JPS62141132A - 紡績糸の製造装置 - Google Patents
紡績糸の製造装置Info
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- JPS62141132A JPS62141132A JP28058285A JP28058285A JPS62141132A JP S62141132 A JPS62141132 A JP S62141132A JP 28058285 A JP28058285 A JP 28058285A JP 28058285 A JP28058285 A JP 28058285A JP S62141132 A JPS62141132 A JP S62141132A
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- Japan
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- fiber bundle
- suction
- yarn
- false twisting
- false
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- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H15/00—Piecing arrangements ; Automatic end-finding, e.g. by suction and reverse package rotation; Devices for temporarily storing yarn during piecing
- D01H15/002—Piecing arrangements ; Automatic end-finding, e.g. by suction and reverse package rotation; Devices for temporarily storing yarn during piecing for false-twisting spinning machines
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は短繊維束を加熱して紡績糸を製造するための装
置に関する。
置に関する。
従来のリング式紡績機に代わり、紡績速度の向上や紡績
工程数の低減、および糸質の改善等を目的とする各種の
紡績装置の開発が試みられ、オーブンエンド紡績機や空
気式紡績機等が既に提案されている。上記空気式紡績機
の代表的なものとして、繊維束の走行路に沿って2つの
空気噴射ノズルを配置し、これらのノズルによって互い
に異なる方向に旋回する2つの空気流を順に繊維束に作
用させ、これにより繊維束を加熱して紡績糸を製造する
装置がある。この装置によればリング式紡績機の数倍に
およぶ閏速紡績が可能であり、上記空気流の圧力を高め
ることによって、更に紡績速度をたかめることもできる
。しかし紡績速度を大幅に高めようとすればエネルギー
消費が急速に増大するため実際上は困難であるという問
題があり、この問題を解決し得る更に新たな紡績装置の
開発が待たれていた。
工程数の低減、および糸質の改善等を目的とする各種の
紡績装置の開発が試みられ、オーブンエンド紡績機や空
気式紡績機等が既に提案されている。上記空気式紡績機
の代表的なものとして、繊維束の走行路に沿って2つの
空気噴射ノズルを配置し、これらのノズルによって互い
に異なる方向に旋回する2つの空気流を順に繊維束に作
用させ、これにより繊維束を加熱して紡績糸を製造する
装置がある。この装置によればリング式紡績機の数倍に
およぶ閏速紡績が可能であり、上記空気流の圧力を高め
ることによって、更に紡績速度をたかめることもできる
。しかし紡績速度を大幅に高めようとすればエネルギー
消費が急速に増大するため実際上は困難であるという問
題があり、この問題を解決し得る更に新たな紡績装置の
開発が待たれていた。
このような要望に応えるべく開発された装置の一例とし
て、特開昭60−88132号に示される装置がある。
て、特開昭60−88132号に示される装置がある。
この装置はドラフト装置を出た繊維束に一方向の旋回空
気流を作用させる1つの空気噴射ノズルと、該ノズルを
出た繊維束を仮撚するためのベルト式仮撚装置とを具え
ている。このベルト式仮撚装置とは、交差して互いに異
なる方向に走行する2本の無端ベルトからなり、両ベル
ト間に繊維束をニップして仮撚を行う装置であって、ベ
ルトで繊維束を直接ニップするため仮撚効率が良く、ま
たベルトの走行によって繊維束に送出力が付与されるた
め糸切れが少ない等の利点を有しており、これらの理由
によりこの紡績装置は前述した2つのノズルを用いる紡
績装置よりも更に高速の紡績能力を発揮できることが確
認されている。
気流を作用させる1つの空気噴射ノズルと、該ノズルを
出た繊維束を仮撚するためのベルト式仮撚装置とを具え
ている。このベルト式仮撚装置とは、交差して互いに異
なる方向に走行する2本の無端ベルトからなり、両ベル
ト間に繊維束をニップして仮撚を行う装置であって、ベ
ルトで繊維束を直接ニップするため仮撚効率が良く、ま
たベルトの走行によって繊維束に送出力が付与されるた
め糸切れが少ない等の利点を有しており、これらの理由
によりこの紡績装置は前述した2つのノズルを用いる紡
績装置よりも更に高速の紡績能力を発揮できることが確
認されている。
上記したベルト式仮撚装置を用いた紡績装置においては
、紡績を開始するに先立ち、如何にして繊維束を上記仮
撚装置に通すかが問題となる。即ち、繊維束は該仮撚装
置を通過することによって初めて強力のある紡績糸とな
るの−であり、仮撚装置通過前の繊維束は極めて強力の
低いものであるため、これを手や器具で操作しようとす
ると容易に切断してしまう。本発明はこのような問題を
解決することを目的としている。
、紡績を開始するに先立ち、如何にして繊維束を上記仮
撚装置に通すかが問題となる。即ち、繊維束は該仮撚装
置を通過することによって初めて強力のある紡績糸とな
るの−であり、仮撚装置通過前の繊維束は極めて強力の
低いものであるため、これを手や器具で操作しようとす
ると容易に切断してしまう。本発明はこのような問題を
解決することを目的としている。
本発明は上記した空気噴射ノズルとベルト式仮撚装置と
を順に配設した紡績装置において、該仮撚装置を挟んで
空気噴射ノズルと逆側の位置に、仮撚装置を出た繊維束
を吸引するための吸引装置を設けたことを特徴としてい
る。
を順に配設した紡績装置において、該仮撚装置を挟んで
空気噴射ノズルと逆側の位置に、仮撚装置を出た繊維束
を吸引するための吸引装置を設けたことを特徴としてい
る。
空気噴射ノズルから出る繊維束は該ノズルからの空気流
によって、仮撚装置内に導入され、次いで該仮撚装置に
おけるベルト走行力によって吸引装置方向への送出力を
受け、更に該吸引装置による吸引力を受ける。繊維束の
速度が掻めて速いためこれらの力は該繊維束に対して殆
ど同時に作用し、繊維束は瞬時に仮撚装置のベルト間を
通過し、吸引装置内に引き込まれる。
によって、仮撚装置内に導入され、次いで該仮撚装置に
おけるベルト走行力によって吸引装置方向への送出力を
受け、更に該吸引装置による吸引力を受ける。繊維束の
速度が掻めて速いためこれらの力は該繊維束に対して殆
ど同時に作用し、繊維束は瞬時に仮撚装置のベルト間を
通過し、吸引装置内に引き込まれる。
第2図は本発明に係る紡績装置の側面を概略的にしめし
ている。
ている。
(1)は内部に台車走行空間(2)を有する断面コ字形
の本体フレームであり、紙面前後方向に長く延びている
。 (3)(4)は該フレーム(1)に沿って配設され
たレールであり、該レール(3) (4)に沿って糸継
台車(5)が台車走行空間(2)内を紙面前後方向に走
行する。(6)はバンクローラ(7)、ミドルローラ(
8)およびフロントローラ(9)からなるドラフト装置
、(10)は空気噴射ノズル、(11)はベルト式仮撚
装置、(12)は吸引装置であり、(13)はデリベリ
ローラである。これらのドラフト装置(6)、空気噴射
ノズル(10)、仮撚装置(11)、吸引装置(12)
およびデリベリローラ(13) は次に述べる繊維束(
S)の走行路に沿って略−直線状に順に配設され、かつ
本体フレーム(1)上において紙面前後方向に多数錘配
設される。
の本体フレームであり、紙面前後方向に長く延びている
。 (3)(4)は該フレーム(1)に沿って配設され
たレールであり、該レール(3) (4)に沿って糸継
台車(5)が台車走行空間(2)内を紙面前後方向に走
行する。(6)はバンクローラ(7)、ミドルローラ(
8)およびフロントローラ(9)からなるドラフト装置
、(10)は空気噴射ノズル、(11)はベルト式仮撚
装置、(12)は吸引装置であり、(13)はデリベリ
ローラである。これらのドラフト装置(6)、空気噴射
ノズル(10)、仮撚装置(11)、吸引装置(12)
およびデリベリローラ(13) は次に述べる繊維束(
S)の走行路に沿って略−直線状に順に配設され、かつ
本体フレーム(1)上において紙面前後方向に多数錘配
設される。
(K) は本体フレーム(1)の背後に設置されたスラ
イバケンスで、8亥ケンス(K)から引き出された練篠
機あがりの無撚のスライバ即ち繊維束(S) はドラフ
ト装置(6)がら空気噴射ノズル(10)および仮撚装
置(11)を経て紡績糸(Y) となる。接糸(Y)
は更に吸引装置(12)およびプリヘリローラ(13
)を経てスラブキャッチャ(14)を通過した後、フリ
クションローラ(15)によって回転駆動されるパッケ
ージ(P)上に巻取られる。
イバケンスで、8亥ケンス(K)から引き出された練篠
機あがりの無撚のスライバ即ち繊維束(S) はドラフ
ト装置(6)がら空気噴射ノズル(10)および仮撚装
置(11)を経て紡績糸(Y) となる。接糸(Y)
は更に吸引装置(12)およびプリヘリローラ(13
)を経てスラブキャッチャ(14)を通過した後、フリ
クションローラ(15)によって回転駆動されるパッケ
ージ(P)上に巻取られる。
(16)は上記吸引装置(12)の糸出口部分に開口部
を有するダクトで、基端部は図示しない吸気源即ちブロ
アに連通している。(17)は該ダクト(16)の開口
部とデリベリローラ(13)との間に設けられたカッタ
で、上記したスラブキャッチャ(14)からの信号によ
って作動し、糸(Y)を切断する。また前記した糸継台
車(5)にはノック(18)と、ブロア(19)に連通
したサクションパイプ(20)およびサクションマウス
(21)がそれぞれ搭載され、該台車(5)は糸切れを
生じた錘に停止して次に述べる糸継動作を行う。即ち、
スラブキャッチャ(14)が糸(Y)の欠陥部分を検出
したとき、該スラブキャッチャ(14)からの信号によ
ってバンクローラ(7)に付設の図示しないクラッチが
オフして該ローラ(7)が停止すると共に、カッタ(1
7)が糸(Y)を切断する。また空間(2)内を走行中
の糸継台車(5)は上記信号によって糸切れを生じてい
る錘で停止し、紡出側の上糸とパッケージ(P)側の下
糸とを互いに糸継ぎする。糸継動作はまず上記したバン
クローラ(7)のクラッチがオンして繊維束(S)の給
送を開始すると共に、後で詳述する吸引装置(12)が
一時的に作動して糸(Y)の吸引を行い、このときパッ
ケージ(P) は図示しない装置によってフリクショ
ンローラ(15)から離反される。次いでサクションパ
イプ(20)およびサクションマウス(21)がそれぞ
れ一点鎖線で示す位置まで旋回して上糸および下糸を吸
引した後再び実線で示す位置まで復帰して両糸をノック
(18)へ導き、ノック(18)が両糸の糸継ぎを行つ
た後、パッケージ(P)がフリクションローラ(15)
に圧接されて巻取りが再開される。 (22)はこの
糸継ぎの際に生じる上糸のたるみ分を吸収するためのダ
クトである。
を有するダクトで、基端部は図示しない吸気源即ちブロ
アに連通している。(17)は該ダクト(16)の開口
部とデリベリローラ(13)との間に設けられたカッタ
で、上記したスラブキャッチャ(14)からの信号によ
って作動し、糸(Y)を切断する。また前記した糸継台
車(5)にはノック(18)と、ブロア(19)に連通
したサクションパイプ(20)およびサクションマウス
(21)がそれぞれ搭載され、該台車(5)は糸切れを
生じた錘に停止して次に述べる糸継動作を行う。即ち、
スラブキャッチャ(14)が糸(Y)の欠陥部分を検出
したとき、該スラブキャッチャ(14)からの信号によ
ってバンクローラ(7)に付設の図示しないクラッチが
オフして該ローラ(7)が停止すると共に、カッタ(1
7)が糸(Y)を切断する。また空間(2)内を走行中
の糸継台車(5)は上記信号によって糸切れを生じてい
る錘で停止し、紡出側の上糸とパッケージ(P)側の下
糸とを互いに糸継ぎする。糸継動作はまず上記したバン
クローラ(7)のクラッチがオンして繊維束(S)の給
送を開始すると共に、後で詳述する吸引装置(12)が
一時的に作動して糸(Y)の吸引を行い、このときパッ
ケージ(P) は図示しない装置によってフリクショ
ンローラ(15)から離反される。次いでサクションパ
イプ(20)およびサクションマウス(21)がそれぞ
れ一点鎖線で示す位置まで旋回して上糸および下糸を吸
引した後再び実線で示す位置まで復帰して両糸をノック
(18)へ導き、ノック(18)が両糸の糸継ぎを行つ
た後、パッケージ(P)がフリクションローラ(15)
に圧接されて巻取りが再開される。 (22)はこの
糸継ぎの際に生じる上糸のたるみ分を吸収するためのダ
クトである。
第1図において、空気噴射ノズル(lO)は繊維束(S
)を通すための直線上の糸通路(25)と、該通路(2
5)の内周面に形成された複数の空気噴出孔(26)と
を有している。該噴出孔(26)は糸通路(25)の円
筒状内面に対し接線方向に開口しており、また仮撚装置
(11)方向に傾斜している。該噴出孔(26)へは図
示しない圧空源から圧縮空気が常時供給されており、こ
の圧縮空気は噴出孔(26)から糸通路(25)内に噴
出されて仮撚装置(11)へと向かう旋回空気流となり
、糸通路(25)内の繊維束(S)に作用して該繊維束
(S)をバルーンさせる。また空気噴射ノズル(lO)
の繊維束入口(27)は前記ドラフト装置(6)のフロ
ントローラ(9)のニップ点(N)に接近しており、繊
維束出口に形成されたガイドパイプ(28)は仮撚袋W
(11)のニップ開始点(nl)に接近している。上
記ガイドパイプ(28)の端部にはリング状の繊維束ガ
イド(29)が設けられ、繊維束(S)をニップ開始点
(nl)の位置に確実に維持する働きをしている。
)を通すための直線上の糸通路(25)と、該通路(2
5)の内周面に形成された複数の空気噴出孔(26)と
を有している。該噴出孔(26)は糸通路(25)の円
筒状内面に対し接線方向に開口しており、また仮撚装置
(11)方向に傾斜している。該噴出孔(26)へは図
示しない圧空源から圧縮空気が常時供給されており、こ
の圧縮空気は噴出孔(26)から糸通路(25)内に噴
出されて仮撚装置(11)へと向かう旋回空気流となり
、糸通路(25)内の繊維束(S)に作用して該繊維束
(S)をバルーンさせる。また空気噴射ノズル(lO)
の繊維束入口(27)は前記ドラフト装置(6)のフロ
ントローラ(9)のニップ点(N)に接近しており、繊
維束出口に形成されたガイドパイプ(28)は仮撚袋W
(11)のニップ開始点(nl)に接近している。上
記ガイドパイプ(28)の端部にはリング状の繊維束ガ
イド(29)が設けられ、繊維束(S)をニップ開始点
(nl)の位置に確実に維持する働きをしている。
ヘルド式仮撚装置(11)は駆動プーリ(31)および
従動プーリ (32)にそれぞれ巻掛けられた2本の無
端ベルト(Bl) (B2)からなり、両ベル) (B
l) (B2)は互いにX字形に交差して配置されると
共にその間に繊維束(S)がニップされ、また各ベルト
はそれぞれ矢印(33)(34)方向に常時走行駆動さ
れる。この走行力の分力によって繊維束(S)には一定
方向の仮撚の撚りが加えられ、また同時に吸引装置(1
2)方向へと送り出される。このときの撚りの方向は空
記噴射ノズル(10)の噴出孔(26)から噴出される
空気流の旋回方向と互いに逆の方向となるように設定さ
れる。
従動プーリ (32)にそれぞれ巻掛けられた2本の無
端ベルト(Bl) (B2)からなり、両ベル) (B
l) (B2)は互いにX字形に交差して配置されると
共にその間に繊維束(S)がニップされ、また各ベルト
はそれぞれ矢印(33)(34)方向に常時走行駆動さ
れる。この走行力の分力によって繊維束(S)には一定
方向の仮撚の撚りが加えられ、また同時に吸引装置(1
2)方向へと送り出される。このときの撚りの方向は空
記噴射ノズル(10)の噴出孔(26)から噴出される
空気流の旋回方向と互いに逆の方向となるように設定さ
れる。
ドラフト装置(6)を出た繊維束(S、)にはベルト成
板128装置(11)によって仮撚の撚りが形成され、
この撚りは繊維束(S)上をフロントローラ(9)のニ
ップ点(N)まで伝播する。フロントローラ(9)を出
た直後の繊維束(S)はその中心部の繊維が上記撚りに
よって捕えられ、外周部の繊維は捕えられることなく繊
維束中心から毛羽状に突出する。このような状態の繊維
束(S)は次いで空気噴射ノズル(10)内で旋回空気
流の作用を受け、上記撚りの方向とは逆の方向にバルー
ンされ、このとき繊維束外周の毛羽状繊維は空気流の旋
回方向と同方向つまり繊維東巾心の撚りの方向とは逆の
方向に巻付く。次いでこのような繊維束(S)が仮12
8装置(11)のニップ終了点(B2)を通過したとき
強い解撚作用を受け、これにより繊維束中心の繊維は無
撚またはせ撚状態となり、その外周の繊維は上記中心繊
維の周りに更に強く巻付き、この結果繊維束(S)は1
本の結束紡績糸(Y) となる。
板128装置(11)によって仮撚の撚りが形成され、
この撚りは繊維束(S)上をフロントローラ(9)のニ
ップ点(N)まで伝播する。フロントローラ(9)を出
た直後の繊維束(S)はその中心部の繊維が上記撚りに
よって捕えられ、外周部の繊維は捕えられることなく繊
維束中心から毛羽状に突出する。このような状態の繊維
束(S)は次いで空気噴射ノズル(10)内で旋回空気
流の作用を受け、上記撚りの方向とは逆の方向にバルー
ンされ、このとき繊維束外周の毛羽状繊維は空気流の旋
回方向と同方向つまり繊維東巾心の撚りの方向とは逆の
方向に巻付く。次いでこのような繊維束(S)が仮12
8装置(11)のニップ終了点(B2)を通過したとき
強い解撚作用を受け、これにより繊維束中心の繊維は無
撚またはせ撚状態となり、その外周の繊維は上記中心繊
維の周りに更に強く巻付き、この結果繊維束(S)は1
本の結束紡績糸(Y) となる。
吸引装置(12)は糸(Y)を通す直線状の糸通路(3
5)と該通路(35)内に開口する複数の空気噴出孔(
36)とを有するガイドパイプ(37) 、該パイプ(
37)を支持する本体ブロック(3B) 、およびガイ
ドパイプ(37)に連通接続された連設パイプ(39)
からなる。
5)と該通路(35)内に開口する複数の空気噴出孔(
36)とを有するガイドパイプ(37) 、該パイプ(
37)を支持する本体ブロック(3B) 、およびガイ
ドパイプ(37)に連通接続された連設パイプ(39)
からなる。
糸通路(35)は噴出孔(36)の開口部を境として仮
128装置(11)側が比較的細く、デリベリローラ(
13)側が比較的太くな′っている。
128装置(11)側が比較的細く、デリベリローラ(
13)側が比較的太くな′っている。
噴出孔(36)はデリベリローラ(13)方向に向けて
傾斜しており、太い方の糸通路内に開口している。また
力1イドバイブ(37) の一端、即ち細い方の糸通路
を有する部分の端部(40)は仮撚装置(11)のニッ
プ終了点(n2)に近接している。更に本体ブロック(
38)の内周部には空気噴出孔(36)と連通ずると共
に、パイプ(41)を介して図外の圧空源に連通接続さ
れ、た環状の空気室(42)が形成されている。上記パ
イプ(41)の途中には電磁弁(43)が設けられてお
り、該弁(43)が開くことによって圧縮空気がパイプ
(41)から空気室(42)および噴出孔(36)を経
て糸通路(35)内に噴出し、これにより糸通路(35
)内には仮m装置(11)側からデリベリローラ(13
)側へ向けて流れる空気流が生じる。電磁弁(43)は
前記した糸継台車(5)が糸継ぎのために停止してバン
クローラ(7)のクラッチがオンしたとき同時に開き、
ガイドバイブ端部(40)に働く吸引力によって仮撚装
置(11)から出る糸(Y)を吸引しデリベリローラ(
13)方向に給送した後、図示しないタイマにより再び
閉じて空気の供給を停止する。連設バイブ(39)′は
ガイドパイプ(37)の外周に螺合しており、その端部
(44)が前記ダクト(16)の開口部近傍に位置する
ように調整される。
傾斜しており、太い方の糸通路内に開口している。また
力1イドバイブ(37) の一端、即ち細い方の糸通路
を有する部分の端部(40)は仮撚装置(11)のニッ
プ終了点(n2)に近接している。更に本体ブロック(
38)の内周部には空気噴出孔(36)と連通ずると共
に、パイプ(41)を介して図外の圧空源に連通接続さ
れ、た環状の空気室(42)が形成されている。上記パ
イプ(41)の途中には電磁弁(43)が設けられてお
り、該弁(43)が開くことによって圧縮空気がパイプ
(41)から空気室(42)および噴出孔(36)を経
て糸通路(35)内に噴出し、これにより糸通路(35
)内には仮m装置(11)側からデリベリローラ(13
)側へ向けて流れる空気流が生じる。電磁弁(43)は
前記した糸継台車(5)が糸継ぎのために停止してバン
クローラ(7)のクラッチがオンしたとき同時に開き、
ガイドバイブ端部(40)に働く吸引力によって仮撚装
置(11)から出る糸(Y)を吸引しデリベリローラ(
13)方向に給送した後、図示しないタイマにより再び
閉じて空気の供給を停止する。連設バイブ(39)′は
ガイドパイプ(37)の外周に螺合しており、その端部
(44)が前記ダクト(16)の開口部近傍に位置する
ように調整される。
前述したように、糸継ぎに際してバンクローラ(7)の
クラッチがオンし電磁弁(43)が開くと、繊維束(S
)はドラフト装置(6)を通って空気噴射ノズル(10
)に導入され、更に該ノズル(10)内の旋回空気流に
よって仮撚装置(11) に導かれ両ベル) (81)
(B2)間にニップされる0次いで仮撚装置ffi
(11)内の繊維束(S)はベルト(Bl) (B2)
の走行により送出力を受けると共に吸引装置(12)に
よる吸引力を受け、糸通路(35)内を貫通してダクト
(16) により吸引される0次いで電磁弁(43)が
閉じ、サクションパイプ(20)が第1図に一点鎖線で
示す位置まで旋回してダクト(16)に引き込まれてい
る糸(Y)を引出し、ノック(18)に導いて糸継ぎす
る。仮撚装置(11)は上記した糸通しを行う際のみ両
ベルト(Bl) (B2)を互いに離反させるようにし
ても良いが、通常の仮撚運転時と同様に相互に圧接させ
た状態において充分に糸通し可能である。
クラッチがオンし電磁弁(43)が開くと、繊維束(S
)はドラフト装置(6)を通って空気噴射ノズル(10
)に導入され、更に該ノズル(10)内の旋回空気流に
よって仮撚装置(11) に導かれ両ベル) (81)
(B2)間にニップされる0次いで仮撚装置ffi
(11)内の繊維束(S)はベルト(Bl) (B2)
の走行により送出力を受けると共に吸引装置(12)に
よる吸引力を受け、糸通路(35)内を貫通してダクト
(16) により吸引される0次いで電磁弁(43)が
閉じ、サクションパイプ(20)が第1図に一点鎖線で
示す位置まで旋回してダクト(16)に引き込まれてい
る糸(Y)を引出し、ノック(18)に導いて糸継ぎす
る。仮撚装置(11)は上記した糸通しを行う際のみ両
ベルト(Bl) (B2)を互いに離反させるようにし
ても良いが、通常の仮撚運転時と同様に相互に圧接させ
た状態において充分に糸通し可能である。
また、この糸通しを確実に行うため、空気噴射ノズル(
10)および吸引装置(12)の各ガイドパイプ端部(
29) (40)は可能な限りベルトのニップ点(nl
) (n2)に近接させることが好ましい。またこのよ
うに各端部(29) (40)を各ニップ点(nl)
(n2)に近接させることより、通常の仮撚運転時にお
いても繊維束(S)が両ベルト交差部の中央に確実に維
持され、繊維束走行路の変動が防止されるため撚リムラ
の少ない良質の糸(Y)を製造することができる。
10)および吸引装置(12)の各ガイドパイプ端部(
29) (40)は可能な限りベルトのニップ点(nl
) (n2)に近接させることが好ましい。またこのよ
うに各端部(29) (40)を各ニップ点(nl)
(n2)に近接させることより、通常の仮撚運転時にお
いても繊維束(S)が両ベルト交差部の中央に確実に維
持され、繊維束走行路の変動が防止されるため撚リムラ
の少ない良質の糸(Y)を製造することができる。
なお、電磁弁(43)はこれを常時開いたままとするこ
ともできるが、エネルギー消費の点で好ましくない。ま
た吸引装置(12)の糸通路(35)内に風綿等が付着
する場合は、所定時間を置いて適宜電磁弁(43)を開
き、空気流によって該通路(35)内を清掃するように
しても良い。更に、空気噴出孔(36)を空気噴射ノズ
ル(10)の噴出孔と同様に接線的に設け、該ノズル(
lO)と同方向または逆方向の旋回空気流を発生させる
ようにすることも可能である。
ともできるが、エネルギー消費の点で好ましくない。ま
た吸引装置(12)の糸通路(35)内に風綿等が付着
する場合は、所定時間を置いて適宜電磁弁(43)を開
き、空気流によって該通路(35)内を清掃するように
しても良い。更に、空気噴出孔(36)を空気噴射ノズ
ル(10)の噴出孔と同様に接線的に設け、該ノズル(
lO)と同方向または逆方向の旋回空気流を発生させる
ようにすることも可能である。
本発明によれば、空気噴射ノズルとベルト式仮撚装置と
を具えた紡績装置において、繊維束を上記仮撚装置に確
実に通すことができる。本発明によればこのとき糸切れ
を殆ど生じることがなく、また煩わしい操作を行う必要
もなく、瞬時にして糸通しできるので、生産能率の向上
に大きく寄与できる。
を具えた紡績装置において、繊維束を上記仮撚装置に確
実に通すことができる。本発明によればこのとき糸切れ
を殆ど生じることがなく、また煩わしい操作を行う必要
もなく、瞬時にして糸通しできるので、生産能率の向上
に大きく寄与できる。
第1図は本発明の要部を示す側面図、第2図は本発明に
係る紡績装置の全体を概略的に示す側面図である。 (lO)・・・空気噴射ノズル (11)・・・ベルト式仮撚装置 (12) −・・吸引装置
係る紡績装置の全体を概略的に示す側面図である。 (lO)・・・空気噴射ノズル (11)・・・ベルト式仮撚装置 (12) −・・吸引装置
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 繊維束の走行路に沿って、該繊維束に旋回 空気流を作用させる空気噴射ノズルと交差して互いに異
なる方向に走行する2本のベルトからなる仮撚装置とを
順に配設した紡績糸の製造装置であって、仮撚装置を挟
む空気噴射ノズルと逆側位置に、該仮撚装置を出た繊維
束を吸引する吸引装置を設けたことを特徴とする紡績糸
の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28058285A JPS62141132A (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 | 紡績糸の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28058285A JPS62141132A (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 | 紡績糸の製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62141132A true JPS62141132A (ja) | 1987-06-24 |
Family
ID=17627044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28058285A Pending JPS62141132A (ja) | 1985-12-13 | 1985-12-13 | 紡績糸の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62141132A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01174620A (ja) * | 1987-12-29 | 1989-07-11 | Murata Mach Ltd | 紡績機における運転開始方法 |
-
1985
- 1985-12-13 JP JP28058285A patent/JPS62141132A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01174620A (ja) * | 1987-12-29 | 1989-07-11 | Murata Mach Ltd | 紡績機における運転開始方法 |
JPH0317931B2 (ja) * | 1987-12-29 | 1991-03-11 | Murata Machinery Ltd |
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