JP2000109770A - 粘着シートの製造方法および粘着シート - Google Patents
粘着シートの製造方法および粘着シートInfo
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Abstract
および製造工程の迅速化を図ることができる粘着シート
の製造方法およびかかる方法で製造される粘着シートを
提供する。 【解決手段】粘着主剤と放射線硬化型多官能(メタ)ア
クリレートとを含む粘着剤組成物からなる粘着剤組成物
層に放射線を照射する。粘着剤組成物は放射線硬化型多
官能(メタ)アクリレートを粘着主剤100重量部に対
し0.05〜30重量部含むことが好ましい。放射線と
しては紫外線が好ましく、粘着剤組成物は光重合開始剤
を含むことが好ましい。また、粘着主剤はアクリル系粘
着剤からなることが好ましい。
Description
硬化する粘着剤組成物を用いた粘着シートの製造方法お
よび粘着シートに関するものである。
あるいは両面に粘着剤層を備えるものが一般的に知られ
ている。
(粘着主剤)に架橋剤等を添加して粘着剤組成物を調製
し、この粘着剤組成物を基材上に塗工した後、溶剤や水
分を揮散させるとともに加熱によって架橋反応を起こさ
せて、粘着剤の凝集力を向上させたものが知られてい
る。
剤組成物を硬化させる場合、架橋反応が完了し粘着力お
よび凝集力が安定するまでの期間、すなわち「シーズニ
ング」は通常、一週間程度必要となる。
の裁断等を行うと、粘着剤が裁断面からはみ出してカッ
ターに付着したり、付着した粘着剤がカッターの移動と
ともにひきずられ、他の部材や隣接するシート等を汚し
てしまう場合があった。また、粘着剤組成物を塗工した
後、粘着シートを段積みしたり、ロール状に巻き取って
保管した場合、粘着剤が浸み出す等の不都合が生じるこ
とがあった。
製直後から架橋反応を開始するため、粘着剤組成物のポ
ットライフが短かく、時間の経過とともに塗工作業等が
困難になったり、粘着剤組成物の調製条件や保管条件に
制限がある等の問題があり、粘着シートの製造を迅速化
することには限界があった。
剤組成物の取扱いが容易で、作業の簡便化および製造工
程の迅速化を図ることができる粘着シートの製造方法お
よびかかる方法で製造される粘着シートを提供すること
にある。
(1)〜(6)の本発明により達成される。
(メタ)アクリレートとを含む粘着剤組成物からなる粘
着剤組成物層に放射線を照射することを特徴とする粘着
シートの製造方法。
化型多官能(メタ)アクリレートを前記粘着主剤100
重量部に対し0.05〜30重量部含む上記(1)に記
載の粘着シートの製造方法。
を含み、前記放射線は紫外線である上記(1)または
(2)に記載の粘着シートの製造方法。
多官能(メタ)アクリレート100重量部に対し0.5
〜30重量部含まれる上記(3)に記載の粘着シートの
製造方法。
からなる上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の粘
着シートの製造方法。
かに記載の方法で製造されることを特徴とする粘着シー
ト。
方法および粘着シートについて詳細に説明する。
用される粘着剤組成物は、粘着主剤と放射線照射により
硬化する放射線硬化型多官能(メタ)アクリレートとを
含む。
照射により放射線硬化型多官能(メタ)アクリレートが
3次元構造を形成し、その網目に粘着主剤が取込まれ全
体として硬化するため、架橋反応に依存することなく粘
着剤層を設けることができる。このため、粘着主剤の官
能基の有無や種類の如何を問わず、粘着剤組成物を硬化
させることができる。
ば、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘
着剤等が挙げられるが、なかでもアクリル系粘着剤が好
ましい。アクリル系粘着剤を用いることにより、粘着シ
ートの耐候性を良好に維持することができる。
る主モノマー、接着性や凝集力を与えるコモノマー、接
着性改良等のための官能基含有モノマー(モノエチレン
性不飽和モノマー)等からなるものが用いられる。
エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸アミル、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリ
ル酸シクロヘキシル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸
メトキシエチル等のアクリル酸アルキルエステルや、メ
タクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、
メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ベンジル等
のメタクリル酸アルキルエステルが挙げられ、これらの
ものを1種または2種以上を混合して用いることができ
る。
メチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニルエーテル、スチ
レン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のビニ
ル基含有化合物が挙げられる。
クリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸等のカルボキシル基含有モノマー、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ−ト、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレ−ト、4−ヒドロキシ
ブチル(メタ)アクリレ−ト、N−メチロールアクリル
アミド、アリルアルコール等のヒドロキシル基含有モノ
マー、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジ
エチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルア
ミノプロピル(メタ)アクリレート等の三級アミノ基含
有モノマー、アクリルアミド、メタクリルアミド等のア
ミド基含有モノマー、N−メチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−メトキシ
メチル(メタ)アクリルアミド、N−エトキシメチル
(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミ
ド、N−オクチルアクリルアミド等のN−置換アミド基
含有モノマー、グリシジルメタクリレート等のエポキシ
基含有モノマーが挙げられる。
着性や凝集性および耐久性に優れた粘着シートを得るこ
とができる。さらに、モノマーの組合せや組成の選択に
より、用途に応じた品質、特性を備える種々の粘着シー
トを製造することができる。
れないが、10万〜300万が好ましく、30万〜15
0万がより好ましい。粘着主剤の分子量が小さ過ぎる
と、粘着剤の粘着力や凝集力が劣る場合があり、一方、
分子量が大き過ぎると粘着剤が硬くなり、粘着性や濡れ
性が不十分となる場合がある。
は、特に限定されないが、−20℃以下であるのが好ま
しい。ガラス転移点が−20℃を超える場合、使用温度
によっては粘着剤が硬くなり粘着性を維持できなくなる
ことがある。
非架橋型のいずれのものも使用することができる。
加することができる。架橋剤を添加することにより、接
着剤層と基材との密着性をより向上させることができ
る。架橋剤としては、例えばエポキシ系化合物、イソシ
アナート系化合物、金属キレート化合物、金属アルコキ
シド、金属塩、アミン化合物、ヒドラジン化合物、アル
デヒド系化合物等が挙げられ、粘着主剤の有する官能基
に応じて適宜選択される。この場合、架橋剤による架橋
反応と、放射線照射により誘起される架橋反応との両者
が進行するが、全体としてシーズニングは放射線による
架橋反応にほぼ依存することとなる。
(メタ)アクリレートとしては、放射線の照射により、
分子鎖の成長や架橋反応が誘起され硬化する性質を有す
る多官能(メタ)アクリル系モノマーまたはオリゴマー
が挙げられる。
組成物は硬化に必要なエネルギー以上のエネルギーを有
する放射線が照射されない限り、硬化反応が速く進行す
ることはないため、粘着剤組成物のポットライフが長く
なり作業性が向上する。
ー光線、α線、β線、γ線、X線、電子線等が挙げられ
るが、制御性および取扱性の良さ、コストの点から紫外
線または電子線を用いることが好ましい。
系モノマーまたは/およびオリゴマーとしては、例え
ば、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
トリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパント
リ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サ(メタ)アクリレート、ウレタンアクリレート、エポ
キシアクリレート、ポリエステルアクリレート等が挙げ
られ、これらを1種または2種以上を混合して用いても
よい。
クリル系モノマーまたはオリゴマーは、(メタ)アクリ
ロイル基を有する反応性モノマーまたはオリゴマーを含
むものが好ましく、(メタ)アクリロイル基を2以上有
するものがより好ましい。これにより、網目構造の形成
が良好に行われ、粘着剤の凝集性が向上し、優れた粘着
性を有する粘着シートを得ることができる。
化型多官能(メタ)アクリレートを粘着主剤100重量
部に対し0.05〜30重量部含むことが好ましく、
0.1〜20重量部であることがより好ましい。放射線
硬化型多官能(メタ)アクリレートの量が少な過ぎる
と、放射線照射による硬化性が不足し、凝集力が十分に
得られない場合がある。一方、多すぎると粘着剤組成物
が硬くなり過ぎて粘着力が低下するおそれがある。
場合、粘着剤組成物は光重合開始剤を含むことが好まし
い。これにより放射線による硬化性を向上させることが
できる。
は、例えば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、
ベンゾインエチルエーテル、o−ベンゾイル安息香酸メ
チル−p−ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソ
プロピルエーテル、α−メチルベンゾイン等のベンゾイ
ン類、ジメチルベンジルケタール、トリクロルアセトフ
ェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、1−ヒド
ロキシシクロヘキシルフェニルケトン等のアセトフェノ
ン類、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、
2−ヒドロキシ−4’−イソプロピル−2−メチルプロ
ピオフェノン等のプロピオフェノン類、ベンゾフェノ
ン、メチルベンゾフェノン、p−クロルベンゾフェノ
ン、p−ジメチルアミノベンゾフェノン等のベンゾフェ
ノン類、2−クロルチオキサントン、2−エチルチオキ
サントン、2−イソプロピルチオキサントン等のチオキ
サントン類、ベンジル、ジベンゾスベロン、α−アシル
オキシムエステル等が挙げられ、これらを単独または2
種類以上を混合して用いることができる。
もに用いることができる。重合促進剤としては、例え
ば、4,4’−ビス(ジエチルアミン)ベンゾフェノ
ン、N−ジメチルアミノ安息香酸エチル、ジメチルエタ
ノールアミン、グリシン等が挙げられる。
の安定性を向上させるために、マイクロカプセル化して
粘着剤組成物中に添加してもよい。
官能(メタ)アクリレート100重量部に対し、0.5
〜30重量部程度とするのが好ましく、1〜20重量部
程度がより好ましい。光重合開始剤が少なすぎる場合、
紫外線等の照射による硬化性の向上を十分に図ることが
できない場合がある。一方、多すぎる場合、硬化性のさ
らなる向上がみられず、粘着剤層の保持力が損なわれる
等のおそれがある。また、過剰な添加によりコスト高に
なるため実用的ではない。
クリレートを電子線により硬化させる場合には、上記光
重合開始剤の添加は不要である。
紫外線吸収剤、軟化剤(可塑剤)、硬化促進剤、充填
剤、老化防止剤、粘着付与剤、顔料、染料、カップリン
グ剤等の各種添加剤等を添加することができる。
びその誘導体、ポリテルペン、テルペンフェノール樹
脂、クマロン−インデン樹脂、石油系樹脂、スチレン樹
脂、キシレン樹脂等が挙げられる。
ル、グリコールエステル、液状ポリテルペン、液状ポリ
アクリレート、フタル酸エステル、トリメリット酸エス
テル等が挙げられる。
ような粘着剤組成物からなる粘着剤組成物層に放射線を
照射することを特徴とする。
応のみによって硬化させる場合と異なり、硬化速度が速
く、常温常圧等の穏やかな条件下でも硬化を速やかに行
うことができる。したがって、粘着剤組成物を塗工した
後、シーズニングとして何日間も放置する必要がなく、
直ちに次工程に移行することができ、製造工程の迅速化
を図ることができる。
線の照射後、直ちに粘着剤層中に架橋構造が形成され、
粘着力、凝集力が十分に安定するため、粘着シートを製
造後、すぐに裁断等の加工を施しても、粘着剤が浸み出
してカッターに付着したり、粘着シート同士がくっつく
等の問題が生じることがない。さらに、粘着シートを段
積みしたり、ロール状に巻き取って保管した場合にも粘
着剤が浸み出す等の不都合がなく、取扱性が向上する。
いて説明する。
る。粘着剤組成物を基材上へ塗工する方法としては特に
限定されず、例えばロールナイフコーター、ダイコータ
ー、ロールコーター、バーコーター、グラビアロールコ
ーター、リバースロールコーター、ディッピング等の方
法が挙げられる。
200μm程度が好ましく、10〜60μm程度がより
好ましい。
射線を照射することにより粘着剤組成物を硬化させ、粘
着剤層を形成する。
照射してもよく、放射線を透過可能な材料からなる基材
を介して照射してもよい。
の光源としては、例えば、低圧水銀灯、高圧水銀灯、メ
タルハライドランプ、アーク灯、ガリウムランプ等を用
いることができる。
種加速器から放出される100〜300keV程度のエネ
ルギーの電子線を照射することが好ましい。
ことができる。この場合、転写体として離型シートを用
い、該離型シートの離型処理が施された面に粘着剤組成
物を付与する。これを乾燥させ、次いで粘着剤組成物層
を基材に転写した後、上記の場合と同様、放射線を照射
することにより硬化させて粘着剤層を形成し、粘着シー
トを製造する。
た状態で、基材および離型シートの少なくともいずれか
一方を介して放射線が照射される。
ついては、特に限定されるものではない。
される粘着シートは基材と、粘着剤層と、必要に応じて
該粘着剤層に貼着された離型シートとから構成されてい
る。
る。かかる基材はそれ自体、環境条件、すなわち温度、
湿度等の変化に対する寸法安定性に優れたものが好まし
く、また、可撓性(柔軟性)を有し、貼付時における曲
面追従性をもち、加工時における裁断または打ち抜き等
に適したものが好ましい。
いが、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)
のようなポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレ
ン(PP)、ポリアリレート、ポリウレタン、ポリカー
ボネート、ポリアミド、トリアセチルセルロース(TA
C)等の樹脂で構成されたものや、紙、織布、不織布、
金属箔、ガラス等が挙げられる。
剤層を形成する場合、基材はかかる放射線を透過可能で
あるものが好ましく、例えば紫外線を照射する場合、実
質的に透明または半透明(無色、有色を問わない)であ
ることが好ましい。
単層または複数層の薄層を設けることができる。このよ
うな薄層としては、例えば保護層、易接着層、印刷・印
字受容層、剥離剤層、ハードコート層、光反射層、反射
防止層、遮光層等が挙げられる。
することができ、例えば、片面あるいは両面に離型コー
ト層、例えばシリコーン層が形成されたものを用いるこ
とができる。このような離型シートの基材としては、例
えば、上質紙もしくはグラシン紙のような紙材や、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等よりなる樹
脂フィルム等が挙げられる。
には、基材と同様、放射線を透過可能なものであること
が好ましく、紫外線を照射する場合、実質的に透明また
は半透明(無色、有色を問わない)であることが好まし
い。
び粘着シートについて説明したが、本発明はこれらに限
定されるものではなく、例えば、上述のような片面粘着
シートの他に、基材シートの両面に粘着剤層を有する両
面粘着シートであってもよく、また、粘着剤層を2枚の
離型シートあるいは両面離型シートで保護したいわゆる
ノンキャリアタイプの両面粘着シートであってもよい。
用いることができ、例えば粘着ラベル類、表面保護用フ
ィルム、ウィンドウフィルム、偏光板用粘着シート、文
房具類、医療用等に用いられる。
る。
=90/10 100重量部(dry) (Mw(重量平均分子量):30万)
ト: 2重量部(dry) (ジペンタエリスリトールペンタおよびヘキサアクリレ
ートの混合物、東亜合成(株)社製「アロニックスM−
400」)
ルティスファーマー(株)社製「イルガキュアー18
4」))
トを製造した。
8μmの透明ポリエステルフィルム(SP PET3
8、リンテック社製)(離型シート)の剥離処理面にコ
ンマコーターを用いて、上記粘着剤組成物を乾燥後の状
態で塗布量20[g/m2]となるよう塗工し、粘着剤組成物
層を形成した。
て厚さ188μmのポリエチレンテレフタレートフィル
ム(東レ(株)社製「ルミラー」)を被覆した。
物層に、高圧水銀ランプ(120W×2灯)を用いて紫
外線を照射して粘着剤層を形成し、その後、常温でシー
ズニングを行い粘着シートを得た。
アクリレートの添加量を4重量部とし、光重合開始剤を
0.1重量部とした以外は、実施例1と同様にして粘着
シートを製造した。
アクリレートの添加量を8重量部とし、光重合開始剤を
0.2重量部とした以外は、実施例1と同様にして粘着
シートを製造した。
アクリレートとして、イソシアヌール酸EO変性トリア
クリレート(東亜合成(株)社製「アロニックスM−3
15」)6重量部を用い、光重合開始剤の添加量を0.
1重量部とした以外は実施例1と同様にして粘着シート
を作製した。
ブチル/2−ヒドロキシエチルアクリレート=90/1
0(Mw=50万)を用い、塗布量を25g/m2とした以
外は実施例4と同様にして粘着シートを作製した。
粘着主剤の組成を2−エチルヘキシルアクリレート/ア
クリル酸=90/10(Mw=50万)を用い、放射線
硬化型多官能(メタ)アクリレートを4重量部、塗布量
を25g/m2とした以外は実施例1と同様にして粘着シー
トを製造した。
アクリレートを添加しないで、架橋剤としてイソシアナ
ート系架橋剤(日本ポリウレタン社製「コロネート
L」)0.7重量部を添加した以外は実施例1と同様に
して粘着シートを作製した。
アクリレートを添加しないで、架橋剤としてイソシアナ
ート系架橋剤(日本ポリウレタン社製「コロネート
L」)0.3重量部を添加した以外は実施例5と同様に
して粘着シートを作製した。
じて行い、製造後1日経過、7日経過および30日経過
した粘着シートについてそれぞれ行った。
い、試験片が全くずれなかった場合、測定値は7000
0NC[sec]とした。
後1日経過、7日経過および30日経過した粘着シート
についてそれぞれ行った。
経過した210mm幅のロール状粘着シートを平判加工機
を用いてA4サイズに裁断した。
が付着し、さらに裁断するためにはカッターの洗浄が必
要となる状態にいたるまでの裁断枚数をカウントし、以
下のように評価した。
要である。 △・・・1000〜1500枚の裁断でカッターの洗浄
が必要となる。 ×・・・1000枚未満の裁断でカッターの洗浄が必要
となる。
を固型分20%となるようトルエンで希釈し調薬した。
後および23℃×65%RHの条件下で24時間放置し
た後、各々の粘度を測定し、時間の経過にともなう粘度
の変化を調べた。なお、粘度の測定はB型粘度計を用い
て行った。
て行い、製造後30日経過した粘着シートについて行っ
た。
いずれも、製造後1日経過した時点ですでに粘着剤層の
粘着力および保持力が安定しており、さらに、良好なタ
ック性が得られるものであることがわかった。また、粘
着シートの裁断を行っても粘着剤はカッターに付着しに
くく、加工適性に優れたものであった。
後から24時間経過後まで粘度変化がほとんどみられ
ず、ポットライフが長いものであることがわかった。
リレートの添加量を増加させると、粘着力が小さくなる
ため、放射線硬化型多官能(メタ)アクリレートの添加
量の加減により用途に応じた粘着力が得られることがわ
かる。
トは、粘着剤層に放射線硬化型多官能(メタ)アクリレ
ートを含まないため、粘着剤層の粘着力および保持力が
安定するまでに、実施例の場合に比べ長い時間が必要で
あることがわかった。
行った場合、カッターに粘着剤が付着し易く、加工適性
に劣るものであることがわかった。
とともに粘度が大きくなり、24時間経過後ではゲル化
し、塗工不可能なものとなった。
の製造方法によれば、粘着剤組成物の硬化処理を速やか
に行うことができるため、短時間で粘着剤層の粘着力、
凝集力等を安定させることができる。したがって、加工
性や取扱性が向上し、製造工程の迅速化を図ることがで
きる。
Claims (6)
- 【請求項1】 粘着主剤と放射線硬化型多官能(メタ)
アクリレートとを含む粘着剤組成物からなる粘着剤組成
物層に放射線を照射することを特徴とする粘着シートの
製造方法。 - 【請求項2】 前記粘着剤組成物は前記放射線硬化型多
官能(メタ)アクリレートを前記粘着主剤100重量部
に対し0.05〜30重量部含む請求項1に記載の粘着
シートの製造方法。 - 【請求項3】 前記粘着剤組成物は光重合開始剤を含
み、前記放射線は紫外線である請求項1または2に記載
の粘着シートの製造方法。 - 【請求項4】 前記光重合開始剤は放射線硬化型多官能
(メタ)アクリレート100重量部に対し0.5〜30
重量部含まれる請求項3に記載の粘着シートの製造方
法。 - 【請求項5】 前記粘着主剤はアクリル系粘着剤からな
る請求項1ないし4のいずれかに記載の粘着シートの製
造方法。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の方
法で製造されることを特徴とする粘着シート。
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JP10285578A JP2000109770A (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | 粘着シートの製造方法および粘着シート |
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