JP2001071209A - ボールエンドミル - Google Patents
ボールエンドミルInfo
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- JP2001071209A JP2001071209A JP25218699A JP25218699A JP2001071209A JP 2001071209 A JP2001071209 A JP 2001071209A JP 25218699 A JP25218699 A JP 25218699A JP 25218699 A JP25218699 A JP 25218699A JP 2001071209 A JP2001071209 A JP 2001071209A
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- JP
- Japan
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- cutting edge
- ridge line
- end mill
- edge portion
- ball end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
- B23C5/1009—Ball nose end mills
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2210/00—Details of milling cutters
- B23C2210/54—Configuration of the cutting part
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】切削仕上げ面の面粗度及び加工精度の向上を図
るとともにボールエンドミルの寿命の延長を図ること。 【解決手段】ボールエンドミルは外側円弧状切刃部５１
と内側屈曲切刃部５２とを備える。外側円弧状切刃部の
稜線５１ａの先端Ｐは、当該ボールエンドミルの中心軸
線ＣＬ付近に位置する。内側屈曲切刃部の稜線５２ａ
は、外側円弧状切刃部の稜線の先端から外側円弧状切刃
部の稜線の円中心Ｏに向かって屈曲するよう形成され
る。内側屈曲切刃部の稜線は円弧又は曲線を描き、か
つ、内側屈曲切刃部の稜線と外側円弧状切刃部の稜線と
の接続点Ｐにおいて、内側屈曲切刃部の稜線に対する接
線Ｔ１と外側円弧状切刃部の稜線に対する接線Ｔ２とが
同一接線になる。
るとともにボールエンドミルの寿命の延長を図ること。 【解決手段】ボールエンドミルは外側円弧状切刃部５１
と内側屈曲切刃部５２とを備える。外側円弧状切刃部の
稜線５１ａの先端Ｐは、当該ボールエンドミルの中心軸
線ＣＬ付近に位置する。内側屈曲切刃部の稜線５２ａ
は、外側円弧状切刃部の稜線の先端から外側円弧状切刃
部の稜線の円中心Ｏに向かって屈曲するよう形成され
る。内側屈曲切刃部の稜線は円弧又は曲線を描き、か
つ、内側屈曲切刃部の稜線と外側円弧状切刃部の稜線と
の接続点Ｐにおいて、内側屈曲切刃部の稜線に対する接
線Ｔ１と外側円弧状切刃部の稜線に対する接線Ｔ２とが
同一接線になる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールエンドミ
ル、特に、円弧状切刃に工夫を施したボールエンドミル
に関する。
ル、特に、円弧状切刃に工夫を施したボールエンドミル
に関する。
【０００２】ボールエンドミルは、主として鍛造型、プ
レス型、ダイキャスト型、プラスチック型などの金型の
プロフィール加工に用いられる。ボールエンドミルは、
略円柱状の基部と略半球状の先端部とから構成され、基
部には外周部切刃が形成され、先端部には外周部切刃か
ら伸びた円弧状切刃が形成され、外周部切刃と円弧状切
刃を回転することによってワークを切削する。
レス型、ダイキャスト型、プラスチック型などの金型の
プロフィール加工に用いられる。ボールエンドミルは、
略円柱状の基部と略半球状の先端部とから構成され、基
部には外周部切刃が形成され、先端部には外周部切刃か
ら伸びた円弧状切刃が形成され、外周部切刃と円弧状切
刃を回転することによってワークを切削する。
【０００３】
【従来の技術】図５に従来からの一般的な二枚刃のボー
ルエンドミルの構成を示す。このボールエンドミルは、
略円柱状の基部１と略半球状の先端部２とからなり、基
部１はシャンク部（柄部）３と外周部切刃４とを備え、
先端部２は外周部切刃４から伸びた円弧状切刃５を有す
る。
ルエンドミルの構成を示す。このボールエンドミルは、
略円柱状の基部１と略半球状の先端部２とからなり、基
部１はシャンク部（柄部）３と外周部切刃４とを備え、
先端部２は外周部切刃４から伸びた円弧状切刃５を有す
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来のボールエンドミ
ルによると、図５から明らかなように、円弧状切刃５の
稜線５ａの先端Ｐが、当該ボールエンドミルの中心軸線
ＣＬ上かつ円弧状切刃５の稜線５ａが描く円Ｃ上に位置
しているため、ボールエンドミルの回転時、円弧状切刃
５の稜線５ａの先端Ｐの周速は零となり、この稜線先端
Ｐは、いわば「切れない刃」として作用して被加工面を
傷付け、切削仕上げ面の面粗度及び加工精度の低下をも
たらしていた。また、円弧状切刃５の稜線先端Ｐが「切
れない刃」として作用することから、この稜線先端Ｐか
ら円弧状切刃５の他の部位に異常摩耗が誘起され、円弧
状切刃５の寿命を短くしていた。
ルによると、図５から明らかなように、円弧状切刃５の
稜線５ａの先端Ｐが、当該ボールエンドミルの中心軸線
ＣＬ上かつ円弧状切刃５の稜線５ａが描く円Ｃ上に位置
しているため、ボールエンドミルの回転時、円弧状切刃
５の稜線５ａの先端Ｐの周速は零となり、この稜線先端
Ｐは、いわば「切れない刃」として作用して被加工面を
傷付け、切削仕上げ面の面粗度及び加工精度の低下をも
たらしていた。また、円弧状切刃５の稜線先端Ｐが「切
れない刃」として作用することから、この稜線先端Ｐか
ら円弧状切刃５の他の部位に異常摩耗が誘起され、円弧
状切刃５の寿命を短くしていた。
【０００５】本発明は上記従来の問題点を解決し、切削
仕上げ面の面粗度及び加工精度の向上を図るとともにボ
ールエンドミルの寿命の延長を図ることを目的とする。
仕上げ面の面粗度及び加工精度の向上を図るとともにボ
ールエンドミルの寿命の延長を図ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のボールエンドミ
ルは、外側円弧状切刃部と内側屈曲切刃部とを備え、前
記外側円弧状切刃部の稜線の先端が、当該ボールエンド
ミルの中心軸線付近に位置するとともに、前記内側屈曲
切刃部の稜線が、前記外側円弧状切刃部の稜線の先端か
ら該外側円弧状切刃部の稜線の円中心に向かって屈曲す
るよう形成されることを特徴とする。
ルは、外側円弧状切刃部と内側屈曲切刃部とを備え、前
記外側円弧状切刃部の稜線の先端が、当該ボールエンド
ミルの中心軸線付近に位置するとともに、前記内側屈曲
切刃部の稜線が、前記外側円弧状切刃部の稜線の先端か
ら該外側円弧状切刃部の稜線の円中心に向かって屈曲す
るよう形成されることを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１において、ボールエンドミル
は、二枚刃タイプのものであり、略円柱状の基部１と略
半球状の先端部２とからなり、基部１はシャンク部（柄
部）３と外周部切刃４とを備え、先端部２は外周部切刃
４から伸びた円弧状切刃５を有する。
は、二枚刃タイプのものであり、略円柱状の基部１と略
半球状の先端部２とからなり、基部１はシャンク部（柄
部）３と外周部切刃４とを備え、先端部２は外周部切刃
４から伸びた円弧状切刃５を有する。
【０００８】円弧状切刃５は、外側円弧状切刃部５１と
内側屈曲切刃部５２とからなる。
内側屈曲切刃部５２とからなる。
【０００９】外側円弧状切刃部５１は、図２に示すよう
に、外周部切刃４から段差や角のないよう連続的に滑ら
かに伸びて形成される。
に、外周部切刃４から段差や角のないよう連続的に滑ら
かに伸びて形成される。
【００１０】内側屈曲切刃部５２は、図３に示すよう
に、その稜線５２ａが、外側円弧状切刃部５１の稜線５
１ａの先端Ｐから外側円弧状切刃部５１の稜線５１ａの
円中心Ｏに向かって屈曲するよう形成される。また、図
４に示すように、内側屈曲切刃部５２の稜線５２ａは円
弧又は曲線を描き、かつ、内側屈曲切刃部５２の稜線５
２ａと外側円弧状切刃部５１の稜線５１ａとの接続点Ｐ
において、内側屈曲切刃部５２の稜線５２ａに対する接
線Ｔ１と外側円弧状切刃部５１の稜線５１ａに対する接
線Ｔ２とが同一接線になる。さらに、外側円弧状切刃部
５１の稜線５１ａの先端Ｐを起点として稜線５１ａの円
中心Ｏと同一の点を中心とする仮想円Ｃを描いたとき、
仮想円Ｃと中心軸線ＣＬとの交点Ｑと外側円弧状切刃部
５１の稜線先端Ｐとの中心軸線ＣＬ方向における寸法差
ｄが、一般的許容差（例えば０．０３ｍｍ）以下に設定
される。
に、その稜線５２ａが、外側円弧状切刃部５１の稜線５
１ａの先端Ｐから外側円弧状切刃部５１の稜線５１ａの
円中心Ｏに向かって屈曲するよう形成される。また、図
４に示すように、内側屈曲切刃部５２の稜線５２ａは円
弧又は曲線を描き、かつ、内側屈曲切刃部５２の稜線５
２ａと外側円弧状切刃部５１の稜線５１ａとの接続点Ｐ
において、内側屈曲切刃部５２の稜線５２ａに対する接
線Ｔ１と外側円弧状切刃部５１の稜線５１ａに対する接
線Ｔ２とが同一接線になる。さらに、外側円弧状切刃部
５１の稜線５１ａの先端Ｐを起点として稜線５１ａの円
中心Ｏと同一の点を中心とする仮想円Ｃを描いたとき、
仮想円Ｃと中心軸線ＣＬとの交点Ｑと外側円弧状切刃部
５１の稜線先端Ｐとの中心軸線ＣＬ方向における寸法差
ｄが、一般的許容差（例えば０．０３ｍｍ）以下に設定
される。
【００１１】以上説明したように、本実施形態によるボ
ールエンドミルは、円弧状切刃５が外側円弧状切刃部５
１と内側屈曲切刃部５２とを備え、外側円弧状切刃部５
１の稜線５１ａの先端Ｐが、ボールエンドミルの中心軸
線ＣＬ付近に位置するとともに、内側屈曲切刃部５２の
稜線５２ａが、外側円弧状切刃部５１の稜線５１ａの先
端Ｐから外側円弧状切刃部５１の稜線５１ａの円中心Ｏ
に向かって屈曲するよう形成される。このため、従来の
ボールエンドミルの円弧状切刃５の先端Ｐが中心軸線Ｃ
Ｌ上に位置しておりその周速が零となり有効な切削刃と
して機能しないのに対し、本実施形態によるボールエン
ドミルの円弧状切刃５の先端Ｐは中心軸線ＣＬ付近では
あるが中心軸線ＣＬからずれて位置するようになるた
め、円弧状切刃５の先端Ｐの周速は零にはならず、円弧
状切刃５の先端Ｐは有効な切削刃として機能するように
なる。したがって、本実施形態のボールエンドミルによ
ると、切削仕上げ面の面粗度及び加工精度の向上を図る
ことができ、また、ボールエンドミルの寿命の延長を図
ることができる。
ールエンドミルは、円弧状切刃５が外側円弧状切刃部５
１と内側屈曲切刃部５２とを備え、外側円弧状切刃部５
１の稜線５１ａの先端Ｐが、ボールエンドミルの中心軸
線ＣＬ付近に位置するとともに、内側屈曲切刃部５２の
稜線５２ａが、外側円弧状切刃部５１の稜線５１ａの先
端Ｐから外側円弧状切刃部５１の稜線５１ａの円中心Ｏ
に向かって屈曲するよう形成される。このため、従来の
ボールエンドミルの円弧状切刃５の先端Ｐが中心軸線Ｃ
Ｌ上に位置しておりその周速が零となり有効な切削刃と
して機能しないのに対し、本実施形態によるボールエン
ドミルの円弧状切刃５の先端Ｐは中心軸線ＣＬ付近では
あるが中心軸線ＣＬからずれて位置するようになるた
め、円弧状切刃５の先端Ｐの周速は零にはならず、円弧
状切刃５の先端Ｐは有効な切削刃として機能するように
なる。したがって、本実施形態のボールエンドミルによ
ると、切削仕上げ面の面粗度及び加工精度の向上を図る
ことができ、また、ボールエンドミルの寿命の延長を図
ることができる。
【００１２】また、本実施形態によるボールエンドミル
は、内側屈曲切刃部５２の稜線５２ａは円弧又は曲線を
描き、かつ、内側屈曲切刃部５２の稜線５２ａと外側円
弧状切刃部５１の稜線５１ａとの接続点Ｐにおいて、内
側屈曲切刃部５２の稜線５２ａに対する接線Ｔ１と外側
円弧状切刃部５１の稜線５１ａに対する接線Ｔ２とが同
一接線になるよう構成される。このため、内側屈曲切刃
部５２の稜線５２ａと外側円弧状切刃部５１の稜線５１
ａとの接続点Ｐに段差や角が発生しなくなり、切削仕上
げ面の面粗度及び加工精度を一層向上させ、また、寿命
の一層の延長を図ることができる。
は、内側屈曲切刃部５２の稜線５２ａは円弧又は曲線を
描き、かつ、内側屈曲切刃部５２の稜線５２ａと外側円
弧状切刃部５１の稜線５１ａとの接続点Ｐにおいて、内
側屈曲切刃部５２の稜線５２ａに対する接線Ｔ１と外側
円弧状切刃部５１の稜線５１ａに対する接線Ｔ２とが同
一接線になるよう構成される。このため、内側屈曲切刃
部５２の稜線５２ａと外側円弧状切刃部５１の稜線５１
ａとの接続点Ｐに段差や角が発生しなくなり、切削仕上
げ面の面粗度及び加工精度を一層向上させ、また、寿命
の一層の延長を図ることができる。
【００１３】さらに、本実施形態によるボールエンドミ
ルは、外側円弧状切刃部５１の稜線５１ａの先端Ｐを起
点として稜線５１ａの円中心Ｏと同一の点を中心とする
仮想円Ｃを描いたとき、仮想円Ｃと中心軸線ＣＬとの交
点Ｑと外側円弧状切刃部５１の稜線先端Ｐとの中心軸線
ＣＬ方向における寸法差ｄが、一般的許容差以下に設定
されるよう構成される。このため、本実施形態によるボ
ールエンドミルは、実用上問題とならない。
ルは、外側円弧状切刃部５１の稜線５１ａの先端Ｐを起
点として稜線５１ａの円中心Ｏと同一の点を中心とする
仮想円Ｃを描いたとき、仮想円Ｃと中心軸線ＣＬとの交
点Ｑと外側円弧状切刃部５１の稜線先端Ｐとの中心軸線
ＣＬ方向における寸法差ｄが、一般的許容差以下に設定
されるよう構成される。このため、本実施形態によるボ
ールエンドミルは、実用上問題とならない。
【００１４】なお、図１〜図４には、二枚刃タイプのボ
ールエンドミルを示したが、本発明は、このタイプのも
のに限定されるものではなく、また、複数刃のボールエ
ンドミルの場合、少なくとも一枚以上の円弧状切刃５に
外側円弧状切刃部５１と内側屈曲切刃部５２を設ければ
よい。
ールエンドミルを示したが、本発明は、このタイプのも
のに限定されるものではなく、また、複数刃のボールエ
ンドミルの場合、少なくとも一枚以上の円弧状切刃５に
外側円弧状切刃部５１と内側屈曲切刃部５２を設ければ
よい。
【００１５】以下、本発明のボールエンドミルと従来の
他社製のボールエンドミルとの比較試験について説明す
る。
他社製のボールエンドミルとの比較試験について説明す
る。
【００１６】試験方法 下記条件により双方のボールエンドミルの寿命と被切削
材の加工面の粗さを測定した。
材の加工面の粗さを測定した。
【００１７】・使用ボールエンドミル 超硬母材（チタンアルミナコーティング） φ１０×５Ｒ ・被切削材料 ＳＫＤ６１ダイキャスト金型鋼（硬度ＨＲＣ４８） ・使用条件 工具回転数 ４０００ｒｐｍ（周速１２５ｍ／分） 送り量 ６００mm／分（０．０７５mm／１刃） ピック送り ２mm 切込量 ３mm 試験結果 各３回の試験結果の平均値を下記に示し検証する。
【００１８】 ・従来のボールエンドミル 切削総全長 ９０ｍ 寿命判定 切刃先端チッピングによる振動の発生 加工面粗さ 加工開始時 Ｒｍａｘ１９μｍ Ｒｚ１２μｍ 寿命直前 Ｒｍａｘ３５μｍ Ｒｚ２２μｍ 検証 本工具は試験開始時より切刃先端が加工面に傷を付 けていくような状態であり、加工面の面粗度も最良 の値で９μｍであった。工具寿命の終わり近くにお いては、加工面に毛羽立ちのような部分が目立ち面 粗度も２０μｍ以上を示すようになり、間もなく切 削続行不能となった。
【００１９】 ・本発明のボールエンドミル 切削総全長 ２００ｍ 寿命判定 切刃２番逃げ面摩耗による切削振動音の発生 加工面粗さ 加工開始時 Ｒｍａｘ９μｍ Ｒｚ５μｍ 寿命直前 Ｒｍａｘ１４μｍ Ｒｚ８μｍ 検証 本工具は試験開始時より加工面はきわめて良好な面 粗度を示し工具寿命近くまで安定した面粗度の値で 推移した上、工具寿命においては従来のボールエン ドミルに比較して２〜３倍以上の寿命であり、切刃 の摩耗状態もチッピング等の異常発生が見られなか った。
【００２０】
【発明の効果】本発明によるボールエンドミルは、円弧
状切刃が外側円弧状切刃部と内側屈曲切刃部とを備え、
外側円弧状切刃部の稜線の先端が、ボールエンドミルの
中心軸線付近に位置するとともに、内側屈曲切刃部の稜
線が、外側円弧状切刃部の稜線の先端から外側円弧状切
刃部の稜線の円中心に向かって屈曲するよう形成され
る。このため、本発明のボールエンドミルによると、切
削仕上げ面の面粗度及び加工精度の向上を図ることがで
き、また、ボールエンドミルの寿命の延長を図ることが
できる。
状切刃が外側円弧状切刃部と内側屈曲切刃部とを備え、
外側円弧状切刃部の稜線の先端が、ボールエンドミルの
中心軸線付近に位置するとともに、内側屈曲切刃部の稜
線が、外側円弧状切刃部の稜線の先端から外側円弧状切
刃部の稜線の円中心に向かって屈曲するよう形成され
る。このため、本発明のボールエンドミルによると、切
削仕上げ面の面粗度及び加工精度の向上を図ることがで
き、また、ボールエンドミルの寿命の延長を図ることが
できる。
【００２１】また、本発明によるボールエンドミルは、
内側屈曲切刃部の稜線は円弧又は曲線を描き、かつ、内
側屈曲切刃部の稜線と外側円弧状切刃部の稜線との接続
点において、内側屈曲切刃部の稜線に対する接線と外側
円弧状切刃部の稜線に対する接線とが同一接線になるよ
う構成したため、内側屈曲切刃部の稜線と外側円弧状切
刃部の稜線との接続点に段差や角が発生しなくなり、切
削仕上げ面の面粗度及び加工精度を一層向上させ、ま
た、寿命の一層の延長を図ることができる。
内側屈曲切刃部の稜線は円弧又は曲線を描き、かつ、内
側屈曲切刃部の稜線と外側円弧状切刃部の稜線との接続
点において、内側屈曲切刃部の稜線に対する接線と外側
円弧状切刃部の稜線に対する接線とが同一接線になるよ
う構成したため、内側屈曲切刃部の稜線と外側円弧状切
刃部の稜線との接続点に段差や角が発生しなくなり、切
削仕上げ面の面粗度及び加工精度を一層向上させ、ま
た、寿命の一層の延長を図ることができる。
【００２２】さらに、本発明によるボールエンドミル
は、外側円弧状切刃部の稜線の先端を起点として稜線の
円中心と同一の点を中心とする仮想円を描いたとき、仮
想円と中心軸線との交点と外側円弧状切刃部の稜線先端
との中心軸線方向における寸法差が、一般的許容差以下
に設定されるよう構成したため、実用上問題とならない
ボールエンドミルを提供することができる。
は、外側円弧状切刃部の稜線の先端を起点として稜線の
円中心と同一の点を中心とする仮想円を描いたとき、仮
想円と中心軸線との交点と外側円弧状切刃部の稜線先端
との中心軸線方向における寸法差が、一般的許容差以下
に設定されるよう構成したため、実用上問題とならない
ボールエンドミルを提供することができる。
【図１】本発明の一実施形態によるボールエンドミルの
全体斜視図である。
全体斜視図である。
【図２】同ボールエンドミルの要部側面図である。
【図３】図２に示すボールエンドミルの外形形状から主
として円弧状切刃の稜線を取り出して描いた側面図であ
る。
として円弧状切刃の稜線を取り出して描いた側面図であ
る。
【図４】円弧状切刃の稜線の拡大側面図である。
【図５】従来からの二枚刃タイプのボールエンドミルの
全体斜視図である。
全体斜視図である。
５ 円弧状切刃 ５１ 外側円弧状切刃部 ５１ａ 外側円弧状切刃部５１の稜線 Ｐ 稜線５１ａの先端（稜線５１ａと稜線５２ａとの
接続点） Ｏ 稜線５１ａの円中心 Ｔ２ 接続点Ｐにおける稜線５１ａに対する接線 ５２ 内側屈曲切刃部 ５２ａ 内側屈曲切刃部の稜線 Ｔ１ 接続点Ｐにおける稜線５２ａに対する接線 ＣＬ ボールエンドミルの中心軸線 Ｃ 円中心Ｏと同一の点を中心とする仮想円 Ｑ 仮想円Ｃと中心軸線ＣＬとの交点 ｄ 交点Ｑと稜線先端Ｐとの中心軸線ＣＬ方向におけ
る寸法差
接続点） Ｏ 稜線５１ａの円中心 Ｔ２ 接続点Ｐにおける稜線５１ａに対する接線 ５２ 内側屈曲切刃部 ５２ａ 内側屈曲切刃部の稜線 Ｔ１ 接続点Ｐにおける稜線５２ａに対する接線 ＣＬ ボールエンドミルの中心軸線 Ｃ 円中心Ｏと同一の点を中心とする仮想円 Ｑ 仮想円Ｃと中心軸線ＣＬとの交点 ｄ 交点Ｑと稜線先端Ｐとの中心軸線ＣＬ方向におけ
る寸法差
Claims (4)
- 【請求項１】 外側円弧状切刃部と内側屈曲切刃部とを
備え、 前記外側円弧状切刃部の稜線の先端が、当該ボールエン
ドミルの中心軸線付近に位置するとともに、 前記内側屈曲切刃部の稜線が、前記外側円弧状切刃部の
稜線の先端から該外側円弧状切刃部の稜線の円中心に向
かって屈曲するよう形成されることを特徴とするボール
エンドミル。 - 【請求項２】 請求項１において、 前記内側屈曲切刃部の稜線は円弧又は曲線を描き、か
つ、該内側屈曲切刃部の稜線と前記外側円弧状切刃部の
稜線との接続点において、該内側屈曲切刃部の稜線に対
する接線と該外側円弧状切刃部の稜線に対する接線とが
同一接線になることを特徴とするボールエンドミル。 - 【請求項３】 請求項１又は２において、 当該ボールエンドミルが複数刃を有するボールエンドミ
ルである場合、少なくとも一枚以上の刃に前記外側円弧
状切刃部及び前記内側屈曲切刃部が形成されることを特
徴とするボールエンドミル。 - 【請求項４】 請求項１、２又は３において、 前記外側円弧状切刃部の稜線の先端を起点として該稜線
の円中心と同一の点を中心とする仮想円を描いたとき、
該仮想円と前記中心軸線との交点と前記外側円弧状切刃
部の前記稜線先端との前記中心軸線方向における寸法差
が、一般的許容差以下に設定されることを特徴とするボ
ールエンドミル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25218699A JP2001071209A (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | ボールエンドミル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25218699A JP2001071209A (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | ボールエンドミル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001071209A true JP2001071209A (ja) | 2001-03-21 |
Family
ID=17233703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25218699A Pending JP2001071209A (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | ボールエンドミル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001071209A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002187011A (ja) * | 2000-12-21 | 2002-07-02 | Osg Corp | 多刃ボールエンドミル |
| WO2004069457A1 (en) * | 2003-02-06 | 2004-08-19 | Seco Tools Ab | Milling cutter with convexly curved cutting edge |
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