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JP2002271912A - ハイブリッド車の出力制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車の出力制御装置

Info

Publication number
JP2002271912A
JP2002271912A JP2001066131A JP2001066131A JP2002271912A JP 2002271912 A JP2002271912 A JP 2002271912A JP 2001066131 A JP2001066131 A JP 2001066131A JP 2001066131 A JP2001066131 A JP 2001066131A JP 2002271912 A JP2002271912 A JP 2002271912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
acceleration
rotation speed
hybrid vehicle
change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001066131A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Tanaka
寛之 田中
Katsuhiko Miyamoto
勝彦 宮本
Nobuaki Murakami
信明 村上
Kenji Goshima
賢司 五島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2001066131A priority Critical patent/JP2002271912A/ja
Publication of JP2002271912A publication Critical patent/JP2002271912A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイブリッド車の出力制御装置において、加
速初期において加速不良による空走感を抑制することで
ドライバビリティの向上を図る。 【解決手段】 ハイブリッド車のK/D加速時に、加速
初期の区間Aにおいて目標プライマリ回転速度Np4の二
次遅れフィルタ処理(テーリング処理)を行う共に、こ
の区間Aに継続する区間Bにおいて目標プライマリ回転
速度Np4の二次遅れフィルタ処理(テーリング処理)を
行うことで、仮想プライマリ回転速度Npaを算出し、こ
の仮想プライマリ回転速度Npaの変化量ΔNpaに基づい
て電気モータ14のアシストトルクを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンとモータ
と無段変速機とを有するハイブリッド車の出力制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境の問題から排気ガスの発
生を抑制するような、エンジンとモータとを駆動源とす
るハイブリッド車が実用化されている。このようなハイ
ブリッド車では、運転状態に応じてモータの駆動のみに
より駆動輪を駆動したり、モータとエンジンの両者の駆
動により駆動輪を駆動したりできるようになっており、
最近では、このエンジン及びモータにCVT(Continuou
sly Variable Transmission )などの無段変速機を組み
合わせたものが提案されている。
【0003】このCVTは、入力軸に連結されたプライ
マリプーリと出力軸に連結されたセカンダリプーリとの
間にベルトを掛け回し、各プーリのシリンダに油圧を給
排することで、プライマリプーリ及びセカンダリプーリ
の各溝幅を相対的に変化させて変速させている。そし
て、このようなCVTを有するハイブリッド車にて、コ
ントローラは、ドライバが操作するアクセル開度と車両
の速度(車速)とに基づいて、車両が必要とする要求出
力が設定され、この要求出力が発揮されるようにCVT
の変速比(レシオ)が設定される。そして、コントロー
ラが設定された変速比となるように油圧制御することで
プライマリプーリ及びセカンダリプーリの各溝幅を相対
的に変化させ、車両をドライバの要求通りに走行させ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のハイブリッド車の出力制御装置にあって、CVT
では、前述したように、入力側と出力側の一対の可変V
形のプライマリプーリ及びセカンダリプーリの間に無端
のスチールベルトを掛け回し、各プーリとスチールベル
トとの間の摩擦力により回転力を伝達し、油圧の給排に
より各プーリの溝幅を変更してプーリ比を変えることで
変速比を無段階に調節している。そのため、例えば、ド
ライバが加速のためにアクセルペダルを踏み込むと、車
両の加速要求トルクの増大によりCVTの変速比が大き
く設定され、プライマリ回転数が上昇するが、アクセル
ペダルの踏み込み直後は各プーリ等の慣性力に吸収され
るエネルギが大きいため、プライマリ回転数(エンジン
回転数)が上昇する割りに車両加速度が小さく、ドライ
バは空走感を感じてドライバビリティが悪化してしま
う。
【0005】図6に従来のハイブリッド車の出力制御装
置の運転状態の変化を表すタイムチャートを示す。図4
のタイムチャートに示すように、一般に、ドライバ加速
要求に対して、コントローラは、エンジントルク増幅の
ために急激に変速比を大きくする区間Aと、滑り感を抑
えながらゆっくりと変速比を大きくする区間Bとに別け
て制御している。即ち、ハイブリッド車の走行中にドラ
イバがアクセルペダルを強く踏み込むと、アクセル開度
が上昇して区間Aに入り、要求トルクが上昇してCVT
レシオが急激に大きく設定され、エンジン回転数が上昇
すると共にエンジントルクが増幅され、車両は所定の加
速度で加速して車速が上昇していく。ところが、実際に
は、前述したように、アクセルペダルの踏み込み直後に
はエンジントルクの一部が各プーリ等の慣性力に吸収さ
れるため、エンジン回転数(エンジントルク)が上昇し
ても車両加速度が小さく、ドライバは加速感を味わうこ
とができずに空走感を感じてしまう。
【0006】そして、ドライバがアクセルペダルを踏み
込んで所定時間が経過すると、区間Bに入り、要求トル
クに対してCVTレシオがゆっくりと大きく設定され、
エンジン回転数がゆるやかに上昇すると共にエンジント
ルクが増幅され、車両は所定の加速度で加速して車速が
上昇していく。この区間Aから区間Bに移行するとき、
各プーリの回転速度がある程度上昇しているためにその
慣性力に吸収されるエンジントルクが減少し、ここで大
きな車両加速度が発生してドライバは大きな加速感を味
わうこととなる。その結果、ドライバは、アクセルペダ
ルを踏み込んで区間Aに入ったときと、区間Aから区間
Bに移行したときの両方で加速感を感じることとなり、
この2段加速によりドライバビリティが悪化してしまう
という問題がある。
【0007】更に、加速時の燃費を向上するために、加
速前のエンジン回転数を、例えば、1350rpmまで低下さ
せると、区間Bの加速感をエンジン回転数を低下させな
いものと同等のものにするために区間AのCVTレシオ
を大きくする必要があり、この場合、各プーリ等の慣性
力に吸収されるエネルギが大きくなり、ドライバは加速
初期により一層大きな減速感を感じてしまう。
【0008】なお、特開2000-97063号公報には、「ハイ
ブリッド車両の制御装置」として、車両の加速時におけ
る運転状態に応じたアシスト量をもってモータ駆動によ
りエンジンをアシストする装置が記載されているが、こ
の装置では、車両の運転状態に応じてアシスト量を一定
とし、触媒の温度に応じてこのアシスト量を補正するも
のであり、加速初期に無断変速機に吸収されるエネルギ
に対して対応させるものではなく、前述した装置と同様
に、ドライバは車両の加速初期に空走感を感じてしま
う。
【0009】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、加速初期において加速不良による空走感を抑制
することでドライバビリティの向上を図ったハイブリッ
ド車の出力制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明のハイブリッド車の出力制御装置で
は、エンジン及びモータからなるパワーユニットと、こ
のパワーユニットにより駆動する回転軸をプライマリ軸
として有する無段変速機とを具えたハイブリッド車にお
いて、ドライバによる加速要求時に、無断変速機の変速
比が大きくなるときのプライマリ軸の回転速度を予測
し、この回転速度の変化量に基づいてモータのアシスト
トルクを制御している。
【0011】従って、プライマリ軸の回転速度を予測し
てそれに応じてアシストトルクを制御することで、ドラ
イバの加速要求に応じた加速感を感じることができ、加
速初期において加速不良による空走感を抑制してドライ
バビリティが向上する。
【0012】また、請求項2の発明のハイブリッド車の
出力制御装置では、エンジン及びモータからなるパワー
ユニットと、このパワーユニットにより駆動する回転軸
をプライマリ軸として有する無段変速機とを具えたハイ
ブリッド車において、ドライバによる加速要求時にモー
タを駆動することによりエンジンを補助するモータ制御
手段を設け、このモータ制御手段は、ドライバによる加
速要求時に無断変速機の変速比を大きな変化割合で変化
させる第1変化期間と、加速要求時に第1変化期間に継
続すると共に第1変化期間における変化割合よりも小さ
な変化割合で無断変速機の変速比を変化させる第2変化
期間とを設定し、第1変化期間におけるモータのアシス
トトルクが記第2変化期間におけるモータのアシストト
ルクよりも大きくなるように制御している。
【0013】従って、ドライバの加速要求に応じた加速
初期となる第1変化期間にて、十分なアシストトルクが
作用することとなり、この第1変化期間で加速感を感じ
ることができ、加速初期において加速不良による空走感
を抑制してドライバビリティが向上する。
【0014】また、請求項3の発明のハイブリッド車の
出力制御装置では、モータ制御手段は、プライマリ軸の
回転速度の変化量に基づいてモータのアシストトルクを
制御している。従って、車両の加速度合に応じたきめ細
かいモータ制御を行うことができ、空走感を一層抑制で
きる。
【0015】また、請求項4の発明のハイブリッド車の
出力制御装置では、モータ制御手段は、プライマリ軸の
回転速度の変化量からモータの応答遅れ時間を加味した
所定期間経過後の仮想回転速度変化量を算出し、仮想回
転速度変化量に基づいてモータのアシストトルクを制御
している。従って、モータの応答遅れを加味したアシス
トトルクに基づいてモータを制御することとなり、車両
の加速度合に応じたきめ細かいモータ制御を行うことが
でき、空走感をなお一層抑制できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0017】図1に本発明の一実施形態に係るハイブリ
ッド車の出力制御装置を表す概略構成、図2にハイブリ
ッド車の出力制御装置の制御ブロック、図3にハイブリ
ッド車の出力制御装置による制御のフローチャート、図
4に実プライマリ回転速度と仮想プライマリ回転速度と
の関係を表すタイムチャート、図5にハイブリッド車の
出力制御装置の運転状態の変化を表すタイムチャートを
示す。
【0018】本実施形態のハイブリッド車の出力制御装
置において、図1に示すように、エンジン11のクラン
ク軸12は伝達クラッチ13を介して電気モータ14の
出力軸15と断接可能となっており、この伝達クラッチ
13は図示しない油圧駆動装置で作動するアクチュエー
タ16により駆動可能となっている。そして、この電気
モータ14は図示しないバッテリから電力の供給を受け
て駆動可能であると共に、エンジン11からの駆動力を
受けて発電して電力をバッテリに充電可能となってい
る。このようにエンジン11と電気モータ14とでハイ
ブリッド車のパワーユニットが構成されている。
【0019】この電気モータ14の出力軸15は無段変
速機としてのCVT17の入力軸(プライマリ軸)18
に接続されている。このCVT17はエンジン11側に
連結されたプライマリプーリ19と車両の駆動軸側に連
結されたセカンダリプーリ20と両プーリ19,20間
に掛け渡されたベルト21等とから構成され、プライマ
リシャフト18に入力された回転が、同軸一体のプライ
マリプーリ19からベルト21を介してセカンダリプー
リ20へ入力され、セカンダリ軸22に出力されるよう
になっている。
【0020】即ち、プライマリプーリ19は固定シーブ
19aと可動シーブ19bとを有し、可動シーブ19b
の背面側にプライマリシリンダ19cが形成されてい
る。従って、このプライマリシリンダ19cに油圧を給
排することで固定シーブ19aに対して可動シーブ19
bを移動し、プーリの溝幅を可変とすることができる。
一方、同様に、セカンダリプーリ20は固定シーブ20
aと可動シーブ20bとを有し、可動シーブ20bの背
面側にセカンダリシリンダ20cが形成されている。従
って、このセカンダリシリンダ20cに油圧を給排する
ことで固定シーブ20aに対して可動シーブ20bを移
動し、プーリの溝幅を可変とすることができる。
【0021】また、このCVT17は油圧回路により制
御されるようになっている。即ち、セカンダリシリンダ
20cにはレギュレータバルブ23により調圧されたセ
カンダリ油圧(ライン圧)が加えられ、プライマリシリ
ンダ19cには、ライン圧が変速比制御バルブ24によ
り調圧されたプライマリ油圧が加えられる。なお、25
はオイルパン、26はオイルパン25内の油をレギュレ
ータバルブ23側へ供給するオイルポンプである。
【0022】そして、CVT17のセカンダリ軸22は
発進クラッチ27を介してデファレンシャルギヤ28に
接続されており、この発進クラッチ27は図示しない油
圧駆動装置で作動するアクチュエータ29により駆動可
能となっており、セカンダリ軸22から左右の駆動輪3
0へのトルク伝達量を調整することができる。
【0023】また、車両には、入出力装置、記憶装置
(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央処理装置
(CPU)、タイマカウンタ等を有するSMU(システ
ムマネージメントユニット)31が設けられており、こ
のSMU31によりエンジン11及び電気モータ14な
どを含めた総合的な制御が行われる。即ち、このSMU
31にはエンジン回転速度センサ32、車速センサ3
3、アクセルペダルのポジションセンサ34、プライマ
リ回転速度センサ35、セカンダリ回転速度センサ36
などの各種センサの検出情報(エンジン回転速度Ne、
車速V、アクセル開度APS、実プライマリ回転速度N
p、セカンダリ回転速度Ns)が入力される。そして、
SMU31は各種センサの検出情報に基づいて燃料噴射
モードや燃料噴射量、点火時期等を決定し、図示しない
点火プラグ、インジェクタ、スロットル弁を制御し、エ
ンジン11の出力制御を行う。なお、SMU31は、伝
達クラッチ13と発進クラッチ27の各アクチュエータ
16,29の制御も行う。
【0024】また、SMU31にはバッテリの充電容量
(バッテリ充電率SOC)が入力されており、このバッ
テリ充電容量に応じて電気モータ14を制御し、モータ
14の出力制御を行う。
【0025】更に、車両には、SMU31と同様に、入
出力装置、記憶装置、中央処理装置、タイマカウンタ等
を有するCVT−ECU(CVT用電子制御ユニット)
37が設けられており、このCVT−ECU37により
CVT17の総合的な制御が行われる。即ち、このCV
T−ECU37にはアクセルペダルのポジションセンサ
34、プライマリ回転速度センサ35、セカンダリ回転
速度センサ36などの各種センサ類の検出情報(アクセ
ル開度APS、実プライマリ回転速度Np、セカンダリ
回転速度Ns)が入力される。そして、CVT−ECU
37は各種センサ類の検出情報に基づいて、CVT17
のレギュレータバルブ23及び変速比制御バルブ24の
油圧を制御することでプーリ比を変え、変速比を設定変
更することができる。
【0026】そして、このCVT−ECU37では、S
MU31にて、アクセル開度APSと車速Vに基づいて
図示しないマップから要求トルクを求め、この要求トル
クに基づいて図示しないマップからSMU31にて実プ
ライマリ回転速度Np1 を求め、CVT−ECU37で
は実プライマリ回転速度Np1 にフィルタをかけ、目標
プライマリ回転速度Np1cvt を設定するようになってい
る。この目標プライマリ回転速度Np1cvt はCVT17
を制御するためのものであり、エンジン11及びモータ
14等を制御するための目標プライマリ回転速度Np1は
SMU31で設定されるようになっている。このように
SMU31とCVT−ECU37のそれぞれが別々に目
標プライマリ回転速度を設定するのは、制御対象に応じ
た設定を行うためであり、CVT−ECU37で設定さ
れる目標プライマリ回転速度Np1cvt は、CVTレシオ
の急変を避けるためにSMU31で設定される目標プラ
イマリ回転速度Np1を基にフィルタ処理により鈍化され
た値となっている。
【0027】更に、CVT−ECU37では、検出した
実プライマリ回転速度Np と設定した目標プライマリ回
転速度Np1cvt との偏差に基づいてCVT17の変速デ
ューティを設定し、設定した変速デューティに応じてレ
ギュレータバルブ23及び変速比制御バルブ24の油圧
を制御してプーリ比を変え、変速比を設定変更する。
【0028】このように構成されたハイブリッド車の出
力制御装置において、ドライバが加速のためにアクセル
ペダルを踏み込むと、加速要求トルクの増大によりCV
T17の変速比が大きく設定され、実プライマリ回転速
度Npが上昇するが、アクセルペダルの踏み込み直後は
プーリ等の慣性力に吸収されるエネルギが大きいため、
車両加速度が小さくてドライバは空走感を感じてしま
う。そこで、本実施形態にて、CVT−ECU37は、
ドライバによる加速要求時に、CVT17の変速比が大
きくなるときの仮想プライマリ回転速度Npaを予測し、
この目標プライマリ回転速度Npaの変化量に基づいてモ
ータ14によるアシストトルクを制御するようにしてい
る。
【0029】まず、SMU31による加速制御に関連す
る機能要素を図2の制御ブロックを用いて説明する。こ
のSMU31は、加速制御に用いる仮想プライマリ回転
速度Npaを設定する仮想プライマリ回転速度設定部41
と、回生制御に用いる仮想プライマリ回転速度Npbを設
定する仮想プライマリ回転速度設定部(図示略)と、モ
ータ要求トルクMTQを設定するモータ要求トルク設定
部51とを有している。そして、この仮想プライマリ回
転速度設定部41は、第1LPF(ローパスフィルタ)
42と、第2LPF43と、前回値処理器44と、第3
LPF45とから構成され、モータ要求トルク設定部5
1は、補償トルク演算器52,53と、第1勾配制限器
54と、加算器55と、第2勾配制限器56と、加算器
57と、最大トルク制限器58とから構成されている。
【0030】次に、上述した本実施形態のハイブリッド
車の出力制御装置におけるSMU31の制御を図2の制
御ブロック及び図3のフローチャートに基づいて詳細に
説明する。
【0031】図3に示すように、ステップS11におい
て、SMU31はアクセル開度APSと車速Vとバッテ
リ充電率SOCとから基本モータ要求トルクMTQ1
演算し、ステップS12では、図示しないマップを用い
てアクセル開度APSと車速Vとから目標プライマリ回
転速度Np1を演算する。この目標プライマリ回転速度N
p1はエンジン11及びモータ14の制御目標値として用
いられ、実プライマリ回転速度Npの信号変化に対して
所定時間先行して変化、つまり、目標プライマリ回転速
度Np1に対して実プライマリ回転速度Npが所定時間遅
れて変化するものであり、ここに追従遅れが存在する。
【0032】そして、ステップS13にて、目標プライ
マリ回転速度Np1の信号が第1LPF42によりノイズ
処理されるが、この第1LPF42は一次遅れフィルタ
であり、フィルタゲイン(FG)が適宜の値に設定されて
いる。この第1LPF42により目標プライマリ回転速
度Np1はノイズが除去され目標プライマリ回転速度Np2
が演算される。
【0033】ステップS14では、アクセル開度APS
の変化量ΔAPSの閉じ判定を行う。つまり、アクセル
開度APSの所定時間当たりの変化量ΔAPSを所定周
期(10ms)ごとにサンプリングし、前回値と比較して
所定回数連続して負の値(ΔAPSが減少)であるかど
うかを判定している。ここで変化量ΔAPSが所定回数
連続して負の値でなければ、アクセル開度APSが一定
あるいは増加しているとしてステップS15に移行す
る。このステップS15では、キックダウン(K/D)
加速判定、つまり、フィルタ処理された目標プライマリ
回転速度Np2の所定時間当たりの変化量ΔNp2を演算
し、この変化量ΔNp2が所定値よりも大きいかどうかを
判定し、変化量ΔNp2が所定値よりも大きければ、ハイ
ブリッド車は加速中であるとしてステップS16に移行
する。
【0034】ステップS16では、目標プライマリ回転
速度Np2の信号が第2LPF43によりフィルタ処理さ
れるが、この第2LPF43も一次遅れフィルタであ
り、キックダウン(K/D)であればフィルタゲイン
(FG)が第1LPF42よりもかなり小さい値dに設定
され、キックダウン(K/D)でなければフィルタゲイ
ン(FG)は0に設定される。この第2LPF43により
目標プライマリ回転速度Np2はフィルタ処理されて目標
プライマリ回転速度Np3に演算されるが、この目標プラ
イマリ回転速度Np3はCVT−ECU37で得られる目
標プライマリ回転速度Np1cvt に相当するように設定さ
れる。従って、得られた目標プライマリ回転速度Np3と
実プライマリ回転速度Npとに基づき、CVT−ECU
37と同様にCVTレシオの制御に用いる変速デューテ
ィ補正量を求めることができる。
【0035】ステップS17では、前回値処理器44が
目標プライマリ回転速度Np3に前回処理を行い、所定時
間、例えば、10ms前の値として補正し、これを目標プ
ライマリ回転速度Np4とする。そして、ステップS18
では、K/D加速初期間Aの時間をセカンダリ回転速度
Nsに依存した2次元マップにより演算する。続いて、
ステップS19では、K/D加速が開始されてからの経
過時間が、ステップS18で求めたK/D加速初期の区
間Aの時間内にあるかどうかを判定する。ここで、K/
D加速が開始されてからの経過時間がK/D加速初期の
区間Aの時間内にあれば、ステップS20で区間Aにお
ける仮想Npaのテーリング処理を行い、そうでなければ
ステップS21で区間Aに継続する区間Bにおける仮想
Npaのテーリング処理を行う。
【0036】即ち、第3LPF45は、目標プライマリ
回転速度Np4の信号をフィルタ処理するが、この第3L
PF45は二次遅れフィルタであり、区間A(ステップ
S20)ではフィルタゲイン(FG)が1に近い大きな値
aに設定され、また、区間B(ステップS21)ではフ
ィルタゲイン(FG)が1より小さく値aより大きい値b
に設定され、目標プライマリ回転速度Np4の信号は大き
く鈍らされるが、区間Bを過ぎれば0に設定される。そ
して、仮想プライマリ回転速度Npaとして出力される。
【0037】このようにして求められた仮想プライマリ
回転速度Npaは、図4に示すように、実プライマリ回転
速度Npに対して先行して変化する。この実プライマリ
回転速度Npに対する仮想プライマリ回転速度Npaの先
行時間は、実プライマリ回転速度Npの変化量ΔNpを
検出してから電気モータ14にアシストトルクを発生さ
せるまでの制御系の応答遅れ時間よりも大きいか略同等
である。従って、後述するが、実プライマリ回転速度N
pの代わりに仮想プライマリ回転速度Npaに基づいて、
電気モータ14のアシストトルクを求めることで、ハイ
ブリッド車の加速初期に無断変速機に吸収されるエネル
ギに対応したアシスト力を得てドライバは適正な加速感
を得ることができる。また、実プライマリ回転速度Np
には変動があるため、フィルタ処理をしても適正値とす
ることはできず、ハンチングにより適正なアシスト力を
求めることはできない。
【0038】なお、仮想プライマリ回転速度設定部41
では、上述したように、K/D加速時における仮想プラ
イマリ回転速度Npaを出力するが、別の仮想プライマリ
回転速度設定部では、減速時において回生制御に用いる
仮想プライマリ回転速度Npbを出力している。
【0039】ステップS22では、K/D加速時の仮想
プライマリ回転速度Npa及び回生制御時の仮想プライマ
リ回転速度Npbに応じたモータアシスト量、つまり、補
償モータ要求トルクMTQ2 を求める。まず、補償トル
ク演算器52は仮想プライマリ回転速度Npaに基づいて
K/D加速時における慣性補償トルクT1 を演算する。
具体的には仮想プライマリ回転速度Npaのサンプリング
時間(20ms)当たりの変化量ΔNpaを演算し、この変
化量ΔNpaにプライマリ軸15の慣性係数を乗算して求
める。続いて、第1勾配制限器54にて所定時間内では
この慣性補償トルクT1 を出力し、所定時間経過後は所
定勾配で0まで減算して出力する。
【0040】次に、加算器55はこのK/D加速時にお
ける慣性補償トルクT1 を第2勾配制限器56にかけて
勾配制限を実行し、補償モータ要求トルクMTQ2 を求
める。つまり、慣性補償トルクT1 の上昇率は電気モー
タ14の性能を越えて発揮することができないため、こ
こに上限値を設定する。
【0041】そして、ステップS23では、加算器57
がステップS11で求めた基本モータ要求トルクMTQ
1 に補償モータ要求トルクMTQ2 を加算し、ステップ
S24にて、最大トルク制限器58が電気モータ14の
性能を越えないように制限を加えてモータ要求トルクM
TQが演算され、ステップS25にて、SMU31はこ
のモータ要求トルクMTQに基づいて電気モータ14を
制御する。
【0042】なお、実際には、ステップS15のK/D
加速判定と同様に車両の減速を判定するステップがあ
り、このステップで減速判定が成された場合、前述した
ように、フィルタ処理により回生制御に用いる仮想プラ
イマリ回転速度Npbを算出しており、補償トルク演算器
53はこの仮想プライマリ回転速度Npbに基づいて回生
制御時における慣性補償トルクT2 を演算して出力す
る。そして、加算器55はこの回生制御時における慣性
補償トルクT2 をを第2勾配制限器56にかけて勾配制
限を実行して補償モータ要求トルクMTQ2 を求めてい
る。
【0043】ところで、ステップS14にて、アクセル
開度APSの変化量ΔAPSの閉じ判定を行って、アク
セル開度APSが一定あるいは増加していればステップ
S15に移行したが、アクセル開度APSが減少してい
ればハイブリッド車の減速運転と判定してステップS2
6に移行する。そして、このステップS27では、ハイ
ブリッド車が加速後に減速した場合に対して、電気モー
タ14のアシスト量として求めた補償モータ要求トルク
MTQ2 を所定勾配で減算していき、ステップS28に
て、加算器57が基本モータ要求トルクMTQ1 に減算
した補償モータ要求トルクMTQ2'を加算してモータ要
求トルクMTQを求める。また、ステップS15にて、
K/D加速判定によりアクセル開度APSが一定であれ
ばステップS28に移行し、ハイブリッド車は減速も加
速もしておらずに一定車速で走行しているものとし、基
本モータ要求トルクMTQ1 をモータ要求トルクMTQ
とする。
【0044】このように本実施形態のハイブリッド車の
出力制御装置では、ハイブリッド車のK/D加速時に、
加速初期の区間Aにおいて目標プライマリ回転速度Np4
の二次遅れフィルタ処理(テーリング処理)を行うと共
に、この区間Aに継続する区間Bにおいて目標プライマ
リ回転速度Np4の二次遅れフィルタ処理(テーリング処
理)を行うことで、仮想プライマリ回転速度Npaを算出
し、この仮想プライマリ回転速度Npaの変化量ΔNpaに
基づいて電気モータ14のアシストトルクを求めること
で、ハイブリッド車の加速初期に無断変速機に吸収され
るエネルギに対応したアシスト力を得てドライバは適正
な加速感を得ることができる。
【0045】具体的には、図5に示すように、ハイブリ
ッド車の走行中にドライバがアクセルペダルを強く踏み
込むと、アクセル開度が上昇して区間Aに入り、要求ト
ルクが上昇してCVTレシオが急激に大きく設定され、
エンジン回転数が上昇すると共にエンジントルクが増幅
され、車両は所定の加速度で加速して車速が上昇してい
く。この場合、アクセルペダルの踏み込み直後にエンジ
ントルクの一部がCVT17の各プーリ等の慣性力に吸
収されるが、このK/D加速時には仮想プライマリ回転
速度Npaの変化量ΔNpaに基づいて電気モータ14のア
シストトルクが発生するため、ハイブリッド車はドライ
バのアクセルペダルを強く踏み量に応じて車両加速度が
発生し、ドライバは適正な加速感を感じることができ
る。
【0046】そして、ドライバがアクセルペダルを踏み
込んで所定時間が経過すると、区間Bに入り、要求トル
クに対してCVTレシオがゆっくりと大きく設定され、
エンジン回転数がゆるやかに上昇すると共にエンジント
ルクが増幅され、車両は所定の加速度で加速して車速が
上昇していく。この区間Aから区間Bに移行するとき、
CVT17の慣性力に吸収されるエンジントルクが減少
して大きな車両加速度が発生するが、ここで電気モータ
14のアシストトルクが減少するため、区間Aから区間
Bにかけて車両加速度は滑らかに連続することとなり、
ドライバは2段加速感を感じることはなく、ドライバビ
リティが悪化することはない。
【0047】また、ハイブリッド車の加速時の燃費を向
上するために、加速前のエンジン回転数を低下させて区
間AのCVTレシオを更に大きく設定して、CVT17
の慣性力に吸収されるエンジントルクが大きくなって
も、それに応じて電気モータ14のアシストトルクが設
定されることとなり、ドライバは加速初期に減速感を感
じることはない。
【0048】なお、この図5のグラフでは、モータトル
クを一定として、K/D加速初期にアシストトルク(補
償モータ要求トルクMTQ2 )を設定するようにした
が、これはモータアシストトルクの発生を分かりやすく
するためにしたものであり、実際には、前述したよう
に、基本モータ要求トルクMTQ1 と補償モータ要求ト
ルクMTQ2 を加算したものがモータ要求トルクMTQ
となっている。即ち、ハイブリッド車に駆動力が要求さ
れる場合やエンジン11による走行では効率がよくない
場合には、基本モータ要求トルクを設定してモータにト
ルクを出力させる一方、減速時や下り坂などのブレーキ
が必要になる場合や充電率SOCの低下により発電が要
求される場合には、回生モータ要求トルクを設定して電
気モータ14を発電機として作動させ、この電気モータ
14にトルクを吸収させている。
【0049】上述の実施形態では、K/D加速時の期間
を初期期間Aとこの区間Aに継続する区間Bに分けた
が、1つの区間としてもよく、また、3つ以上のの区間
に分けてもよい。また、上述した実施形態では、ベルト
式無段変速機としてベルト式CVT17を用いたが、ト
ロイダル式CVTなど他の方式の無段変速機を用いても
よい。
【0050】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明のハイブリッド車の出力制御装置
によれば、ドライバによる加速要求時に無断変速機の変
速比が大きくなるときのプライマリ軸の回転速度を予測
し、この回転速度の変化量に基づいてモータのアシスト
トルクを制御するので、プライマリ軸の回転速度を予測
してそれに応じてアシストトルクを制御することで、ド
ライバの加速要求に応じた加速感を感じることができ、
加速初期において加速不良による空走感を抑制してドラ
イバビリティを向上することができる。
【0051】また、請求項2の発明のハイブリッド車の
出力制御装置によれば、ドライバによる加速要求時にモ
ータを駆動することによりエンジンを補助するモータ制
御手段を設け、このモータ制御手段は、ドライバによる
加速要求時に無断変速機の変速比を大きな変化割合で変
化させる第1変化期間と、加速要求時に第1変化期間に
継続すると共に第1変化期間における変化割合よりも小
さな変化割合で無断変速機の変速比を変化させる第2変
化期間とを設定し、第1変化期間におけるモータのアシ
ストトルクが記第2変化期間におけるモータのアシスト
トルクよりも大きくなるように制御するので、ドライバ
の加速要求に応じた加速初期となる第1変化期間にて、
十分なアシストトルクが作用することとなり、この第1
変化期間で加速感を感じることができ、加速初期におい
て加速不良による空走感を抑制してドライバビリティを
向上することができる。
【0052】また、請求項3の発明のハイブリッド車の
出力制御装置によれば、モータ制御手段はプライマリ軸
の回転速度の変化量に基づいてモータのアシストトルク
を制御するので、車両の加速度合に応じたきめ細かいモ
ータ制御を行うことができ、空走感を一層抑制すること
ができる。
【0053】また、請求項4の発明のハイブリッド車の
出力制御装置によれば、モータ制御手段は、プライマリ
軸の回転速度の変化量からモータの応答遅れ時間を加味
した所定期間経過後の仮想回転速度変化量を算出し、仮
想回転速度変化量に基づいてモータのアシストトルクを
制御するので、モータの応答遅れを加味したアシストト
ルクに基づいてモータを制御することとなり、車両の加
速度合に応じたきめ細かいモータ制御を行うことがで
き、空走感をなお一層抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るハイブリッド車の出
力制御装置を表す概略構成図である。
【図2】ハイブリッド車の出力制御装置の制御ブロック
図である。
【図3】ハイブリッド車の出力制御装置による制御のフ
ローチャートである。
【図4】実プライマリ回転速度と仮想プライマリ回転速
度との関係を表すタイムチャートである。
【図5】ハイブリッド車の出力制御装置の運転状態の変
化を表すタイムチャートである。
【図6】従来のハイブリッド車の出力制御装置の運転状
態の変化を表すタイムチャートである。
【符号の説明】
11 エンジン 14 電気モータ 17 CVT(式無段変速機) 18 プライマリ軸 22 セカンダリ軸 31 SMU(モータ制御手段) 33 車速センサ 34 アクセルポジションセンサ 35 プライマリ回転数センサ 37 CVT−ECU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60L 15/20 F16H 61/02 ZHV F16H 61/02 ZHV 59:42 // F16H 59:42 59:48 59:48 B60K 9/00 E (72)発明者 村上 信明 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 五島 賢司 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 Fターム(参考) 3D041 AA32 AB01 AC01 AC15 AC20 AD02 AD10 AD23 AD37 AD51 AE02 AE07 AE09 AE14 AE36 AF01 AF03 3J552 MA07 NA01 NB01 NB09 PA32 RB16 SB02 TA01 VA32Y VA33Y VA37Z VD01Z 5H115 PA01 PG04 PI16 PI29 PU25 QE01 QE08 QN08 QN11 QN24 QN28 RB08 RE02 RE03 SE03 SE05 SE08 TB01 TO02 TO04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン及びモータからなるパワーユニ
    ットと、該パワーユニットにより駆動する回転軸をプラ
    イマリ軸として有する無段変速機とを具えたハイブリッ
    ド車において、ドライバによる加速要求時に、前記無断
    変速機の変速比が大きくなるときの前記プライマリ軸の
    回転速度を予測し、該回転速度の変化量に基づいて前記
    モータのアシストトルクを制御することを特徴とするハ
    イブリッド車の出力制御装置。
  2. 【請求項2】 エンジン及びモータからなるパワーユニ
    ットと、該パワーユニットにより駆動する回転軸をプラ
    イマリ軸として有する無段変速機とを具えたハイブリッ
    ド車において、ドライバによる加速要求時に前記モータ
    を駆動することにより前記エンジンを補助するモータ制
    御手段を設け、該モータ制御手段は、ドライバによる加
    速要求時に前記無断変速機の変速比を大きな変化割合で
    変化させる第1変化期間と、前記加速要求時に該第1変
    化期間に継続すると共に該第1変化期間における変化割
    合よりも小さな変化割合で前記無断変速機の変速比を変
    化させる第2変化期間とを設定し、前記第1変化期間に
    おける前記モータのアシストトルクが前記第2変化期間
    における該モータのアシストトルクよりも大きくなるよ
    うに制御することを特徴とするハイブリッド車の出力制
    御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2のハイブリッド車において、前
    記モータ制御手段は、前記プライマリ軸の回転速度の変
    化量に基づいて前記モータのアシストトルクを制御する
    ことを特徴とするハイブリッド車の出力制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2のハイブリッド車において、前
    記モータ制御手段は、前記プライマリ軸の回転速度の変
    化量から前記モータの応答遅れ時間を加味した所定期間
    経過後の仮想回転速度変化量を算出し、該仮想回転速度
    変化量に基づいて前記モータのアシストトルクを制御す
    ることを特徴とするハイブリッド車の出力制御装置。
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