JPS6028720Y2 - 抄紙用ドライヤ−カンバスにおける継手部 - Google Patents
抄紙用ドライヤ−カンバスにおける継手部Info
- Publication number
- JPS6028720Y2 JPS6028720Y2 JP2451382U JP2451382U JPS6028720Y2 JP S6028720 Y2 JPS6028720 Y2 JP S6028720Y2 JP 2451382 U JP2451382 U JP 2451382U JP 2451382 U JP2451382 U JP 2451382U JP S6028720 Y2 JPS6028720 Y2 JP S6028720Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- canvas
- warp
- weft
- joint part
- dryer canvas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は抄紙用ドライヤーカンバスの継手部に関するも
のである。
のである。
端部に接合用ループを備えた抄紙用ドライヤーカンバス
の継手部としては、従来から既に多種多様なものが知ら
れているが、最も簡便な方式として第１図および第２図
に略本したようにカンバス本体１の端部において数１０
本の端部緯糸２を残してその本体側緯糸を所定本数抜き
取って経糸ののみの部分３を形成し、次いで経糸のみの
部分３をその中央部分から折り返してループ４となすと
ともに端部を本体側に重ね合せ、しかるのちその重ね合
せ部分をミシン縫着５するという形成方法が汎用されて
いる。
の継手部としては、従来から既に多種多様なものが知ら
れているが、最も簡便な方式として第１図および第２図
に略本したようにカンバス本体１の端部において数１０
本の端部緯糸２を残してその本体側緯糸を所定本数抜き
取って経糸ののみの部分３を形成し、次いで経糸のみの
部分３をその中央部分から折り返してループ４となすと
ともに端部を本体側に重ね合せ、しかるのちその重ね合
せ部分をミシン縫着５するという形成方法が汎用されて
いる。
しかしながら上記のごとくして得られた継手部は、折り
返し端部に段部６が生じ、抄紙機における走行が不円滑
となるばかりでなく、走行中に最端部の経糸が抜は出る
というトラブルが発生するなどという点が問題となって
いた。
返し端部に段部６が生じ、抄紙機における走行が不円滑
となるばかりでなく、走行中に最端部の経糸が抜は出る
というトラブルが発生するなどという点が問題となって
いた。
本考案は上記問題点を改善することを目的としてなされ
たものであって、第３図にその実施例を示したごとく、
接合用ループ４を形成すべくカンバス本体側に重ね合さ
れた折り返し部分７の端部の経糸および緯糸がナイフェ
ツジ状に溶融変形され、該折り返し部分７がカンバス本
体１側に縫着５されてなるものである。
たものであって、第３図にその実施例を示したごとく、
接合用ループ４を形成すべくカンバス本体側に重ね合さ
れた折り返し部分７の端部の経糸および緯糸がナイフェ
ツジ状に溶融変形され、該折り返し部分７がカンバス本
体１側に縫着５されてなるものである。
更に具体的に説明すると、熱可塑性合成樹脂モノフィラ
メントまたはマルチフィラメントによって織成されたカ
ンバス本体１を、前記したごとくその端部において数１
０＄の端部緯糸を残してその本体側の緯糸を所定本数抜
き取って経糸のみの部分３を形成したのち、最端部の緯
糸に沿って熱可溶性ミシン糸によるミシン縫着８して最
端部の緯糸のほつれを防止し、しかるのち端縁に沿って
例えば焼きゴテ９を当接して上記熱可溶性ミシン糸と共
に端部の経糸および緯糸を溶融せしめながら先端部に向
って尖鋭となるよう加熱加工することによって、第４図
に示したような樹脂化したナイフェツジ状の端部１０を
得ることができる。
メントまたはマルチフィラメントによって織成されたカ
ンバス本体１を、前記したごとくその端部において数１
０＄の端部緯糸を残してその本体側の緯糸を所定本数抜
き取って経糸のみの部分３を形成したのち、最端部の緯
糸に沿って熱可溶性ミシン糸によるミシン縫着８して最
端部の緯糸のほつれを防止し、しかるのち端縁に沿って
例えば焼きゴテ９を当接して上記熱可溶性ミシン糸と共
に端部の経糸および緯糸を溶融せしめながら先端部に向
って尖鋭となるよう加熱加工することによって、第４図
に示したような樹脂化したナイフェツジ状の端部１０を
得ることができる。
その後、常用の方法により経糸のみの部分３の中央部に
おいて折り曲げ、その折り返し部分７をカンバス本体１
側に縫着５することによって本考案の継手部となすこと
ができる。
おいて折り曲げ、その折り返し部分７をカンバス本体１
側に縫着５することによって本考案の継手部となすこと
ができる。
なわ実施例においては平織カンバスを示しているが、二
重織あるいは三重織等のカンバスにも適用できることは
勿論である。
重織あるいは三重織等のカンバスにも適用できることは
勿論である。
以上の通り、本考案における抄紙用カンバスの継手部は
、経糸および緯糸が熱可塑性合成樹脂糸条によって構成
されてなる抄紙用カンバスにおいて、接合用ループ４を
形成するべくカンバス本体１側に重ね合された折り返し
部分７の端部の経糸および緯糸がナイフェツジ状に溶融
変形され、該折り返し部分７がカンバス本体１側に縫着
５されてなるものであるから、カンバス本体１と折り返
し部分７の端部とが緩やかなスロープをなして重合され
、したがって抄紙機でのカンバスの走行が円滑となる。
、経糸および緯糸が熱可塑性合成樹脂糸条によって構成
されてなる抄紙用カンバスにおいて、接合用ループ４を
形成するべくカンバス本体１側に重ね合された折り返し
部分７の端部の経糸および緯糸がナイフェツジ状に溶融
変形され、該折り返し部分７がカンバス本体１側に縫着
５されてなるものであるから、カンバス本体１と折り返
し部分７の端部とが緩やかなスロープをなして重合され
、したがって抄紙機でのカンバスの走行が円滑となる。
その上折り返し部分７の最端部の緯糸が抜は出るという
憂いは全くなく、走行時における継手部分からのトラブ
ルを解消することができる。
憂いは全くなく、走行時における継手部分からのトラブ
ルを解消することができる。
第１図および第２図は従来の継手部を形する手法を示し
た概略斜視図および継手部の拡大断面図、第３図および
第４図は本考案継手部の実施例を示したそれぞれ拡大断
面図である。 １はカンバス本体、２は端部緯糸、３は経糸のみの部分
、４はループ、５は縫着、７は折り返し郡部、８は熱可
溶性ミシン糸による縫着、１０はナイフェツジ状端部。
た概略斜視図および継手部の拡大断面図、第３図および
第４図は本考案継手部の実施例を示したそれぞれ拡大断
面図である。 １はカンバス本体、２は端部緯糸、３は経糸のみの部分
、４はループ、５は縫着、７は折り返し郡部、８は熱可
溶性ミシン糸による縫着、１０はナイフェツジ状端部。
Claims (1)
- 経糸および緯糸が熱可塑性合成糸条によって構成されて
なる抄紙用ドライヤーカンバスにおいて、接合用ループ
４を形成するべくカンバス本体１側に重ね合され縫着５
された折返し部分７の端部の経糸および緯糸がナイフェ
ツジ状に溶融変形されていることを特徴とする抄紙用ド
ライヤーカンバスにおける継手部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2451382U JPS6028720Y2 (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 抄紙用ドライヤ−カンバスにおける継手部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2451382U JPS6028720Y2 (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 抄紙用ドライヤ−カンバスにおける継手部 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58128998U JPS58128998U (ja) | 1983-09-01 |
| JPS6028720Y2 true JPS6028720Y2 (ja) | 1985-08-30 |
Family
ID=30036512
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2451382U Expired JPS6028720Y2 (ja) | 1982-02-22 | 1982-02-22 | 抄紙用ドライヤ−カンバスにおける継手部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6028720Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5939176A (en) * | 1998-09-01 | 1999-08-17 | Albany International Corp. | Warp loop seam |
| JP5913179B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2016-04-27 | ダイワボウホールディングス株式会社 | 工業用織物 |
-
1982
- 1982-02-22 JP JP2451382U patent/JPS6028720Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58128998U (ja) | 1983-09-01 |
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