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GUIDELINE

サービス
ガイドライン

本ガイドラインについて

はじめに

ここでは、はてなブックマークがサービスを運営するにあたっての考え方と、はてながサービスを健全に運営するための方針、また、サービスをより有益に使っていただくためユーザーのみなさまにお願いしたいことをガイドラインとして公開します。

はてな全体のルールとガイドライン

はてなでは、サービス利用について下記のようなルールとガイドラインを公開しています。

特に、はてなコミュニティガイドライン では、はてな全体のユーザーコミュニティに対する価値観と、サービス上で生じる問題に対する指針を記載しています。ぜひご一読ください。

はてなブックマークの目指す場所

はてなブックマークの目指す場所

はてなブックマークは、ご利用いただくみなさまが、サービスを通じて以下のような体験が得られる場であることを目指しています。

  • 新たな発見が多く得られる
  • 情報への深い理解や洞察が得られる
  • 自分の価値観に限定されない、多種多様な視点や考えに触れることができる
  • 自分の情報収集や思索をいつでも取り出し、振り返ることができる
  • 意見の発信とフィードバックを通じて、自分の情報収集をさらに実りあるものにできる

このような体験をより豊かなものとするため、機能や運営面で日々改善を続けています。

また、ブックマークやコメント投稿は、基本的に自由に行っていただけるものとし、表現の自由や意見の多様性を大事にする方針としています。

その一方、サービスを公共の場として広くご利用いただくためには、安全性、健全性を保つことも不可欠です。これらの価値観は時に相反することもありますが、バランスを保ちながら運営していきたいと考えております。

安全性、健全性を保つ取り組み

安全性、健全性を保つ取り組み

この項では、はてなブックマークをより安全で健全なサービスとして運営するためにはてなが実施している活動について説明します。

禁止事項に対する措置

はてなが明示的に禁止している事項については注意勧告、表示機会の制限などを行い、悪質な行為であると判断した場合には利用停止などの制限措置を行っています。

また、組織的な順位操作やスパム行為については機械的に監視・措置を行っています。

機械的な検知が難しい表現上の禁止事項への抵触については、通報やスタッフの巡回などを情報源として人力での精査を行っています。

なお、通報は情報源として取り扱っており、通報に基づき無条件で措置を取るということはありません。

本ガイドラインに基づく措置

後述する「ユーザーのみなさまにお願いしたいこと」については、基本的にはアルゴリズムによる表示順位や表示箇所の調整を前提として守っていただきたいお願いとなっておりますが、明確にガイドラインを遵守せず、利用規約で禁止している「迷惑行為・嫌がらせ行為」に相当すると判断した行為については、禁止事項に対する措置と同様に対応します。

アルゴリズムによる掲載順位の調整

過去、はてなブックマークでは、ブックマークの数やスターの数など、単一の評価基準に基づいて掲載順位を決定していました。

現在、はてなブックマークは 多くの方にとって有益な投稿がより多くのユーザーの目に触れることを目指しています。

これを実現するには単一の評価基準では不十分であるため、複数の条件を組み合わせて重み付けを設定した独自アルゴリズムに基づいてページに表示される内容や表示順序を調整しています。

アルゴリズムを逆用した掲載内容・順位の操作を避けるため、アルゴリズムの詳細は公開しておりません。かわりに、アルゴリズムを設計・運用する上で遵守しているポリシーを以下にご紹介します。

ユーザーからの作為的でないポジティブな評価を考慮します

他ユーザーからポジティブな評価や行動があるコンテンツの表示機会が最大化されるようなアルゴリズムとして設計しています。

この評価や行動は、ブックマークの数やはてなスターの数など明示的な行動のみに限りません。記事の内容やコメント表現の傾向、さらにはてなスターやブックマークを付けたユーザーの利用に基づく行動要素などが総合的に加味されています。

作為的な評価、偏った評価の影響は無効、またはマイナスに作用する場合があります

作為的な行動については、アルゴリズムが評価しないだけでなく、対象ユーザーやコンテンツに対し、一定期間または恒久的に注目コメントや人気エントリーに掲載しない措置を取ることがあります。

なお、通報や非表示化などユーザーが行うネガティブな評価については、嫌がらせや妨害行為を防ぐ観点から、アルゴリズムに直接組み込んでいませんが、情報源としてアルゴリズム設計の参考とします。

建設的な情報を優先します

情報に触れた他のユーザーに対して、何らかの前向きな影響を与える情報が「建設的な情報」であると我々は考えています。

具体的には

  • 記事の内容や起こっている事象をより理解しやすくするもの
  • 共感を抱いたり支持したくなるもの
  • 記事の内容に関連した興味深い体験談
  • 客観的なファクトを提示するもの
  • 反論も含め、多様な視点や意見を述べるもの

といった情報です。

このような、建設的な情報に多くの表示機会がもたらされることを目指してアルゴリズムを調整しています。

建設的でない表現や公共の場にふさわしくない表現は評価がマイナス調整されます

建設的でない情報としては、後述する「ユーザーのみなさまにお願いしたいこと」に挙げた内容に反するものや、不謹慎な表現、一定範囲にしか伝わらない内輪受けに類する表現、記事と無関係なコメントなどが挙げられます。こうした情報についてはアルゴリズムによって表示がされにくいよう調整される場合があります。

情報の多様性を重要視します

同様の記事ばかりが人気エントリーに掲載されたり、意見が分かれる話題に対して偏った意見のみが表示されたりすることは望ましくないと考えます。そのため、エントリー一覧やコメント一覧に掲載される情報が多様なものになるよう、アルゴリズムで調整する場合があります。

また、「特定のサイトやコンテンツにだけ多くブックマークを行っている」「特定のユーザに多くのスターを付けている」といった作為的ではない行動の偏りについても、同様の補正が入ることがあります。

ユーザーのみなさまにお願いしたいこと

ユーザーのみなさまにお願いしたいこと

はてなブックマークは、ご自身が記事を読み返したり保存したりするためだけのツールではなく、さまざまなユーザーが相互に情報共有を行う公共性を備えた場でもあります。本項では、サービスの利用時に心がけていただきたいことを記載いたします。

なお、前述いたしましたアルゴリズムによる掲載順位の調整は、利用状況に関する情報も加味したものになります。そのため、適切ではない利用が継続的に行われている場合、掲載順位や掲載範囲にマイナスの影響がでることがあります。

コメントの表現には気くばりをお願いします

はてな全体の指針であるはてなコミュニティガイドラインでも触れている通り、はてなはユーザーの自由な表現やコミュニケーションを尊重し、多様な表現の場であることを目指しています。ご自身の心情を素直にコメントした結果、極端な表現となってしまうこともポリシー上は許容しています。

しかし、否定的な表現や、断定的な表現、対立や憎悪を扇動するような表現は一般に他者から注目を集めやすく、エスカレートしやすい傾向があると考えています。また、極端な投稿に対して反論を述べる際に対抗のためにさらに強い表現が使われ、結果的にコミュニティの健全性が損なわれることにもつながります。

投稿する方にとっても閲覧する方にとっても、常に強い負の感情にさらされることによる悪影響は否定できません。さらには、度を超えた表現によって名誉毀損、侮辱などの人格権侵害となるケースも想定されます。

はてなブックマークが、自由な表現を受け止める場であると同時に、ユーザーのみなさまの生活に良い影響を及ぼすことのできる場であるために、コメントはその表現が適切なものであるかをぜひご一考の上、投稿をお願いいたします。

また、特に極端な表現での発信を繰り返しているアカウントについては、注意勧告やコメントの公開停止等の措置の対象とすることがあります。

他者へのリスペクトを忘れずに

はてなでは、反論や批判といった論評についてもコミュニケーションのあり方のひとつとして尊重しています。

しかし、投稿したコメントは、はてなブックマークのユーザーの他、記事の執筆者や、記事で言及されている関係者、記事関係者と属性や立場を同じくする方など、さまざまな立場の方が目にします。

たとえ論評の範疇であっても、他者の尊厳を損ね、配慮に欠ける表現は控えてください。いたずらに侮蔑的・冷笑的な内容、ユーモアの域を超えた皮肉やマウンティングの要素を含むコメントの投稿は推奨するものではありません。

コメントを通じて意見を表明する対象の人格を尊重し、配慮をもったコメントをお願いいたします。

また、特に他者の尊厳を損ねる表現、配慮にかける表現を繰り返しているアカウントについては、注意勧告やコメントの公開停止等の措置の対象とすることがあります。

元記事を読んでからコメントしてください

記事本文を読まず、タイトルやブックマークコメントだけを見て先入観に基づくコメントを述べる方が散見されますが、このような行為は控えてください。

先入観や誤った理解に基づくコメントは、他のユーザーや記事を書いた作者、記事に登場する関係者に対して重大な不利益を生じる場合があります。

また、他のユーザーから「読解力に欠ける人物である」「信用できない人物である」といった、ご自身にとって望ましくない評価を受けることにもつながります。

コメント欄での議論は推奨していません

はてなブックマークでは、コメントを利用したユーザー間の議論を推奨していません。

コメント欄は文字数が限定されており、モデレータ(議論の仲裁・調停を行う存在)がいません。そのため、建設的に議論を進めること自体が構造上難しいものであると考えています。「返信機能」「スレッド」など、ユーザー間の議論を後押ししうる機能は今後も提供の予定はありません。

コメントではご自身の考えや感想、補足情報などを簡潔に述べるものにとどめていただくことをお勧めします。短文での投稿に適さない用途においては、はてなブログなど別のサービスの利用をご検討ください。

なお、ご自身の価値観とそぐわない意見やご自身にとって望ましくない表現は、ユーザー単位の非表示機能などを使って目に入らないようにすることを推奨しています。

はてなコミュニティガイドラインでも「異なる価値観への適切な距離感を持つこと」を推奨しています。排除するのではなく、適切な距離を取るという選択肢をぜひご検討ください。

特定のエントリーやコメントを注目させるための作為的行動はお控えください

はてなブックマークのようなソーシャルブックマークサービスは、ユーザーさま各自がご自身の価値観に基づいたブックマークやコメント投稿を行うことを前提としたシステムです。そのため、特定のエントリーやコメントを注目させることを目的とした行動はスパム行為とみなし、各種規制の対象となることがあります。

また、表示アルゴリズムを検証し、その結果や推測を公開する行為は、情報を逆用しての不正行為につながるため行わないでください。検証行為や検証への協力を募集する行為を確認いたしました場合、検証用のエントリーの表示を制限したり、検証に関与しているアカウントに対して利用制限措置を取ることがあります。

なお、順位操作の意図がない儀礼的なはてなスターの付けあいや、交流を目的としたコメントなどについては、特に禁止しておりません。しかし、そのような交流によって人気エントリー・人気コメントなどの掲載順位に影響がでることは望ましくないため、掲載アルゴリズムにて調整を行います。

アカウントは使い捨てず、継続してご利用ください

一部のユーザーさまの間で、アカウントを繰り返し使い捨てるという行為が見受けられます。はてなブックマークに残したご自身のコメントに責任を持っていただくためにも、1つのアカウントを継続してご利用ください。

なお、アカウントの削除と作成を過度に短期間で繰り返している場合や、利用時に認証を要しないメールアドレス、短期間で失効するメールアドレスを利用してアカウントを登録している場合は、その利用状況や投稿内容によっては、サービスの利用をお断りすることがあります。

最後に

このガイドラインでは、はてなブックマークが現在目指している姿と、ご利用にあたって守っていただきたいことやご理解いただきたいことを示しました。

サービスの状況やそれを取り巻く社会情勢は常に変化していくため、それに応じてガイドラインの内容も変わっていくべきものと考えています。そのため、本ガイドラインは状況に応じて随時見直していく予定です。

今後も、はてなのミッションである「知る」「つながる」「表現する」で新しい体験を提供し、人の生活を豊かにするサービスを目指して、ユーザーのみなさまのお力も借りながら、柔軟に変化し成長していきたいと考えています。ご協力のほど、よろしくお願いいたします。