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JP2001181126A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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Publication number
JP2001181126A
JP2001181126A JP36988499A JP36988499A JP2001181126A JP 2001181126 A JP2001181126 A JP 2001181126A JP 36988499 A JP36988499 A JP 36988499A JP 36988499 A JP36988499 A JP 36988499A JP 2001181126 A JP2001181126 A JP 2001181126A
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JP
Japan
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hair
extract
skin
cosmetic
hair growth
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Pending
Application number
JP36988499A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Shaku
政雄 釈
Takuya Yamamoto
卓也 山本
Mayumi Shishido
まゆみ 宍戸
Homare Tabata
誉 多葉田
Satoshi Yoshitani
敏 吉谷
Fuminobu Yoshimi
文伸 吉見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Pola Orbis Holdings Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Mitsui Chemicals Inc
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Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc, Mitsui Chemicals Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP36988499A priority Critical patent/JP2001181126A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚に対しては乾燥感、肌荒れ等の改善によ
る美肌効果に優れ、一方、頭髪に対しては発毛・育毛促
進などの発毛・育毛効果に優れ、かつ長期にわたる使用
に十分耐えうる安全性を備えた化粧料を提供すること。 【解決手段】 ハエマトクシルム・ブラジレットの植物
体を、好ましくは水溶性有機溶媒又は含水水溶性有機溶
媒で抽出し、得られたハエマトクシルム・ブラジレット
抽出物が配合される化粧料を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧料に関し、詳し
くは皮膚に対しては乾燥感、肌荒れ等の改善による美肌
効果に優れ、一方、頭髪に対しては発毛・育毛促進など
の発毛・育毛効果に優れた化粧料を提供せんとするもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から化粧料には各種の生薬エキスな
どが配合されてきた。例えば皮膚化粧料には肌荒れ防止
やしわの改善などを目的として、胎盤抽出エキス、ヨク
イニン、オウゴン、ブクリョウ等の抽出エキス(特開昭
57−31604号公報、特開昭59−73509号公
報、特開昭60−78910号等参照)などが、また発
毛・育毛料には養毛効果を目的としてヨクイニン、カシ
ュウ等の抽出エキス(特公平1−13451号公報、特
開平2−48514号公報等参照)などが配合されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これまでに
提供された化粧料には上記の例に挙げたとおり、各種の
生薬エキスが適用されているが、顕著な効果を示すもの
は殆どなく、またある程度の効果を有するものには皮膚
炎を起こす程刺激が強く、連続使用が困難である等の欠
点があった。
【0004】本発明は、このような実状に鑑みてなされ
たものであって、皮膚に対しては乾燥感、肌荒れ等の改
善による美肌効果に優れ、一方、頭髪に対しては発毛・
育毛促進などの発毛・育毛効果に優れ、かつ長期にわた
る使用に十分耐えうる安全性を備えた化粧料を提供する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意研究を重ねた結果、マメ科に属する特
定の植物から得られた抽出物が皮膚に対する優れた美肌
効果を有し、一方で頭髪に対しては優れた発毛・育毛効
果を有し、且つ使用時における安全性上の問題もないこ
とを見いだし、斯かる知見に基づき本発明の完成に至っ
た。
【0006】すなわち、本発明は、ハエマトクシルム・
ブラジレット(Haematoxylum Brasiletto Karst.)の植物
体から好ましくは水溶性有機溶媒または含水水溶性有機
溶媒で抽出して得られた抽出物を好適には0.001〜
10重量%の範囲で含有することを特徴とする化粧料に
関する。また、本発明は、好ましくは末梢血管血流促進
剤を更に含有する化粧料に関する。また、本発明の化粧
料は発毛・育毛料として好適である。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】まず、本発明に適用されるハエマトクシル
ム・ブラジレット(Haematoxylum Brasiletto Karst.)と
は、メキシコ、熱帯アメリカ、南アフリカなどに分布す
るマメ科ハエマトクシルム属に属する常緑の低木であ
る。これまで、ハエマトクシルム・ブラジレットについ
ては材が赤色染料の原料として利用されることは知られ
ていたが、外用的見地から実用的に応用されたことはな
く、特に皮膚に対する美肌効果や頭髪に対する発毛・育
毛効果があることについては、本発明者によって初めて
見出されたものである。
【0009】上記ハエマトクシルム・ブラジレットの植
物体には、皮膚本来の機能を活発化させる成分が含まれ
ていることから、ハエマトクシルム・ブラジレット抽出
物を化粧料に配合すると、優れた美肌効果や発毛・育毛
効果を奏する化粧料を得ることができる。なお、上記美
肌とは、乾燥肌や肌荒れ等の不良状態にある皮膚が、外
観から確認できる程に改善されることを言う。また、上
記発毛・育毛とは、毛髪が生えている状態にすることを
言い、例えば新たに毛髪を生やす発毛や、生えている毛
髪を成長させる、あるいは毛髪が生えている状態を維持
する育毛等を含む概念であり、前述した発毛及び育毛の
少なくとも何れかが発揮されれば良い。
【0010】次に、上記のハエマトクシルム・ブラジレ
ットから本発明に係る抽出物を得るには、植物を構成す
る組織全体又はその一部である植物体の各部位好ましく
は樹皮を乾燥し、あるいはそのまま、粉砕したものを、
抽出溶媒例えばメタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール等の一価アルコール、1,3−ブチレン
グリコール、プロピレングリコール等の多価アルコー
ル、またはアセトン、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等の水溶性有機溶媒、または前記一価アルコール、多価
アルコールまたはアセトン、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン等を好ましくは50重量%以上含有する含水水溶
性有機溶媒、更にはヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサ
ン、酢酸エチル等の非水溶性有機溶媒を用いて抽出する
が、好ましくは水溶性有機溶媒または含水水溶性有機溶
媒をもちいるのが良い。
【0011】本発明に係る化粧料を得る具体的な方法と
しては、例えば、ハエマトクシルム・ブラジレット10
0gを、抽出溶媒0.5〜5Lを用い、室温〜抽出溶媒
の沸点の温度で、室温時4〜10日間、加温時4〜8時
間、1〜2回、温浸抽出する。これら抽出液を合わせ、
吸引濾過後、溶媒を除くために減圧下濃縮し、粘稠ある
いは乾固した抽出物を得る。得られた抽出物をそのま
ま、あるいは適宜の溶媒等で溶解又は分散希釈せしめ基
剤中に配合し本発明の化粧料を得る。
【0012】ここで本発明に係るハエマトクシルム・ブ
ラジレット抽出物の含有量は、化粧料全体に対して好ま
しくは0.001〜10重量%、特に好ましくは0.0
1〜5重量%である。含有量が0.001重量%未満で
は本発明で目的とする効果が充分に発揮されにくくな
り、また10重量%を超える量では剤形によっては化粧
料の安定性が低下することがある。
【0013】次に、本発明の化粧料を発毛・育毛料とし
た場合には上記のハエマトクシルム・ブラジレット抽出
物に加えて末梢血管血流促進剤を含有せしめると更に好
ましい発毛・育毛効果を有する。なお、末梢血管血流促
進剤は、血管壁を拡張することによって末梢血管の血流
を促進させる作用を有する物質であっても良いし、末梢
血管の血流を悪化させる脂質等の発生を抑制することに
よって血管壁を強化し本来の血管運動機能を回復させる
物質であっても良い。このような末梢血管血流促進剤と
しては、例えば塩化カルプロニウム、ニコチン酸ベンジ
ル、ビタミンE、ビタミンEアセテート、ビタミンEリ
ノレート、ビタミンEニコチネート、トウガラシチンキ
等が挙げられ、これらのうちの一種または二種以上が使
用される。
【0014】また、本発明の化粧料には、上記のハエマ
トクシルム・ブラジレット抽出物及び末梢血管血流促進
剤に加えて、必要に応じて、通常の皮膚化粧料や発毛・
育毛料に用いられる各種成分及び添加物、例えば無機顔
料、有機顔料、無機粉体、有機粉体、炭化水素類、ロウ
類、油脂類、エステル類、高級脂肪酸類、高級アルコー
ル類、トリグリセリド類、ラノリン類、ワックス類、動
植物油、シリコーン類、界面活性剤類、多価アルコール
類、糖類、ビタミン類、アミノ酸類、清涼剤、酸化防止
剤、防腐・殺菌剤、香料、増粘剤、紫外線防御剤、アル
コール類、pH調整剤および水等を配合することができ
る。
【0015】本発明の化粧料としては種々の剤型が挙げ
られ、例えば皮膚化粧料としては化粧水、乳液、クリー
ム、パック、ファンデーション、口紅などが挙げられ、
また発毛・育毛料としてはヘアトニック、シャンプー、
リンス、ポマード、ヘアローション、ヘアクリーム、ヘ
アトリートメント等が挙げられ、常法に従って調製され
る。
【0016】
【発明の実施の形態】ここで本発明に係るハエマトクシ
ルム・ブラジレット抽出物の製造例を示す。 製造例1.ハエマトクシルム・ブラジレットの樹皮乾燥
物100gをメタノール2Lに浸漬し、室温にて4日間
浸漬抽出し、濾紙で残渣を濾別し、濾液をエバポレーシ
ョンして乾固し、抽出物を得た。(収率3.5%)
【0017】製造例2.ハエマトクシルム・ブラジレッ
トの樹皮乾燥物100gを70%エタノール2Lで室温
にて10日間浸漬抽出し、濾紙で残渣を濾別し、濾液を
エバポレーションして乾固し、抽出物を得た。(収率
2.7%)
【0018】製造例3.ハエマトクシルム・ブラジレッ
トの樹皮乾燥物100gをアセトン2Lに浸漬し、ソッ
クスレー抽出器に移し、加温抽出を8時間行なう。その
後冷却して濾紙で残渣を濾別し、濾液をエバポレーショ
ンして乾固し、抽出物を得た。(収率3.1%)
【0019】製造例4.ハエマトクシルム・ブラジレッ
トの樹皮乾燥物100gをブタノール2Lに浸漬し、ソ
ックスレー抽出器に移し、加温抽出を8時間行なう。そ
の後冷却して濾紙で残渣を濾別し、濾液をエバポレーシ
ョンして乾固し、抽出物を得た。(収率3.2%)
【0020】製造例5.ハエマトクシルム・ブラジレッ
トの樹皮乾燥物100gをプロピレングリコール:蒸留
水=1:1の抽出溶媒2Lに浸漬し、ソックスレー抽出
器に移し、加温抽出を8時間行なう。その後冷却して濾
紙で残渣を濾別し、濾液をエバポレーションして乾固
し、抽出物を得た。(収率1.9%)
【0021】製造例6.ハエマトクシルム・ブラジレッ
トの樹皮乾燥物100gを酢酸エチル2Lで室温にて1
0日間浸漬抽出し、濾紙で残渣を濾別し、濾液をエバポ
レーションして乾固し、抽出物を得た。(収率1.7%)
【0022】次に、本発明の化粧料が如何に美肌効果や
発毛・育毛効果の点で優れているかを実証するため行っ
た試験結果を示す。
【0023】1.美肌効果試験 (1)試料 本発明品:後記実施例1の化粧水 比較品1:後記実施例1の化粧水におけるハエマトクシ
ルム・ブラジレット抽出物を胎盤抽出物に置換えて調製
した化粧水 比較品2:後記実施例1の化粧水におけるハエマトクシ
ルム・ブラジレット抽出物を除去(水を増量)した化粧
【0024】(2)試験方法 乾燥肌を有する本邦成人女子45名を、それぞれ15人
づつ無作為に3群(A〜C群)に分けた。A群の顔面に
は本発明品の化粧水を、B群の顔面には比較品1の化粧
水を、C群の顔面には比較品2の化粧水を、それぞれ4
週間適用した。4週間後の乾燥感の改善状態、及び自然
増悪の状態(前述した化粧水の適用にも関わらず肌の乾
燥が進行する状態)について群間比較を行った。また、
肌あれ状態の評価については顔面皮膚よりテープストリ
ッピング法により角層を単離し、特開昭63−1133
58号公報に記載されている方法に従い、角層の光学顕
微鏡観察で重層剥離度と有核細胞の有無を5段階評価し
た。その結果を表1、表2に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】表1、表2の結果に示されるように、本発
明品の化粧水は比較品の化粧水に比べ乾燥感の改善、肌
あれ改善が顕著であり、美肌効果に優れていることが実
証された。尚、上記評価要素以外の意見として、本発明
の化粧料は使用時における刺激感、皮膚の炎症などの安
全性面での弊害はないことも同時に明らかとなった。
【0028】2.発毛・育毛効果試験 「マウス毛成長評価試験」 (1)試料 本発明品 :ハエマトクシルム・ブラジレット抽出物
(製造例2)を5%含有する70%エタノール水分散液 比較品 :ビタミンEを1%含有する70%エタノ
ール水分散液 コントロール:70%エタノール水溶液
【0029】(2)試験方法 9週令のC3Hマウスを用い、1群を10匹とし、3群
作り、これらの背部を2.0×2.0cmの広さに除毛し
た後、翌日除毛部位に各試料を0.04g塗布した後、
20日目に当該部位の毛成長の密度を色差計を用いて黒
色増加度として評価した。その結果を表3に示す。
【0030】
【表3】
【0031】表3の結果から明らかなように、本発明に
係るハエマトクシルム・ブラジレット抽出物では、コン
トロールと比較してL値が減少し、黒色度が増加してい
ることが分かる。一方、比較品のビタミンEでは本発明
品と比較してコントロールに対するL値の減少が少しし
か認められなかった。これは本発明に係るハエマトクシ
ルム・ブラジレット抽出物が毛根を刺激、毛包周囲の血
行をより盛んにし、代謝を活発にした結果と推察され
る。
【0032】「ヒト発毛・育毛評価試験」 (1)試料 本発明品:後記実施例7〜9のヘアトニック 比較品 :後記実施例7のヘアトニックからハエマトク
シルム・ブラジレット抽出物(製造例2)を除いた(水
を増量)ヘアトニック
【0033】(2)試験方法 薄毛症、脱毛症を訴える20名のパネラーを各5名ずつ
4群に分け、各試料を用いて6ヶ月間の長期連用試験を
実施した。適用方法は通常のトニック使用法と同様一日
2回、頭部にまんべんなく塗布する方法を用いた。また
評価は使用開始後3ケ月目と6ケ月目に行ない、うぶ
毛、硬毛が増えてきたと感じた被験者がどの程度増えた
かを計測した。更に、テスト終了時に頭皮の状態の改善
や、ふけの発生の減少についても申告してもらった。そ
の結果を表4に示す。
【0034】
【表4】
【0035】表4の結果から明らかなように、本発明の
発毛・育毛料は、何れもうぶ毛を生じた人、硬毛を生じ
た人が増加していることから発毛・育毛効果が認められ
た。また、テスト終了時に頭皮の状態が改善され、ふけ
の発生の減少を申告した人が、実施例7では4名、実施
例8では3名数えられた。このことから本発明の発毛・
育毛料には頭皮の状態を改善する効果も認められた。更
に、使用テスト期間中に何れのパネラーにも頭皮の状態
の悪化、炎症性の反応等の皮膚障害は全く観察されなか
ったことから、安全性も高いことが確認された。
【0036】
【実施例】以下に、本発明の実施例を示す。尚、配合割
合は重量部である。
【0037】 実施例1.化粧水 (A)精 製 水 78.89 グリセリン 5.0 プロピレングリコール 4.0 (B)POE(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル 1.5 POE(20)ラウリルエーテル 0.5 エタノール 10.0 ハエマトクシルム・ブラジレット抽出物(製造例2) 0.01 香 料 0.1
【0038】(調製方法)(A)の各成分を合わせ、室
温下に溶解する。一方、(B)の各成分も室温下に溶解
し、これを(A)処方分に加えて可溶化する。
【0039】 実施例2.乳 液 (A)POE(20)硬化ヒマシ油 1.5 ヤシ油脂肪酸モノグリセライド 1.0 オレイン酸トリグリセライド 7.5 (B)グリセリン 2.5 ハエマトクシルム・ブラジレット抽出物(製造例1) 1.0 精 製 水 86.3 (C)香 料 0.2
【0040】(調製方法)(A)の各成分に合わせ、加
熱混合し、70℃とする。(B)の各成分を合わせ、7
0℃に加熱混合し、これに(A)処方分を加え乳化し、
冷却しながら(C)を加える。
【0041】 実施例3.ハンドクリーム (A)ワセリン 18.0 セタノール 8.0 POE(20)オレイルエーテル 1.4 モノステアリン酸ソルビタン 0.8 (B)防 腐 剤 0.3 ハエマトクシルム・ブラジレット抽出物(製造例4) 0.5 精 製 水 70.8 (C)香 料 0.2
【0042】(調製方法)実施例2と同様の方法によ
る。
【0043】 実施例4.クリーム (A)POE(30)セチルエーテル 2.0 グリセリンモノステアレート 10.0 流動パラフィン 10.0 ワセリン 4.0 セタノール 5.0 防 腐 剤 0.2 (B)プロピレングリコール 10.0 ハエマトクシルム・ブラジレット抽出物(製造例5) 2.0 精 製 水 56.8
【0044】(調製方法)(A)の各成分を合わせ、8
0℃に加熱する。(B)の各成分を合わせ、80℃に加
熱する。(A)の処方分を攪はんしながら、それに
(B)の処方分を加え攪はん乳化し、その後冷却する。
【0045】 実施例5 パック料 (A)ポリビニルアルコール 15.0 精製水 40.0 (B)ビサボロール 0.5 γ−トコフェロール 0.02 エタノール 4.0 ハエマトクシルム・ブラジレット抽出物(製造例3) 4.0 POE(8)ポリオキシプロピレングリコール(55) 3.0 精 製 水 33.48
【0046】(調製方法)(A)を室温にて分散溶解す
る。これに(B)を加えて均一に溶解する。
【0047】 実施例6 ゲル状化粧オイル (A)ショ糖脂肪酸エステル 5.0 (第一工業製薬DKエステルF−160) (B)1,3−ブチレングリコール 10.0 グリセリン 24.0 精 製 水 4.5 防 腐 剤 0.3 (C)流動パラフィン 20.0 オリーブ油 30.0 2−エチルヘキサン酸トリグリセライド 5.0 ハエマトクシルム・ブラジレット抽出物(製造例6) 1.0 (D)香 料 0.2
【0048】(調製方法)(B)の各成分を合わせ、7
0〜80℃に加熱し、これに(A)を溶解する。これ
に、(C)の処方分を加え、冷却して40℃になったら
(D)を添加し、次いで冷却する。
【0049】実施例7〜9.ヘアトニック 下記表5に示す成分及び配合組成を用い、各成分を加温
溶解し、可溶化してヘアトニックを調製した。
【0050】
【表5】
【0051】 実施例10.ヘアトニック (A)ハエマトクシルム・ブラジレット抽出物(製造例4) 3.0 メントール 0.2 ビタミンE 0.05 塩化カルプロニウム 0.1 (B)エタノール 50.0 (C)プロピレングリコール 5.0 ビタミンB2 0.5 酵母抽出液(核酸含有) 0.5 グリチルリチンジカリウム 0.3 塩酸ジフェンヒドラミン 0.3 メチルパラベン 0.2 (D)精製水 39.75 (E)香料 0.1
【0052】(製法)(B)に(A)を溶かしておき、
これに(C)を溶解した(D)及び(E)を加えてヘア
トニックを調製した。
【0053】 実施例11.ヘアトリートメント (A)流動パラフィン 2.0 メチルポリシロキサン(10cs) 2.0 セタノール 4.0 ハエマトクシルム・ブラジレット抽出物(製造例5) 4.5 (B)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 3.0 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.5 プロピレングリコール 5.0 ピロクトンオラミン 0.25 精製水 40.0 (C)加水分解コラーゲン 0.5 ヒアルロン酸 0.01 ウシ胎盤抽出エキス 0.5 精製水 37.19 塩酸ジフェンヒドラミン 0.25 メチルパラベン 0.2 (D)香料 0.1
【0054】(製法)(A)および(B)をそれぞれ8
0℃に加温し、両者を混合して乳化する。その後40℃
付近まで冷却し、その時点で(C)を添加し、更に
(D)を添加しヘアトリートメントを調製した。
【0055】 実施例12.ヘアシャンプー (A)ラウリル硫酸トリエタノールアミン 10.0 ラウリル硫酸ナトリウム 5.0 ヤシ油ジエタノールアミド 2.0 プロピレングリコール 5.0 ピロクトンオラミン 0.25 ニコチン酸ベンジル 0.1 ハエマトクシルム・ブラジレット抽出物(製造例3) 1.0 (B)トリクロロカルバニリド 0.25 精製水 76.3 (C)香料 0.1
【0056】(製法)(A)を80℃にて混合し、その
後40℃付近まで冷却して(B)を添加し、更に(C)
を添加しヘアシャンプーを調製した。
【0057】 実施例13.ヘアリンス (A)流動パラフィン 0.5 メチルポリシロキサン(10cs) 0.5 セタノール 2.0 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 3.0 ハエマトクシルム・ブラジレット抽出物(製造例2) 2.0 (B)1,3−ブチレングリコール 5.0 精製水 40.0 塩酸ジフェンヒドラミン 0.25 (C)グリチルリチンジカリウム 0.25 精製水 46.4 (D)香料 0.1
【0058】(製法)(A)及び(B)をそれぞれ80
℃に加温し、その時点で混合して乳化する。その後 4
0℃付近まで冷却し、(C)を添加し更に(D)を添加
しヘアリンスを調製した。
【0059】 実施例14.ヘアクリーム (A)ハエマトクシルム・ブラジレット抽出物(製造例1) 2.5 ワセリン 7.0 ミツロウ 8.0 流動パラフィン 37.0 ポリオキシエチレン(20E.O.)セチルエーテル 3.0 グリセリルモノステアレート 2.0 ビタミンEニコチネート 0.1 (B)精製水 34.6 プロピレングリコール 5.0 塩酸ジフェンヒドラミン 0.2 グリチルリチンジカリウム 0.2 エチルパラベン 0.3 (C)香料 0.1
【0060】(製法)(A)を80℃にて混合溶解し、
次に予め80℃に加熱しておいた(B)を(A)に徐々
に加えクリーム状とした。その後40℃まで冷却し、
(C)を添加してヘアクリームを調製した。
【0061】 実施例15.ヘアトニック (A)ハエマトクシルム・ブラジレット抽出物(製造例6) 0.5 サリチル酸 0.3 メントール 0.2 トウガラシチンキ 0.01 (B)エタノール 60.0 (C)グリセリン 5.0 (D)精製水 33.89 (E)香料 0.1
【0062】(製法)(B)に(A)を溶かしておき、
これに(C)を溶解した(D)及び(E)を加えてヘア
トニックを調製した。
【0063】上記実施例10〜15で得られた本発明の
発毛・育毛料について、実施例7〜9と同様の又は準じ
る方法で発毛・育毛効果の検定を行ったところ、何れも
優れた効果を示し、また頭皮の状態の悪化、炎症性の反
応等の皮膚障害は全く観察されなかった。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、従来から知られている
肌あれ改善剤などに比べて、肌あれ等の皮膚状態の改善
などの美肌効果が格段に優れていることは勿論のこと、
優れた発毛・育毛効果を有し、長期連用による皮膚障害
等も認められず安全性面の弊害もない化粧料を使用する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/06 A61K 7/06 7/075 7/075 7/08 7/08 35/78 35/78 J A61P 9/00 A61P 9/00 17/14 17/14 (72)発明者 山本 卓也 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560番地ポー ラ化成工業株式会社戸塚研究所内 (72)発明者 宍戸 まゆみ 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560番地ポー ラ化成工業株式会社戸塚研究所内 (72)発明者 多葉田 誉 千葉県茂原市東郷1144番地三井化学株式会 社内 (72)発明者 吉谷 敏 千葉県茂原市東郷1144番地三井化学株式会 社内 (72)発明者 吉見 文伸 千葉県茂原市東郷1144番地三井化学株式会 社内 Fターム(参考) 4C083 AA032 AA082 AA111 AA112 AA122 AC012 AC022 AC072 AC102 AC122 AC182 AC422 AC432 AC442 AC472 AC482 AC642 AC692 AC782 AC812 AC852 AD112 AD152 AD222 AD332 AD432 AD532 AD552 AD632 AD662 CC01 CC04 CC05 CC07 CC33 CC37 CC38 CC39 DD23 DD30 DD31 DD41 EE22 EE28 EE50 FF01 FF05 4C088 AB59 AC01 AC06 BA10 CA03 MA02 MA63 NA14 ZA36 ZA92

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハエマトクシルム・ブラジレット(Haema
    toxylum BrasilettoKarst.)の植物体の抽出物を含有す
    ることを特徴とする化粧料。
  2. 【請求項2】 前記抽出物が水溶性有機溶媒または含水
    水溶性有機溶媒で前記植物体から抽出されたものである
    請求項1に記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 前記抽出物の含有量が0.001〜10
    重量%である請求項1又は2の何れかに記載の化粧料。
  4. 【請求項4】 前記化粧料が発毛・育毛料である請求項
    1〜3の何れかに記載の化粧料。
  5. 【請求項5】 更に末梢血管血流促進剤を含有する請求
    項4に記載の化粧料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008060130A3 (fr) * 2006-11-16 2008-12-11 Alloum Abdelkrim Ben Compositions detergentes sous forme de microemulsions et leur utilisation dans le traitement de l'alopecie

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