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JP2002083436A - 光ディスク記録再生装置のピックアップ制御装置 - Google Patents

光ディスク記録再生装置のピックアップ制御装置

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Publication number
JP2002083436A
JP2002083436A JP2000271772A JP2000271772A JP2002083436A JP 2002083436 A JP2002083436 A JP 2002083436A JP 2000271772 A JP2000271772 A JP 2000271772A JP 2000271772 A JP2000271772 A JP 2000271772A JP 2002083436 A JP2002083436 A JP 2002083436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
disk
recording
optical pickup
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000271772A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yamamoto
剛 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学式ピックアップより照射されるレーザー
によってディスクに信号を記録することが出来る光ディ
スク記録再生装置に関する。 【解決手段】 光学式ピックアップ2より照射されるレ
ーザーをディスク1の信号記録面に合焦させるべく対物
レンズを変位させるコイルに供給される駆動電圧を検出
する駆動電圧検出回路12を設け、該駆動電圧検出回路
12より得られる電圧及び光学式ピックアップ2より照
射されるレーザーが位置するディスク1上の位置に基づ
いてディスクの反り量を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式ピックアッ
プより照射されるレーザーによってディスクに信号を記
録するように構成された光ディスク記録再生装置に関
し、特に光学式ピックアップの動作を制御するピックア
ップ制御装置に係る。
【0002】
【従来の技術】光学式ピックアップを用いてディスクに
記録されている信号の読み出し動作を行うディスクプレ
ーヤーが普及しているが、最近では、再生機能に加えて
光学式ピックアップより照射されるレーザーによってデ
ィスクに信号を記録することが出来るように構成された
光ディスク記録再生装置が商品化されている。
【0003】また、規定の線速度に対して、2倍、4
倍、6倍、8倍、10倍及び12倍等の高速の線速度一
定にてディスクを回転制御した状態で信号を記録するこ
とが出来るように構成された光ディスク記録再生装置が
開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光ディスク記録再生装
置では、レーザーによってディスク上にピットを形成す
るように構成されているが、レーザーをディスクに設け
られている信号トラックに正確に追従させる必要があ
る。ディスクへの信号の記録動作を行う場合にディスク
の回転が反り等の原因によって傾いた状態にて行われる
と、記録特性に影響を与えることになる。再生機能のみ
を有する従来の光ディスク再生装置では、ディスクの信
号面に傾きを検出するために設けられている発光素子よ
り発せられる光を当て、その反射光を利用してディスク
の傾きを検出し、ディスクからの信号の再生動作を制御
するように構成されている。
【0005】記録動作を行うことが出来る光ディスク記
録再生装置では、ディスクからの反射率が少ないだけで
なく反射率が大きく変化するため、前述した構成では、
ディスクの傾きを検出する動作を正確に行うことが出来
ないという問題がある。
【0006】本発明は、斯かる問題を解決することが出
来る光ディスク記録再生装置のピックアップ制御装置を
提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、光学式ピック
アップより照射されるレーザーをディスクの信号記録面
に合焦させるべく対物レンズを変位させるフォーカス用
コイルに供給される駆動電圧を検出する駆動電圧検出回
路を設け、該駆動電圧検出回路より得られる電圧及び光
学式ピックアップより照射されるレーザーが位置するデ
ィスク上の位置に基づいてディスクの反りの量を検出す
るように構成されている。
【0008】
【実施例】図1は本発明に係る光ディスク記録再生装置
の一実施例を示すブロック回路図である。同図におい
て、1はスピンドルモーター(図示せず)によって回転
駆動されるターンテーブル(図示せず)に載置されるデ
ィスクであり、該ターンテーブルの回転により回転駆動
されるように構成されている。また。前記ディスク1に
は、位置情報データがウォブルと呼ばれる溝によって記
録されており、この溝より得られるウォブル信号に基づ
いて信号の記録再生動作が行われるように構成されてい
る。2はディスク1にレーザーを照射させるレーザーダ
イオード及び該レーザーダイオードより照射される光を
モニターするモニター用ダイオードが組み込まれている
とともにディスク1の信号面より反射されるレーザーを
受ける光検出器が組み込まれている光学式ピックアップ
であり、ピックアップ送り用モーター(図示せず)によ
ってディスク1の径方向に移動せしめられるように構成
されている。また、前記光学式ピックアップ2には、レ
ーザーをディスク1の信号面に合焦させるために対物レ
ンズをディスク1の面方向へ変位させるフォーカス用コ
イル及びレーザーを信号トラックに追従させるために対
物レンズをディスク1の径方向へ変位させるトラッキン
グコイルが組み込まれている。
【0009】3は前記光学式ピックアップ2に組み込ま
れている光検出器から得られるRF信号を増幅するとと
もに波形成形するRF信号増幅回路、4は前記RF信号
増幅回路3を介して得られる信号に基づいて前記光学式
ピックアップ2のレーザーをディスク1の信号面に合焦
させるフォーカシング制御動作及び該レーザーを前記信
号面の信号トラックに追従させるトラッキング制御動作
を行うピックアップ制御回路であり、フォーカスサーボ
回路及びトラッキングサーボ回路が組み込まれている。
【0010】5は前記RF信号増幅回路3より出力され
る信号のデジタル信号処理を行うとともに各種信号の復
調動作を行うデジタル信号処理回路、6は前記デジタル
信号処理回路5にて信号処理されたデジタル信号が入力
される信号再生用回路であり、ディスク1に記録されて
いる情報がオーディオ信号である場合には、アナログ信
号に変換した後増幅器等に出力し、コンピューターソフ
トのようなデータ信号の場合にはデジタル信号のままホ
ストとして設けられているコンピューター装置7に出力
する作用を成すものである。
【0011】8は前記デジタル信号処理回路5により復
調された信号が入力されるとともに前記コンピューター
装置7から出力される命令信号に応じて種々な制御動作
を行うシステム制御回路であり、各データを記憶するメ
モリー回路(図示せず)が組み込まれている。9はテス
ト信号やデータ信号等の記録信号が入力されるとともに
その信号に対応させてレーザー駆動回路10によるレー
ザーの照射動作を制御することによってデータ信号等を
前記ディスク1に記録させる信号記録用回路である。前
記レーザー駆動回路10は、光学式ピックアップ2に組
み込まれているレーザーダイオードより再生動作のため
のレーザー及び記録動作を行うためのレーザーを照射さ
せるべく該レーザーダイオードに駆動電流を供給する作
用を成すものであり、モニター用ダイオードより得られ
る信号に基づくサーボ動作を行うとともにシステム制御
回路8によってレーザーの出力が制御されるように構成
されている。
【0012】11はディスク1に記録されるデータ信号
が一旦記憶されるバッファ用RAMであり、前記コンピ
ューター装置7より出力されるデータ信号が書き込まれ
るとともに前記システム制御回路8の制御動作によって
信号の記憶動作及び読み出し動作が制御されるように構
成されている。そして、前記バッファ用RAM11へ記
憶された信号は、ディスク1に記録するべく読み出され
た後も記憶保持された状態にあり、その後コンピュータ
ー装置7より出力される新しいデータ信号がその位置に
記憶されることによって順次上書き消去されるように構
成されている。
【0013】12は前記ピックアップ制御回路4よりフ
ォーカス用コイルに供給される駆動電圧を検出する駆動
電圧検出回路であり、その検出信号はシステム制御回路
8に入力されるように構成されている。また、ディスク
1に記録されている位置情報データに基づいて光学式ピ
ックアップ2より照射されるレーザーが位置するディス
ク1上の位置を認識し、前記駆動電圧検出回路12より
得られる信号のレベルに基づいてディスク1の傾き、即
ち反りの量を判別するように構成されている。そして、
このようにして検出された反りの量は、システム制御回
路8に組み込まれているメモリー回路に記憶されるよう
に構成されている。更に、レーザーが位置する位置にお
ける反りの量に応じてトラッキング制御信号にオフセッ
ト信号を印加させるように構成されている。
【0014】斯かる構成において、ディスク1への信号
の記録動作時、バッファ用RAM11にはコンピュータ
ー装置7から出力されるデータ信号が記憶され、その記
憶されている信号の読み出し動作を制御することによっ
てディスク1への信号の記録動作が制御されるように構
成されているが、斯かる記録動作はディスク1より得ら
れる基準クロック信号に基づいて生成させる記録用クロ
ック信号によって行われるように構成されている。従っ
て、ディスク1の回転速度が種々な速度状態にあっても
規定の記録フォーマットにて信号を記録することが出来
るが、斯かる技術は周知であるためその説明は省略す
る。
【0015】また、ディスク1へのデータ信号の記録動
作が中断された後、再度記録動作を再開させる場合に
は、前記バッファ用RAM11に記憶されている信号と
ディスク1に中断前に記録されている信号との比較動作
を行い、中断前に記録されていた信号に連続して信号が
記録されるように、即ちシームレスと呼ばれる方式にて
データ信号が記録されるように構成されている。
【0016】前述した動作によって記録時におけるディ
スク1の回転速度が変更されると、その回転速度に適し
たレーザー出力が得られるようにレーザー駆動回路10
に対するシステム制御回路8による制御動作が行われる
ように構成されている。
【0017】以上の如く、本発明に係る光ディスク記録
再生装置は構成されているが、次に斯様に構成された回
路における再生動作について説明する。コンピューター
装置7よりディスクドライブ装置を構成するシステム制
御回路8に対して再生動作を行うための命令信号が出力
されると、該システム制御回路8による再生動作のため
の制御動作が開始される。斯かる再生動作が行われる場
合には、光学式ピックアップ2に組み込まれているレー
ザーダイオードには、信号の読み出し動作を行うための
レーザー出力が得られる駆動電流がレーザー駆動回路1
0より供給されるように設定されている。
【0018】斯かる再生動作のための制御動作が開始さ
れると、スピンドルモーター駆動回路(図示せず)によ
るスピンドルモーターの回転制御動作が行われるが、斯
かるスピンドルモーターの回転制御動作は、ウォブル信
号をデコードして得られる同期信号と基準信号生成回路
(図示せず)より出力される基準信号とを比較すること
によりディスク1を線速度一定にて回転駆動するように
行われる。斯かる制御動作は、後述する信号の記録動作
時にも同様に行われる。
【0019】スピンドルモーターの回転制御動作は、以
上の如く行われるが、信号の読み出し動作を行う光学式
ピックアップ2では、フォーカシング制御動作及びトラ
ッキング制御動作が開始されて該光学式ピックアップ2
によるディスク1からの信号の読み出し動作が開始され
るが、再生動作に先だってディスク1の最初のセッショ
ンを構成するリードイン領域に記録されているTOCデ
ータの読み出し動作が行われる。
【0020】ディスク1に設けられている最初のセッシ
ョンの信号記録領域に記録されている信号の読み出し再
生動作は、リードイン領域に記録されているTOCデー
タに基づいて行われることになる。前記光学式ピックア
ップ2によって読み出された信号は、RF信号増幅回路
3を通して増幅及び波形成形された後デジタル信号処理
回路5に入力されて信号の復調動作が行われる。前記デ
ジタル信号処理回路5により信号処理が行われて情報デ
ータが抽出されると、該情報データは誤り訂正等の信号
処理が行われた後、信号再生用回路6に印加される。
【0021】そして、前記信号再生用回路6は、ディス
ク1から読み出された情報データがオーディオ信号であ
る場合には、アナログ信号に変換した後増幅器等に出力
し、コンピューターソフトのようなデータ信号の場合に
はデジタル信号のままコンピューター装置7に出力する
ことになる。
【0022】以上に説明したように本実施例における再
生動作は行われるが、次にディスク1への信号の記録動
作について説明する。
【0023】ディスク1に信号を記録する動作は、まず
ディスク1に設けられている試し書き領域にテスト信号
を記録した後、その記録された信号を再生することによ
り記録動作に最適なレーザー出力が得られる駆動電流が
レーザーダイオードに供給されるように設定される。斯
かるレーザー出力の設定動作が行われると、ディスク1
のバッファと呼ばれる領域に記録されている情報デー
タ、即ち信号記録領域に記録されている信号の位置情報
等を読み出す動作が行われる。
【0024】このようにして読み出された情報データに
基づいてディスク1に設けられている信号記録領域にデ
ータ信号の記録動作が可能であるか、また、記録動作を
行う位置は何処か等の認識動作が行われる。
【0025】斯かる認識処理動作が終了すると、光学式
ピックアップ2をディスク1上の記録動作を開始する位
置まで移動させるとともにバッファ用RAM11への記
録信号の書き込み動作が行われる。前記バッファ用RA
M11への信号の書き込み動作が行われると、該バッフ
ァ用RAM11に記憶される信号の記憶量が次第に上昇
することになる。その記憶量が所定量を越えると、前記
バッファ用RAM11に記憶されている信号を読み出
し、その読み出された信号を前記信号記録用回路9に入
力せしめる。その結果、前記信号記録用回路9によるレ
ーザー駆動回路の制御動作が行われ、ディスク1にデー
タ等の信号が記録されることになるが、斯かる記録動作
は、試し書き領域におけるレーザー出力の設定動作によ
って設定されたレーザー出力によって行われる。そし
て、記録動作を行っている状態では、レーザー駆動回路
10に組み込まれているサーボ回路等の働きによって記
録動作を行うために最適なレーザー出力を得るための制
御動作が行われている。
【0026】斯かる動作によってディスク1への信号の
記録動作は行われるが、前記バッファ用RAM11への
信号の書き込み動作は、該バッファ用RAM11からの
信号の読み出し動作に応じて行われるように構成されて
いる。また、記録動作が正常に行われている状態では、
ディスク1への信号の記録動作が行われる毎にその位置
を示すアドレス、即ち最終アドレスをシステム制御回路
8に設けられているメモリー回路に記憶する動作が行わ
れている。
【0027】そして、ディスク1への信号の記録動作を
中断させた場合には、前記バッファ用RAM11からの
信号の読み出し動作が中断されるが、この場合には該バ
ッファ用RAM11への信号の書き込み動作も中断させ
るように構成されている。斯かる状態よりディスク1へ
の信号の記録動作を開始させる操作を行うと、光学式ピ
ックアップ2を記録動作を開始させる位置、即ち記録動
作を中断した位置より後退させた位置に変位させた後、
その位置より再生動作を行う。記録を中断させた位置
は、正常記録動作が行われる毎にメモリー回路に記憶さ
れている最終アドレスより容易に認知することが出来る
とともに光学式ピックアップ2を所望の位置に移動させ
ることが出来る。
【0028】斯かる再生動作によって再生される信号
は、記録動作を中断させる直前に記録されていた信号で
あり、斯かる信号と前記バッファ用RAM11に記憶さ
れている信号との比較動作を行う。斯かる比較動作によ
って、両者が同一信号であると判定された場合には、前
記バッファ用RAM11に記憶されているとともに前述
した比較動作の対象となった信号に続けて記憶されてい
る信号の読み出し動作が行われるとともにその信号が信
号記録用回路9に入力されてディスク1への信号の記録
動作が開始される。前述した動作によって信号のディス
ク1への記録中断動作及び記録再開動作を行うことが出
来、斯かる動作を行うことによってディスク1には、記
録動作を中断させたにも拘わらず信号を連続して記録す
る動作、所謂シームレス記録動作を行うことが出来る。
【0029】以上に説明したように本実施例における信
号の記録動作は行われるが、次にディスク1への信号の
記録動作を規定の速度ではなく、規定の速度より高速の
回転速度にて記録動作を行っている状態において、バッ
ファ用RAM11に記憶されているデータ信号の量が不
足した場合の動作について説明する。
【0030】斯かる状況は、コンピューター装置7より
バッファ用RAM11へ出力されて書き込まれる信号の
量がバッファ用RAM11より読み出される信号の量よ
り少ない場合に発生するが、斯かる現象はコンピュータ
ー装置7の処理動作の遅れによって発生することにな
る。
【0031】このような場合には、コンピューター装置
7より出力される信号に基づくシステム制御回路8の働
きによってディスク1への信号の記録動作を中断させる
処理動作が行われる。また、ディスク1への信号の記録
動作を中断させる処理動作が行われると、バッファ用R
AM11への信号の書き込み動作も停止するが、該バッ
ファ用RAM11は、ディスク1に記録動作の中断前に
記録された信号が記憶保持された状態にある。そして、
システム制御回路8に組み込まれているメモリー回路に
は、最終アドレスが記憶された状態にある。
【0032】このようにディスク1への信号記録動作を
行うことが出来ない状況になると、前述した中断処理動
作が行われるが、コンピューター装置7よりデータ信号
が出力され、前記バッファ用RAM11に記憶されるデ
ータ量が記録可能な量に達すると、ディスク1への信号
記録動作を再開させるための処理動作を行う。斯かる処
理動作によってディスク1に信号を記録することが出来
る状況になると、メモリー回路に記憶されている最終ア
ドレスより光学式ピックアップ2を記録動作を開始させ
る位置、即ちバッファ用RAM11に記憶されている信
号量の不足に伴って記録動作を中断した位置より後退さ
せた位置に変位させた後、その位置より再生動作を行
う。
【0033】斯かる再生動作によって再生される信号
は、記録動作を中断させる直前に記録されていた信号で
あり、斯かる信号と前記バッファ用RAM11に記憶さ
れている信号との比較動作を行う。斯かる比較動作によ
って、両者が同一信号であると判定された場合には、前
記バッファ用RAM11に記憶されているとともに前述
した比較動作の対象となった信号に続けて記憶されてい
る信号の読み出し動作が行われるとともにその信号が信
号記録用回路9に入力されてディスク1への信号の記録
動作が開始される。前述した動作によって信号のディス
ク1への記録中断動作及び記録再開動作を行うことが出
来、斯かる動作を行うことによってディスク1には、記
録動作を中断させたにも関わらず信号を連続して記録す
る動作、所謂シームレス記録動作を行うことが出来る。
【0034】以上に説明したように本実施例の動作は行
われるが、次に本発明の要旨について説明する。前述し
たディスク1に記録されている信号の再生動作及び該デ
ィスク1への信号の記録動作は、ピックアップ制御回路
4による光学式ピックアップ2のフォーカス制御動作及
びトラッキング制御動作を行うことによって行われる
が、フォーカス制御動作に伴って光学式ピックアップ2
に組み込まれているフォーカス用コイルに供給される駆
動電圧は駆動電圧検出回路12によって検出された状態
にある。
【0035】ピックアップ制御回路4よりフォーカス用
コイルに供給される駆動電圧は、ディスク1の反りの量
が大きくなるほど大きくなる。また、ディスク1に記録
されている位置情報データに基づいて光学式ピックアッ
プ2より照射されるレーザーが位置するディスク1上の
位置、即ちディスク1の中心からの距離を認識すること
が出来る。従って、フォーカス用コイルに供給される駆
動電圧の値とディスク1の中心からの距離に基づいてデ
ィスク1の反り量を検出することが出来る。
【0036】斯かる反り量は、システム制御回路8内に
設けられているメモリー回路に前もって記憶されている
データに基づいて求めることが出来る。また、このよう
に求められた反り量に基づいて光学式ピックアップ2の
トラッキング動作を制御することによってディスク1に
設けられている信号トラックにレーザーを正確に追従さ
せることが出来る。即ち、光学式ピックアップ2のトラ
ッキング制御動作は、ピックアップ制御回路4内に組み
込まれているサーボ回路によるサーボ動作によって行わ
れるが、サーボ信号にディスク1の反り量に応じたオフ
セット信号を印加させることによって行われる。斯かる
制御動作を行うことによってディスク1に反りがあって
もトラッキング制御動作を正確に行うことが出来る。
【0037】尚、ディスク1の反り量の検出動作は、デ
ィスク1に信号を記録している状態において行うことが
出来るが、記録動作を開始する前に検出するように構成
することも出来る。また、光学式ピックアップ1より照
射されるレーザーが位置するディスク1上の位置の検出
動作をディスク1に記録されている位置情報データに基
づいて行うように構成したが、光学式ピックアップ2の
移動位置を検出する手段を別個に設けて検出するように
構成することも出来る。
【0038】
【発明の効果】本発明は、光学式ピックアップより照射
されるレーザーによりディスクに信号を記録するように
構成された光ディスク記録再生装置において、光学式ピ
ックアップより照射されるレーザーをディスクの信号記
録面に合焦させるべく対物レンズを変位させるフォーカ
ス用コイルに供給される駆動電圧を検出する駆動電圧検
出回路を設け、該駆動電圧検出回路より得られる電圧及
び光学式ピックアップより照射されるレーザーが位置す
るディスク上の位置に基づいてディスクの反り量を検出
するようにしたので、従来のようにディスクの反り等に
よるディスクの傾きを検出するための手段を別個に設け
る場合と比較して構成が簡単になるという利点を有して
いる。
【0039】また、本発明は、検出された反り量に基づ
いて光学式ピックアップのトラッキング動作を制御する
ようにしたので、ディスクに反りがあってもトラッキン
グ動作を正確に行うことが出来、ディスクに記録されて
いる信号の再生動作及びディスクへの信号の記録動作を
正確に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク記録再生装置の一実施
例を示すブロック回路図である。
【符号の説明】 1 ディスク 2 光学式ピックアップ 4 ピックアップ制御回路 5 デジタル信号処理回路 7 コンピューター装置 8 システム制御回路 10 レーザー駆動回路 11 バッファ用RAM 12 駆動電圧検出回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学式ピックアップより照射されるレー
    ザーによりディスクに信号を記録するように構成された
    光ディスク記録再生装置において、光学式ピックアップ
    より照射されるレーザーをディスクの信号記録面に合焦
    させるべく対物レンズを変位させるフォーカス用コイル
    に供給される駆動電圧を検出する駆動電圧検出回路を設
    け、該駆動電圧検出回路より得られる電圧及び光学式ピ
    ックアップより照射されるレーザーが位置するディスク
    上の位置に基づいてディスクの反り量を検出するように
    したことを特徴とする光ディスク記録再生装置のピック
    アップ制御装置。
  2. 【請求項2】 検出された反り量に基づいて光学式ピッ
    クアップのトラッキング動作を制御するようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載のピックアップ制御装置。
JP2000271772A 2000-09-07 2000-09-07 光ディスク記録再生装置のピックアップ制御装置 Pending JP2002083436A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100375167C (zh) * 2003-09-22 2008-03-12 索尼株式会社 菱形失真调整方法以及菱形失真调整单元

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100375167C (zh) * 2003-09-22 2008-03-12 索尼株式会社 菱形失真调整方法以及菱形失真调整单元

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