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JPS62177006A - 光硬化性二液型組成物 - Google Patents

光硬化性二液型組成物

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Publication number
JPS62177006A
JPS62177006A JP1784686A JP1784686A JPS62177006A JP S62177006 A JPS62177006 A JP S62177006A JP 1784686 A JP1784686 A JP 1784686A JP 1784686 A JP1784686 A JP 1784686A JP S62177006 A JPS62177006 A JP S62177006A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
acrylate
liquid
thixotropy
diisocyanate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1784686A
Other languages
English (en)
Inventor
Shin Takahashi
伸 高橋
Kaoru Kimura
馨 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toagosei Co Ltd filed Critical Toagosei Co Ltd
Priority to JP1784686A priority Critical patent/JPS62177006A/ja
Publication of JPS62177006A publication Critical patent/JPS62177006A/ja
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  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ)発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は光硬化性二液型組成物に関するものであり、特
にチクソトロピーに冨み、増粘性に優れた光硬化性二液
型組成物に関するものである。
光硬化性二液型組成物は光を遮断し、かつ第一液と第二
液が接触していない間は硬化せず長時間安定であるが、
紫外線等光を照射するか、あるいは第一液と第二液を接
触させると容易に重合硬化する組成物である。
このように光硬化性二液型組成物は、タイプを異にする
2種の化学反応性を有しているため、その応用範囲は今
後ますます広がって行くことが期待され、IC分野にお
けるチンプボンデイング用、プリント基板とコイル間の
接着、圧電素子と金属板の接着、スピーカ一部品のボト
ムプレートとフェライトリングの接着に代表される様な
電子材料関係等への利用が注目を集めている。
〔従来の技術〕
しかしながら、従来の光硬化性二液型組成物はチクソト
ロピーを有していないか、または有していてもチクソト
ロピー係数が低いため、例えば光硬化性二液型組成物の
塗布作業時における垂れ、流れ、糸引き等の問題が生じ
、種々のトラブルを引き起こしていた。
前記チクソトロピーを有する光硬化性二液型組成物の中
にはシリカを配合したものもあるが、そのチクソトロピ
ー係数はかなり低く、実用的とはいえなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らはチクソトロピーに冨み、増粘性に優れ、塗
布作業時の垂れ、流れ、糸引き等の問題を解決した光硬
化性二液型組成物を得んため鋭意研究した結果、本発明
を完成した。
口)発明の構成 〔問題点を解決する手段〕 本発明は下記第一液および第二液からなるチクソトロピ
ー光硬化性二液型組成物である。
〔第−液〕
1) (メタ)アクリル系オリゴマーまたは/および(
メタ)アクリル系モノマー 2)光重合開始剤 3)パーオキシエステルからなる重合開始剤4)疎水性
シリカからなるチクソトロピー化剤 〔第二液〕 1)前記パーオキシエステルからなる重合開始剤としl
ソクス系を形成する化合物からなる促進剤 なお、本発明において(メタ)アクリル系とはアクリル
系およびメタクリル系を総称し、また(メタ)アクリレ
−1・または(メタ)アクリロイルとはアクリレートお
よびメタクリレ−トまたはアクリロイルおよびメタクリ
ロイルを総称するものである。
本発明の第−液を構成する一成分である(メタ)アクリ
ル系オリゴマーまたは(メタ)アクリル系モノマー (
以下(メタ)アクリル系化合物という)は、ラジカル重
合可能であり、光重合開始剤およびパーオキシエステル
からなる重合開始剤の存在下、前記パーオキシエステル
からなる重合開始剤とレドックス系を形成する化合物か
らなる促進剤と接触させるか、あるいは上記三成分の存
在下において光照射することにより、容易に重合するも
のであれば公知のいかなるものであっても良く、その例
を示せば次の通りである。
〔1〕一般式 %式% を有する単量体またはこれとイソシアホー1〜化合物と
の反応生成物。
ただし、Rは水素または一〇H3を示し、Rは−CH2
−CH3、−CH2−CH2−CH3、CH3 または−CH−C113のうち任意の個所の水素が脱離
して、(IT基および/またはハロゲン原子と結合する
ための手を形成したものを示し、nは1〜3の整数を示
す。
このような一般式■の単量体は具体的には、例えば次の
通りである。
2−、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、1.2−ジヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2
−ヒドロキシプロピルメタアクリレートなど。
、  3 ええL、R,よよつよえ、よ−。□3やオ5、贋よ水素
、−CI−13、−C2H5、−CH20Hまたは 1l −CH2−0−C−C=CH2を示し、Roは水素、塩
素、−CH3または−C2H5を示し、 Rは水素、−0Hまたは OR’ +1 1 =CH2−0−C−C=CH2を示し、mは1〜8の整
数を示し、nは1〜20の整数を示し、pは0または1
を示す。
前記一般式■の単量体としては具体的には、例えばジエ
チレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリ
コールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタ
クリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレー
ト、1.2−プロピレングリコールジメタクリレート、
ジプロピレングリコールジメタクリレート、ポリエチレ
ングリコールジメタクリレート、ジー(ペンタメチレン
グリコール)ジメタクリレート、テトラエチレングリコ
ールジアクリレート、テトラエチレングリコールシー(
クロロ−アクリレート)、ジーグリセロールジアクリレ
−ト、グリセリントリメタクリレート、トリメチロール
プロパントリメタクリレ ト、ジ−グリセロールテトラ
メタクリレ−1・等があげられる。
〔3〕一般式 %式% を有する単量体。
ただし、Rりは水素または=CH・を示し、Iは水素ま
たは炭素数1〜4のアルキル基を示し、R2は炭素数2
.〜4のアルキレン基を示し、mは2〜8の整数を示す
前記一般式■を有する単量体は具体的に列挙すれば次の
通りである。
2.2−ビス(4−メタクリロキシジェトキシフェニル
)プロパン、2.2−ビス(4−メタクリロキシトリエ
トキシフェニル)プロパン、2゜2−ビス(4−メタク
リロキシテトラエトキシフェニル)プロパン、2,2−
ビス(4−メタクリロキシペンタエトキシフェニル)プ
ロパン、2゜2−ビス(4−メタクリロキシへキサエト
キシフェニル)プロパン、2.2−ビス(4−メタクリ
ロキシヘプタエトキシフェニル)プロパン、2゜2−ビ
ス(4−メタクリロキシオクタエトキシフェニル)プロ
パン、2,2−ビス(4−メタクリロキシジプロポキシ
フェニル)プロパン、2.2−ビス(4−メタクリロキ
シトリプロポキシフェニル)プロパン、2.2−ビス(
4−メタクリロキシオクタプロポキシフェニル)プロパ
ン、2゜2−ビス(4−メタクリロキシジブトキシフェ
ニル)プロパン、2,2−ビス(4−メタクリロキシト
リブトキシフェニル)プロパン、2.2−ビス(4−メ
タクリロキシオクタブトキシフェニル)プロパン、2.
2−ビス(4−アクリロキシジェトキシフェニル)プロ
パン、2.2−ビス(4一アクリロキシジプトキシフェ
ニル)プロパン、2−(4−メタクリロキシジェトキシ
フェニル)−2−(4−メタクリロキシトリエトキシフ
ェニル)プロパン、2−(4−メタクリロキシジプロポ
キシフェニル)−2−(4−メタクリロキシトリエトキ
シフェニル)プロパンなど。
〔4〕一般式 %式% ただし、Rは水素または−CH3を示し、Rは−CI−
12−1−C2H4−または−C3H6−または−CH
2−C11−であり、nはOおよび1〜CH3 10の整数である。
、前記一般式〇を有する単量体を具体的に列挙すれば次
の通りである。
ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペ
ンテニルオキシメチル(メタ)アクリレート、ジシクロ
ペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジシク
ロペンテニルオキシプロピル(メタ)アクリレートなど
である。
CH2=C−C−○−R/3      +++■炭素
数5〜20のシクロアルキル基、フェニル基、テトラヒ
ドロフルフリル基またはこれらの基を含む5〜20のア
ルキル基を示す。
前記一般式〇の単量体としては具体的には例えば次の通
りである。
シクロヘキシル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフ
ルフリル(メタ)アクリレート、t−ブチルフェニル(
メタ)アクリレ一ト、ヘンシル(メタ)アクリレート等
が挙げられる。
〔6〕一般式 %式% 前記一般式〇の単量体としては、具体的には例えばフェ
ノキシ=β=ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ−ト
、シクロヘキサノキシ−β−ヒドロキシプロピル(メタ
)アクリレート、テトラヒドロフルフロキシ−=β−ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ノニルオキシ
−β−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどが
挙げられる。
〔7〕一般式 %式% 炭素数1〜20のアルキル基、ビニル基、アリール基、
アルコキシアルキル基を示す。
前記一般式■の単量体としては具体的には例えばメトキ
シカルボニルメチル(メタ)アクリレート、エトキシカ
ルボニルメチル(メタ)アクリレート、ヘプトキシカル
ボニルメチル(メタ)アクリレ−ト、イソプロポキシカ
ルボニルメチル(メタ)アクリレートなどが挙げられる
〔8〕一般式 %式% 前記一般式■の単量体としては具体的には例えばメタク
リル酸、アクリルが挙げられる。
(9)、  (10)、  (11)、  (12)一
般式 %式% −CII2−1−C21−I4−1−C3■■6− 、
CH3 −CI−12−CH−1−CI−I2−C−CI]2−
であCH3CT−13 す、mは1〜10の整数、nは1又は2である。
前記一般式〇、[相]、■、■の単量体としては具体的
にはたとえばアシッドホスホオキシエチル(メタ)アク
リレート、3−クロロ−2−アシッドホスホオキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、アシッドホスホオキシプロ
ピル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
〔13〕下記@−i、■−ii 、 @−1iiで示さ
れる(メタ)アクリロイルオキシ基を有するウレタンプ
レポリマー単量体。
■−1水酸基を有する(メタ)アクリレート、有機ポリ
イソシアネートとの反応生成物である(メタ)アクリロ
イルオキシ基を有するウレタンプレポリマー [相]−1i  水酸基を有する(メタ)アクリレート
、有機ポリイソシアネートおよび三価以上のポリオール
またはジオールとの反応生成物である(メタ)アクリロ
イルオキシ基を有するウレタンプレポリマー ■〜ii1  水酸基を有する(メタ)アクリレート、
有機ポリイソシアネ−トおよび三面以上のポリオールま
たはジオールと三価以上のポリオールからなるポリオー
ルとの反応生成物である(メタ)アクリロイルオキシ基
を有するウレタンプレポリマ上記0−1〜@ −iii
における(メタ)アクリロイルオキシ基を有するウレタ
ンプレポリマーの製造原料のうち、水酸基を有する(メ
タ)アクリレートの具体例は、2−ヒドロキシエチル(
メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ」
アクリレ−ト、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレ−ト
、ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレ−ト、ヒドロキ
シオクチル(メタ)アクリレートおよび2−ヒドロキシ
−3−クロロプロピル(メタ)アクリレートなどである
他の原料である有機ポリイソシアネートの例を具体例で
示すと、トリレンジイソシアネート、4.4’−−ジフ
ェニルジイソシアネート、4.4′−ジフェニルメタン
ジイソシアネート、シアニジンジイソシアネート、1.
5−ナフタレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニ
ルエーテルジイソシアネ−1・、p−フェニレンジイソ
シアネート、トリメチレンジイソシアネート、テトラメ
チレンジイソシアネート、ヘキザメチレンジイソシアネ
ート、エチレンジイソシアネート、シクロヘキシレンジ
イソシアネート、ノナメチレンジイソシアネート、オク
タデカメチレンジイソシアネート、2−クロロプロパン
ジイソシアネート、2,2′−ジエチルエーテルジイソ
シアネート、テトラクロロフェニレンジイソシアネート
、キシリレンジイソシアネートおよび1,4.3−ヘプ
テンジイソシアネートなどのごとき低分子量有機ポリイ
ソシアネート;過剰量のこれら低分子量有機ポリイソシ
アネートを、すでに知られているように、第1級アミン
、第2級アミンまたは多価アルコールたとえばグリセロ
ール、ポリオキシエチレントリオール、ポリオキシプロ
ピレントリオール、ポリオキシエチレンテトラオール、
ポリオキシプロピレンテトラオール、ポリプロピレング
リコール、ポリエチレングリコール、ポリカプロラクト
ンポリオール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール
、ビスフェノールAに酸化エチレンおよび/または酸化
プロピレンを付加して得られるエーテル型グリコールの
ような多価アルコールと反応させて得られる高分子量有
機ポリイソシアネートがあげる。
更に他の原料であるポリオールの具体例をいくつか例示
すると、ジオールとしてはポリオキシエチレンジオール
、ポリオキシプロピレンジオール、ポリオキシブチレン
ジオール、ポリカプロラクトンジオール、ヘキサンジオ
ールおよび1,4−ブタンジオール、水添ビスフェノー
ルA、水添ビスフエノールAのエチレンオキサイド付加
物、水添ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加
物、水添ビスフェノニルAのエチレンオキサイドおよび
プロピレンオキサイドランダム付加物等があり、また三
価以上のポリオールとしてはトリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ポリオ
キシエチレントリオール、ポリオキシプロピレントリオ
ール、トリスヒドロキシエチルイソシアヌレート、ポリ
オキシエチレンテトラオール、ポリオキシプロピレンテ
トラオール、グリセリン、ポリリン酸等がある。
上記の単量体はいずれも純粋物であることが好ましいが
、微量の抑制剤、安定剤等を含む工業品位のものであっ
てもよい。
また上記の(メタ)アクリル系化合物は1種でもまた2
種以上使用しても差支えない。
本発明の第−液を構成する他の一成分である光重合開始
剤としては、たとえばヘンシル、ヘンシフエノン、ミラ
ヒーズケトン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジ
エチルチオキサントン、3.3’、4.4’−テトう(
t−ブチルパーオキシカルボニル)ヘンシフエノン、ベ
ンゾインエチルエーテル、ジェトキシアセトフェノン、
4.4′ゞ−ジクロルベンゾフェノン、0−ベンゾイル
安息香酸メチル、ヘンシルジメチルケタール、2−ヒド
ロキシ−2−メチルプロピオフェノン、4′−イソプロ
ビル−2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、
1−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトンなどが挙
げられる。又この他可視光域で優れた吸収特性を有する
光重合開始剤を添加する場合もある。
光重合開始剤の配合割合は(メタ)アクリル系化合物1
00重量部に対して、好ましくは0.05〜10重量部
、さらに好ましくは0.5〜7重量部である。
本発明の第−液を構成する他の一成分であるパーオキシ
エステルからなる重合開始剤としては、ter t−プ
チルパーオキシヘンゾエート、ter t−ブチルパー
オキシアセテート、tert−ブチルパーオキシイソブ
チレート、ter t−ブチル−ジーバー第キシフタレ
ートなどが挙げられる。
パーオキシエステルからなる重合開始剤の配合割合は、
(メタ)アクリル系化合物100重量部に対して、好ま
しくは0.05〜10重量部、さらに好ましくは0.5
〜7重量部である。
本発明の第−液を構成する他の一成分であるチクソトロ
ピー化剤である疎水性シリカは、シリカの表面を、シリ
カの表面を疎水化し得る処理剤で処理したものであり、
処理剤はシリカの表面を疎水化出来るものであればいか
なるものでもよい。
上記処理剤としては好ましくはシラン系化合物、例えば
メチルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン
、イソブチルトリメトキシシラン、ジメチルジクロルシ
ラン、メタクリロキシプロビルトリメトキシシラン等の
低級鎮状炭化水素基を有するシラン化合物、炭素数6に
l上の鎖状炭化水素基を有するシラン化合物、ジシラザ
ン化合物、シリコーン、ジフェニルジメトキシシラン等
が挙げられる。
これらのうち更に好ましい一例としては、炭素数6以上
の鎖状炭化水素基を有するシラン化合物が挙げられ、そ
の具体例を列挙すると、ヘキシルトリメトキシシラン、
オクチルトリメトキシシラン、ラウリルl−リエトキシ
シラン、ステアリルトリメトキシシラン等のアルコキシ
シラン誘導体、ステアリルメチルジクロルシラン等のハ
ロゲン誘導体等が挙げられる。
また更に好ましい他の1ダIはジシラザン化合物、シリ
コーンが挙げられ、ジシラザン化合物の好ましい例とし
ては、例えばヘキサアルキルジシラザンが挙げられ、具
体的にはへキサメチルジシラザンが挙げられる。
またシリコーンの好ましい例としては、例えば一般式■
で示されるオルガノポリシロキサン、オルガノポリシロ
キサンコポリマー等が挙げられる。
X/    X3 22J1   /−う  ダ Rはメチル基を示し、x、x、x、xは水素または炭素
数1〜20のアルキル、アルコキシ、フェニル、フェニ
ルアルキル、トリフロロアルキル、シアノアルキル、グ
リシドキシアルキル基を示I ダ し、X−Xは同一でも異なっていてもよく、またmまた
はnはOまたは整数を示す。
前記一般式0を有するポリシロキサンとしては具体的に
はポリジメチルシロキサン、ポリメチルエチルシロキサ
ン、ポリメチルオクチルシロキサン、ポリメチルオクタ
デシルシロキサン等であり、これらは1種でも2種以上
の混合物でもよい。
疎水性シリカの粒径は、ゼロでない100mμ以下が好
ましく、さらに好ましくは、0.1〜50mμである。
100mμを超えると組成物中での層分離を起こす恐れ
があるので好ましいとは言えない。
疎水性シリカの粒径は、100mμ以下が好ましく、さ
らに好ましくは、0.1〜50mμである。100mμ
を超えると組成物中での層分離を起こす恐れがあるので
好ましいとは言えない。
疎水性シリカの配合割合は、好ましくは(メタ)アクリ
ル系化合物100重量部に対し0.1〜80重量部、更
に好ましくは0.5〜30重量部である。0.1重量部
未満ではその効果が期待できず、80重量部を超えて配
合してもそれ以上の効果が° 期待できない場合がある
本発明の第一・液における、第−液を構成する上記各成
分の配合割合は、第−液の粘度、貯蔵安定性、これを例
えば接着剤としたときの接着強度、接着速度などに関係
する、一つの因子であって、最も適切な配合割合は各成
分の種類によって変動する。従ってその配合割合は、使
用する成分に応じて最適割合を適宜設定することが望ま
しく、これは簡単な試験により容易に行うことができる
第−液に対しては、上記四成分に加えて、増粘剤として
の各種のポリマー、界面接着改良剤としてマレイン酸、
無水マレイン酸、フマール酸、無水イタコン酸、アコニ
ット酸、無水コハク酸等、染料、顔料、あるいはラジカ
ル重合禁止剤としてたとえばハイドロキノン、ハイドロ
キノンモノメチルエーテル、カテコール、フェノチアジ
ン、ジフェニルアミン、ジーtert−ブチルヒドロキ
シトルエンなど、また酸化防止剤、パラフィンなどの添
加剤を、少量配合してもよい。
第−液の調製は各成分を常温または加熱下で混合溶解す
ることにより容易に行なえる。
第−液と共に本発明組成物を構成する第二液は、第一液
中のパーオキシエステルからなる重合開始剤とレドック
ス系を形成する化合物からなる促進剤である。
促進剤の有効成分としては、パーオキシエステルとレド
ックス系を形成する化合物であればいずれも使用でき、
該化合物はすでに広く知られているが、本発明において
はそれらの中でも、アルデヒド−アミン縮合物が最も適
している。
アルデヒド−アミン縮合物については、特公昭  −5
2−27176号公報に詳細な説明がなされており、同
特許公報に開示されている縮合物は本発明においても有
効に使用される。すなわち好適なアルデヒド−アミン縮
合物は、望ましくは酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸
のごときカルボン酸あるいは燐酸、硫酸のような無機酸
の共存下に、アミン1モルに対して少なくとも1モル好
ましくは1.0〜3.5モルさらに好ましくは1.5〜
3゜0モルのアルデヒドを、望ましくは40〜175℃
の温度で反応させることによって得られるものである。
アルデヒドとしては芳香族アルデヒド例えばベンズアル
デヒド、ナフチルアルデヒドなども使用できるが、脂肪
族アルデヒド例えばホルムアルデヒド、アセトアルデヒ
ド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデヒド、ヘプト
アルデヒド、ヘプトアルデヒド、クロトンアルデヒド、
ケイ皮アルデヒド、ヒドロケイ皮アルデヒド、2−フェ
ニルプロピオンアルデヒドなどの方が適している。
一方アミンとしては、第1級または第2級の脂肪族また
は芳香族アミンが使用される。さらに具体的には第1級
脂肪族アミンとして、エチルアミン、n−プロピルアミ
ン、i−プロピルアミン、n−へキシルアミン、t−ブ
チルアミンなどが、第2級脂肪族アミンとして、ジエチ
ルアミン、ジプロピルアミン、ジ−ミープロピルアミン
などが、第1級芳香族アミンとしてアニリン、p−トル
イジン、0−ナフチルアミン、p−ナフチルアミン、キ
シリデン、ベンジルアミン、p−ベンジルアニリンなど
が、また第2級芳香族アミンとしてジフェニルアミン、
N−フェニルベンジルアミン、N−アリルアニリンなど
がある。
これらのアルデヒドとアミンから製造される有効な縮合
物の具体例は、ホルムアルデヒド−p−ベンジルアニリ
ン縮合物、アセトアルデヒド−ヘンシルアニリン縮合物
、クロトンアルデヒド−ブチルアミン縮合物、ケイ皮ア
ルデヒドーアリニン縮合物、ケイ皮アルデヒドーブチル
アミン縮合物、2−フェニルプロピオンアルデヒド−ブ
チルアミン縮合物、ブチルアルデヒド−ブチルアニリン
縮合物、ブチルアルデヒド−アニリン縮合物、ヒドロケ
イ皮アルデヒドーブチルアミン縮合物、ナフトアルデヒ
ド−0−トルイジン縮合物、ヘプトアルデヒド−N−ア
リルアニリン縮合物などである。
上記促進剤有効成分はこれを液状、望ましくは蒸発速度
が大きい溶剤に熔解または分散させて第二液とする方が
、促進剤としての作業性の面で優れている。これに適し
た溶剤としては、塩化メチレン、トリクロロエタン、メ
チルクロロホルム、トリクロルエチレン、トリクロロモ
ノフルオロメタンのごときハロゲン化炭化水素系溶剤、
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、酢酸エチルのごときケトン系またはエステル系溶剤
、キシレン、ベンゼン、トルエンのごとき芳香族炭化水
素系溶剤などがある。
第二液における促進剤の有効成分の濃度は、100重量
%であり得るが、経済性などを考慮するとより低い濃度
が適しており、一方低濃度すぎると適用表面への有効成
分の均一分布が困難となる可能性があり、接着強度等の
低下を招く恐れがあるので、0.1〜30重量%が好ま
しい。
本発明において第−液と第二液の通用割合は格別制限が
あるものではないが、第−液の適用量に対して、おおむ
ね第二液中の有効成分の適用量を10重量%程度ないし
この前後とするのが望ましい。
本発明の光硬化性二液型組成物にあっては、第−液と第
二液を接触することにより、または光を照射することに
より容易に硬化する。
第−液と第二液を接触させると、第−液の重合硬化反応
が開始し、かつ速やかに進行して短時間で相応の硬化強
度を示すようになるので、例えば接着剤として使用する
場合を例にとると、第−液を一方の被着材に塗布し、第
二液をいわゆるプライマーとして他方の被着材に塗布し
、第二液が溶剤を含んでいるときはこれを揮散させた後
、各被着材の塗布面同志を合一させて接着する方法が最
も望ましい。
しかしながら第−液と第二液との接触による硬化は空気
を遮断しない状態においては硬化しにくく、この場合光
照射により硬化を完全なものとする。
光照射による硬化手段は、紫外線、可視光線等、通常光
硬化型組成物に用いられる硬化手段が適用される。
〔参考例、実施例および比較例〕
以下に本発明を参考例、実施例および比較例を用いて更
に詳細に説明する。なお各側における部はすべて重量部
を表す。
参考例 反応器にトリレンジイソシアネート(以下TD■と略す
)を約41部仕込み、反応温度を80℃に維持しながら
、150℃の液状水添ビスフェノールAを約28部攪拌
下に除々に加え仕込んだ。
仕込み終了後、約1時間80℃で攪拌し、その後反応温
度を80℃に保ちながら、2−ヒドロキシエチルメタク
リレートを約31部攪拌下に除々に加え、IRスペクト
ルでNGOピーり(2360l σ 付近)の消失が′@認されるまで攪拌を続行した。
また反応の進行状態に応じ、触媒としてジブチルSnジ
ラウレート、重合防止剤としてハイドロキノンモノメチ
ルエーテル等を適当量添加した。
上記方法にて室温で固形状のメタクリル系オリゴマーを
得た。
実施例1〜8 および比較例1〜2 参考例で得たメタクリル系オリゴマーまたはNKエステ
ル4G(商品名:新中村化学工業(株)製;ポリエチレ
ングリコールジメタクリレート)と第1.2表記載のそ
の他の各成分を混合し第−液を調製した。
また第3表記載の成分を混合し第二液を調製した。
実施例および比較例の第−液を用いて下記1)〜3)の
性状および性能を、また上記第−液および第二液を用い
て下記4)〜5)の性能を測定した。その結果を第4表
に示す。
I)粘度測定 使用計器;精機工業研究所ビスメトロンVG−AI、単
一円筒型回転 粘度計 測定方法;ローターNO1:第3表参照回転数 :5r
pm 測定温度:25℃ 2)チクソトロピー係数 使用計器;1)の粘度測定に準する 係数の算出;回転数6 rpmで測定した粘度(η、)
と6 Orpmで測定した 粘度(η2)の比(η、/ム) で求めた。
3)光硬化時間 紫外線照射装置;ウシオ電機製ユニキュアU V −4
000 高圧水銀灯U V L −4000 (4KWl灯) ランプ出力80W/am 、半集光型 ランプ照射距離:15cm 測定方法;プロピレン製シートの上に直径25u+、深
さ1龍のアルミリン グを置き、その中に調製品を入 れ、上記条件で光を照射し、指 で触れてみて表面のタンクがな 、32 くなるまでに要した時間を先便 化時間とした。
4)固着時間(セントタイム) 被着材 :炭素鋼 測定方法:第1表および第2表に示す第−液を一方の被
着材に塗布し、第 3表に示す第二液を他方の被着 材に塗布してトリクロロエタン をJi!散させた後、各被着材の塗 布面同志を重ね合わせ、室温で 手で引っ張って取れなくなるま でに要する時間を固着時間とし た。一連の手順はJISK−6 849に準1処した。
5)戻し破壊トルク強度(常態強度) 被着材 :炭素鋼 測定方法:接着方法は4)の固着時間に準じ、一連の手
順はJISK−6 850に準拠した。室温で3日 間接着養生後、強度を測定した。
*I 商品名;日本アエロジル(株)M:*5 L7− *5 前掲 第3表 、3を 第4表 、j6 ハ)発明の効果 本発明組成物は、従来の光硬化性二液型組成物に、チク
ソトロピー化剤として疎水性シリカを添加した、チクソ
トロピーに富み、増粘性に優れた組成物である。本発明
組成物により従来の光硬化性二液型組成物が抱えている
、例えば塗布作業時の垂れ、流れ、糸引き等、またはこ
れにより引き起こされる適用部品の不良率等の問題を解
決し、IC分野におけるチンプボンデイング用、プリン
ト基板とコイル間の接着、圧電素子と金属板の接着、ス
ピーカ一部品のボトムプレートとフェライトリングの接
着に代表される様な電子材料関係部品の接着の、信頼性
および量産性を高めることを可能とした、チクソトロピ
ー光硬化性二液型組成物である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記第一液および第二液からなるチクソトロピー光
    硬化性二液型組成物。 〔第一液〕 1)(メタ)アクリル系オリゴマーまたは/および(メ
    タ)アクリル系モノマー 2)光重合開始剤 3)パーオキシエステルからなる重合開始剤4)疎水性
    シリカからなるチクソトロピー化剤 〔第二液〕 1)前記パーオキシエステルからなる重合開始剤とレド
    ックス系を形成する化合物からなる促進剤
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009079204A (ja) * 2007-09-06 2009-04-16 Nitto Denko Corp 光重合反応とレドックス重合反応とを併用するアクリル系粘弾性体層の製造方法、及び粘着テープ又はシート
JP2010513573A (ja) * 2006-07-28 2010-04-30 ロード・コーポレーション デュアル硬化接着剤配合物

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