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JP2000228665A - Atm交換網 - Google Patents

Atm交換網

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Publication number
JP2000228665A
JP2000228665A JP11028099A JP2809999A JP2000228665A JP 2000228665 A JP2000228665 A JP 2000228665A JP 11028099 A JP11028099 A JP 11028099A JP 2809999 A JP2809999 A JP 2809999A JP 2000228665 A JP2000228665 A JP 2000228665A
Authority
JP
Japan
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detour
bundle
virtual channel
connection
priority
Prior art date
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Pending
Application number
JP11028099A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nagata
尚 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11028099A priority Critical patent/JP2000228665A/ja
Publication of JP2000228665A publication Critical patent/JP2000228665A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる迂回優先度を持つ同一方路のVCコネ
クションを束ねて管理することで迂回先の帯域を有効に
活用することができるATM交換網を提供することを目
的とする。 【解決手段】 VCコネクション1本ずつに迂回優先度
を設定できるATM交換網であって、VCコネクション
を束ねるためにVCコネクション1本ずつにVCコネク
ションの束を識別するためのVC束識別子を付与し、異
なる迂回優先度を持つ同一方路のVCコネクションを束
ねて管理し迂回するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asynchro
nous Transfer Mode、非同期転送モード)交換網に関
し、特に通信ルートの迂回制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、複数のATM交換機SW1〜
SW4を備えたATMネットワークの概略図で、交換機
SW1〜SW4間には仮想パス(Virtual Path)VP1
〜VP4が設定されている。また、このネットワークで
は、現用ルートとして発交換機SW1−中継交換機SW
2−着交換機SW3が設定され、予備ルートとして発交
換機SW1−中継交換機SW4−着交換機SW3が設定
されている。予備ルートは現用ルートと独立の経路とな
っている。
【0003】発交換機SW1はルーティングテーブルT
BLに予備の出側のVCI/VPI(Virtual Channel
Identifier/Virtual Path Identifier 、仮想チャンネ
ル識別子/仮想パス識別子)テーブルを有し、着交換機
SW3はルーティングテーブルTBLに予備の入側のV
CI/VPIテーブルを有している。
【0004】現用ルート上の中継交換機SW2に故障が
発生すると、発交換機SW1と着交換機SW3はVC
(Virtual Channel 、仮想チャンネル)コネクションの
故障通知を受ける。故障を通知された発交換機SW1お
よび着交換機SW3は、ルーティングテーブルTBLを
切り替えて通信中のVCコネクションを現用のルート上
から予備のルート上に切り替える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術で
は、束ねられたVCコネクションが経由する任意の交換
機間で迂回をしたいという要望があっても、発交換機と
着交換機の間でしか迂回できないという不都合があっ
た。
【0006】また、前述した従来技術では、障害が発生
していない状態では迂回元(現用)のルートと迂回先
(予備)のルートがともに無駄なく帯域を使用し、障害
発生時には迂回先のルート中の迂回優先度が低いVCコ
ネクションを切断し、その帯域を利用して迂回元のルー
トの迂回優先度が高いVCコネクションを迂回させたい
という要望があっても、迂回先のルートのVCコネクシ
ョンを切断することができないという不都合があった。
【0007】また、従来はVCコネクションを束ねるた
めに、VCIの上位5ビットを用いているため、ネット
ワーク設計上、大きな制約になるという不都合があっ
た。
【0008】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、異なる迂回優先度を持つ同一
方路のVCコネクションを束ねて管理することで迂回先
の帯域を有効に活用することができるATM交換網を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のATM交換網に
おいては、仮想チャンネルコネクション1本ずつに迂回
優先度を設定できるATM交換網であって、仮想チャン
ネルコネクションを束ねるために仮想チャンネルコネク
ション1本ずつに仮想チャンネルコネクションの束を識
別するための仮想チャンネル束識別子を付与し、異なる
迂回優先度を持つ同一方路の仮想チャンネルコネクショ
ンを束ねて管理し迂回する。
【0010】本発明によれば、異なる迂回優先度を持つ
同一方路の仮想チャンネルコネクションを束ねて管理す
ることで迂回先の帯域を有効に活用することができるA
TM交換網が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、仮想チャンネルコネクション1本ずつに迂回優先度
を設定できるATM交換網であって、仮想チャンネルコ
ネクションを束ねるために仮想チャンネルコネクション
1本ずつに、仮想チャンネルコネクションの束を識別す
るための仮想チャンネル束識別子を付与し、異なる迂回
優先度を持つ同一方路の仮想チャンネルコネクションを
束ねて管理できるATM交換網であり、同一方路の迂回
優先度の異なる仮想チャンネルコネクションを束ねて迂
回することが可能になるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、仮想チャンネル束識別子に仮
想パス識別子を用いるものであり、ネットワーク設計を
仮想パス識別子単位で行えるという作用を有する。
【0013】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、束ねた仮想チャンネルが経由
する任意の交換機間に仮想チャンネルコネクションの束
の障害を監視する仮想チャンネルコネクションを設定す
ることで、迂回区間を定義するものであり、任意の交換
機間に迂回区間を定義でき、柔軟な冗長化設計を可能に
するという作用を有する。
【0014】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、仮想チャンネルコネクション
の束の障害を監視する仮想チャンネルコネクションの障
害により仮想チャンネルコネクションの束を自動的に迂
回するものであり、全ての仮想チャンネルコネクション
の障害監視が不要となり、障害の監視の性能を落とさず
に機器のコストをおさえることができるという作用を有
する。
【0015】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、仮想チャンネルコネクション
に付与された迂回優先度に基づき迂回元の仮想チャンネ
ルコネクションの束の中の迂回優先度が高い仮想チャン
ネルコネクションは迂回し、迂回優先度が低い仮想チャ
ンネルコネクションは切断し、迂回先の仮想チャンネル
コネクションの束の中で迂回優先度が高いものは通信を
維持し、迂回優先度が低いものは切断するものであり、
迂回先の帯域を迂回が発生していないときに有効に活用
できるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、迂回が定義されている仮想チ
ャンネル束に迂回優先度高の仮想チャンネルコネクショ
ンを登録する場合、迂回元仮想チャンネル束内の迂回優
先度高の仮想チャンネルコネクションと迂回先仮想チャ
ンネル束内の迂回優先度高の仮想チャンネルコネクショ
ンの帯域の総和が迂回先の回線帯域の総和を超えないこ
ととするものであり、迂回発生時の迂回路上での通信帯
域の保証が可能になるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、仮想チャンネルコネクション
の束をISDNに迂回するものであり、柔軟なネットワ
ーク設計が可能になるという作用を有する。
【0018】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、保守コンソール装置およびネ
ットワーク監視装置から迂回を制御するものであり、ユ
ーザの意志により迂回動作を行えるという作用を有す
る。
【0019】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図13を用いて説明する。
【0020】(実施の形態1)図1は、本発明のATM
交換網のネットワーク構成例であり、ATM交換機1と
ATM交換機2との間で迂回区間が定義されている。A
TM交換機3とATM交換機4は中継交換をしているだ
けであるが、ATM交換機1,2と同等の機能を持つ交
換機である。
【0021】ATM交換機1,2は監視・制御装置1
1,21、セル交換装置12,22、複数の回線インタ
フェース装置(IF)13〜15,23〜25から構成
されている。監視・制御装置11,21は装置内の障害
監視、各種制御、保守コンソール装置5およびネットワ
ーク監視装置6とのインタフェースを行う。セル交換装
置12,22はセルのヘッダ変換および交換を行う。回
線IF13〜15,23〜25は回線との接続インタフ
ェースを提供する。保守コンソール5はATM交換機単
体の保守および制御を行い、ネットワーク監視装置6は
ネットワーク全体に関わる監視・制御を行う。
【0022】監視・制御装置11,21は、迂回元の仮
想チャンネルコネクションの束(VCを束ねたものをV
C束と呼ぶ)と迂回先の仮想チャンネル束を関連づける
迂回登録テーブル11a,21aと、VCコネクション
(VCC)の登録状況を保持するVCC登録テーブル1
1b,21bと、VCコネクションの束の障害を監視す
るVCコネクション(以下、VC束監視パス、という)
の登録状況を保持するVC束監視パス登録テーブル11
c,21cとを備えている。
【0023】ATM交換機1の回線IF13に接続され
た端末7AからATM交換機2の回線IF23に接続さ
れた端末8Aに設定された迂回優先度低VCコネクショ
ン31と迂回優先度高VCコネクション32が1つのV
C束として管理されている。回線IF14と回線IF2
4との間にVC束監視パス33が設定され迂回区間が定
義されている。
【0024】また、ATM交換機1の回線IF13に接
続された端末7BからATM交換機2の回線IF23に
接続された端末8Bに設定された迂回優先度低VCコネ
クション41と迂回優先度高VCコネクション42が1
つのVC束として管理されている。回線IF15と回線
IF25との間にVC束監視パス43が設定され迂回区
間が定義されている。
【0025】次に、この構成を有するATM交換網の迂
回動作について説明する。初めにVCコネクションの登
録について説明する。VCコネクションを登録するには
保守コンソール装置5またはネットワーク監視装置6を
用いる。
【0026】VCコネクションの登録情報は監視・制御
装置11,21を経由してセル交換装置12,22、回
線IF13〜15,23〜25に登録される。登録に成
功すると、監視・制御装置11,21内のVCC登録テ
ーブル11b,21bに保持される。
【0027】図2はATM交換機1内のVCC登録テー
ブル11bを示し、図3はATM交換機2内のVCC登
録テーブル21bを示す。迂回優先度はコネクション毎
に指定する。VC束識別子(VC束ID)は任意の交換
機間毎に指定できる。この例では端末側にはVC束は定
義されていない。網側にはVC束IDが“5”、VC束
IDが“10”のVC束が定義されている。各VC束に
迂回優先度高のVCコネクションと迂回優先度低のVC
コネクションが一本ずつ登録されている。一般に同一経
路のVCには同一のVPIを付与してネットワークを設
計することが多いため、VPIをVC束IDとして用い
てもよい。
【0028】次に、迂回区間の定義について説明する。
迂回区間の定義はVC束監視パスを登録することによっ
て行う。保守コンソール装置5またはネットワーク監視
装置6からVC束監視パスを迂回区間の両端の交換機に
登録する。VC束監視パスの登録に必要な情報はVC束
ID、回線IF、VPI、VCIである。
【0029】本情報は監視・制御装置11からセル交換
装置12を経由して回線IF13〜15に登録される。
登録に成功すると監視・制御装置11内のVC束監視パ
ス登録テーブル11cに保持される。迂回元VC束監視
パス33、迂回先VC束監視パス43が登録されている
場合のATM交換機1内のVC束監視パス登録テーブル
11cを図4(a)に示し、ATM交換機2内のVC束
監視パス登録テーブル21cを図4(b)に示す。
【0030】VC束監視パスは監視したいVC束と同じ
VC束IDを持つVCコネクションで回線IFで終端さ
れるVCコネクションであり、本監視パスの障害をVC
束全体の障害と見なす。これによりVC束内の全てのV
Cコネクションの障害を監視する必要がなくなる。VP
I、VCIは任意の値をとることができる。
【0031】次に、迂回登録について説明する。ユーザ
は保守コンソール装置5またはネットワーク監視装置6
から、迂回元とするVC束IDと迂回先とするVC束I
Dを指定する。
【0032】指定された情報は監視・制御装置11,2
1内の迂回登録テーブル11a,21aに保持される。
図5にATM交換機1内の迂回登録テーブル11a、A
TM交換機2内の迂回登録テーブル21aを示す。この
例ではVC束IDが“5”のVC束を迂回元に、VC束
IDが“10”のVC束を迂回先に指定した場合を示し
ている。
【0033】迂回登録する際には、迂回時の通信品質を
保証するために、次に示す実行可否判断を行う。迂回時
には迂回元VC束内の迂回優先度高のVCコネクション
と、迂回先VC束内の迂回優先度高のVCコネクション
が迂回先のVC束のルート上で通信を行うため、迂回元
VC束内の迂回優先度高のVCコネクションと、迂回先
VC束内の迂回優先度高のVCコネクションの帯域が迂
回先回線IF上に収まる場合のみ迂回登録を許可する。
【0034】また、迂回登録済みのVC束へVCコネク
ションを登録する場合は、図6に示す呼受付制御を行
う。VCコネクションを登録する場合、一般にVCコネ
クションの帯域の総和と回線帯域とを比較する手段を用
いるが、迂回優先度高のVCコネクションを登録する場
合は、比較手段に加え、迂回元のVC束内の迂回優先度
高のVCコネクションと迂回先のVC束内の迂回優先度
高のVCコネクションの帯域の総和と、迂回先VC束が
収容される回線インタフェースの帯域との総和との比較
を行う。
【0035】すなわち、図6に示すフローチャート図に
おいて、迂回優先度が高ければ(ステップS1)、迂回
元VC束内の迂回優先度高のVCコネクションおよび迂
回先VC束内の迂回優先度高のVCコネクションの帯域
の総和と、迂回先VC束が収容される回線インタフェー
スの帯域との総和の比較を行う(ステップS2)。
【0036】その結果、迂回先VC束が収容される回線
インタフェースの帯域の総和の方が大きければ登録を許
可し(ステップS3)、小さければ登録を拒否する(ス
テップS4)。また、迂回優先度が低ければ(ステップ
S1)、VCコネクションの帯域の総和と回線帯域とを
比較し(ステップS5)、回線帯域が大きければ登録を
許可し(ステップS3)、小さければ登録を拒否する
(ステップS4)。
【0037】次に、迂回切替動作の説明を行う。VC束
監視パスが登録された回線IFはOAM(Operation,Ad
ministration and Maintenance、保守運用管理)プロト
コルの階層F5による障害監視をVC束監視パス上で行
う。
【0038】すなわち、CC(Continuity Check、正常
性確認)エラー、VC−RDI(Remote Defect Indica
tion、遠端受信故障)受信、VC−AIS(Alarm Indi
cation Signal 、警報表示信号)受信、回線障害によ
り、VC束監視パスが障害になると、回線IFは監視・
制御装置11,21に対して障害を通知する。
【0039】例えば、ATM交換機3に障害が発生した
場合、ATM交換機1の回線IF14は障害を検出し、
監視・制御装置11に障害を通知する。監視・制御装置
11は障害通知を受けると、迂回先VC束監視パス43
に障害が発生していないことを確認後、まず、迂回先V
C束内の迂回優先度低のVCコネクションの削除をセル
交換装置12に指示する。この例では、迂回先VC束内
迂回優先度低VCコネクション41が削除される。
【0040】次に、迂回元VC束内の迂回優先度高のV
Cコネクションを、迂回先VC束の経路への張り替えを
セル交換装置12に指示する。この例では迂回元VC束
内優先度高VCコネクション32が張り替えられる。A
TM交換機2でも同様な動作が行われ、迂回動作が完了
する。
【0041】次に、障害復旧時の切り戻し動作の説明を
行う。VC束監視パスが障害から復旧すると、回線IF
は監視・制御装置11,21に対して障害復旧を通知す
る。例えば、ATM交換機3の障害が復旧した場合、A
TM交換機1の回線IF14は障害復旧を検出し、監視
・制御装置11に障害復旧を通知する。
【0042】監視・制御装置11は障害復旧通知を受け
ると、まず、迂回されている迂回優先度高のVCコネク
ションを、迂回元VC束の経路へ切り戻す指示をセル交
換装置12に行う。本例では迂回元VC束内迂回優先度
高VCコネクション32が切り戻る。次に、迂回先VC
束内の迂回優先度低のVCコネクションの登録をセル交
換装置12に指示する。本例では迂回先VC束内迂回優
先度低VCコネクション41が登録される。ATM交換
機2でも同様な動作が行われ、迂回動作が完了する。
【0043】以上の説明では、障害の発生、復旧を契機
に迂回動作を行う例を説明したが、保守コンソール装置
5、ネットワーク監視装置6からユーザの指示によって
迂回動作を行うこともできる。
【0044】(実施の形態2)図7は、本発明の実施の
形態2によるATM交換網のネットワーク構成で、IS
DN(サービス総合ディジタル通信網)へVCを束ねて
迂回する場合の構成を示している。
【0045】本実施の形態は実施の形態1の構成に加え
てATM交換機1,2にISDN9に接続するISDN
回線インタフェース装置(IF)16,26を追加し、
VC束監視パス登録テーブル11c,21cにISDN
の相手電話番号、バルクモード、発呼・着呼モードのフ
ィールドを追加している。
【0046】以上のように構成されたATM交換網の迂
回動作を説明する。まず、VCコネクションの登録であ
るが、VCコネクションの登録については実施の形態1
と同じである。
【0047】次に、迂回区間の定義であるが、迂回区間
の定義の方法も基本的には実施の形態1と同じである。
ただし、ISDN回線IF16,26上に登録したVC
束監視パスは、実際の迂回動作が起こるまでは監視・制
御装置11,21内に保持され、セル交換装置12,2
2、回線IFには登録されない。
【0048】図8(a)に迂回元VC束監視パス33
(VC束ID=5)、迂回先VC束監視パス43(VC
束ID=15)が登録されている場合のATM交換機1
内のVC束監視パス登録テーブル11cを示し、図8
(b)にATM交換機2内のVC束監視パス登録テーブ
ル21cを示す。ISDN回線IF16とISDN回線
IF26の間に迂回区間が定義されている。迂回先VC
束監視パス43には迂回時に接続する相手電話番号と、
ISDN上の帯域幅としてバルク数と、発側、着側を識
別する発着モードの情報を登録する。
【0049】次に、迂回登録について説明する。迂回登
録動作については実施の形態1と同じである。図9にI
SDN用のATM交換機1内の迂回登録テーブル11
a、ISDN迂回用のATM交換機2内の迂回登録テー
ブル21aを示す。本例ではVC束IDが“5”のVC
束を迂回元に、VC束IDが“10”のVC束を迂回先
に指定した場合を示している。
【0050】迂回登録する際には、迂回時の通信品質を
保証するために、次に示す実行可否判断を行う。これ
も、実施の形態1と同様であるが、迂回先がISDN回
線であることから、迂回先に予めVCコネクションが張
られていることはないため、迂回元VC束内の迂回優先
度高のVCコネクションの総帯域が迂回先ISDN回線
IF上に収まる場合のみ迂回登録を許可する。
【0051】また、迂回登録済みのVC束へVCコネク
ションを登録する場合の呼受付処理の方式も、実施の形
態1と同様である。ただし、迂回先がISDN回線なの
で、迂回先VC束にはVCコネクションが一本も登録さ
れないため、迂回先VC束内のVCコネクション帯域の
総和は常にゼロとなる点だけ注意が必要である。
【0052】次に、迂回切替動作の説明を行う。例え
ば、ATM交換機3に障害が発生した場合、ATM交換
機1の回線IF14は障害を検出し、監視・制御装置1
1に障害を通知する。監視・制御装置11は障害通知を
受けると、ISDN回線IF16に発呼を行う。
【0053】呼制御に成功すると、監視・制御装置11
は迂回先VC束監視パス43をISDN回線IF16に
登録する。次に、迂回元VC束内の迂回優先度高のVC
コネクションを、迂回先VC束の経路への張り替えをセ
ル交換装置12に指示する。本例では迂回元VC束内迂
回優先度高VCコネクション32が張り替えられる。A
TM交換機2では着呼を契機に、同様な動作が行われ、
迂回動作が完了する。迂回先にVC束監視パスを登録す
るのは迂回先の障害を検出するためである。
【0054】次に、障害復旧時の切り戻し動作の説明を
行う。ATM交換機3の障害が復旧した場合、ATM交
換機1の回線IF14は障害復旧を検出し、監視・制御
装置11に障害復旧を通知する。監視・制御装置11は
障害復旧通知を受けると、まず、迂回されている迂回優
先度高のVCコネクションを、迂回元VC束の経路へ切
り戻す指示をセル交換装置12に行う。本例では迂回元
VC束内の迂回優先度高VCコネクション32が切り戻
る。
【0055】次に、迂回先VC束監視パス43をISD
N回線IF16から削除し、呼の切断を指示する。AT
M交換機2でも呼切断を契機に同様な動作が行われ、切
り戻し動作が完了する。
【0056】以上の説明では、障害の発生、復旧を契機
に迂回動作を行う例を説明したが、保守コンソール装
置、ネットワーク監視装置からユーザの指示によって迂
回動作を行うこともできる。また、迂回先に障害が発生
した場合は切り戻し動作が行われる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、VCコネ
クションを束ねるためにVCコネクション1本ずつにV
Cコネクションの束を識別するためのVC束識別子を付
与することにより、異なる迂回優先度を持つ同一方路の
VCコネクションを束ねて管理し迂回させることによ
り、迂回先帯域が有効に活用できるという有利な効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるATM交換網のネ
ットワーク構成例
【図2】図1に示すATM交換機1内のVCC登録テー
ブル
【図3】図1に示すATM交換機2内のVCC登録テー
ブル
【図4】(a)は図1に示すATM交換機1内のVC束
監視パス登録テーブル、(b)はATM交換機2内のV
C束監視パス登録テーブル
【図5】図1に示すATM交換機1,2内の迂回登録テ
ーブル
【図6】迂回登録済みVC束へのVCコネクション登録
時の呼受付制御の処理手順を示すフローチャート図
【図7】本発明の実施の形態2によるATM交換網のネ
ットワーク構成例
【図8】(a)は図7に示すATM交換機1内のVC束
監視パス登録テーブル、(b)はATM交換機2内のV
C束監視パス登録テーブル
【図9】図7に示すATM交換機1,2内の迂回登録テ
ーブル
【図10】従来のATM交換網のネットワーク構成例
【符号の説明】
1〜4 ATM交換機 5 保守コンソール装置 6 ネットワーク監視装置 7A,7B,8A,8B 端末装置 9 ISDN 11,21 監視・制御装置 11a,21a 迂回登録テーブル 11b,21b VCC登録テーブル 11c,21c VC束監視パス登録テーブル 12,22 セル交換装置 13〜15,23〜25 回線インターフェイス装置 16,26 ISDN回線インターフェイス装置 31 迂回元VC束内迂回優先度低VCコネクション 32 迂回元VC束内迂回優先度高VCコネクション 33 迂回元VC束監視パス 41 迂回先VC束内迂回優先度低VCコネクション 42 迂回先VC束内迂回優先度高VCコネクション 43 迂回先VC束監視パス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮想チャンネルコネクション1本ずつに
    迂回優先度を設定できるATM交換網であって、前記仮
    想チャンネルコネクションを束ねるために前記仮想チャ
    ンネルコネクション1本ずつに前記仮想チャンネルコネ
    クションの束を識別するための仮想チャンネル束識別子
    を付与し、異なる迂回優先度を持つ同一方路の前記仮想
    チャンネルコネクションを束ねて管理し迂回することを
    特徴とするATM交換網。
  2. 【請求項2】 仮想チャンネル束識別子に仮想パス識別
    子を用いることを特徴とする請求項1に記載のATM交
    換網。
  3. 【請求項3】 束ねた仮想チャンネルコネクションが経
    由する任意の交換機間に前記仮想チャンネルコネクショ
    ンの束の障害を監視する仮想チャンネルコネクションを
    設定することで、迂回区間を定義することを特徴とする
    請求項1に記載のATM交換網。
  4. 【請求項4】 仮想チャンネルコネクションの束の障害
    を監視する仮想チャンネルコネクションの障害により仮
    想チャンネルコネクションの束を自動的に迂回すること
    を特徴とする請求項1に記載のATM交換網。
  5. 【請求項5】 仮想チャンネルコネクションに付与され
    た迂回優先度に基づき迂回元の仮想チャンネルコネクシ
    ョンの束の中の迂回優先度が高い仮想チャンネルコネク
    ションは迂回し、迂回優先度が低い仮想チャンネルコネ
    クションは切断し、迂回先の仮想チャンネルコネクショ
    ンの束の中で迂回優先度が高いものは通信を維持し、迂
    回優先度が低いものは切断することを特徴とする請求項
    1に記載のATM交換網。
  6. 【請求項6】 迂回が定義されている仮想チャンネル束
    に迂回優先度高の仮想チャンネルコネクションを登録す
    る場合、迂回元仮想チャンネル束内の迂回優先度高の仮
    想チャンネルコネクションと迂回先仮想チャンネル束内
    の迂回優先度高の仮想チャンネルコネクションの帯域の
    総和が迂回先の回線帯域の総和を超えないこととするこ
    とを特徴とする請求項1に記載のATM交換網。
  7. 【請求項7】 仮想チャンネルコネクションの束をIS
    DNに迂回することを特徴とする請求項1に記載のAT
    M交換網。
  8. 【請求項8】 保守コンソール装置およびネットワーク
    監視装置から迂回を制御することを特徴とする請求項1
    に記載のATM交換網。
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