JPS6032722Y2 - 厚膜サ−ミスタ - Google Patents
厚膜サ−ミスタInfo
- Publication number
- JPS6032722Y2 JPS6032722Y2 JP583380U JP583380U JPS6032722Y2 JP S6032722 Y2 JPS6032722 Y2 JP S6032722Y2 JP 583380 U JP583380 U JP 583380U JP 583380 U JP583380 U JP 583380U JP S6032722 Y2 JPS6032722 Y2 JP S6032722Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thick film
- thermistor
- film thermistor
- glass
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Thermistors And Varistors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、サンドインチ形厚膜サーミスタに関するもの
である。
である。
通常の厚膜技術では、アルミナ基板上の配線導体、外部
接続用端子等の導電体膜に、Ag/Pd厚膜導電材料が
用いられており、厚膜抵抗のほかにコンデンサ、サーミ
スタ、バリスタ等の厚膜素子でも、Ag/Pd厚膜導電
材料が電極として使用されている。
接続用端子等の導電体膜に、Ag/Pd厚膜導電材料が
用いられており、厚膜抵抗のほかにコンデンサ、サーミ
スタ、バリスタ等の厚膜素子でも、Ag/Pd厚膜導電
材料が電極として使用されている。
最近、各種センサ材料の開発が進み、量産性の高い安価
な厚膜センサがその適用範囲を拡大しつつある。
な厚膜センサがその適用範囲を拡大しつつある。
厚膜サーミスタも、常温常湿環境下の温度補償用から、
特に湿度条件の厳しい温調器機への適用が検討されてい
る。
特に湿度条件の厳しい温調器機への適用が検討されてい
る。
温度センサとしての厚膜サーミスタは、抵抗値の温度変
化の大きい、すなわちサーミスタ定数が4000Kii
1度の素子特性が要求され、現在のサーミスタ特性材料
では比抵抗がICPΩ−0以上の大きなものを使用しな
くてはならない。
化の大きい、すなわちサーミスタ定数が4000Kii
1度の素子特性が要求され、現在のサーミスタ特性材料
では比抵抗がICPΩ−0以上の大きなものを使用しな
くてはならない。
また、厚膜サーミスタでは、サーミスタ特性材料の微粉
末にバインダとしてホウケイ酸鉛系ガラスを3X%程度
加えるため、サーミスタ膜自体の比抵抗はICPΩ−0
以上となる。
末にバインダとしてホウケイ酸鉛系ガラスを3X%程度
加えるため、サーミスタ膜自体の比抵抗はICPΩ−0
以上となる。
このため、構造的には、図に示すような厚膜コンデサと
同様なサンドインチ形として、素子抵抗値を通常の厚膜
抵抗形に比べて1/ICP〜1ハσの1σ〜104Ωの
抵抗値を出している。
同様なサンドインチ形として、素子抵抗値を通常の厚膜
抵抗形に比べて1/ICP〜1ハσの1σ〜104Ωの
抵抗値を出している。
このサンドイッチ形厚膜サーミスタでは、下部電極2と
上部電極4の間に介在する特性材料膜は30〜60μ汎
程度である。
上部電極4の間に介在する特性材料膜は30〜60μ汎
程度である。
さらに、防湿のために特性材料膜をおおう形でガラスコ
ート5が行なわれている。
ート5が行なわれている。
このガラスコート厚膜サーミスタを60°C195%R
H中で通電試験を行なったところ2001″l抵抗値減
少の不良が発生した。
H中で通電試験を行なったところ2001″l抵抗値減
少の不良が発生した。
この試料を詳細に調べた結果、ガラスコートに機械的衝
撃による損傷があり、これを通して水蒸気がサーミスタ
膜中に侵入し、距離が30〜60μ汎と狭い上、下電極
間にAgマイグレーションが発生したことであった。
撃による損傷があり、これを通して水蒸気がサーミスタ
膜中に侵入し、距離が30〜60μ汎と狭い上、下電極
間にAgマイグレーションが発生したことであった。
この〜マイグレーションは通常のAg/Pd導電材料を
電極に用いる限り、本質的に避けられなかった。
電極に用いる限り、本質的に避けられなかった。
本考案の目的は、上記従来技術の欠点をなくし、信頼性
を高めた厚膜サーミスタを提供するにある。
を高めた厚膜サーミスタを提供するにある。
本考案の特徴は、サンドインチ形厚膜サーミスタのサー
ミスタ膜の下部電極をpt厚膜導電体とし、これを電気
的には正(陽)極とすることにある。
ミスタ膜の下部電極をpt厚膜導電体とし、これを電気
的には正(陽)極とすることにある。
これにより作成したガラスコート厚膜サーミスタは、高
湿中におかれ、たとえガラスの損傷が有り、水蒸気の侵
入がおこっても電極材料のptはイオン化しにくく、A
gのようにマイグレーションを発生することが無い。
湿中におかれ、たとえガラスの損傷が有り、水蒸気の侵
入がおこっても電極材料のptはイオン化しにくく、A
gのようにマイグレーションを発生することが無い。
従って厚膜サーミスタの信頼性が本質的に向上できる。
以下本考案を実施例により詳細に説明する。
実施例
先ず、アルミナ基板1上にpt!電ペーストを用いて下
部電極2を印刷し、1100’Cで3粉焼成して焼き付
けた。
部電極2を印刷し、1100’Cで3粉焼成して焼き付
けた。
次いで、Ag/Pd導電ペーストを用いて外部接続用端
子6を印刷し、Mn * Co、Ni −A/−Feの
複合酸化物粉末とガラスフリットRuO2粉末からなる
サーミスタペーストを印刷してサーミスタ層3を形成し
、更に、Ag/Pd導電ペーストを用いて上部電極4を
印刷した。
子6を印刷し、Mn * Co、Ni −A/−Feの
複合酸化物粉末とガラスフリットRuO2粉末からなる
サーミスタペーストを印刷してサーミスタ層3を形成し
、更に、Ag/Pd導電ペーストを用いて上部電極4を
印刷した。
これを850℃でW分間焼成してサンドインチ形厚膜サ
ーミスタを作成した。
ーミスタを作成した。
次いで高温焼成型結晶化ガラスペーストを印刷して80
0℃で用分間焼威し、この上に高温焼成型非晶質ガラス
ペーストを印刷して、800℃で10分間焼威してガラ
スコートを形成した防湿型厚膜サーミスタを作成した。
0℃で用分間焼威し、この上に高温焼成型非晶質ガラス
ペーストを印刷して、800℃で10分間焼威してガラ
スコートを形成した防湿型厚膜サーミスタを作成した。
この厚膜サーミスタの下部電極側外部接続端子を正(陽
)極とし、上部電極側の外部接続端子を負(陰)として
通電試験を行ない、60℃、95%R,H3O00hま
で不良の発生はなかった。
)極とし、上部電極側の外部接続端子を負(陰)として
通電試験を行ない、60℃、95%R,H3O00hま
で不良の発生はなかった。
本考案により、従来ガラスコートの損傷があれば短時間
で抵抗値減少不良となっていた厚膜サーミスタの信頼性
を大巾に向上することができた。
で抵抗値減少不良となっていた厚膜サーミスタの信頼性
を大巾に向上することができた。
図はガラスコート厚膜サーミスタの断面図である。
1・・・・・・アルミナ基板、2・・・・・・下部電極
、3・・・・・・サーミスタ膜、4・・・・・・上部電
極、5・曲・ガラスコート、6・・・・・・外部接続用
端子。
、3・・・・・・サーミスタ膜、4・・・・・・上部電
極、5・曲・ガラスコート、6・・・・・・外部接続用
端子。
Claims (1)
- サンドイッチ形厚膜素子において、サーミスタ特性材料
層を介して設けられた対向電極の基板側に位置する下部
電極がpt#E膜導体よりなり、このpt電極側の端子
が直流電気回路上の正極に接続されていることを特徴と
する厚膜サーミスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP583380U JPS6032722Y2 (ja) | 1980-01-23 | 1980-01-23 | 厚膜サ−ミスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP583380U JPS6032722Y2 (ja) | 1980-01-23 | 1980-01-23 | 厚膜サ−ミスタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56108204U JPS56108204U (ja) | 1981-08-22 |
JPS6032722Y2 true JPS6032722Y2 (ja) | 1985-09-30 |
Family
ID=29602501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP583380U Expired JPS6032722Y2 (ja) | 1980-01-23 | 1980-01-23 | 厚膜サ−ミスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6032722Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0733979B2 (ja) * | 1984-07-31 | 1995-04-12 | 光照 木村 | 温度センサ |
-
1980
- 1980-01-23 JP JP583380U patent/JPS6032722Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56108204U (ja) | 1981-08-22 |
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