JP2000233853A - 画像形成装置および用紙束生成装置並びに画像形成装置を用いた用紙束の生成方法 - Google Patents
画像形成装置および用紙束生成装置並びに画像形成装置を用いた用紙束の生成方法Info
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Abstract
となく、搬送中の用紙のスキューを高精度に補正できる
ようにする。 【解決手段】 用紙上に画像を形成する画像形成手段1
5と、その画像形成手段15に向けて前記用紙を搬送す
る用紙搬送手段12と、搬送中の用紙のスキューをその
搬送方向と平行な用紙端を基準にして補正するととも
に、その補正の後はその用紙に対して他のスキュー補正
を行わずにその用紙を前記画像形成手段15に到達させ
るスキュー補正手段13とを備えて、画像形成装置10
を構成する。
Description
リンタ装置のように、電子写真方式を利用して用紙上に
画像を形成し出力する画像形成装置に関するものであ
る。また、本発明は、画像が形成された後の用紙の束を
生成する用紙束生成装置および用紙束の生成方法に関す
るものである。
成装置では、画像信号に対応した静電潜像を感光体上に
形成し、これを現像して得られたトナー像を用紙に転写
した後、用紙上のトナー像を定着することで、用紙上へ
の画像形成を行っている。
ては、通常、給紙トレイに積重された用紙を1枚ずつ取
り出すとともに、取り出した用紙をトナー像の転写位置
に向けて搬送するようになっているが、その用紙を搬送
する際に、種々の要因(メカ部品の組み立て精度、スリ
ップ現象等)によって搬送中の用紙が斜行してしまう場
合がある。この場合、用紙が斜行したまま転写位置に送
り込まれると、用紙に対して画像がずれた状態で形成さ
れてしまう。
送系に、搬送中の用紙の斜行(以下、用紙の斜行を「ス
キュー」と称す)による位置ずれを補正する機構が組み
込まれているものがある。具体的には、例えば図14に
示すように、用紙Pの搬送方向に沿って設けられた二つ
の用紙搬送ローラA,Bを備えるとともに、上流側の用
紙搬送ローラBによって搬送された用紙Pを、回転動作
を停止している下流側の用紙搬送ローラAへ突き当てる
ことで、搬送中の用紙Pの先端を基準にして用紙Pの姿
勢を直し、これによりスキュー成分を補正するように構
成されたものがある。
た画像形成装置においては、図15(a)に示すよう
に、用紙Pの先端がその搬送方向に対して略90°で正
しくカットされていれば、用紙Pの進行方向が概ね直進
となるが、図15(b)に示すように用紙Pの先端が略
90°で正しくカットされていないと、スキュー成分を
補正することによって用紙Pの角度が変わってしまい、
結果として用紙Pが斜めになったまま搬送するようにな
る。つまり、上述した画像形成装置では、用紙先端のカ
ット角度によって、スキューの補正を正しく行えないお
それがある。
あたって、以下のような問題の発生を招いてしまうおそ
れがある。画像形成装置にて画像が形成される用紙は、
その形状が、断裁の誤差等により、微妙に長方形から逸
脱して平行四辺形になっているものが多い。そのため、
図16(a)または(b)に示すように、用紙Pの搬送
時にスキューの補正を行うことによって、用紙Pがサイ
ド方向に徐々にシフトしていく。ところが、画像Gの形
成位置は、用紙Pのシフトに拘わらず、常に略一定であ
るため、結果として用紙P上における位置がずれるしま
うこととなる。
は、用紙Pと画像Gの形成位置とにずれが生じてしま
い、図例の如く形成された画像Gが用紙領域からはみ出
てしまうことも考えられるので、結果として画像形成の
品質を著しく低下させてしまうことになる。また、用紙
の断裁精度がさほど悪くなくても、用紙端近傍に設定さ
れた画像を載せない領域(以下「縁消し領域」と称す)
が、用紙端の位置によって増減してしまう可能性があ
る。この場合、縁消し領域の量がある限度を割り込んで
しまうと、トナー材が用紙からこぼれたり、そのこぼれ
たトナー材が用紙上の画像形成部分以外に付着してしま
い、結果として画像形成の品質を著しく低下させてしま
うことになる。
ュー成分の補正に悪影響が生じると、特に、用紙の両面
に対する画像形成機能を有した画像形成装置において、
以下のような問題が発生することが考えられる。
面に画像を形成するのにあたって、先ず一方の面に画像
を形成した後、用紙の表裏を反転してから他方の面にも
画像を形成する。ただし、このとき、装置の大きさやコ
スト面等の制約から、用紙搬送時の先端と後端とが入れ
替わるようにして用紙の表裏を反転させるものが殆どで
ある。
うな形状の用紙Pを搬送する場合には、一方の面につい
ては図14(a)の如く概ね直進するように搬送し、他
方の面については図14(b)の如くスキューが発生し
たまま搬送することとなり、その結果、形成された画像
と用紙の位置関係が、一方の面では図17(a)に示す
ようになるのに対して、他方の面では図17(b)に示
すようになってしまう。そのため、両面に画像が形成さ
れた後の用紙Pを透かしてみると、図17(c)に示す
如く、表面の画像G1 と裏面の画像G2 とが、用紙Pの
断裁精度に依存する形でずれてしまうことが分かる。
えば、印刷物をパンフレットとして利用する場合や、同
一面上の複数箇所に同じ画像を形成した後に用紙を断裁
して名刺のような両面印刷物を作る場合などに、一方の
面に合わせて断裁すると、他方の面の画像が真ん中から
ずれる、はみ出す、曲がってしまう等といったことを招
いてしまう。また、例えば、画像が形成された後の用紙
を束ねて製本化等をした場合に、用紙と画像の位置関係
がバラバラになる原因となり、見た目に汚い仕上がりを
招いてしまうので、結果として製本化等した印刷物の商
品価値を損なうことになる。
精度等に影響されることなく、搬送中の用紙のスキュー
を高精度に補正することができる画像形成装置を提供す
ることを目的とする。また、本発明は、画像が形成され
た後の用紙の束を、その用紙の形状やその断裁精度等の
影響によって品質が低下することなく、生成することの
できる用紙束生成装置および用紙束の生成方法を提供す
ることを目的とする。
成するために案出された画像形成装置で、シート状の用
紙上に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手
段に向けて前記用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記用
紙搬送手段に搬送される用紙に対して当該用紙の搬送方
向と平行な用紙端を基準にしてスキューを補正するとと
もに、その補正の後は当該用紙に対して他のスキュー補
正を行わずに当該用紙を前記画像形成手段に到達させる
スキュー補正手段とを備えることを特徴とするものであ
る。
搬送方向と平行な用紙端、例えば用紙の長手サイド端を
基準に、スキュー補正を行い得るようになるので、用紙
のスキューが正しく補正される。しかも、その補正の後
は、その用紙が画像形成手段に到達するまでその用紙に
対して他のスキュー補正を行わないので、例えば断裁精
度等の影響によって用紙の先端が略90°で正しくカッ
トされていない場合であっても、用紙の角度が変わって
しまい斜めになったまま搬送される、といったことがな
くなる。
に案出された用紙束生成装置で、シート状の用紙上に画
像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段に向け
て前記用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送手
段に搬送される用紙に対して当該用紙の搬送方向と平行
な用紙端を基準にしてスキューを補正するとともに、そ
の補正の後は当該用紙に対して他のスキュー補正を行わ
ずに当該用紙を前記画像形成手段に到達させるスキュー
補正手段と、前記画像形成手段によって画像が形成され
た後の用紙を受け取って積重するとともに、その積重の
際に前記スキュー補正手段が基準とした用紙端を整合す
ることで、前記画像形成手段による画像形成後の用紙の
束を生成する用紙束生成手段とを備えることを特徴とす
るものである。
めに案出された用紙束の生成方法で、シート状の用紙上
に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段に
向けて前記用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬
送手段に搬送される用紙に対して当該用紙の搬送方向と
平行な用紙端を基準にしてスキューを補正するスキュー
補正手段とを備える画像形成装置を用いた方法であっ
て、前記スキュー補正手段が前記用紙搬送手段に搬送さ
れる用紙のスキューを補正するとその補正の後は当該用
紙に対して他のスキュー補正を行わずに前記用紙搬送手
段に当該用紙を前記画像形成手段へ向けて搬送させ、前
記スキュー補正手段によるスキュー補正後の用紙が前記
画像形成手段に到達すると当該用紙上に前記画像形成手
段が画像を形成し、前記画像形成手段による画像の形成
が終了するとその画像形成後の用紙を受け取って積重す
るとともにその積重の際に前記スキュー補正手段が基準
とした用紙端を整合して用紙の束を生成し、生成された
用紙の束に対して綴じ動作を行い、前記綴じ動作後の用
紙の束に対してその綴じ動作が行われた箇所を基準に折
り曲げ動作を行い、前記折り曲げ動作後の用紙の束に対
してその端部近傍の断裁動作を行うことを特徴とする。
の用紙束の生成方法によれば、用紙上に画像を形成する
のにあたって、その用紙の搬送方向と平行な用紙端、例
えば用紙の長手サイド端を基準にスキュー補正を行うと
ともに、その補正後はその用紙が画像形成手段に到達す
るまでその用紙に対して他のスキュー補正を行わないの
で、例えば断裁精度等の影響によって用紙の先端が略9
0°で正しくカットされていない場合であって、用紙の
スキューが正しく補正される。また、画像が形成された
後の用紙を積重して用紙の束を生成するにあたって、ス
キュー補正時に基準とした用紙端を整合するので、その
用紙の束における各用紙と画像の位置関係がバラバラに
なるのを抑制できる。すなわち、画像を形成する場合お
よび用紙の束を生成する場合の双方において、用紙とそ
の用紙上に形成される画像との位置関係の精度を高く維
持することが可能となる。しかも、これにより、その後
に行う処理(綴じ動作等)も容易かつ精度良く行い得る
ようになる。
画像形成装置および用紙束生成装置並びに画像形成装置
を用いた用紙束の生成方法について説明する。
係る画像形成装置について説明する。図1は本発明に係
る画像形成装置の要部の一例を示す概略平面図であり、
図2は本発明に係る画像形成装置全体の構成例を示す概
略図である。
全体の概略構成について説明する。図2に示すように、
本実施の形態の画像形成装置10は、各種サイズの用紙
を個別に収容する複数の給紙トレイ11a〜11cと、
各給紙トレイ11a〜11cから繰り出された用紙の搬
送を行う用紙搬送部12と、搬送中の用紙のスキューを
補正するスキュー補正部13と、このスキュー補正部1
3にてスキュー補正された用紙を所定のタイミングで送
り出すレジ制御部14と、このレジ制御部14により送
り出された用紙に画像を転写する画像転写部15と、こ
の画像転写部15により用紙に転写された画像を定着さ
せる定着部16と、搬送中の用紙を表裏反転させた後に
再びスキュー補正部13に送り込む表裏反転部17と、
画像形成済の用紙を排出する排出部18と、を備えて構
成されている。
用紙上に画像を形成するのにあたって、手動または自動
で選択されたサイズの用紙が各給紙トレイ11a〜11
cのいずれかから繰り出されると、用紙搬送部12が繰
り出された用紙を画像転写部15に向けて搬送する。こ
うして搬送される用紙は、スキュー補正部13でそのス
キューが補正されて、レジ制御部14に送られる。そし
て、レジ制御部14は、画像転写部15における画像の
形成タイミングに合わせて用紙を送り出す。これによっ
て、画像転写部15に送られた用紙の一方の面(以下
「第一面」と称す)に画像が転写される。
は、定着部16へと送られ、そこで加熱・加圧作用によ
る画像の定着が行われる。その後、片面印刷(複写機で
は片面コピー)の場合は、用紙が定着部16から排出部
18へ送られ、そのまま装置外へ排出される。
コピー)の場合は、第一面に画像が転写された後の用紙
が定着部16から表裏反転部17へと送られ、そこでス
イッチバック方式によって表裏反転される。こうして表
裏反転された用紙は、再びスキュー補正部13へと送り
込まれる。以降は、上述した場合と同様にして、第一面
の裏面(以下「第二面」と称す)に画像の転写・定着が
行われた後、用紙が排出部18によって装置外へ排出さ
れる。
10において、画像転写部15は、感光体ドラム上に形
成されたトナー像を直接用紙上に転写するものであって
も、或いは感光体ドラム上のトナー像を一旦中間転写ベ
ルト等の像担持体ベルト上に転写した後にその像担持体
ベルト上のトナー像を用紙上に転写するものであっても
よい。さらに、画像転写部15は、一つの感光体ドラム
を有した、いわゆるシングルドラム方式のものであって
も、或いは複数の感光体ドラムを有した、いわゆるタン
デム方式のものであってもよい。
て、表裏反転部17は、スイッチバック方式によって用
紙の表裏反転させる際に、用紙インバータ方式により表
裏反転を行うようにしても、或いは両面専用トレイを用
いて表裏反転を行うようにしてもよい。用紙インバータ
方式による場合には、第一面の画像形成後、第二面の画
像形成を行うまでの途中経路に、用紙を敷き込んだ後に
素早く用紙の後端から引き出して送り出す用紙反転機構
を設け、これにより用紙の表裏を反転させる。これに対
し、両面専用トレイを用いる場合には、第一面に画像が
形成された後の用紙を、一旦表裏反転部17に設けられ
た両面専用トレイ内に格納し、その後両面専用トレイ内
の用紙を格納時とは逆の進行方向で取り出すことで、用
紙の送り出し面を反転させる。
置10におけるスキュー補正部13およびレジ制御部1
4について、図1を参照しながら詳しく説明する。
いては、スキュー補正部13として、基準ガイド13a
および斜行ローラ13bが設けられている。
る用紙Pの搬送方向(図中の矢印方向)に沿って、その
用紙搬送路の端部に設けられているもので、用紙Pの搬
送方向と平行な用紙基準面13dを有することによっ
て、用紙Pの位置決め部材として機能するものである。
沿って、複数(例えば三つ)設けられているものであ
る。これらの斜行ローラ13bは、用紙Pの搬送方向に
対して、それぞれ所定の角度だけ傾いて配置されてい
る。また、各々の斜行ローラ13bは、図示せぬ下側の
ローラとそれぞれ対を成している。つまり、斜行ローラ
13bは、上流側から搬送されてきた用紙Pの側端を基
準ガイド13aの用紙基準面13dに突き当てるべく、
その用紙Pを基準ガイド13a側に寄せる幅寄せ手段と
して機能するものである。
では、用紙搬送部12によって搬送されてきた用紙Pが
このスキュー補正部13に到達すると、先ず斜行ローラ
13bがその用紙Pをニップ(挟持)する。このとき、
斜行ローラ13bは図示せぬ駆動源の駆動により回転し
ているため、ニップされた用紙Pは、基準ガイド13a
側に寄せられることとなる。これにより、用紙Pの側端
は、基準ガイド13aの用紙基準面13dに突き当てら
れるため、それ以前に生じていた用紙Pのスキューが補
正される。
行ローラ13bの幅寄せによって用紙側端部分が座屈し
た状態になることも考えられるが、用紙の種類に応じて
斜行ローラ13bのニップ力を調整するようにすれば、
用紙Pの座屈が発生することもない。
搬送部12によって搬送されてきた用紙Pのスキュー補
正を、上述したように基準ガイド13aおよび斜行ロー
ラ13bを用いることによって行い、それ以降はその用
紙Pが画像転写部15へ到達するまで、その用紙Pに対
するスキュー補正を行わないようになっている。すなわ
ち、スキュー補正部13は、用紙Pの搬送方向と平行な
用紙端を基準にしてその用紙Pに対するスキュー補正を
行った後には、例えば従来のような用紙Pの先端を基準
にしたスキュー補正を行わない。
スキュー補正部13の用紙搬送方向下流側には、レジ制
御部14として、レジローラ14a、レジセンサ14b
および用紙側端検知センサ14cが設けられている。
よりも用紙搬送方向の下流側で、かつ、画像転写部15
よりも用紙搬送方向の上流側に位置するもので、このレ
ジローラ14aに圧接する図示しないピンチローラとの
間に用紙Pを挟み込んだ状態で、図示せぬ駆動源によっ
て回転されることで、その用紙Pを画像転写部15に向
けて送り出すものである。さらに、レジローラ14a
は、用紙Pを挟み込んだ状態で、図示せぬ駆動源によっ
て軸方向(用紙搬送方向と略直交する方向)にも移動し
得るようになっている。
画像転写部15との間の用紙搬送路上に位置するように
設けられたもので、レジローラ14aによって送り出さ
れる用紙Pの先端を検知するものである。このレジセン
サ14bは、例えば発光素子と受光素子との組み合わせ
からなる光学センサ等によって形成すればよい。なお、
レジローラ14aを回転させる駆動源は、このレジセン
サ14bによる検知結果に基づいて、レジローラ14a
の回転を制御するようになっている。
13aの下流側で、その用紙基準面13dによる用紙P
の突き当て位置K(図中の破線位置)よりも数ミリ程用
紙搬送路の内側に位置するように設けられたもので、用
紙搬送路に沿って搬送される用紙Pの側端を検知するも
のである。この用紙側端検知センサ14cは、例えば発
光素子と受光素子との組み合わせからなる光学センサ等
によって形成すればよい。
は、スキュー補正部13によるスキュー補正が行われた
後の用紙Pが搬送されてくると、レジローラ14aを停
止させることなく、そのまま搬送されてきた用紙Pをレ
ジローラ14aとピンチローラとの間に挟み込み、用紙
搬送方向の下流側に向けて送り続ける。これにより、搬
送される用紙Pは、スキュー補正部13でスキューが補
正された状態のまま、その後姿勢を変えることなく、画
像転写部15へ到達することとなる。
レジローラ14aが用紙Pを挟み込んだ状態で軸方向に
移動することによって、用紙側端を所定位置に合わせる
ようにする。詳しくは、レジローラ14aが用紙Pを挟
み込んだ後に、レジローラ14aは図1における左側方
向へ移動を開始し、用紙側端検知センサ14cが用紙側
端を検知してから予め定められた量を移動された時に停
止される。このレジローラ14aの軸方向への移動は、
用紙先端が画像転写部15に到達するまでの間に完了す
るようになっている。このことによって、スキュー補正
部13にて用紙端が基準ガイド13aに突き当てられた
ときに、その用紙側端部が座屈していた場合であって
も、その用紙側端がレジローラ14aの軸方向に関して
正確に位置決めされて、画像転写部15に送り出される
ようになる。
15での画像の転写を用紙P上の正しい位置に行うため
に、その用紙Pを所定のタイミングで画像転写部15へ
送り出さなければならない。そのため、レジ制御部14
は、画像転写部15へ送り出すべき用紙Pの先端がレジ
ローラ14aよりも用紙搬送方向の下流側、すなわちレ
ジローラ14aと画像転写部15との間に位置する状態
で、そのレジローラ14aの回転を制御する、いわゆる
サーボレジ方式によって、用紙Pの送り出しタイミング
を制御する。
方式のタイミング制御について、詳しく説明する。図3
は、サーボレジ方式によるタイミング制御の概要を示す
説明図である。
レジ方式とノンストップサーボレジ方式とがあるが、レ
ジ制御部14は、どちらの方式によってタイミング制御
を行うものであってもよい。
制御を行う場合には、レジ制御部14は、以下に述べる
ような処理動作を行う。レジセンサ14bが用紙Pの先
端を検知すると、先ず、レジローラ14aは、その回転
を一旦停止する。その後、レジローラ14aは、画像転
写部15での画像形成タイミングに同期する所定信号に
応じて再び回転し、用紙Pの送り出しを再開する。この
ときの所定信号としては、例えば、感光体ドラム15a
上への静電潜像の書き込み開始からある一定の遅延時間
をもって発せられる信号や、感光体ドラム15a上また
は中間転写ベルト上の基準点(トナーパッチ等)をセン
サ等15bで検出した場合の検出信号などが考えられ
る。
てタイミング制御を行うことで、レジ制御部14では、
用紙Pの先端がレジローラ14aよりも用紙搬送方向の
下流側に位置する状態であっても、所望するタイミング
で画像転写部15の転写位置15cに到達させることが
可能となる。
タイミング制御を行う場合には、レジ制御部14は、以
下に述べるような処理動作を行う。レジセンサ14bが
用紙Pの先端を検知すると、図示せぬCPU(Central
Processing Unit)等からなる制御部は、画像転写部15
での画像形成タイミングに同期する所定信号およびレジ
センサ14bと転写位置15cとの間の距離に基づい
て、用紙Pを送り出すべき搬送速度を算出し、その搬送
速度で用紙Pを送り出すようにレジローラ14aの駆動
源に指示を与える。これにより、レジローラ14aは、
レジセンサ14bが用紙Pの先端を検知した後に、画像
転写部15での画像形成タイミングに同期して、その回
転速度が加減速されるようになる。
よっても、レジ制御部14では、用紙Pの先端を所望す
るタイミングで画像転写部15の転写位置15cに到達
させることが可能となる。
タイミング制御を行う場合には、レジセンサ14bとし
て、用紙搬送方向に沿って配された二つのセンサ(第1
センサおよび第2センサ)を設け、これらにおける検出
タイミング差を考慮することで、より一層精度の高いタ
イミング制御を行うことができるようになる。
ける画像形成装置10は、請求項1に記載の発明の如
く、用紙搬送部12によって搬送されてきた用紙に対し
て、スキュー補正部13がその用紙の搬送方向と平行な
用紙端、例えば用紙の長手サイド端を基準にスキュー補
正を行い、それ以降はその用紙が画像転写部15へ到達
するまで、その用紙に対して他のスキュー補正を行わな
いようになっている。
ば、用紙搬送部12によって搬送されてきた用紙にスキ
ューが発生していても、スキュー補正部13によってそ
のスキューが正しく補正される。しかも、その補正の後
は、その用紙に対して他のスキュー補正を行わないの
で、例えば断裁精度等の影響によって用紙の先端が略9
0°で正しくカットされていない場合であっても、用紙
の角度が変わってしまい斜めになったまま搬送される、
といったことがなくなる。つまり、この画像形成装置1
0では、用紙のスキューをその用紙の断裁精度等に拘わ
らず画像転写部15へ到達する前に正しく補正すること
ができる。
は、例えば用紙の片面に画像を形成する場合に、その用
紙の形状が断裁の誤差等により例えば図4(a)および
(b)に示すように平行四辺形になっていても、その用
紙Pとその用紙上に形成される画像Gとの関係を平行に
維持することができるので、用紙P上から画像Gがはみ
出したり縁消し領域が極端に減少するといったことを避
けられるようになる。また、これにより、例えば用紙P
上からトナー材がこぼれてしまうなどといったこともな
くなる。さらには、用紙P上における縁消し領域の量の
安定化が図れることから、縁消し領域の設定量自体を減
少させることもできる。
用紙Pの両面に画像Gを形成する場合であっても、第一
面への画像転写時と第二面への画像転写時とでその用紙
の同一側端を基準にスキュー補正を行うことで、例えば
図5(a)〜(c)に示すように、第一面上の画像G1
と第二面上の画像G2 との間のずれを極力抑えられるよ
うになる。すなわち、両面に画像が形成された後の用紙
Pを透かしてみても、従来のように表裏面の画像G1 ,
G2 が用紙Pの断裁精度に依存する形で互いにずれてし
まうことがない。その結果、両面に画像を形成した後の
用紙Pに対し、一方の面に合わせた断裁を行っても他方
の面の画像にずれ等が生じることがないので、例えばパ
ンフレットや名刺の印刷に用いて好適なものとなる。
は、用紙の形状やその断裁精度等に影響されることなく
搬送中の用紙のスキューを補正することができるので、
用紙の片面に画像を形成する場合であっても、また用紙
の両面に画像を形成する場合であっても、かかる影響に
よって画像形成の品質が低下してしまうのを防ぐことが
できる。
10は、請求項2に記載の発明の如く、用紙の表裏を反
転させる表裏反転部17を備えるとともに、その表裏反
転部17がスキュー補正部13よりも用紙搬送方向の上
流側に配設されている。
用紙の両面に画像を形成する場合であっても、画像転写
部15が用紙上への画像の転写を行う前には、スキュー
補正部13が必ずその用紙に対してスキュー補正を行う
ことになる。しかも、その際に、スキュー補正部13
は、表裏反転部17によって用紙の表裏が反転されて
も、第一面への画像転写前と第二面への画像転写前と
で、その用紙の同一側端を基準にしてスキュー補正を行
う。したがって、この画像形成装置10では、用紙の両
面に画像を形成する場合における表裏面間でのずれを、
確実に抑制し得るようになる。
10は、請求項3に記載の発明の如く、スキュー補正部
13が基準ガイド13aおよび斜行ローラ13bを用い
ることによって用紙Pに対するスキュー補正を行うよう
になっている。つまり、固定された位置決め部材である
基準ガイド13aを基準にしてスキュー補正を行うの
で、精度の良い補正を容易に行うことが可能となる。し
かも、斜行ローラ13bの作用により、用紙をその搬送
方向に送りつつ、その用紙を基準ガイド13a側に寄せ
るので、迅速にスキュー補正を行うことが可能となる。
10は、請求項4および5に記載の発明の如く、スキュ
ー補正部13と画像転写部15の間にレジ制御部14が
設けられているとともに、そのレジ制御部14がレジロ
ーラ14aおよびレジセンサ14bを用いて、用紙先端
がレジローラ14aよりも用紙搬送方向の下流側に位置
する状態でそのレジローラ14aの回転を可変するサー
ボレジ方式のタイミング制御を行うようになっている。
ては、レジ制御部14でのタイミング制御以前に、用紙
を一時的に停止させたりレジローラ14aに突き当てた
りすることを必要としない。これにより、画像転写部1
5へ送り出される用紙は、スキュー補正部13でスキュ
ー補正が行われた状態のまま、その後姿勢を変えること
なく、その先端が所定のタイミングで画像転写部15の
転写位置15cに到達するようになる。
御にはストップサーボレジ方式とノンストップサーボレ
ジ方式とがあるが、理想的には、請求項6に記載の発明
の如く、画像転写部15へ送り出すべき用紙を停止させ
ることなく、その用紙の送り出しタイミングを制御する
ノンストップサーボレジ方式を採用することが望まし
い。ストップサーボレジ方式を採用した場合には、画像
転写部15へ送り出すべき用紙を一旦停止させる必要が
あるため、その停止の瞬間および再起動をかける瞬間
に、レジローラ14aと用紙との間に若干のスリップが
発生してしまうおそれがある。このスリップの量は、レ
ジローラ14aの摩擦力や剛性等を高めて抑制すること
も考えられるが、その他の装置構成に係る条件や用紙の
種類、厚み、重量等の外乱要因によって変化する。した
がって、これらの外乱要因等の影響を受けることなく、
精度の高いタイミング制御を実現するためにも、用紙を
停止させる必要のないノンストップサーボレジ方式を採
用することが望ましい。
用紙束生成装置および用紙束生成方法について説明す
る。図6は本発明に係る用紙束生成装置のシステム構成
例を示す概略図であり、図7は本発明に係る用紙束生成
装置の要部の機能構成例を示すブロック図である。
生成装置は、第1に実施の形態で説明したのと同様に構
成された画像形成装置10と、この画像形成装置10へ
大量の用紙を順次供給すべく給紙トレイおよび用紙搬送
部を有した用紙給紙装置10aと、画像形成装置10で
の画像形成が行われた後の用紙を受け取って後処理を行
う中綴じ製本機20と、を備えて構成されている。な
お、用紙給紙装置10aは接続されていなくてもよい。
すように、画像形成装置10から画像形成後の用紙を受
け取って積重して用紙の束を生成するアライニング部2
1と、このアライニング部21で生成された用紙の束に
対して綴じ動作を行うステイプル部22と、このステイ
プル部22にて綴じ動作が行われた後の用紙の束に対し
て折り曲げ動作を行う折り曲げ部23と、この折り曲げ
部23にて折り曲げ動作が行われた後の用紙の束に対し
て断裁動作を行う断裁部24と、この断裁部24にて断
裁動作が行われた後の用紙の束を機外に排出する排出部
25と、を備えて構成されている。
画像形成装置10の排出部18から画像形成後の用紙が
複数枚排出されると、アライニング部21がその用紙を
順次受け取って、そのアライニング部21の図示せぬ積
重トレイ内に積み重ねて、用紙の束を生成する。このと
き、アライニング部21では、画像形成装置10のスキ
ュー補正部13が基準とした用紙側端と同一端を整合し
つつ、積重トレイ内に用紙を積み重ねる。
グ部21では、積重トレイ内への用紙の積重にあたっ
て、画像形成装置10のスキュー補正部13で基準とさ
れた用紙側端と同一端が、積重トレイにおける第一アラ
イニング面21aに突き当たるようにする。また、これ
と同時に、アライニング部21では、第一アライニング
面21aに突き当てた側端と隣り合う用紙側端が、積重
トレイにおいて第一アライニング面21aに直交する第
二アライニング面21bに突き当たるようにする。
アライニング面21bとでは、第一アライニング面21
aのほうがより強い支配力を持っている。例えば、積重
トレイの傾斜を利用して用紙の突き当てを行う場合に
は、第一アライニング面21aに対する傾斜角のほう
が、第二アライニング面21bに対する傾斜角よりも大
きくなっている。また、駆動ローラ等を利用して用紙の
突き当てを行う場合には、第一アライニング面21aへ
の駆動力のほうが、第二アライニング面21bへの駆動
力よりも大きくなっている。
成装置10のスキュー補正部13で基準とされた用紙側
端と同一端が積重トレイの第一アライニング面21aに
密着した状態で積み重ねられる。つまり、積重トレイ内
に積み重ねられる用紙は、画像形成装置10のスキュー
補正部13が基準とした用紙側端と同一端を基準にして
整合されるので、各用紙間の平行度および各用紙上に形
成された画像間の平行度を保ちつつ、用紙の束とされ
る。
枚数の用紙からなる用紙束が生成されると、続いて、こ
の中綴じ製本機20では、ステイプル部22がその用紙
束に対する綴じ動作を行う。
部22では、積重トレイ内の用紙束に対し、図示せぬ固
定ローラ等によりその用紙束が動かないように固定した
状態で、ステイプル針22aを打ち込むことによって綴
じ動作を行う。例えば、用紙束の略中央を綴じる中綴じ
動作を行うのであれば、ステイプル部22は、積重トレ
イ内の用紙サイズに合わせて、その用紙束の略中央に対
応する位置に移動した後に、所定箇所(例えば2か所)
にステイプル針22aを打ち込む。これにより、積重ト
レイ内の用紙束は、一体となって固定される。
と、続いて、この中綴じ製本機20では、一体化された
用紙束に対して折り曲げ部23が折り曲げ動作を行う。
り曲げ部23では、積重トレイ内の用紙束に対する折り
曲げ動作を行うのにあたって、先ず、固定ローラ等によ
る用紙束の固定が解除された状態で、積重トレイの一面
(例えば下面)側に設けられた折りナイフ23aを、ス
テイプル部22での綴じ位置(用紙束の略中央)に対応
する位置にて、積重トレイ内に向けて突出させる。この
折りナイフ23aの突出動作によって、積重トレイ内の
用紙束は、その綴じ位置(略中央)が、折りナイフ23
aと対向する側に設けられた折りロール対23bの間に
押し込まれる。このとき、折りロール対23bは回転し
ている。そのため、折りロール対23bの間に押し込ま
れた用紙束は、図10(b)に示すように、そのロール
回転駆動とともに図中矢印方向に送られる。
11に示すように、ステイプル部22での綴じ位置を基
準(折り曲げ軸)にして二つ折りにされる。そして、二
つ折りにされた用紙束は、断裁部24へ送られる。
折り後の用紙束が送られてくると、これを受け取って、
図示せぬ断裁トレイ内に一旦格納する。このとき、断裁
部24では、折り曲げ部23によって二つ折りにされた
後の折り曲げ端P1 を基準にして、用紙束の位置決めを
行う。これは、例えば、用紙束の折り曲げ端P1 を断裁
トレイの一壁面に突き当てることによって行えばよい。
そして、二つ折り後の用紙束を断裁トレイ内に位置決め
すると、その用紙束を図示せぬ固定ローラ等により固定
した状態で、断裁トレイの用紙束載置面に直交する方向
に設けられた図示せぬカッタ刃を、その断裁トレイ内に
向けて突出させる。
12に示すように、折り曲げ端以外の縁(端部近傍)が
裁ち落される。なお、この断裁動作は、用紙束の折り曲
げ端に対向する側の一辺P2 についてのみ行っても、あ
るいは折り曲げ端以外の三辺P2 ,P3 のすべてについ
て行ってもよい。この中綴じ製本機20では、用紙束の
どの辺について断裁動作を行うかを、任意に設定し得る
ものとする。
製本が完了すると、この中綴じ製本機20では、排出部
25がその用紙束を機外に排出する。
ける用紙束生成装置は、請求項7および請求項11に記
載の発明の如く、画像形成装置10における用紙上への
画像形成に際し、その用紙の搬送方向と平行な用紙端、
例えば用紙の長手サイド端を基準にスキュー補正を行う
とともに、その後の中綴じ製本機20にて用紙を積重す
る際に、画像形成装置10でのスキュー補正時に基準と
された用紙端を整合して、用紙の束を生成するようにな
っている。
用紙の束を生成すれば、例えば用紙の形状が断裁の誤差
等により正しくカットされていない場合であっても、用
紙上から画像がはみ出す等といったことがなく高品質の
画像形成を行い得るのに加えて、各用紙間の平行度およ
び各用紙上に形成された画像間の平行度を精度良く保つ
ことができるので、その用紙の束の中で用紙と画像との
関係がバラバラになってしまうのを抑制することができ
る。
紙P1 ,P2 間の平行度および各用紙P1 ,P2 上に形
成された画像G1 ,G2 間の平行度が保たれるととも
に、これらの間の位置関係の繰り返し精度が飛躍的に向
上し、図13(b)に示した従来の場合(用紙先端基準
でスキュー補正および積重時の整合を行う場合)のよう
に、用紙と画像との位置関係がバラバラになってしまう
ことがない。
とその用紙上に形成される画像との位置関係の精度を高
く維持できるので、表面と裏面の画像またはある用紙上
の画像と他の用紙上の画像とがそれぞれずれることなく
重なり合い、見た目に汚い仕上がりとなってしまうこと
がない。
置では、請求項8,9,10および11に記載の発明の
如く、生成された用紙の束に対して、綴じ動作や断裁動
作等といった後処理を行うようになっているが、その後
処理工程においても、用紙と画像との位置関係の精度良
く維持できることから、綴じ動作や断裁動作等を容易
に、かつ、精度良く行い得るようになる。
で、その用紙の束を製本化等する場合であっても、従来
のようにその商品価値が損なわれてしまうのを避けるこ
とができる。また、その用紙の束をパンフレットとして
利用する場合や、同一面上の複数箇所に同じ画像を形成
した後に断裁して名刺のような両面印刷物を作る場合な
どに、一方の面に合わせて断裁しても、他方の面の画像
が真ん中からずれる、はみ出す、曲がってしまう等とい
ったことがなくなる。さらに、その用紙の束を例えば冊
子として利用する場合であっても、高品位な仕上がりが
得られるようになる。
0が生成した用紙束に対して、綴じ動作、折り曲げ動作
および断裁動作を順に行う場合を例に挙げて説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの
動作のうちのいずれかを任意に行っても、あるいは他の
後処理(例えばパンチ穴処理)を行ってもよいことはい
うまでもない。
成装置は、用紙の搬送方向と平行な用紙端を基準にスキ
ュー補正を行うとともに、その補正の後はその用紙が画
像形成手段に到達するまでその用紙に対して他のスキュ
ー補正を行わないので、搬送中の用紙のスキューが正し
く補正されるのに加えて、例えば断裁精度等の影響によ
って用紙の形状が正しくカットされていない場合であっ
ても、用紙の角度が変わってしまい斜めになったまま搬
送される、といったことがなくなる。そのため、この画
像形成装置においては、例えば用紙の片面に画像を形成
する場合に、その用紙とその用紙上に形成される画像と
の関係を平行に維持することができるので、その用紙の
断裁精度等に拘わらず、用紙上から画像がはみ出したり
縁消し領域が極端に減少するといったことを避けられる
ようになる。また、用紙の両面に画像を形成する場合で
あっても、第一面への画像転写時と第二面への画像転写
時とでその用紙の同一側端を基準にスキュー補正を行う
ことで、第一面上の画像と第二面上の画像との間のずれ
を極力抑えられるようになる。すなわち、用紙の表裏面
に形成された画像が用紙の断裁精度に依存する形で互い
にずれてしまうことがない。つまり、この画像形成装置
においては、用紙の形状やその断裁精度等に影響される
ことなく搬送中の用紙のスキューを補正することができ
るので、用紙の片面に画像を形成する場合であっても、
また用紙の両面に画像を形成する場合であっても、かか
る影響によって画像形成の品質が低下してしまうのを防
ぐことができる。
束の生成方法では、用紙上に画像を形成するのにあたっ
て、その用紙の搬送方向と平行な用紙端を基準にスキュ
ー補正を行うとともに、画像形成後の用紙を積重して用
紙の束を生成するにあたって、スキュー補正時に基準と
した用紙端を整合するようになっている。そのため、こ
の用紙束生成装置または用紙束の生成方法においては、
その用紙の束における各用紙と画像の位置関係がバラバ
ラになるのを抑制することができる。すなわち、その用
紙の束を製本化等する場合であっても、表面と裏面の画
像またはある用紙上の画像と他の用紙上の画像とがそれ
ぞれずれることなく重なり合うので、見た目に汚い仕上
がりとなってしまうことがなく、従来のように用紙の断
裁精度等の影響によってその商品価値が損なわれてしま
うことがなくなる。また、これに伴い、その用紙の束
を、パンフレットとして利用する場合や、同一面上の複
数箇所に同じ画像を形成した後に断裁して名刺のような
両面印刷物を作る場合などに用いて好適なものとなる。
す概略平面図である。
す概略図である。
ジ方式によるタイミング制御を行う場合の概要の一例を
示す説明図である。
面に画像を形成した場合の形成例を示す説明図であり、
(a)および(b)はそれぞれがその一具体例を示す図
である。
面に画像を形成した場合の形成例を示す説明図であり、
(a)は第一面における一具体例の図、(b)は第二面
における一具体例の図、(c)は第一面と第二面を重ね
合わせた状態の具体例の図である。
例を示す概略図である。
綴じ製本機の機能構成例を示すブロック図である。
要の一例を示す説明図である。
の一例を示す説明図である。
部の概略構成例を示す側面図であり、(a)は折り曲げ
動作前の状態を示す図、(b)は折り曲げ動作後の状態
を示す図である。
の概要の一例を示す説明図である。
要の一例を示す説明図である。
(a)は本発明に係る用紙束生成装置を用いて生成した
用紙の束の一例を示す図、(b)は従来技術を用いて生
成した用紙の束の一例を示す図である。
略側面図である。
ー補正の概要を示す説明図であり、(a)は用紙先端が
正しくカットされていた場合の補正例を示す図、(b)
は用紙先端が正しくカットされていなかった場合の補正
例を示す図である。
画像を形成した場合の形成例を示す説明図であり、
(a)および(b)はそれぞれがその一具体例を示す図
である。
画像を形成した場合の形成例を示す説明図であり、
(a)は第一面における一具体例の図、(b)は第二面
における一具体例の図、(c)は第一面と第二面を重ね
合わせた状態の具体例の図である。
ー補正部、13a…基準ガイド、13b…斜行ローラ、
14…レジ制御部、14a…レジローラ、14b…レジ
センサ、15…画像転写部、17…表裏反転部、20…
中綴じ製本機、21…アライニング部、22…ステイプ
ル部、23…折り曲げ部、24…断裁部、G,G1 ,G
2 …画像、P,P1 ,P2 …用紙
Claims (11)
- 【請求項1】 シート状の用紙上に画像を形成する画像
形成手段と、 前記画像形成手段に向けて前記用紙を搬送する用紙搬送
手段と、 前記用紙搬送手段に搬送される用紙に対して当該用紙の
搬送方向と平行な用紙端を基準にしてスキューを補正す
るとともに、該補正の後は当該用紙に対して他のスキュ
ー補正を行わずに当該用紙を前記画像形成手段に到達さ
せるスキュー補正手段とを備えることを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項2】 前記画像形成手段によって画像が形成さ
れた後の用紙を受け取ってその表裏を反転し、該反転後
の用紙を再び前記用紙搬送手段に搬送させる表裏反転手
段を備えるとともに、 前記表裏反転手段は、前記スキュー補正手段よりも前記
用紙搬送手段による用紙搬送方向の上流側に配設された
ものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
置。 - 【請求項3】 前記スキュー補正手段は、 前記用紙搬送手段による用紙搬送方向と平行に設けられ
た位置決め部材と、 前記用紙搬送手段に搬送される用紙を前記位置決め部材
側に寄せる幅寄せ手段とからなるものであることを特徴
とする請求項1または2記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記スキュー補正手段によってスキュー
が補正された後の用紙を受け取って、当該用紙を前記画
像形成手段へ送り出すタイミングの制御を行うレジ制御
手段を備えることを特徴とする請求項1,2または3記
載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記レジ制御手段は、 前記スキュー補正手段と前記画像形成手段との間に配設
されたレジローラと、 前記画像形成手段へ送り出すべき用紙の先端が前記レジ
ローラと前記画像形成手段との間に位置する状態で前記
レジローラの回転を変えることで当該用紙の送り出しタ
イミングを調整する回転制御手段とからなるものである
ことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記回転制御手段は、前記レジローラの
回転速度を変えることによって、前記画像形成手段へ送
り出すべき用紙を停止させることなく、当該用紙の送り
出しタイミングを調整するものであることを特徴とする
請求項5記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 シート状の用紙上に画像を形成する画像
形成手段と、 前記画像形成手段に向けて前記用紙を搬送する用紙搬送
手段と、 前記用紙搬送手段に搬送される用紙に対して当該用紙の
搬送方向と平行な用紙端を基準にしてスキューを補正す
るとともに、該補正の後は当該用紙に対して他のスキュ
ー補正を行わずに当該用紙を前記画像形成手段に到達さ
せるスキュー補正手段と前記画像形成手段によって画像
が形成された後の用紙を受け取って積重するとともに、
該積重の際に前記スキュー補正手段が基準とした用紙端
を整合することで、前記画像形成手段による画像形成後
の用紙の束を生成するアライニング手段とを備えること
を特徴とする用紙束生成装置。 - 【請求項8】 前記用紙束生成手段によって生成された
用紙の束に対して綴じ動作を行うステイプル手段を備え
ることを特徴とする請求項7記載の用紙束生成装置。 - 【請求項9】 前記用紙束生成手段によって生成された
用紙の束に対して折り曲げ動作を行う折り曲げ手段を備
えることを特徴とする請求項7または8記載の用紙束生
成装置。 - 【請求項10】 前記用紙束生成手段によって生成され
た用紙の束に対して断裁動作を行う断裁手段を備えるこ
とを特徴とする請求項7,8または9記載の用紙束生成
装置。 - 【請求項11】 シート状の用紙上に画像を形成する画
像形成手段と、前記画像形成手段に向けて前記用紙を搬
送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送手段に搬送される
用紙に対して当該用紙の搬送方向と平行な用紙端を基準
にしてスキューを補正するスキュー補正手段とを備える
画像形成装置を用いた用紙束の生成方法であって、 前記スキュー補正手段が前記用紙搬送手段に搬送される
用紙のスキューを補正すると該補正の後は当該用紙に対
して他のスキュー補正を行わずに前記用紙搬送手段に当
該用紙を前記画像形成手段へ向けて搬送させ、 前記スキュー補正手段によるスキュー補正後の用紙が前
記画像形成手段に到達すると当該用紙上に前記画像形成
手段が画像を形成し、 前記画像形成手段による画像の形成が終了するとその画
像形成後の用紙を受け取って積重するとともにその積重
の際に前記スキュー補正手段が基準とした用紙端を整合
して用紙の束を生成し、 生成された用紙の束に対して綴じ動作を行い、 前記綴じ動作後の用紙の束に対して当該綴じ動作が行わ
れた箇所を基準に折り曲げ動作を行い、 前記折り曲げ動作後の用紙の束に対してその端部近傍の
断裁動作を行うことを特徴とする画像形成装置を用いた
用紙束の生成方法。
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