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JP2000218997A - 低温焼き付け転写紙 - Google Patents

低温焼き付け転写紙

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Publication number
JP2000218997A
JP2000218997A JP11023692A JP2369299A JP2000218997A JP 2000218997 A JP2000218997 A JP 2000218997A JP 11023692 A JP11023692 A JP 11023692A JP 2369299 A JP2369299 A JP 2369299A JP 2000218997 A JP2000218997 A JP 2000218997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
water
adhesive
light
coating agent
Prior art date
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Pending
Application number
JP11023692A
Other languages
English (en)
Inventor
Reisaku Izawa
禮作 井澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
REI CREATIVE KK
Original Assignee
REI CREATIVE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by REI CREATIVE KK filed Critical REI CREATIVE KK
Priority to JP11023692A priority Critical patent/JP2000218997A/ja
Publication of JP2000218997A publication Critical patent/JP2000218997A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の低温焼き付け転写紙は、台紙上に形成
した水溶性糊層の上に熱硬化性合成樹脂製の第1フィル
ムを形成し、その上に絵柄を印刷し、その上に同じく熱
硬化性合成樹脂製の第2フィルムを形成し、さらに、そ
の上にラッカーフィルムを形成したものであって、印刷
回数が多く、各印刷工程後には乾燥工程が必要となるこ
とから、製造に長時間を要し、コスト高になる。 【解決手段】 吸水性を有する台紙1の一面に水溶性糊
層2を形成し、その水溶性糊層に絵柄3を形成し、その
絵柄3を、透光性転写用被覆剤と透光性転写用接着剤の
混合物4で被覆してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陶磁器、ガラス、
ホウロウ等の窯業製品、金属板、カラートタン等の各種
の物品の表面に絵柄(文字、記号等を含む)を150℃
程度の温度で焼き付けるために使用する低温焼き付け転
写紙に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような低温焼き付け転写紙と
しては、特公昭54−30325号公報に記載されたも
のが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
低温焼き付け転写紙は、台紙上に形成した水溶性糊層の
上に熱硬化性合成樹脂製の第1フィルムを形成し、その
上に絵柄を印刷し、その上に同じく熱硬化性合成樹脂製
の第2フィルムを形成し、さらに、その上にラッカーフ
ィルムを形成したものであって、印刷回数が多く、各印
刷工程後には乾燥工程が必要となることから、製造に長
時間を要し、コスト高になる。
【0004】また、転写した絵柄がラッカーフィルムで
被覆されるから、表面が鏡面状となって写真調の光沢を
出すのには好適であるが、例えば、油絵のように反射の
少ない重厚な感じを表現するのには不適当である。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】このよう
な課題を解決するための手段として、請求項1の発明
は、吸水性を有する台紙の一面に水溶性糊層を形成し、
その水溶性糊層に絵柄を形成し、その絵柄を、透光性転
写用被覆剤と透光性転写用接着剤の混合物で被覆してな
るものであって、水溶性糊層、絵柄及び混合物を印刷で
形成する場合に、印刷は3回で済み、短時間で製造する
ことができてコストが低減されるとともに、透光性転写
用被覆剤と透光性転写用接着剤の混合物は乾燥すると鏡
面になりにくいため、転写された絵柄の反射が小さく、
陶磁器の施釉でいうマット状となって、重厚な感じが表
現される。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、透光性転写用被覆剤と透光性転写用接着剤の混合重
量比が、9:1〜3:7であるから、接着剤が少なすぎ
て焼き付けによる相手部品への接着力が弱くなることが
なく、逆に、接着剤が多すぎることにより、常温で接着
力が生じて転写時に相手部品へ不用意に粘着して絵柄に
ひび割れを生じるということがなく、また、転写紙同士
を重ねたときに互いに接着して使用不能になるおそれが
ない。
【0007】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、透光性転写用被覆剤と透光性転写用接着剤の混合重
量比が、6:4〜4:6であるから、絵柄の反射がきわ
めて小さく、より重厚な感じが表現されるとともに、接
着剤の混合比が適当であるため、転写作業や転写紙の取
り扱いが容易である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図において、1は吸水性を
有する台紙であって、図1に示すように、その台紙1の
上にデキストリン等の水溶性糊層2が形成され、図2に
示すように、その上に絵柄3が形成され、さらに、図3
に示すように、その上に、透光性転写用被覆剤と透光性
転写用接着剤の混合物4が形成されている。
【0009】これらの、水溶性糊層2、絵柄3及び混合
物4はスクリーン印刷によって形成される。
【0010】ここで、透光性転写用被覆剤としては、ア
クリル樹脂製のプリント用フィルムソルーションが好ま
しく、三菱レイヨン株式会社製の品名:ダイヤナール・
フィルムソルーションが好適であり、透光性転写用接着
剤としては、尿素・メラミン誘導体が好ましく、株式会
社セイコーアドバンス製の品名:スクリーン用印刷イン
キ・エポキシ1300ー800メジュームが好適であ
る。
【0011】このようにして、製造された転写紙は、水
に浸すことにより水溶性糊層2が溶けて台紙1が剥離さ
れ、被転写物である素地の表面に、混合物4と絵柄3が
残った糊により貼り付けられ、150℃で約30分加熱
することにより混合物4中の接着剤が溶け、硬化して絵
柄4と被覆剤が素地に焼き付けられる。
【0012】被覆剤と接着剤の混合重量比は、9:
1、8:2、7:3、6:4、5:5、4:
6、3:7、2:8、1:9の試料を作って実験
したところ、図4のグラフに示すように、試料の5:
5のものが最も反射性が低くて素地に転写した絵柄3の
重厚感が高く、被覆剤の割合がそれよりも小さくなって
も大きくなっても、反射性が高くなってゆくことが判明
した。
【0013】また、被覆剤の接着剤に対する混合重量比
が試料の9:1を超えると、接着剤が少なすぎて焼き
付け時の素地に対する接着力が低すぎることから使用に
適さず、逆に、被覆剤の接着剤に対する混合重量比が試
料の3:7を下回ると接着剤が多すぎて常温でも接着
力が生じることから素地に転写する際に素地に不用意に
貼り付いて絵柄3にひび割れが生じやすくなるばかりで
なく、完成した転写紙を重ね合わせると転写紙同士が張
り付いて使用不能になることが判明した。
【0014】そして、試料の6:4のものから試料
の4:6の範囲のものが素地に転写した絵柄3の重厚感
が十分に高く、かつ、転写作業が容易であることが判明
した。
【図面の簡単な説明】
【図1】台紙に水溶性糊層を形成した状態の断面図であ
る。
【図2】その上に絵柄を印刷した状態の断面図である。
【図3】さらに、その上に透光性転写用被覆剤と透光性
転写用接着剤の混合物を被覆した状態の断面図である。
【図4】被覆剤と接着剤との混合比と反射性との関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
1:台紙 2:水溶性糊層 3:絵柄 4:被覆剤と接着剤との混合物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸水性を有する台紙の一面に水溶性糊層
    を形成し、該水溶性糊層に絵柄を形成し、該絵柄を、透
    光性転写用被覆剤と透光性転写用接着剤の混合物で被覆
    してなる低温焼き付け転写紙。
  2. 【請求項2】 前記透光性転写用被覆剤と前記透光性転
    写用接着剤の混合重量比が、9:1〜3:7であること
    を特徴とする請求項1記載の低温焼き付け転写紙。
  3. 【請求項3】 前記透光性転写用被覆剤と前記透光性転
    写用接着剤の混合重量比が、6:4〜4:6であること
    を特徴とする請求項2記載の低温焼き付け転写紙。
JP11023692A 1999-02-01 1999-02-01 低温焼き付け転写紙 Pending JP2000218997A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102407723A (zh) * 2011-10-09 2012-04-11 济南广发科技有限公司 一种亚克力画及其制作方法
CN106333565A (zh) * 2016-08-31 2017-01-18 山东世纪开元电子商务有限公司 一种简易的摆台制作工艺
CN106608137A (zh) * 2016-12-29 2017-05-03 尹彦征 一种提高陶瓷贴花工效的方法
CN111761981A (zh) * 2020-05-23 2020-10-13 醴陵市精陶瓷业有限公司 一种高低温无机颜料结合花纸及其制备方法及应用

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