JPS6332157Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6332157Y2 JPS6332157Y2 JP1984055155U JP5515584U JPS6332157Y2 JP S6332157 Y2 JPS6332157 Y2 JP S6332157Y2 JP 1984055155 U JP1984055155 U JP 1984055155U JP 5515584 U JP5515584 U JP 5515584U JP S6332157 Y2 JPS6332157 Y2 JP S6332157Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weft
- canvas
- warp
- joint
- loop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 description 1
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はドライヤーカンバスの継手に関し、特
に表面平滑性に優れ、両端接合作業の能率を向上
した継手に関するものである。
に表面平滑性に優れ、両端接合作業の能率を向上
した継手に関するものである。
イ 従来技術
ドライヤーカンバスは一般に有端状織物であ
り、使用時は両端を接合して無端状とする。した
がつてその継手は接合作業が容易で、かつ紙シー
トにマークなどの悪影響を及ばさないようカンバ
ス本体と同一の形態であることを要求される。
り、使用時は両端を接合して無端状とする。した
がつてその継手は接合作業が容易で、かつ紙シー
トにマークなどの悪影響を及ばさないようカンバ
ス本体と同一の形態であることを要求される。
この要求を満たすため例えば実公51−46483に
記載されているように、カンバスを構成する経糸
の一部からなるループ形成経糸によりカンバス端
部にループを形成し、両端のループを組合せてで
きる共通孔に芯線を挿通して無端状に接合する継
手が考案されている。第1図にその実施例を示
す。この種の継手は表面平滑性、通気性、厚さ、
柔軟性が本体と同一になり、包装用紙、雑種紙か
ら上質紙、薄葉紙までのあらゆる紙質に使用でき
るものであり、芯線挿通も容易に行なえるもので
ある。
記載されているように、カンバスを構成する経糸
の一部からなるループ形成経糸によりカンバス端
部にループを形成し、両端のループを組合せてで
きる共通孔に芯線を挿通して無端状に接合する継
手が考案されている。第1図にその実施例を示
す。この種の継手は表面平滑性、通気性、厚さ、
柔軟性が本体と同一になり、包装用紙、雑種紙か
ら上質紙、薄葉紙までのあらゆる紙質に使用でき
るものであり、芯線挿通も容易に行なえるもので
ある。
しかしこの様な優れた特性も使用初期の短期間
しか維持できず、使用するに従い抄紙機のテンシ
ヨンと熱により、第2図に示すようにループ1が
伸張し、それに伴いループ形成経糸2もカンバス
端部で表面から沈み込む。そのため先端緯糸3,
3′に沿つて折り返された緯糸押え経糸4が表面
から突出した状態になり、紙シートにマークを発
生させたり、ローラ等との接触により緯糸押え経
糸4が早期に摩耗することがあつた。さらに先端
緯糸3の周囲に余裕ができ、ときには該緯糸3が
抜け出すこともあつた。また洗浄などのために抄
紙機から取り外したカンバスを再び掛け入れるた
め芯線5を挿入する場合、ループの内径が小さく
なつており、その作業は極めて困難となつた。し
たがつてやむ無く芯線を細くしたり、カンバス両
端を切断しループを新たに作製する手段を講じて
いた。ところがこのような手段ではカンバスを短
命化するか、或いは経費高になることが避けられ
なかつた。
しか維持できず、使用するに従い抄紙機のテンシ
ヨンと熱により、第2図に示すようにループ1が
伸張し、それに伴いループ形成経糸2もカンバス
端部で表面から沈み込む。そのため先端緯糸3,
3′に沿つて折り返された緯糸押え経糸4が表面
から突出した状態になり、紙シートにマークを発
生させたり、ローラ等との接触により緯糸押え経
糸4が早期に摩耗することがあつた。さらに先端
緯糸3の周囲に余裕ができ、ときには該緯糸3が
抜け出すこともあつた。また洗浄などのために抄
紙機から取り外したカンバスを再び掛け入れるた
め芯線5を挿入する場合、ループの内径が小さく
なつており、その作業は極めて困難となつた。し
たがつてやむ無く芯線を細くしたり、カンバス両
端を切断しループを新たに作製する手段を講じて
いた。ところがこのような手段ではカンバスを短
命化するか、或いは経費高になることが避けられ
なかつた。
ロ 考案の目的
本考案は従来の欠点を解消した継手であり、そ
の目的は使用による継手表面、及びループの変形
を防止し、マーク発生や先端緯糸の抜け出し、緯
糸押え経糸の摩耗を皆無とし、カンバスの再掛入
時でも容易に芯線を挿入できる継手を提供するこ
とである。
の目的は使用による継手表面、及びループの変形
を防止し、マーク発生や先端緯糸の抜け出し、緯
糸押え経糸の摩耗を皆無とし、カンバスの再掛入
時でも容易に芯線を挿入できる継手を提供するこ
とである。
ハ 考案の構成
本考案の構成を図面に示す実施例について説明
する。
する。
第3図は二重織のカンバスに実施した本考案に
よる継手である。カンバスを構成する経糸12,
14の中のループ形成経糸12をカンバス端部か
ら延長し、ループ11を形成した後本体に綴り込
む。一方、緯糸押え経糸14は先端緯糸13に沿
つて折り返され、本体内へ綴り込み、先端緯糸1
3を押えてほつれを防止する。ここでカンバスを
構成する経糸12,14、緯糸13,13′,1
8には使用条件や紙質に応じてモノフイラメント
糸、マルチフイラメント糸、スパン糸の単独、或
いは組合せた糸条、或いは樹脂加工糸などを用い
る。
よる継手である。カンバスを構成する経糸12,
14の中のループ形成経糸12をカンバス端部か
ら延長し、ループ11を形成した後本体に綴り込
む。一方、緯糸押え経糸14は先端緯糸13に沿
つて折り返され、本体内へ綴り込み、先端緯糸1
3を押えてほつれを防止する。ここでカンバスを
構成する経糸12,14、緯糸13,13′,1
8には使用条件や紙質に応じてモノフイラメント
糸、マルチフイラメント糸、スパン糸の単独、或
いは組合せた糸条、或いは樹脂加工糸などを用い
る。
次にループ11と緯糸押え経糸14とで囲まれ
た部分16に追加の緯糸17を挿入する。この緯
糸17も本体の経糸、緯糸と同様に各種の糸の中
から選定する。その太さはループの大きさ、カン
バスの厚さ、所望する継手の特性に応じて決定す
る。
た部分16に追加の緯糸17を挿入する。この緯
糸17も本体の経糸、緯糸と同様に各種の糸の中
から選定する。その太さはループの大きさ、カン
バスの厚さ、所望する継手の特性に応じて決定す
る。
第3図に示すようなモノフイラメント二重織カ
ンバスでは経糸12,14及び緯糸13,13′,
18の直径が通常0.3〜0.8mmであり、芯線15の
直径は0.4〜1.5mmである。このような場合追加の
緯糸17の直径は0.3〜1.0mmとし、特に0.4〜0.7
mmが好ましい。
ンバスでは経糸12,14及び緯糸13,13′,
18の直径が通常0.3〜0.8mmであり、芯線15の
直径は0.4〜1.5mmである。このような場合追加の
緯糸17の直径は0.3〜1.0mmとし、特に0.4〜0.7
mmが好ましい。
この継手をカンバスの両端に作製し、両端のル
ープを組合せてできる共通孔に芯線を挿通してカ
ンバスを無端状とする。このように構成された本
考案による継手はテンシヨンが作用した場合でも
追加の緯糸17によりループの伸長は防止され、
また経糸12が引き出されるのも阻止される。そ
の結果芯線15の挿通はいつの場合も容易で短時
間に終了し、さらに先端緯糸13,13′部での
緯糸押え経糸14が突出せず、常に同一平面を保
ちマーク発生や該経糸14,14′の摩耗もなく
なる。先端緯糸13,13′の太さは他の緯糸1
8と同一でもよいが、直径を0.1〜0.2mm程度細く
することにより緯糸押え経糸14の突出防止は一
層完全となり、マーク発生は皆無になる。
ープを組合せてできる共通孔に芯線を挿通してカ
ンバスを無端状とする。このように構成された本
考案による継手はテンシヨンが作用した場合でも
追加の緯糸17によりループの伸長は防止され、
また経糸12が引き出されるのも阻止される。そ
の結果芯線15の挿通はいつの場合も容易で短時
間に終了し、さらに先端緯糸13,13′部での
緯糸押え経糸14が突出せず、常に同一平面を保
ちマーク発生や該経糸14,14′の摩耗もなく
なる。先端緯糸13,13′の太さは他の緯糸1
8と同一でもよいが、直径を0.1〜0.2mm程度細く
することにより緯糸押え経糸14の突出防止は一
層完全となり、マーク発生は皆無になる。
尚、本考案は二重織カンバス以外の多重織でも
同様に実施できる。
同様に実施できる。
ニ 考案の効果
本考案によるカンバスの継手は緯糸押え経糸と
ループとで囲まれた部分に追加の緯糸を挿入した
ことで、カンバスがテンシヨンを受けてもループ
は従来のように変形することはなく、初期の形状
を長く維持できる。したがつて一度抜いた芯線を
再び挿通する作業は容易で短時間のうちに終了す
る。これと同時に追加の緯糸はループ形成経糸が
引き出されるのを防ぐため、カンバスの表面でも
裏面でも該経糸が沈み込むことはなくなり、継手
部における接紙面は使用初期から末期まで平滑面
を保持しうる。
ループとで囲まれた部分に追加の緯糸を挿入した
ことで、カンバスがテンシヨンを受けてもループ
は従来のように変形することはなく、初期の形状
を長く維持できる。したがつて一度抜いた芯線を
再び挿通する作業は容易で短時間のうちに終了す
る。これと同時に追加の緯糸はループ形成経糸が
引き出されるのを防ぐため、カンバスの表面でも
裏面でも該経糸が沈み込むことはなくなり、継手
部における接紙面は使用初期から末期まで平滑面
を保持しうる。
このように本考案による継手はカンバスの使用
期間を通じて初期形状、特性を維持する大きな利
点を有する継手である。
期間を通じて初期形状、特性を維持する大きな利
点を有する継手である。
第1図は従来の継手を示す縦断面図、第2図は
第1図の使用後を示す縦断面図、第3図は本考案
による継手の縦断面図。 1,11……ループ、2,12……ループ形成
経糸、3,3′,13,13′……先端緯糸、4,
14……緯糸押え経糸、5,15……芯線、17
……追加緯糸、18……緯糸。
第1図の使用後を示す縦断面図、第3図は本考案
による継手の縦断面図。 1,11……ループ、2,12……ループ形成
経糸、3,3′,13,13′……先端緯糸、4,
14……緯糸押え経糸、5,15……芯線、17
……追加緯糸、18……緯糸。
Claims (1)
- カンバスの端部でカンバスを構成する経糸の一
部によりループを形成した継手において、先端緯
糸に沿つて折り返された後本体内へ綴り込まれた
緯糸押え経糸と、前記ループとで囲まれた部分に
追加の緯糸を挿入したことを特徴とするドライヤ
ーカンバスの継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5515584U JPS60169296U (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | ドライヤ−カンバスの継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5515584U JPS60169296U (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | ドライヤ−カンバスの継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60169296U JPS60169296U (ja) | 1985-11-09 |
JPS6332157Y2 true JPS6332157Y2 (ja) | 1988-08-26 |
Family
ID=30577564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5515584U Granted JPS60169296U (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | ドライヤ−カンバスの継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60169296U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52115703U (ja) * | 1976-02-17 | 1977-09-02 |
-
1984
- 1984-04-13 JP JP5515584U patent/JPS60169296U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60169296U (ja) | 1985-11-09 |
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