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JP2002298355A - 光ディスク記録再生装置の記録制御方法 - Google Patents

光ディスク記録再生装置の記録制御方法

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JP2002298355A
JP2002298355A JP2001099731A JP2001099731A JP2002298355A JP 2002298355 A JP2002298355 A JP 2002298355A JP 2001099731 A JP2001099731 A JP 2001099731A JP 2001099731 A JP2001099731 A JP 2001099731A JP 2002298355 A JP2002298355 A JP 2002298355A
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Toru Tanaka
田中  透
Yasutsugu Hanamoto
康嗣 花本
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慎樹 関
Toshihiko Hiroshima
敏彦 廣島
Yutaka Imamura
裕 今村
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学式ピックアップより照射されるレーザー
によってディスクに信号を記録することが出来る光ディ
スク記録再生装置に関する。 【解決手段】 記録信号が一時的に記憶されるバッファ
用RAM11に記憶されている信号の量がディスク1へ
の記録動作を行っているとき中断設定値以下になるとデ
ィスク1への記録動作を中断させるとともに該バッファ
用RAM11に記憶されている信号の量が再開設定値ま
で増加したとき中断前にディスク1記録された信号を再
生させ、その再生された信号に基づいて記録動作を再開
させるように構成されている光ディスク記録再生装置に
おいて、記録を再開させる前に再生される信号により記
録特性を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式ピックアッ
プに組み込まれているレーザー素子より照射される光ビ
ームによってディスクに信号を記録するとともに光ビー
ムによってディスクに記録されている信号の再生動作を
行うように構成された光ディスク記録再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光学式ピックアップを用いてディスクに
記録されている信号の読み出し動作を行うディスクプレ
ーヤーが普及しているが、最近では、再生機能に加えて
光学式ピックアップに組み込まれているレーザー素子よ
り照射される光ビームによってディスクに信号を記録す
ることが出来るように構成された光ディスク記録再生装
置が商品化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光ディスク記録再生装
置では、ホスト機器であるコンピューター装置側からの
記録命令に従って信号の記録動作を行うように構成され
ているが、斯かる記録動作はディスクに記録する信号を
一旦バッファ用RAMに記憶させ、該バッファ用RAM
に記憶されている信号を読み出すことによってディスク
へ信号の記録動作を行うように構成されている。
【0004】ディスクへの信号の記録動作が正常に行わ
れている状態では、コンピューター装置より出力される
記録信号のバッファ用RAMへの書き込み動作及び該バ
ッファ用RAMからの信号の読み出し動作、そして読み
出された信号のディスクへの記録動作が記録信号の量や
ディスクへの記録状況に対応して行われる。
【0005】信号の記録動作を行っている状態におい
て、バッファ用RAMに記憶されている記録信号の量が
不足するとディスクへの信号の記録動作が行えない状
態、所謂バッファアンダーランと呼ばれる状況になる。
斯かる問題を解決する方法として、バッフア用RAMに
記憶されている記録信号の量が所定値、即ち中断設定値
以下になると、ディスクへの記録動作を一旦停止させ、
バッフア用RAMに記憶されている記録信号の量が所定
値、即ち再開設定値より多くなったとき、ディスクへの
記録動作を再開させるようにした技術が開発されてい
る。
【0006】バッファアンダーランの問題を解決する方
法として記録中断動作及び記録再開動作を行う方法があ
るが、記録再開動作は、記録中断前にディスクに記録さ
れている信号を再生し、その再生された信号に基づいて
記録動作を再開させるように行われる。
【0007】光ディスク記録再生装置におけるディスク
への記録動作は、線速度一定の状態にて行われるが、デ
ィスクを線速度一定の状態にて回転駆動する場合、ディ
スクの内周側の方が外周側よりもディスクの回転角速度
が高速になる。従って、ディスクの内周側から外周側ま
で高速の同一の線速度一定にて回転駆動することは困難
である。
【0008】斯かる問題を解決する方法としてディスク
の内周側より外周側に記録位置が変位するに従って線速
度を高速に変更するようにした技術が開発されている。
【0009】本発明は、斯かる線速度を変更する技術に
適した光ディスク記録再生装置の記録制御方法を提供し
ようとするものである。
【0010】
【作用】本発明は、記録信号が一時的に記憶されるバッ
ファ用RAMに記憶されている信号の量がディスクへの
記録動作を行っているとき中断設定値以下になるとディ
スクへの記録動作を中断させるとともに該バッファ用R
AMに記憶されている信号の量が再開設定値まで増加し
たとき中断前にディスク記録された信号を再生させ、そ
の再生された信号に基づいて記録動作を再開させるよう
に構成されている光ディスク記録再生装置において、記
録を再開させる前に再生される信号により記録特性を検
出するように構成されている。
【0011】
【実施例】図1は本発明に係る光ディスク記録再生装置
の一実施例を示すブロック回路図である。同図におい
て、1はスピンドルモーターMによって回転駆動される
ターンテーブル(図示せず)に載置されるディスクであ
り、該ターンテーブルの回転により回転駆動されるよう
に構成されている。また。前記ディスク1には、位置情
報データがウォブルと呼ばれる溝によって記録されてお
り、この溝より得られるウォブル信号に基づいて信号の
記録再生動作が行われるように構成されている。2はデ
ィスク1に光ビームを照射させるレーザー素子(図示せ
ず)及び該レーザー素子より照射される光ビームのレベ
ルをモニターするモニター用ダイオードが組み込まれて
いるとともにディスク1の信号面より反射される光ビー
ムを受ける光検出器が組み込まれている光学式ピックア
ップであり、ピックアップ送り用モーター(図示せず)
によってディスク1の径方向に移動せしめられるように
構成されている。
【0012】3は前記光学式ピックアップ2に組み込ま
れている光検出器から得られるRF信号を増幅するとと
もに波形成形するRF信号増幅回路、4は前記RF信号
増幅回路3を介して得られる信号に基づいて前記光学式
ピックアップ2より出力される光ビームをディスク1の
信号面に合焦させるフォーカシング制御動作及び該光ビ
ームを前記信号面の信号トラックに追従させるトラッキ
ング制御動作を行うピックアップ制御回路であり、フォ
ーカスサーボ回路及びトラッキングサーボ回路が組み込
まれている。
【0013】5は前記RF信号増幅回路3より出力され
る信号のデジタル信号処理を行うとともに各種信号の復
調動作を行うデジタル信号処理回路、6は前記デジタル
信号処理回路5にて信号処理されたデジタル信号が入力
される信号再生用回路であり、ディスク1に記録されて
いる情報がオーディオ信号である場合には、アナログ信
号に変換した後増幅器等に出力し、コンピューターソフ
トのようなデータ信号の場合にはデジタル信号のままホ
スト機器として設けられているコンピューター装置7に
出力する作用を成すものである。
【0014】8は前記デジタル信号処理回路5により復
調された信号が入力されるとともに前記コンピューター
装置7から出力される命令信号に応じて種々な制御動作
を行うシステム制御回路である。9はテスト信号や情報
信号等の記録信号が入力されるとともにその信号に対応
させてレーザー駆動回路10によるレーザーの照射動作
を制御することによってデータ信号等を前記ディスク1
に記録させる信号記録用回路である。
【0015】11はディスク1に記録される信号が一旦
記憶されるバッファ用RAMであり、前記コンピュータ
ー装置7より出力される信号が書き込まれるとともにシ
ステム制御回路8の制御動作によって信号の記憶動作及
び読み出し動作が制御されるように構成されている。そ
して、前記バッファ用RAM11へ記憶された信号は、
ディスク1に記録するべく読み出された後も記憶保持さ
れた状態にあり、その後コンピューター装置7より出力
される新しい信号がその位置に記憶されることによって
順次上書き消去されるように構成されている。12は前
記システム制御回路8によって動作が制御されるスピン
ドルモーター駆動回路であり、ディスク1を回転駆動さ
せるスピンドルモーターMを記録再生動作を行うための
速度にて回転駆動制御する作用を有している。
【0016】斯かる構成において、ディスク1への信号
の記録動作時、バッファ用RAM11にはコンピュータ
ー装置7から出力される信号が記憶され、その記憶され
ている信号の読み出し動作を制御することによってディ
スク1への信号の記録動作を制御するように構成されて
いる。そして、ディスク1への信号の記録動作が中断さ
れた後、再度記録動作を再開させる場合には、前記バッ
ファ用RAM11に記憶保持されている信号とディスク
1に中断前に記録された信号との比較動作を行い、中断
前に記録されていた信号に連続して信号が記録されるよ
うに、即ちシームレスと呼ばれる方式にて信号が記録さ
れるように構成されている。
【0017】また、ディスク1への信号の記録動作が行
われている間、システム制御回路8内に設けられている
メモリー回路に正常記録動作が行われた位置の最終アド
レスが記憶されるように構成されている。記録動作時に
バッフア用RAMに記憶されている記録信号の量が不足
するバッファアンダーラン状態になり、記録動作が中断
された場合には、前記メモリー回路に記憶されている最
終アドレスに基づいて中断した位置より信号をシームレ
スにて記録動作を行うことが出来るように構成されてい
る。
【0018】以上の如く、本発明に係る光ディスク記録
再生装置は構成されているが、次に斯様に構成された回
路における再生動作について説明する。コンピューター
装置7よりドライブ装置を構成するシステム制御回路8
に対して再生動作を行うための命令信号が出力される
と、該システム制御回路8による再生動作のための制御
動作が開始される。斯かる再生動作が行われる場合に
は、光学式ピックアップ2に組み込まれているレーザー
素子には、信号の読み出し動作を行うためのレーザー出
力が得られる駆動電流がレーザー駆動回路10より供給
されるように設定されている。
【0019】斯かる再生動作のための制御動作が開始さ
れると、スピンドルモーター駆動回路12によるスピン
ドルモーターMの回転制御動作が行われるが、斯かるス
ピンドルモーターの回転制御動作は、ウォブル信号をデ
コードして得られる同期信号と基準信号生成回路(図示
せず)より出力される基準信号とを比較することにより
ディスク1を線速度一定にて回転駆動するように行われ
る。斯かる制御動作は、後述する信号の記録動作時にも
同様に行われる。
【0020】スピンドルモーターの回転制御動作は、以
上の如く行われるが、信号の読み出し動作を行う光学式
ピックアップ2では、フォーカシング制御動作及びトラ
ッキング制御動作が開始されて該光学式ピックアップ2
によるディスク1からの信号の読み出し動作が開始され
るが、再生動作に先だってディスク1の最初のセッショ
ンを構成するリードイン領域に記録されているTOCデ
ータの読み出し動作が行われる。
【0021】ディスク1に記録されている最初のセッシ
ョンの信号記録領域に記録されている信号の読み出し再
生動作は、リードイン領域に記録されているTOCデー
タに基づいて行われることになる。前記光学式ピックア
ップ2によって読み出された信号は、RF信号増幅回路
3を通して増幅及び波形成形された後デジタル信号処理
回路5に入力されて信号の復調動作が行われる。前記デ
ジタル信号処理回路5により信号処理が行われて情報デ
ータが抽出されると、該情報データは誤り訂正等の信号
処理が行われた後、信号再生用回路6に印加される。
【0022】そして、前記信号再生用回路6は、ディス
ク1から読み出された情報データがオーディオ信号であ
る場合には、アナログ信号に変換した後増幅器等に出力
し、コンピューターソフトのようなデータ信号の場合に
はデジタル信号のままコンピューター装置7に出力する
ことになる。
【0023】以上に説明したように本実施例における再
生動作は行われるが、次にディスク1への信号の記録動
作について説明する。
【0024】ディスク1に信号を記録する動作は、まず
ディスク1に設けられている試し書き領域にテスト信号
を記録することによってディスク1の特性に最も適した
レーザー出力を設定するための動作が行われる。斯かる
設定動作は、レーザー出力を変化させながらテスト信号
を記録するとともにその記録された信号を再生すること
により行われる。
【0025】斯かるレーザー出力の設定動作が行われる
と、ディスク1のバッファと呼ばれる領域に記録されて
いる情報データ、即ち信号記録領域に記録されている信
号の位置情報等を読み出す動作が行われる。そして、こ
のようにして読み出された情報データに基づいてディス
ク1に設けられている信号記録領域にデータ信号の記録
動作が可能であるか、また、記録動作を行う位置は何処
か等の認識動作が行われる。
【0026】斯かる認識処理動作が終了すると、光学式
ピックアップ2をディスク1上の記録動作を開始する位
置まで移動させるとともにバッファ用RAM11への記
録信号の書き込み動作が行われる。前記バッファ用RA
M11への信号の書き込み動作が行われと、該バッファ
用RAM11に記憶される信号の記憶量が次第に上昇す
ることになる。その記憶量が所定量を越えると、前記バ
ッファ用RAM11に記憶されている信号を読み出し、
その読み出された信号を前記信号記録用回路9に入力せ
しめる。その結果、前記信号記録用回路9によるレーザ
ー駆動回路10の制御動作が行われ、ディスク1に信号
が記録されることになる。
【0027】斯かる動作によってディスク1への信号の
記録動作は行われるが、前記バッファ用RAM11への
信号の書き込み動作は、該バッファ用RAM11からの
信号の読み出し動作に応じて行われるように構成されて
いる。そして、記録動作が正常に行われている状態で
は、ディスク1への信号の記録動作が行われる毎にその
位置を示すアドレス、即ち最終アドレスをメモリー回路
に記憶する動作が行われている。
【0028】そして、ディスク1への信号の記録動作を
行っている状態において、コンピューター装置7より出
力されてバッファ用RAM11に書き込まれる信号の量
がディスク1に記録されるために読み出される信号の量
に比較して少なくなると、該バッファ用RAM11に記
憶されている記録信号の量が次第に減少することにな
る。前記バッファ用RAM11に記憶されている記録信
号の量が減少して所定の量になると、即ち、バッファア
ンダーラン状態になると、ディスク1への記録動作を中
断させる制御動作が行われる。斯かる中断動作が行われ
ると、前記バッファ用RAM11からの信号の読み出し
動作も中断されることになる。
【0029】斯かる状態において、コンピューター装置
7より記録信号が出力されると、その記録信号を前記バ
ッファ用RAM11に書き込む制御動作が行われること
になり、該バッファ用RAM11に記憶されている記録
信号の量が次第に増加することになる。前記バッファ用
RAM11に記憶されている記録信号の量が増加し、そ
の量が所定量に達すると、記録動作を再開させるための
制御動作が行われる。
【0030】斯かる記録再開動作は、まず、光学式ピッ
クアップ2を記録動作を開始させる位置、即ち記録動作
を中断した位置より後退させた位置に変位させた後、そ
の位置より再生動作を行うことより行われる。記録を中
断させた位置は、正常記録動作が行われる毎にメモリー
回路に記憶されている最終アドレスより容易に認知する
ことが出来るとともに光学式ピックアップ2を所望の位
置に移動させることが出来る。
【0031】斯かる再生動作によって再生される信号
は、記録動作を中断させる直前に記録されていた信号で
あり、斯かる再生信号と前記バッファ用RAM11に記
憶保持されている信号との比較動作を行う。斯かる比較
動作によって、両者が同一信号であると判定された場合
には、前記バッファ用RAM11に記憶されているとと
もに前述した比較動作の対象となった信号に続けて記憶
されている信号の読み出し動作が行われるとともにその
信号が信号記録用回路9に入力されてディスク1への信
号の記録動作が開始される。前述した動作によって信号
のディスク1への記録中断動作及び記録再開動作を行う
ことが出来、斯かる動作を行うことによってディスク1
には、記録動作を中断させたにも関わらず信号を連続し
て記録する動作、所謂シームレス記録動作を行うことが
出来る。
【0032】以上に説明したように本実施例における信
号の記録動作は行われるが、次に本発明の要旨について
説明する。
【0033】前記バッファ用RAM11に記憶されてい
る信号の量が不足すると、即ちバッファアンダーラン状
態になると、前述したように記録中断動作及び記録再開
動作が行われるが、記録再開のための記録再開動作は、
ディスク1に記録されている信号の再生動作に基づいて
行われる。本発明は、この再生動作によって再生される
信号、即ちディスク1に記録中断前に記録された信号の
再生を行ったとき、その再生された信号の記録特性を検
出するように構成されている。
【0034】斯かる記録特性の検出動作は、再生される
信号からジッターや所定の記録特性の変化を検出するこ
とによって行うことが出来る。そして、検出された記録
特性の変化に基づいて、記録中断前に記録された信号の
記録特性を検出することが出来、この検出された特性に
より記録動作が正常に行われているか、また、その記録
品位は良好かとの判断を行うことが出来る。
【0035】斯かる記録特性の検出動作によって記録特
性が信号の再生動作を行うことが出来ない程悪いと判断
された場合には、記録動作を中断させる動作が行われ
る。そして、記録特性が最適な特性よりも悪化している
と判定された場合には、記録動作を行うためのレーザー
出力等の記録条件を変更させた後記録再開動作を行うよ
うに構成されている。斯かる記録条件の変更動作を行う
ことによって、記録中断再開動作によって記録される信
号の連続性を良好に維持することが出来る。
【0036】以上に説明した動作は、バッファアンダー
ランの発生に伴う記録制御方法であり、次に記録速度を
変更する場合の動作について説明する。斯かる記録速度
の変更動作は、ディスク1の内周側において線速度一定
の状態にて記録動作を行っているとき、記録位置がより
高速の線速度一定の状態にて記録動作を行うことが出来
る位置まで移動したときに行われる。
【0037】斯かる線速度の切換動作は、例えば規定の
線速度の16倍より18倍の線速度に変更する場合に行
われるが、斯かる切換動作を行う場合には、記録動作を
一旦中断させた後記録動作を再開させるという動作を行
う必要がある。即ち、16倍の線速度一定の状態にて記
録動作を行っているときに記録動作を一旦中断し、ディ
スク1の回転速度が18倍の線速度一定の状態にて回転
駆動される状態になったとき記録動作を再開させるため
の制御動作が行われる。斯かる記録中断再開動作は、前
述したバッファアンダーランの発生に伴う記録制御方法
を利用することによって行うことが出来る。
【0038】このようにして、記録線速度を変更するた
めの記録制御動作は行われるが、斯かる場合においても
ディスク1に記録中断前に記録されている信号の記録特
性を再生される信号より検出する動作が行われるが、斯
かる記録特性の検出動作は、記録中断時の線速度にて行
われる、即ち記録線速度の変更を行う前に行われる。そ
して、斯かる記録特性の検出動作によって記録特性が信
号の再生動作を行うことが出来ない程悪いと判断された
場合には、記録動作を終了させる動作が行われる。
【0039】また、記録特性が最適な特性よりも悪化し
ていると判定された場合には、記録動作を行うためのレ
ーザー出力等の記録条件を変更させた後記録再開動作を
行うように構成されている。斯かる記録条件の変更動作
を行うことによって、記録中断再開動作によって記録さ
れる信号の連続性を良好に維持することが出来る。そし
て、検出された記録特性の良否の程度に基づいて記録再
開時の記録速度を設定するように構成されている。
【0040】即ち、検出された記録特性が所定の特性よ
り良いと判定された場合には、中断時の記録線速度より
も一段高速の線速度に変更するための制御動作が行われ
る。そして、検出された記録特性が所定の特性であると
判定された場合には、中断時の記録線速度と同一の線速
度による記録動作を再開させるための制御動作が行われ
る。また、検出された記録特性が所定の特性より悪いと
判定された場合には、中断時の記録線速度よりも一段低
速の線速度に変更するための制御動作が行われる。
【0041】前述したように検出される記録特性に応じ
て記録再開時の記録速度の設定動作が行われるが、記録
特性の良否を判定する場合の比較対象は前もって設定さ
れている記録特性とすることが出来るが、前回の記録速
度の変更時に検出された記録特性データを利用すること
も出来る。この記録特性データは、記録動作中に得られ
たデータであるため、このデータを使用すれば、最も現
状に近い記録特性の変化を検出することが出来るので、
正確な記録特性の検出を行うことが出来る。
【0042】
【発明の効果】本発明は、記録信号が一時的に記憶され
るバッファ用RAMに記憶されている信号の量がディス
クへの記録動作を行っているとき中断設定値以下になる
とディスクへの記録動作を中断させるとともに該バッフ
ァ用RAMに記憶されている信号の量が再開設定値まで
増加したとき中断前にディスク記録された信号を再生さ
せ、その再生された信号に基づいて記録動作を再開させ
るように構成されている光ディスク記録再生装置におい
て、記録を再開させる前に再生される信号により記録特
性を検出するようにしたので、種々な記録制御動作を行
う場合に大きな効果を奏するものである。
【0043】また、本発明は、検出された記録特性に基
づいて記録再開時の記録条件を設定するようにしたの
で、記録動作を良好な記録条件にて再開させることが出
来るので、記録特性を良好にすることが出来る。
【0044】そして、本発明は、記録線速度の変更を行
うとき、ディスクへの記録動作を中断させるとともに記
録中断前にディスク記録された信号を再生させ、その再
生された信号に基づいて記録動作を再開させるように構
成されている光ディスク記録再生装置において、記録を
再開させる前に再生される信号により記録特性を検出す
るようにしたので、種々な記録特性に対応した記録速度
にて記録動作を再開させることが出来る。
【0045】また、本発明は、記録中断時の線速度にて
再生される再生信号に基づいて検出された記録特性に応
じて記録再開時の記録線速度を設定するようにしたの
で、記録速度の変更を行わない場合には、無駄な速度変
更動作を行う必要が無いという利点を有している。
【0046】そして、本発明は、検出された記録特性が
所定の特性より悪いとき、記録線速度を下げて記録動作
を再開させるようにしたので、記録特性の悪化を防ぐこ
とが出来る。
【0047】また、本発明は、検出された記録特性が再
生不可能な特性のとき、記録動作を終了させるようにし
たので、無駄な記録動作を速やかに終了させることが出
来るという利点を有している。
【0048】そして、本発明は、前回の記録線速度変更
時に検出された記録特性データと比較することによって
記録特性を検出するようにしたので、最も現状に近い記
録特性の変化を検出することが出来るので、正確な記録
特性の検出を行うことが出来るという利点を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク記録再生装置の一実施
例を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 光学式ピックアップ 4 ピックアップ制御回路 5 デジタル信号処理回路 7 コンピューター装置 8 システム制御回路 11 バッファ用RAM 12 スピンドルモーター駆動回路
フロントページの続き (72)発明者 花本 康嗣 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 関 慎樹 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 廣島 敏彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 今村 裕 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5D044 BC04 CC04 EF02 FG09 GK18 5D090 AA01 BB03 BB04 CC01 CC10 FF36 HH02 KK20 5D109 KA05 KB27 KD13

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録信号が一時的に記憶されるバッファ
    用RAMに記憶されている信号の量がディスクへの記録
    動作を行っているとき中断設定値以下になるとディスク
    への記録動作を中断させるとともに該バッファ用RAM
    に記憶されている信号の量が再開設定値まで増加したと
    き中断前にディスク記録された信号を再生させ、その再
    生された信号に基づいて記録動作を再開させるように構
    成されている光ディスク記録再生装置において、記録を
    再開させる前に再生される信号により記録特性を検出す
    るようにしたことを特徴とする光ディスク記録再生装置
    の記録制御方法。
  2. 【請求項2】 検出された記録特性に基づいて記録再開
    時の記録条件を設定するようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載の記録制御方法。
  3. 【請求項3】 記録線速度の変更を行うとき、ディスク
    への記録動作を中断させるとともに記録中断前にディス
    ク記録された信号を再生させ、その再生された信号に基
    づいて記録動作を再開させるように構成されている光デ
    ィスク記録再生装置において、記録を再開させる前に再
    生される信号により記録特性を検出するようにしたこと
    を特徴とする光ディスク記録再生装置の記録制御方法。
  4. 【請求項4】 検出された記録特性に応じて記録再開時
    の記録線速度を設定するようにしたことを特徴とする請
    求項3に記載の記録制御方法。
  5. 【請求項5】 記録中断時の線速度にて再生される再生
    信号に基づいて検出された記録特性に応じて記録再開時
    の記録線速度を設定するようにしたことを特徴とする請
    求項3に記載の記録制御方法。
  6. 【請求項6】 検出された記録特性が所定の特性より良
    いとき、記録線速度を上げて記録動作を再開させるよう
    にしたことを特徴とする請求項5に記載の記録制御方
    法。
  7. 【請求項7】 検出された記録特性が所定の特性のと
    き、記録線速度を変更することなく記録動作を再開させ
    るようにしたことを特徴とする請求項5に記載の記録制
    御方法。
  8. 【請求項8】 検出された記録特性が所定の特性より悪
    いとき、記録線速度を下げて記録動作を再開させるよう
    にしたことを特徴とする請求項5に記載の記録制御方
    法。
  9. 【請求項9】 検出された記録特性が再生不可能な特性
    のとき、記録動作を終了させるようにしたことを特徴と
    する請求項5に記載の記録制御方法。
  10. 【請求項10】 前回の記録線速度変更時に検出された
    記録特性データと比較することによって記録特性を検出
    するようにしたことを特徴とする請求項3に記載の記録
    制御方法。
  11. 【請求項11】 比較データの差に応じて記録再開時の
    記録線速度を設定するようにしたことを特徴とする請求
    項10に記載の記録制御方法。
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