7/075 7/08 7/08 35/78 35/78 C A61P 17/14 A61P 17/14 (72)発明者 宍戸 まゆみ 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560番地ポー ラ化成工業株式会社戸塚研究所内 (72)発明者 多葉田 誉 千葉県茂原市東郷1144番地三井化学株式会 社内 (72)発明者 吉見 文伸 千葉県茂原市東郷1144番地三井化学株式会 社内 Fターム(参考) 4C083 AA072 AA082 AA111 AA112 AA122 AC012 AC022 AC072 AC102 AC122 AC182 AC242 AC422 AC432 AC442 AC472 AC482 AC552 AC642 AC692 AC782 AC812 AC852 AD112 AD152 AD222 AD332 AD432 AD472 AD532 AD632 AD662 BB53 CC04 CC05 CC07 CC32 CC33 CC37 CC38 CC39 DD23 DD27 DD31 DD41 EE22 4C088 AB12 AC01 AC05 BA08 BA10 CA03 MA02 MA03 MA17 MA22 MA63 NA14 ZA92 ZC02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エリオディクティオン(Eriodictyon s
    p.)の植物体の抽出物を含有することを特徴とする化粧
    料。
  2. 【請求項2】 前記抽出物が水溶性有機溶媒または含水
    水溶性有機溶媒で前記植物体から抽出されたものである
    請求項1に記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 前記抽出物の含有量が0.001〜10
    重量%である請求項1又は2の何れかに記載の化粧料。
  4. 【請求項4】 前記化粧料が発毛・育毛料である請求項
    1〜3の何れかに記載の化粧料。
  5. 【請求項5】 更に末梢血管血流促進剤を含有する請求
    項4に記載の化粧料。
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