JP2000110606A - 車載内燃機関の負圧制御装置 - Google Patents
車載内燃機関の負圧制御装置Info
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- JP2000110606A JP2000110606A JP10287761A JP28776198A JP2000110606A JP 2000110606 A JP2000110606 A JP 2000110606A JP 10287761 A JP10287761 A JP 10287761A JP 28776198 A JP28776198 A JP 28776198A JP 2000110606 A JP2000110606 A JP 2000110606A
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- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ブレーキ操作が繰り返し行われたときでも、ブ
レーキブースタの駆動に必要なブレーキ負圧を確保する
ことのできる車載内燃機関の負圧制御装置を提供する。 【解決手段】ブレーキペダル50の踏み込みが繰り返し
行われる、いわゆるポンピングブレーキでは、ブレーキ
操作(オン・オフ)時にブレーキブースタ50を駆動す
るためのブレーキ負圧が大気圧側へと変化することか
ら、そのブレーキブースタ50の駆動に必要なブレーキ
負圧を確保することができなくなるおそれがある。しか
し、ポンピングブレーキの開始から終了までブレーキ負
圧に関係なくスロットル閉じ制御が行われるため、その
ポンピングブレーキ中にブレーキ踏込操作間の時間間隔
が短くなっても、ブレーキ負圧がブレーキブースタ50
の作動に必要な要求値に維持される。
レーキブースタの駆動に必要なブレーキ負圧を確保する
ことのできる車載内燃機関の負圧制御装置を提供する。 【解決手段】ブレーキペダル50の踏み込みが繰り返し
行われる、いわゆるポンピングブレーキでは、ブレーキ
操作(オン・オフ)時にブレーキブースタ50を駆動す
るためのブレーキ負圧が大気圧側へと変化することか
ら、そのブレーキブースタ50の駆動に必要なブレーキ
負圧を確保することができなくなるおそれがある。しか
し、ポンピングブレーキの開始から終了までブレーキ負
圧に関係なくスロットル閉じ制御が行われるため、その
ポンピングブレーキ中にブレーキ踏込操作間の時間間隔
が短くなっても、ブレーキ負圧がブレーキブースタ50
の作動に必要な要求値に維持される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載内燃機関の負
圧制御装置に関するものである。
圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用エンジン等の車載内燃
機関では、吸気通路を介して燃焼室内に吸入される空気
と、燃料噴射弁から噴射される燃料とを混合して混合気
を形成し、その混合気を燃焼室内で燃焼させることで駆
動力を得ている。こうした内燃機関の吸気通路には、燃
焼室に吸入される空気の量を調整するためのスロットル
バルブが設けられている。そして、スロットルバルブの
開度を調節して燃焼室へ吸入される空気の量を調整する
ことにより、燃焼室へ充填される混合気の量が変化し、
内燃機関の出力が調整されるようになる。
機関では、吸気通路を介して燃焼室内に吸入される空気
と、燃料噴射弁から噴射される燃料とを混合して混合気
を形成し、その混合気を燃焼室内で燃焼させることで駆
動力を得ている。こうした内燃機関の吸気通路には、燃
焼室に吸入される空気の量を調整するためのスロットル
バルブが設けられている。そして、スロットルバルブの
開度を調節して燃焼室へ吸入される空気の量を調整する
ことにより、燃焼室へ充填される混合気の量が変化し、
内燃機関の出力が調整されるようになる。
【0003】ところで、近年は、燃費を向上させること
及び十分な機関出力を得ることの両立を図るために、機
関運転状態に応じて燃焼方式を切り換えるタイプの内燃
機関が提案され、実用化されている。
及び十分な機関出力を得ることの両立を図るために、機
関運転状態に応じて燃焼方式を切り換えるタイプの内燃
機関が提案され、実用化されている。
【0004】こうしたタイプの内燃機関は、高出力が要
求される高回転高負荷時には、空気に対して燃料が均等
に混合された均質混合気を燃焼させる「均質燃焼」を行
い、十分な機関出力を得るようにしている。この「均質
燃焼」は、内燃機関の吸気行程にて燃焼室内に噴射供給
された燃料が同燃焼室内の空気と均等に混ぜ合わされ、
その空気と燃料とから形成された混合気に点火プラグに
より点火がなされることによって実行される。
求される高回転高負荷時には、空気に対して燃料が均等
に混合された均質混合気を燃焼させる「均質燃焼」を行
い、十分な機関出力を得るようにしている。この「均質
燃焼」は、内燃機関の吸気行程にて燃焼室内に噴射供給
された燃料が同燃焼室内の空気と均等に混ぜ合わされ、
その空気と燃料とから形成された混合気に点火プラグに
より点火がなされることによって実行される。
【0005】また、あまり高出力が要求されない低回転
低負荷時には、点火プラグ周りの燃料濃度を高めて着火
性を向上させるとともに、混合気の平均空燃比を理論空
燃比よりもリーン側の値にすることで燃費を向上させる
ことが可能な「成層燃焼」を実行する。この「成層燃
焼」は、内燃機関の圧縮行程にて燃焼室内に噴射供給さ
れた燃料がピストン頭部の窪みに当たって点火プラグ周
りに集められ、その集められた燃料と燃焼室内の空気と
からなる混合気に点火プラグにより点火がなされること
によって実行される。こうした「成層燃焼」では、混合
気の平均空燃比を大きくすべくスロットルバルブを「均
質燃焼」の場合に比べて開き側に制御するため、ポンピ
ングロスが低減されるようになる。
低負荷時には、点火プラグ周りの燃料濃度を高めて着火
性を向上させるとともに、混合気の平均空燃比を理論空
燃比よりもリーン側の値にすることで燃費を向上させる
ことが可能な「成層燃焼」を実行する。この「成層燃
焼」は、内燃機関の圧縮行程にて燃焼室内に噴射供給さ
れた燃料がピストン頭部の窪みに当たって点火プラグ周
りに集められ、その集められた燃料と燃焼室内の空気と
からなる混合気に点火プラグにより点火がなされること
によって実行される。こうした「成層燃焼」では、混合
気の平均空燃比を大きくすべくスロットルバルブを「均
質燃焼」の場合に比べて開き側に制御するため、ポンピ
ングロスが低減されるようになる。
【0006】上記のように内燃機関の燃焼方式を、機関
運転状態に応じて「均質燃焼」と「成層燃焼」との間で
切り換えることにより、燃費を向上させることができる
とともに十分な機関出力が得られるようになる。
運転状態に応じて「均質燃焼」と「成層燃焼」との間で
切り換えることにより、燃費を向上させることができる
とともに十分な機関出力が得られるようになる。
【0007】ところで、車載内燃機関にあっては、吸気
系に生じる負圧を利用して自動車のブレーキ踏込操作力
を軽減するブレーキブースタが設けられる。このブレー
キブースタは、車載内燃機関の吸気系に生じる負圧をブ
レーキ負圧として蓄圧し、そのブレーキ負圧によって駆
動される。こうしたブレーキブースタを上記成層燃焼が
行われる内燃機関に適用することも考えられる。しか
し、この場合には、成層燃焼中のスロットルバルブの開
度が均質燃焼に比べて開き側の値になるため、車載内燃
機関の吸気系に生じる負圧が大気圧側の値になり、上記
ブレーキブースタの駆動に必要なブレーキ負圧を確保す
ることが困難になる。
系に生じる負圧を利用して自動車のブレーキ踏込操作力
を軽減するブレーキブースタが設けられる。このブレー
キブースタは、車載内燃機関の吸気系に生じる負圧をブ
レーキ負圧として蓄圧し、そのブレーキ負圧によって駆
動される。こうしたブレーキブースタを上記成層燃焼が
行われる内燃機関に適用することも考えられる。しか
し、この場合には、成層燃焼中のスロットルバルブの開
度が均質燃焼に比べて開き側の値になるため、車載内燃
機関の吸気系に生じる負圧が大気圧側の値になり、上記
ブレーキブースタの駆動に必要なブレーキ負圧を確保す
ることが困難になる。
【0008】そこで従来は、上記ブレーキブースタを駆
動させるためのブレーキ負圧を確保すべくスロットルバ
ルブの閉じ制御を行うことが提案されている。こうした
スロットルバルブの閉じ制御を行う装置としては、例え
ば特開平10−175464号公報や特開平10−14
8150号公報に記載された負圧制御装置が知られてい
る。これらの公報に記載された負圧制御装置では、ブレ
ーキ負圧がブレーキブースタを駆動するのに必要な要求
値に達していないとき、スロットルバルブを閉じ側に制
御することでブレーキ負圧を要求値に近づけるようにし
ている。更に、特開平10−175464号公報に記載
された負圧制御装置では、上記スロットル閉じ制御が行
われてから所定時間が経過した後、スロットルバルブを
元の開度へと復帰させるようにしている。
動させるためのブレーキ負圧を確保すべくスロットルバ
ルブの閉じ制御を行うことが提案されている。こうした
スロットルバルブの閉じ制御を行う装置としては、例え
ば特開平10−175464号公報や特開平10−14
8150号公報に記載された負圧制御装置が知られてい
る。これらの公報に記載された負圧制御装置では、ブレ
ーキ負圧がブレーキブースタを駆動するのに必要な要求
値に達していないとき、スロットルバルブを閉じ側に制
御することでブレーキ負圧を要求値に近づけるようにし
ている。更に、特開平10−175464号公報に記載
された負圧制御装置では、上記スロットル閉じ制御が行
われてから所定時間が経過した後、スロットルバルブを
元の開度へと復帰させるようにしている。
【0009】また、自動車のブレーキペダルの踏込操作
中においては、ブレーキブースタが駆動されることによ
ってブレーキ負圧が大気圧側の値へと変化し、特にブレ
ーキペダルの踏込力を弱めたときや踏込量を「0」にし
たとき等には上記ブレーキ負圧が大きく大気圧側の値へ
と変化する。このようにブレーキ負圧が大気圧側の値へ
変化して上記要求値を越えた場合には、スロットルバル
ブの閉じ制御が行われて必要なブレーキ負圧が確保さ
れ、ブレーキブースタの駆動によって再びブレーキ操作
力が軽減されるようになる。
中においては、ブレーキブースタが駆動されることによ
ってブレーキ負圧が大気圧側の値へと変化し、特にブレ
ーキペダルの踏込力を弱めたときや踏込量を「0」にし
たとき等には上記ブレーキ負圧が大きく大気圧側の値へ
と変化する。このようにブレーキ負圧が大気圧側の値へ
変化して上記要求値を越えた場合には、スロットルバル
ブの閉じ制御が行われて必要なブレーキ負圧が確保さ
れ、ブレーキブースタの駆動によって再びブレーキ操作
力が軽減されるようになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特に機関回転
数が低いときなどには、スロットルバルブの閉じ制御に
おいてスロットルバルブ開度の変化に対するブレーキ負
圧の変化の応答性が悪くなる。更に、ブレーキの踏込操
作を繰り返し行う、いわゆるポンピングブレーキが行わ
れたときには、ブレーキペダルの踏込力を弱めることや
踏込量を「0」にすることが複数回繰り返して行われる
ため、スロットル閉じ制御が行われたとしてもブレーキ
負圧が大気圧側の値へと変化し、必要なブレーキ負圧が
確保できなくなる。
数が低いときなどには、スロットルバルブの閉じ制御に
おいてスロットルバルブ開度の変化に対するブレーキ負
圧の変化の応答性が悪くなる。更に、ブレーキの踏込操
作を繰り返し行う、いわゆるポンピングブレーキが行わ
れたときには、ブレーキペダルの踏込力を弱めることや
踏込量を「0」にすることが複数回繰り返して行われる
ため、スロットル閉じ制御が行われたとしてもブレーキ
負圧が大気圧側の値へと変化し、必要なブレーキ負圧が
確保できなくなる。
【0011】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、ブレーキ操作が繰り返し行
われたときでも、ブレーキブースタの駆動に必要なブレ
ーキ負圧を確保することのできる車載内燃機関の負圧制
御装置を提供することにある。
ものであって、その目的は、ブレーキ操作が繰り返し行
われたときでも、ブレーキブースタの駆動に必要なブレ
ーキ負圧を確保することのできる車載内燃機関の負圧制
御装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、車載内燃機関の吸気系に
生じる負圧をブレーキ負圧として蓄圧し、そのブレーキ
負圧によってブレーキの操作力を軽減すべく駆動される
ブレーキブースタと、前記内燃機関の吸気系に生じる負
圧を調整する負圧調整手段とを備え、前記ブレーキ負圧
が前記ブレーキブースタを作動させるのに必要な要求値
に達しないとき、前記ブレーキ負圧を前記要求値に近づ
けるべく前記負圧調整手段を制御する車載内燃機関の負
圧制御装置において、前記ブレーキ操作の繰り返し開始
を検出するポンピングブレーキ開始検出手段と、前記ブ
レーキ操作の繰り返し終了を検出するポンピングブレー
キ終了検出手段と、前記ポンピングブレーキ開始検出手
段によって前記ブレーキ操作の繰り返し開始が検出され
てから、前記ポンピングブレーキ終了検出手段によって
前記ブレーキ操作の繰り返し終了が検出されるまで、前
記ブレーキ負圧が真空側の値へと変化する方向に前記負
圧調整手段を制御する制御手段とを備えた。
め、請求項1記載の発明では、車載内燃機関の吸気系に
生じる負圧をブレーキ負圧として蓄圧し、そのブレーキ
負圧によってブレーキの操作力を軽減すべく駆動される
ブレーキブースタと、前記内燃機関の吸気系に生じる負
圧を調整する負圧調整手段とを備え、前記ブレーキ負圧
が前記ブレーキブースタを作動させるのに必要な要求値
に達しないとき、前記ブレーキ負圧を前記要求値に近づ
けるべく前記負圧調整手段を制御する車載内燃機関の負
圧制御装置において、前記ブレーキ操作の繰り返し開始
を検出するポンピングブレーキ開始検出手段と、前記ブ
レーキ操作の繰り返し終了を検出するポンピングブレー
キ終了検出手段と、前記ポンピングブレーキ開始検出手
段によって前記ブレーキ操作の繰り返し開始が検出され
てから、前記ポンピングブレーキ終了検出手段によって
前記ブレーキ操作の繰り返し終了が検出されるまで、前
記ブレーキ負圧が真空側の値へと変化する方向に前記負
圧調整手段を制御する制御手段とを備えた。
【0013】同構成によれば、ブレーキ操作の繰り返し
開始から終了まで、ブレーキ負圧が真空側へと変化する
方向に負圧調整手段が制御される。そのため、ブレーキ
負圧の確保が困難なブレーキ操作の繰り返し時において
も、ブレーキブースタを作動させるのに必要なブレーキ
負圧を確保することができるようになる。
開始から終了まで、ブレーキ負圧が真空側へと変化する
方向に負圧調整手段が制御される。そのため、ブレーキ
負圧の確保が困難なブレーキ操作の繰り返し時において
も、ブレーキブースタを作動させるのに必要なブレーキ
負圧を確保することができるようになる。
【0014】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、前記ポンピングブレーキ開始検出手段
は、ブレーキ操作が行われてから次回にブレーキ操作が
行われるまでの時間に基づき、ブレーキ操作の繰り返し
開始を検出するものとした。
発明において、前記ポンピングブレーキ開始検出手段
は、ブレーキ操作が行われてから次回にブレーキ操作が
行われるまでの時間に基づき、ブレーキ操作の繰り返し
開始を検出するものとした。
【0015】同構成によれば、ブレーキ操作が繰り返し
行われるときには、そのブレーキ操作間の時間間隔が通
常よりも短くなるため、ブレーキ操作が行われてから次
回のブレーキ操作が行われる間での時間に基づき、的確
にブレーキ操作の繰り返しが開始されたことを検出する
ことができるようになる。
行われるときには、そのブレーキ操作間の時間間隔が通
常よりも短くなるため、ブレーキ操作が行われてから次
回のブレーキ操作が行われる間での時間に基づき、的確
にブレーキ操作の繰り返しが開始されたことを検出する
ことができるようになる。
【0016】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明において、前記ポンピングブレーキ終了検出
手段は、ブレーキ操作が行われてから次回にブレーキ操
作が行われるまでの時間に基づき、ブレーキ操作の繰り
返し終了を検出するものとした。
記載の発明において、前記ポンピングブレーキ終了検出
手段は、ブレーキ操作が行われてから次回にブレーキ操
作が行われるまでの時間に基づき、ブレーキ操作の繰り
返し終了を検出するものとした。
【0017】同構成によれば、ブレーキ操作が繰り返し
行われるときには、そのブレーキ操作間の時間間隔が通
常よりも短くなるため、ブレーキ操作が行われてから次
回のブレーキ操作が行われる間での時間に基づき、的確
にブレーキ操作の繰り返しが終了したことを検出するこ
とができるようになる。
行われるときには、そのブレーキ操作間の時間間隔が通
常よりも短くなるため、ブレーキ操作が行われてから次
回のブレーキ操作が行われる間での時間に基づき、的確
にブレーキ操作の繰り返しが終了したことを検出するこ
とができるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を直列4気筒の自動
車用ガソリンエンジンに適用した一実施形態を図1〜図
4に従って説明する。
車用ガソリンエンジンに適用した一実施形態を図1〜図
4に従って説明する。
【0019】図1に示すように、エンジン11は、その
シリンダブロック11a内に往復移動可能に設けられた
合計四つのピストン12(図1には一つのみ図示)を備
えている。これらピストン12の頭部には、成層燃焼を
実行するのに必要な窪み12aが形成されている。ま
た、これらピストン12は、コンロッド13を介して出
力軸であるクランクシャフト14に連結されている。そ
して、ピストン12の往復移動は、上記コンロッド13
によってクランクシャフト14の回転へと変換されるよ
うになっている。
シリンダブロック11a内に往復移動可能に設けられた
合計四つのピストン12(図1には一つのみ図示)を備
えている。これらピストン12の頭部には、成層燃焼を
実行するのに必要な窪み12aが形成されている。ま
た、これらピストン12は、コンロッド13を介して出
力軸であるクランクシャフト14に連結されている。そ
して、ピストン12の往復移動は、上記コンロッド13
によってクランクシャフト14の回転へと変換されるよ
うになっている。
【0020】クランクシャフト14にはシグナルロータ
14aが取り付けられている。このシグナルロータ14
aの外周部には、複数の突起14bがクランクシャフト
14の軸線を中心とする等角度毎に設けられている。ま
た、シグナルロータ14aの側方には、クランクポジシ
ョンセンサ14cが設けられている。そして、クランク
シャフト14が回転して、シグナルロータ14aの各突
起14bが順次クランクポジションセンサ14cの側方
を通過することにより、同センサ14cからはそれら各
突起14bの通過に対応したパルス状の検出信号が出力
されるようになる。
14aが取り付けられている。このシグナルロータ14
aの外周部には、複数の突起14bがクランクシャフト
14の軸線を中心とする等角度毎に設けられている。ま
た、シグナルロータ14aの側方には、クランクポジシ
ョンセンサ14cが設けられている。そして、クランク
シャフト14が回転して、シグナルロータ14aの各突
起14bが順次クランクポジションセンサ14cの側方
を通過することにより、同センサ14cからはそれら各
突起14bの通過に対応したパルス状の検出信号が出力
されるようになる。
【0021】一方、シリンダブロック11aの上端には
シリンダヘッド15が設けられ、シリンダヘッド15と
ピストン12との間には燃焼室16が設けられている。
この燃焼室16には、シリンダヘッド15に設けられた
吸気ポート17と排気ポート18とが連通している。こ
うした吸気ポート17及び排気ポート18には、それぞ
れ吸気バルブ19及び排気バルブ20が設けられてい
る。
シリンダヘッド15が設けられ、シリンダヘッド15と
ピストン12との間には燃焼室16が設けられている。
この燃焼室16には、シリンダヘッド15に設けられた
吸気ポート17と排気ポート18とが連通している。こ
うした吸気ポート17及び排気ポート18には、それぞ
れ吸気バルブ19及び排気バルブ20が設けられてい
る。
【0022】また、図1に示すように、シリンダヘッド
15には、上記吸気バルブ19及び排気バルブ20を開
閉駆動するための吸気カムシャフト21及び排気カムシ
ャフト22が回転可能に支持されている。これら吸気及
び排気カムシャフト21,22は、タイミングベルト及
びギヤ(共に図示せず)等を介してクランクシャフト1
4に連結され、同ベルト及びギヤ等によりクランクシャ
フト14の回転が伝達されるようになる。そして、吸気
カムシャフト21が回転すると、吸気バルブ19が開閉
駆動されて、吸気ポート17と燃焼室16とが連通・遮
断される。また、排気カムシャフト22が回転すると、
排気バルブ20が開閉駆動されて、排気ポート18と燃
焼室16とが連通・遮断される。
15には、上記吸気バルブ19及び排気バルブ20を開
閉駆動するための吸気カムシャフト21及び排気カムシ
ャフト22が回転可能に支持されている。これら吸気及
び排気カムシャフト21,22は、タイミングベルト及
びギヤ(共に図示せず)等を介してクランクシャフト1
4に連結され、同ベルト及びギヤ等によりクランクシャ
フト14の回転が伝達されるようになる。そして、吸気
カムシャフト21が回転すると、吸気バルブ19が開閉
駆動されて、吸気ポート17と燃焼室16とが連通・遮
断される。また、排気カムシャフト22が回転すると、
排気バルブ20が開閉駆動されて、排気ポート18と燃
焼室16とが連通・遮断される。
【0023】シリンダヘッド15において、吸気カムシ
ャフト21の側方には、同シャフト21の外周面に設け
られた突起21aを検出して検出信号を出力するカムポ
ジションセンサ21bが設けられている。そして、吸気
カムシャフト21が回転すると、同シャフト21の突起
21aがカムポジションセンサ21bの側方を通過す
る。この状態にあっては、カムポジションセンサ21b
から上記突起21aの通過に対応して所定間隔毎に検出
信号が出力されるようになる。
ャフト21の側方には、同シャフト21の外周面に設け
られた突起21aを検出して検出信号を出力するカムポ
ジションセンサ21bが設けられている。そして、吸気
カムシャフト21が回転すると、同シャフト21の突起
21aがカムポジションセンサ21bの側方を通過す
る。この状態にあっては、カムポジションセンサ21b
から上記突起21aの通過に対応して所定間隔毎に検出
信号が出力されるようになる。
【0024】吸気ポート17及び排気ポート18には、
それぞれ吸気管30及び排気管31が接続されている。
この吸気管30内及び吸気ポート17内は吸気通路32
となっており、排気管31内及び排気ポート18内は排
気通路33となっている。吸気通路32の上流部分には
スロットルバルブ23が設けられている。このスロット
ルバルブ23は、直流(DC)モータからなるスロット
ル用モータ24の駆動により回動されて開度調節がなさ
れる。そして、スロットルバルブ23の開度(スロット
ル開度)は、スロットルポジションセンサ44によって
検出される。
それぞれ吸気管30及び排気管31が接続されている。
この吸気管30内及び吸気ポート17内は吸気通路32
となっており、排気管31内及び排気ポート18内は排
気通路33となっている。吸気通路32の上流部分には
スロットルバルブ23が設けられている。このスロット
ルバルブ23は、直流(DC)モータからなるスロット
ル用モータ24の駆動により回動されて開度調節がなさ
れる。そして、スロットルバルブ23の開度(スロット
ル開度)は、スロットルポジションセンサ44によって
検出される。
【0025】また、上記スロットル用モータ24の駆動
は、自動車の室内に設けられたアクセルペダル25の踏
込量(アクセル踏込量)に基づき制御される。即ち、自
動車の運転者がアクセルペダル25を踏込操作すると、
アクセル踏込量がアクセルポジションセンサ26によっ
て検出され、同センサ26の検出信号に基づきスロット
ル用モータ24が駆動制御される。このスロットル用モ
ータ24の駆動制御に基づくスロットルバルブ23の開
度調節により、吸気通路32の空気流通面積が変化して
燃焼室16へ吸入される空気の量が調整されるようにな
る。
は、自動車の室内に設けられたアクセルペダル25の踏
込量(アクセル踏込量)に基づき制御される。即ち、自
動車の運転者がアクセルペダル25を踏込操作すると、
アクセル踏込量がアクセルポジションセンサ26によっ
て検出され、同センサ26の検出信号に基づきスロット
ル用モータ24が駆動制御される。このスロットル用モ
ータ24の駆動制御に基づくスロットルバルブ23の開
度調節により、吸気通路32の空気流通面積が変化して
燃焼室16へ吸入される空気の量が調整されるようにな
る。
【0026】吸気通路32においてスロットルバルブ2
3の下流側に位置する部分には、同通路32内の圧力を
検出するバキュームセンサ36が設けられている。そし
て、バキュームセンサ36は検出した吸気通路32内の
圧力に対応した検出信号を出力する。
3の下流側に位置する部分には、同通路32内の圧力を
検出するバキュームセンサ36が設けられている。そし
て、バキュームセンサ36は検出した吸気通路32内の
圧力に対応した検出信号を出力する。
【0027】また、吸気通路32におけるスロットルバ
ルブ23よりも下流には、負圧通路49を介してブレー
キブースタ50が接続されている。このブレーキブース
タ50は、自動車のブレーキペダル51を踏込操作する
ときの操作力を軽減するためのものであって、エンジン
11の運転時に吸気通路32内に生じる負圧を利用して
駆動される。即ち、吸気通路32内の負圧によってブレ
ーキブースタ50内から負圧通路49を介して空気が吸
引され、その空気の吸引によってブレーキブースタ50
内に生じる負圧(ブレーキ負圧V)に基づき同ブースタ
50が駆動されるようになる。このブレーキ負圧Vは、
ブースタ圧力センサ50aによって検出される。更に、
上記ブレーキペダル51には、ブレーキペダル51の踏
込量が「0」になったことを検出するためのブレーキス
イッチ51aが設けられている。
ルブ23よりも下流には、負圧通路49を介してブレー
キブースタ50が接続されている。このブレーキブース
タ50は、自動車のブレーキペダル51を踏込操作する
ときの操作力を軽減するためのものであって、エンジン
11の運転時に吸気通路32内に生じる負圧を利用して
駆動される。即ち、吸気通路32内の負圧によってブレ
ーキブースタ50内から負圧通路49を介して空気が吸
引され、その空気の吸引によってブレーキブースタ50
内に生じる負圧(ブレーキ負圧V)に基づき同ブースタ
50が駆動されるようになる。このブレーキ負圧Vは、
ブースタ圧力センサ50aによって検出される。更に、
上記ブレーキペダル51には、ブレーキペダル51の踏
込量が「0」になったことを検出するためのブレーキス
イッチ51aが設けられている。
【0028】また、図1に示すように、シリンダヘッド
15には、燃焼室16内に燃料を噴射供給する燃料噴射
弁40と、燃焼室16内に充填される燃料と空気とから
なる混合気に対して点火を行う点火プラグ41とが設け
られている。この点火プラグ41による上記混合気への
点火時期は、点火プラグ41の上方に設けられたイグナ
イタ41aによって調整される。そして、燃料噴射弁4
0から燃焼室16内へ燃料が噴射されると、同燃料が吸
気通路32を介して燃焼室16に吸入された空気と混ぜ
合わされ、燃焼室16内で空気と燃料とからなる混合気
が形成される。更に、燃焼室16内の混合気は点火プラ
グ41によって点火がなされて燃焼し、燃焼後の混合気
は排気として排気通路33に送り出される。
15には、燃焼室16内に燃料を噴射供給する燃料噴射
弁40と、燃焼室16内に充填される燃料と空気とから
なる混合気に対して点火を行う点火プラグ41とが設け
られている。この点火プラグ41による上記混合気への
点火時期は、点火プラグ41の上方に設けられたイグナ
イタ41aによって調整される。そして、燃料噴射弁4
0から燃焼室16内へ燃料が噴射されると、同燃料が吸
気通路32を介して燃焼室16に吸入された空気と混ぜ
合わされ、燃焼室16内で空気と燃料とからなる混合気
が形成される。更に、燃焼室16内の混合気は点火プラ
グ41によって点火がなされて燃焼し、燃焼後の混合気
は排気として排気通路33に送り出される。
【0029】一方、吸気通路32のスロットルバルブ2
3よりも下流側は、排気再循環(EGR)通路42を介
して排気通路33と連通している。このEGR通路42
の途中には、ステップモータ43aを備えたEGRバル
ブ43が設けられている。そして、EGRバルブ43
は、ステップモータ43aを駆動制御することで開度調
節が行われる。こうしたEGRバルブ43の開度調節に
より、排気通路33を介して吸気通路32へ再循環する
排気の量(EGR量)が調整されるようになる。そし
て、エンジン11の排気が吸気通路32に再循環される
ことで、燃焼室16内の温度が下がって窒素酸化物(N
Ox )の生成が抑制され、エミッションの低減が図られ
る。
3よりも下流側は、排気再循環(EGR)通路42を介
して排気通路33と連通している。このEGR通路42
の途中には、ステップモータ43aを備えたEGRバル
ブ43が設けられている。そして、EGRバルブ43
は、ステップモータ43aを駆動制御することで開度調
節が行われる。こうしたEGRバルブ43の開度調節に
より、排気通路33を介して吸気通路32へ再循環する
排気の量(EGR量)が調整されるようになる。そし
て、エンジン11の排気が吸気通路32に再循環される
ことで、燃焼室16内の温度が下がって窒素酸化物(N
Ox )の生成が抑制され、エミッションの低減が図られ
る。
【0030】次に、本実施形態におけるエンジン11の
負圧制御装置の電気的構成を図2に基づいて説明する。
この負圧制御装置は、燃料噴射量制御、点火時期制御、
及びスロットル開度制御など、エンジン11の運転状態
を制御するための電子制御ユニット(以下「ECU」と
いう)92を備えている。このECU92は、ROM9
3、CPU94、RAM95及びバックアップRAM9
6等を備える論理演算回路として構成されている。
負圧制御装置の電気的構成を図2に基づいて説明する。
この負圧制御装置は、燃料噴射量制御、点火時期制御、
及びスロットル開度制御など、エンジン11の運転状態
を制御するための電子制御ユニット(以下「ECU」と
いう)92を備えている。このECU92は、ROM9
3、CPU94、RAM95及びバックアップRAM9
6等を備える論理演算回路として構成されている。
【0031】ここで、ROM93は各種制御プログラム
や、それら各種制御プログラムを実行する際に参照され
るマップ等が記憶されたメモリであり、CPU94はR
OM93に記憶された各種制御プログラムやマップに基
づいて演算処理を実行する。また、RAM95はCPU
94での演算結果や各センサから入力されたデータ等を
一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAM9
6はエンジン11の停止時に保存すべきデータを記憶す
る不揮発性のメモリである。そして、ROM93、CP
U94、RAM95及びバックアップRAM96は、バ
ス97を介して互いに接続されるとともに、外部入力回
路98及び外部出力回路99と接続されている。
や、それら各種制御プログラムを実行する際に参照され
るマップ等が記憶されたメモリであり、CPU94はR
OM93に記憶された各種制御プログラムやマップに基
づいて演算処理を実行する。また、RAM95はCPU
94での演算結果や各センサから入力されたデータ等を
一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAM9
6はエンジン11の停止時に保存すべきデータを記憶す
る不揮発性のメモリである。そして、ROM93、CP
U94、RAM95及びバックアップRAM96は、バ
ス97を介して互いに接続されるとともに、外部入力回
路98及び外部出力回路99と接続されている。
【0032】外部入力回路98には、クランクポジショ
ンセンサ14c、カムポジションセンサ21b、アクセ
ルポジションセンサ26、バキュームセンサ36、スロ
ットルポジションセンサ44、ブースタ圧力センサ50
a、及びブレーキスイッチ51a等が接続されている。
一方、外部出力回路99には、スロットル用モータ2
4、燃料噴射弁40、イグナイタ41a、及びEGRバ
ルブ43等が接続されている。
ンセンサ14c、カムポジションセンサ21b、アクセ
ルポジションセンサ26、バキュームセンサ36、スロ
ットルポジションセンサ44、ブースタ圧力センサ50
a、及びブレーキスイッチ51a等が接続されている。
一方、外部出力回路99には、スロットル用モータ2
4、燃料噴射弁40、イグナイタ41a、及びEGRバ
ルブ43等が接続されている。
【0033】このように構成されたECU92は、バキ
ュームセンサ36からの検出信号に基づき吸気圧PMを
求め、アクセルポジションセンサ26からの検出信号に
基づきアクセル踏込量ACCPを求める。更に、ECU
92は、クランクポジションセンサ14cからの検出信
号に基づきエンジン回転数NEを求める。そして、上記
のように求められた吸気圧PMとエンジン回転数NE、
若しくはアクセル踏込量ACCPとエンジン回転数NE
とに基づき、周知のマップを参照して基本燃料噴射量Q
bse をマップ演算する。こうして算出された基本燃料噴
射量Qbse は、エンジン回転数NEが高くなるほど大き
い値になるとともに、吸気圧PM若しくはアクセル踏込
量ACCPが大きくなるほど大きい値になる。
ュームセンサ36からの検出信号に基づき吸気圧PMを
求め、アクセルポジションセンサ26からの検出信号に
基づきアクセル踏込量ACCPを求める。更に、ECU
92は、クランクポジションセンサ14cからの検出信
号に基づきエンジン回転数NEを求める。そして、上記
のように求められた吸気圧PMとエンジン回転数NE、
若しくはアクセル踏込量ACCPとエンジン回転数NE
とに基づき、周知のマップを参照して基本燃料噴射量Q
bse をマップ演算する。こうして算出された基本燃料噴
射量Qbse は、エンジン回転数NEが高くなるほど大き
い値になるとともに、吸気圧PM若しくはアクセル踏込
量ACCPが大きくなるほど大きい値になる。
【0034】エンジン11の機関負荷は、上記基本燃料
噴射量Qbse によって表される。そして、ECU92
は、エンジン11の運転状態が高回転高負荷領域にある
ときに同エンジン11の燃焼方式を「均質燃焼」とし、
低回転低負荷領域にあるときに同エンジン11の燃焼方
式を「成層燃焼」とする。このように燃焼方式を変化さ
せるのは、高出力が要求される高回転高負荷時には混合
気の空燃比をリッチ側の値にしてエンジン出力を高め、
あまり高出力を必要としない低回転低負荷時には空燃比
をリーン側の値にして燃費の向上を図るためである。
噴射量Qbse によって表される。そして、ECU92
は、エンジン11の運転状態が高回転高負荷領域にある
ときに同エンジン11の燃焼方式を「均質燃焼」とし、
低回転低負荷領域にあるときに同エンジン11の燃焼方
式を「成層燃焼」とする。このように燃焼方式を変化さ
せるのは、高出力が要求される高回転高負荷時には混合
気の空燃比をリッチ側の値にしてエンジン出力を高め、
あまり高出力を必要としない低回転低負荷時には空燃比
をリーン側の値にして燃費の向上を図るためである。
【0035】エンジン11の燃焼方式を「均質燃焼」と
した場合、ECU92は、バキュームセンサ36からの
検出信号に基づき求められる吸気圧PMとエンジン回転
数NEとに基づき基本燃料噴射量Qbse をマップ演算す
る。ECU92は、燃料噴射弁40を駆動制御すること
により、上記基本燃料噴射量Qbse に基づき求められる
最終燃料噴射量Qfin に対応した量の燃料をエンジン1
1の吸気行程中に燃料噴射弁40から噴射させる。こう
した燃料噴射に基づき燃焼室16内に形成される混合気
においては、その空燃比が理論空燃比若しくは理論空燃
比よりも大きい値となる。更に、ECU92は、スロッ
トル開度、点火時期、及びEGR量等が「均質燃焼」に
適したものとなるよう、スロットル用モータ24、イグ
ナイタ41a、及びEGRバルブ43等を駆動制御す
る。
した場合、ECU92は、バキュームセンサ36からの
検出信号に基づき求められる吸気圧PMとエンジン回転
数NEとに基づき基本燃料噴射量Qbse をマップ演算す
る。ECU92は、燃料噴射弁40を駆動制御すること
により、上記基本燃料噴射量Qbse に基づき求められる
最終燃料噴射量Qfin に対応した量の燃料をエンジン1
1の吸気行程中に燃料噴射弁40から噴射させる。こう
した燃料噴射に基づき燃焼室16内に形成される混合気
においては、その空燃比が理論空燃比若しくは理論空燃
比よりも大きい値となる。更に、ECU92は、スロッ
トル開度、点火時期、及びEGR量等が「均質燃焼」に
適したものとなるよう、スロットル用モータ24、イグ
ナイタ41a、及びEGRバルブ43等を駆動制御す
る。
【0036】エンジン11の燃焼方式を「成層燃焼」と
した場合、ECU92は、アクセル踏込量ACCP及び
エンジン回転数NEとから基本燃料噴射量Qbse を算出
する。ECU92は、上記基本燃料噴射量Qbse から求
められる最終燃料噴射量Qfin に基づき燃料をエンジン
11の圧縮行程中に噴射させる。こうした燃料噴射によ
り燃焼室16内に形成される混合気においては、その空
燃比が「均質燃焼」時の空燃比よりもリーン側の値とさ
れる。また、ECU92は、スロットル開度、点火時
期、及びEGR量等が「成層燃焼」に適したものとなる
よう、スロットル用モータ24、イグナイタ41a、及
びEGRバルブ43等を駆動制御する。
した場合、ECU92は、アクセル踏込量ACCP及び
エンジン回転数NEとから基本燃料噴射量Qbse を算出
する。ECU92は、上記基本燃料噴射量Qbse から求
められる最終燃料噴射量Qfin に基づき燃料をエンジン
11の圧縮行程中に噴射させる。こうした燃料噴射によ
り燃焼室16内に形成される混合気においては、その空
燃比が「均質燃焼」時の空燃比よりもリーン側の値とさ
れる。また、ECU92は、スロットル開度、点火時
期、及びEGR量等が「成層燃焼」に適したものとなる
よう、スロットル用モータ24、イグナイタ41a、及
びEGRバルブ43等を駆動制御する。
【0037】こうした「成層燃焼」時において、エンジ
ン11の圧縮行程中に燃料噴射弁40から噴射された燃
料は、ピストン12の頭部に設けられた窪み12a(図
1)内に入り込み、ピストン12の移動により点火プラ
グ41の周りに集められる。このように点火プラグ41
の周りに燃料を集めることによって、燃焼室16内の混
合気全体の平均空燃比を「均質燃焼」時よりリーン側の
値にしても、同プラグ41周りの混合気の空燃比が着火
に適したものとされて良好な混合気への着火が行われ
る。また、燃焼室16内の混合気全体の平均空燃比を
「均質燃焼」時よりリーン側の値にするためにスロット
ルバルブ23が開き側に制御されて吸入空気量が多くさ
れるため、「成層燃焼」時にはエンジン11のポンピン
グロスが低減されるようになる。
ン11の圧縮行程中に燃料噴射弁40から噴射された燃
料は、ピストン12の頭部に設けられた窪み12a(図
1)内に入り込み、ピストン12の移動により点火プラ
グ41の周りに集められる。このように点火プラグ41
の周りに燃料を集めることによって、燃焼室16内の混
合気全体の平均空燃比を「均質燃焼」時よりリーン側の
値にしても、同プラグ41周りの混合気の空燃比が着火
に適したものとされて良好な混合気への着火が行われ
る。また、燃焼室16内の混合気全体の平均空燃比を
「均質燃焼」時よりリーン側の値にするためにスロット
ルバルブ23が開き側に制御されて吸入空気量が多くさ
れるため、「成層燃焼」時にはエンジン11のポンピン
グロスが低減されるようになる。
【0038】また、ECU92は、ブレーキ圧力センサ
50aからの検出信号に基づきブレーキ負圧Vを求め
る。そして、ブレーキ負圧Vがブレーキブースタ50を
作動させるのに必要な要求値VL に達していなければ、
即ちブレーキ負圧Vが要求値VL よりも大気圧側の値で
あれば、スロットル用モータ24を駆動制御してスロッ
トルバルブ23を閉じ側に制御する。こうしたスロット
ル閉じ制御により、吸気圧PM及びブレーキ負圧Vが大
気圧側の値になり易い「成層燃焼」時等においても、吸
気圧PM及びブレーキ負圧Vが真空側の値へと変化し、
同ブレーキ負圧Vが要求値VL に達するようになる。
50aからの検出信号に基づきブレーキ負圧Vを求め
る。そして、ブレーキ負圧Vがブレーキブースタ50を
作動させるのに必要な要求値VL に達していなければ、
即ちブレーキ負圧Vが要求値VL よりも大気圧側の値で
あれば、スロットル用モータ24を駆動制御してスロッ
トルバルブ23を閉じ側に制御する。こうしたスロット
ル閉じ制御により、吸気圧PM及びブレーキ負圧Vが大
気圧側の値になり易い「成層燃焼」時等においても、吸
気圧PM及びブレーキ負圧Vが真空側の値へと変化し、
同ブレーキ負圧Vが要求値VL に達するようになる。
【0039】次に、上記のように構成されたECU92
を通じて実行される負圧制御の概要について図3のタイ
ムチャートを参照して説明する。ブレーキペダル51が
踏み込まれていないとき、上記スロットル閉じ制御によ
ってブレーキ負圧Vは要求値VL よりも真空側の値に維
持される。そして、ブレーキペダル51を踏み込む前に
は、自動車の運転者は、アクセルペダル25から足を離
してアクセル踏込量ACCPを「0」にする。
を通じて実行される負圧制御の概要について図3のタイ
ムチャートを参照して説明する。ブレーキペダル51が
踏み込まれていないとき、上記スロットル閉じ制御によ
ってブレーキ負圧Vは要求値VL よりも真空側の値に維
持される。そして、ブレーキペダル51を踏み込む前に
は、自動車の運転者は、アクセルペダル25から足を離
してアクセル踏込量ACCPを「0」にする。
【0040】その後、ブレーキペダル51が踏み込まれ
てブレーキブースタ50が作動されると、図3に実線で
示すようにブレーキ負圧Vが大気圧側の値へと変化す
る。このとき、ブレーキ負圧Vが大気圧側への変化によ
って要求値VL を越えると、スロットル閉じ制御が行わ
れてブレーキ負圧Vが要求値VL よりも真空側の値へと
戻される。そして、ブレーキ負圧Vが要求値VL よりも
真空側の値であることを条件に、ECU92は、スロッ
トル用モータ24を駆動制御してスロットルバルブ23
を徐々に開き側に制御する。その結果、ブレーキ負圧V
が要求値VL 付近で同要求値VL よりも真空側の値に維
持される。
てブレーキブースタ50が作動されると、図3に実線で
示すようにブレーキ負圧Vが大気圧側の値へと変化す
る。このとき、ブレーキ負圧Vが大気圧側への変化によ
って要求値VL を越えると、スロットル閉じ制御が行わ
れてブレーキ負圧Vが要求値VL よりも真空側の値へと
戻される。そして、ブレーキ負圧Vが要求値VL よりも
真空側の値であることを条件に、ECU92は、スロッ
トル用モータ24を駆動制御してスロットルバルブ23
を徐々に開き側に制御する。その結果、ブレーキ負圧V
が要求値VL 付近で同要求値VL よりも真空側の値に維
持される。
【0041】また、ブレーキペダル51の踏込量が
「0」になったときにも、図3に実線で示すようにブレ
ーキ負圧Vが大気圧側の値へと変化する。このとき、ブ
レーキ負圧Vが大気圧側への変化によって要求値VL を
越えると、スロットル閉じ制御が行われてブレーキ負圧
Vが要求値VL よりも真空側の値へと戻される。そし
て、ブレーキ負圧Vが要求値VL よりも真空側の値であ
ることを条件に、ECU92は、スロットル用モータ2
4を駆動制御してスロットルバルブ23を徐々に開き側
に制御する。その結果、ブレーキ負圧Vが要求値VL 付
近で同要求値VL よりも真空側の値に維持される。
「0」になったときにも、図3に実線で示すようにブレ
ーキ負圧Vが大気圧側の値へと変化する。このとき、ブ
レーキ負圧Vが大気圧側への変化によって要求値VL を
越えると、スロットル閉じ制御が行われてブレーキ負圧
Vが要求値VL よりも真空側の値へと戻される。そし
て、ブレーキ負圧Vが要求値VL よりも真空側の値であ
ることを条件に、ECU92は、スロットル用モータ2
4を駆動制御してスロットルバルブ23を徐々に開き側
に制御する。その結果、ブレーキ負圧Vが要求値VL 付
近で同要求値VL よりも真空側の値に維持される。
【0042】ところで、自動車を減速する際には、ブレ
ーキペダル51の踏込操作を繰り返し行う、いわゆるポ
ンピングブレーキが行われることもある。この場合、ポ
ンピングブレーキにおけるブレーキ踏込の間隔が長けれ
ば、上記スロットル閉じ制御によってブレーキ負圧Vを
要求値VL よりも真空側の値とすることができる。
ーキペダル51の踏込操作を繰り返し行う、いわゆるポ
ンピングブレーキが行われることもある。この場合、ポ
ンピングブレーキにおけるブレーキ踏込の間隔が長けれ
ば、上記スロットル閉じ制御によってブレーキ負圧Vを
要求値VL よりも真空側の値とすることができる。
【0043】しかし、ポンピングブレーキにおけるブレ
ーキ踏込の間隔が短くなると、上記スロットル閉じ制御
を行ってブレーキ負圧Vを真空側に変化させても、その
ブレーキ負圧Vが要求値VL に達する前にブレーキ操作
(オン・オフ)が行われてブレーキ負圧Vが再び大気圧
側に変化してしまう。その結果、図3に二点鎖線で示す
ようにブレーキ負圧Vが要求値VL に達しなくなり、ブ
レーキブースタ50の作動に必要なブレーキ負圧Vが確
保できなくなる。特に、エンジン回転数NEが低いとき
のポンピングブレーキでは、吸気通路32内の負圧が大
気圧側の値になるため、上記スロットル閉じ制御に基づ
くブレーキ負圧Vの真空側への変化の応答性が悪くな
り、必要なブレーキ負圧Vの確保が一層困難になる。
ーキ踏込の間隔が短くなると、上記スロットル閉じ制御
を行ってブレーキ負圧Vを真空側に変化させても、その
ブレーキ負圧Vが要求値VL に達する前にブレーキ操作
(オン・オフ)が行われてブレーキ負圧Vが再び大気圧
側に変化してしまう。その結果、図3に二点鎖線で示す
ようにブレーキ負圧Vが要求値VL に達しなくなり、ブ
レーキブースタ50の作動に必要なブレーキ負圧Vが確
保できなくなる。特に、エンジン回転数NEが低いとき
のポンピングブレーキでは、吸気通路32内の負圧が大
気圧側の値になるため、上記スロットル閉じ制御に基づ
くブレーキ負圧Vの真空側への変化の応答性が悪くな
り、必要なブレーキ負圧Vの確保が一層困難になる。
【0044】そこで本実施形態では、ポンピングブレー
キの開始から終了までブレーキ負圧Vに係わらずスロッ
トル閉じ制御を実行し、上記のようにブレーキブースタ
50の作動に必要なブレーキ負圧Vが確保できなくなる
のを防止する。即ち、ECU92は、アクセルペダル2
5が所定値から「0」になった後、ブレーキ踏込操作が
行われてから次回にブレーキ踏込操作が行われるまでの
時間tが短い(例えば1秒以下)ことに基づき、ポンピ
ングブレーキの開始を検出する。こうしてポンピングブ
レーキの開始が検出されると、ECU92は、ブレーキ
負圧Vに関係なくスロットル閉じ制御を実行する。
キの開始から終了までブレーキ負圧Vに係わらずスロッ
トル閉じ制御を実行し、上記のようにブレーキブースタ
50の作動に必要なブレーキ負圧Vが確保できなくなる
のを防止する。即ち、ECU92は、アクセルペダル2
5が所定値から「0」になった後、ブレーキ踏込操作が
行われてから次回にブレーキ踏込操作が行われるまでの
時間tが短い(例えば1秒以下)ことに基づき、ポンピ
ングブレーキの開始を検出する。こうしてポンピングブ
レーキの開始が検出されると、ECU92は、ブレーキ
負圧Vに関係なくスロットル閉じ制御を実行する。
【0045】この場合、例えばブレーキ踏込操作時にブ
レーキ負圧Vが要求値VL に達しなくなった後、上記ス
ロットル閉じ制御によりブレーキ負圧Vが真空側に変化
して要求値VL を越えても、そのスロットル閉じ制御が
続行されてブレーキ負圧Vが更に真空側の値へと変化す
る。その結果、ポンピングブレーキにおけるブレーキ踏
込の間隔が短くなったとき、ブレーキ負圧Vがブレーキ
操作(オン・オフ)時には大気圧側へと変化するもの
の、図3に実線で示すように要求値VL よりも真空側の
値に維持されるようになる。
レーキ負圧Vが要求値VL に達しなくなった後、上記ス
ロットル閉じ制御によりブレーキ負圧Vが真空側に変化
して要求値VL を越えても、そのスロットル閉じ制御が
続行されてブレーキ負圧Vが更に真空側の値へと変化す
る。その結果、ポンピングブレーキにおけるブレーキ踏
込の間隔が短くなったとき、ブレーキ負圧Vがブレーキ
操作(オン・オフ)時には大気圧側へと変化するもの
の、図3に実線で示すように要求値VL よりも真空側の
値に維持されるようになる。
【0046】一方、ECU92は、ポンピングブレーキ
におけるブレーキ踏込時から次回のブレーキ踏込時まで
の時間tが長い(例えば1秒よりも長い)ことに基づ
き、ポンピングブレーキの終了を検出する。こうしてポ
ンピングブレーキの終了が検出されると、ECU92
は、ブレーキ負圧Vに関係なく行われる上記スロットル
閉じ制御を終了する。
におけるブレーキ踏込時から次回のブレーキ踏込時まで
の時間tが長い(例えば1秒よりも長い)ことに基づ
き、ポンピングブレーキの終了を検出する。こうしてポ
ンピングブレーキの終了が検出されると、ECU92
は、ブレーキ負圧Vに関係なく行われる上記スロットル
閉じ制御を終了する。
【0047】次に、本実施形態における負圧制御手順に
ついて図4を参照して説明する。図4は、エンジン11
の吸気系に生じる負圧を調整してブレーキ負圧Vを制御
するための負圧制御ルーチンを示すフローチャートであ
る。この負圧制御ルーチンは、ECU92を通じて例え
ば所定時間毎の時間割り込みにて実行される。
ついて図4を参照して説明する。図4は、エンジン11
の吸気系に生じる負圧を調整してブレーキ負圧Vを制御
するための負圧制御ルーチンを示すフローチャートであ
る。この負圧制御ルーチンは、ECU92を通じて例え
ば所定時間毎の時間割り込みにて実行される。
【0048】同ルーチンにおいてECU92は、ステッ
プS101の処理として、アクセル踏込量ACCPが
「0」か否かを判断する。そして、アクセル踏込量AC
CPが「0」でなければステップS105に進み、
「0」であればステップS102に進む。ECU92
は、ステップS102の処理として、ブレーキスイッチ
51aからの信号に基づきブレーキペダル51の踏込量
が「0」以外の値(ブレーキオン)であるか否かを判断
する。そして、ブレーキ踏込量が「0」であればステッ
プS105に進み、「0」以外の値であればステップS
103に進む。こうしてステップS103に進むのは、
ブレーキペダル51が踏み込まれているときである。
プS101の処理として、アクセル踏込量ACCPが
「0」か否かを判断する。そして、アクセル踏込量AC
CPが「0」でなければステップS105に進み、
「0」であればステップS102に進む。ECU92
は、ステップS102の処理として、ブレーキスイッチ
51aからの信号に基づきブレーキペダル51の踏込量
が「0」以外の値(ブレーキオン)であるか否かを判断
する。そして、ブレーキ踏込量が「0」であればステッ
プS105に進み、「0」以外の値であればステップS
103に進む。こうしてステップS103に進むのは、
ブレーキペダル51が踏み込まれているときである。
【0049】ECU92は、ステップS103の処理と
して、上記ブレーキペダル51の踏み込みが「ACCP
=0」になってから一回目のものであるか否かを判断す
る。そして、「ACCP=0」になってから一回目のブ
レーキ踏込であれば、ステップS105に進む。ECU
92は、ステップS105の処理において、ブレーキ負
圧Vが要求値VL よりも真空側の値であるか否か、即ち
ブレーキ負圧Vが要求値VL に達しているか否かを判断
する。そして、ブレーキ負圧Vが要求値VL に達してい
なければステップS106に進み、ブレーキ負圧Vが要
求値VL に達していればステップS107に進む。
して、上記ブレーキペダル51の踏み込みが「ACCP
=0」になってから一回目のものであるか否かを判断す
る。そして、「ACCP=0」になってから一回目のブ
レーキ踏込であれば、ステップS105に進む。ECU
92は、ステップS105の処理において、ブレーキ負
圧Vが要求値VL よりも真空側の値であるか否か、即ち
ブレーキ負圧Vが要求値VL に達しているか否かを判断
する。そして、ブレーキ負圧Vが要求値VL に達してい
なければステップS106に進み、ブレーキ負圧Vが要
求値VL に達していればステップS107に進む。
【0050】ECU92は、ステップS106の処理で
スロットル用モータ24を駆動制御してスロットルバル
ブ23を徐々に閉じ側に制御し、ステップS107の処
理でスロットル用モータ24を駆動制御してスロットル
バルブ23を徐々に開き側に制御する。こうしたステッ
プS106,S107の処理に基づくスロットル開度制
御により、ブレーキ負圧Vが要求値VL 付近で且つ同要
求値VL よりも真空側の値に維持されるようになる。そ
して、ステップS106とステップS107とのいずれ
かの処理が行われた後、ECU92は、この負圧制御ル
ーチンを一旦終了する。
スロットル用モータ24を駆動制御してスロットルバル
ブ23を徐々に閉じ側に制御し、ステップS107の処
理でスロットル用モータ24を駆動制御してスロットル
バルブ23を徐々に開き側に制御する。こうしたステッ
プS106,S107の処理に基づくスロットル開度制
御により、ブレーキ負圧Vが要求値VL 付近で且つ同要
求値VL よりも真空側の値に維持されるようになる。そ
して、ステップS106とステップS107とのいずれ
かの処理が行われた後、ECU92は、この負圧制御ル
ーチンを一旦終了する。
【0051】一方、上記ステップS103の処理におい
て、「ACCP=0」になってから一回目のブレーキ踏
み込みでない、即ち二回目以降のブレーキ踏込である旨
判断されると、ステップS104に進む。このステップ
S104の処理は、ポンピングブレーキの開始・終了を
判定するためのものである。ECU92は、ステップS
104の処理として、所定ブレーキ踏込時から次回のブ
レーキ踏込時までの時間tが例えば1秒以下か否か判断
する。
て、「ACCP=0」になってから一回目のブレーキ踏
み込みでない、即ち二回目以降のブレーキ踏込である旨
判断されると、ステップS104に進む。このステップ
S104の処理は、ポンピングブレーキの開始・終了を
判定するためのものである。ECU92は、ステップS
104の処理として、所定ブレーキ踏込時から次回のブ
レーキ踏込時までの時間tが例えば1秒以下か否か判断
する。
【0052】即ち、ECU92は、ブレーキスイッチ5
1aからの信号等基づき上記時間tを求め、その時間t
が1秒以下であることに基づきポンピングブレーキが開
始されたことを検出する。このように上記時間tに基づ
きポンピングブレーキの開始を検出することができるの
は、ポンピングブレーキにおいてはブレーキ踏込から次
回のブレーキ踏込間での時間tが短くなるからである。
1aからの信号等基づき上記時間tを求め、その時間t
が1秒以下であることに基づきポンピングブレーキが開
始されたことを検出する。このように上記時間tに基づ
きポンピングブレーキの開始を検出することができるの
は、ポンピングブレーキにおいてはブレーキ踏込から次
回のブレーキ踏込間での時間tが短くなるからである。
【0053】そして、「t≦1s」であることに基づき
ステップS104の処理でYESと判断され、ポンピン
グブレーキが開始された旨判断されると、ステップS1
06に進んでスロットル閉じ制御が実行される。従っ
て、ポンピングブレーキ中においては、ステップS10
5の判断処理が行われることなくステップS106の処
理が実行されるため、ブレーキ負圧Vに関係なくスロッ
トル閉じ制御が行われることとなる。
ステップS104の処理でYESと判断され、ポンピン
グブレーキが開始された旨判断されると、ステップS1
06に進んでスロットル閉じ制御が実行される。従っ
て、ポンピングブレーキ中においては、ステップS10
5の判断処理が行われることなくステップS106の処
理が実行されるため、ブレーキ負圧Vに関係なくスロッ
トル閉じ制御が行われることとなる。
【0054】また、ECU92は、上記時間tが1秒よ
りも長い値になることに基づきポンピングブレーキが終
了したことを検出する。このように上記時間tに基づき
ポンピングブレーキの終了を検出することができるの
は、ポンピングブレーキにおいてはブレーキ踏込から次
回のブレーキ踏込間での時間tが短くなるからである。
りも長い値になることに基づきポンピングブレーキが終
了したことを検出する。このように上記時間tに基づき
ポンピングブレーキの終了を検出することができるの
は、ポンピングブレーキにおいてはブレーキ踏込から次
回のブレーキ踏込間での時間tが短くなるからである。
【0055】そして、「t≦1s」でないことに基づき
ステップS104の処理でNOと判断され、ポンピング
ブレーキが終了した旨判断されると、ステップS105
に進んで同ステップS105の判断処理が実行されるよ
うになる。従って、ポンピングブレーキが終了すると、
ブレーキ負圧Vに係わらないスロットル閉じ制御は実行
されなくなる。
ステップS104の処理でNOと判断され、ポンピング
ブレーキが終了した旨判断されると、ステップS105
に進んで同ステップS105の判断処理が実行されるよ
うになる。従って、ポンピングブレーキが終了すると、
ブレーキ負圧Vに係わらないスロットル閉じ制御は実行
されなくなる。
【0056】以上詳述した処理が行われる本実施形態に
よれば、以下に示す効果が得られるようになる。 (1)ポンピングブレーキの開始から終了までブレーキ
負圧Vに関係なくスロットル閉じ制御が実行されるた
め、そのポンピングブレーキ中においてブレーキ操作
(オン・オフ)の間隔が短くなっても、ブレーキブース
タ50の作動に必要なブレーキ負圧Vを確保することが
できる。
よれば、以下に示す効果が得られるようになる。 (1)ポンピングブレーキの開始から終了までブレーキ
負圧Vに関係なくスロットル閉じ制御が実行されるた
め、そのポンピングブレーキ中においてブレーキ操作
(オン・オフ)の間隔が短くなっても、ブレーキブース
タ50の作動に必要なブレーキ負圧Vを確保することが
できる。
【0057】(2)ポンピングブレーキにおいては、ブ
レーキ踏込操作間の時間間隔が短くなるため、所定のブ
レーキ踏込から次回のブレーキ踏込までの時間tに基づ
き、的確にポンピングブレーキが開始されたことや終了
したことを検出することができる。
レーキ踏込操作間の時間間隔が短くなるため、所定のブ
レーキ踏込から次回のブレーキ踏込までの時間tに基づ
き、的確にポンピングブレーキが開始されたことや終了
したことを検出することができる。
【0058】(3)「成層燃焼」においては、理論空燃
比よりもリーン側の空燃比の混合気が燃焼されるため、
スロットルバルブ23の開度が理論空燃比での「均質燃
焼」を行う場合に比べて開き側の値になる。その結果、
「成層燃焼」では吸気圧PMが大気圧側の値になり易く
ブレーキ負圧Vの確保が困難になるが、ポンピングブレ
ーキ中にブレーキ負圧Vに関係なくスロットル閉じ制御
を行うことで、「成層燃焼」においてもブレーキブース
タ50の作動に必要なブレーキ負圧Vを確保することが
できる。
比よりもリーン側の空燃比の混合気が燃焼されるため、
スロットルバルブ23の開度が理論空燃比での「均質燃
焼」を行う場合に比べて開き側の値になる。その結果、
「成層燃焼」では吸気圧PMが大気圧側の値になり易く
ブレーキ負圧Vの確保が困難になるが、ポンピングブレ
ーキ中にブレーキ負圧Vに関係なくスロットル閉じ制御
を行うことで、「成層燃焼」においてもブレーキブース
タ50の作動に必要なブレーキ負圧Vを確保することが
できる。
【0059】なお、本実施形態は、例えば以下のように
変更することもできる。 ・均質燃焼時であっても空燃比がリーンとされスロット
ルバルブ23が比較的開き側に制御されるときには、ポ
ンピングブレーキ中において必要なブレーキ負圧Vを確
保することが困難になる。そこで、このような均質リー
ン燃焼時に上述したポンピングブレーキ中のスロットル
閉じ制御を行って必要なブレーキ負圧Vの確保を行って
もよい。
変更することもできる。 ・均質燃焼時であっても空燃比がリーンとされスロット
ルバルブ23が比較的開き側に制御されるときには、ポ
ンピングブレーキ中において必要なブレーキ負圧Vを確
保することが困難になる。そこで、このような均質リー
ン燃焼時に上述したポンピングブレーキ中のスロットル
閉じ制御を行って必要なブレーキ負圧Vの確保を行って
もよい。
【0060】・本実施形態では、スロットルバルブ23
を閉じ側に制御してブレーキ負圧Vの調整を行うように
したが、これに代えてEGRバルブ43を閉じ側に制御
することでブレーキ負圧Vの調整を行ってもよい。ま
た、スロットルバルブ23を迂回するバイパス通路を吸
気通路32に接続し、そのバイパス通路の空気流通面積
を調整するアイドルスピードコントロールバルブをエン
ジン11に採用した場合には、そのアイドルスピードコ
ントロールバルブを閉じ側に制御することで、ブレーキ
負圧Vの調整を行ってもよい。
を閉じ側に制御してブレーキ負圧Vの調整を行うように
したが、これに代えてEGRバルブ43を閉じ側に制御
することでブレーキ負圧Vの調整を行ってもよい。ま
た、スロットルバルブ23を迂回するバイパス通路を吸
気通路32に接続し、そのバイパス通路の空気流通面積
を調整するアイドルスピードコントロールバルブをエン
ジン11に採用した場合には、そのアイドルスピードコ
ントロールバルブを閉じ側に制御することで、ブレーキ
負圧Vの調整を行ってもよい。
【0061】・本実施形態では、所定のブレーキ踏込か
ら次回のブレーキ踏込までの時間tに基づきポンピング
ブレーキの開始及び終了を検出したが、本発明はこれに
限定されない。例えばブレーキ踏込量が「0」(ブレー
キオフ)になってから次回のブレーキオフまでの時間に
基づき、ポンピングブレーキの開始及び終了を検出して
もよい。また、例えばブレーキペダル51の踏込速度等
に基づき、ポンピングブレーキの開始及び終了を検出し
てもよい。
ら次回のブレーキ踏込までの時間tに基づきポンピング
ブレーキの開始及び終了を検出したが、本発明はこれに
限定されない。例えばブレーキ踏込量が「0」(ブレー
キオフ)になってから次回のブレーキオフまでの時間に
基づき、ポンピングブレーキの開始及び終了を検出して
もよい。また、例えばブレーキペダル51の踏込速度等
に基づき、ポンピングブレーキの開始及び終了を検出し
てもよい。
【0062】・本実施形態では、ブレーキペダル51の
踏込量が「0」になったことをブレーキスイッチ51a
によって検出したが、これ代えてブレーキの作動油圧を
検出する油圧センサを設け、その油圧センサからの検出
信号に基づきブレーキペダル51の踏込量を検出しても
よい。また、ブレーキペダル51の踏込量を直接検出す
るセンサ等を設けてもよい。
踏込量が「0」になったことをブレーキスイッチ51a
によって検出したが、これ代えてブレーキの作動油圧を
検出する油圧センサを設け、その油圧センサからの検出
信号に基づきブレーキペダル51の踏込量を検出しても
よい。また、ブレーキペダル51の踏込量を直接検出す
るセンサ等を設けてもよい。
【0063】次に、以上の実施形態から把握することが
できる請求項以外の技術的思想を、その効果とともに以
下に記載する。 (1)請求項1〜3のいずれかに記載の車載内燃機関の
負圧制御装置において、前記内燃機関は希薄燃焼を行う
ものである車載内燃機関の負圧制御装置。
できる請求項以外の技術的思想を、その効果とともに以
下に記載する。 (1)請求項1〜3のいずれかに記載の車載内燃機関の
負圧制御装置において、前記内燃機関は希薄燃焼を行う
ものである車載内燃機関の負圧制御装置。
【0064】理論空燃比よりもリーン側の空燃比の混合
気を燃焼させる希薄燃焼を実行する内燃機関にあって
は、吸気系に生じる負圧が大気圧側の値になり易いた
め、ブレーキ操作の繰り返しによりブレーキブースタの
駆動に必要なブレーキ負圧を確保しにくくなる。しか
し、同構成によれば、ブレーキ操作の繰り返し開始から
終了まで、ブレーキ負圧が真空側の値へと変化する方向
に前記負圧調整手段が制御されるため、ブレーキブース
タの作動に必要なブレーキ負圧を確保することができ
る。
気を燃焼させる希薄燃焼を実行する内燃機関にあって
は、吸気系に生じる負圧が大気圧側の値になり易いた
め、ブレーキ操作の繰り返しによりブレーキブースタの
駆動に必要なブレーキ負圧を確保しにくくなる。しか
し、同構成によれば、ブレーキ操作の繰り返し開始から
終了まで、ブレーキ負圧が真空側の値へと変化する方向
に前記負圧調整手段が制御されるため、ブレーキブース
タの作動に必要なブレーキ負圧を確保することができ
る。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ブレーキ
操作の繰り返し開始から終了まで、ブレーキ負圧が真空
側へと変化する方向に負圧調整手段が制御される。その
ため、ブレーキ負圧の確保が困難なブレーキ操作の繰り
返し時においても、ブレーキブースタを作動させるのに
必要なブレーキ負圧を確保することができる。
操作の繰り返し開始から終了まで、ブレーキ負圧が真空
側へと変化する方向に負圧調整手段が制御される。その
ため、ブレーキ負圧の確保が困難なブレーキ操作の繰り
返し時においても、ブレーキブースタを作動させるのに
必要なブレーキ負圧を確保することができる。
【0066】請求項2記載の発明によれば、ブレーキ操
作が繰り返し行われるときには、そのブレーキ操作間の
時間間隔が通常よりも短くなるため、ブレーキ操作が行
われてから次回のブレーキ操作が行われる間での時間に
基づき、的確にブレーキ操作の繰り返しが開始されたこ
とを検出することができる。
作が繰り返し行われるときには、そのブレーキ操作間の
時間間隔が通常よりも短くなるため、ブレーキ操作が行
われてから次回のブレーキ操作が行われる間での時間に
基づき、的確にブレーキ操作の繰り返しが開始されたこ
とを検出することができる。
【0067】請求項3記載の発明によれば、ブレーキ操
作が繰り返し行われるときには、そのブレーキ操作間の
時間間隔が通常よりも短くなるため、ブレーキ操作が行
われてから次回のブレーキ操作が行われる間での時間に
基づき、的確にブレーキ操作の繰り返しが終了したこと
を検出することができる。
作が繰り返し行われるときには、そのブレーキ操作間の
時間間隔が通常よりも短くなるため、ブレーキ操作が行
われてから次回のブレーキ操作が行われる間での時間に
基づき、的確にブレーキ操作の繰り返しが終了したこと
を検出することができる。
【図1】本発明にかかる負圧制御装置を適用したエンジ
ン全体を示す断面図。
ン全体を示す断面図。
【図2】同負圧制御装置の電気的構成を示すブロック
図。
図。
【図3】ポンピングブレーキが行われたときのブレーキ
負圧の推移を示すタイムチャート。
負圧の推移を示すタイムチャート。
【図4】本実施形態における負圧制御手順を示すフロー
チャート。
チャート。
11…エンジン、23…スロットルバルブ、24…スロ
ットル用モータ、25…アクセルペダル、26…アクセ
ルポジションセンサ、32…吸気通路、42…EGR通
路、43…EGRバルブ、43a…ステップモータ、4
9…負圧通路、50…ブレーキブースタ、50a…ブー
スタ圧力センサ、51…ブレーキペダル、51…ブレー
キスイッチ、92…電子制御ユニット(ECU)。
ットル用モータ、25…アクセルペダル、26…アクセ
ルポジションセンサ、32…吸気通路、42…EGR通
路、43…EGRバルブ、43a…ステップモータ、4
9…負圧通路、50…ブレーキブースタ、50a…ブー
スタ圧力センサ、51…ブレーキペダル、51…ブレー
キスイッチ、92…電子制御ユニット(ECU)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/12 310 B60T 13/52 Fターム(参考) 3D041 AA33 AA65 AC27 AD41 AE04 AF01 3D048 BB23 CC26 HH18 HH42 HH66 KK09 QQ07 RR00 RR06 RR21 RR35 3D049 BB00 HH42 KK09 QQ04 RR04 RR09 RR13 3G093 CB07 DA01 DA03 DA06 DB07 DB15 DB21 EA07 EA09 EB04 EC04 FA11 FA12 FB01 FB02 FB03
Claims (3)
- 【請求項1】車載内燃機関の吸気系に生じる負圧をブレ
ーキ負圧として蓄圧し、そのブレーキ負圧によってブレ
ーキの操作力を軽減すべく駆動されるブレーキブースタ
と、前記内燃機関の吸気系に生じる負圧を調整する負圧
調整手段とを備え、前記ブレーキ負圧が前記ブレーキブ
ースタを作動させるのに必要な要求値に達しないとき、
前記ブレーキ負圧を前記要求値に近づけるべく前記負圧
調整手段を制御する車載内燃機関の負圧制御装置におい
て、 前記ブレーキ操作の繰り返し開始を検出するポンピング
ブレーキ開始検出手段と、 前記ブレーキ操作の繰り返し終了を検出するポンピング
ブレーキ終了検出手段と、 前記ポンピングブレーキ開始検出手段によって前記ブレ
ーキ操作の繰り返し開始が検出されてから、前記ポンピ
ングブレーキ終了検出手段によって前記ブレーキ操作の
繰り返し終了が検出されるまで、前記ブレーキ負圧が真
空側の値へと変化する方向に前記負圧調整手段を制御す
る制御手段と、 を備えることを特徴とする車載内燃機関の負圧制御装
置。 - 【請求項2】前記ポンピングブレーキ開始検出手段は、
ブレーキ操作が行われてから次回にブレーキ操作が行わ
れるまでの時間に基づき、ブレーキ操作の繰り返し開始
を検出する請求項1記載の車載内燃機関の負圧制御装
置。 - 【請求項3】前記ポンピングブレーキ終了検出手段は、
ブレーキ操作が行われてから次回にブレーキ操作が行わ
れるまでの時間に基づき、ブレーキ操作の繰り返し終了
を検出する請求項1又は2記載の車載内燃機関の負圧制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10287761A JP2000110606A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | 車載内燃機関の負圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10287761A JP2000110606A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | 車載内燃機関の負圧制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000110606A true JP2000110606A (ja) | 2000-04-18 |
Family
ID=17721424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10287761A Pending JP2000110606A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | 車載内燃機関の負圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000110606A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002240705A (ja) * | 2001-02-20 | 2002-08-28 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両の運動制御装置 |
DE102012210491A1 (de) | 2011-11-17 | 2013-05-23 | Mitsubishi Electric Corp. | Pumpbremsdetektions- und Steuervorrichtung und -Verfahren für Innenverbrennungsmotor |
JP2020033959A (ja) * | 2018-08-30 | 2020-03-05 | ダイハツ工業株式会社 | 車両の制御装置 |
JP2023070604A (ja) * | 2021-11-09 | 2023-05-19 | ダイハツ工業株式会社 | 車両の制御装置 |
-
1998
- 1998-10-09 JP JP10287761A patent/JP2000110606A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002240705A (ja) * | 2001-02-20 | 2002-08-28 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両の運動制御装置 |
DE102012210491A1 (de) | 2011-11-17 | 2013-05-23 | Mitsubishi Electric Corp. | Pumpbremsdetektions- und Steuervorrichtung und -Verfahren für Innenverbrennungsmotor |
US8452510B1 (en) | 2011-11-17 | 2013-05-28 | Mitsubishi Electric Corporation | Pumping brake detection and control device and method for internal combustion engine |
DE102012210491B4 (de) * | 2011-11-17 | 2017-09-28 | Mitsubishi Electric Corp. | Pumpbremsdetektions- und Steuervorrichtung und -Verfahren für Innenverbrennungsmotor |
JP2020033959A (ja) * | 2018-08-30 | 2020-03-05 | ダイハツ工業株式会社 | 車両の制御装置 |
JP7143026B2 (ja) | 2018-08-30 | 2022-09-28 | ダイハツ工業株式会社 | 車両の制御装置 |
JP2023070604A (ja) * | 2021-11-09 | 2023-05-19 | ダイハツ工業株式会社 | 車両の制御装置 |
JP7523872B2 (ja) | 2021-11-09 | 2024-07-29 | ダイハツ工業株式会社 | 車両の制御装置 |
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