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JP2001355486A - 車載内燃機関の制御装置 - Google Patents

車載内燃機関の制御装置

Info

Publication number
JP2001355486A
JP2001355486A JP2000181042A JP2000181042A JP2001355486A JP 2001355486 A JP2001355486 A JP 2001355486A JP 2000181042 A JP2000181042 A JP 2000181042A JP 2000181042 A JP2000181042 A JP 2000181042A JP 2001355486 A JP2001355486 A JP 2001355486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
brake control
booster
brake
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000181042A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Mizuno
宏幸 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2000181042A priority Critical patent/JP2001355486A/ja
Publication of JP2001355486A publication Critical patent/JP2001355486A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転性悪化の抑制を図ることのできる車載内
燃機関の制御装置を提供する。 【解決手段】 ブレーキブースタのブースタ内圧が要求
値に対して不足しているとき、吸気圧を低下させるブレ
ーキ制御を行なう車載内燃機関の制御装置において、ブ
ースタ内圧が、ブレーキペダルの1回の踏込操作で消費
される圧力より大きい圧力分の余裕を要求値に対して持
たせた第1の圧力レベルに達したとき、ブレーキ制御手
段60によるブレーキ制御を終了させるブレーキ制御終
了手段61を備える。同内圧が第1の圧力レベルに達す
るまでは、ブレーキ制御が継続される。ブレーキ制御の
終了後に、ブレーキペダルが踏み込まれても、同内圧が
要求値に対して不足する値にならず、ブレーキ制御の再
度実行が防止され、走行中にブレーキペダルが吸い込ま
れる現象が生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブレーキペダルの
踏力を軽減するためのアシスト力を発生させるブレーキ
ブースタを備えた自動車等の車両に搭載される車載内燃
機関の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の車両のブレーキシス
テムには、ドライバーがブレーキペダルを踏み込む際の
踏力に応じた油圧を発生させるマスターシリンダと、そ
の踏力を軽減するためのアシスト力を発生させるブレー
キブースタとが設けられている。このブレーキブースタ
は、ダイアフラムで仕切られた負圧室と大気室を有し、
負圧室には吸気通路内に生じる吸気圧が導入されてブー
スタ内圧として蓄圧される。ドライバーがブレーキペダ
ルを踏み込むと、負圧室と大気室とが遮断されるととも
に大気室に大気が入り、ダイアフラムに作用するブース
タ内圧と大気圧との差圧により、前記アシスト力をブレ
ーキブースタが発生するようになっている。
【0003】このようなブレーキブースタのブースタ内
圧が、その作動に必要な要求値より大気側の値になって
同要求値に対して不足しているとき、吸気通路に生じる
吸気圧を低下させるブレーキ制御を実行し、必要なブー
スタ内圧を確保することが提案されている(例えば、特
開平10−175464号公報及び特開平10−167
047号公報)。これらの従来技術では、ブースタ内圧
が要求値に達したときにブレーキ制御が終了される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブレーキ制
御によりブースタ内圧が要求値に達していても、ブレー
キペダルの踏込操作がなされると、この操作によりブー
スタ内圧が消費されて大気圧側に変化し、ブースタ内圧
が要求値に対して不足する状態になる。このとき、ブレ
ーキ制御が再度実行され、ブースタ内圧が真空側に変化
する。しかしながら、こうしてブースタ内圧が真空側に
変化すると、ブレーキペダルが吸い込まれる現象が生
じ、車両走行中にドライバーがブレーキペダルの踏込操
作をして車両を制動しているときには、その操作性に影
響を与え、運転性が悪化する。即ち、車両走行中に、ブ
レーキペダルを踏み込んでいる状態で、ブレーキ制御が
実行されて吸気圧が真空側に変化すると、ドライバーは
一定の踏力でブレーキペダルを踏んでいるにもかかわら
ず、同ペダルが吸い込まれる現象(奥入り感)が生じ
る。このため、ブレーキペダルを踏み込む際のフィーリ
ングに変化が生じ、運転性が悪化する。
【0005】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、運転性悪化の抑制を図るこ
とのできる車載内燃機関の制御装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下、上記課題を解決す
るための手段及びその作用効果について記載する。上記
課題を解決するため、請求項1に係る発明は、ブレーキ
ペダルの踏力を軽減するためのアシスト力を、吸気通路
内に生じる吸気圧が蓄圧されるブースタ内圧に基づき発
生させるブレーキブースタを備えた車両に搭載され、前
記ブースタ内圧が要求値に対して不足しているとき、前
記吸気圧を真空側へ低下させるブレーキ制御を行なうブ
レーキ制御手段を備えた車載内燃機関の制御装置におい
て、前記ブースタ内圧が、前記ブレーキペダルの1回の
踏込操作で前記ブースタ内圧が消費される圧力より大き
い圧力分の余裕を前記要求値に対して持たせた第1の圧
力レベルに達したとき、前記ブレーキ制御手段によるブ
レーキ制御を終了させるブレーキ制御終了手段を備える
ことを特徴とする。
【0007】この発明によれば、ブースタ内圧が第1の
圧力レベルに達するまでは、ブレーキ制御が継続され
る。また、第1の圧力レベルは、ブレーキペダルの1回
の踏込操作でブースタ内圧が消費される圧力より大きい
圧力分の余裕を前記要求値に対して持たせてある。この
ため、ブースタ内圧が第1の圧力レベルに達してブレー
キ制御が終了された後に、ドライバーがブレーキペダル
の踏込操作をしても、ブースタ内圧が要求値に対して不
足する値にならず、ブレーキ制御が再度実行されるのが
防止される。このため、車両走行中にドライバーがブレ
ーキペダルの踏込操作をして車両を制動しているとき
に、同ペダルが吸い込まれる現象が生じることがない。
したがって、運転性悪化の抑制を図ることができる。
【0008】また、ブースタ内圧が第1の圧力レベルに
達すると、ブレーキ制御が終了されるので、ブレーキ制
御が必要以上に実行されるのを防止することができる。
したがって、燃費悪化の抑制をも図ることができる。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
発明において、車両走行中か否かを判断する走行判断手
段を備え、前記ブレーキ制御終了手段は、前記走行判断
手段により車両走行中であると判断されたとき、前記ブ
ースタ内圧が前記要求値に達しても前記ブレーキ制御を
終了させず、前記ブースタ内圧が前記第1の圧力レベル
に達したときに前記ブレーキ制御を終了させることを特
徴とする。
【0010】この発明によれば、車両走行中の場合に
は、ブースタ内圧が要求値に達したとしても、ブースタ
内圧が第1の圧力レベルに達するまでは、ブレーキ制御
が終了されずに継続される。これにより、車両走行中に
ドライバーがブレーキペダルの踏込操作をして車両を制
動しているときに、同ペダルが吸い込まれる現象が生じ
るのを防止することができる。また、車両走行中の必要
なときに限り、ブレーキ内圧が第1の圧力レベルに達す
るまでブレーキ制御が終了されずに継続される。したが
って、より燃費悪化の抑制を図ることができる。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項2に記載の
発明において、前記ブレーキ制御終了手段は、前記走行
判断手段により車両走行中でないと判断されたとき、前
記ブースタ内圧が前記要求値に対し所定の圧力分のヒス
テリシスを持って前記要求値と前記第1の圧力レベルと
の間の圧力レベルに設定された第2の圧力レベルに達し
たときに前記ブレーキ制御を終了させることを特徴とす
る。
【0012】この発明によれば、第2の圧力レベルは、
要求値に対し所定の圧力分のヒステリシスを持って要求
値と第1の圧力レベルとの間の圧力レベルに設定されて
いるので、ブレーキ制御のハンチングを防止しながら運
転性悪化の抑制と燃費悪化の抑制との両立を図ることが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を筒内噴射式の車載
内燃機関の制御装置に適用した一実施形態を図1〜図6
に基づいて説明する。
【0014】図2に示すように、エンジン11のシリン
ダブロック11a内には、各気筒毎にピストン12が往
復動可能に設けられている。各ピストン12の頭部に
は、成層燃焼を実行するのに必要な窪み12aが形成さ
れている。また、各ピストン12は、コンロッド13を
介してクランクシャフト14に連結されている。
【0015】クランクシャフト14の近傍には、同シャ
フト14の回転速度(機関回転速度NE)及び同シャフ
トの回転角(クランク角CA)を検出する回転速度セン
サ14aが設けられている。
【0016】また、シリンダブロック11aの上端には
シリンダヘッド15が設けられ、シリンダヘッド15と
ピストン12との間に燃焼室16が設けられている。こ
の燃焼室16には、シリンダヘッド15に設けた吸気ポ
ート17と排気ポート18とがそれぞれ連通している。
吸気ポート17及び排気ポート18には、それぞれ吸気
バルブ19及び排気バルブ20が設けられている。
【0017】一方、シリンダヘッド15には、吸気バル
ブ19及び排気バルブ20をそれぞれ開閉駆動するため
の吸気カムシャフト21及び排気カムシャフト22が回
転可能に支持されている。吸気カムシャフト21及び排
気カムシャフト22には、タイミングベルト及びギヤ
(図示略)等を介してクランクシャフト14の回転が伝
達される。吸気カムシャフト21の回転により、吸気バ
ルブ19が開閉駆動されるとともに、排気カムシャフト
22の回転により排気バルブ20が開閉駆動される。ま
た、シリンダヘッド15の吸気カムシャフト21の側方
には、同シャフト21の回転角度を検出するカムポジシ
ョンセンサ21aが設けられている。
【0018】吸気ポート17及び排気ポート18には、
それぞれ吸気管30及び排気管31が接続されている。
吸気管30及び吸気ポート17の内部は吸気通路32と
なっており、排気管31及び排気ポート18の内部は排
気通路33となっている。吸気通路32の上流部分には
スロットルバルブ23が設けられている。このスロット
ルバルブ23は、スロットル用モータ24により開閉駆
動される。スロットルバルブ23の開度(スロットル開
度TA)は、スロットルポジションセンサ44によって
検出される。そして、アクセルペダル25の近傍には、
その踏込量(アクセル開度ACCP)が所定値(例え
ば、0.5°)以下の領域でオン信号を出力するアイド
ルスイッチ45が設けられている。
【0019】また、スロットル用モータ24の駆動は、
アクセル開度ACCPに基づき制御される。即ち、アク
セル開度ACCPがアクセルポジションセンサ26によ
って検出され、この検出信号に基づきスロットル用モー
タ24が駆動制御される。このスロットル用モータ24
によりスロットルバルブ23の開度が調節され、燃焼室
16内への吸入空気量GAが調節される。
【0020】吸気通路32のスロットルバルブ23の下
流側には、同通路32内に生じる吸気圧PMを検出する
バキュームセンサ36が設けられている。また、吸気通
路32のスロットルバルブ23の下流側には、負圧通路
49を介してブレーキブースタ50が接続されている。
【0021】このブレーキブースタ50は、ブレーキペ
ダル51の踏力を軽減するためのアシスト力を、吸気通
路32内に生じる吸気圧PMが蓄圧されるブースタ内圧
PBKに基づいて発生する。即ち、ブレーキペダル51
が踏み込まれていない時には、ブレーキブースタ50内
の大気室と負圧室(図示略)が連通している。このた
め、吸気圧PMが、負圧通路49及び同通路に設けたチ
ェックバルブ(図示略)を介して大気室及び負圧室にブ
ースタ内圧PBKとして蓄えられる。ブレーキペダル5
1が踏み込まれると、大気室及び負圧室が遮断されると
ともに大気室が大気解放され、大気室内に導入される大
気圧PAと負圧室内に蓄えられるブースタ内圧PBKと
の差圧(ブースタ作動圧DPBK)がダイアフラムに作
用し、踏力に応じたアシスト力を発生する。この力で、
マスターシリンダー(図示略)のピストンを押すことに
より、踏力に応じた油圧をマスターシリンダーが発生す
る。
【0022】こうしたアシスト力をブレーキブースタ5
0が発生するには、ブースタ作動圧DPBKが作動に必
要な値より大きい値になっている必要がある。即ち、ブ
ースタ内圧PBKが要求値より真空側の値になっていて
同要求値に対して不足しない圧力レベルになっている必
要がある。これは、ブースタ作動圧DPBKが要求され
る値より小さい値である場合には、ブレーキブースタ5
0の発生するアシスト力が小さくなり、ドライバーはブ
レーキペダル51を通常より強い踏力で踏み込むことに
なるからである。なお、本例では、ブースタ内圧PBK
に基づいて算出されるブースタ作動圧DPBK(DPB
K=大気圧PA−PBK)をしきい値L及び他のしきい
値M、H(図6参照)と比較するようになっている。
【0023】ブースタ内圧PBKは、ブースタ圧力セン
サ50aによって検出される。更に、ブレーキペダル5
1には、同ペダルの踏込みを検出するためのブレーキス
イッチ51aが設けられている。
【0024】また、シリンダヘッド15には、燃焼室1
6内に燃料を噴射する燃料噴射弁40と、燃焼室16内
に充填される燃料と空気の混合気に対して点火を行う点
火プラグ41とが設けられている。この点火プラグ41
による混合気への点火時期は、点火プラグ41の上方に
設けられたイグナイタ41aによって調整される。
【0025】そして、燃料噴射弁40から燃焼室16内
へ燃料が噴射されると、同燃料が吸気通路32を介して
燃焼室16に吸入された空気と混ぜ合わされ、燃焼室1
6内で空気と燃料の混合気が形成される。更に、燃焼室
16内の混合気は点火プラグ41によって点火されて燃
焼し、燃焼後の混合気は排気として排気通路33に送り
出される。
【0026】さらに、吸気通路32のスロットルバルブ
23の下流側は、排気再循環通路(EGR通路)42を
介して排気通路33と連通している。このEGR通路4
2には、ステップモータ43aを備えたEGRバルブ4
3が設けられている。そして、EGRバルブ43の開度
(EGR開度)は、ステップモータ43aを駆動制御す
ることにより調節される。この開度調節により、排気通
路33を介して吸気通路32へ再循環する排気の量(E
GR量)が調節される。そして、エンジン11の排気が
吸気通路32に再循環されることで、燃焼温度が下がっ
て窒素酸化物(NOx )の生成が抑制され、NOx エミ
ッションの低減が図られるようになっている。
【0027】次に、本実施形態に係る車載内燃機関の制
御装置の電気的構成を図1及び図3に基づいて説明す
る。この制御装置は、アクセル開度ACCP及び機関回
転速度NE等の機関運転状態に基づいてエンジン11の
燃焼方式を切り替えるための制御等の各種制御の他に、
ブレーキブースタ50のブースタ内圧PBKを確保する
ためのブレーキ制御、及び同ブレーキ制御の開始及び終
了の制御等を行なう電子制御ユニット(以下「ECU」
という)92を備えている。
【0028】このECU92には、ブレーキ制御を行な
うブレーキ制御手段60と、ブレーキ制御の開始及び終
了を制御するブレーキ制御終了手段61と、燃焼方式を
切り替える燃焼切替え手段62と、車両が走行中か否か
を判断する走行判断手段63とが構成されている。
【0029】ブレーキ制御手段60は、スロットル用モ
ータ24とEGRバルブ43のステップモータ43aを
制御する。ブレーキ制御終了手段61は、アイドルスイ
ッチ45からの信号と、ブースタ圧力センサ50aで検
出されるブースタ内圧PBKと、燃焼切替え手段62で
切り替えられる燃焼方式と、走行判断手段63の判断結
果とに基づきブレーキ制御手段60の開始及び終了を制
御する。燃焼切替え手段62は、回転速度センサ14a
で検出される機関回転速度NE及びアクセルポジション
センサ26で検出されるアクセル開度ACCPの機関運
転状態に基づき燃焼方式を、後述する「成層燃焼」と
「均質燃焼」との間で切り替える。そして、走行判断手
段63は、車速センサ64で検出される車速SPDに基
づき、車両が走行中か否かを判断し、この判断結果をブ
レーキ制御終了手段61へ出力する。
【0030】また、ECU92には、図3に示すよう
に、ROM93、CPU94、RAM95及びバックア
ップRAM96等が構成されている。ここで、ROM9
3は各種制御プログラムや、これらのプログラムを実行
する際に参照されるマップ等が記憶されたメモリであ
り、CPU94はROM93に記憶された各種制御プロ
グラムやマップに基づいて演算処理を実行する。
【0031】また、RAM95はCPU94での演算結
果や各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶す
るメモリであり、バックアップRAM96はエンジン1
1の停止時にその記憶されたデータ等を保存する不揮発
性のメモリである。そして、ROM93、CPU94、
RAM95及びバックアップRAM96は、バス97を
介して互いに接続されるとともに、外部入力回路98及
び外部出力回路99と接続されている。
【0032】外部入力回路98には、回転速度センサ1
4a、カムポジションセンサ21b、アクセルポジショ
ンセンサ26、バキュームセンサ36、スロットルポジ
ションセンサ44、アイドルスイッチ45、ブースタ圧
力センサ50a、ブレーキスイッチ51a、及び車速セ
ンサ64等が接続されている。一方、外部出力回路99
には、スロットル用モータ24、燃料噴射弁40、イグ
ナイタ41a、及びEGRバルブ43等が接続されてい
る。
【0033】また、燃焼切替え手段62による燃焼方式
の切替制御では、機関運転状態が高負荷高回転領域に移
行すると、エンジン11の燃焼方式が均質燃焼に設定さ
れる。この場合、燃料噴射時期は、例えば吸気行程中或
いは吸気行程から圧縮行程の前半までの期間に設定さ
れ、燃焼室16に噴射される燃料は同燃焼室内において
吸入空気とほぼ均等に混合された状態で燃焼される。更
に、この均質燃焼時には、吸気圧PM及び機関回転速度
NEに応じて変化する吸入空気量GAと基本燃料噴射量
Qとの比、即ち空燃比が理論空燃比となるように、吸気
圧PM及び機関回転速度NEに基づいて基本燃料噴射量
Qが算出される。また、吸入空気量GAは、スロットル
開度TAに応じて調節されるので、均質燃焼時における
エンジン11の出力はスロットルバルブ23により調節
される。
【0034】また、燃焼切替え手段62による燃焼方式
の切替制御では、機関運転状態が低負荷低回転領域に移
行すると、エンジン11の燃焼方式が成層燃焼に設定さ
れる。この場合、燃料噴射時期は圧縮行程後期に設定さ
れ、燃焼室16に噴射される燃料の大部分が点火プラグ
41近傍に偏在した状態で燃焼される。このような成層
燃焼時には、空燃比が理論空燃比よりもリーンとなるよ
うに、基本燃料噴射量Qがアクセル開度ACCP及び機
関回転速度NEに基づいて算出される。
【0035】そして、ブレーキ制御終了手段61は、ブ
ースタ圧力センサ50aで検出されるブースタ内圧PB
Kに基づいて算出されるブースタ作動圧DPBKを、図
6に示す3つのしきい値L,M及びHと比較してブレー
キ制御手段60によるブレーキ制御の開始(ON)及び
終了(OFF)を制御する。
【0036】なお、しきい値Lは、ブースタ内圧PBK
が要求値に対して不足しているか否かを判定するための
圧力レベルに設定されている。また、しきい値Hは、ブ
ースタ内圧PBKが、ブレーキペダル51の1回の踏込
操作でブースタ内圧PBKが消費される圧力よりも大き
い圧力分の余裕を持って前記要求値よりも真空側の値で
あるか否かを判定するための圧力レベルに設定されてい
る。例えば、しきい値Hは、ブレーキペダル51を1回
だけ強く踏み込んだ場合でも、ブースタ内圧PBKが要
求値に対して不足する圧力レベルにならない程度の十分
な余裕を持った圧力レベルである。また、しきい値M
は、しきい値Hとしきい値Lとの間の圧力レベルであ
り、しきい値Lに対して所定の圧力分のヒステリシスを
持たせるための圧力レベルである。このしきい値Mは、
しきい値Lに近すぎると、ブレーキ制御のハンチングが
起き易くなるので、しきい値Lからはできるだけ離した
い。しかし、しきい値Mをしきい値Lから離し過ぎる
と、燃費の上で不利になる。そのため、これらの点を考
慮してしきい値Mの圧力レベルが設定されている。
【0037】以下、本実施形態の動作を、図4〜図6を
参照して説明する。図4はブレーキ制御終了手段61の
実行するブレーキ制御のON/OFF処理の手順を示す
フローチャートであり、図5はブレーキ制御手段60の
実行するブレーキ制御処理の手順を示すフローチャート
である。これらのフローチャートにそれぞれ示される一
連の処理は、ECU92により所定の制御周期毎に繰り
返し実行される。
【0038】図4に示す一連の処理では、まず、ブレー
キペダル51の踏込時にブレーキブースタ50に発生
し、同ブースタ50内部のダイアフラムに作用するブー
スタ作動圧DPBKを、大気圧PAから現在のブースタ
内圧PBKを減算して求める(ステップS110)。こ
うして求めたブースタ作動圧DPBKは、RAM95に
記憶され、ブレーキ制御によりブースタ内圧PBKが真
空側へ変化するにつれて、同内圧PBKに基づいて算出
されるブースタ作動圧DPBKの記憶値が更新される。
なお、本例では、ブースタ内圧PBKはブースタ圧力セ
ンサ50aで検出される。また、大気圧PAは、エンジ
ン11の始動時において、バキュームセンサ36により
検出される吸気圧PMとほぼ等しいので、その吸気圧P
Mを大気圧PAとして用いている。
【0039】次に、成層燃焼が実行中であるか否かが判
定される(ステップS120)。この判定は、燃焼切替
え手段62の出力に基づきブレーキ制御終了手段61で
判定する。成層燃焼が実行中ではない場合、即ち均質燃
焼が実行されている場合(ステップS120でNO)に
は、ブレーキ制御は不要なため、ステップS150へ進
み、ブレーキ制御フラグXBKIDLを「0」に設定
し、この一連の処理は一旦終了される。
【0040】この後、ステップS110に進む毎に、ブ
ースタ内圧PBKの現在値に基づきブースタ作動圧DP
BKの現在値を求め、同作動圧DPBKの記憶値を更新
する。
【0041】この後、ステップS120に進んだ際に、
均質燃焼から成層燃焼へ移行している場合(ステップS
120でYES)には、ステップS130へ進む。この
ステップS130では、アクセルペダル25がONから
OFFになったか否か,即ち、アクセルペダル25が解
放されたか否かが判定される。この判定は、例えば、ア
イドルスイッチ45からオン信号が出力されているか否
かでなされる。このとき、アクセルペダル25が踏み込
まれていて、アイドルスイッチ45がオフ信号を出力し
ている場合(ステップS130でNO)には、ステップ
S140へ進む。
【0042】このステップS140では、アクセルペダ
ル25がOFFであるか否か、即ち同ペダルが解放され
ているか否かが判定される。同ペダル25が踏み込まれ
ていてOFFでない場合(ステップS140でNO)に
は、上記ステップS150へ進み、一連の処理は一旦終
了される。
【0043】成層燃焼の実行中にアクセルペダル25が
解放されると、ステップS130の判定結果がYESに
なり、ステップS160へ進み、カウンタ(図示略)を
リセットして計数(計時)を開始する。この後、ステッ
プS170へ進み、ブレーキ制御フラグXBKIDLを
「1」に設定する。これは、成層燃焼が実行中でかつア
クセルペダル25が解放されたときには、ブレーキ制御
を開始してブースタ内圧PBKを確保するためである。
この後、図4に示す一連の処理は一旦終了される。
【0044】この後、図5に示すブレーキ制御処理が実
行されると、まず、ステップS310でブレーキ制御フ
ラグXBKIDLが「1」に設定されているか否かが判
定される。このとき、上記ステップS170で同フラグ
XBKIDLは「1」に設定されているので、ステップ
S310の判定結果がYESになってステップS320
へ進み、ブレーキ制御を開始する。即ち、ブレーキ制御
手段60は、EGRバルブ43のステップモータ43a
を駆動制御して同バルブ43を閉じる(例えば全閉にす
る)とともに、スロットル用モータ24を駆動制御して
スロットルバルブ23を閉じ側へ変位させる。このと
き、スロットルバルブ23の目標スロットル開度TAt
が下限ガード値TAmin 以下になる場合には、同開度T
Atを下限ガード値TAmin 以上に設定し、スロットル
バルブ23がその設定開度になるようにスロットル用モ
ータ24を駆動制御する。こうしてブレーキ制御が開始
されることにより、ブースタ内圧PBKが真空側へ低下
していく。この後。図5に示す一連の処理は一旦終了さ
れる。
【0045】こうしてブレーキ制御が開始されてからス
テップS130に進んだ場合には、アクセルペダル25
は既にOFFになっている(解放されている)ので、同
ステップS130の判定結果がNOとなってステップS
140へ進む。このとき、アクセルペダル25はOFF
であるので、ステップS140の判定結果がYESとな
り、ステップS180へ進む。
【0046】このステップS180では、カウンタの計
数値が所定値Xより大きいか否かが判定される。即ち、
上記ステップS160でカウンタの計数を開始してから
所定時間が経過したか否かが判定される。その計数開始
から所定時間が経過しておらず、カウンタの計数値がX
以下の場合( ステップS180でNO)には、ステップ
S170へ進み、既に「1」に設定されているブレーキ
制御フラグXBKIDLを「1」のまま維持する。これ
は、成層燃焼中にアクセルペダル25がONからOFF
になるタイミングでカウンタの計数を開始してから所定
時間が経過するまでの間は、他の条件とは無関係にブレ
ーキ制御を続行して、ブースタ内圧PBKをできるだけ
真空側へ変化させるためである。
【0047】この後、カウンタの計数値がXを超えると
(計数開始から所定時間が経過すると)、ステップS1
80の判定結果がYESとなり、ステップS190へ進
み、ブースタ作動圧DPBKが要求値L以上であるか否
かが判定される。ブースタ作動圧DPBKがしきい値L
より小さい値であって、ブースタ内圧PBKが要求値に
対して不足している場合(同作動圧DPBKが図6の
(a)で示す領域にある場合)には、ステップS170
へ進み、ブレーキ制御フラグXBKIDLを「1」に設
定する。これは、ブレーキ制御を実行してブースタ内圧
PBKをより真空側へ変化させるためである。この後、
一連の処理を一旦終了する。
【0048】この後、ブレーキ制御の実行によりブース
タ内圧PBKがさらに真空側へ変化していき、ブースタ
作動圧DPBKがしきい値L以上になると、ステップS
200へ進み、同作動圧DPBKがしきい値H以上であ
るか否かが判定される。ブースタ作動圧DPBKがしき
い値H以上でない場合(ステップS200でNO)に
は、ステップS210へ進む。
【0049】このステップS210では、ブースタ作動
圧DPBKがしきい値M以上であるか否かが判定され
る。即ち、同作動圧DPBKが図6の(c)で示すしき
い値Mとしきい値Hとの間の領域にあるか否かが判定さ
れる。同作動圧DPBKがしきい値Mより小さい値であ
る場合、即ち、同作動圧DPBKが図6の(d)で示す
しきい値Lとしきい値Mの間の領域にある場合(ステッ
プS210でNO)には、この一連の処理は一旦終了さ
れる。これは、ブレーキ制御を更に続行してブースタ内
圧PBKを更に低下させるためである。
【0050】この後、ブースタ内圧PBKが更に低下し
てブースタ作動圧DPBKがしきい値M以上になると
(ステップS210でYES)、ステップS220へ進
み、車速センサ64で検出される車速SPDがS(S≒
0)より小さいか否か、即ち、車両が走行中であるか否
かが判定される。車両が走行中で車速SPDがS以上で
ある場合には、ブレーキ制御を続行したまま、この一連
の処理は一旦終了する。これは、ブースタ作動圧DPB
Kがしきい値M以上の値になっていても、この状態でブ
レーキ制御を終了すると、この後にブレーキペダル51
の踏込操作がなされると、この操作によりブースタ内圧
PBKが消費されてブースタ内圧PBKが要求値に対し
て不足する状態になる。これにより、ブレーキ制御が再
度実行され、ブースタ内圧PBKが真空側に変化する
と、ブレーキペダル51が吸い込まれる現象が生じ、車
両走行中にドライバーがブレーキペダル51の踏込操作
をして車両を制動しているときには、その操作性に影響
を与え、運転性が悪化する。このような不具合を回避す
るために、ブースタ作動圧DPBKがしきい値M以上の
値になっていても、車両が走行中である場合には、ブレ
ーキ制御を続行するようにしているのである。
【0051】これに対して、上記ステップS220の判
定時に、車速SPDがSより小さい場合、即ち、車両が
停止中である場合(ステップS220でYES)には、
ステップS150へ進み、ブレーキ制御を終了させるた
めにブレーキ制御フラグXBKIDLを「0」に設定す
る。この後、この一連の処理は一旦終了される。
【0052】この後、図5に示すブレーキ制御処理に進
むと、上記ステップS150でブレーキ制御フラグXB
KIDLは「0」に設定されているので、ステップS3
10の判定結果はNOとなり、ステップS330へ進ん
でブレーキ制御を終了させる。すなわち、EGRバルブ
43とスロットルバルブ23を共に開き側へ変位させる
ように、ステップモータ43aとスロットル用モータ2
4を駆動制御する。このとき、EGRバルブ43とスロ
ットルバルブ23は、各々の開度が機関運転状態に応じ
た目標開度となるように制御される。この後、図5に示
す一連の処理は一旦終了される。
【0053】そして、上述したように、ブレーキ制御の
実行中に、ブースタ作動圧DPBKがしきい値M以上の
値になったとしても、車両が走行中の場合には、ブレー
キ制御を続行する。これにより、ブースタ内圧PBKが
更に真空側へ変化して、ブースタ作動圧DPBKが図6
の(b)で示すようにしきい値H以上の値まで上昇する
と、上記ステップS200の判定結果がYESになり、
ステップS150へ進む。このように、ブレーキ制御に
よりブースタ内圧PBKが真空側へ変化してブースタ作
動圧DPBKがしきい値H以上の値になると、車両が走
行中であるか否かによらずに、上記ステップS150へ
進み、ブレーキ制御を終了させるために制御フラグXB
KIDLを「0」に設定する。これは、しきい値Hは、
ブースタ内圧PBKがブレーキペダル51の1回或いは
通常の踏込操作でブースタ内圧PBKが消費される圧力
よりも大きい圧力分の余裕を持って要求値よりも真空側
になる圧力レベルであるため、ブレーキ制御を終了した
後に走行中にブレーキペダル51が踏み込まれても、ブ
ースタ内圧PBKが要求値より大気圧側の値にならな
い。このため、車両走行中にドライバーがブレーキペダ
ル51の踏込操作をして車両を制動しているときには、
ブレーキペダル51が吸い込まれる現象が生じないから
である。この後、図4に示す一連の処理は一旦終了さ
れ、図5に示す処理に進む。このとき、ステップS31
0の判定結果はNOとなり、上記ステップS330へ進
んでブレーキ制御を終了させ、この一連の処理は一旦終
了される。
【0054】以上説明した本実施形態によれば、次のよ
うな作用効果を奏することができる。 (1)成層燃焼の実行中にアクセルペダル25が解放さ
れてブレーキ制御が開始され、ブースタ内圧PBKが真
空側へ変化していくが、車両走行中には、ブースタ作動
圧DPBKがしきい値Hに達するまでは、ブレーキ制御
が継続される。また、しきい値Hは、ブレーキペダル5
1の1回或いは通常の踏込操作ではブースタ内圧PBK
が要求値に対して不足することのない圧力レベルにあ
る。このため、ブースタ作動圧DPBKがしきい値Hに
達してブレーキ制御が終了された後に、ドライバーがブ
レーキペダル51の踏込操作をしても、ブースタ作動圧
DPBKがしきい値Lより小さい値にならず、ブレーキ
制御が再度実行されるのが防止される。このため、車両
走行中にドライバーがブレーキペダル51の踏込操作を
して車両を制動しているときに、同ペダル51が吸い込
まれる現象が生じることがない。したがって、運転性の
悪化を抑制することができる。また、ブースタ作動圧D
PBKがしきい値Hに達すると、ブレーキ制御が終了さ
れるので、ブレーキ制御が必要以上に実行されるのを防
止することができる。したがって、燃費の悪化をも抑制
することができる。
【0055】(2)車両走行中の必要なときに限り、ブ
ースタ作動圧DPBKがしきい値Mに達したとしても、
即ち、同作動圧がしきい値Mより大きい値になったとし
ても、ブレーキ制御が終了されずに継続される。これに
より、車両走行中にドライバーがブレーキペダル51の
踏込操作をして車両を制動しているときに、同ペダル5
1が吸い込まれる現象が生じるのを防止することができ
る。これとともに、より燃費の悪化を抑制することがで
きる。
【0056】(3)車両が停止している場合には、ブー
スタ作動圧DPBKがしきい値Mに達したときにブレー
キ制御が終了されるので、これによっても、ブレーキ制
御が必要以上に実行されるのを防止することができ、燃
費の悪化をより一層抑制することができる。
【0057】(4)しきい値Mは、しきい値Hとしきい
値Lの間の圧力レベルであって、しきい値Lに対し所定
の圧力分のヒステリシスを持たせるために設定されてい
るので、ブレーキ制御のハンチングを防止しながら運転
性悪化の抑制と燃費悪化の抑制との両立を図ることがで
きる。
【0058】以上本発明の一実施形態について説明した
が、本実施形態は以下に示すようにその構成を変更して
実施することもできる。 ・上記実施形態では、ブースタ内圧PBKに基づいて算
出したブースタ作動圧DPBKを、図6に示す3つのし
きい値L,M及びHと比較してブレーキ制御のON/O
FFを制御しているが、ブースタ作動圧DPBKに代え
て、ブースタ内圧PBKを前記3つの圧力レベルと比較
してブレーキ制御のON/OFFを制御するようにして
もよい。この場合には、ブースタ作動圧DPBKを大気
圧PAとブースタ内圧PBKとに基づいて算出する必要
がなくなるので、その分だけ制御装置の処理時間を短縮
できる。
【0059】・上記実施形態では、成層燃焼の実行中に
アクセルペダル25がONからOFFになるタイミング
でブレーキ制御が開始されるようにしているが、本発明
は、成層燃焼を行なう筒内噴射式の車載内燃機関に限ら
ず、吸気ポート式の内燃機関にも適用可能である。即
ち、希薄燃焼を行なうなどの理由により、機関運転中
に、ブースタ内圧PBKが要求値より大気圧側の値にな
る場合(要求値に対して不足する場合)には、ブースタ
内圧PBKを確保する必要がある。そのために、ブース
タ内圧PBKが要求値より大気圧側の値になったとき
に、上記ブレーキ制御を開始するようにしてもよい。
【0060】・上記しきい値H及びしきい値Mを、エン
ジン11の性能やブレーキブースタ50のサイズ等に応
じて最適な値にそれぞれ設定することにより、個々の車
両に応じたブレーキ制御のON/OFFの最適化を図る
ことができる。
【0061】・上記実施形態では、しきい値Lに対し
て、しきい値M及びしきい値Hを設けたが、しきい値M
をなくし、しきい値Hによりしきい値Lに対して所定の
圧力分のヒステリシスを持たせるようにしてもよい。
【0062】以下、上記実施形態から把握できる技術思
想について説明する。 (イ)ブレーキペダルの踏力を軽減するためのアシスト
力を、吸気通路内に生じる吸気圧が蓄圧されるブースタ
内圧PBKに基づき発生させるブレーキブースタを備え
た車両に搭載され、前記吸気圧を真空側へ低下させるブ
レーキ制御を行なうブレーキ制御手段を備えた車載内燃
機関の制御装置において、前記ブースタ内圧PBKが要
求値より大気圧側の値になったとき、前記ブレーキ制御
手段による前記ブレーキ制御を開始するとともに、前記
ブースタ内圧PBKが、前記ブレーキペダルの1回の踏
込操作で前記ブースタ内圧PBKが消費される圧力より
大きい圧力分の余裕を持って前記要求値より真空側に設
定された第1の圧力レベルに達したとき、前記ブレーキ
制御を終了させるブレーキ制御終了手段を備えることを
特徴とする車載内燃機関の制御装置。
【0063】(ロ)車両走行中か否かを判断する走行判
断手段を備え、前記ブレーキ制御終了手段は、前記走行
判断手段により車両走行中であると判断されたとき、前
記ブースタ内圧PBKが前記要求値に達しても前記ブレ
ーキ制御を終了させず、前記ブースタ内圧PBKが前記
第1の圧力レベルに達したときに、前記ブレーキ制御を
終了させることを特徴とする上記(イ)に記載の車載内
燃機関の制御装置。
【0064】(ハ)前記ブレーキ制御終了手段は、前記
走行判断手段により車両走行中でないと判断されたと
き、前記ブースタ内圧PBKが前記要求値に対し所定の
圧力分のヒステリシスを持って前記要求値と第1の圧力
レベルとの間の圧力レベルに設定された第2の圧力レベ
ルに達したときに前記ブレーキ制御を終了させることを
特徴とする上記(ロ)に記載の車載内燃機関の制御装
置。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態に係る車載内燃機関の制御装置を
示すブロック図。
【図2】 図1に示す制御装置を備えた車載内燃機関の
全体構成図。
【図3】 図1に示す制御装置の電気的構成ブロック
図。
【図4】 同制御装置によるブレーキ制御のON/OF
F処理を示すフローチャート。
【図5】 同制御装置によるブレーキ制御処理を示すフ
ローチャート。
【図6】 同制御装置でブースタ作動圧との比較に用い
るしきい値を示す図。
【符号の説明】
11…エンジン、23…スロットルバルブ、24…スロ
ットル用モータ、25…アクセルペダル、32…吸気通
路、43a…ステップモータ、50…ブレーキブース
タ、51…ブレーキペダル、92…ブレーキ制御手段6
0、ブレーキ制御終了61,及び走行判断手段63とし
ての電子制御ユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 9/02 F02D 9/02 Z 29/02 341 29/02 341 Fターム(参考) 3D041 AA65 AA66 AB01 AC01 AC27 AD02 AD10 AD41 AD51 AE04 AE07 AE09 AE41 3D049 BB04 BB05 CC02 HH08 HH39 HH42 HH47 HH48 HH51 HH53 KK09 RR04 RR09 RR13 3G065 CA22 DA02 EA05 GA01 GA10 GA11 GA12 GA13 GA29 GA46 3G093 BA14 CA04 CB07 DA01 DA06 DB05 DB15 EA05 EA09 EA13 EB04 EC01 EC02 FB01 FB02 3G301 HA13 HA16 JA02 LA03 LC03 MA19 NA08 PA07Z PA11Z PA14Z PE01Z PF01Z PF03Z PF05Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキペダルの踏力を軽減するための
    アシスト力を、吸気通路内に生じる吸気圧が蓄圧される
    ブースタ内圧に基づき発生させるブレーキブースタを備
    えた車両に搭載され、前記ブースタ内圧が要求値に対し
    て不足しているとき、前記吸気圧を真空側へ低下させる
    ブレーキ制御を行なうブレーキ制御手段を備えた車載内
    燃機関の制御装置において、 前記ブースタ内圧が、前記ブレーキペダルの1回の踏込
    操作で前記ブースタ内圧が消費される圧力より大きい圧
    力分の余裕を前記要求値に対して持たせた第1の圧力レ
    ベルに達したとき、前記ブレーキ制御手段によるブレー
    キ制御を終了させるブレーキ制御終了手段を備えること
    を特徴とする車載内燃機関の制御装置。
  2. 【請求項2】 車両走行中か否かを判断する走行判断手
    段を備え、前記ブレーキ制御終了手段は、前記走行判断
    手段により車両走行中であると判断されたとき、前記ブ
    ースタ内圧が前記要求値に達しても前記ブレーキ制御を
    終了させず、前記ブースタ内圧が前記第1の圧力レベル
    に達したときに前記ブレーキ制御を終了させることを特
    徴とする請求項1に記載の車載内燃機関の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ブレーキ制御終了手段は、前記走行
    判断手段により車両走行中でないと判断されたとき、前
    記ブースタ内圧が前記要求値に対し所定の圧力分のヒス
    テリシスを持って前記要求値と前記第1の圧力レベルと
    の間の圧力レベルに設定された第2の圧力レベルに達し
    たときに前記ブレーキ制御を終了させることを特徴とす
    る請求項2に記載の車載内燃機関の制御装置。
JP2000181042A 2000-06-16 2000-06-16 車載内燃機関の制御装置 Pending JP2001355486A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014047651A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Daihatsu Motor Co Ltd 内燃機関の制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014047651A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Daihatsu Motor Co Ltd 内燃機関の制御装置

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