JPS5893860A - 高力高導電性銅合金の製造方法 - Google Patents
高力高導電性銅合金の製造方法Info
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- JPS5893860A JPS5893860A JP56193392A JP19339281A JPS5893860A JP S5893860 A JPS5893860 A JP S5893860A JP 56193392 A JP56193392 A JP 56193392A JP 19339281 A JP19339281 A JP 19339281A JP S5893860 A JPS5893860 A JP S5893860A
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- copper
- chromium
- tin
- copper alloy
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22F—CHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
- C22F1/00—Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
- C22F1/08—Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of copper or alloys based thereon
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
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- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、強度が高く、加工性に優れ、導電率が高く、
且つ耐熱性に優れているクロム、錫含有銅合金材の製造
方法の改良に関し、工0用リードフレーム材として用い
て好適な銅合金材に関する。
且つ耐熱性に優れているクロム、錫含有銅合金材の製造
方法の改良に関し、工0用リードフレーム材として用い
て好適な銅合金材に関する。
近年、半導体回路の集積度の向上、電流容量の大きいI
Cの出現、省資源によるリードフレームの薄肉化などの
趨勢に伴ない、従来にも増して高強度、易加工性、高導
電率、高耐熱性といった面で、リードフレーム材として
の銅合金材の材質に対する要請が強くなってきている。
Cの出現、省資源によるリードフレームの薄肉化などの
趨勢に伴ない、従来にも増して高強度、易加工性、高導
電率、高耐熱性といった面で、リードフレーム材として
の銅合金材の材質に対する要請が強くなってきている。
具体的には、引張強度!;Okg/ram以上、破断伸
び7%以上、導電率ざ0%工、’A、 O,S、以上と
いった条件をいずれも満足する材料が最適であるとされ
る。
び7%以上、導電率ざ0%工、’A、 O,S、以上と
いった条件をいずれも満足する材料が最適であるとされ
る。
従来、リードフレーム材としての合金材としてODA
(米国銅開発協会)合金19’l、’)ン青銅、錫入り
耐熱鋼、銅−クロム合金、銅−クロム−錫合金などがあ
る。しかしながら、これらのうちODA合金79り、リ
ン青銅、錫入り耐熱鋼はいずれも、上記条件をすべて満
足するものではない。
(米国銅開発協会)合金19’l、’)ン青銅、錫入り
耐熱鋼、銅−クロム合金、銅−クロム−錫合金などがあ
る。しかしながら、これらのうちODA合金79り、リ
ン青銅、錫入り耐熱鋼はいずれも、上記条件をすべて満
足するものではない。
即ち、ODA合金/lは1.引張強度lI5に9/■2
、破断伸びlI%、導電率6s%工、 A、 O,S、
であり、3特性をいずれも充分満足しない。リン青銅は
上記特性が夫々!;!;に9/lKm 、1%、is%
X、 A、 C,S。
、破断伸びlI%、導電率6s%工、 A、 O,S、
であり、3特性をいずれも充分満足しない。リン青銅は
上記特性が夫々!;!;に9/lKm 、1%、is%
X、 A、 C,S。
であり、強度と伸びの両特性は満足するが、導電率が非
常に低い。更に錫入り耐熱鋼は同様の上記特性が夫h
3gki/IIIm S’I %、glI%1. A、
O,S、であり、導電率は満足するが、他の強度と伸
びは充分でない。
常に低い。更に錫入り耐熱鋼は同様の上記特性が夫h
3gki/IIIm S’I %、glI%1. A、
O,S、であり、導電率は満足するが、他の強度と伸
びは充分でない。
次に、例えばクロムS重量%程度以下の銅−りロム合金
やその改良型であるクロム7重量%以下、錫0.30−
0.93重量%含有する銅−クロム−錫合金などは、銅
に高温で固溶するが低温では殆んど固溶しないクロムを
添加し、高温で溶体化処理後急冷し、引き続いて時効処
理を施し、銅基地中に添旭元素を時効析出させることに
よって、上記条件をいずれも満足させ得るが、このよう
な特性を満足する銅−クロム合金や銅−クロム−錫合金
などを得るには、該合金鋳塊を直接または熱間加工工程
を経た後、通常10OOC前後の充分な高温で溶体化処
理をした後急冷し、更に時効硬化処理をする必要がある
。この溶体化処理は、これを大気中で行なうと材料表面
更には材料内部での酸化反応が激しいため、この処理を
非酸化゛性雰囲気で行なう必要があり、製造コストが上
昇するのみならず、大型素材を溶体化処理する場合には
、その処理をした後の急冷処理によって素材の全体に均
一で大きな焼入れ効果を与える”ことができず1前記諸
特性を満足する均質な素材を製造することは極めて困難
となる。
やその改良型であるクロム7重量%以下、錫0.30−
0.93重量%含有する銅−クロム−錫合金などは、銅
に高温で固溶するが低温では殆んど固溶しないクロムを
添加し、高温で溶体化処理後急冷し、引き続いて時効処
理を施し、銅基地中に添旭元素を時効析出させることに
よって、上記条件をいずれも満足させ得るが、このよう
な特性を満足する銅−クロム合金や銅−クロム−錫合金
などを得るには、該合金鋳塊を直接または熱間加工工程
を経た後、通常10OOC前後の充分な高温で溶体化処
理をした後急冷し、更に時効硬化処理をする必要がある
。この溶体化処理は、これを大気中で行なうと材料表面
更には材料内部での酸化反応が激しいため、この処理を
非酸化゛性雰囲気で行なう必要があり、製造コストが上
昇するのみならず、大型素材を溶体化処理する場合には
、その処理をした後の急冷処理によって素材の全体に均
一で大きな焼入れ効果を与える”ことができず1前記諸
特性を満足する均質な素材を製造することは極めて困難
となる。
そこで、この銅−クロム合金や銅−クロム−錫合金など
の製造法の改良として本発明者等が開発した「集積回路
用導体合金及びその製造法」 (特開昭kA −t!9
!;A号)がある。即ちこの方法は、銅−クロム合金等
に錫等の元素を添加した合金を溶融し、これを急冷鋳造
することによって微細なりロム等の析出相が均一に分散
した組織の鋳造材を得、途中溶体化処理や時効処理を行
なわないで、冷間加工と焼鈍の工程のみで共晶分散強化
型の合金としたものである。しかしながら、例えば大型
鋳塊をこの急冷鋳造の方法によって製造する場合、該鋳
塊に均一な上記共晶分散組織を与えるような冷却速度を
得ることは工業的に困難であり、リードフレームのよう
、な安価な量産品として供給される必要のある材料の製
造には、この方法は用いられていない。
の製造法の改良として本発明者等が開発した「集積回路
用導体合金及びその製造法」 (特開昭kA −t!9
!;A号)がある。即ちこの方法は、銅−クロム合金等
に錫等の元素を添加した合金を溶融し、これを急冷鋳造
することによって微細なりロム等の析出相が均一に分散
した組織の鋳造材を得、途中溶体化処理や時効処理を行
なわないで、冷間加工と焼鈍の工程のみで共晶分散強化
型の合金としたものである。しかしながら、例えば大型
鋳塊をこの急冷鋳造の方法によって製造する場合、該鋳
塊に均一な上記共晶分散組織を与えるような冷却速度を
得ることは工業的に困難であり、リードフレームのよう
、な安価な量産品として供給される必要のある材料の製
造には、この方法は用いられていない。
結局、銅−クロム合金や銅−クロム−錫合金等は、上記
公知の製造方法がコスト高をもたらしたり、素材の形状
寸法に小型という厳しい制約を付加させるため、コスト
高に甘んじたり、試作や研究程度の小規模の限られた製
造以外には適用が難しい。
公知の製造方法がコスト高をもたらしたり、素材の形状
寸法に小型という厳しい制約を付加させるため、コスト
高に甘んじたり、試作や研究程度の小規模の限られた製
造以外には適用が難しい。
本発明者等は、上述のような観点から、■C用リードフ
レーム材に要求される緒特性を満足に備えた材料を得る
べく、特に上記公知の銅−クロム合金に着目し研究を行
なった結果、次のような知見を得た。即ち通常の銅−ク
ロム合金(クロム:0、g3〜O1ざり重量%)に錫を
内側で無添加からO65重置%の範囲で添加した合金を
通常の大気溶解で溶製、鋳造し、−辺がtOmの正方形
の断面を有する鋳塊を得た後、これをグ鴎厚さまで熱間
圧延後、900〜100θCで溶体化処理後、水冷した
。
レーム材に要求される緒特性を満足に備えた材料を得る
べく、特に上記公知の銅−クロム合金に着目し研究を行
なった結果、次のような知見を得た。即ち通常の銅−ク
ロム合金(クロム:0、g3〜O1ざり重量%)に錫を
内側で無添加からO65重置%の範囲で添加した合金を
通常の大気溶解で溶製、鋳造し、−辺がtOmの正方形
の断面を有する鋳塊を得た後、これをグ鴎厚さまで熱間
圧延後、900〜100θCで溶体化処理後、水冷した
。
更に酸洗し、0.3/3wm厚さまで冷間圧延した後、
ダSOCで1時間時効処理した試料のビッカース硬度を
測定した。その結果を試料の組成と共に第7表に示す。
ダSOCで1時間時効処理した試料のビッカース硬度を
測定した。その結果を試料の組成と共に第7表に示す。
これを図示したのが第1図である。
第 l 表
この結果から、錫の添加によって材料の時効硬化が大き
く改善されるのみならず、その、時効硬化が溶体化処理
温度によって余り影響を受けない。
く改善されるのみならず、その、時効硬化が溶体化処理
温度によって余り影響を受けない。
即ち、溶体化処理温度が熱間圧延をした温度と同程度の
qooc前後でも、より高温での溶体化処理をしたと同
程度の、時効硬化した硬度が得られることが見い出され
た。
qooc前後でも、より高温での溶体化処理をしたと同
程度の、時効硬化した硬度が得られることが見い出され
た。
更に、上述の知見のみならず、次の知見も得た。
即ち上述の試験で溶製、鋳造した一辺が6owsの正方
形の断面を有する鋳塊のうち合金A/ 13およびダに
つい、て、上述と同様litag厚さまで熱間圧延して
9rOCで溶体化処理後、該材料を冷却速度のsniで
きる電気炉中に入れて、第J[に示す3種の冷却速度で
焼入れを行なった・これらを上述と岡橡酸流し、0.3
4!■厚さ重で冷間圧延した後、ダj0Cで1時間時効
処理した試料のビッカース硬度を測定した・その結果を
第−表に示す@第 λ 表 この結果から、錫の添加によって材料の時効硬化が通常
の自然空冷よりも遅い冷却速度である0、2CA紗程度
の冷却速度ても水冷程度のtore、〆妙程度の冷却速
度と比稜して若干劣化するのみで十分進む、つまり上述
程度の遅い冷却速度でも焼入が可能となるような、焼入
感受性の非常に高い材料が得られることが見い出された
・ 本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、す[張
強度50kg/IIII 以上、破断伸び7%以上、導
電率ざO%工、 A、 O,S1以上でしかも耐熱性の
優れた銅−クロム系鋼基合金材を、前述のような問題点
なく安価な量産品として工業的に製造することのできる
製造方法を提供するもので、本発明の銅合金材は、クロ
ム 0.2〜/、5重量%、錫0.0/〜O05重量%
を含み、残部が本質的に銅から成る銅合金鋳塊を急冷せ
ずに通常の方法で鋳造し、これを通常の温度で熱間加工
した後、該熱間加工材を従来必要であったか必要である
と考えられていた溶体化処理を原材に施すことなく、空
冷もしくはそれ以上の冷却速度程度で、即ち徐冷せずに
冷却し、更に冷間加工した後、時効処理を行なうことに
より製造されるものである。
形の断面を有する鋳塊のうち合金A/ 13およびダに
つい、て、上述と同様litag厚さまで熱間圧延して
9rOCで溶体化処理後、該材料を冷却速度のsniで
きる電気炉中に入れて、第J[に示す3種の冷却速度で
焼入れを行なった・これらを上述と岡橡酸流し、0.3
4!■厚さ重で冷間圧延した後、ダj0Cで1時間時効
処理した試料のビッカース硬度を測定した・その結果を
第−表に示す@第 λ 表 この結果から、錫の添加によって材料の時効硬化が通常
の自然空冷よりも遅い冷却速度である0、2CA紗程度
の冷却速度ても水冷程度のtore、〆妙程度の冷却速
度と比稜して若干劣化するのみで十分進む、つまり上述
程度の遅い冷却速度でも焼入が可能となるような、焼入
感受性の非常に高い材料が得られることが見い出された
・ 本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、す[張
強度50kg/IIII 以上、破断伸び7%以上、導
電率ざO%工、 A、 O,S1以上でしかも耐熱性の
優れた銅−クロム系鋼基合金材を、前述のような問題点
なく安価な量産品として工業的に製造することのできる
製造方法を提供するもので、本発明の銅合金材は、クロ
ム 0.2〜/、5重量%、錫0.0/〜O05重量%
を含み、残部が本質的に銅から成る銅合金鋳塊を急冷せ
ずに通常の方法で鋳造し、これを通常の温度で熱間加工
した後、該熱間加工材を従来必要であったか必要である
と考えられていた溶体化処理を原材に施すことなく、空
冷もしくはそれ以上の冷却速度程度で、即ち徐冷せずに
冷却し、更に冷間加工した後、時効処理を行なうことに
より製造されるものである。
以下に本発明の製造方法にかかわる合金の各成分元素の
作用効果および限定理由について説明する。
作用効果および限定理由について説明する。
クロム002重量%未満では強度の向上が期待できず、
クロム1.3重量%を超えると、組織に比較的粗、大な
初晶クロムの結晶が析出するため、銅基地中に微細なり
ロムを均一に分散させることが難しくなるのでクロムを
O12〜/、&重・量%の範囲とした。また、錫o、o
i重量デ未満では熱間加工材の銅基地中にクロムが十分
固溶せず、冷間圧延後の時効硬化が十分でなく、錫O0
5重量%を超えると、時効処理後で強度は向上するもの
の、導電率の低下をもたらし且つ経済的でないので、錫
を0.0/〜O0S重量%の範囲とした。
クロム1.3重量%を超えると、組織に比較的粗、大な
初晶クロムの結晶が析出するため、銅基地中に微細なり
ロムを均一に分散させることが難しくなるのでクロムを
O12〜/、&重・量%の範囲とした。また、錫o、o
i重量デ未満では熱間加工材の銅基地中にクロムが十分
固溶せず、冷間圧延後の時効硬化が十分でなく、錫O0
5重量%を超えると、時効処理後で強度は向上するもの
の、導電率の低下をもたらし且つ経済的でないので、錫
を0.0/〜O0S重量%の範囲とした。
なお、本発明の合金は上記のように銅−クロム−錫から
なる本質的に3元合金であるが、この他に脱酸を目的と
するリンまたは不可避的に混入する不純物元素は、特に
支障はない。
なる本質的に3元合金であるが、この他に脱酸を目的と
するリンまたは不可避的に混入する不純物元素は、特に
支障はない。
次に本発明方法について説明すると、上記組成の銅合金
鋳塊の熱間加工はgooc以上好ましくはgSO〜93
0Cから開始されるが、熱間加工に先立つ加熱工程およ
び熱間加工工程において、上記合金材料の銅基地中への
クロムおよび錫の固溶化が十分おこるので、熱間加工の
一工程で溶体化処理工程をも合わせて行なわせることに
なる。
鋳塊の熱間加工はgooc以上好ましくはgSO〜93
0Cから開始されるが、熱間加工に先立つ加熱工程およ
び熱間加工工程において、上記合金材料の銅基地中への
クロムおよび錫の固溶化が十分おこるので、熱間加工の
一工程で溶体化処理工程をも合わせて行なわせることに
なる。
熱間加工後の冷却は水冷でもよいが、他合金の加工工程
で通常行なわれる空冷でも固溶元素の析出はおこらず、
公知の溶体化処理や急冷鋳造において必要とされた水冷
より特に速い冷却速度は必要でない。そして、その後の
時効処理により銅基地中にクロムを微細に析出させるこ
とができ、これによって目的とする特性を具備する銅合
金を得ることができる。なお、時効処理は公知の、例え
ば3!0−3!;OCで弘時間以内の処理でよく蔦また
1回のみでなく、適宜仕上圧延などの冷間加工を行ない
ながら複数回の処理を行なうことによっても、所望の特
性を得ることができる。
で通常行なわれる空冷でも固溶元素の析出はおこらず、
公知の溶体化処理や急冷鋳造において必要とされた水冷
より特に速い冷却速度は必要でない。そして、その後の
時効処理により銅基地中にクロムを微細に析出させるこ
とができ、これによって目的とする特性を具備する銅合
金を得ることができる。なお、時効処理は公知の、例え
ば3!0−3!;OCで弘時間以内の処理でよく蔦また
1回のみでなく、適宜仕上圧延などの冷間加工を行ない
ながら複数回の処理を行なうことによっても、所望の特
性を得ることができる。
次に本発明の銅合金の製造方法を、その実施例によって
説明する。
説明する。
実施例/
通常のピース状電気銅を高周波大気溶解炉で溶解し、目
的値に応じたクロム及び錫を、夫々銅とクロムとの中間
合金(クロム10重量%)、粒状金属錫で加えた後鋳型
に通常の鋳造法で鋳込んで鋳塊を得た。°この時の鋳型
は断面が一辺、t、OW+の正方形の金型であり、試料
の組成は第3表の通りであった。これらの鋳塊を2個に
切断し、夫々をqoo cに加熱し、tm厚さまで熱間
圧延した後、同−合金屋試料の1つは自然放冷し、他の
1つは水冷した。更に試料表面を酸洗処理後、o、31
3m厚さまで冷間圧延した。これをtisor:で1時
間時効処理を行ないビッカース硬さを測定し1第3表の
結果が得られた。
的値に応じたクロム及び錫を、夫々銅とクロムとの中間
合金(クロム10重量%)、粒状金属錫で加えた後鋳型
に通常の鋳造法で鋳込んで鋳塊を得た。°この時の鋳型
は断面が一辺、t、OW+の正方形の金型であり、試料
の組成は第3表の通りであった。これらの鋳塊を2個に
切断し、夫々をqoo cに加熱し、tm厚さまで熱間
圧延した後、同−合金屋試料の1つは自然放冷し、他の
1つは水冷した。更に試料表面を酸洗処理後、o、31
3m厚さまで冷間圧延した。これをtisor:で1時
間時効処理を行ないビッカース硬さを測定し1第3表の
結果が得られた。
第 3 表
第3表から明らかなように、クロムをO,2〜1.5重
量%含有する銅合金に、内側で錫を0.0/−0,!;
重量%含有させることにより、錫が0.01重量%未満
含有する場合に比べて、硬度特性が一段と改善されてい
る。また、本発明合金では、熱間圧延後の冷却速度の違
いによる硬度の差はほとんど見られない。従って、硬度
と比例関係にある引張強度も同様に改善されていること
が判る。
量%含有する銅合金に、内側で錫を0.0/−0,!;
重量%含有させることにより、錫が0.01重量%未満
含有する場合に比べて、硬度特性が一段と改善されてい
る。また、本発明合金では、熱間圧延後の冷却速度の違
いによる硬度の差はほとんど見られない。従って、硬度
と比例関係にある引張強度も同様に改善されていること
が判る。
実施例コ
低眉波大気溶解炉で溶解し、銅とリンとの中間合金(リ
ン30重量%)で脱酸後、37!;uX/30鴎Xlコ
QOssの金型に通常の方法で鋳込んだ以外は、実施例
1と同様にして鋳塊を得た。試料の組成は第4表の通り
であった。
ン30重量%)で脱酸後、37!;uX/30鴎Xlコ
QOssの金型に通常の方法で鋳込んだ以外は、実施例
1と同様にして鋳塊を得た。試料の組成は第4表の通り
であった。
第参表
これを900Cに加熱しlダ■厚さまで熱間圧延した後
、6りθCで水冷した0更に試料表面をわずかに開削後
、0.3−厚さまで冷間圧延した。これを参OOCで1
時間1次時効処理後、0.1!−厚さまで冷間圧延した
・ この圧延材及び更にそれを*SOCで1時間焼鈍した材
料について、引張強さ、破断伸び、及び導電率を測定し
、第5表の結果が得られた・第3表から明らかなように
、本発明方法によって得られたダSOC焼鈍材は、引張
強度go呻浄以上、破断伸びlコ≦以上、導電率tl襲
以上となっており、夫々の特性の条件な満足している。
、6りθCで水冷した0更に試料表面をわずかに開削後
、0.3−厚さまで冷間圧延した。これを参OOCで1
時間1次時効処理後、0.1!−厚さまで冷間圧延した
・ この圧延材及び更にそれを*SOCで1時間焼鈍した材
料について、引張強さ、破断伸び、及び導電率を測定し
、第5表の結果が得られた・第3表から明らかなように
、本発明方法によって得られたダSOC焼鈍材は、引張
強度go呻浄以上、破断伸びlコ≦以上、導電率tl襲
以上となっており、夫々の特性の条件な満足している。
また、7次時効−冷間圧延後と亭jOC焼鈍後における
!r張強度を比較すると、本発明合金が耐熱性にも優れ
ていることが判る・ 以上から明らかな如く、本発明は、強度が高(加工性に
優れ、導電率が高(、且つ耐熱性に優れている銅−クロ
ム−錫合金を、大型素材から安価に提供することのでき
る極めて工業的価値の高い方法である。
!r張強度を比較すると、本発明合金が耐熱性にも優れ
ていることが判る・ 以上から明らかな如く、本発明は、強度が高(加工性に
優れ、導電率が高(、且つ耐熱性に優れている銅−クロ
ム−錫合金を、大型素材から安価に提供することのでき
る極めて工業的価値の高い方法である。
第1図は第1表の結果をグラフにしたもので、錫量量%
とビッカース硬さとの関係を示す。なお同図中、A、B
およびCは溶体化処理温度が夫々900S9!?0およ
び1ooo t:’の場合を示す。 出 願 人 日本電信電話公社 外コ名5TLl置
% 第1頁の続き ■出 願 人 住友金属鉱山株式会社 東京都港区新橋5丁目11番3号
とビッカース硬さとの関係を示す。なお同図中、A、B
およびCは溶体化処理温度が夫々900S9!?0およ
び1ooo t:’の場合を示す。 出 願 人 日本電信電話公社 外コ名5TLl置
% 第1頁の続き ■出 願 人 住友金属鉱山株式会社 東京都港区新橋5丁目11番3号
Claims (1)
- (7) りoム0.2〜/、!r重量%、錫o、oi
−o、s重量%を含み、残部が本質的に銅から成る銅合
金鋳塊を急冷せずに鋳造し、該銅合金鋳塊を熱間加工し
た後、該熱間加工材を溶体化処理せず、徐冷することな
く冷却し、更に冷間加工した後、時効処理を行なうこと
を特徴とする高力高導電性銅合金ノの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56193392A JPS5893860A (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 高力高導電性銅合金の製造方法 |
US06/443,556 US4439247A (en) | 1981-11-30 | 1982-11-22 | Method for manufacture of high-strength high-electroconductivity copper alloy |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56193392A JPS5893860A (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 高力高導電性銅合金の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5893860A true JPS5893860A (ja) | 1983-06-03 |
JPS619385B2 JPS619385B2 (ja) | 1986-03-22 |
Family
ID=16307171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56193392A Granted JPS5893860A (ja) | 1981-11-30 | 1981-11-30 | 高力高導電性銅合金の製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4439247A (ja) |
JP (1) | JPS5893860A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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