ミツメが6枚目となるニューアルバム『Ⅵ』(シックス)を完成させた。多くの同業者と同じく、活動の縮小を余儀なくされた2020年を彼らは楽曲制作に費やした。時勢の影響もあり、制作の方法論も変化した。リモートでデモ作りを進め、メンバーそれぞれがこれまで以上に独立した状態で各パートのフレーズやソングライティングと向き合いながら1曲1曲を作り上げ、アルバムとして編んだ。その結果、ノーコンセプトでありながら、バンドグルーヴには宅録感と肉体性がナチュラルに融和し、歌には平熱のポジティビティが宿り、ミツメのスタンダードを再構築したような作品が仕上がった。 ボーナストラックにはミツメにとって初のコラボレーション楽曲となる“Basic(feat. STUTS)”を収録。nakayaanとSTUTSは小学校の同級生であり、かつてSTUTSのライブと制作にnakayaanが参加した縁もあり、今回の共作が実現した。