JPH0516240Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0516240Y2 JPH0516240Y2 JP1988085492U JP8549288U JPH0516240Y2 JP H0516240 Y2 JPH0516240 Y2 JP H0516240Y2 JP 1988085492 U JP1988085492 U JP 1988085492U JP 8549288 U JP8549288 U JP 8549288U JP H0516240 Y2 JPH0516240 Y2 JP H0516240Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- canvas
- joining auxiliary
- loop
- joining
- sewing thread
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 30
- 238000009958 sewing Methods 0.000 claims description 15
- 208000018747 cerebellar ataxia with neuropathy and bilateral vestibular areflexia syndrome Diseases 0.000 description 4
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 2
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
この考案は、抄紙機のドライパートで使用され
るカンバスの掛入れ用接合補助布の取付け部に関
するもので、詳しくはカンバスを掛入れる際にカ
ンバスを無端状に接合するための芯線通し作業を
容易にすることを目的とした、抄紙用カンバスの
掛入れ用の接合補助布の取付け部の構造に関する
ものである。
るカンバスの掛入れ用接合補助布の取付け部に関
するもので、詳しくはカンバスを掛入れる際にカ
ンバスを無端状に接合するための芯線通し作業を
容易にすることを目的とした、抄紙用カンバスの
掛入れ用の接合補助布の取付け部の構造に関する
ものである。
（従来の技術）
抄紙用カンバスは、通常、有端状に製作され抄
紙機上においてカンバスの両端部に設けられた継
手により無端状にされるのが一般的であり、近年
は乾燥効果や継手特性の優秀な合成樹脂モノフイ
ラメント製の抄紙用カンバスが汎用されている。
このモノフイラメント製抄紙用カンバスには、カ
ンバス本体の経糸を延長し折り返してループを設
けこのループを互いに噛み合せて形成される共通
孔に芯線を挿通して無端状に接合するループ継手
が多用されている。このループ継手の表面性や柔
軟性あるいは通気性等がカンバス本体の特性とほ
ぼ同一であるから、継手による品質問題や損傷ト
ラブルの起こることが殆どない。しかしながら、
このループ継手にはカンバスをドライパートに掛
入れる際に、カンバスを無端状に接合するための
芯線通し作業が大変面倒で手間のかかるという問
題があつた。この問題点を解消するために、例え
ば実開昭52−64804号公報に記載されているよう
に、フアスナーを設けた接合補助布をカンバス両
端部に取付けてなる継手部が知られており、この
接合補助布の取付けはカンバスの両端部に環縫い
ミシンによつて縫着される。
紙機上においてカンバスの両端部に設けられた継
手により無端状にされるのが一般的であり、近年
は乾燥効果や継手特性の優秀な合成樹脂モノフイ
ラメント製の抄紙用カンバスが汎用されている。
このモノフイラメント製抄紙用カンバスには、カ
ンバス本体の経糸を延長し折り返してループを設
けこのループを互いに噛み合せて形成される共通
孔に芯線を挿通して無端状に接合するループ継手
が多用されている。このループ継手の表面性や柔
軟性あるいは通気性等がカンバス本体の特性とほ
ぼ同一であるから、継手による品質問題や損傷ト
ラブルの起こることが殆どない。しかしながら、
このループ継手にはカンバスをドライパートに掛
入れる際に、カンバスを無端状に接合するための
芯線通し作業が大変面倒で手間のかかるという問
題があつた。この問題点を解消するために、例え
ば実開昭52−64804号公報に記載されているよう
に、フアスナーを設けた接合補助布をカンバス両
端部に取付けてなる継手部が知られており、この
接合補助布の取付けはカンバスの両端部に環縫い
ミシンによつて縫着される。
（考案が解決しようとする問題点）
ループ継手のカンバスを抄紙機のドライパート
に掛入れた後、カンバスを無端状に接合するため
に、カンバス両端部に設けられたループを互いに
噛み合せ芯線を挿通する。そこでこの芯線通し作
業を容易にするために考案されたのが接合補助布
であるが、上記したようにその取付けはカンバス
の両端部に環縫いミシンによつて縫着されるか
ら、カンバスの布面にミシン針による穴あきや傷
付き等の欠点を作ることとなり、品質問題の原因
となる恐れがあつた。
に掛入れた後、カンバスを無端状に接合するため
に、カンバス両端部に設けられたループを互いに
噛み合せ芯線を挿通する。そこでこの芯線通し作
業を容易にするために考案されたのが接合補助布
であるが、上記したようにその取付けはカンバス
の両端部に環縫いミシンによつて縫着されるか
ら、カンバスの布面にミシン針による穴あきや傷
付き等の欠点を作ることとなり、品質問題の原因
となる恐れがあつた。
また芯線通し作業が終わつた後接合補助布を取
り除くとき、環縫いのミシン糸が容易には解けな
い等の作業性の悪い面もあつた。
り除くとき、環縫いのミシン糸が容易には解けな
い等の作業性の悪い面もあつた。
この考案は、従来のものがもつ以上のような問
題点を解消し、カンバスの継手を接合する際の芯
線通しを容易にするための接合補助を取付けても
カンバス布面に穴あきや傷付き等の欠点ができる
ことがなく、また芯線通し作業が終わつた後の接
合補助布の取外しが容易にできる抄紙用カンバス
の接合補助布を提供することを目的とする。
題点を解消し、カンバスの継手を接合する際の芯
線通しを容易にするための接合補助を取付けても
カンバス布面に穴あきや傷付き等の欠点ができる
ことがなく、また芯線通し作業が終わつた後の接
合補助布の取外しが容易にできる抄紙用カンバス
の接合補助布を提供することを目的とする。
（問題点を解決するための手段）
この目的を達成させるために、この考案はつぎ
のような構成としている。すなわち、カンバスの
両端部の表面または裏面に接合補助布が重ね合さ
れ、その重ね合せ部のカンバス幅方向に所定間隔
をおいて縫糸が貫通されて、接合補助布側に縫糸
による輪が形成され、該縫糸の輪の中にモノフイ
ラメントが挿入されてカンバス端部に接合補助布
が止着されてなる。
のような構成としている。すなわち、カンバスの
両端部の表面または裏面に接合補助布が重ね合さ
れ、その重ね合せ部のカンバス幅方向に所定間隔
をおいて縫糸が貫通されて、接合補助布側に縫糸
による輪が形成され、該縫糸の輪の中にモノフイ
ラメントが挿入されてカンバス端部に接合補助布
が止着されてなる。
なお、縫糸は手縫い針を用い３〜７cmの間隔で
もつて接合補助布側にループの輪が形成されるよ
うカンバス幅方向に一方から他方に縫い込まれ、
予め縫合部に位置せしめたモノフイラメントを順
次該ループの輪によつて止着するとよい。
もつて接合補助布側にループの輪が形成されるよ
うカンバス幅方向に一方から他方に縫い込まれ、
予め縫合部に位置せしめたモノフイラメントを順
次該ループの輪によつて止着するとよい。
（作用）
上記のように、この考案による接合補助布のカ
ンバス端部への取付けは、手縫い糸により重ね合
せ部を貫通させ、所定間隔に形成された輪の中に
モノフイラメントが挿入されて止着されてなるか
ら、手縫い針をカンバスを構成する経糸や緯糸を
突刺すことなく通過することができるし、また芯
線通し作業が終わつた後の接合補助布の取外しは
モノフイラメントを引抜くだけで簡単に行うこと
ができる。
ンバス端部への取付けは、手縫い糸により重ね合
せ部を貫通させ、所定間隔に形成された輪の中に
モノフイラメントが挿入されて止着されてなるか
ら、手縫い針をカンバスを構成する経糸や緯糸を
突刺すことなく通過することができるし、また芯
線通し作業が終わつた後の接合補助布の取外しは
モノフイラメントを引抜くだけで簡単に行うこと
ができる。
（実施例）
この考案の実施例を、図面を参照しながら説明
する。
する。
ポリエステルモノフイラメント製のカンバス１
の端部に接合用のループ２を設けた継手部の裏面
に、幅８cmの綿帆布に継手引寄せ用の紐３を取付
けた接合補助布４を重ね合せ、太さが200デニー
ル×９本のミシン糸５により重ね合せ部を５cm間
隔に貫通させて形成された輪の中に直径0.9mmの
ポリエステルモノフイラメント６が挿入されて止
着させたものである。
の端部に接合用のループ２を設けた継手部の裏面
に、幅８cmの綿帆布に継手引寄せ用の紐３を取付
けた接合補助布４を重ね合せ、太さが200デニー
ル×９本のミシン糸５により重ね合せ部を５cm間
隔に貫通させて形成された輪の中に直径0.9mmの
ポリエステルモノフイラメント６が挿入されて止
着させたものである。
なお、接合補助布の継手部への重ね合せは、抄
紙用カンバスの掛入れパートによりカンバスの表
面が好都合の場合もあるし、また継手引寄用の紐
の替わりにスライドフアスナーやベルベツトフア
スナーを取付ければ更に芯線通し作業が容易とな
る。
紙用カンバスの掛入れパートによりカンバスの表
面が好都合の場合もあるし、また継手引寄用の紐
の替わりにスライドフアスナーやベルベツトフア
スナーを取付ければ更に芯線通し作業が容易とな
る。
（考案の効果）
この考案による接合補助布のカンバス端部への
取付けは、手縫い糸により重ね合せ部を貫通させ
所定間隔に形成された輪の中にモノフイラメント
が挿入されて止着されてなるから、手縫いの針は
カンバスを構成する経糸や緯糸突刺すことなく通
過することができるし、また芯線通し作業が終わ
つた後の接合補助布の取外しはモノフイラメント
を引抜くだけで簡単に行うことができる。
取付けは、手縫い糸により重ね合せ部を貫通させ
所定間隔に形成された輪の中にモノフイラメント
が挿入されて止着されてなるから、手縫いの針は
カンバスを構成する経糸や緯糸突刺すことなく通
過することができるし、また芯線通し作業が終わ
つた後の接合補助布の取外しはモノフイラメント
を引抜くだけで簡単に行うことができる。
したがつて、カンバス端部に接合補助布を取付
けてもカンバス布面に穴あきや傷付き等の欠点が
できることがなく、また芯線通し作業が終わつた
後の接合補助布の取外しが容易にできる。
けてもカンバス布面に穴あきや傷付き等の欠点が
できることがなく、また芯線通し作業が終わつた
後の接合補助布の取外しが容易にできる。
第１図は、この考案による接合補助布を取付け
たカンバス継手部の裏面の一部平面図、第２図は
この考案による接合補助布を取付けたカンバス端
部の巾方向の一部断面図である。 １はカンバス、２はループ、３は紐、４は接合
補助布、５はミシン糸、６はモノフイラメント。
たカンバス継手部の裏面の一部平面図、第２図は
この考案による接合補助布を取付けたカンバス端
部の巾方向の一部断面図である。 １はカンバス、２はループ、３は紐、４は接合
補助布、５はミシン糸、６はモノフイラメント。
Claims (1)
- カンバス本体の経糸を延長し折り返してループ
を設け、このループを互いに噛み合せて形成され
る共通孔に芯線を挿通して無端状に接合される抄
紙用カンバスの継手部に縫着される接合補助布に
おいて、前記カンバスの両端部の表面または裏面
に該接合補助布が重ね合され、その重ね合せ部の
カンバス幅方向に所定間隔をおいて縫糸が貫通さ
れて接合補助布側に縫糸による輪が形成され、該
縫糸の輪の中にモノフイラメントが挿入されてカ
ンバス端部に接合補助布が止着されていることを
特徴とする抄紙用カンバスにおける接合補助布の
取付け部の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988085492U JPH0516240Y2 (ja) | 1988-06-27 | 1988-06-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988085492U JPH0516240Y2 (ja) | 1988-06-27 | 1988-06-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0210499U JPH0210499U (ja) | 1990-01-23 |
| JPH0516240Y2 true JPH0516240Y2 (ja) | 1993-04-28 |
Family
ID=31310160
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988085492U Expired - Lifetime JPH0516240Y2 (ja) | 1988-06-27 | 1988-06-27 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0516240Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007063669A1 (ja) * | 2005-12-01 | 2007-06-07 | Wacoal Corp. | 衣類へのラベル取付構造および該ラベル取り外し方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2546274Y2 (ja) * | 1990-04-10 | 1997-08-27 | 敷島紡績株式会社 | ドライヤーカンバスの継手部 |
| JP6355511B2 (ja) * | 2014-10-01 | 2018-07-11 | 日本フエルト株式会社 | シームフェルトの接合構造及び接合方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5264804U (ja) * | 1975-10-27 | 1977-05-13 | ||
| JPS5378203U (ja) * | 1976-11-26 | 1978-06-29 |
-
1988
- 1988-06-27 JP JP1988085492U patent/JPH0516240Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007063669A1 (ja) * | 2005-12-01 | 2007-06-07 | Wacoal Corp. | 衣類へのラベル取付構造および該ラベル取り外し方法 |
| JP2007155922A (ja) * | 2005-12-01 | 2007-06-21 | Wacoal Corp | 衣類へのラベル取付構造および該ラベル取り外し方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0210499U (ja) | 1990-01-23 |
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