JPH01174620A - 紡績機における運転開始方法 - Google Patents
紡績機における運転開始方法Info
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- JPH01174620A JPH01174620A JP33420287A JP33420287A JPH01174620A JP H01174620 A JPH01174620 A JP H01174620A JP 33420287 A JP33420287 A JP 33420287A JP 33420287 A JP33420287 A JP 33420287A JP H01174620 A JPH01174620 A JP H01174620A
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- fiber bundle
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 11
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 77
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims abstract description 34
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims abstract description 34
- 241001589086 Bellapiscis medius Species 0.000 abstract 5
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
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Landscapes
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は紡績機における運転開始方法に関し、詳しく
は、ドラフト装置と空気噴射ノズルとニップベルト式の
仮撚装置とを順に配電した紡績機における上記仮撚装置
への糸通し方法に関する。
は、ドラフト装置と空気噴射ノズルとニップベルト式の
仮撚装置とを順に配電した紡績機における上記仮撚装置
への糸通し方法に関する。
従来のリング式紡績機に代わり、紡績速度の向上や紡績
行程数の低減、および糸質の改善等を目的とする様々な
紡績機の開発が試みられ、オープンエンド紡績機、空気
式紡績機等多くのものが既に提案されている。上記空気
式紡績機の代表的なものとして互いに異なる方向に旋回
する2つの空気流を繊維束に作用させ、これにより該繊
維束を加熱して紡績糸を製造する装置がある。この紡績
機によればリング式紡績機の数倍におよぶ高速紡績が可
能であり、上記空気流の圧力を高めることによって更に
紡績速度を高めることもできる。
行程数の低減、および糸質の改善等を目的とする様々な
紡績機の開発が試みられ、オープンエンド紡績機、空気
式紡績機等多くのものが既に提案されている。上記空気
式紡績機の代表的なものとして互いに異なる方向に旋回
する2つの空気流を繊維束に作用させ、これにより該繊
維束を加熱して紡績糸を製造する装置がある。この紡績
機によればリング式紡績機の数倍におよぶ高速紡績が可
能であり、上記空気流の圧力を高めることによって更に
紡績速度を高めることもできる。
しかし紡績速度を大幅に高めようとすればエネルギー消
費が急速に増大するため、実際上は困難であるという問
題があり、この問題を解決し〜得る更に新たな紡績機の
開発が待たれていた。このような要望に応えるべく開発
された装置の一例として、特開昭60−88132号に
示される紡績機がある。この装置はドラフト装置を出た
繊維束に一方向の旋回空気流を作用させる1つの空気噴
射ノズルと、該ノズルを出た繊維束を仮撚するためのベ
ルト式仮撚装置とを具えている。
費が急速に増大するため、実際上は困難であるという問
題があり、この問題を解決し〜得る更に新たな紡績機の
開発が待たれていた。このような要望に応えるべく開発
された装置の一例として、特開昭60−88132号に
示される紡績機がある。この装置はドラフト装置を出た
繊維束に一方向の旋回空気流を作用させる1つの空気噴
射ノズルと、該ノズルを出た繊維束を仮撚するためのベ
ルト式仮撚装置とを具えている。
上記したベルト式仮撚装置を具えた紡績機によれば、該
仮撚装置が繊維束を直接ニップして仮撚するため仮撚効
率が良く、また該仮撚装置が繊維束に送出力を付与する
ため糸切れが少ない等という利点を有しており、これら
の理由により該紡績機は通常の空気式紡績機より更に高
速の紡績能力を発揮できることが確認されている。
仮撚装置が繊維束を直接ニップして仮撚するため仮撚効
率が良く、また該仮撚装置が繊維束に送出力を付与する
ため糸切れが少ない等という利点を有しており、これら
の理由により該紡績機は通常の空気式紡績機より更に高
速の紡績能力を発揮できることが確認されている。
ところが、上記紡績機では空気噴射ノズルを出てくる繊
維束が、フィラメントとは異り多数の短繊維からなる集
合体であるために、運転開始時に該繊維束の先端を円滑
に上記ベルト式仮撚装置へと導入し、かつ該ベルト式仮
撚装置による仮撚作用力を円滑に該繊維束に伝達開始す
るのは困難であるといった問題があった。
維束が、フィラメントとは異り多数の短繊維からなる集
合体であるために、運転開始時に該繊維束の先端を円滑
に上記ベルト式仮撚装置へと導入し、かつ該ベルト式仮
撚装置による仮撚作用力を円滑に該繊維束に伝達開始す
るのは困難であるといった問題があった。
すなわち、フィラメントであれば、該フィラメント自身
が充分な剛性を有しているので、該フィラメントをガイ
ド体等によって所定の糸道へ予め案内位置決めしておき
、その後上記ベルト式仮撚装置の1対のベルトを上記フ
ィラメントを挟むようにして互いに接近させ、容易に運
転を開始することができるのであるが、上記繊維束では
空気噴射ノズルを出た時点では未だ糸に形成されておら
ず、繊維束自身に充分な剛性がないために、空気噴射ノ
ズルを出た後何らのガイド体もない空間を所定距離(つ
まり、ベルト式仮撚装置が占めるだけの幅)通過させる
ことは困難であり、この空中の通過に成功したとしても
、いわば空中を飛翔しているta維束に両側からベルト
を接近させて挟み、加熱を開始することは、上記のよう
に繊維束がそれ自身には連続した糸状の形状を保つ力を
宥していないこと、および高速で移動していることから
ベルトの挟持中心と該繊維束の移動軌跡とが合致し難い
といった理由で成功率がきわめて低いものであった。
が充分な剛性を有しているので、該フィラメントをガイ
ド体等によって所定の糸道へ予め案内位置決めしておき
、その後上記ベルト式仮撚装置の1対のベルトを上記フ
ィラメントを挟むようにして互いに接近させ、容易に運
転を開始することができるのであるが、上記繊維束では
空気噴射ノズルを出た時点では未だ糸に形成されておら
ず、繊維束自身に充分な剛性がないために、空気噴射ノ
ズルを出た後何らのガイド体もない空間を所定距離(つ
まり、ベルト式仮撚装置が占めるだけの幅)通過させる
ことは困難であり、この空中の通過に成功したとしても
、いわば空中を飛翔しているta維束に両側からベルト
を接近させて挟み、加熱を開始することは、上記のよう
に繊維束がそれ自身には連続した糸状の形状を保つ力を
宥していないこと、および高速で移動していることから
ベルトの挟持中心と該繊維束の移動軌跡とが合致し難い
といった理由で成功率がきわめて低いものであった。
そこで、この発明の発明者は、ベルト式仮撚装置の1対
のベルトを最初から互いに接触させておき、その接触カ
所をいわばガイド体として作用させ、空気噴射ノズルか
ら出た繊維束を通過させることを、まず想起し、これを
試みたのであるが、この場合にはベルトの接触圧をきわ
めて弱いものにしておかなければ、空気噴射ノズルから
出ただけの繊維束はうまくベルト間を通過せず、しかも
接触圧が弱いことから繊維束に充分な加熱作用を与えら
れず、ベルト間を通過できたとしても満足な紡績糸は得
られないことが判かった。また、ベルトの接触圧を最初
から、繊維束に充分な加熱作用を与えろる程度に高く設
定しておくと、空気噴射ノズルから出る繊維束の速度を
可及的に高めても、繊維束はベルト端面へ激しく衝突す
るだけで、うまくベルト間に進入して真直ぐ後方へ突き
抜けるという理想的な糸通しは実現されないことも判か
った。
のベルトを最初から互いに接触させておき、その接触カ
所をいわばガイド体として作用させ、空気噴射ノズルか
ら出た繊維束を通過させることを、まず想起し、これを
試みたのであるが、この場合にはベルトの接触圧をきわ
めて弱いものにしておかなければ、空気噴射ノズルから
出ただけの繊維束はうまくベルト間を通過せず、しかも
接触圧が弱いことから繊維束に充分な加熱作用を与えら
れず、ベルト間を通過できたとしても満足な紡績糸は得
られないことが判かった。また、ベルトの接触圧を最初
から、繊維束に充分な加熱作用を与えろる程度に高く設
定しておくと、空気噴射ノズルから出る繊維束の速度を
可及的に高めても、繊維束はベルト端面へ激しく衝突す
るだけで、うまくベルト間に進入して真直ぐ後方へ突き
抜けるという理想的な糸通しは実現されないことも判か
った。
この発明は上記知見に基づいて、上記のような紡績機に
おけるベルト式仮撚装置への糸通しが良好に行なえる運
転開始方法を提供しようとするものである。
おけるベルト式仮撚装置への糸通しが良好に行なえる運
転開始方法を提供しようとするものである。
すなわち、この発明に係る方法は、ドラフト装置と空気
噴射ノズルとニップベルト式仮撚装置とを順に配置した
紡績機において、上記仮撚装置は、ニップ点においてベ
ルト同士を接触させておいた上で、運転開始時には上記
仮撚装置の空気噴射ノズル側に、仮撚装置方向へと向か
う気流を生じさせ、上記仮撚装置の空気噴射ノズル反対
側には仮撚装置から遠去かる方向へと向かう気流を生じ
させて、ドラフト装置および空気噴射ノズルを経た繊維
束を、上記仮撚袋間前後の気流により仮燃装置のベルト
間を通過させる運転開始方法である。
噴射ノズルとニップベルト式仮撚装置とを順に配置した
紡績機において、上記仮撚装置は、ニップ点においてベ
ルト同士を接触させておいた上で、運転開始時には上記
仮撚装置の空気噴射ノズル側に、仮撚装置方向へと向か
う気流を生じさせ、上記仮撚装置の空気噴射ノズル反対
側には仮撚装置から遠去かる方向へと向かう気流を生じ
させて、ドラフト装置および空気噴射ノズルを経た繊維
束を、上記仮撚袋間前後の気流により仮燃装置のベルト
間を通過させる運転開始方法である。
第2図において、ケンス(K) から引き出された練篠
機あがりの無撚のスライバ即ち繊維束(S) は、ガ
イドローラ(1) を経た後、バックローラ(2)、
エプロン(3) を有するミドルローラ(4)、1よび
フロントローラ(5) からなるドラフト装置(6)
に導入されてドラフトされ、更に空気噴射ノズル(
7)右よびベルト式仮撚装置(8) を順に経てデリ
ベリローラ(9)で引き出され、フリクションローラ(
10) で回転されるパッケージ(P)上に巻き取られ
る。
機あがりの無撚のスライバ即ち繊維束(S) は、ガ
イドローラ(1) を経た後、バックローラ(2)、
エプロン(3) を有するミドルローラ(4)、1よび
フロントローラ(5) からなるドラフト装置(6)
に導入されてドラフトされ、更に空気噴射ノズル(
7)右よびベルト式仮撚装置(8) を順に経てデリ
ベリローラ(9)で引き出され、フリクションローラ(
10) で回転されるパッケージ(P)上に巻き取られ
る。
なお、本発明でいうベルト式仮撚装置またはニップベル
ト式仮撚装習とは、互いに交差し、かつ異る方向に走行
する1対の無端ベルトからなり、上記交差点においてベ
ルト同士を接触させて該接触点で糸状体をニップして仮
撚を施す装置を言う。
ト式仮撚装習とは、互いに交差し、かつ異る方向に走行
する1対の無端ベルトからなり、上記交差点においてベ
ルト同士を接触させて該接触点で糸状体をニップして仮
撚を施す装置を言う。
(11)は後述のサクションパイプを一端に連結される
ことにより、その内部を賀正になされ仮撚装、[(8)
との間に吸引気流を発生するガイドパイプ装置であり、
この例のガイドパイプ装置(11)はテレスコープ状に
伸縮し、定常の紡績運転時には第2図示の通り短いが、
運転開始時には内筒がベルト式仮撚装置方向へ突出する
ようになっている。
ことにより、その内部を賀正になされ仮撚装、[(8)
との間に吸引気流を発生するガイドパイプ装置であり、
この例のガイドパイプ装置(11)はテレスコープ状に
伸縮し、定常の紡績運転時には第2図示の通り短いが、
運転開始時には内筒がベルト式仮撚装置方向へ突出する
ようになっている。
以下、各装置について詳細に説明する。
空気噴射ノズル(7)は、第1図示のようにノズル本体
〈13)に、フロントローラ(5)のニップ点(N1)
とベルト式仮撚装W(8)のニップ点(N2)とを結ぶ
直線に沿って形成された繊維束□通路(14)と、該繊
維束通路(14)にベルト式仮撚装置I (8)方向へ
向けて傾斜して形成された複数の空気噴出孔(15)と
を宥し、該噴出孔(15)は噴出された圧縮空気が第1
図の右方へ進行すると共に、図中矢印へ方向へ旋回しな
がら流れるよう、繊維束通路(14)に対し接線的に傾
斜して設けられている。繊維束通路(14)は入口側が
やや小径に、出口側が大径に形成しである。
〈13)に、フロントローラ(5)のニップ点(N1)
とベルト式仮撚装W(8)のニップ点(N2)とを結ぶ
直線に沿って形成された繊維束□通路(14)と、該繊
維束通路(14)にベルト式仮撚装置I (8)方向へ
向けて傾斜して形成された複数の空気噴出孔(15)と
を宥し、該噴出孔(15)は噴出された圧縮空気が第1
図の右方へ進行すると共に、図中矢印へ方向へ旋回しな
がら流れるよう、繊維束通路(14)に対し接線的に傾
斜して設けられている。繊維束通路(14)は入口側が
やや小径に、出口側が大径に形成しである。
この空気噴射ノズル(7)の空気出口側には、内部空間
(16)が上記空気噴射ノズル(7)のノズル本体(1
3)よりも約2倍程度の大径になった中空の遮蔽部材(
17)が接続固定してあり、該遮蔽部材(17)の内部
空間(16)は広幅開口(16M) を介して図示しな
い吸引装置にパイプ(18)連結され、内部空間(16
)の前面には次のようにしてベルト式仮撚装置(8)側
への出口開口を形成しである。
(16)が上記空気噴射ノズル(7)のノズル本体(1
3)よりも約2倍程度の大径になった中空の遮蔽部材(
17)が接続固定してあり、該遮蔽部材(17)の内部
空間(16)は広幅開口(16M) を介して図示しな
い吸引装置にパイプ(18)連結され、内部空間(16
)の前面には次のようにしてベルト式仮撚装置(8)側
への出口開口を形成しである。
すなわち、該遮蔽部材(17)の前面壁部には上記ノズ
ル本体(13)と同一径のノズル本体(19)が貫通固
定してあり、該ノズル本体(19)にあけた繊維束通路
(21)をベルト式仮撚装W(8)側への繊維束出口と
しである。
ル本体(13)と同一径のノズル本体(19)が貫通固
定してあり、該ノズル本体(19)にあけた繊維束通路
(21)をベルト式仮撚装W(8)側への繊維束出口と
しである。
そして、このノズル本体(19)の繊維束通路(21)
は前記内部空間(16)内に浮遊する風綿が自由には、
流出しない程度に小径の入口(21a) を有すると共
に、中間には、該繊維束通路(21)内に出口方向へ向
かう空気流を生ずるための、ベルト式仮撚装置(8)方
向へと向けて傾斜した複数の空気噴出孔(22)が設け
である。なお、この空気噴出孔(22)は繊維束通路(
21)に対して接線的にも傾斜して形成してあり、該傾
斜方向は前記空気噴射ノズル(7)の空気噴出口(15
)とは逆向きに成しである。
は前記内部空間(16)内に浮遊する風綿が自由には、
流出しない程度に小径の入口(21a) を有すると共
に、中間には、該繊維束通路(21)内に出口方向へ向
かう空気流を生ずるための、ベルト式仮撚装置(8)方
向へと向けて傾斜した複数の空気噴出孔(22)が設け
である。なお、この空気噴出孔(22)は繊維束通路(
21)に対して接線的にも傾斜して形成してあり、該傾
斜方向は前記空気噴射ノズル(7)の空気噴出口(15
)とは逆向きに成しである。
また、このノズル本体(19)は、遮蔽部材の前面壁部
から若干幅内部空間内へと突出した状態で固定してあり
、このことによって該ノズル本体(19)の端面(19
a) と前面壁部の内壁面(17a) とが面一で
あった場合に生じ勝ちな内部空間(16)内での乱流を
解消して、内部空間(16)内での空気流(主に前記空
気噴射ノズル(7)からの噴出空気によって引起こされ
る)が比較的整流となり、前記開口(21a) を介
して円滑に流出しろるよう図ってある。
から若干幅内部空間内へと突出した状態で固定してあり
、このことによって該ノズル本体(19)の端面(19
a) と前面壁部の内壁面(17a) とが面一で
あった場合に生じ勝ちな内部空間(16)内での乱流を
解消して、内部空間(16)内での空気流(主に前記空
気噴射ノズル(7)からの噴出空気によって引起こされ
る)が比較的整流となり、前記開口(21a) を介
して円滑に流出しろるよう図ってある。
すなわち、空気噴射ノズル(7)からの噴出空気流は上
記パイプ(18)を介して下方へ吸引されるが、上記空
気噴出孔(22)からの噴出流によって入口(21a)
付近に吸引流が発生し、空気噴射ノズル(7)内へ導入
された繊維室は続けて円滑に上記繊維束通路(21)へ
と導入され、ベルト式仮撚装置(8)方向へ積極的に送
出されるようになっている。
記パイプ(18)を介して下方へ吸引されるが、上記空
気噴出孔(22)からの噴出流によって入口(21a)
付近に吸引流が発生し、空気噴射ノズル(7)内へ導入
された繊維室は続けて円滑に上記繊維束通路(21)へ
と導入され、ベルト式仮撚装置(8)方向へ積極的に送
出されるようになっている。
次にこの例のベルト式仮撚装置(8)について説明する
。
。
すなわち、第3〜5図示のように複数台列設した紡績装
置を通して設けた支持軸(23)に旋回動自在に支持さ
れたアーム(24)の頂部にペース(25)を設ける。
置を通して設けた支持軸(23)に旋回動自在に支持さ
れたアーム(24)の頂部にペース(25)を設ける。
ペース(25)には、第1の無端ベルト支持腕(26)
及び第2の無端ベルト支持腕(27)をそれぞれボルト
(2B)、(29) により固定する。第1の無端ベル
ト支持腕(26)にはガイドバー(31) により摺
動自在に案内される軸承部材(32)により従動プーリ
(33) を軸支する。また、第1の無端ベルト支持腕
(26)とペース(25)を通して軸承(34)により
第1駆動軸(35)を支持する。第1駆動軸(35)の
頂部には駆動ブー9(36)を、下端には原動ブーIJ
(37)を設ける。また前記従動ブー!l (33)と
駆動ブー!J (36)との間には無端仮撚ベル)
(38)を架は渡す。該ベル) (38)は、前記ガイ
ドバー (31)に嵌挿したスプリング(39)により
軸承部材(32)を介して常に緊張される方向に付勢さ
れている。
及び第2の無端ベルト支持腕(27)をそれぞれボルト
(2B)、(29) により固定する。第1の無端ベル
ト支持腕(26)にはガイドバー(31) により摺
動自在に案内される軸承部材(32)により従動プーリ
(33) を軸支する。また、第1の無端ベルト支持腕
(26)とペース(25)を通して軸承(34)により
第1駆動軸(35)を支持する。第1駆動軸(35)の
頂部には駆動ブー9(36)を、下端には原動ブーIJ
(37)を設ける。また前記従動ブー!l (33)と
駆動ブー!J (36)との間には無端仮撚ベル)
(38)を架は渡す。該ベル) (38)は、前記ガイ
ドバー (31)に嵌挿したスプリング(39)により
軸承部材(32)を介して常に緊張される方向に付勢さ
れている。
また、第1の無端ベルト支持腕(26)には、揺動腕(
41)を軸(42)によって支持すると共にエアシリン
ダ(43)を設ける。エアシリンダ(43)のピストン
軸(44)は前記揺動腕(41)の側部に接続され、エ
アシリンダ(43)の作動により揺動腕(41)は揺動
運動を行う。
41)を軸(42)によって支持すると共にエアシリン
ダ(43)を設ける。エアシリンダ(43)のピストン
軸(44)は前記揺動腕(41)の側部に接続され、エ
アシリンダ(43)の作動により揺動腕(41)は揺動
運動を行う。
揺動腕(41)の先端にはベルト押圧用のブー’J (
45)が設けられ、前記無端仮撚ベルト(38)の、後
述する仮撚付与面(46)を外れた内側に揺動時に当接
することができる。
45)が設けられ、前記無端仮撚ベルト(38)の、後
述する仮撚付与面(46)を外れた内側に揺動時に当接
することができる。
第2の無端ベルト支持腕(27)の基部には、軸承(4
7) により第2駆動軸(48)を設け、第1の無端
ベルト支持腕(26)と同様に、ガイドバー(49)に
より摺動自在に軸承部材(50)を支持し、前記第2駆
動軸(48)と軸承部材(50)により支持された軸(
図示せず)とのそれぞれに駆動ブーIJ−(51)及び
従動ブー9−(52)とを設け、両プーリー間に無端仮
撚ベル) (53)を張架する。該ベルト(53)はス
プリング(54)の弾発力を軸承部材(50)が受けて
緊張されている。ペース(25)には更に軸承部材(5
5)により支持された軸(図示せず)により原動ブー!
I−(56)を支持し、原動ブー’J−(56)と第2
駆動軸(48)の一端に設けられた駆動軸ブー9−(5
7)との間にペース(25)に支持された中間ブー’J
−(58)を介して駆動ベルト(59)を架は渡す。
7) により第2駆動軸(48)を設け、第1の無端
ベルト支持腕(26)と同様に、ガイドバー(49)に
より摺動自在に軸承部材(50)を支持し、前記第2駆
動軸(48)と軸承部材(50)により支持された軸(
図示せず)とのそれぞれに駆動ブーIJ−(51)及び
従動ブー9−(52)とを設け、両プーリー間に無端仮
撚ベル) (53)を張架する。該ベルト(53)はス
プリング(54)の弾発力を軸承部材(50)が受けて
緊張されている。ペース(25)には更に軸承部材(5
5)により支持された軸(図示せず)により原動ブー!
I−(56)を支持し、原動ブー’J−(56)と第2
駆動軸(48)の一端に設けられた駆動軸ブー9−(5
7)との間にペース(25)に支持された中間ブー’J
−(58)を介して駆動ベルト(59)を架は渡す。
原動プーリー(37)、 (56)には図示しない原動
機により動力の伝達を受け、機台長手方向に沿って設け
た駆動ベル) (61)が当接している。
機により動力の伝達を受け、機台長手方向に沿って設け
た駆動ベル) (61)が当接している。
駆動ベルト(61)に原動プーリー(37)、り56)
を当接し駆動ベル) (61)から動力の伝達を受けて
それらを回転している。原動プーリー(37)の回転に
よる第1駆動軸(35)の回転で駆動ブー!J−(36
)が回転し従動ブー!J−(33)との間に架は渡され
ている第1の無端仮撚ベル) (38)が回転する。一
方、原動プーリー(56)の回転は中間プーリー(58
)を経て駆動軸プーリー(57) 、第2駆動軸(48
)を回転し、駆動プーリー’(51)の回転となる。駆
動プーリー(51)の回転により従動プーリー(52)
と駆動ブーリーク51)との間に架は渡されている第2
の無端仮撚ベルト(53)が回転する。
を当接し駆動ベル) (61)から動力の伝達を受けて
それらを回転している。原動プーリー(37)の回転に
よる第1駆動軸(35)の回転で駆動ブー!J−(36
)が回転し従動ブー!J−(33)との間に架は渡され
ている第1の無端仮撚ベル) (38)が回転する。一
方、原動プーリー(56)の回転は中間プーリー(58
)を経て駆動軸プーリー(57) 、第2駆動軸(48
)を回転し、駆動プーリー’(51)の回転となる。駆
動プーリー(51)の回転により従動プーリー(52)
と駆動ブーリーク51)との間に架は渡されている第2
の無端仮撚ベルト(53)が回転する。
従って、第11第2の無端仮撚ベル) (38)、(5
3)の交差圧接する仮撚付与面(46)の間に挟持され
ている、糸(Y)は撚転され仮撚が加えられることにな
る。
3)の交差圧接する仮撚付与面(46)の間に挟持され
ている、糸(Y)は撚転され仮撚が加えられることにな
る。
上記加熱に際して、仮撚付与面(46)のニップ点に糸
(繊維束)を導入する糸掛は時にはエアシリンダ(43
)を作動させ、そのピストン軸(44)による揺動腕(
41)の押圧力を制御し、ニップ圧を定常状態の10〜
30%高としておく。このようにニップ圧を高めにして
お(と、糸掛は当初の偏平な糸であっても、良好に加熱
することができる。そして時間の経過と共に仮撚付与面
を通過する糸に必要量の加熱が行なわれ逐次丸味を帯び
た糸となってからは、ニップ圧を低下させ、付加する熱
量の増加を停止させる。もし、ニップ圧をそのままの状
態に保っていると、付加熱量は、漸次増加し遂には糸を
ねじ切った如き糸切断を見ることになる。
(繊維束)を導入する糸掛は時にはエアシリンダ(43
)を作動させ、そのピストン軸(44)による揺動腕(
41)の押圧力を制御し、ニップ圧を定常状態の10〜
30%高としておく。このようにニップ圧を高めにして
お(と、糸掛は当初の偏平な糸であっても、良好に加熱
することができる。そして時間の経過と共に仮撚付与面
を通過する糸に必要量の加熱が行なわれ逐次丸味を帯び
た糸となってからは、ニップ圧を低下させ、付加する熱
量の増加を停止させる。もし、ニップ圧をそのままの状
態に保っていると、付加熱量は、漸次増加し遂には糸を
ねじ切った如き糸切断を見ることになる。
上記の加熱開始後のニップ圧の低下は、タイマーを用い
て経過時間と共に、エアシリンダ(43)のピストン軸
(44)の突出量を低下させることにより行う。
て経過時間と共に、エアシリンダ(43)のピストン軸
(44)の突出量を低下させることにより行う。
次に、ガイドパイプ装置(11)につG1て説明する。
ガイドパイプ装置(11)は第6〜9図示のようにフレ
ーム(25)に対してアーム(62)を介してネジ(6
3)固定されている。(64)は固定用のブラケットで
ある。
ーム(25)に対してアーム(62)を介してネジ(6
3)固定されている。(64)は固定用のブラケットで
ある。
糸通し用ガイドパイプ装置(11)は、外筒(65)と
、外筒(65)の内周面に接触摺動する摺動部(66)
を備えた内筒(67)とから構成されており、該内筒
(67)は外筒(65)の半球状底部(68)に穿設さ
れた内筒(67)の外径に等しい径の開口(69)と、
外筒(65)に螺着するキャップ(71)に穿設された
内筒(67)の外径に等しい径の開口(72)とを貫通
して支持され、外筒(65)の内面と内筒(67)の外
周面との間に円筒状密閉空間(73)を形成している。
、外筒(65)の内周面に接触摺動する摺動部(66)
を備えた内筒(67)とから構成されており、該内筒
(67)は外筒(65)の半球状底部(68)に穿設さ
れた内筒(67)の外径に等しい径の開口(69)と、
外筒(65)に螺着するキャップ(71)に穿設された
内筒(67)の外径に等しい径の開口(72)とを貫通
して支持され、外筒(65)の内面と内筒(67)の外
周面との間に円筒状密閉空間(73)を形成している。
そして該円筒状密閉空間(73)には、内筒(67)の
外周を囲繞し、前記摺動部(66)とキャップ(71)
とに両端を係止され、内筒(67)を半球状底II (
68)から突出する方向の付勢力を有する螺旋状スプリ
ング(74) が備えられている。更に前記摺動部(6
6〉のスプリング(74)、係止面と反対面には段差B
(75)が形成されている。
外周を囲繞し、前記摺動部(66)とキャップ(71)
とに両端を係止され、内筒(67)を半球状底II (
68)から突出する方向の付勢力を有する螺旋状スプリ
ング(74) が備えられている。更に前記摺動部(6
6〉のスプリング(74)、係止面と反対面には段差B
(75)が形成されている。
今、第6.8図に示すように、糸(Y)が定常状態でベ
ルト式仮撚装置(8)′を通過し、糸通し用ガイドパイ
プ(11)を経て、デリベリローラー(9)に送られて
いるときは、第6図及び第8図に示すように該糸通し用
ガイドパイプ(11)の内筒(67) の段差部(7
5)はスプリング(74)の付勢力により外筒(65)
の底部に当接して位冒し、その結果第6図に示すように
仮撚装置(8)に対向する内筒(67)の先端は仮撚袋
[(8)のニップ点から離れた位置に置かれている。
ルト式仮撚装置(8)′を通過し、糸通し用ガイドパイ
プ(11)を経て、デリベリローラー(9)に送られて
いるときは、第6図及び第8図に示すように該糸通し用
ガイドパイプ(11)の内筒(67) の段差部(7
5)はスプリング(74)の付勢力により外筒(65)
の底部に当接して位冒し、その結果第6図に示すように
仮撚装置(8)に対向する内筒(67)の先端は仮撚袋
[(8)のニップ点から離れた位置に置かれている。
そして今、何等かの原因で糸(Y)が切断し糸の口出し
糸通しを行うときは、図示を省略した感知装置からの信
号により、内筒(6)の段差部(75)が、外筒(65
)の底部に当接して形成された第8図に示すポンプ室(
76)に、導入孔(77)を通して圧空を導入し、スプ
リング(74)の付勢力に抗して摺動部(66)を押圧
し内筒(67)を押し上げる。そして同時に前記信号に
よりサクションパイプ(78)が回動して第7図、第9
図に示すように、漏斗形状先端(79)を外筒(65)
の半球状底部(68)に嵌合する。その結果、第7.9
図に示すように、糸通し用ガイドパイプ(11)の内筒
(67)の先端は仮撚装置(8)のニップ点(N2)に
達し、糸通し用ガイドパイプ(11)内にサクションパ
イプ(78)の吸引力を及ぼして前記ノズル(7)から
噴出される繊維束(S)の先端を吸引し、サクションパ
イプ(78)は該糸端を把持しながら旧位置に回動し、
口出しされた糸(Y)はデリベリローラー(9)にニッ
プされて口出し糸通しが完了する。
糸通しを行うときは、図示を省略した感知装置からの信
号により、内筒(6)の段差部(75)が、外筒(65
)の底部に当接して形成された第8図に示すポンプ室(
76)に、導入孔(77)を通して圧空を導入し、スプ
リング(74)の付勢力に抗して摺動部(66)を押圧
し内筒(67)を押し上げる。そして同時に前記信号に
よりサクションパイプ(78)が回動して第7図、第9
図に示すように、漏斗形状先端(79)を外筒(65)
の半球状底部(68)に嵌合する。その結果、第7.9
図に示すように、糸通し用ガイドパイプ(11)の内筒
(67)の先端は仮撚装置(8)のニップ点(N2)に
達し、糸通し用ガイドパイプ(11)内にサクションパ
イプ(78)の吸引力を及ぼして前記ノズル(7)から
噴出される繊維束(S)の先端を吸引し、サクションパ
イプ(78)は該糸端を把持しながら旧位置に回動し、
口出しされた糸(Y)はデリベリローラー(9)にニッ
プされて口出し糸通しが完了する。
そして同時にポンプ室(76)に導入され摺動部(66
)を押圧し内筒(67)を押上げていた圧空が除かれ、
内筒(67)はスプリング(74〉の付勢力により第8
図に示す旧位置に復し、内筒(67)の先端は仮撚装置
(8)のニップ点(N2)から離れた位置に戻される
。
)を押圧し内筒(67)を押上げていた圧空が除かれ、
内筒(67)はスプリング(74〉の付勢力により第8
図に示す旧位置に復し、内筒(67)の先端は仮撚装置
(8)のニップ点(N2)から離れた位置に戻される
。
サクションパイプ(78)による吸引は、サクシ1ンパ
イプ(78)の基部から吸引装置によってパイプ内の空
気を吸引する従来形式のものをそのまま適用することが
できるが、特に、第9図に示すように、サクションパイ
プ(78)の先端に導管(81) を接続し、環状の空
隙部(82)と該空隙部(82)に連なりサクションパ
イプ(78)の管内方向に向う開口(83)とを備えた
ノズル部材(84)をサクションパイプ(78)の先端
にとりつけ、導管〈8)から開口(83)を、経てサク
シ1ンパイプ(78)内に圧空を噴出すると、サクシ1
ンパイプ(78)の先端開口に強力な吸引力を生じ、糸
通し用ガイドパイプ(11)内に強い吸引力を及ぼして
系の口出し糸通しをより確実なものとすることができる
。
イプ(78)の基部から吸引装置によってパイプ内の空
気を吸引する従来形式のものをそのまま適用することが
できるが、特に、第9図に示すように、サクションパイ
プ(78)の先端に導管(81) を接続し、環状の空
隙部(82)と該空隙部(82)に連なりサクションパ
イプ(78)の管内方向に向う開口(83)とを備えた
ノズル部材(84)をサクションパイプ(78)の先端
にとりつけ、導管〈8)から開口(83)を、経てサク
シ1ンパイプ(78)内に圧空を噴出すると、サクシ1
ンパイプ(78)の先端開口に強力な吸引力を生じ、糸
通し用ガイドパイプ(11)内に強い吸引力を及ぼして
系の口出し糸通しをより確実なものとすることができる
。
な右、(85)は内湾(67)先端に形成した切欠きで
あり、該内筒(67)が突出した際にベルト式仮撚装置
のベル) (38)(53)交差部(仮撚付与面)
(46)が進入し、そのため内筒先端がベルト交差部を
ほぼ覆うことができ、該ベルト交差部(46)l;強力
な吸引気流を発生させることができる。
あり、該内筒(67)が突出した際にベルト式仮撚装置
のベル) (38)(53)交差部(仮撚付与面)
(46)が進入し、そのため内筒先端がベルト交差部を
ほぼ覆うことができ、該ベルト交差部(46)l;強力
な吸引気流を発生させることができる。
次に、上記装置における全体の糸通し順序を説明する。
すなわち、まず前記ポンプ室(76)に圧空を°供給し
て内筒(67)をベルト交差部へ突出すると共に、ノズ
ル本体(19)の空気噴出孔(22)から圧空を噴出し
てベルト交差m5(46)方向への気流(Fl)−を創
成する(第1図)。
て内筒(67)をベルト交差部へ突出すると共に、ノズ
ル本体(19)の空気噴出孔(22)から圧空を噴出し
てベルト交差m5(46)方向への気流(Fl)−を創
成する(第1図)。
次に、前記サクションパイプ(78)を第7.9図示の
ようにガイドパイプ(11)に当接嵌合し、突出してい
る内筒(67)先端、つまりベルトの交差部(46)付
近に吸引気流(F2)を創成し、この後数秒後に(上記
気流(Fl)(F2)が充分な流量に達し安定した後)
前記ドラフト装置(6)を駆動開始すると共に、空気噴
射ノズル(7)の空気噴出孔(15)から旋回気流を噴
出する。
ようにガイドパイプ(11)に当接嵌合し、突出してい
る内筒(67)先端、つまりベルトの交差部(46)付
近に吸引気流(F2)を創成し、この後数秒後に(上記
気流(Fl)(F2)が充分な流量に達し安定した後)
前記ドラフト装置(6)を駆動開始すると共に、空気噴
射ノズル(7)の空気噴出孔(15)から旋回気流を噴
出する。
すると、上記空気噴射ノズル(7)の70ントローラ(
5)側には該ノズル(7)内への吸引気流が生じるので
、フロントローラ(5)を出た繊維束(S)は、フロン
トローラ(5)と該ノズル(7)との距離が可及的に接
近させであることと相まって、円滑に該空気噴射ノズル
(7)内へ吸引導入され、続けてノズル本体(19)の
繊維束通路(21)内へも円滑に導入され、ベル) (
38)(53)間へと向けて噴出される。
5)側には該ノズル(7)内への吸引気流が生じるので
、フロントローラ(5)を出た繊維束(S)は、フロン
トローラ(5)と該ノズル(7)との距離が可及的に接
近させであることと相まって、円滑に該空気噴射ノズル
(7)内へ吸引導入され、続けてノズル本体(19)の
繊維束通路(21)内へも円滑に導入され、ベル) (
38)(53)間へと向けて噴出される。
上記噴出孔(15)から出た圧空は一旦内部空間(16
)内で、流速を低下された後パイプ(18)によって吸
引されるので、該空気噴射ノズル(7)付近で発生する
風綿は外気へ飛散することなく吸引除去される。
)内で、流速を低下された後パイプ(18)によって吸
引されるので、該空気噴射ノズル(7)付近で発生する
風綿は外気へ飛散することなく吸引除去される。
また、繊維束通路(21)の入口(21a) は小径
になっているので、内部空間(16)内の風綿が該通路
(21)を通ってベルト式仮撚装置(8)方向へ噴出し
、ベルト(3g) (53) に絡まる等の支障も生
じない。
になっているので、内部空間(16)内の風綿が該通路
(21)を通ってベルト式仮撚装置(8)方向へ噴出し
、ベルト(3g) (53) に絡まる等の支障も生
じない。
繊維束通路(21)を通って仮撚装置(8)方向へ向は
噴出された繊維束は、前記噴出孔(22)からの強い噴
出気流と、該ノズル本体(19)と仮撚装置(8)間が
可及的に接近されていることと相まって、円滑にベル)
(3g)(53)間に進入し、ベルト(3g) (5
3)間にニップされた後は、該ベル) (3g)(53
) によるベルト走行力の送出分力によって第1図右
方へと送られるが、ベルトのニップ点(N2)付近には
、前述のようにして吸引気流(F2)が発生されている
ので、該ニップ点(N2)で撚りをかけられて糸(Y)
に形成された繊維束はこの吸引気流によっても第1図右
方へと、つまりデリベリローラ(9)方向へと送り出さ
れる。
噴出された繊維束は、前記噴出孔(22)からの強い噴
出気流と、該ノズル本体(19)と仮撚装置(8)間が
可及的に接近されていることと相まって、円滑にベル)
(3g)(53)間に進入し、ベルト(3g) (5
3)間にニップされた後は、該ベル) (3g)(53
) によるベルト走行力の送出分力によって第1図右
方へと送られるが、ベルトのニップ点(N2)付近には
、前述のようにして吸引気流(F2)が発生されている
ので、該ニップ点(N2)で撚りをかけられて糸(Y)
に形成された繊維束はこの吸引気流によっても第1図右
方へと、つまりデリベリローラ(9)方向へと送り出さ
れる。
なお、上記繊維束先端がベル) (38)(53)間に
導入される際には、前述の通りエアシリンダ(43)の
圧力を高めて、繊維束に対するニップ圧を定常運転時の
10〜30%高としておくので、断面が未だ円形となっ
ていない偏平、な形状の繊維束(S) (フロントロー
ラ(5)のニップによる影響で多くは断面偏平)が導入
されても、該偏平繊維のころがり抵抗に打勝つ強力な撚
力を作用させて、円滑に断面円形の良好な糸に形成する
ことができる。
導入される際には、前述の通りエアシリンダ(43)の
圧力を高めて、繊維束に対するニップ圧を定常運転時の
10〜30%高としておくので、断面が未だ円形となっ
ていない偏平、な形状の繊維束(S) (フロントロー
ラ(5)のニップによる影響で多くは断面偏平)が導入
されても、該偏平繊維のころがり抵抗に打勝つ強力な撚
力を作用させて、円滑に断面円形の良好な糸に形成する
ことができる。
そして、上記のように形成された糸は、前記サクション
パイプ(78)の旧位に復する旋回運動によりデリベリ
ローラ(9)へと導かれ、さらにパッケージ(P)に巻
取られ、糸通しは終了するが、該糸通しが終了した後は
、前記ノズル本体(19)への圧空供給を停止すると共
に、ガイドパイプ装置(11)への圧空供給も停止して
ガイドパイプ装置(11)を第6.8図示の収縮状態に
戻す。
パイプ(78)の旧位に復する旋回運動によりデリベリ
ローラ(9)へと導かれ、さらにパッケージ(P)に巻
取られ、糸通しは終了するが、該糸通しが終了した後は
、前記ノズル本体(19)への圧空供給を停止すると共
に、ガイドパイプ装置(11)への圧空供給も停止して
ガイドパイプ装置(11)を第6.8図示の収縮状態に
戻す。
サクションパイプ(78)のガイドパイプ(11)から
の離反によって内筒(67)内の負圧は解消されるので
、該ガイドパイプ装置(11)内の第1図右方向への糸
送り力もこの時点では解除されている。
の離反によって内筒(67)内の負圧は解消されるので
、該ガイドパイプ装置(11)内の第1図右方向への糸
送り力もこの時点では解除されている。
したがって、定常の紡績運転時には、ドラフト装置(6
)から出た繊維束(S)は、空気噴射ノズル(7)によ
る旋回流にさらされた後、ノズル本体(19)、の繊維
束通路(21)をガイド通路として通過し、ベルト式仮
撚装置(8)によって強力に仮撚を付与されて紡績糸(
Y)と成され、ガイドパイプ装置(11)、デリベリロ
ーラ(9)を経てパッケージ(P)に巻取られる。
)から出た繊維束(S)は、空気噴射ノズル(7)によ
る旋回流にさらされた後、ノズル本体(19)、の繊維
束通路(21)をガイド通路として通過し、ベルト式仮
撚装置(8)によって強力に仮撚を付与されて紡績糸(
Y)と成され、ガイドパイプ装置(11)、デリベリロ
ーラ(9)を経てパッケージ(P)に巻取られる。
次に、上記装置での糸の製造原理について説明する。
すなわち、ドラフト装置(6)を出た繊維束(S)には
ベルト式仮撚装置! (8)によって仮撚の撚り(方向
は第1図に示す矢印B)が形成され、この撚りは繊維束
(S)上をフロントローラ(5)のニップ点(N1)ま
で伝播する。フロントローラ(5)を出た直後の繊維束
(S)はその中心部の繊維が上記撚りによって舗まえら
れ、外周部の繊維は捕まえられることなく繊維束中心か
らも毛羽状に突出する。このような状態の繊維束(S)
は次いで空気噴射ノズル(7)内で旋回空気流の作用を
受け、上記撚りの方向(B)とは逆の方向(A)に旋回
またはバルーンされ、このとき繊維束外周の毛羽状繊維
は空気流の旋回方向と同方向つまり繊維束中心の撚りの
方向とは逆の方向に巻き付く。次いでこのような繊維束
(S)が仮撚装置! (8)のベルト交差部を通過した
とき強い撚り戻し作用を受け、これにより繊維束中心の
繊維は無撚または甘撚りとなり、その外周の繊維は上記
中心繊維の周りに更に強く巻き付き、従って繊維束(S
)は1本の結束紡績糸(Y)となる。
ベルト式仮撚装置! (8)によって仮撚の撚り(方向
は第1図に示す矢印B)が形成され、この撚りは繊維束
(S)上をフロントローラ(5)のニップ点(N1)ま
で伝播する。フロントローラ(5)を出た直後の繊維束
(S)はその中心部の繊維が上記撚りによって舗まえら
れ、外周部の繊維は捕まえられることなく繊維束中心か
らも毛羽状に突出する。このような状態の繊維束(S)
は次いで空気噴射ノズル(7)内で旋回空気流の作用を
受け、上記撚りの方向(B)とは逆の方向(A)に旋回
またはバルーンされ、このとき繊維束外周の毛羽状繊維
は空気流の旋回方向と同方向つまり繊維束中心の撚りの
方向とは逆の方向に巻き付く。次いでこのような繊維束
(S)が仮撚装置! (8)のベルト交差部を通過した
とき強い撚り戻し作用を受け、これにより繊維束中心の
繊維は無撚または甘撚りとなり、その外周の繊維は上記
中心繊維の周りに更に強く巻き付き、従って繊維束(S
)は1本の結束紡績糸(Y)となる。
なお、上記実施例におけるガイドパイプ装置(11)の
内筒(67)のベルト(38) (53) に対する
接近位置は、上側のように切欠(85)を設けることに
よってほぼベルト交差部と同位置にもできるが、特に切
欠(85)を設けずに内筒(67)の先端を可及的にベ
ル) (38)(53)交差部に近づけるようにしても
よく、要するにベル) (38)(53) 交差1部
にツブ点)の前後に夫々ベルト交差部へ向かう方向の気
流(Fl)と、ベルト交差部から遠去かる方向への気流
(F2)を発生して、該前後の気流に乗せて、ノズル(
7)から出た繊維束(S)をベル) (38)(53)
間を通過させるようにする。
内筒(67)のベルト(38) (53) に対する
接近位置は、上側のように切欠(85)を設けることに
よってほぼベルト交差部と同位置にもできるが、特に切
欠(85)を設けずに内筒(67)の先端を可及的にベ
ル) (38)(53)交差部に近づけるようにしても
よく、要するにベル) (38)(53) 交差1部
にツブ点)の前後に夫々ベルト交差部へ向かう方向の気
流(Fl)と、ベルト交差部から遠去かる方向への気流
(F2)を発生して、該前後の気流に乗せて、ノズル(
7)から出た繊維束(S)をベル) (38)(53)
間を通過させるようにする。
さらに、また上記ノズル(7)から出た繊維束(S)先
端のベル) (3B)(53)への進入を容易にする目
的で、少くともベル) (38)(53)のノズル(7
)側端面に第10.11図示のように内向きの斜面(3
8a) (53a)を形成したり、内向きの段1s(3
8b) (53b)を形成したりしてもよい。
端のベル) (3B)(53)への進入を容易にする目
的で、少くともベル) (38)(53)のノズル(7
)側端面に第10.11図示のように内向きの斜面(3
8a) (53a)を形成したり、内向きの段1s(3
8b) (53b)を形成したりしてもよい。
以上の説明で明らかなように、この発明の方法に従えば
、ベルト式仮撚装置を仮撚装置として用いる紡績機にお
いて、冒述したような運転開始時の糸通しの失敗が極減
される。
、ベルト式仮撚装置を仮撚装置として用いる紡績機にお
いて、冒述したような運転開始時の糸通しの失敗が極減
される。
第1図は本発明に係る方法を実施するための紡績装置の
要部の断面図、第2図は同全体構成を示す図、第3〜5
図はベルト式仮撚装置を示し、第3.4図は夫々一方の
無端仮撚ベルト側の駆動系を主に示す断面図、第5図は
ベルト押圧付勢用のエアシリンダを設けた側の平面図、
第6.7図はガイドパイプ装置のベルト式仮撚装置に対
する取付位置を示し、第6図は定常運転時の短縮した状
態、第7図は糸通し時の伸長状態を示した側面図、第8
.9図は夫々第6.7図示の状態に対応するガイドパイ
プ装置の縦断面図、第10.11図は無端仮撚ベルトの
所間を示した図である。 (6) ドラフト装置 (7)・ 空気噴射ノズル (8) ベルト式仮撚装置 (11) ガイドパイプ装置 (22) ・・空気噴出孔 (38) (53) ・無端仮撚ベルト(Fl)・仮撚
装置方向へ向かう気流 (F2) ・仮撚装置から遠去かる方向へ向かう気流 (S) 繊維束 (N2)・・ ニップ点、− 第6回 真7図 第8図
要部の断面図、第2図は同全体構成を示す図、第3〜5
図はベルト式仮撚装置を示し、第3.4図は夫々一方の
無端仮撚ベルト側の駆動系を主に示す断面図、第5図は
ベルト押圧付勢用のエアシリンダを設けた側の平面図、
第6.7図はガイドパイプ装置のベルト式仮撚装置に対
する取付位置を示し、第6図は定常運転時の短縮した状
態、第7図は糸通し時の伸長状態を示した側面図、第8
.9図は夫々第6.7図示の状態に対応するガイドパイ
プ装置の縦断面図、第10.11図は無端仮撚ベルトの
所間を示した図である。 (6) ドラフト装置 (7)・ 空気噴射ノズル (8) ベルト式仮撚装置 (11) ガイドパイプ装置 (22) ・・空気噴出孔 (38) (53) ・無端仮撚ベルト(Fl)・仮撚
装置方向へ向かう気流 (F2) ・仮撚装置から遠去かる方向へ向かう気流 (S) 繊維束 (N2)・・ ニップ点、− 第6回 真7図 第8図
Claims (1)
- ドラフト装置と空気噴射ノズルとニップベルト式仮撚装
置とを順に配置した紡績機において、上記仮撚装置は、
ニップ点においてベルト同士を接触させておいた上で、
運転開始時には上記仮撚装置の空気噴射ノズル側に、仮
撚装置方向へと向かう気流を生じさせ、上記仮撚装置の
空気噴射ノズル反対側には仮撚装置から遠去かる方向へ
と向かう気流を生じさせて、ドラフト装置および空気噴
射ノズルを経た繊維束を、上記仮撚装置前後の気流によ
り仮撚装置のベルト間を通過させることを特徴とする紡
績機における運転開始方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33420287A JPH01174620A (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 紡績機における運転開始方法 |
US07/183,976 US4959952A (en) | 1987-04-22 | 1988-04-20 | Operation starting method for spinning machine |
DE3844671A DE3844671C2 (de) | 1987-04-22 | 1988-04-22 | Verfahren zum Einführen eines Faserbündels in eine laufriemenbetriebene Falschdrehvorrichtung |
DE3813720A DE3813720A1 (de) | 1987-04-22 | 1988-04-22 | Verfahren zum einleiten des betriebes einer spinnmaschine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33420287A JPH01174620A (ja) | 1987-12-29 | 1987-12-29 | 紡績機における運転開始方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01174620A true JPH01174620A (ja) | 1989-07-11 |
JPH0317931B2 JPH0317931B2 (ja) | 1991-03-11 |
Family
ID=18274684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33420287A Granted JPH01174620A (ja) | 1987-04-22 | 1987-12-29 | 紡績機における運転開始方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01174620A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62141132A (ja) * | 1985-12-13 | 1987-06-24 | Murata Mach Ltd | 紡績糸の製造装置 |
-
1987
- 1987-12-29 JP JP33420287A patent/JPH01174620A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62141132A (ja) * | 1985-12-13 | 1987-06-24 | Murata Mach Ltd | 紡績糸の製造装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0317931B2 (ja) | 1991-03-11 |
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