JP2000358030A - Atm網における迂回ルートからの自動切り戻し方法およびシステム - Google Patents
Atm網における迂回ルートからの自動切り戻し方法およびシステムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回線障害が発生した場合であっても、データ
転送の効率の低下を防止することができるPNNIネッ
トワークにおける障害迂回の自動切戻しシステムを提供
する。 【解決手段】 最適ルート6での発端末1と着端末2と
の間の通信中の呼が回線障害により切断され、迂回ルー
ト7に対して呼設定が行われた際、発ATMスイッチ3
により、呼設定情報および呼設定に使用された経路指定
リストを保存し、回線障害が回復したことをPNNIト
ポロジー情報の変化により検出した際、迂回ルート7お
よび回線の障害回復した最適ルート6に対する回線の重
みを比較し、最適ルート6が最適と判断した場合に最適
ルート6に対し呼設定を行い、最適ルート6と迂回ルー
ト7とを切替えるようにし、回線障害が回復した後、最
適ルート6の回線に自動的に切戻すようにする。
転送の効率の低下を防止することができるPNNIネッ
トワークにおける障害迂回の自動切戻しシステムを提供
する。 【解決手段】 最適ルート6での発端末1と着端末2と
の間の通信中の呼が回線障害により切断され、迂回ルー
ト7に対して呼設定が行われた際、発ATMスイッチ3
により、呼設定情報および呼設定に使用された経路指定
リストを保存し、回線障害が回復したことをPNNIト
ポロジー情報の変化により検出した際、迂回ルート7お
よび回線の障害回復した最適ルート6に対する回線の重
みを比較し、最適ルート6が最適と判断した場合に最適
ルート6に対し呼設定を行い、最適ルート6と迂回ルー
ト7とを切替えるようにし、回線障害が回復した後、最
適ルート6の回線に自動的に切戻すようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非同期転送モード
(ATM:Asynchronous Transfe
r Mode)方式を利用したネットワークにおける迂
回ルートからの自動切り戻し方法およびシステムに関
し、特に、PNNI(Private Network
−to−Network Interface)ルーテ
ィングに適したPNNIネットワークにおける迂回ルー
トからの自動切り戻し方法およびシステムに関する。
(ATM:Asynchronous Transfe
r Mode)方式を利用したネットワークにおける迂
回ルートからの自動切り戻し方法およびシステムに関
し、特に、PNNI(Private Network
−to−Network Interface)ルーテ
ィングに適したPNNIネットワークにおける迂回ルー
トからの自動切り戻し方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のPNNI(Private Ne
twork−to−NetworkInterfac
e)ルーティング方法は、ATMフォーラム勧告af−
pnni−0055.000(The ATM For
um Technical Committee,”P
rivate Network−Network In
terface Specification Ver
sion1.0(PNNI 1.0)”,af−pnn
i−0055.000,March,1996)におい
て規定されている。
twork−to−NetworkInterfac
e)ルーティング方法は、ATMフォーラム勧告af−
pnni−0055.000(The ATM For
um Technical Committee,”P
rivate Network−Network In
terface Specification Ver
sion1.0(PNNI 1.0)”,af−pnn
i−0055.000,March,1996)におい
て規定されている。
【0003】ATM方式を利用したネットワーク網にお
いては、仮想専用線サービスのように、サービスが中断
される事態ができる限り生じないような高い品質が要求
されている。この場合、複数のATMスイッチ(ノー
ド)におけるルーティング経路の切替え時に、転送デー
タの破損を防ぐことが必要となる。
いては、仮想専用線サービスのように、サービスが中断
される事態ができる限り生じないような高い品質が要求
されている。この場合、複数のATMスイッチ(ノー
ド)におけるルーティング経路の切替え時に、転送デー
タの破損を防ぐことが必要となる。
【0004】例えば、図1に示すネットワーク網におい
て、発着ATMスイッチ3、4間の最適ルート6に回線
障害が発生し、迂回ルート7に迂回した通信中の呼があ
るとする。その後、最適ルート6の回線障害が回復し、
迂回ルート7から最適ルート6への切り戻しを実施する
際、従来はユーザにおいて、迂回ルート7を一度切断
し、最適ルート6に対して再度呼設定を実施する必要が
ある。
て、発着ATMスイッチ3、4間の最適ルート6に回線
障害が発生し、迂回ルート7に迂回した通信中の呼があ
るとする。その後、最適ルート6の回線障害が回復し、
迂回ルート7から最適ルート6への切り戻しを実施する
際、従来はユーザにおいて、迂回ルート7を一度切断
し、最適ルート6に対して再度呼設定を実施する必要が
ある。
【0005】ここでの問題点の一つとしては、無中断で
高データ転送効率の回線にて通信を行いたいユーザが使
用中の回線にて回線障害が発生した場合、呼の迂回が発
生し、迂回のために選択した回線が長距離であったり、
ATMスイッチの中継段数が多くなる等によりデータ転
送効率が低下し、回線障害が回復した後も最適ルートの
回線に切り戻すことができずに、データ転送効率が低い
回線で通信を続けなくてはならないという点がある。そ
の理由は、従来の方法では、回線障害の発生により迂回
した呼を、回線障害が回復した時に迂回前に通信を行っ
ていた回線に、再接続することなく、自動的に切り戻す
ことができないためである。
高データ転送効率の回線にて通信を行いたいユーザが使
用中の回線にて回線障害が発生した場合、呼の迂回が発
生し、迂回のために選択した回線が長距離であったり、
ATMスイッチの中継段数が多くなる等によりデータ転
送効率が低下し、回線障害が回復した後も最適ルートの
回線に切り戻すことができずに、データ転送効率が低い
回線で通信を続けなくてはならないという点がある。そ
の理由は、従来の方法では、回線障害の発生により迂回
した呼を、回線障害が回復した時に迂回前に通信を行っ
ていた回線に、再接続することなく、自動的に切り戻す
ことができないためである。
【0006】なお、フレームリレー中継路の迂回システ
ムに関しては、特開平7−221791号公報に開示さ
れた技術が知られている。再送手順を持たない方式の通
信網において、一定時間内に受信する全フレームに対す
るエラーフレームの割合に基づいて回線品質をチェック
すると共に、迂回処理手段よりの問い合わせに応じて上
記チェック結果を通知する回線品質チェック手段と、該
回線品質チェック手段に所定時間間隔で回線品質を問い
合わせて、回線品質が「異常」である場合に迂回経路に
切り換える、上記回線品質チェック手段が備えられる局
より前段の局に設けられる、迂回処理手段と、迂回路を
元の回線に戻す切り戻し手段と、を備えたものである。
ムに関しては、特開平7−221791号公報に開示さ
れた技術が知られている。再送手順を持たない方式の通
信網において、一定時間内に受信する全フレームに対す
るエラーフレームの割合に基づいて回線品質をチェック
すると共に、迂回処理手段よりの問い合わせに応じて上
記チェック結果を通知する回線品質チェック手段と、該
回線品質チェック手段に所定時間間隔で回線品質を問い
合わせて、回線品質が「異常」である場合に迂回経路に
切り換える、上記回線品質チェック手段が備えられる局
より前段の局に設けられる、迂回処理手段と、迂回路を
元の回線に戻す切り戻し手段と、を備えたものである。
【0007】VPCを利用したATM網における迂回ル
ート設定および切り戻し制御方式に関しては、特開平9
−219705号公報に開示された技術が知られてい
る。ATMノードは、セルハンドラとメッセージ組立/
セル化装置と、VCCの帯域と経路を設定解放するVC
C制御装置とVCCの経路のみを設定するVCC経路制
御装置とアドレス/VP対応表とヘッダ変換装置と切り
戻し実行装置と迂回ルート選択VCC登録バッファとV
Pリソース管理表とVP帯域リソース管理装置とから構
成される。
ート設定および切り戻し制御方式に関しては、特開平9
−219705号公報に開示された技術が知られてい
る。ATMノードは、セルハンドラとメッセージ組立/
セル化装置と、VCCの帯域と経路を設定解放するVC
C制御装置とVCCの経路のみを設定するVCC経路制
御装置とアドレス/VP対応表とヘッダ変換装置と切り
戻し実行装置と迂回ルート選択VCC登録バッファとV
Pリソース管理表とVP帯域リソース管理装置とから構
成される。
【0008】ATM網におけるコネクション設定および
復旧方式に関しては、特開平10−135980号公報
に開示された技術が知られている。トポロジの変化、コ
ネクション設定の失敗、回線断、回線品質劣化、の情報
を受信したときに内容を更新、保持するトポロジテーブ
ルと、これらの情報を受信したときに経路情報を計算、
保持する経路候補テーブルを有し、トポロジテーブルと
経路候補テーブルの更新処理が終了した後又は新規のコ
ネクションセットアップメッセージを受信した後に、ト
ポロジテーブルと経路候補テーブルを利用して、コネク
ション設定を行う。
復旧方式に関しては、特開平10−135980号公報
に開示された技術が知られている。トポロジの変化、コ
ネクション設定の失敗、回線断、回線品質劣化、の情報
を受信したときに内容を更新、保持するトポロジテーブ
ルと、これらの情報を受信したときに経路情報を計算、
保持する経路候補テーブルを有し、トポロジテーブルと
経路候補テーブルの更新処理が終了した後又は新規のコ
ネクションセットアップメッセージを受信した後に、ト
ポロジテーブルと経路候補テーブルを利用して、コネク
ション設定を行う。
【0009】予備の帯域を用いたATMベストエフォー
トサービス提供方法に関しては、特開平10−2762
04号公報に開示された技術が知られている。高信頼V
P・VCは、対向する装置間の第1経路と第2経路で二
重化を行わずに第2経路に収容する。第1経路および第
2経路に故障がない場合には、高信頼VP・VCは、第
1経路を選択する。第1経路に故障が発生した場合に
は、高信頼VP・VCは、故障を検出して自動的に第2
経路に切り替える。第1経路の故障が回復した場合に
は、高信頼VP・VCを第2経路から第1経路に切り戻
す。
トサービス提供方法に関しては、特開平10−2762
04号公報に開示された技術が知られている。高信頼V
P・VCは、対向する装置間の第1経路と第2経路で二
重化を行わずに第2経路に収容する。第1経路および第
2経路に故障がない場合には、高信頼VP・VCは、第
1経路を選択する。第1経路に故障が発生した場合に
は、高信頼VP・VCは、故障を検出して自動的に第2
経路に切り替える。第1経路の故障が回復した場合に
は、高信頼VP・VCを第2経路から第1経路に切り戻
す。
【0010】ATMネットワークにおける経路切り換え
方式に関しては、特開平10−303913号公報に開
示された技術が知られている。ATMネットワーク上に
ある各ATMスイッチ間にPVCによる管理用固定論理
パスを予め網状に設定し、ループバックテストにより各
経路の正常性を監視することにより、ATMスイッチは
障害発生を検出し、呼び経路に切り替え通信を継続させ
る事ができる。また、障害回復を契機に現用経路に戻す
事で通信の効率化を図る。
方式に関しては、特開平10−303913号公報に開
示された技術が知られている。ATMネットワーク上に
ある各ATMスイッチ間にPVCによる管理用固定論理
パスを予め網状に設定し、ループバックテストにより各
経路の正常性を監視することにより、ATMスイッチは
障害発生を検出し、呼び経路に切り替え通信を継続させ
る事ができる。また、障害回復を契機に現用経路に戻す
事で通信の効率化を図る。
【0011】ATM交換機の障害復旧方法に関しては、
特開平11−27286号公報に開示された技術が知ら
れている。現用回線の入力回線と現用回線の出力回線と
の間に通常ルートのPVCが設定され、現用回線の入力
回線と予備回線の出力回線との間に迂回ルートのPVC
が設定されているATM交換機であって、出力回線の回
線障害を検出したときには、通常ルートのPVCから迂
回ルートのPVCへ自律的な切り替えを行い、予備回線
の出力回線を用いてセルを送出する。
特開平11−27286号公報に開示された技術が知ら
れている。現用回線の入力回線と現用回線の出力回線と
の間に通常ルートのPVCが設定され、現用回線の入力
回線と予備回線の出力回線との間に迂回ルートのPVC
が設定されているATM交換機であって、出力回線の回
線障害を検出したときには、通常ルートのPVCから迂
回ルートのPVCへ自律的な切り替えを行い、予備回線
の出力回線を用いてセルを送出する。
【0012】ATM通信網に関しては、特開平11−2
7325号公報に開示された技術が知られている。LA
N相互間をスター状にセンタ網に接続する。このセンタ
網は波長毎に固定的に転送経路が定められた光波長ルー
ティング網である。自LAN以外の宛先のセルが到来し
た場合については、とりあえず、このセルが到来した方
路以外の方路にセルを転送する。これにより、このセル
は最終的には所望の宛先のLANに到達することができ
る。OAMセルを定期的に送受信することにより伝送路
の故障を検出し復旧させることができる。
7325号公報に開示された技術が知られている。LA
N相互間をスター状にセンタ網に接続する。このセンタ
網は波長毎に固定的に転送経路が定められた光波長ルー
ティング網である。自LAN以外の宛先のセルが到来し
た場合については、とりあえず、このセルが到来した方
路以外の方路にセルを転送する。これにより、このセル
は最終的には所望の宛先のLANに到達することができ
る。OAMセルを定期的に送受信することにより伝送路
の故障を検出し復旧させることができる。
【0013】ルート指定PVC迂回時の一括切り戻し方
式については、特開平11−74895号公報に開示さ
れた技術が知られている。ルート指定PVCを第1、第
3、第5ノード(PVC1)と第1、第3、第5、第6
ノード(PVC2)に設定していて、第3ノードに障害
が発生したとき、各PVCは第1、第2、第4、第6、
第5ノードと、第1、第2、第4、第6ノードに迂回
し、NMSとノードのPVC状態は「迂回中」になる。
ノードは周期的に監視を行い、第3ノードが復旧しPV
Cの指定ルートが使用可能になると、PVC一括切り戻
しを実行する。または、保守者がNMSからコマンド入
力することにより、PVCを指定ルートに切り戻す。切
り戻しが正常終了すると、NMSとノードのPVC状態
は「ルート指定」になる。
式については、特開平11−74895号公報に開示さ
れた技術が知られている。ルート指定PVCを第1、第
3、第5ノード(PVC1)と第1、第3、第5、第6
ノード(PVC2)に設定していて、第3ノードに障害
が発生したとき、各PVCは第1、第2、第4、第6、
第5ノードと、第1、第2、第4、第6ノードに迂回
し、NMSとノードのPVC状態は「迂回中」になる。
ノードは周期的に監視を行い、第3ノードが復旧しPV
Cの指定ルートが使用可能になると、PVC一括切り戻
しを実行する。または、保守者がNMSからコマンド入
力することにより、PVCを指定ルートに切り戻す。切
り戻しが正常終了すると、NMSとノードのPVC状態
は「ルート指定」になる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】最適ルートの回線障害
により迂回ルートを通信中の呼が、最適ルートの回線障
害が回復したときに、迂回ルートから最適ルートへの切
り戻しが行われることが望ましい。
により迂回ルートを通信中の呼が、最適ルートの回線障
害が回復したときに、迂回ルートから最適ルートへの切
り戻しが行われることが望ましい。
【0015】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が請求項に対応して表現される次の記載中に現れ
る()つきの数字は、請求項の記載事項が詳しく後述さ
れる実施の複数の形態のうちの少なくとも1つの形態の
部材、工程、動作に対応することを示すが、本発明の解
決手段がそれらの数字が示す実施の形態の部材に限定し
て解釈されるためのものではなく、その対応関係を明白
にするためのものである。
の手段が請求項に対応して表現される次の記載中に現れ
る()つきの数字は、請求項の記載事項が詳しく後述さ
れる実施の複数の形態のうちの少なくとも1つの形態の
部材、工程、動作に対応することを示すが、本発明の解
決手段がそれらの数字が示す実施の形態の部材に限定し
て解釈されるためのものではなく、その対応関係を明白
にするためのものである。
【0016】本発明のATM網における迂回ルートから
の自動切り戻し方法は、回線障害の発生した第1ルート
(6)から迂回して第2ルート(7)を通信中の呼を前
記第1ルート(6)の回線障害回復時に前記第1ルート
(6)に自動的に切り戻す方法であって、(a)第1お
よび第2のATMスイッチ(3、5)を提供するステッ
プと、(b)前記第1および第2のATMスイッチ
(3、5)の間の最適ルートとして前記第1ルート
(6)を提供するステップと、(c)前記第1および第
2のATMスイッチ(3、5)の間に前記第1ルート
(6)の迂回ルートとして前記第2ルート(7)を提供
するステップと、(d)前記第1および第2のATMス
イッチ(3、5)の間で前記第2ルート(7)での通信
中(25)に前記第1ルート(6)の回線障害が回復し
たこと(26)を検出するステップ(27)と、(e)
前記(d)ステップで前記第1ルート(6)の回線回復
を検出したときに、前記第1および第2のATMスイッ
チ(3、5)の間で前記第1ルート(6)での呼設定を
行うステップと、(f)前記第1のATMスイッチ
(3)から前記第2ルート(7)への送信データを前記
第1のATMスイッチ(3)にてバッファリングすると
ともに前記第2のATMスイッチ(5)から前記第2ル
ート(7)への送信データを前記第2のATMスイッチ
(5)にてバッファリングして、前記第2ルート(7)
での通信を停止するステップと、(g)前記(f)ステ
ップの後、前記第2ルート(7)を切断するステップ
と、(h)前記第1および第2のATMスイッチ(3、
5)にてバッファリングされた前記送信データを、前記
呼設定が行われた第1ルート(6)で通信するステップ
とを備えている。
の自動切り戻し方法は、回線障害の発生した第1ルート
(6)から迂回して第2ルート(7)を通信中の呼を前
記第1ルート(6)の回線障害回復時に前記第1ルート
(6)に自動的に切り戻す方法であって、(a)第1お
よび第2のATMスイッチ(3、5)を提供するステッ
プと、(b)前記第1および第2のATMスイッチ
(3、5)の間の最適ルートとして前記第1ルート
(6)を提供するステップと、(c)前記第1および第
2のATMスイッチ(3、5)の間に前記第1ルート
(6)の迂回ルートとして前記第2ルート(7)を提供
するステップと、(d)前記第1および第2のATMス
イッチ(3、5)の間で前記第2ルート(7)での通信
中(25)に前記第1ルート(6)の回線障害が回復し
たこと(26)を検出するステップ(27)と、(e)
前記(d)ステップで前記第1ルート(6)の回線回復
を検出したときに、前記第1および第2のATMスイッ
チ(3、5)の間で前記第1ルート(6)での呼設定を
行うステップと、(f)前記第1のATMスイッチ
(3)から前記第2ルート(7)への送信データを前記
第1のATMスイッチ(3)にてバッファリングすると
ともに前記第2のATMスイッチ(5)から前記第2ル
ート(7)への送信データを前記第2のATMスイッチ
(5)にてバッファリングして、前記第2ルート(7)
での通信を停止するステップと、(g)前記(f)ステ
ップの後、前記第2ルート(7)を切断するステップ
と、(h)前記第1および第2のATMスイッチ(3、
5)にてバッファリングされた前記送信データを、前記
呼設定が行われた第1ルート(6)で通信するステップ
とを備えている。
【0017】本発明のATM網における迂回ルートから
の自動切り戻し方法において、前記ATM網は、PNN
I(Private Network−to−Netw
ork Interface)を含んでいる。
の自動切り戻し方法において、前記ATM網は、PNN
I(Private Network−to−Netw
ork Interface)を含んでいる。
【0018】本発明のATM網における迂回ルートから
の自動切り戻し方法は、回線障害の発生した第1ルート
(6)から迂回して第2ルート(7)を通信中の呼を前
記第1ルート(6)の回線障害回復時に前記第1ルート
(6)に自動的に切り戻す方法であって、(a)第1お
よび第2のATMスイッチ(3、5)を提供するステッ
プと、(b)前記第1および第2のATMスイッチ
(3、5)の間の最適ルートとして前記第1ルート
(6)を提供するステップと、(c)前記第1および第
2のATMスイッチ(3、5)の間に前記第1ルート
(6)の迂回ルートとして前記第2ルート(7)を提供
するステップと、(i)前記第2のATMスイッチ
(5)との間で前記第2ルート(7)での通信中(2
5)に前記第1ルート(6)の回線障害が回復したこと
(26)を検出したときに、前記第1のATMスイッチ
(3)において呼設定メッセージ信号を生成するステッ
プ(27)と、(j)前記生成された呼設定メッセージ
信号を前記第1ルート(6)を介して前記第2のATM
スイッチ(5)に送信するステップと、(k)前記呼設
定メッセージ信号に応答して、前記第2のATMスイッ
チ(5)から前記第2ルート(7)への送信データを前
記第2のATMスイッチ(5)にてバッファリングして
前記第2ルート(7)への送信を停止するステップ(2
8)と、(l)前記第1のATMスイッチ(3)から前
記第2ルート(7)への送信データを前記第1のATM
スイッチ(3)にてバッファリングして前記第2ルート
(7)への送信を停止するステップ(29)と、(m)
前記(j)ステップで送信された前記呼設定メッセージ
信号に対応する呼設定が完了した後に、前記第1のAT
Mスイッチ(3)において前記第2ルート(7)の切断
のための切断メッセージ信号を生成するステップと、
(n)前記生成された切断メッセージ信号を前記第2の
ATMスイッチ(5)に送信するステップと、(o)前
記切断メッセージ信号に応答して、切断応答メッセージ
信号を生成し、前記切断応答メッセージ信号を前記第1
のATMスイッチ(3)に送信するステップと、(p)
前記切断応答メッセージ信号に応答して、前記第2ルー
ト(7)を切断するステップと、(q)前記切断応答メ
ッセージ信号に応答して、前記(l)ステップで前記バ
ッファリングした送信データを前記第1ルート(6)に
送信するステップ(31)と、(r)前記(q)ステッ
プで送信された送信データに応答して、前記(k)ステ
ップで前記バッファリングした送信データを前記第1ル
ート(6)に送信するステップ(32)とを備えてい
る。
の自動切り戻し方法は、回線障害の発生した第1ルート
(6)から迂回して第2ルート(7)を通信中の呼を前
記第1ルート(6)の回線障害回復時に前記第1ルート
(6)に自動的に切り戻す方法であって、(a)第1お
よび第2のATMスイッチ(3、5)を提供するステッ
プと、(b)前記第1および第2のATMスイッチ
(3、5)の間の最適ルートとして前記第1ルート
(6)を提供するステップと、(c)前記第1および第
2のATMスイッチ(3、5)の間に前記第1ルート
(6)の迂回ルートとして前記第2ルート(7)を提供
するステップと、(i)前記第2のATMスイッチ
(5)との間で前記第2ルート(7)での通信中(2
5)に前記第1ルート(6)の回線障害が回復したこと
(26)を検出したときに、前記第1のATMスイッチ
(3)において呼設定メッセージ信号を生成するステッ
プ(27)と、(j)前記生成された呼設定メッセージ
信号を前記第1ルート(6)を介して前記第2のATM
スイッチ(5)に送信するステップと、(k)前記呼設
定メッセージ信号に応答して、前記第2のATMスイッ
チ(5)から前記第2ルート(7)への送信データを前
記第2のATMスイッチ(5)にてバッファリングして
前記第2ルート(7)への送信を停止するステップ(2
8)と、(l)前記第1のATMスイッチ(3)から前
記第2ルート(7)への送信データを前記第1のATM
スイッチ(3)にてバッファリングして前記第2ルート
(7)への送信を停止するステップ(29)と、(m)
前記(j)ステップで送信された前記呼設定メッセージ
信号に対応する呼設定が完了した後に、前記第1のAT
Mスイッチ(3)において前記第2ルート(7)の切断
のための切断メッセージ信号を生成するステップと、
(n)前記生成された切断メッセージ信号を前記第2の
ATMスイッチ(5)に送信するステップと、(o)前
記切断メッセージ信号に応答して、切断応答メッセージ
信号を生成し、前記切断応答メッセージ信号を前記第1
のATMスイッチ(3)に送信するステップと、(p)
前記切断応答メッセージ信号に応答して、前記第2ルー
ト(7)を切断するステップと、(q)前記切断応答メ
ッセージ信号に応答して、前記(l)ステップで前記バ
ッファリングした送信データを前記第1ルート(6)に
送信するステップ(31)と、(r)前記(q)ステッ
プで送信された送信データに応答して、前記(k)ステ
ップで前記バッファリングした送信データを前記第1ル
ート(6)に送信するステップ(32)とを備えてい
る。
【0019】本発明のATM網における迂回ルートから
の自動切り戻し方法において、更に、(s)前記第1お
よび第2のATMスイッチ(5)の間で前記第2ルート
(7)で通信される呼のうち前記第1ルート(6)の回
線障害回復時に前記第1ルート(6)に切り戻す対象の
呼であることを示す切戻対象ID(33)が含まれる呼
設定メッセージ信号を、第1のATMスイッチ(3)か
ら前記第2のATMスイッチ(5)に出力するステップ
を備え、前記(e)ステップは、前記切り戻す対象の呼
について、前記呼設定を行う。
の自動切り戻し方法において、更に、(s)前記第1お
よび第2のATMスイッチ(5)の間で前記第2ルート
(7)で通信される呼のうち前記第1ルート(6)の回
線障害回復時に前記第1ルート(6)に切り戻す対象の
呼であることを示す切戻対象ID(33)が含まれる呼
設定メッセージ信号を、第1のATMスイッチ(3)か
ら前記第2のATMスイッチ(5)に出力するステップ
を備え、前記(e)ステップは、前記切り戻す対象の呼
について、前記呼設定を行う。
【0020】本発明のATM網における迂回ルートから
の自動切り戻し方法において、前記(s)ステップの前
記切戻対象ID(33)が含まれる呼設定メッセージ信
号は、前記第1のATMスイッチ(3)の前段の第1端
末(1)にて生成され、前記生成された前記切戻対象I
D(33)が含まれる呼設定メッセージ信号を前記第1
のATMスイッチ(3)が入力して前記第2のATMス
イッチ(5)に出力する。
の自動切り戻し方法において、前記(s)ステップの前
記切戻対象ID(33)が含まれる呼設定メッセージ信
号は、前記第1のATMスイッチ(3)の前段の第1端
末(1)にて生成され、前記生成された前記切戻対象I
D(33)が含まれる呼設定メッセージ信号を前記第1
のATMスイッチ(3)が入力して前記第2のATMス
イッチ(5)に出力する。
【0021】本発明のATM網における迂回ルートから
の自動切り戻し方法において、前記(s)ステップの前
記切戻対象ID(33)が含まれる呼設定メッセージ信
号は、前記第1のATMスイッチ(3)の前段の第1端
末(1)にて生成された呼設定メッセージ信号を前記第
1のATMスイッチ(3)が入力して前記入力した呼設
定メッセージ信号に前記切戻対象ID(33)を設定す
る。
の自動切り戻し方法において、前記(s)ステップの前
記切戻対象ID(33)が含まれる呼設定メッセージ信
号は、前記第1のATMスイッチ(3)の前段の第1端
末(1)にて生成された呼設定メッセージ信号を前記第
1のATMスイッチ(3)が入力して前記入力した呼設
定メッセージ信号に前記切戻対象ID(33)を設定す
る。
【0022】本発明のATM網における迂回ルートから
の自動切り戻し方法において、前記(d)ステップは、
PNNIトポロジー情報に基づいて、前記第1ルート
(6)の回線障害が回復したことを検出する。
の自動切り戻し方法において、前記(d)ステップは、
PNNIトポロジー情報に基づいて、前記第1ルート
(6)の回線障害が回復したことを検出する。
【0023】本発明のATM網における迂回ルートから
の自動切り戻し方法において、前記第1および第2のA
TMスイッチ(3、5)のそれぞれから前記第2ルート
(7)への送信データのバッファリングは、前記回線障
害が回復した第1ルート(6)に対しての呼設定が完了
し、前記第2ルート(7)から前記第1ルート(6)へ
の切り戻しが完了するまで行い、前記第2ルート(7)
から前記第1ルート(6)への切り戻しは、前記第2ル
ート(7)の切断を契機に実施する。
の自動切り戻し方法において、前記第1および第2のA
TMスイッチ(3、5)のそれぞれから前記第2ルート
(7)への送信データのバッファリングは、前記回線障
害が回復した第1ルート(6)に対しての呼設定が完了
し、前記第2ルート(7)から前記第1ルート(6)へ
の切り戻しが完了するまで行い、前記第2ルート(7)
から前記第1ルート(6)への切り戻しは、前記第2ル
ート(7)の切断を契機に実施する。
【0024】本発明のATM網における迂回ルートから
の自動切り戻し方法において、前記(e)ステップは、
前記第1および第2のATMスイッチ(3、5)間にお
ける前記第2ルート(7)での通信継続中に行う。
の自動切り戻し方法において、前記(e)ステップは、
前記第1および第2のATMスイッチ(3、5)間にお
ける前記第2ルート(7)での通信継続中に行う。
【0025】本発明のATM網における迂回ルートから
の自動切り戻し方法において、前記(e)ステップにお
いて前記呼設定が完了したとき、前記第1および第2の
ATMスイッチ(3、5)のそれぞれのルーティングテ
ーブルに対し、端末側へのポート値、VPI(Virt
ual Path Identification:バ
ーチャルパス識別子)値およびVCI(Virtual
Connection Identificatio
n:バーチャルコネクション識別子)値を設定すること
なく、前記第1ルート(6)への網側ポート値、VPI
値およびVCI値を設定し、前記(h)ステップは、前
記第1および第2のATMスイッチ(3、5)のそれぞ
れのルーティングテーブルにおいて、前記(e)ステッ
プで設定した前記第1ルート(6)への網側ポート値、
VPI値およびVCI値を、前記第2ルート(7)での
通信に対応する前記第2ルート(7)への網側ポート
値、VPI値およびVCI値の代わりとして入れ替える
ことにより、通信ルートを前記第2ルート(7)から前
記第1ルート(6)に切り替える。
の自動切り戻し方法において、前記(e)ステップにお
いて前記呼設定が完了したとき、前記第1および第2の
ATMスイッチ(3、5)のそれぞれのルーティングテ
ーブルに対し、端末側へのポート値、VPI(Virt
ual Path Identification:バ
ーチャルパス識別子)値およびVCI(Virtual
Connection Identificatio
n:バーチャルコネクション識別子)値を設定すること
なく、前記第1ルート(6)への網側ポート値、VPI
値およびVCI値を設定し、前記(h)ステップは、前
記第1および第2のATMスイッチ(3、5)のそれぞ
れのルーティングテーブルにおいて、前記(e)ステッ
プで設定した前記第1ルート(6)への網側ポート値、
VPI値およびVCI値を、前記第2ルート(7)での
通信に対応する前記第2ルート(7)への網側ポート
値、VPI値およびVCI値の代わりとして入れ替える
ことにより、通信ルートを前記第2ルート(7)から前
記第1ルート(6)に切り替える。
【0026】本発明のATM網における迂回ルートから
の自動切り戻し方法において、前記(f)ステップは、
前記第1および第2のATMスイッチ(3、5)のそれ
ぞれにおける前記第2ルート(7)への出力バッファ
(11)で前記送信データをバッファリングし、前記
(h)ステップは、前記第1および第2のATMスイッ
チ(3、5)のそれぞれにおいて、前記第2ルート
(7)への出力バッファ(11)でバッファリングされ
た前記送信データを、前記第1ルート(6)への出力バ
ッファ(12)にコピーして、前記第1ルート(6)で
の通信を行う。
の自動切り戻し方法において、前記(f)ステップは、
前記第1および第2のATMスイッチ(3、5)のそれ
ぞれにおける前記第2ルート(7)への出力バッファ
(11)で前記送信データをバッファリングし、前記
(h)ステップは、前記第1および第2のATMスイッ
チ(3、5)のそれぞれにおいて、前記第2ルート
(7)への出力バッファ(11)でバッファリングされ
た前記送信データを、前記第1ルート(6)への出力バ
ッファ(12)にコピーして、前記第1ルート(6)で
の通信を行う。
【0027】本発明のATM網における迂回ルートから
の自動切り戻しシステムは、回線障害の発生した第1ル
ート(6)から迂回して第2ルート(7)を通信中の呼
を前記第1ルート(6)の回線障害回復時に前記第1ル
ート(6)に自動的に切り戻すためのシステムであっ
て、第1のATMスイッチ(3)と、前記第1のATM
スイッチ(3)との間に、最適ルートとしての前記第1
ルート(6)および前記第1ルート(6)の迂回ルート
としての第2ルート(7)のそれぞれが結ばれる第2の
ATMスイッチ(5)とを備えてなり、前記第1のAT
Mスイッチ(3)は、前記第2ルート(7)での通信中
に前記第1ルート(6)の回線障害が回復したときに、
前記第2ルート(7)での通信を切断することなく、呼
設定メッセージ信号を生成して前記第1ルート(6)を
介して前記第2のATMスイッチ(5)に出力し、前記
第2ルート(7)への送信データをバッファリングし、
前記第1ルート(6)の回線が接続されたときに、前記
バッファリングした前記送信データを前記第1ルート
(6)に出力し、前記第2のATMスイッチ(5)は、
前記呼設定メッセージ信号に応答して、前記第2ルート
(7)への送信データをバッファリングし、前記第1ル
ート(6)の回線が接続されたときに、前記バッファリ
ングした前記送信データを前記第1ルート(6)に出力
する。
の自動切り戻しシステムは、回線障害の発生した第1ル
ート(6)から迂回して第2ルート(7)を通信中の呼
を前記第1ルート(6)の回線障害回復時に前記第1ル
ート(6)に自動的に切り戻すためのシステムであっ
て、第1のATMスイッチ(3)と、前記第1のATM
スイッチ(3)との間に、最適ルートとしての前記第1
ルート(6)および前記第1ルート(6)の迂回ルート
としての第2ルート(7)のそれぞれが結ばれる第2の
ATMスイッチ(5)とを備えてなり、前記第1のAT
Mスイッチ(3)は、前記第2ルート(7)での通信中
に前記第1ルート(6)の回線障害が回復したときに、
前記第2ルート(7)での通信を切断することなく、呼
設定メッセージ信号を生成して前記第1ルート(6)を
介して前記第2のATMスイッチ(5)に出力し、前記
第2ルート(7)への送信データをバッファリングし、
前記第1ルート(6)の回線が接続されたときに、前記
バッファリングした前記送信データを前記第1ルート
(6)に出力し、前記第2のATMスイッチ(5)は、
前記呼設定メッセージ信号に応答して、前記第2ルート
(7)への送信データをバッファリングし、前記第1ル
ート(6)の回線が接続されたときに、前記バッファリ
ングした前記送信データを前記第1ルート(6)に出力
する。
【0028】本発明のATM網における迂回ルートから
の自動切り戻しシステムにおいて、前記第1のATMス
イッチ(3)は、前記第2ルート(7)で通信される呼
のうち前記第1ルート(6)の回線障害回復時に前記第
1ルート(6)に切り戻す対象の呼であることを示す切
戻対象ID(33)を、前記生成する呼設定メッセージ
信号に設定し、前記第1および第2のATMスイッチ
(3、5)は、前記切戻対象ID(33)に対応する呼
を、前記第1ルート(6)の回線が接続されたときに、
前記第1ルート(6)に切り戻す。
の自動切り戻しシステムにおいて、前記第1のATMス
イッチ(3)は、前記第2ルート(7)で通信される呼
のうち前記第1ルート(6)の回線障害回復時に前記第
1ルート(6)に切り戻す対象の呼であることを示す切
戻対象ID(33)を、前記生成する呼設定メッセージ
信号に設定し、前記第1および第2のATMスイッチ
(3、5)は、前記切戻対象ID(33)に対応する呼
を、前記第1ルート(6)の回線が接続されたときに、
前記第1ルート(6)に切り戻す。
【0029】本発明のATM網における迂回ルートから
の自動切り戻しシステムにおいて、前記第1および第2
のATMスイッチ(3、5)のそれぞれは、前記第1ル
ート(6)の回線が接続されたときに、前記第1および
第2のATMスイッチ(3、5)のそれぞれのルーティ
ングテーブルに対し、端末側へのポート値、VPI(V
irtual Path Identificatio
n:バーチャルパス識別子)値およびVCI(Virt
ual Connection Identifica
tion:バーチャルコネクション識別子)値を設定す
ることなく、前記第1ルート(6)への網側ポート値、
VPI値およびVCI値を設定するとともに、前記バッ
ファリングした前記第2ルート(7)への送信データを
前記第1ルート(6)に出力するときに、前記第1およ
び第2のATMスイッチ(3、5)のそれぞれのルーテ
ィングテーブルにおいて、前記設定した第1ルート
(6)への網側ポート値、VPI値およびVCI値を、
前記第2ルート(7)での通信に対応する前記第2ルー
ト(7)への網側ポート値、VPI値およびVCI値の
代わりとして入れ替える。
の自動切り戻しシステムにおいて、前記第1および第2
のATMスイッチ(3、5)のそれぞれは、前記第1ル
ート(6)の回線が接続されたときに、前記第1および
第2のATMスイッチ(3、5)のそれぞれのルーティ
ングテーブルに対し、端末側へのポート値、VPI(V
irtual Path Identificatio
n:バーチャルパス識別子)値およびVCI(Virt
ual Connection Identifica
tion:バーチャルコネクション識別子)値を設定す
ることなく、前記第1ルート(6)への網側ポート値、
VPI値およびVCI値を設定するとともに、前記バッ
ファリングした前記第2ルート(7)への送信データを
前記第1ルート(6)に出力するときに、前記第1およ
び第2のATMスイッチ(3、5)のそれぞれのルーテ
ィングテーブルにおいて、前記設定した第1ルート
(6)への網側ポート値、VPI値およびVCI値を、
前記第2ルート(7)での通信に対応する前記第2ルー
ト(7)への網側ポート値、VPI値およびVCI値の
代わりとして入れ替える。
【0030】本発明のATM網における迂回ルートから
の自動切り戻しシステムにおいて、前記第1および第2
のATMスイッチ(3、5)のそれぞれは、前記第2ル
ート(7)への出力バッファ(11)で前記送信データ
をバッファリングするとともに、前記バッファリングし
た前記第2ルート(7)への送信データを前記第1ルー
ト(6)に出力するときに、前記第2ルート(7)への
出力バッファ(11)でバッファリングされた前記送信
データを、前記第1ルート(6)への出力バッファ(1
2)にコピーする。
の自動切り戻しシステムにおいて、前記第1および第2
のATMスイッチ(3、5)のそれぞれは、前記第2ル
ート(7)への出力バッファ(11)で前記送信データ
をバッファリングするとともに、前記バッファリングし
た前記第2ルート(7)への送信データを前記第1ルー
ト(6)に出力するときに、前記第2ルート(7)への
出力バッファ(11)でバッファリングされた前記送信
データを、前記第1ルート(6)への出力バッファ(1
2)にコピーする。
【0031】本発明は、回線障害により迂回中の呼を、
回線障害回復を契機に呼を切断することなく自動的に最
適ルートへの切り戻しを実施する構成を提供するもので
ある。図1において、最適ルート(6)を通信中の呼が
回線障害により切断され、呼の迂回のため迂回ルート
(7)に対して呼設定が行われた際、呼設定情報、およ
び呼設定に使用された経路指定リストを保存する。回線
障害が回復したことをPNNIトポロジー情報の変化に
より検出した際、迂回ルート(7)、および回線障害回
復した最適ルート(6)に対する回線の重みを比較(迂
回ルート(7)の回線の重みは呼設定時に保存した経路
指定リストにより計算する)し、回線障害回復した最適
ルート(6)が最適と判断した場合に回線障害回復した
最適ルート(6)に対し呼設定を行い、回線障害回復し
た最適ルート(6)と迂回ルート(7)を切り替えるこ
とにより、迂回前の回線への切り戻しを可能にする。
回線障害回復を契機に呼を切断することなく自動的に最
適ルートへの切り戻しを実施する構成を提供するもので
ある。図1において、最適ルート(6)を通信中の呼が
回線障害により切断され、呼の迂回のため迂回ルート
(7)に対して呼設定が行われた際、呼設定情報、およ
び呼設定に使用された経路指定リストを保存する。回線
障害が回復したことをPNNIトポロジー情報の変化に
より検出した際、迂回ルート(7)、および回線障害回
復した最適ルート(6)に対する回線の重みを比較(迂
回ルート(7)の回線の重みは呼設定時に保存した経路
指定リストにより計算する)し、回線障害回復した最適
ルート(6)が最適と判断した場合に回線障害回復した
最適ルート(6)に対し呼設定を行い、回線障害回復し
た最適ルート(6)と迂回ルート(7)を切り替えるこ
とにより、迂回前の回線への切り戻しを可能にする。
【0032】本発明では、発端末(1)から回線障害に
よる迂回中の呼を回線障害回復と共に切り戻す対象の呼
であることを示す切戻対象ID(33)が設定された呼
設定メッセージ(図7)により呼設定が実施された際、
発ATMスイッチ(3)から着ATMスイッチ(5)ま
で切戻対象ID(33)を含む呼設定メッセージ(図
7)を転送する。
よる迂回中の呼を回線障害回復と共に切り戻す対象の呼
であることを示す切戻対象ID(33)が設定された呼
設定メッセージ(図7)により呼設定が実施された際、
発ATMスイッチ(3)から着ATMスイッチ(5)ま
で切戻対象ID(33)を含む呼設定メッセージ(図
7)を転送する。
【0033】本発明では、回線障害回復(26)による
PNNIトポロジー情報の状態変化を契機に、切り戻し
の対象となっている呼について、最適ルート(6)が選
択された場合に発ATMスイッチ(3)において呼設定
メッセージ(図7)を作成し(27)て回線障害が回復
した最適ルート(6)に対して再呼設定を行う。
PNNIトポロジー情報の状態変化を契機に、切り戻し
の対象となっている呼について、最適ルート(6)が選
択された場合に発ATMスイッチ(3)において呼設定
メッセージ(図7)を作成し(27)て回線障害が回復
した最適ルート(6)に対して再呼設定を行う。
【0034】上記の再呼設定により、回線障害が回復し
た最適ルート(6)に対しての呼設定が完了した際、迂
回ルート(7)から最適ルート(6)への切り戻しが完
了するまで端末(1、2)から迂回ルート(7)に向け
ての送信データをバッファリングする。
た最適ルート(6)に対しての呼設定が完了した際、迂
回ルート(7)から最適ルート(6)への切り戻しが完
了するまで端末(1、2)から迂回ルート(7)に向け
ての送信データをバッファリングする。
【0035】迂回ルート(7)から回線障害が回復した
回線(6)への切り戻しは、迂回ルート(7)の切断を
契機に実施し、切り戻しの際はルーティングテーブル上
における、網側の迂回ルートへのポート/VPI/VC
I値と、回線障害が回復した最適ルート(6)へのポー
ト/VPI/VCI値を交換することにより実施し、ハ
ードウェア上にある迂回ルート(7)への出力バッファ
(11)の内容を、回線障害が回復したルート(6)へ
の出力バッファ(12)にコピーする(30)。
回線(6)への切り戻しは、迂回ルート(7)の切断を
契機に実施し、切り戻しの際はルーティングテーブル上
における、網側の迂回ルートへのポート/VPI/VC
I値と、回線障害が回復した最適ルート(6)へのポー
ト/VPI/VCI値を交換することにより実施し、ハ
ードウェア上にある迂回ルート(7)への出力バッファ
(11)の内容を、回線障害が回復したルート(6)へ
の出力バッファ(12)にコピーする(30)。
【0036】本発明のPNNIネットワークにおける障
害迂回の自動切戻しシステムは、呼設定メッセージおよ
びデータを送信する発端末(1)と、前記呼設定メッセ
ージおよびデータを受付ける発ATMスイッチ(3)
と、前記発ATMスイッチ(3)に対し最適ルート
(6)で結ばれた着ATMスイッチ(5)と、前記発A
TMスイッチ(3)および着ATMスイッチ(5)間に
迂回ルート(7)で結ばれたATMスイッチ(4)と、
前記着ATMスイッチ(5)を介して前記発端末(1)
からの呼設定メッセージおよびデータを受信する着端末
(2)とを備え、前記発ATMスイッチ(3)は、前記
発端末(1)から前記着端末(2)に向けて呼設定を行
う際、前記呼設定メッセージに切戻対象ID(33)を
付与するとともに、PNNIトポロジー情報を元に最適
ルート(6)を算出し、前記着ATMスイッチ(5)に
向けて前記切戻対象IDを付与した呼設定メッセージを
送信する。
害迂回の自動切戻しシステムは、呼設定メッセージおよ
びデータを送信する発端末(1)と、前記呼設定メッセ
ージおよびデータを受付ける発ATMスイッチ(3)
と、前記発ATMスイッチ(3)に対し最適ルート
(6)で結ばれた着ATMスイッチ(5)と、前記発A
TMスイッチ(3)および着ATMスイッチ(5)間に
迂回ルート(7)で結ばれたATMスイッチ(4)と、
前記着ATMスイッチ(5)を介して前記発端末(1)
からの呼設定メッセージおよびデータを受信する着端末
(2)とを備え、前記発ATMスイッチ(3)は、前記
発端末(1)から前記着端末(2)に向けて呼設定を行
う際、前記呼設定メッセージに切戻対象ID(33)を
付与するとともに、PNNIトポロジー情報を元に最適
ルート(6)を算出し、前記着ATMスイッチ(5)に
向けて前記切戻対象IDを付与した呼設定メッセージを
送信する。
【0037】本発明のPNNIネットワークにおける障
害迂回の自動切戻しシステムにおいて、前記発ATMス
イッチ(3)は、前記着ATMスイッチ(5)から返却
された前記呼設定受付メッセージを受取ると、前記切戻
対象ID(33)を含む呼設定情報を保存し、前記着A
TMスイッチ(5)は、前記着端末(2)に向けて前記
呼設定メッセージを送信するとともに、前記着端末
(2)から呼設定受付メッセージが返却されると、前記
切戻対象ID(33)を含む呼設定情報を保存し、さら
に前記着端末(2)から接続メッセージを受信すると、
前記呼設定情報に含まれる経路指定リストを含む前記接
続メッセージを前記発ATMスイッチ(3)に返却する
ことで、前記最適ルート(6)によるATMパスの設定
が完了し、前記発端末(1)と着端末(2)との間の通
信が開始される。
害迂回の自動切戻しシステムにおいて、前記発ATMス
イッチ(3)は、前記着ATMスイッチ(5)から返却
された前記呼設定受付メッセージを受取ると、前記切戻
対象ID(33)を含む呼設定情報を保存し、前記着A
TMスイッチ(5)は、前記着端末(2)に向けて前記
呼設定メッセージを送信するとともに、前記着端末
(2)から呼設定受付メッセージが返却されると、前記
切戻対象ID(33)を含む呼設定情報を保存し、さら
に前記着端末(2)から接続メッセージを受信すると、
前記呼設定情報に含まれる経路指定リストを含む前記接
続メッセージを前記発ATMスイッチ(3)に返却する
ことで、前記最適ルート(6)によるATMパスの設定
が完了し、前記発端末(1)と着端末(2)との間の通
信が開始される。
【0038】本発明のPNNIネットワークにおける障
害迂回の自動切戻しシステムにおいて、前記発ATMス
イッチ(3)は、前記最適ルート(6)において回線障
害が発生した際、前記発端末(1)からのPNNIトポ
ロジー情報を元とした前記迂回ルート(7)に対しての
呼設定メッセージを受付けると、前記切戻対象ID(3
3)を付与した呼設定メッセージを前記迂回ルート
(7)で結ばれたATMスイッチ(4)との間でやり取
りすることで、前記迂回ルート(7)による前記発端末
(1)と着端末(2)との間の通信を開始させるととも
に、前記最適ルート(6)においての回線障害が回復し
た際、前記PNNIトポロジー情報の変化に伴い、前記
最適ルート(6)に対して再度呼設定を行う。
害迂回の自動切戻しシステムにおいて、前記発ATMス
イッチ(3)は、前記最適ルート(6)において回線障
害が発生した際、前記発端末(1)からのPNNIトポ
ロジー情報を元とした前記迂回ルート(7)に対しての
呼設定メッセージを受付けると、前記切戻対象ID(3
3)を付与した呼設定メッセージを前記迂回ルート
(7)で結ばれたATMスイッチ(4)との間でやり取
りすることで、前記迂回ルート(7)による前記発端末
(1)と着端末(2)との間の通信を開始させるととも
に、前記最適ルート(6)においての回線障害が回復し
た際、前記PNNIトポロジー情報の変化に伴い、前記
最適ルート(6)に対して再度呼設定を行う。
【0039】本発明のPNNIネットワークにおける障
害迂回の自動切戻しシステムにおいて、前記発ATMス
イッチ(3)は、前記回線の障害回復した最適ルート
(6)と前記迂回ルート(7)の回線の重みを求め、両
者の比較により前記最適ルート(6)が適切であると判
断した場合、前記最適ルート(6)の選択を行う。
害迂回の自動切戻しシステムにおいて、前記発ATMス
イッチ(3)は、前記回線の障害回復した最適ルート
(6)と前記迂回ルート(7)の回線の重みを求め、両
者の比較により前記最適ルート(6)が適切であると判
断した場合、前記最適ルート(6)の選択を行う。
【0040】本発明のPNNIネットワークにおける障
害迂回の自動切戻し方法は、呼設定メッセージおよびデ
ータを発端末(1)から送信する第1のステップと、前
記呼設定メッセージおよびデータを発ATMスイッチ
(3)によって受付ける第2のステップと、前記発AT
Mスイッチ(3)に対し着ATMスイッチ(5)を最適
ルート(6)で結ぶ第3のステップと、前記発ATMス
イッチ(3)および着ATMスイッチ(5)間にATM
スイッチ(4)を迂回ルート(7)で結ぶ第4のステッ
プと、前記着ATMスイッチ(5)を介して前記発端末
(1)からの呼設定メッセージおよびデータを着端末
(2)によって受信する第5のステップと、前記発AT
Mスイッチ(3)により、前記発端末(1)から前記着
端末(2)に向けて呼設定を行う際、前記呼設定メッセ
ージに切戻対象IDを付与する第6のステップと、前記
発ATMスイッチ(3)により、PNNIトポロジー情
報を元に最適ルート(6)を算出し、前記着ATMスイ
ッチ(5)に向けて前記切戻対象IDを付与した呼設定
メッセージを送信する第7のステップとを備えている。
害迂回の自動切戻し方法は、呼設定メッセージおよびデ
ータを発端末(1)から送信する第1のステップと、前
記呼設定メッセージおよびデータを発ATMスイッチ
(3)によって受付ける第2のステップと、前記発AT
Mスイッチ(3)に対し着ATMスイッチ(5)を最適
ルート(6)で結ぶ第3のステップと、前記発ATMス
イッチ(3)および着ATMスイッチ(5)間にATM
スイッチ(4)を迂回ルート(7)で結ぶ第4のステッ
プと、前記着ATMスイッチ(5)を介して前記発端末
(1)からの呼設定メッセージおよびデータを着端末
(2)によって受信する第5のステップと、前記発AT
Mスイッチ(3)により、前記発端末(1)から前記着
端末(2)に向けて呼設定を行う際、前記呼設定メッセ
ージに切戻対象IDを付与する第6のステップと、前記
発ATMスイッチ(3)により、PNNIトポロジー情
報を元に最適ルート(6)を算出し、前記着ATMスイ
ッチ(5)に向けて前記切戻対象IDを付与した呼設定
メッセージを送信する第7のステップとを備えている。
【0041】本発明のPNNIネットワークにおける障
害迂回の自動切戻し方法において、前記第6のステップ
には、前記着ATMスイッチ(5)から返却された前記
呼設定受付メッセージを受取ると、前記切戻対象IDを
含む呼設定情報を保存する第8のステップと、前記着端
末(2)に向けて前記呼設定メッセージを送信する第9
のステップと、前記着端末(2)から呼設定受付メッセ
ージが返却されると、前記切戻対象IDを含む呼設定情
報を保存する第10のステップとが含まれ、前記第7の
ステップには、前記着端末(2)から接続メッセージを
受信すると、前記呼設定情報に含まれる経路指定リスト
を含む前記接続メッセージを前記発ATMスイッチ
(3)に返却する第11のステップと、前記最適ルート
(6)によるATMパスの設定を行う第12のステップ
とが含まれる。
害迂回の自動切戻し方法において、前記第6のステップ
には、前記着ATMスイッチ(5)から返却された前記
呼設定受付メッセージを受取ると、前記切戻対象IDを
含む呼設定情報を保存する第8のステップと、前記着端
末(2)に向けて前記呼設定メッセージを送信する第9
のステップと、前記着端末(2)から呼設定受付メッセ
ージが返却されると、前記切戻対象IDを含む呼設定情
報を保存する第10のステップとが含まれ、前記第7の
ステップには、前記着端末(2)から接続メッセージを
受信すると、前記呼設定情報に含まれる経路指定リスト
を含む前記接続メッセージを前記発ATMスイッチ
(3)に返却する第11のステップと、前記最適ルート
(6)によるATMパスの設定を行う第12のステップ
とが含まれる。
【0042】本発明のPNNIネットワークにおける障
害迂回の自動切戻し方法において、前記第7のステップ
又は第12のステップには、前記最適ルート(6)にお
いて回線障害が発生した際、前記発端末(1)からのP
NNIトポロジー情報を元とした前記迂回ルート(7)
に対しての呼設定メッセージを受付ける第13のステッ
プと、前記切戻対象IDを付与した呼設定メッセージを
前記迂回ルート(7)で結ばれたATMスイッチとの間
でやり取りする第14のステップと、前記迂回ルート
(7)による前記発端末(1)と着端末(2)との間の
通信を開始させる第15ステップと、前記最適ルート
(6)においての回線障害が回復した際、前記PNNI
トポロジー情報の変化に伴い、前記最適ルート(6)に
対して再度呼設定を行う第16のステップとが含まれ
る。
害迂回の自動切戻し方法において、前記第7のステップ
又は第12のステップには、前記最適ルート(6)にお
いて回線障害が発生した際、前記発端末(1)からのP
NNIトポロジー情報を元とした前記迂回ルート(7)
に対しての呼設定メッセージを受付ける第13のステッ
プと、前記切戻対象IDを付与した呼設定メッセージを
前記迂回ルート(7)で結ばれたATMスイッチとの間
でやり取りする第14のステップと、前記迂回ルート
(7)による前記発端末(1)と着端末(2)との間の
通信を開始させる第15ステップと、前記最適ルート
(6)においての回線障害が回復した際、前記PNNI
トポロジー情報の変化に伴い、前記最適ルート(6)に
対して再度呼設定を行う第16のステップとが含まれ
る。
【0043】本発明のPNNIネットワークにおける障
害迂回の自動切戻し方法において、前記第12のステッ
プ又は第16のステップには、前記回線の障害回復した
最適ルート(6)と前記迂回ルート(7)の回線の重み
を求める第17のステップと、両者の比較により前記最
適ルート(6)が適切であると判断した場合、前記最適
ルート(6)の選択を行う第18のステップとが含まれ
る。
害迂回の自動切戻し方法において、前記第12のステッ
プ又は第16のステップには、前記回線の障害回復した
最適ルート(6)と前記迂回ルート(7)の回線の重み
を求める第17のステップと、両者の比較により前記最
適ルート(6)が適切であると判断した場合、前記最適
ルート(6)の選択を行う第18のステップとが含まれ
る。
【0044】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、本発
明のATM網における迂回ルートからの自動切り戻しシ
ステムの一実施形態について詳細に説明する。
明のATM網における迂回ルートからの自動切り戻しシ
ステムの一実施形態について詳細に説明する。
【0045】図1は、本実施形態のPNNIネットワー
クにおける障害迂回の自動切戻しシステム(以下、単に
自動切戻しシステムという)の一実施の形態を示すブロ
ック図である。図2は、本実施形態のATMスイッチ内
部のハードウェア構成を示す図である。図3から図5
は、本実施形態の自動切戻しシステムの動作を説明する
ためのシーケンス図である。図6は、本実施形態の自動
切戻しシステムによる呼設定メッセージに設定する切戻
対象ID情報要素を示す図である。図7は、本実施形態
の自動切戻しシステムで使用される呼設定メッセージの
内容を示す図である。図8は、本実施形態の自動切戻し
システムで使用する接続メッセージの内容を示す図であ
る。図9は、本実施形態の発ATMスイッチにて保存す
る呼設定情報を示す図である。図10は、本実施形態の
着ATMスイッチにて保存する呼設定情報を示す図であ
る。図11は、本実施形態の発ATMスイッチおよび着
ATMスイッチにおける一のルーティングテーブルのイ
メージを示す図である。図12は、本実施形態の発AT
Mスイッチおよび着ATMスイッチにおける他のルーテ
ィングテーブルのイメージを示す図である。図13は、
本実施形態の発ATMスイッチおよび着ATMスイッチ
におけるさらに他のルーティングテーブルのイメージを
示す図である。
クにおける障害迂回の自動切戻しシステム(以下、単に
自動切戻しシステムという)の一実施の形態を示すブロ
ック図である。図2は、本実施形態のATMスイッチ内
部のハードウェア構成を示す図である。図3から図5
は、本実施形態の自動切戻しシステムの動作を説明する
ためのシーケンス図である。図6は、本実施形態の自動
切戻しシステムによる呼設定メッセージに設定する切戻
対象ID情報要素を示す図である。図7は、本実施形態
の自動切戻しシステムで使用される呼設定メッセージの
内容を示す図である。図8は、本実施形態の自動切戻し
システムで使用する接続メッセージの内容を示す図であ
る。図9は、本実施形態の発ATMスイッチにて保存す
る呼設定情報を示す図である。図10は、本実施形態の
着ATMスイッチにて保存する呼設定情報を示す図であ
る。図11は、本実施形態の発ATMスイッチおよび着
ATMスイッチにおける一のルーティングテーブルのイ
メージを示す図である。図12は、本実施形態の発AT
Mスイッチおよび着ATMスイッチにおける他のルーテ
ィングテーブルのイメージを示す図である。図13は、
本実施形態の発ATMスイッチおよび着ATMスイッチ
におけるさらに他のルーティングテーブルのイメージを
示す図である。
【0046】図1に示すように、本実施形態は、発端末
1と、着端末2と、発ATMスイッチ3と、ATMスイ
ッチ4と、着ATMスイッチ5とを備えている。また、
発ATMスイッチ3と着ATMスイッチ5とを結ぶ最適
ルート6、および発ATMスイッチ3からATMスイッ
チ4を経由して着ATMスイッチ5とを結ぶ迂回ルート
7が含まれる。
1と、着端末2と、発ATMスイッチ3と、ATMスイ
ッチ4と、着ATMスイッチ5とを備えている。また、
発ATMスイッチ3と着ATMスイッチ5とを結ぶ最適
ルート6、および発ATMスイッチ3からATMスイッ
チ4を経由して着ATMスイッチ5とを結ぶ迂回ルート
7が含まれる。
【0047】発ATMスイッチ3、ATMスイッチ4お
よび着ATMスイッチ5のそれぞれの本実施形態に関連
するハードウェア構成は、図2に示すように、スイッチ
部8と、入力バッファ部9と、出力バッファ部10とを
含んでいる。さらに、出力バッファ部10の内部の迂回
ルート7への出力バッファ11と、出力バッファ部10
の内部の最適ルート6への出力バッファ12を含んでい
る。
よび着ATMスイッチ5のそれぞれの本実施形態に関連
するハードウェア構成は、図2に示すように、スイッチ
部8と、入力バッファ部9と、出力バッファ部10とを
含んでいる。さらに、出力バッファ部10の内部の迂回
ルート7への出力バッファ11と、出力バッファ部10
の内部の最適ルート6への出力バッファ12を含んでい
る。
【0048】次に、このような構成の自動切戻しシステ
ムの動作について説明する。図1の構成において、PN
NIは、前述したATMフォーラムに規定されている公
知の技術であるため、その詳細な説明は省略する。
ムの動作について説明する。図1の構成において、PN
NIは、前述したATMフォーラムに規定されている公
知の技術であるため、その詳細な説明は省略する。
【0049】まず、図3から図5において正常時の動作
(符号13〜18)を説明し、次いで最適ルート6にお
いて回線障害が発生した際の迂回ルート7への切り替え
動作(19〜25)を説明し、最後に最適ルート6の回
線障害が回復した際に迂回ルート7から最適ルート6へ
の切り戻しを行う動作(26〜32)について説明す
る。
(符号13〜18)を説明し、次いで最適ルート6にお
いて回線障害が発生した際の迂回ルート7への切り替え
動作(19〜25)を説明し、最後に最適ルート6の回
線障害が回復した際に迂回ルート7から最適ルート6へ
の切り戻しを行う動作(26〜32)について説明す
る。
【0050】まず、正常時の動作について説明する。発
端末1から着端末2に向けて呼設定を行う際、公知技術
では、図7の符号33で示す切戻対象IDを含まない呼
設定メッセージを使用するが、本実施形態では、呼設定
メッセージに新たに図6に示す切戻対象ID33を付与
し、図7のように設定する(図3の13)。
端末1から着端末2に向けて呼設定を行う際、公知技術
では、図7の符号33で示す切戻対象IDを含まない呼
設定メッセージを使用するが、本実施形態では、呼設定
メッセージに新たに図6に示す切戻対象ID33を付与
し、図7のように設定する(図3の13)。
【0051】ここで、切戻対象ID33とは、発ATM
スイッチ3から着ATMスイッチ5まで引き継いで使用
し、同一発着ATMアドレスにおいて多重している複数
の呼を切り戻し対象とする際に、その識別に用いるため
にユーザにおいてユニークに設定される値である。
スイッチ3から着ATMスイッチ5まで引き継いで使用
し、同一発着ATMアドレスにおいて多重している複数
の呼を切り戻し対象とする際に、その識別に用いるため
にユーザにおいてユニークに設定される値である。
【0052】図6は、呼設定メッセージに設定する切戻
対象ID33の情報要素を示すものであり、情報要素記
述子、拡張、標準コーディング、IE指示フィールドが
含まれている。
対象ID33の情報要素を示すものであり、情報要素記
述子、拡張、標準コーディング、IE指示フィールドが
含まれている。
【0053】なお、図7に示すように、呼設定メッセー
ジには、上記切戻対象ID33の他に以下のものが含ま
れる。すなわち、プロトコル識別子、呼番号、メッセー
ジ種別、メッセージ長、AAL(ATM Adapta
ion Layer:ATMアダプテーション・レイ
ヤ)パラメータ、ABR付加パラメータ、ABR設定パ
ラメータ、代替ATMトラヒック記述子、ATMトラヒ
ック記述子、広帯域伝達能力、広帯域高位レイヤ情報、
広帯域繰り返し識別子、広帯域低位レイヤ情報、着番
号、着パーティソフトPVP(Permanent V
irtual Path:固定接続型仮想パス)C/P
VC(Permanent VirtualChann
el:固定接続型仮想チャネル)C、着サブアドレス、
発番号、発パーティソフトPVPC/PVCC、発サブ
アドレス、コネクション識別子、コネクション選択範
囲、経路指定リスト、エンドポイントリファレンス、エ
ンドーエンド中継遅延、拡張QoS(Quality
of Service:サービス品質)パラメータ、一
般識別子転送、最小許容ATMトラヒック記述子、通知
指示子、QoSパラメータ、および中継網選択である。
ジには、上記切戻対象ID33の他に以下のものが含ま
れる。すなわち、プロトコル識別子、呼番号、メッセー
ジ種別、メッセージ長、AAL(ATM Adapta
ion Layer:ATMアダプテーション・レイ
ヤ)パラメータ、ABR付加パラメータ、ABR設定パ
ラメータ、代替ATMトラヒック記述子、ATMトラヒ
ック記述子、広帯域伝達能力、広帯域高位レイヤ情報、
広帯域繰り返し識別子、広帯域低位レイヤ情報、着番
号、着パーティソフトPVP(Permanent V
irtual Path:固定接続型仮想パス)C/P
VC(Permanent VirtualChann
el:固定接続型仮想チャネル)C、着サブアドレス、
発番号、発パーティソフトPVPC/PVCC、発サブ
アドレス、コネクション識別子、コネクション選択範
囲、経路指定リスト、エンドポイントリファレンス、エ
ンドーエンド中継遅延、拡張QoS(Quality
of Service:サービス品質)パラメータ、一
般識別子転送、最小許容ATMトラヒック記述子、通知
指示子、QoSパラメータ、および中継網選択である。
【0054】発端末1から呼設定メッセージを受信した
発ATMスイッチ3では、PNNIにおいて保持するA
TMスイッチや回線等の状態を管理する「PNNIトポ
ロジー情報」を元に最適ルート6を算出し、その算出結
果に基づいて、着ATMスイッチ5に向けて呼設定メッ
セージを送信する。
発ATMスイッチ3では、PNNIにおいて保持するA
TMスイッチや回線等の状態を管理する「PNNIトポ
ロジー情報」を元に最適ルート6を算出し、その算出結
果に基づいて、着ATMスイッチ5に向けて呼設定メッ
セージを送信する。
【0055】着ATMスイッチ5から呼設定受付メッセ
ージを返却された発ATMスイッチ3は、公知技術では
呼設定メッセージのみが保存されるが、本実施形態で
は、切戻対象ID33を含む呼設定メッセージおよび網
側ポート/網側VPI(Virtual Path I
dentification:バーチャルパス識別子)
/網側VCI(Virtual Connection
Identification:バーチャルコネクシ
ョン識別子)値を、図9に示す構造にて保存する(図3
の14)。なお、この(図3の14)に示す段階では、
図9に記載されている経路指定リストは、保存されな
い。
ージを返却された発ATMスイッチ3は、公知技術では
呼設定メッセージのみが保存されるが、本実施形態で
は、切戻対象ID33を含む呼設定メッセージおよび網
側ポート/網側VPI(Virtual Path I
dentification:バーチャルパス識別子)
/網側VCI(Virtual Connection
Identification:バーチャルコネクシ
ョン識別子)値を、図9に示す構造にて保存する(図3
の14)。なお、この(図3の14)に示す段階では、
図9に記載されている経路指定リストは、保存されな
い。
【0056】ここで、図9は、発ATMスイッチ3にて
保存される呼設定情報であり、上述した網側ポート、網
側VPI、網側VCIが含まれている。
保存される呼設定情報であり、上述した網側ポート、網
側VPI、網側VCIが含まれている。
【0057】発ATMスイッチ3から呼設定メッセージ
を受信した着ATMスイッチ5では、着端末2に向けて
呼設定メッセージを送信する。着端末2から呼設定受付
メッセージを返却された着ATMスイッチ5は、公知技
術では規定されていないが、本実施形態では、発着AT
Mアドレス、切戻対象ID、網側のポート/VPI/V
CI値を図10に示す構造にて保存する。また、着AT
Mスイッチ5は、図7に示すように呼設定メッセージに
設定されている、発ATMスイッチ3から着ATMスイ
ッチ5までの呼設定ルートを示す「経路指定リスト」を
保存する(図3の15)。
を受信した着ATMスイッチ5では、着端末2に向けて
呼設定メッセージを送信する。着端末2から呼設定受付
メッセージを返却された着ATMスイッチ5は、公知技
術では規定されていないが、本実施形態では、発着AT
Mアドレス、切戻対象ID、網側のポート/VPI/V
CI値を図10に示す構造にて保存する。また、着AT
Mスイッチ5は、図7に示すように呼設定メッセージに
設定されている、発ATMスイッチ3から着ATMスイ
ッチ5までの呼設定ルートを示す「経路指定リスト」を
保存する(図3の15)。
【0058】着端末2から接続メッセージを受信した着
ATMスイッチ5では、公知技術では接続メッセージを
発ATMスイッチ3に返却するのみだが、本実施形態で
は、(図3の15)で保存した経路指定リストを、接続
メッセージに図8の符号34で示すようにコピーし、発
ATMスイッチ3まで返却する(図3の16)。
ATMスイッチ5では、公知技術では接続メッセージを
発ATMスイッチ3に返却するのみだが、本実施形態で
は、(図3の15)で保存した経路指定リストを、接続
メッセージに図8の符号34で示すようにコピーし、発
ATMスイッチ3まで返却する(図3の16)。
【0059】図8は、接続メッセージの内容を示すもの
であり、上記コピーされた経路指定リスト34以外に、
以下のものを含んでいる。プロトコル識別子、呼番号、
メッセージ種別、メッセージ長、ABR付加パラメー
タ、ABR設定パラメータ、AALパラメータ、ATM
トラヒック記述子、広帯域低位レイヤ情報、着パーティ
ソフトPVPC/PVCC、結合番号、結合サブアドレ
ス、エンドポイントリファレンス、エンドーエンド中継
遅延、拡張QoSパラメータ、一般識別子転送、および
通知指示子である。
であり、上記コピーされた経路指定リスト34以外に、
以下のものを含んでいる。プロトコル識別子、呼番号、
メッセージ種別、メッセージ長、ABR付加パラメー
タ、ABR設定パラメータ、AALパラメータ、ATM
トラヒック記述子、広帯域低位レイヤ情報、着パーティ
ソフトPVPC/PVCC、結合番号、結合サブアドレ
ス、エンドポイントリファレンス、エンドーエンド中継
遅延、拡張QoSパラメータ、一般識別子転送、および
通知指示子である。
【0060】着ATMスイッチ5から接続メッセージを
受信した発ATMスイッチ3では、公知技術では特に規
定されていないが、本実施形態では、接続メッセージに
設定されている経路指定リスト34を、(図3の14)
で保存した情報とともに、図7に示す構造にて保存する
(図3の17)。
受信した発ATMスイッチ3では、公知技術では特に規
定されていないが、本実施形態では、接続メッセージに
設定されている経路指定リスト34を、(図3の14)
で保存した情報とともに、図7に示す構造にて保存する
(図3の17)。
【0061】発端末1が発ATMスイッチ3から接続メ
ッセージを受信し、最適ルート6によるATMパスの設
定が完了する。発端末1と着端末2との間の通信が開始
される(図3の18)。
ッセージを受信し、最適ルート6によるATMパスの設
定が完了する。発端末1と着端末2との間の通信が開始
される(図3の18)。
【0062】次に、最適ルート6において回線障害が発
生した際の迂回ルート7への切り替え動作について説明
する。
生した際の迂回ルート7への切り替え動作について説明
する。
【0063】まず、最適ルート6による通信中に、最適
ルート6において回線障害が発生し、回線が切断され
る。なお、回線切断により、(図3の14)、(図3の
15)および(図3の17)において保存した情報は、
すべて消去する(図3の19)。
ルート6において回線障害が発生し、回線が切断され
る。なお、回線切断により、(図3の14)、(図3の
15)および(図3の17)において保存した情報は、
すべて消去する(図3の19)。
【0064】回線切断を契機に、発端末1は着端末2に
向けてPNNIトポロジー情報を元に迂回ルート7(最
適ルート6が回線障害中のため)に対して再度呼設定を
行う。
向けてPNNIトポロジー情報を元に迂回ルート7(最
適ルート6が回線障害中のため)に対して再度呼設定を
行う。
【0065】その際の手順(図4の20〜図4の24)
は、(図3の13〜図3の17)までの手順と同様であ
る。発端末1が発ATMスイッチ3から接続メッセージ
を受信し、迂回ルート7によるATMパス設定が完了す
る。発端末1と着端末2との間の通信が開始される(図
4の25)。
は、(図3の13〜図3の17)までの手順と同様であ
る。発端末1が発ATMスイッチ3から接続メッセージ
を受信し、迂回ルート7によるATMパス設定が完了す
る。発端末1と着端末2との間の通信が開始される(図
4の25)。
【0066】迂回ルート7に対する呼設定が完了する
と、公知技術により、発ATMスイッチ3および着AT
Mスイッチ5のルーティングテーブルに、図11に示す
ように、端末側および網側のポート/VPI/VCI値
が設定される。このルーティングテーブルに従って、発
ATMスイッチ3、着ATMスイッチ5は、ポートの選
択、VC(バーチャルコネクション)の書き換えを行
う。
と、公知技術により、発ATMスイッチ3および着AT
Mスイッチ5のルーティングテーブルに、図11に示す
ように、端末側および網側のポート/VPI/VCI値
が設定される。このルーティングテーブルに従って、発
ATMスイッチ3、着ATMスイッチ5は、ポートの選
択、VC(バーチャルコネクション)の書き換えを行
う。
【0067】次に、最適ルート6の回線障害が回復した
際の迂回ルート7から最適ルート6への切り戻しを行う
動作について説明する。
際の迂回ルート7から最適ルート6への切り戻しを行う
動作について説明する。
【0068】まず、最適ルート6の回線障害が回復する
(図4の26)。発ATMスイッチ3では、最適ルート
6の回線障害の回復に伴い、公知技術であるPNNIの
Helloパケット交換によりPNNIトポロジー情報
の変化を検出する。これを契機として、公知技術では規
定されていないが、本実施形態では、回線障害回復した
最適ルート6について回線の重みを計算し、また、現在
迂回中の迂回ルート7についても回線の重みを再計算
し、両者を比較することにより最適ルートの選択を行
う。このとき、迂回中の回線の重みを計算する際には、
(図3の17)又は(図4の24)で保存した経路指定
リストを用いる。
(図4の26)。発ATMスイッチ3では、最適ルート
6の回線障害の回復に伴い、公知技術であるPNNIの
Helloパケット交換によりPNNIトポロジー情報
の変化を検出する。これを契機として、公知技術では規
定されていないが、本実施形態では、回線障害回復した
最適ルート6について回線の重みを計算し、また、現在
迂回中の迂回ルート7についても回線の重みを再計算
し、両者を比較することにより最適ルートの選択を行
う。このとき、迂回中の回線の重みを計算する際には、
(図3の17)又は(図4の24)で保存した経路指定
リストを用いる。
【0069】両者の回線の重みを比較した結果、回線障
害回復した最適ルート6が最適であると判断した場合、
(図3の14)又は(図4の21)で保存した呼設定情
報を用いて、発ATMスイッチ3において呼設定メッセ
ージを作成し、回線障害が回復した最適ルート6に対し
て呼設定を行う(図5の27)。
害回復した最適ルート6が最適であると判断した場合、
(図3の14)又は(図4の21)で保存した呼設定情
報を用いて、発ATMスイッチ3において呼設定メッセ
ージを作成し、回線障害が回復した最適ルート6に対し
て呼設定を行う(図5の27)。
【0070】発ATMスイッチ3から呼設定メッセージ
を受信した着ATMスイッチ5では、公知技術では、呼
設定メッセージを着端末2に対して送信するが、本実施
形態では、呼設定メッセージに設定されている発着AT
Mアドレスおよび切戻対象ID33が着ATMスイッチ
5に保存されているかを確認する。保存されていた場合
は、着ATMスイッチ5は、着端末2に対して呼設定メ
ッセージを送信せず、発端末1に呼設定受付メッセージ
を返却し、ルート切り替えの準備として迂回ルート7へ
の着端末2からのデータ送信を着ATMスイッチ5内で
バッファリングする(着端末2から発端末1方向のデー
タ送信が中断)。また、着ATMスイッチ5では、呼設
定メッセージに設定されている経路指定リスト(図7)
を接続メッセージにコピーし、発ATMスイッチ3へ返
却する(図5の28)。
を受信した着ATMスイッチ5では、公知技術では、呼
設定メッセージを着端末2に対して送信するが、本実施
形態では、呼設定メッセージに設定されている発着AT
Mアドレスおよび切戻対象ID33が着ATMスイッチ
5に保存されているかを確認する。保存されていた場合
は、着ATMスイッチ5は、着端末2に対して呼設定メ
ッセージを送信せず、発端末1に呼設定受付メッセージ
を返却し、ルート切り替えの準備として迂回ルート7へ
の着端末2からのデータ送信を着ATMスイッチ5内で
バッファリングする(着端末2から発端末1方向のデー
タ送信が中断)。また、着ATMスイッチ5では、呼設
定メッセージに設定されている経路指定リスト(図7)
を接続メッセージにコピーし、発ATMスイッチ3へ返
却する(図5の28)。
【0071】着ATMスイッチ5において呼設定が完了
すると、着ATMスイッチ5のルーティングテーブルに
対し、公知技術では、端末側、および網側へのポート/
VPI/VCI値が設定されるが、本実施形態では、図
12に示すように最適ルート6への網側ポート/VPI
/VCI値のみを設定し、最適ルート6と迂回ルート7
の切替えのために使用する。
すると、着ATMスイッチ5のルーティングテーブルに
対し、公知技術では、端末側、および網側へのポート/
VPI/VCI値が設定されるが、本実施形態では、図
12に示すように最適ルート6への網側ポート/VPI
/VCI値のみを設定し、最適ルート6と迂回ルート7
の切替えのために使用する。
【0072】着ATMスイッチ5から接続メッセージを
受信した発ATMスイッチ3では、公知技術では、接続
メッセージを発端末1に対して送信するが、本実施形態
では、保存されている呼設定情報のうち経路指定リスト
が保存されているか否かを確認する。保存されていた場
合は、接続メッセージを発端末1には送信せず、ルート
切り替えの準備として迂回ルート7への発端末1からの
データ送信を発ATMスイッチ3内でバッファリングす
る(発端末1から着端末2方向のデータ送信が中断)。
受信した発ATMスイッチ3では、公知技術では、接続
メッセージを発端末1に対して送信するが、本実施形態
では、保存されている呼設定情報のうち経路指定リスト
が保存されているか否かを確認する。保存されていた場
合は、接続メッセージを発端末1には送信せず、ルート
切り替えの準備として迂回ルート7への発端末1からの
データ送信を発ATMスイッチ3内でバッファリングす
る(発端末1から着端末2方向のデータ送信が中断)。
【0073】発ATMスイッチ3において呼設定が完了
すると、発ATMスイッチ3のルーティングテーブルに
対し、公知技術では、端末側、および網側へのポート/
VPI/VCI値が設定されるが、本実施形態では、図
12のように最適ルート6への網側ポート/VPI/V
CI値のみを設定し、最適ルート6と迂回ルート7の切
り替えのために使用する。
すると、発ATMスイッチ3のルーティングテーブルに
対し、公知技術では、端末側、および網側へのポート/
VPI/VCI値が設定されるが、本実施形態では、図
12のように最適ルート6への網側ポート/VPI/V
CI値のみを設定し、最適ルート6と迂回ルート7の切
り替えのために使用する。
【0074】迂回ルート7から回線障害が回復した最適
ルート6への切り替えは、公知技術では規定されていな
いが、本実施形態では、迂回ルート7の切断を契機に行
うため、発ATMスイッチ3において迂回ルート7の切
断のために切断メッセージを作成し、着ATMスイッチ
5に向けて送信する。その際、切断理由として「ルート
切替」を新たに定義し、ルート切り替えの契機とさせる
(図5の29)。
ルート6への切り替えは、公知技術では規定されていな
いが、本実施形態では、迂回ルート7の切断を契機に行
うため、発ATMスイッチ3において迂回ルート7の切
断のために切断メッセージを作成し、着ATMスイッチ
5に向けて送信する。その際、切断理由として「ルート
切替」を新たに定義し、ルート切り替えの契機とさせる
(図5の29)。
【0075】発ATMスイッチ3から切断メッセージを
受信した着ATMスイッチ5では、公知技術では、切断
メッセージを着端末2に対して送信するが、本実施形態
では、切断理由が「ルート切替」であった場合は、切断
メッセージを着端末2に対しての送信は行わない。この
場合、迂回ルート7と回線障害が回復した最適ルート6
のルート切り替えを行うために、ルーティングテーブル
上の迂回ルート7、および回線障害が回復した最適ルー
ト6の網側ポート/VPI/VCI値を、図12から図
13のように入れ替えることによりルートを切り替え
る。また、ハードウェア上の迂回ルート7への出力バッ
ファ(図2の11)の内容を、回線障害が回復した最適
ルート6への出力バッファ(図2の12)にコピーす
る。また、公知技術では規定されていないが、本実施形
態では、切断メッセージに設定されている切断理由を切
断応答メッセージにコピーして発ATMスイッチ3に返
却する(図5の30)。
受信した着ATMスイッチ5では、公知技術では、切断
メッセージを着端末2に対して送信するが、本実施形態
では、切断理由が「ルート切替」であった場合は、切断
メッセージを着端末2に対しての送信は行わない。この
場合、迂回ルート7と回線障害が回復した最適ルート6
のルート切り替えを行うために、ルーティングテーブル
上の迂回ルート7、および回線障害が回復した最適ルー
ト6の網側ポート/VPI/VCI値を、図12から図
13のように入れ替えることによりルートを切り替え
る。また、ハードウェア上の迂回ルート7への出力バッ
ファ(図2の11)の内容を、回線障害が回復した最適
ルート6への出力バッファ(図2の12)にコピーす
る。また、公知技術では規定されていないが、本実施形
態では、切断メッセージに設定されている切断理由を切
断応答メッセージにコピーして発ATMスイッチ3に返
却する(図5の30)。
【0076】着ATMスイッチ5から切断応答メッセー
ジを受信した発ATMスイッチ3では、公知技術では切
断応答メッセージを発端末1に対して送信するが、本実
施形態では、切断応答メッセージに設定されている切断
理由が「ルート切替」であった場合には、切断応答メッ
セージを発端末1に対して送信しない。この場合、迂回
ルート7と回線障害が回復した最適ルート6のルート切
り替えを行うため、ルーティングテーブル上の迂回ルー
ト7、および回線障害が回復した最適ルート6の網側ポ
ート/VPI/VCI値を図12から図13のように入
れ替える。これによりルートを切り替え、ハードウェア
上の迂回ルート7への出力バッファ(図2の11)の内
容を回線障害が回復した最適ルート6への出力バッファ
(図2の12)にコピーする。その後、公知技術では規
定されていないが、本実施形態では、バッファリングし
ていたデータの送信を開始する(図5の31)。
ジを受信した発ATMスイッチ3では、公知技術では切
断応答メッセージを発端末1に対して送信するが、本実
施形態では、切断応答メッセージに設定されている切断
理由が「ルート切替」であった場合には、切断応答メッ
セージを発端末1に対して送信しない。この場合、迂回
ルート7と回線障害が回復した最適ルート6のルート切
り替えを行うため、ルーティングテーブル上の迂回ルー
ト7、および回線障害が回復した最適ルート6の網側ポ
ート/VPI/VCI値を図12から図13のように入
れ替える。これによりルートを切り替え、ハードウェア
上の迂回ルート7への出力バッファ(図2の11)の内
容を回線障害が回復した最適ルート6への出力バッファ
(図2の12)にコピーする。その後、公知技術では規
定されていないが、本実施形態では、バッファリングし
ていたデータの送信を開始する(図5の31)。
【0077】着ATMスイッチ5では、公知技術では規
定されていないが、本実施形態では、発ATMスイッチ
3からのデータ受信を契機に、バッファリングしていた
データの送信を開始する(図5の32)。以上の手順に
より障害迂回の自動切戻しが完了となる。
定されていないが、本実施形態では、発ATMスイッチ
3からのデータ受信を契機に、バッファリングしていた
データの送信を開始する(図5の32)。以上の手順に
より障害迂回の自動切戻しが完了となる。
【0078】本実施形態の効果の一つとして、以下の点
を挙げることができる。最適ルートにて通信中の呼が最
適ルートの回線障害により迂回した際、迂回回線として
きわめて遠距離、またはATMスイッチの中継段数の多
い回線を選択して、データ転送効率が著しく落ちてしま
った場合に、最適ルートの回線障害の回復と共に迂回回
線からの切り戻しを行える。その理由は、回線障害によ
る迂回呼設定の際、発着ATMスイッチにおいて呼設定
情報を保存し、回線障害回復時にPNNIトポロジー情
報の状態変化を検出することにより、最適ルートの再検
出を行うことにある。
を挙げることができる。最適ルートにて通信中の呼が最
適ルートの回線障害により迂回した際、迂回回線として
きわめて遠距離、またはATMスイッチの中継段数の多
い回線を選択して、データ転送効率が著しく落ちてしま
った場合に、最適ルートの回線障害の回復と共に迂回回
線からの切り戻しを行える。その理由は、回線障害によ
る迂回呼設定の際、発着ATMスイッチにおいて呼設定
情報を保存し、回線障害回復時にPNNIトポロジー情
報の状態変化を検出することにより、最適ルートの再検
出を行うことにある。
【0079】上記のように、本実施形態は、回線障害に
より迂回中の呼を、回線障害回復を契機に呼を切断する
ことなく自動的に最適ルートへの切り戻しを実施する構
成を提供するものである。
より迂回中の呼を、回線障害回復を契機に呼を切断する
ことなく自動的に最適ルートへの切り戻しを実施する構
成を提供するものである。
【0080】本実施の形態では、最適ルート6を通信中
の呼が回線障害により切断され、呼の迂回のため迂回ル
ート7に対して呼設定が行われた際、呼設定情報、およ
び呼設定に使用された経路指定リストを保存する。回線
障害が回復したことをPNNIトポロジー情報の変化に
より検出した際、迂回ルート7、および回線障害が回復
した最適ルート6に対する回線の重みを比較(迂回ルー
ト7の回線の重みは呼設定時に保存した経路指定リスト
により計算する)し、回線障害が回復した最適ルート6
が最適と判断した場合に回線障害が回復した最適ルート
6に対し呼設定を行い、回線障害が回復した最適ルート
6と迂回ルート7とを切り替えることにより、迂回前の
回線への切り戻しを可能にする。
の呼が回線障害により切断され、呼の迂回のため迂回ル
ート7に対して呼設定が行われた際、呼設定情報、およ
び呼設定に使用された経路指定リストを保存する。回線
障害が回復したことをPNNIトポロジー情報の変化に
より検出した際、迂回ルート7、および回線障害が回復
した最適ルート6に対する回線の重みを比較(迂回ルー
ト7の回線の重みは呼設定時に保存した経路指定リスト
により計算する)し、回線障害が回復した最適ルート6
が最適と判断した場合に回線障害が回復した最適ルート
6に対し呼設定を行い、回線障害が回復した最適ルート
6と迂回ルート7とを切り替えることにより、迂回前の
回線への切り戻しを可能にする。
【0081】次に、本実施形態の変形例について説明す
る。前述した実施形態では、図1の構成において、発端
末1が切戻対象IDを呼設定メッセージに設定したのに
対し、本変形例では、発ATMスイッチ3が、切戻対象
IDを呼設定メッセージに設定することができる。これ
により、前述した実施形態では、ユーザネットワークイ
ンターフェース部における規定であったものが、本変形
例では、ネットワーク−ネットワークインタフェース部
における規定へと応用することが可能である。
る。前述した実施形態では、図1の構成において、発端
末1が切戻対象IDを呼設定メッセージに設定したのに
対し、本変形例では、発ATMスイッチ3が、切戻対象
IDを呼設定メッセージに設定することができる。これ
により、前述した実施形態では、ユーザネットワークイ
ンターフェース部における規定であったものが、本変形
例では、ネットワーク−ネットワークインタフェース部
における規定へと応用することが可能である。
【0082】
【発明の効果】本発明によるPNNIネットワークにお
ける障害迂回の自動切戻しシステムによれば、最適ルー
トの回線障害により迂回ルートを通信中の呼を、最適ル
ートの回線障害が回復したときに、迂回ルートから最適
ルートに自動的に切り戻すことができる。
ける障害迂回の自動切戻しシステムによれば、最適ルー
トの回線障害により迂回ルートを通信中の呼を、最適ル
ートの回線障害が回復したときに、迂回ルートから最適
ルートに自動的に切り戻すことができる。
【図1】図1は、本発明のATM網における迂回ルート
からの自動切り戻しシステムの一実施の形態を示すブロ
ック図である。
からの自動切り戻しシステムの一実施の形態を示すブロ
ック図である。
【図2】図2は、本実施形態のATMスイッチの内部の
ハードウェア構成を示す図である。
ハードウェア構成を示す図である。
【図3】図3は、本実施形態の動作の一部を説明するた
めのシーケンス図である。
めのシーケンス図である。
【図4】図4は、本実施形態の動作の他の一部を説明す
るためのシーケンス図である。
るためのシーケンス図である。
【図5】図5は、本実施形態の動作のさらに他の一部を
説明するためのシーケンス図である。
説明するためのシーケンス図である。
【図6】図6は、本実施形態における呼設定メッセージ
に設定する切戻対象ID情報要素を示す図である。
に設定する切戻対象ID情報要素を示す図である。
【図7】図7は、本実施形態における呼設定メッセージ
の内容を示す図である。
の内容を示す図である。
【図8】図8は、本実施形態における接続メッセージの
内容を示す図である。
内容を示す図である。
【図9】図9は、本実施形態における発ATMスイッチ
にて保存する呼設定情報を示す図である。
にて保存する呼設定情報を示す図である。
【図10】図10は、本実施形態における着ATMスイ
ッチにて保存する呼設定情報を示す図である。
ッチにて保存する呼設定情報を示す図である。
【図11】図11は、本実施形態における発ATMスイ
ッチおよび着ATMスイッチにおけるルーティングテー
ブルの一イメージを示す図である。
ッチおよび着ATMスイッチにおけるルーティングテー
ブルの一イメージを示す図である。
【図12】図12は、本実施形態における発ATMスイ
ッチおよび着ATMスイッチにおけるルーティングテー
ブルの他のイメージを示す図である。
ッチおよび着ATMスイッチにおけるルーティングテー
ブルの他のイメージを示す図である。
【図13】図13は、本実施形態における発ATMスイ
ッチおよび着ATMスイッチにおけるルーティングテー
ブルのさらに他のイメージを示す図である。
ッチおよび着ATMスイッチにおけるルーティングテー
ブルのさらに他のイメージを示す図である。
1 発端末 2 着端末 3 発ATMスイッチ 4 ATMスイッチ 5 着ATMスイッチ 6 最適ルート 7 迂回ルート 8 スイッチ部 9 入力バッファ部 10 出力バッファ部 11 迂回ルートへの出力バッファ 12 最適ルートへの出力バッファ 33 切戻対象ID 34 経路指定リスト
Claims (15)
- 【請求項1】 回線障害の発生した第1ルートから迂回
して第2ルートを通信中の呼を前記第1ルートの回線障
害回復時に前記第1ルートに自動的に切り戻す方法であ
って、(a) 第1および第2のATMスイッチを提供
するステップと、(b) 前記第1および第2のATM
スイッチの間の最適ルートとして前記第1ルートを提供
するステップと、(c) 前記第1および第2のATM
スイッチの間に前記第1ルートの迂回ルートとして前記
第2ルートを提供するステップと、(d) 前記第1お
よび第2のATMスイッチの間で前記第2ルートでの通
信中に前記第1ルートの回線障害が回復したことを検出
するステップと、(e) 前記(d)ステップで前記第
1ルートの回線回復を検出したときに、前記第1および
第2のATMスイッチの間で前記第1ルートでの呼設定
を行うステップと、(f) 前記第1のATMスイッチ
から前記第2ルートへの送信データを前記第1のATM
スイッチにてバッファリングするとともに前記第2のA
TMスイッチから前記第2ルートへの送信データを前記
第2のATMスイッチにてバッファリングして、前記第
2ルートでの通信を停止するステップと、(g) 前記
(f)ステップの後、前記第2ルートを切断するステッ
プと、(h) 前記第1および第2のATMスイッチに
てバッファリングされた前記送信データを、前記呼設定
が行われた第1ルートで通信するステップとを備えたA
TM網における迂回ルートからの自動切り戻し方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載のATM網における迂回
ルートからの自動切り戻し方法において、 前記ATM網は、PNNI(Private Netw
ork−to−Network Interface)
を含んでいるATM網における迂回ルートからの自動切
り戻し方法。 - 【請求項3】 回線障害の発生した第1ルートから迂回
して第2ルートを通信中の呼を前記第1ルートの回線障
害回復時に前記第1ルートに自動的に切り戻す方法であ
って、(a) 第1および第2のATMスイッチを提供
するステップと、(b) 前記第1および第2のATM
スイッチの間の最適ルートとして前記第1ルートを提供
するステップと、(c) 前記第1および第2のATM
スイッチの間に前記第1ルートの迂回ルートとして前記
第2ルートを提供するステップと、(i) 前記第2の
ATMスイッチとの間で前記第2ルートでの通信中に前
記第1ルートの回線障害が回復したことを検出したとき
に、前記第1のATMスイッチにおいて呼設定メッセー
ジ信号を生成するステップと、(j) 前記生成された
呼設定メッセージ信号を前記第1ルートを介して前記第
2のATMスイッチに送信するステップと、(k) 前
記呼設定メッセージ信号に応答して、前記第2のATM
スイッチから前記第2ルートへの送信データを前記第2
のATMスイッチにてバッファリングして前記第2ルー
トへの送信を停止するステップと、(l) 前記第1の
ATMスイッチから前記第2ルートへの送信データを前
記第1のATMスイッチにてバッファリングして前記第
2ルートへの送信を停止するステップと、(m) 前記
(j)ステップで送信された前記呼設定メッセージ信号
に対応する呼設定が完了した後に、前記第1のATMス
イッチにおいて前記第2ルートの切断のための切断メッ
セージ信号を生成するステップと、(n) 前記生成さ
れた切断メッセージ信号を前記第2のATMスイッチに
送信するステップと、(o) 前記切断メッセージ信号
に応答して、切断応答メッセージ信号を生成し、前記切
断応答メッセージ信号を前記第1のATMスイッチに送
信するステップと、(p) 前記切断応答メッセージ信
号に応答して、前記第2ルートを切断するステップと、
(q) 前記切断応答メッセージ信号に応答して、前記
(l)ステップで前記バッファリングした送信データを
前記第1ルートに送信するステップと、(r) 前記
(q)ステップで送信された送信データに応答して、前
記(k)ステップで前記バッファリングした送信データ
を前記第1ルートに送信するステップとを備えたATM
網における迂回ルートからの自動切り戻し方法。 - 【請求項4】 請求項1または2に記載のATM網にお
ける迂回ルートからの自動切り戻し方法において、 更に、(s) 前記第1および第2のATMスイッチの
間で前記第2ルートで通信される呼のうち前記第1ルー
トの回線障害回復時に前記第1ルートに切り戻す対象の
呼であることを示す切戻対象IDが含まれる呼設定メッ
セージ信号を、第1のATMスイッチから前記第2のA
TMスイッチに出力するステップを備え、 前記(e)ステップは、前記切り戻す対象の呼につい
て、前記呼設定を行うATM網における迂回ルートから
の自動切り戻し方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載のATM網における迂回
ルートからの自動切り戻し方法において、 前記(s)ステップの前記切戻対象IDが含まれる呼設
定メッセージ信号は、前記第1のATMスイッチの前段
の第1端末にて生成され、前記生成された前記切戻対象
IDが含まれる呼設定メッセージ信号を前記第1のAT
Mスイッチが入力して前記第2のATMスイッチに出力
するATM網における迂回ルートからの自動切り戻し方
法。 - 【請求項6】 請求項4に記載のATM網における迂回
ルートからの自動切り戻し方法において、 前記(s)ステップの前記切戻対象IDが含まれる呼設
定メッセージ信号は、前記第1のATMスイッチの前段
の第1端末にて生成された呼設定メッセージ信号を前記
第1のATMスイッチが入力して前記入力した呼設定メ
ッセージ信号に前記切戻対象IDを設定するATM網に
おける迂回ルートからの自動切り戻し方法。 - 【請求項7】 請求項2に記載のATM網における迂回
ルートからの自動切り戻し方法において、 前記(d)ステップは、PNNIトポロジー情報に基づ
いて、前記第1ルートの回線障害が回復したことを検出
するATM網における迂回ルートからの自動切り戻し方
法。 - 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載のAT
M網における迂回ルートからの自動切り戻し方法におい
て、 前記第1および第2のATMスイッチのそれぞれから前
記第2ルートへの送信データのバッファリングは、前記
回線障害が回復した第1ルートに対しての呼設定が完了
し、前記第2ルートから前記第1ルートへの切り戻しが
完了するまで行い、 前記第2ルートから前記第1ルートへの切り戻しは、前
記第2ルートの切断を契機に実施するATM網における
迂回ルートからの自動切り戻し方法。 - 【請求項9】 請求項1または2に記載のATM網にお
ける迂回ルートからの自動切り戻し方法において、 前記(e)ステップは、前記第1および第2のATMス
イッチ間における前記第2ルートでの通信継続中に行う
ATM網における迂回ルートからの自動切り戻し方法。 - 【請求項10】 請求項1または2に記載のATM網に
おける迂回ルートからの自動切り戻し方法において、 前記(e)ステップにおいて前記呼設定が完了したと
き、前記第1および第2のATMスイッチのそれぞれの
ルーティングテーブルに対し、端末側へのポート値、V
PI(Virtual Path Identific
ation:バーチャルパス識別子)値およびVCI
(Virtual ConnectionIdenti
fication:バーチャルコネクション識別子)値
を設定することなく、前記第1ルートへの網側ポート
値、VPI値およびVCI値を設定し、 前記(h)ステップは、前記第1および第2のATMス
イッチのそれぞれのルーティングテーブルにおいて、前
記(e)ステップで設定した前記第1ルートへの網側ポ
ート値、VPI値およびVCI値を、前記第2ルートで
の通信に対応する前記第2ルートへの網側ポート値、V
PI値およびVCI値の代わりとして入れ替えることに
より、通信ルートを前記第2ルートから前記第1ルート
に切り替えるATM網における迂回ルートからの自動切
り戻し方法。 - 【請求項11】 請求項1または2に記載のATM網に
おける迂回ルートからの自動切り戻し方法において、 前記(f)ステップは、前記第1および第2のATMス
イッチのそれぞれにおける前記第2ルートへの出力バッ
ファで前記送信データをバッファリングし、 前記(h)ステップは、前記第1および第2のATMス
イッチのそれぞれにおいて、前記第2ルートへの出力バ
ッファでバッファリングされた前記送信データを、前記
第1ルートへの出力バッファにコピーして、前記第1ル
ートでの通信を行うATM網における迂回ルートからの
自動切り戻し方法。 - 【請求項12】 回線障害の発生した第1ルートから迂
回して第2ルートを通信中の呼を前記第1ルートの回線
障害回復時に前記第1ルートに自動的に切り戻すための
システムであって、 第1のATMスイッチと、 前記第1のATMスイッチとの間に、最適ルートとして
の前記第1ルートおよび前記第1ルートの迂回ルートと
しての第2ルートのそれぞれが結ばれる第2のATMス
イッチとを備えてなり、 前記第1のATMスイッチは、前記第2ルートでの通信
中に前記第1ルートの回線障害が回復したときに、前記
第2ルートでの通信を切断することなく、呼設定メッセ
ージ信号を生成して前記第1ルートを介して前記第2の
ATMスイッチに出力し、前記第2ルートへの送信デー
タをバッファリングし、前記第1ルートの回線が接続さ
れたときに、前記バッファリングした前記送信データを
前記第1ルートに出力し、 前記第2のATMスイッチは、前記呼設定メッセージ信
号に応答して、前記第2ルートへの送信データをバッフ
ァリングし、前記第1ルートの回線が接続されたとき
に、前記バッファリングした前記送信データを前記第1
ルートに出力するATM網における迂回ルートからの自
動切り戻しシステム。 - 【請求項13】 請求項12に記載のATM網における
迂回ルートからの自動切り戻しシステムにおいて、 前記第1のATMスイッチは、前記第2ルートで通信さ
れる呼のうち前記第1ルートの回線障害回復時に前記第
1ルートに切り戻す対象の呼であることを示す切戻対象
IDを、前記生成する呼設定メッセージ信号に設定し、 前記第1および第2のATMスイッチは、前記切戻対象
IDに対応する呼を、前記第1ルートの回線が接続され
たときに、前記第1ルートに切り戻すATM網における
迂回ルートからの自動切り戻しシステム。 - 【請求項14】 請求項12または13に記載のATM
網における迂回ルートからの自動切り戻しシステムにお
いて、 前記第1および第2のATMスイッチのそれぞれは、前
記第1ルートの回線が接続されたときに、前記第1およ
び第2のATMスイッチのそれぞれのルーティングテー
ブルに対し、端末側へのポート値、VPI(Virtu
al PathIdentification:バーチ
ャルパス識別子)値およびVCI(Virtual C
onnection Identification:
バーチャルコネクション識別子)値を設定することな
く、前記第1ルートへの網側ポート値、VPI値および
VCI値を設定するとともに、前記バッファリングした
前記第2ルートへの送信データを前記第1ルートに出力
するときに、前記第1および第2のATMスイッチのそ
れぞれのルーティングテーブルにおいて、前記設定した
第1ルートへの網側ポート値、VPI値およびVCI値
を、前記第2ルートでの通信に対応する前記第2ルート
への網側ポート値、VPI値およびVCI値の代わりと
して入れ替えるATM網における迂回ルートからの自動
切り戻しシステム。 - 【請求項15】 請求項12から14のいずれかに記載
のATM網における迂回ルートからの自動切り戻しシス
テムにおいて、 前記第1および第2のATMスイッチのそれぞれは、前
記第2ルートへの出力バッファで前記送信データをバッ
ファリングするとともに、前記バッファリングした前記
第2ルートへの送信データを前記第1ルートに出力する
ときに、前記第2ルートへの出力バッファでバッファリ
ングされた前記送信データを、前記第1ルートへの出力
バッファにコピーするATM網における迂回ルートから
の自動切り戻しシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16999399A JP3349988B2 (ja) | 1999-06-16 | 1999-06-16 | Atm網における迂回ルートからの自動切り戻し方法およびシステム |
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---|---|---|---|
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---|---|
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JP3349988B2 JP3349988B2 (ja) | 2002-11-25 |
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ID=15896613
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020058636A (ko) * | 2000-12-30 | 2002-07-12 | 오길록 | 광네트워크에서 손상된 광링크의 동적인 복구 방법 |
KR100797746B1 (ko) * | 2001-09-25 | 2008-01-24 | 주식회사 케이티 | 교환망 관리시스템에서의 실시간 최적 우회루트 검출방법 |
US7327676B2 (en) | 2001-10-11 | 2008-02-05 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Data transmission control method, program therefor and data transmission unit using the same |
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-
1999
- 1999-06-16 JP JP16999399A patent/JP3349988B2/ja not_active Expired - Fee Related
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