JPS61165984A - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器Info
- Publication number
- JPS61165984A JPS61165984A JP692485A JP692485A JPS61165984A JP S61165984 A JPS61165984 A JP S61165984A JP 692485 A JP692485 A JP 692485A JP 692485 A JP692485 A JP 692485A JP S61165984 A JPS61165984 A JP S61165984A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inorganic
- coating film
- crystallized glass
- heating cooker
- glass
- Prior art date
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、加熱調理器に関するものである。
従来の技術
従来、電磁誘導加熱調理器などの加熱調理器においては
調理プレートに結晶化ガラスを用いるものがあるが、一
般に結晶化ガラスは白色であり、デザイン的に大体似か
よったものが多かった。そのため、最近、第4図、@5
図のように調理プレート1に透光性の結晶化ガラス2を
用い、裏面にカラフルな塗装膜3を焼付けて、多様な色
彩デザインを可能にするとともに、一部に透孔を設けて
表示部4等を直接、セラミックガラス3から見えるよう
にする等、外観デザインを大きく変えた調理器が提案さ
nていた。
調理プレートに結晶化ガラスを用いるものがあるが、一
般に結晶化ガラスは白色であり、デザイン的に大体似か
よったものが多かった。そのため、最近、第4図、@5
図のように調理プレート1に透光性の結晶化ガラス2を
用い、裏面にカラフルな塗装膜3を焼付けて、多様な色
彩デザインを可能にするとともに、一部に透孔を設けて
表示部4等を直接、セラミックガラス3から見えるよう
にする等、外観デザインを大きく変えた調理器が提案さ
nていた。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、電磁調理器等の家庭で調理物を煮炊きす
る加熱調理器の調理プレートは、その具備すべき条件が
非常に厳しい。耐熱性に関し、特に、調理鍋5の空炊き
時には、調理プレート1は異常な高温(400’(:〜
500℃)となり、前記調理プレートの塗装膜3の材料
選定には大きな制約があった。すなわち、4oo′CJ
:J、上の高温条件下では従来の有機系耐熱塗料では、
変色を起こし採用が困難であった。そのだめ、ミリ力等
の無機系材料を主成分とした耐熱塗料を、前記耐熱温度
以上(約700°C)で焼付けることによって、変色の
ない塗装膜3を実現することが出来たのであるが、まだ
一つの欠点を有していた。
る加熱調理器の調理プレートは、その具備すべき条件が
非常に厳しい。耐熱性に関し、特に、調理鍋5の空炊き
時には、調理プレート1は異常な高温(400’(:〜
500℃)となり、前記調理プレートの塗装膜3の材料
選定には大きな制約があった。すなわち、4oo′CJ
:J、上の高温条件下では従来の有機系耐熱塗料では、
変色を起こし採用が困難であった。そのだめ、ミリ力等
の無機系材料を主成分とした耐熱塗料を、前記耐熱温度
以上(約700°C)で焼付けることによって、変色の
ない塗装膜3を実現することが出来たのであるが、まだ
一つの欠点を有していた。
すなわち、透光性のある結晶化ガラスは一般にほとんど
温度による膨張がなく、塗料膜自体の膨張率と合わない
ため、良好な密着性が得られないことである。塗装膜3
の表面は第6図のごとく結晶化ガラス面2に、粒状に付
着しているのみで、セロテープ等の剥離テストで容易に
はがれてしまう。これは、mI記セラミックガラス2の
膨張率の無さとともに、非常な高温焼付のだめ、無機塗
料中の溶剤やバインダー成分がなくなり、塗装膜3を目
のあらいもの(ポーラス状)にしたことも関係している
。
温度による膨張がなく、塗料膜自体の膨張率と合わない
ため、良好な密着性が得られないことである。塗装膜3
の表面は第6図のごとく結晶化ガラス面2に、粒状に付
着しているのみで、セロテープ等の剥離テストで容易に
はがれてしまう。これは、mI記セラミックガラス2の
膨張率の無さとともに、非常な高温焼付のだめ、無機塗
料中の溶剤やバインダー成分がなくなり、塗装膜3を目
のあらいもの(ポーラス状)にしたことも関係している
。
そこで、本発明は、上記の無機材料による塗装膜に、何
らかの手段を施こし、結晶化ガラスとの密着性を向上さ
せ、従来実用化できなかった、カラー化セラミックプレ
ートを実現、提供するものである。
らかの手段を施こし、結晶化ガラスとの密着性を向上さ
せ、従来実用化できなかった、カラー化セラミックプレ
ートを実現、提供するものである。
問題点を解決するための手段
そして、その技術的な手段は、上記、結晶化ガラスの一
面に焼付けた塗装膜の上に、さらに、無機系のクリアー
剤(例えば水ガラス)を塗付焼付して調理プレートを構
成したものである。
面に焼付けた塗装膜の上に、さらに、無機系のクリアー
剤(例えば水ガラス)を塗付焼付して調理プレートを構
成したものである。
作用
すなわち、上記、調理プレート−面の塗装膜中のすきま
部分に無機系のクリアーが入り接着剤の役目をし、塗装
膜自体の結合を強めるとともに、結晶化ガラスとの結合
力が向上するからである。
部分に無機系のクリアーが入り接着剤の役目をし、塗装
膜自体の結合を強めるとともに、結晶化ガラスとの結合
力が向上するからである。
しだがって、結果的に塗装膜と結晶化ガラスとの密着性
が向上し容易に剥れなくなるのである。
が向上し容易に剥れなくなるのである。
実施例
以下、本発明の一実施例を図面に基つき説明する。
第1図において、6は調理プレートで、透光性の結晶化
ガラス7の裏面に、無機系の塗装膜8を焼付け、さらに
、その後で無機系塗装膜8の上に水ガラス等からなる無
機系の透明クリアー9を焼付けている。1oは器体ケー
ス、11は加熱コイル、12は調理鍋である。第2図、
第3図において、前記、無機系塗装膜8は、透光性結晶
化ガラス7の裏面に高温(約700℃)で焼付けられて
おり、目のあらいポーラス状に付着している。無機系の
透明クリアー9はやや低温(300℃程度)で焼付けて
おり、その一部は前記、無機系塗装膜8のすきまに浸潤
していき、無機系塗装膜8と複合膜を形成するとともに
透光性結晶化ガラス7面にも達して焼付けられている。
ガラス7の裏面に、無機系の塗装膜8を焼付け、さらに
、その後で無機系塗装膜8の上に水ガラス等からなる無
機系の透明クリアー9を焼付けている。1oは器体ケー
ス、11は加熱コイル、12は調理鍋である。第2図、
第3図において、前記、無機系塗装膜8は、透光性結晶
化ガラス7の裏面に高温(約700℃)で焼付けられて
おり、目のあらいポーラス状に付着している。無機系の
透明クリアー9はやや低温(300℃程度)で焼付けて
おり、その一部は前記、無機系塗装膜8のすきまに浸潤
していき、無機系塗装膜8と複合膜を形成するとともに
透光性結晶化ガラス7面にも達して焼付けられている。
さて、以上の実施例における効果を説明する。
無機系の透明クリアー9は水ガラス等をその主成分とす
るが、ある一定以上の温度で硬化すると接着剤として働
くので、前記、無機塗装膜8自体を強固に結合するとと
もに、透光性結晶化ガラス7と前記塗装膜8とも結びつ
ける役目を行う。又、透明クリア−9自体も一層の膜を
形成するので、無機系塗装膜8を保護することが出来る
。したがって、無機系の透明クリアー9の塗付により、
従来、非常に困難であった無機系塗装膜8の透光性結晶
化がラスTへの密着性の改善が図れる。
るが、ある一定以上の温度で硬化すると接着剤として働
くので、前記、無機塗装膜8自体を強固に結合するとと
もに、透光性結晶化ガラス7と前記塗装膜8とも結びつ
ける役目を行う。又、透明クリア−9自体も一層の膜を
形成するので、無機系塗装膜8を保護することが出来る
。したがって、無機系の透明クリアー9の塗付により、
従来、非常に困難であった無機系塗装膜8の透光性結晶
化がラスTへの密着性の改善が図れる。
さて、上記の構成による塗装膜付結晶化ガラスによる調
理プレートは、実用上の最高温度である400°C〜5
00℃での調理鍋空炊きテストにおいても、変色は皆無
で、密着性の低下もほとんどなく、実用に十分耐えるも
のである。
理プレートは、実用上の最高温度である400°C〜5
00℃での調理鍋空炊きテストにおいても、変色は皆無
で、密着性の低下もほとんどなく、実用に十分耐えるも
のである。
発明の効果
本発明は、透光性の結晶化ガラスの裏面に高温で焼付け
た無機系塗装膜の上にさらに、無機系のクリアーを焼付
けることにより、無機系塗装膜の透光性結晶化ガラスへ
の密着性を向上し、従来、非常に困難であったカラー化
セラミックプレートを実現し、結果的に加熱調理器自体
の外観デザインの多様化、向上を図ることが可能となっ
た。
た無機系塗装膜の上にさらに、無機系のクリアーを焼付
けることにより、無機系塗装膜の透光性結晶化ガラスへ
の密着性を向上し、従来、非常に困難であったカラー化
セラミックプレートを実現し、結果的に加熱調理器自体
の外観デザインの多様化、向上を図ることが可能となっ
た。
第1図は、本発明の一実施例における加熱調理器の断面
図、第2図は同調理プレートの断面図、第3図は同要部
拡大断面図、第4図は従来例における加熱調理器の断面
図、第6図は同調理プレートの断面図、第6図は同要部
拡大断面図である。 6・・・・・・調理プレート、7・・・・・・透光性の
結晶化ガラス、8・・・・・・無機系塗装膜、9・・・
・・無機系透明りリアー。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 Giカ)1名
旦 −幇萄王グフ゛L−L 第2図 第3図
図、第2図は同調理プレートの断面図、第3図は同要部
拡大断面図、第4図は従来例における加熱調理器の断面
図、第6図は同調理プレートの断面図、第6図は同要部
拡大断面図である。 6・・・・・・調理プレート、7・・・・・・透光性の
結晶化ガラス、8・・・・・・無機系塗装膜、9・・・
・・無機系透明りリアー。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 Giカ)1名
旦 −幇萄王グフ゛L−L 第2図 第3図
Claims (3)
- (1)基材を透光性の結晶化ガラスとし、この透光性結
晶ガラスの一面に無機系の塗装膜を焼付し、さらにこの
無機系塗装膜の上に無機系のクリアーを塗付焼付して構
成される調理プレートを有する加熱調理器。 - (2)無機系のクリアーは透光性を有するものであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の加熱調理器
。 - (3)無機系のクリアーは、水ガラス等を主成分とする
特許請求の範囲第1項記載の加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60006924A JPH0642388B2 (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60006924A JPH0642388B2 (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 | 加熱調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61165984A true JPS61165984A (ja) | 1986-07-26 |
JPH0642388B2 JPH0642388B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=11651791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60006924A Expired - Lifetime JPH0642388B2 (ja) | 1985-01-18 | 1985-01-18 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642388B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0496504U (ja) * | 1991-01-29 | 1992-08-20 | ||
JP2003528281A (ja) * | 2000-03-23 | 2003-09-24 | カール−ツァイス−スティフツング | クッキングトップ |
JP2003297540A (ja) * | 2002-04-02 | 2003-10-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱調理器 |
JP2004333102A (ja) * | 2002-05-16 | 2004-11-25 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 調理器用トッププレート |
US7718929B2 (en) | 2002-05-16 | 2010-05-18 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Cooking top plate |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5827894U (ja) * | 1981-08-19 | 1983-02-23 | 株式会社東芝 | 誘導加熱装置 |
JPS5933692U (ja) * | 1982-08-26 | 1984-03-01 | 三洋電機株式会社 | 電磁調理器の天板構造 |
JPS5974694U (ja) * | 1982-11-09 | 1984-05-21 | 株式会社東芝 | 誘導加熱装置 |
-
1985
- 1985-01-18 JP JP60006924A patent/JPH0642388B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5827894U (ja) * | 1981-08-19 | 1983-02-23 | 株式会社東芝 | 誘導加熱装置 |
JPS5933692U (ja) * | 1982-08-26 | 1984-03-01 | 三洋電機株式会社 | 電磁調理器の天板構造 |
JPS5974694U (ja) * | 1982-11-09 | 1984-05-21 | 株式会社東芝 | 誘導加熱装置 |
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JPH0496504U (ja) * | 1991-01-29 | 1992-08-20 | ||
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JP2003297540A (ja) * | 2002-04-02 | 2003-10-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱調理器 |
JP2004333102A (ja) * | 2002-05-16 | 2004-11-25 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 調理器用トッププレート |
US7718929B2 (en) | 2002-05-16 | 2010-05-18 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Cooking top plate |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0642388B2 (ja) | 1994-06-01 |
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