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JPS63304603A - Fe基軟磁性合金圧粉体及びその製造方法 - Google Patents

Fe基軟磁性合金圧粉体及びその製造方法

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JPS63304603A
JPS63304603A JP62140336A JP14033687A JPS63304603A JP S63304603 A JPS63304603 A JP S63304603A JP 62140336 A JP62140336 A JP 62140336A JP 14033687 A JP14033687 A JP 14033687A JP S63304603 A JPS63304603 A JP S63304603A
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JP
Japan
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alloy
soft magnetic
powder
magnetic alloy
based soft
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JP62140336A
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Kiyotaka Yamauchi
山内 清隆
Katsuto Yoshizawa
克仁 吉沢
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Hitachi Metals Ltd
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    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
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    • H01F1/153Amorphous metallic alloys, e.g. glassy metals
    • H01F1/15358Making agglomerates therefrom, e.g. by pressing
    • H01F1/15366Making agglomerates therefrom, e.g. by pressing using a binder
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は優れた磁気特性を有するFe基軟磁性合金圧粉
体特に組織の大部分が微細な結晶粒から成るF、e基軟
磁性合金圧粉体及びその製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から交流で使用する変圧器、電動機、チョーク、ノ
イズフィルタなどに用いる磁心には、Fe−3i合金、
パーマロイ、フェライトなどの結晶質材料がそれぞれ用
途に合わせて使用されている。
しかしながら、Fe−3i合金は比抵抗が小さく、かつ
結晶磁気異方性が零でない為周波数の比較的高い領域で
は鉄損が大きくなるという問題点を有している。パーマ
ロイは比抵抗が小さいので、高周波での鉄損が太き(な
るという問題点を有している。又、フェライトは高周波
での損失は小さいが磁束密度もせいぜい5000Gと小
さく、その為大きな動作磁束密度での使用時にあっては
、飽和に近くなり、その結果鉄損が増大するという問題
点を有している。近年、スイッチングレギュレータに使
用される電源トランス等の高周波で使用されるトランス
においては、形状の小形化が望まれているが、その場合
は、動作磁束密度の増大が必要となるため、フェライト
の鉄損増大は実用上大きな問題となる。
高周波における鉄損を小さくしたり、透磁率の周波数特
性を向上させる目的で、上記磁性合金の圧粉体が使用さ
れることもある。これは上記金属の粉末を作製し、それ
を絶縁層を介して固めたものであり、絶縁層としては有
機物が使用されている。これらの磁心は主としてチュー
クやノイズフィルタとして使用されている。
しかしながら、上記磁性粉末から成る圧粉体は透磁率が
小さくそのため充分なインダクタンスを得るためには巻
線の数を増やさなければならず、従って小形化しにくい
という欠点があった。また鉄損が大きい為、実用時の発
熱が大きいという問題があった。
一方、結晶構造を持たない非晶質磁性合金は、高透磁率
、低保磁力等の優れた軟質磁気特性を示すので、最近注
目を集めている。これらの非晶質磁性合金は鉄(Fe)
、コバルト(co)、ニッケル(Ni)等を基本とし、
これに非晶質化元素(メタロイド)として、リン(P)
、炭素(C)、ホウ素(B)、ケイ素(Si)、アルミ
ニウム(八り、ゲルマニウム(Ge)等を含有せしめた
ものである。
また、Fe、 Go、 Ni、とTiXZr、 Hf、
 Nb等の合金から成る非晶質合金も知られている。
これらの非晶質合金は通常薄帯の形で得られ、それらの
磁心として用いるときには薄帯をトロイダル状やU形、
E形に成形した巻鉄心、あるいは薄帯を一定の形状に打
抜いて積層した積層鉄心として使用されている。しかし
ながらこれらの磁心は特にU形、E形においてその作製
法が困難であ上記欠点を解消する為に、非晶質磁性合金
の粉末を作製し、バインダを用いてこれを圧密化し、圧
粉体を作製する方法が、例えば特開55−133507
 。
61−154014.6l−15411L 61−16
6902等に開示されている。また、非晶質磁性合金の
粉末を衝撃力により瞬時に圧縮せしめることにより、高
密度の圧粉体を得る方法が例えば特開61−28840
4.62−23905等に開示されている。これらの圧
粉体に用いられる非晶質合金は主としてFe系とCo系
に大別され、Fe系の非晶質合金は飽和磁束密度が大き
く、材料コストがCo系に比べ安くつくという利点があ
る反面一般的に高周波においてCo系非晶質合金よりコ
ア損失が大きく、透磁率も低いという問題がある。
これに対しCo系の非晶質合金は高周波のコア損失が小
さく、透磁率も高いが飽和磁束密度が小さくコア損失や
透磁率の経時変化が大きく実用上問題が多い。さらに高
価なCoを主原料とするため価格的な不利は免れない。
この様なFe系およびCo系非晶質合金の得失は、これ
を圧粉体とした場合にもほぼあてはまる。
(発明が解決しようとする問題点〕 本発明の目的は、飽和磁束密度が大きくコア損失および
コア損失の経時変化、透磁率その他の磁気特性に優れた
、新規な軟磁性合金圧粉体を提供することにある。
本発明のもう1つの目的は、上記Fe基軟磁性合金圧粉
体製造する方法を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的に鑑み鋭意研究の結果、本発明者等はFe−5
i−Bを基本成分とする合金にCuと、Nb、 W、T
a、 Zr、 Hf、 Ti、 Moから選ばれる少な
くとも一種の元素とを複合添加することにより、非晶質
合金の適当な熱処理により組織の大部分が微細結晶粒か
らなるとともに優れた磁気特性を有するFe基基磁磁性
合金粉末得られることを発見し、本発明に想到した。
すなわち、本発明のFe基軟磁性合金圧粉体一般式: %式% (ただし、MはCo及び/又はNiであり、M′はNb
W、Ta、 Zr、 Hr、 TI及びl’loがら成
る群がら選ばれた少なくとも一種の元素、M“はV、 
Cr、 Mn、 Aj2゜白金属元素、 Sc、 Y、
希土類元素+ A u + Z n + S n +R
eから成る群から選ばれた少なくとも一種の元素、Xは
Be、  C,Ge、  P、 Ga、 Sb、 As
、 Inがら成る群から選ばれた少なくとも1種の元素
であり、a。
x、y、z、  α、β及びTはそれぞれ0≦a<0.
5.0.1≦x≦3.0≦y≦30゜0≦Z≦25.0
.1≦α≦30.0≦β≦100≦γ≦10 及び O
≦y+z≦35を満たす。)により表わされる組成を有
する微粉末を出発原料とし、これを圧密化し、塊状とし
た圧粉体において、その組成の少なくとも50%が微細
な結晶粒からなるものである。
また本発明のFe基軟磁性合金圧粉体製造方法は、前記
非晶質合金微粉末を溶湯を急冷することにより得る工程
と、これを加圧し圧粉体とする工程と、これを加熱し微
細な結晶粒を形成する熱処理工程とを有することを特徴
とする。ここで、圧粉体の成形方法としては、冷間プレ
ス、温間プレス、爆発圧着等の方法が可能である。
本発明において、Cuは必須元素であり、その含有量X
は0.1〜3原子%の範囲である。0.1原子%より少
ないとCuの添加によるコア損失低下の効果がほとんど
なく、一方3原子%より多いとコア損失が未添加のもの
よりかえって大きくなる。また本発明において特に好ま
しいCuの含有量Xは0.5〜2原子%であり、この範
囲ではコア損失が特に小さい。Cuのコア損失低下作用
の原因は明らかではないが次のように考えられる。すな
わち、CuとFeの相互作用パラメータは正であり、固
溶度は低いが、Fe基非晶質合金中に適量含有され熱処
理されると、Fe原子同志またはCu原子同志が寄り集
りクラスタリングが起こり、組成ゆらぎが生ずる。この
ため部分的に結晶化しやすい領域が多数できそこを核と
して結晶化が始まる。この結晶はFeを主成分とするも
のであり、Cuの固溶度はほとんどないため結晶化によ
りCuは結晶粒の周囲にはき出され、結晶粒の周辺のC
u濃度が高くなる。このため結晶粒は成長しにくいと考
えられる。すなわち、Cu添加により結晶核が多数でき
ることと、結晶粒が成長しに(いため結晶粒の微細化が
起こると考えられる。この結晶粒の微細化により磁気的
に等方的になるため結晶化してもCo基非晶質合金並の
軟磁性が得られると考えられる。この作用はNb、 T
a、 W、、Mo、 Zr、 Hf、 Ti等の存在に
より著しくなると考えられ、Nb、 Ta、 W、 M
o、Zr、 Hf。
Ti等が存在しない場合は結晶粒はあまり微細化されな
い。またFeを主成分とする微細結晶相が生ずるためF
e基非晶質合金等に比べ磁歪が小さくなり内部応カー歪
による磁気異方性が小さくなることも軟磁気特性が改善
される理由と考えられる。またNb、 Ta、 W、 
Mo、Zr、 If等を添加してもCuを添加しない場
合は結晶粒は微細化されに((、化合物相が形成しやす
いため、結晶化により磁気特性は劣化する。
またSi及びBは、合金の非晶質化に望ましい。
というのは後述するように、一般的には、本発明のFe
基軟磁性合金圧粉体一旦非晶質合金微粉末とした後で熱
処理により微細結晶粒を形成させることにより得られる
ものであるからである。両者の含有量y及びZの限定理
由は、yが30原子%以下、Zが0〜25原子%かつy
+zが0〜35原子%の範囲を外れると、合金の非晶質
化が困難となることがある。本発明おいて、yの好まし
い範囲は10〜25原子%であり、Zの好ましい範囲は
3〜12原子%であり、y十zの好ましい範囲は18〜
28原子%の範囲である。この範囲であるとコア損失が
小さいものが容易に得られる。
本発明においてM′はCuとの複合添加により析出する
結晶粒を微細化する作用を有するものであり、Nb、 
W、 Ta、 Zr、 If及びMOからなる群から選
ばれた少なくとも1種の元素である。Nb等は合金の結
晶化温度を上昇させる作用を有するが、クラスターを形
成し結晶化温度を低下させる作用を有するCuとの相互
作用により析出する結晶粒が微細化するものと考えられ
る。M′の含有量αは0.1〜30原子%であり、0.
1原子%未満だと結晶粒微細化の効果が不十分であり、
30原子%を超えると飽和磁束密度の著しい低下を招く
。好ましいM′の含有量αは2〜8原子%である。なお
M′としてNbが磁気特性の面で最も好ましい。またM
′の添加によりCo基高透磁率非晶質合金を用いた圧粉
体と同等以上の高い透磁率を有するようになる。
残部は不純物を除いて実質的にFeであるが、Feの一
部は添加成分M(Co及び/又はNi)により置換され
ていてもよい。Mの含有量aはO≦a<0.5であるが
、これはαが0.5を越えると、コア損失が増加するた
めである。
上記組成を有する本発明のFe基軟磁性合金圧粉体また
合金組織の少くとも50%以上が微細な結晶粒からなる
この結晶粒はα−Feを主体とするものでSiやB等が
固溶していると考えられる。この結晶粒はその最大寸法
で測定した場合、平均粒径が500Å以下と著しく小さ
な平均粒径を有し、合金組織中に均一に分布している。
合金組織のうち微細結晶粒以外の部分は主に非晶質であ
る。なお微細結晶粒の割合が実質的に100%になって
も本発明のFe基軟磁性合金圧粉体十分に優れた磁気特
性を示す。
また本発明のFe基軟磁性合金圧粉体以上の成分以外に
、V、 Cr、 Mn、、AI!、、白金属元素等を必
要に応じて含んでも良い。また非晶質形成元素として、
C,Ge、 P、 Ga等を含んでも良い。なお、N、
0、S等の不可避的不純物については所望の特性が劣化
しない程度に含有していても本発明の合金組成と同一と
みなすことができるのはもちろんである。
次に本発明のFe基軟磁性合金圧粉体製造方法について
説明する。
まず非晶質合金粉末を形成する方法としては、上記所定
の組成の溶湯から、片ロール法、多ロール法等の公知の
液体急冷法により、リボン状の非晶質合金を形成し、こ
れを加熱脆化後粉砕する事により粉末化する方法がある
。また、所定の組成の溶湯から、アトマイズ法、キャビ
テーション法等公知の液体急冷法により、非晶質合金微
粉末を直接得る方法がある。後者の方が一般に量産性が
優れるが、前者の方法ではリン片状の粉末が得易い事も
あり、目的に応じて使いわけられる。
この非晶質合金微粉末は若干の結晶相を含んでいてもよ
いが、後の熱処理により微細な結晶粒を均一に生成する
為には、できるだけ非晶質であることが望ましい。
次にこれを圧密化し、圧粉体とするには、結合材(例え
ばフェノール樹脂やエポキシ樹脂等でも良いが、プレス
成形後熱処理をほどこす工程を含む場合は、無機フェス
等耐熱性のあるバインダーが望ましい)を添加し、プレ
ス成形する方法がある。
また、結合材を用いずにこれを圧粉体とするには、いわ
ゆる温間領域における粘性流動による変形を利用し、非
晶質合金の結晶化温度近傍にて非晶質合金粉末を加圧し
、圧密化することにより塊状とすることができる。また
、いわゆる爆発成形なる手法によっても塊状とすること
は可能である。
尚、前記圧粉体を電気部品として用いる場合には、渦電
流損失を低下する目的で、粉末間に絶縁層を設ける事が
好ましい。その方法としてはあらかじめ出発原料である
非晶質合金粉末の表面を酸化する方法あるいは水ガラス
や金属アルコキシド、セラミック超微粉末等を添加後、
圧粉体とすることにより目的を達成することができる。
熱処理は粉末の状態で行なうことも可能であるが、硫歪
がゼロに近い場合を除いては、圧粉体としたのちに行な
うことが望ましい。その方法は通常真空中または水素、
窒素等の不活性ガス雰囲気中において一定時間保持し行
なう。熱処理温度及び時間は非晶質合金微粉末からなる
磁心の形状、サイズ、組成等により異なるが、一般的に
450°C〜700°Cで5分から24時間程度が望ま
しい。
熱処理温度が450°C未満であると結晶化が起こりに
くく、熱処理に時間がかかりすぎる。また700°Cよ
り高いと粗大な結晶粒が生成するおそれがあり、微細な
結晶粒を均一に得ることができなくなる。また熱処理時
間については、5分未満では加工した合金全体を均一な
温度とすることが困難であり磁気特性がばらつきやすく
、24時間より長いと生産性が悪くなるだけでなく、結
晶粒の過剰な成長により磁気特性の低下が起こりやすい
。好ましい熱処理条件は、実用性及び均一な温度コント
ロール等を考慮して、500〜650°Cで5分〜6時
間である。
熱処理雰囲気はAr、 N、、■2等の雰囲気が望まし
いが、大気中等の酸化性雰囲気でも良い。冷却は空冷や
炉冷等によりなど、適宜行うことができる。
また場合によっては多段の熱処理を行うこともできる。
[実施例] 以下、本発明の実施例につき説明する。
災施炎上 原子%でCu1%、5i15%、89%、Nb3%、C
r1%及び残部実質的にFeからなる組成の溶湯から、
単ロール法により幅20++++n、厚さ18μmのリ
ボンを作製した。このリボンのX線回折を測定したとこ
ろ第1図(a)に示すような非晶質合金に典盟約なハロ
ーパターンが得られた。またこのリボンの透過電子顕微
鏡写真(30万倍)を第2図(a)に示す。X線回折及
び第2図(a)から明らかなように、得られたリボンは
ほぼ完全な非晶質であった。
次にこの非晶質リボンを窒素雰囲気中、300°Cで3
0分加熱したのち、振動ミルにて粉砕し、48メツシユ
以下の粉末とした。得られた粉末の形状を走査型電子顕
微鏡(SEM)で観察した結果を第3図に示すが、粉末
の形状は鱗片状をしているのがわかる。一方、この粉末
をX線回折した結果、第1図(a)に示したとほぼ同じ
ハローパターンが得られ、この段階では粉末がほぼ非晶
質であることを確認した。
次に得られた粉末に耐熱性無機フェス(変性アルキルシ
リケート)をバインダーとして7wt!加え、約250
°Cで温間プレスを行ない、外径20胴、内径12岨、
厚さ6鵬の圧粉磁心を作製した。
得られた圧粉磁心の断面マクロ組織を第4図に示す。
この磁心を、窒素ガス雰囲気中、550°Cで1時間熱
処理を行ない、徐冷した。同時に、上記非晶質粉末を同
じ条件で熱処理し、そのX線回折を行なった結果、第1
図(b)に示す様に結晶ピークが認められた。第2図(
b)はこの熱処理後の粉末の透過電子顕微鏡写真(30
万倍)であり、熱処理後の組織の大部分が微細な結晶粒
からなることがわかる。結晶粒の平均粒径は約100人
であった。
CuとNbを複合添加した本発明の合金の結晶粒の形は
球状に近く、平均粒径は約100人程度と著しく微細化
されている。X線回折パターン及び透過電子顕微鏡によ
る分析から、この結晶粒はSi。
B等が固溶したα−Feであると推定される。Cuを添
加しない場合は結晶粒は大きくなり、微細化されに(く
、このようにCu及びNbの複合添加により、得られる
結晶粒の大きさ及び形態が著しく変化することが確認さ
れた。
次に、熱処理前後の上記圧粉磁心につき、磁束密度の波
高値Bm=2kG及び周波数100KHzにおけるコア
損失W27、。oxを測定したところ、熱処理前のもの
は7500mW/cc、熱処理後のものは530mW/
ccであった。これから、本発明の熱処理により、非晶
質合金中に微細な結晶粒を均一に形成することにより、
コア損失が著しく低下することがわかる。
実施1 実施例1と同様の条件により、下記の第1表に示す組成
のFe基非晶質圧粉磁心を作製した。得られた各合金を
2つに分け、一方には実施例1と同じ条件の熱処理を施
し、他方には非晶質を保持するような従来の熱処理(4
00°CX1時間)を施し、それぞれについて100k
Hz 、2KGにおけるコア損失W27□。。8を測定
した。
結果を第1表に示すが、いずれの組成においても本発明
の熱処理により非晶質合金中に微細な結晶粒を均一に形
成することにより、コア損失が著しく低下することがわ
かる。
実施例3 実施例1と同様の方法により Fet3−xcuxsl 1 JJb3Cr Iにより
表わされる組成(0≦x≦3.5)の非晶質合金圧粉体
を作製し、各々の試料を下記の最適熱処理温度で1時間
熱処理し、磁束密度の波高値Bm=2kG、周波数f=
100KHzにおけるコア損失W!/□。。、を測定し
た。
Xの値(原子%)  熱処理温度(C)0、05   
   515 0、1       530 0、5       550 1、0       570 1、5       570 2.0       560 2、5       540 3、0       510 3、2       500 3、5       490 W27.。。、との関係を示す。
第5図から明らかなように、Cuの含有量Xが0から増
大するにつれてコア損失が低下するが、約3原子%を超
えるとコア損失が無添加のもの並に大きくなる。Xが0
.1〜3原子%の範囲にある場合、コア損失は十分に小
さいことがわかる。特に望ましいXの範囲は0.5〜2
原子%である。
実施例4 実施例1と同様の方法で Fevs、s−、Cu、Si+、Bg、5M’ aTi
rにより表わされる組成の非晶質合金(M’ =Nb、
 W、 Ta又はMo)圧粉体を作製し、各々の試料を
下記の最適熱処理温度で1時間熱処理し、それぞれのコ
ア損失W2/100Kを測定した。
Xの値(原子%)  熱処理温度(°C)0.1   
   420 0、2       425 1.0       445 χの値(原子%)  熱処理温度(°C)2、0   
    500 3、0       550 5、0       580 7、0       590 8、0       600 10、0       600 11、0       605 結果を第6図に示す。第6図においてグラフA、B、C
SDはそれぞれM′がNb、 W、 Ta及びMoの場
合を示す。
第6図から明らかな通りM′の量αが0.1〜10原子
%範囲でコア損失が十分に小さくなっている。
またM′がNbのときに特にコア損失が低かった。
特に望ましいαの範囲は2≦α≦8である。
災皇班工 FeBCu+Si + 3.5B9.5Nb3Ru+な
る組成を有する合金を水アトマイズ法により粉末化し、
フルイにより48mesh以下の粉末を得た。得られた
粉末をX線回折した結果、第1図aに示すと同様のハロ
ーパターンが得られ、はぼ完全な非晶質であることを確
認した。得られた粉末に水ガラス(JIS 3号)を0
.7%添加し、十分撹拌したのち、1.80℃で2時間
乾燥した。
この粉末を衝撃圧着法によりバルク化し、外径20m、
内径12mmX厚さ5鴫のトロイダル磁心を作製した。
バルク化の手法は、衝撃銃法により、衝撃圧力は7GP
a、得られた成形体の密度は97%であった。
これを550°Cで1時間熱処理したものについて、飽
和磁束密度Bs 1 kHzの実効透磁率μ883.お
よび1kG、  10kllzにおけるコア損失W、7
.。8を測定した。また比較の為にFe基非晶質合金圧
粉体(組成: Fe7sB++Si、)及びフェライト
(Mn−Zn系)についても、実効透磁率を測定した。
第2表に結果を示す。なおFe基非晶質合金圧粉体の製
法は、圧粉体を形成するまでは上記Fe7zcu+si
+ 3115B9.5Nb3Rulと同様の手法によっ
た。得られた圧粉体は非晶質性を保つ温度範囲である4
00°Cで2時間焼鈍を行なった。
第2表から本発明のFe基軟磁性合金圧粉体飽和磁束密
度がCo基非晶質合金圧粉体やパーマロイ圧粉体に比べ
て大きく、がっFe基非晶質合金圧粉体等に比べ優れた
透磁率およびコア損失を有することがわかる。このため
、本発明のFe基軟磁性合金圧粉体チョークコイル等に
好適である。
実J11」 第3表に示す組成の非晶質合金リボンから、実施例1と
同様の方法により、Fe基軟磁性合金圧粉体得た。第3
表に各々の圧粉体を高温高湿下(80°C195%RH
)で1000時間保持した後の耐食性の程度およびコア
損失の変化量ΔWを示す。第3表から明らかな様に、R
u、 Rh、 Pd、Os、 Ir、 Pt、、Au、
 Cr、 Ti、 V等を添加した本発明Fe基軟磁性
合金圧粉体、耐食性に優れ、高温高湿下におけるコア損
失の劣化が小さい為、厳しい環境下で使用する場合にお
いても実用的である。
夫施班り 原子%でCu1%、Si 13.8%、B8.9%、N
b3.2%、Cr O,5%、01%及び残部実質的に
Feからなる組成の溶湯から、単ロール法により幅10
皿、厚さ18μmのリボンを作製した。このリボンのX
線回折を測定したところ非晶質合金に典型的なハローパ
ターンが得られた。またこのリボンの透過電子顕微鏡写
真(30万倍)によりほぼ完全な非晶質であることを確
認した。
次にこの非晶質リボンを窒素ガス雰囲気中570°Cで
1時間熱処理を行った。透過電子顕微鏡写真(30万倍
)により、熱処理後のリボンの組織の大部分は第2図(
b)に示されるものと同様に微細な結晶粒からなること
がわかった。結晶粒の平均粒径は約100人であった。
Cu無添加の場合は結晶粒が粗大化することが確認され
ており、CuとNb等の複合添加により、著しい結晶粒
微細化効果が得られる。これを振動ミルにて48mes
h以下に粉砕し、実施例1と同様の方法にて外径20皿
、内径120、厚さ6胴の圧粉磁心を作製した。
一方、上記非晶質リボンを、非晶質を保持するような従
来の熱処理(400°C×1時間)を施し、上記と同様
な手法にて同一形状の圧粉磁心を作製した。
得られたFe基基磁磁性合金らなる圧粉磁心について、
磁束密度の波高値Bm−2kG及び周波数100KHz
におけるコア損失W2/1゜oxを測定したところ、従
来の熱処理のものは5500mW/cc 、本発明によ
る熱処理後のものは930 mH7ccであった。これ
から、本発明の熱処理により非晶質合金中に微細な結晶
粒を均一に形成することにより、コア損失が著しく低下
することがわかる。
実施例8 実施例7と同一の条件により、下記の第4表に示す組成
のFe基圧粉磁心を実施例7と同様な方法により作製し
た。リボンの状態で本発明による熱処理をほどこした場
合と、非晶質を保持する様な従来の熱処理を施した場合
とにつき、コア損失W271゜。、の値を比較して示す
。本発明の熱処理により低コア損失の磁気特性を有する
合金が得られることがわかる。
実妻1d2u Fets−xCuxSi+JJb3Cr+C+の組成を
有する非晶質合金リボンから、実施例1と同様な方法に
より、外径20mm、内径12mm、厚さ6mmの圧粉
磁心を作製し、種々の温度で1時間熱処理した。それぞ
れについて2kG、100k)Izにおけるコア損失w
z7+ooxを測定した。結果を第7図に示す。
また各磁心に用いた非晶質合金の結晶化温度(Tx)を
示差走査熱量計(DSC)で測定した。各合金の結晶化
温度Txは10°C/分の昇温速度でそれぞれ580°
C(x=o)及び505°((x=0.5゜1.0,1
.5)であった。
第5図から明らかなように、Cuの含有量(x)が0の
ときコア損失W27I0゜、は著しく大きく、Cuを添
加した場合コア損失は小さくなるばかりでな(、適切な
熱処理温度範囲も540°C〜580°CとCu無添加
材に比べ高くなっていることがわかる。
この温度は10°C/分の昇温速度でDSCで測定した
結晶化温度Txより高い。
なお透過電子顕微鏡による観察の結果、Cuを含有する
本発明のFe基基磁磁性合金用いた圧粉磁心の場合、個
々の粉末は50%以上が微細な結晶粒からなることが確
認された。
災胤拠土度 水アトマイズ法により第5表に示す組成の合金粉末を作
製し、フルイにより48mesh以下の粉末を得た。得
られた粉末をX線回折した結果、第1図(a)と同様の
ハローパターンが得られ、はぼ完全な非晶質であること
を確認した。次に得られた粉末に変性アルキルシリケー
トからなる耐熱性フェスをバインダーとして7wt%加
え圧力を加えながら50°(:/minで昇温し約53
0°Cで温間プレスを行ない30分保持後冷却し、外径
20mm、内径12胴、厚さ6薗の圧粉磁心を作製した
3マ 第5表 その磁心をX線回折した結果第1図(ロ)に示す様に結
晶ピークが認められほぼ結晶化していた。
第5表に1 k)Izにおける実効透磁率μalKを測
定した結果を示す。
本発明のFe基軟磁性合金圧粉体飽和磁束密度が10k
G以上あり、μelKも1000以上のものが得られる
ためノイズフィルターやチョークコイル用磁心に最適で
ある。
実施例11 Fe+:+、 5cu1Nh3si+6. sBbの組
成を有するフレーク状の非晶質合金粉末をキャビテーシ
ョン法により作製した。
次にこの粉末に水ガラス、リン酸アルミニウム粉末アセ
トン、メタノールを混ぜた後、金型を450°Cに加熱
し、15T/cm2の圧力で30分保持し圧粉成形した
。得られた外径21mm、内径12肛、高さ8胴の圧粉
体を更に530 ’Cで30分熱処理した。磁気特性測
定後X線回折を行った結果圧粉体はほぼ結晶相からなる
ことが確認された。
第8図に作製した本発明圧粉磁心AおよびMoパーマロ
イ圧粉磁心B、 Fe−3i −Aj!圧粉磁心Cの1
0kHzにおける直流重畳特性の1例を示す。
本発明の圧粉磁心Aは従来の圧粉磁心より優れた直流重
畳特性を示し、スイッチング電源の平滑チョーク等に好
適である。
次逼LiLLλ Fet+、sCu+Nb5Si+s、sB7の組成を有
する幅5111[11、厚さ15μmの非晶質合金薄帯
を作製し、450°Cで1時間保持後冷却し振動ミルに
て粉砕し48メツシユ以下の粉末とした。
得られた粉末に水ガラス、リン酸アルミニウム粉末、ア
セトン、メタノールを混ぜた後500℃に加熱し、15
T/cm2の圧力で30分保持し圧粉成形した。得られ
た外径21岨、内径12mm、高さ8mmの圧粉体を更
に570°Cで30分熱処理した。次にこの圧粉磁心に
エポキシ樹脂の粉体コーティングをほどこし、実効透磁
率μeの周波数特性を測定した。測定後X線回折を行っ
た結果結晶ピークが認められほぼ完全に結晶化していた
得られた結果の1例を第9図に示す。比較のためMoパ
ーマロイ圧粉磁心の実効透磁率の周波数依存性を示す。
本発明の圧粉磁心は従来のMoパーマロイ圧粉磁心より
も優れた実効透磁率の周波数特性を示し、高周波で使用
される各種インダクターに好適であ4〇 −2,: 〔発明の効果〕 以上詳述した様に、本発明のFe基軟磁性合金圧粉体熱
処理により従来のFe基非晶質合金圧粉体に比べてコア
損失が著しく低下しており、Co基非晶質合金と同程度
であるとともに、コア損失の経時変化が小さく、透磁率
が高いものができるため実用上の効果が著しく大である
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は実施例1のFe基軟磁性合金圧粉体構成
する従来の熱処理前のX線回折パターン、第1図0))
は本発明に係る熱処理後のX線回折パターン、第2図(
a)は第1図(a)に対応し、第2図へ)は第1図(b
)に対応する金属組織の透過電子顕微鏡写真(30万倍
)、 第3図は本発明に係る粒子構造写真、第4図は実施例1
のFe基軟磁性合金圧粉体断面ミクロ金属組織写真、 第5図はコア損失のCu量依存性を示す図、第6図はコ
ア損失のM′景依存性を示す図、第7図はコア損失の熱
処理温度依存性を示す図、第8図は直流重畳特性の1例
を示した図、第9図は実効透磁率の周波数依存性の1例
を示した図である。 特開口]13−304603  (15)第2図 第3図 0゜ 、とOA 第4図

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式、 (Fe_1_−_aM_a)_1_0_0−_x_−_
    y_−_z−_α−_β−_γCu_xSi_yBzM
    ′_αM″_βX_γ(原子%) (ただし、MはCo及び/又はNiであり、M′はNb
    、W、Ta、Zr、Hf、Ti及びMoから成る群から
    選ばれた少なくとも1種の元素、M″はV、Cr、Mn
    、Al、白金属元素、Sc、Y、希土類元素、Au、Z
    n、Sn、Reから成る群から選ばれた少なくとも1種
    の元素、XはBe、C、Ge、P、Ga、Sb、As、
    Inから成る群から選ばれた少なくとも1種の元素であ
    り、a、x、y、z、α、β及びγはそれぞれ 0≦a<0.5、0.1≦x≦3、0≦y≦30、0≦
    z≦25、0.1≦α≦30、0≦β≦100≦γ≦1
    0及び0≦y+z≦35 を満たす。)により表わされる組成を有する非晶質合金
    の微粉末を圧密化し塊状とした圧粉体において、その合
    金組織の少なくとも50%が微細な結晶粒からなり、そ
    の結晶粒がその最大寸法で測定した場合500Å以下の
    平均粒径を有するFe基軟磁性合金圧粉体。
  2. (2)特許請求の範囲第1項に記載のFe基軟磁性合金
    圧粉体において、前記組織の残部が非晶質であることを
    特徴とするFe基軟磁性合金圧粉体。
  3. (3)特許請求の範囲第1項に記載のFe基軟磁性合金
    圧粉体において、前記組織が実質的に微細な結晶粒から
    なることを特徴とするFe基軟磁性合金圧粉体。
  4. (4)特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記
    載のFe基軟磁性合金圧粉体において、0≦a≦0.3
    、0.5≦x≦2、10≦y≦25、3≦z≦12、1
    8≦y+z≦28、2≦α≦8であることを特徴とする
    Fe基軟磁性合金圧粉体。
  5. (5)特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかに記
    載のFe基軟磁性合金において、前記M′がNbである
    ことを特徴とするFe基軟磁性合金圧粉体。
  6. (6)特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれかに記
    載のFe基軟磁性合金圧粉体において、前記M″がRu
    、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、Au、Cr、Ti、
    Vから選ばれる少なくとも1種の元素であることを特徴
    とするFe基軟磁性合金圧粉体。
  7. (7)一般式、 (Fe_1_−_aM_a)_1_0_0_−_x_−
    _y_−_z_−_α_−_β_−_γCu_xSi_
    yB_zM′_αH″_βX_γ(原子%) (ただし、MはCo及び/又はNiであり、M′はNb
    、W、Ta、Zr、Hf、Ti及びMoから成る群から
    選ばれた少なくとも1種の元素、M″はV、Cr、Mn
    、Al、白金属元素、Sc、Y、希土類元素、Au、Z
    n、Sn、Reから成る群から選ばれた少なくとも1種
    の元素、XはBe、C、Ge、P、Ga、Sb、As、
    Inから成る群から選ばれた少なくとも1種の元素であ
    り、a、x、y、z、α、β及びγはそれぞれ 0≦a<0.5、0.1≦x≦3、0≦y≦30、0≦
    z≦25、0.1≦α≦30、0≦β≦100≦γ≦1
    0及び0≦y+z≦35 を満たす。)により表わされる組成を有する合金の微粉
    末を圧密化するに、プレス成形をする際粉末間にバイン
    ダーあるいは/および電気的絶縁物質を介在させたこと
    を特徴とするFe基軟磁性合金圧粉体の製造方法。
  8. (8)特許請求の範囲第7項記載の製造方法において、
    溶湯を急冷することにより、非晶質合金微粉末とする工
    程とこれにバインダあるいは/及び電気絶縁物質を加え
    、プレス成形後微細な結晶粒を形成する熱処理工程とを
    含むことを特徴とするFe基軟磁性合金圧粉体の製造方
    法。
  9. (9)特許請求の範囲第7項記載の製造方法において、
    非晶質合金微粉末に微細な結晶粒を形成する熱処理を施
    した後に、プレス成形工程を行なうことを特徴とするF
    e基軟磁性合金圧粉体の製造方法。
  10. (10)特許請求の範囲第7項記載の製造方法において
    、非晶質合金微粉末を結晶化温度近傍にて加圧すること
    により、もしくは衝撃力により塊状とし、しかる後微細
    な結晶粒を形成する熱処理を行なうことを特徴とするF
    e基軟磁性合金圧粉体の製造方法。
  11. (11)特許請求の範囲第8項乃至第10項のいずれか
    に記載の熱処理が非晶質合金微粉末もしくはその圧粉体
    を450℃〜700℃に5分〜24時間保持することで
    あることを特徴とするFe基軟磁性合金圧粉体の製造方
    法。
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