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JP2003242668A - 光ディスク記録再生装置 - Google Patents

光ディスク記録再生装置

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Publication number
JP2003242668A
JP2003242668A JP2002038296A JP2002038296A JP2003242668A JP 2003242668 A JP2003242668 A JP 2003242668A JP 2002038296 A JP2002038296 A JP 2002038296A JP 2002038296 A JP2002038296 A JP 2002038296A JP 2003242668 A JP2003242668 A JP 2003242668A
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JP
Japan
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signal
recording
circuit
reproducing apparatus
error detection
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Pending
Application number
JP2002038296A
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English (en)
Inventor
Yasutsugu Hanamoto
康嗣 花本
Toshihiko Hiroshima
敏彦 廣島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学式ピックアップによりディスクに対して
信号の記録再生動作を行う光ディスク記録再生装置に関
する。 【解決手段】 光学式ピックアップ3の制御動作を行う
ピックアップ制御回路5と、該ピックアップ制御回路5
より得られるサーボ信号からエラー信号を検出するエラ
ー検出回路14を設け、記録速度の高速側への変更動作
を行う直前のサーボ信号の特性に基づいて記録速度変更
後のエラー検出レベルの設定を行うように構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式ピックアッ
プより照射されるレーザーによってディスクに信号を記
録するとともにレーザーによってディスクに記録されて
いる信号の再生動作を行うように構成された光ディスク
記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学式ピックアップを用いてディスクに
記録されている信号の読み出し動作を行うディスクプレ
ーヤーが普及しているが、最近では、再生機能に加えて
光学式ピックアップより照射されるレーザーによってデ
ィスクに信号を記録することが出来るように構成された
光ディスク記録再生装置が商品化されている。
【0003】また、最近では、規定の記録線速度に対し
て、4倍、8倍、12倍及び16倍等の高速の線速度一
定にてディスクを回転制御した状態で信号を記録するこ
とが出来るように構成された光ディスク記録再生装置が
開発されている。
【0004】更に最近では、記録速度の高速化が要求さ
れているが、ディスクの内周側において記録線速度を高
速にするためにはスピンドルモーターの回転速度が非常
に高速になるため、ディスクの内周側では低速の線速度
一定の状態にて記録動作を行い、記録位置がディスクの
外周側に移動したとき線速度を高速側に変更するように
した技術、即ちゾーンCLVと呼ばれる技術が開発され
ている。
【0005】光ディスク記録再生装置は、ホスト側から
の記録命令に従って信号の記録動作を行うように構成さ
れているが、斯かる記録動作はディスクに記録する信号
を一旦バッファ用RAMに記憶させ、該バッファ用RA
Mに記憶されている信号を読み出すことによってディス
クへ信号の記録動作を行うように構成されている。そし
て、最近では記録動作中にショック等の原因によって記
録動作が中断されてもその記録中断位置より記録動作を
再開させることが出来る光ディスク記録再生装置が開発
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】光ディスク記録再生装
置は、記録動作中にショックを受けると、光学式ピック
アップの制御動作を行うトラッキングサーボ信号やフォ
ーカスサーボ信号が大きく乱れるので、このとき変化す
るサーボ信号のレベルがエラー検出レベルを越えている
か否か検出することによって記録動作の中断制御動作を
行うように構成されている。
【0007】斯かる光ディスク記録再生装置において、
前述したエラーの検出レベルは記録速度やディスクの回
転特性に対応して設定する必要があり、従来ではディス
クの内周側においてサーボ信号の変化を利用して設定動
作を行うように構成されていた。外周側における記録速
度は、内周側に比較して高速になるため、従来では、内
周にて検出されるサーボ信号の変化に応じて、且つ外周
側の記録速度に対応した係数を乗じることによって検出
レベルを設定するように構成されている。しかしなが
ら、ディスクの回転特性は内周側から外周側に対して予
定通り変化することはなく、正確な検出レベルの設定が
行えなかった。
【0008】本発明は、斯かる問題を解決することが出
来る光ディスク記録再生装置を提供しようとするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、バッファ用R
AMに一旦記憶された信号を読み出すことによってディ
スクに該信号を記録するように構成されているとともに
記録中断位置から記録動作を再開させることが出来るよ
うに構成され、且つディスクの外周側に記録位置が移動
するに従って記録速度を変更するように構成された光デ
ィスク記録再生装置において、光学式ピックアップの制
御動作を行うピックアップ制御回路と、該ピックアップ
制御回路より得られるサーボ信号からエラー信号を検出
するエラー検出回路を設け、記録速度の高速側への変更
動作を行う直前のサーボ信号の特性に基づいて記録速度
変更後のエラー検出レベルの設定を行うように構成され
ている。
【0010】
【実施例】図1は本発明に係る光ディスク記録再生装置
の一実施例を示すブロック回路図である。同図におい
て、Dはスピンドルモーター1によって回転駆動される
ターンテーブル2に載置されるディスクであり、該ター
ンテーブル2の回転により回転駆動されるように構成さ
れている。また。前記ディスクDには、位置情報データ
がウォブルと呼ばれる溝によって記録されており、この
溝より得られるウォブル信号に基づいて信号の記録再生
動作が行われるように構成されている。
【0011】3はディスクDに光ビームを照射させるレ
ーザーダイオード及び該レーザーダイオードより照射さ
れる光をモニターするモニター用ダイオードが組み込ま
れているとともにディスクDの信号面より反射される光
ビームを受ける光検出器が組み込まれている光学式ピッ
クアップであり、ピックアップ送り用モーター(図示せ
ず)によってディスクDの径方向に移動せしめられるよ
うに構成されている。
【0012】4は前記光学式ピックアップ3に組み込ま
れている光検出器から得られるRF信号を増幅するとと
もに波形成形するRF信号増幅回路、5は前記RF信号
増幅回路4を介して得られる信号に基づいて前記光学式
ピックアップ3の光ビームをディスクDの信号面に合焦
させるフォーカシング制御動作及び該光ビームを前記信
号面の信号トラックに追従させるトラッキング制御動作
を行うピックアップ制御回路であり、フォーカスサーボ
回路及びトラッキングサーボ回路が組み込まれている。
【0013】6は前記RF信号増幅回路4より出力され
る信号のデジタル信号処理を行うとともに各種信号の復
調動作を行うデジタル信号処理回路、7は前記デジタル
信号処理回路6にて信号処理されたデジタル信号が入力
される信号再生用回路であり、ディスクDに記録されて
いる情報がオーディオ信号である場合には、アナログ信
号に変換した後増幅器等に出力し、コンピューターソフ
トのようなデータ信号の場合にはデジタル信号のままホ
ストとして設けられているコンピューター装置8に出力
する作用を成すものである。
【0014】9は前記デジタル信号処理回路6により復
調された信号が入力されるとともに前記コンピューター
装置8から出力される命令信号に応じて種々な制御動作
を行うシステム制御回路である。10はテスト信号や情
報信号等の記録信号が入力されるとともにその信号に対
応させてレーザー駆動回路11によるレーザーの照射動
作を制御することによってデータ信号等を前記ディスク
Dに記録させる信号記録用回路である。
【0015】12はディスクDに記録される信号が一旦
記憶されるバッファ用RAMであり、前記コンピュータ
ー装置8より出力される信号が書き込まれるとともにシ
ステム制御回路9の制御動作によって信号の書き込み動
作及び読み出し動作が制御されるように構成されてい
る。13は前記システム制御回路9によって動作が制御
されるスピンドルモーター駆動回路であり、ディスクD
を回転駆動させるスピンドルモーター1を回転駆動制御
する作用を有している。そして、斯かる回転駆動制御動
作は、規定の線速度は勿論のこと、例えばディスクDの
内周側では規定速度の12倍、そして記録位置が外周側
に移動するに従って16倍、更に24倍等の高速の線速
度一定状態にて回転させることが出来るように構成され
ている。
【0016】14は前記ピックアップ制御回路5に組み
込まれているトラッキングサーボ回路又はフォーカスサ
ーボ回路より得られるサーボ信号からエラー信号を検出
するエラー検出回路であり、検出レベル設定回路15に
より設定されるエラー検出レベルを越えるエラー信号が
検出されたとき、その検出出力を前記システム制御回路
9に対して出力するように構成されている。
【0017】斯かる構成において、ディスクDへの信号
の記録動作時、バッファ用RAM12にはコンピュータ
ー装置7から出力される信号が書き込み動作によって記
憶され、その記憶されている信号の読み出し動作を制御
することによってディスクDへの信号の記録動作を制御
するように構成されている。そして、ディスクDへの信
号の記録動作が中断された後、再度記録動作を再開させ
る場合には、前記バッファ用RAM12に記憶されてい
る信号とディスクDに中断前に記録されている信号との
比較動作を行い、中断前に記録されていた信号に連続し
て信号が記録されるように、即ちシームレスと呼ばれる
方式にて信号が記録されるように構成されている。
【0018】また、信号の記録動作を行っている状態に
おいて、エラー検出回路14にて検出される信号によっ
てサーボが異常であると検出された場合には、ディスク
Dへの信号の記録動作を一旦中断させ、サーボが正常状
態に復帰したことが検出されるとディスクDへの信号の
記録動作を再開させるように構成されている。
【0019】そして、記録動作状態において、記録位置
がディスクの外周側へ移動し、記録位置が前もって設定
されている位置に達すると、記録線速度の高速側への変
更動作が行われるが、斯かる変更動作は、記録中断再開
動作によって行われる。即ち、ディスクDへの記録動作
を一旦中断させた後、ディスクDの回転速度を高速の線
速度一定の状態に切り換え、線速度が高速の線速度にて
安定したとき記録動作を再開させるように構成されてい
る。
【0020】以上の如く、本発明に係る光ディスク記録
再生装置は構成されているが、次に斯様に構成された回
路における再生動作について説明する。コンピューター
装置8よりドライブ装置を構成するシステム制御回路9
に対して再生動作を行うための命令信号が出力される
と、該システム制御回路9による再生動作のための制御
動作が開始される。斯かる再生動作が行われる場合に
は、光学式ピックアップ3に組み込まれているレーザー
ダイオードには、信号の読み出し動作を行うためのレー
ザー出力が得られる駆動電流がレーザー駆動回路11よ
り供給されるように設定されている。
【0021】斯かる再生動作のための制御動作が開始さ
れると、スピンドルモーター駆動回路13によるスピン
ドルモーター1の回転制御動作が行われるが、斯かるス
ピンドルモーター1の回転制御動作は、ウォブル信号を
デコードして得られる同期信号と基準信号生成回路(図
示せず)より出力される基準信号とを比較することによ
りディスクDを線速度一定にて回転駆動するように行わ
れる。斯かる制御動作は、後述する信号の記録動作時に
も同様に行われる。
【0022】スピンドルモーター1の回転制御動作は、
以上の如く行われるが、信号の読み出し動作を行う光学
式ピックアップ3では、ピックアップ制御回路5による
フォーカシング制御動作及びトラッキング制御動作が開
始されて該光学式ピックアップ3によるディスクDから
の信号の読み出し動作が開始されるが、再生動作に先だ
ってディスクDの最初のセッションを構成するリードイ
ン領域に記録されているTOCデータの読み出し動作が
行われる。
【0023】ディスクDに設けられている最初のセッシ
ョンの信号記録領域に記録されている信号の読み出し再
生動作は、リードイン領域に記録されているTOCデー
タに基づいて行われることになる。前記光学式ピックア
ップ3によって読み出された信号は、RF信号増幅回路
4を通して増幅及び波形成形された後デジタル信号処理
回路6に入力されて信号の復調動作が行われる。前記デ
ジタル信号処理回路6により信号処理が行われて情報デ
ータが抽出されると、該情報データは誤り訂正等の信号
処理が行われた後、信号再生用回路7に印加される。
【0024】そして、前記信号再生用回路7は、ディス
クDから読み出された情報データがオーディオ信号であ
る場合には、アナログ信号に変換した後増幅器等に出力
し、コンピューターソフトのようなデータ信号の場合に
はデジタル信号のままコンピューター装置8に出力する
ことになる。
【0025】以上に説明したように本実施例における再
生動作は行われるが、次にディスクDへの信号の記録動
作について説明する。
【0026】ディスクDに信号を記録する動作は、まず
ディスクDの内周側に設けられている試し書き領域にテ
スト信号を記録し、その記録されたテスト信号を再生す
ることにより記録動作に最適なレーザー出力が得られる
駆動電流がレーザーダイオードに供給されるように設定
される。斯かるレーザー出力の設定動作が行われると、
ディスクDのバッファと呼ばれる領域に記録されている
情報データ、即ち信号記録領域に記録されている信号の
位置情報等を読み出す動作が行われる。
【0027】このようにして読み出された情報データに
基づいてディスクDに設けられている信号記録領域にデ
ータ信号の記録動作が可能であるか、また、記録動作を
行う位置は何処か等の認識動作が行われる。
【0028】斯かる認識処理動作が終了すると、光学式
ピックアップ3をディスクD上の記録動作を開始する位
置まで移動させるとともにその記録位置に対応した線速
度にてディスクDを回転駆動するための制御動作が行わ
れる。また、同時にバッファ用RAM12への記録信号
の書き込み動作が開始され、該バッファ用RAM12へ
の信号の書き込み動作が行われると、該バッファ用RA
M12に記憶される信号の記憶量が次第に上昇すること
になる。その記憶量が所定量を越えると、前記バッファ
用RAM12に記憶されている信号を読み出し、その読
み出された信号を前記信号記録用回路10に入力せしめ
る。その結果、前記信号記録用回路10によるレーザー
駆動回路11の制御動作が行われ、ディスクDに信号が
記録されることになる。
【0029】斯かる動作によってディスクDへの信号の
記録動作は行われるが、前記バッファ用RAM12への
信号の書き込み動作は、該バッファ用RAM12からの
信号の読み出し動作に応じて行われるように構成されて
いる。前記バッファ用RAM12への信号の書き込み動
作は、信号の読み出し動作が行われると、その読み出さ
れた信号が記憶されていた位置に新たに信号を書き込む
という動作が繰り返し行われる。
【0030】そして、ディスクDへの信号の記録動作を
中断させた場合には、前記バッファ用RAM12からの
信号の読み出し動作が中断されるが、この場合には該バ
ッファ用RAM12への信号の書き込み動作も中断させ
るように構成されている。斯かる状態よりディスクDへ
の信号の記録動作を開始させる操作を行うと、光学式ピ
ックアップ3を記録動作を開始させる位置、即ち記録動
作を中断した位置より後退させた位置に変位させた後、
その位置より再生動作を行う。
【0031】斯かる再生動作によって再生される信号
は、記録動作を中断させる直前に記録されていた信号で
あり、斯かる信号と前記バッファ用RAM12に記憶さ
れている信号との比較動作を行う。斯かる比較動作によ
って、両者が同一信号であると判定された場合には、前
記バッファ用RAM12に記憶されているとともに前述
した比較動作の対象となった信号に続けて記憶されてい
る信号の読み出し動作が行われるとともにその信号が信
号記録用回路10に入力されてディスクDへの信号の記
録動作が開始される。前述した動作によって信号のディ
スクDへの記録中断動作及び記録再開動作を行うことが
出来、斯かる動作を行うことによってディスクDには、
記録動作を中断させたにも関わらず信号を連続して記録
する動作、所謂シームレス記録動作を行うことが出来
る。
【0032】以上に説明したように本実施例における信
号の記録動作は行われるが、次にサーボ異常時の制御動
作について説明する。前述したようにコンピューター装
置8より出力される信号のディスクDへの記録動作は行
われるが、斯かる記録動作が行われている間エラー検出
回路14は、前記ピックアップ制御回路5に組み込まれ
ているトラッキングサーボ回路又はフォーカスサーボ回
路のサーボ状態を常時検出する状態にある。
【0033】前記エラー検出回路14により検出される
サーボ信号の検出レベルは、検出レベル設定回路15に
よって設定されているレベルである。斯かる記録動作状
態において、サーボ信号のレベルがエラー検出レベルを
越えない場合には、検出信号がシステム制御回路9に対
して出力されることはなく、前述した信号の記録動作が
行われることになる。
【0034】信号の記録動作を行っている状態におい
て、光ディスク記録再生装置にショックが加わると、ト
ラッキングサーボ回路やフォーカスサーボ回路のサーボ
信号のレベルが大きくなる。斯かるサーボ信号のレベル
がエラー検出レベルを越えると、エラー検出回路14よ
り検出信号がシステム制御回路9に対して出力されるこ
とになる。その結果、記録動作を続けて行うことが出来
ないと判定し、システム制御回路9の制御動作によって
ディスクDへの信号の記録動作を一旦中断させる動作が
行われる。斯かる中断動作が行われると、ディスクDへ
の信号の記録動作が行われなくなるだけでなく、バッフ
ァ用RAM12への信号の書き込み動作及び読み出し動
作も行われなくなる。
【0035】斯かる記録動作の中断動作が行われた状態
にあるとき、前記ピックアップ制御回路5に組み込まれ
ているトラッキングサーボ回路及びフォーカスサーボ回
路はサーボ動作を行う状態にある。斯かる状態におい
て、前記ピックアップ制御回路5に組み込まれているト
ラッキングサーボ回路及びフォーカスサーボ回路による
サーボ動作を正常に行うことが出来る状態に復帰する
と、エラー検出回路14から出力される検出信号から記
録動作を行うことが出来ると判定される。このように判
定されると、前記システム制御回路9の制御動作によっ
てディスクDへの信号の記録動作が再開されるが、斯か
る記録動作の再開動作は、前述したように中断前にディ
スクDに記録されていた信号の再生動作、その再生され
た信号とバッファ用RAM12に記憶されている信号と
の比較動作を行うことによって行われることになる。斯
かる動作が行われる結果、ディスクDに記録される信号
は、連続することになり、所謂シームレス記録動作を行
うことが出来る。
【0036】以上に説明したようにショックを受けた場
合の記録中断再開動作は行われるが、次に記録速度の変
更動作について説明する。信号の記録動作を行っている
状態において、記録位置が線速度を変更する位置に到達
すると、システム制御回路9の制御動作によってディス
クDへの信号の記録動作を一旦中断させる動作が行われ
る。斯かる中断動作が行われると、ディスクDへの信号
の記録動作が行われなくなるだけでなく、バッファ用R
AM12への信号の書き込み動作及び読み出し動作も行
われなくなる。
【0037】斯かる制御動作を行った後、スピンドルモ
ーター駆動回路13に対して高速の線速度にて回転させ
るための制御動作が開始され、ディスクDを高速の線速
度にて回転させるための駆動動作が行われる。そして、
ディスクDの回転速度が高速の線速度一定の状態にて回
転する状態になると、前記システム制御回路9の制御動
作によってディスクDへの信号の記録動作が再開される
が、斯かる記録動作の再開動作は、前述したように中断
前にディスクDに記録されていた信号の再生動作、その
再生された信号とバッファ用RAM12に記憶されてい
る信号との比較動作を行うことによって行われることに
なる。斯かる動作が行われる結果、ディスクDに記録さ
れる信号は、連続することになり、所謂シームレス記録
動作を行うことが出来る。
【0038】以上に説明したように記録動作が行われて
いるときの記録中断再開動作は行われるが、次に本発明
の要旨について説明する。
【0039】記録動作状態において、記録位置がディス
クDの内周側より外周側へ移動すると、記録線速度の変
更動作が行われるが、記録動作を行っている状態では、
常時ピックアップ制御回路5による制御動作、即ちフォ
ーカス制御動作及びトラッキング制御動作が行われた状
態にあり、各制御動作を行うためのサーボ信号のレベル
変化はシステム制御回路9によって検出された状態にあ
る。そして、記録位置が記録速度を変更する地点の直前
に達したとき、サーボ信号のレベル変化に基づいて記録
速度の変更後におけるエラー信号の検出レベルの選定動
作が行われる。このようにして選定された検出レベル
が、検出レベル設定回路15に対して設定され、この設
定レベルがエラー検出回路14によって検出されるエラ
ー検出レベルとなる。斯かるエラー検出レベルの設定動
作が行われた後に前述した記録速度の変更動作が行われ
る。
【0040】前述したようにエラー検出レベルが設定さ
れるため、即ち、速度変更後の記録速度に近い記録速度
状態におけるサーボ信号に基づいてエラー検出レベルを
設定するようにしたので、記録速度変更後の記録動作を
行うための記録速度に最適なエラー検出レベルの設定動
作を行うことが出来る。
【0041】尚、サーボ信号のエラー検出動作は、トラ
ッキングサーボ回路より得られる信号によって行った
り、フォーカスサーボ回路より得られる信号によって行
うことも出来る。
【0042】
【発明の効果】本発明は、バッファ用RAMに一旦記憶
された信号を読み出すことによってディスクに該信号を
記録するように構成されているとともに記録中断位置か
ら記録動作を再開させることが出来るように構成され、
且つディスクの外周側に記録位置が移動するに従って記
録速度を変更するように構成された光ディスク記録再生
装置において、光学式ピックアップの制御動作を行うピ
ックアップ制御回路と、該ピックアップ制御回路より得
られるサーボ信号からエラー信号を検出するエラー検出
回路を設け、記録速度の高速側への変更動作を行う直前
のサーボ信号の特性に基づいて記録速度変更後のエラー
検出レベルの設定を行うようにしたので、即ち、速度変
更後の記録速度に近い記録速度状態におけるサーボ信号
に基づいてエラー検出レベルを設定するようにしたの
で、記録速度変更後の記録動作を行うための記録速度に
最適なエラー検出レベルの設定動作を行うことが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク記録再生装置の一実施
例を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
D ディスク 1 スピンドルモーター 3 光学式ピックアップ 5 ピックアップ制御回路 6 デジタル信号処理回路 8 コンピューター装置 9 システム制御回路 12 バッファ用RAM 13 スピンドルモーター駆動回路 14 エラー検出回路 15 検出レベル設定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D090 AA01 BB03 BB04 CC01 CC18 DD03 DD05 EE01 FF11 FF36 HH02 JJ02 5D118 AA14 AA24 AA27 AA28 BA01 BF03 CD02 CD03 CD06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッファ用RAMに一旦記憶された信号
    を読み出すことによってディスクに該信号を記録するよ
    うに構成されているとともに記録中断位置から記録動作
    を再開させることが出来るように構成され、且つディス
    クの外周側に記録位置が移動するに従って記録速度を変
    更するように構成された光ディスク記録再生装置におい
    て、光学式ピックアップの制御動作を行うピックアップ
    制御回路と、該ピックアップ制御回路より得られるサー
    ボ信号からエラー信号を検出するエラー検出回路を設
    け、記録速度の高速側への変更動作を行う直前のサーボ
    信号の特性に基づいて記録速度変更後のエラー検出レベ
    ルの設定を行うようにしたことを特徴とする光ディスク
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】 エラー検出回路により設定されたエラー
    検出レベルを越えるエラー信号が検出されたとき記録動
    作を中断させるようにしたことを特徴とする請求項1に
    記載の光ディスク記録再生装置。
  3. 【請求項3】 記録動作の中断後サーボ信号のレベルが
    エラー検出レベルより小さくなったとき記録動作を再開
    させるようにしたことを特徴とする請求項2に記載の光
    ディスク記録再生装置。
  4. 【請求項4】 エラー信号の検出をトラッキングサーボ
    信号にて行うようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の光ディスク記録再生装置。
  5. 【請求項5】 エラー信号の検出をフォーカスサーボ信
    号にて行うようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の光ディスク記録再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1296905C (zh) * 2004-04-13 2007-01-24 威盛电子股份有限公司 烧录读取机的烧录速度控制方法及装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1296905C (zh) * 2004-04-13 2007-01-24 威盛电子股份有限公司 烧录读取机的烧录速度控制方法及装置

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