JPS6141751A - リ−ドフレ−ム用銅合金材の製造法 - Google Patents
リ−ドフレ−ム用銅合金材の製造法Info
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- JPS6141751A JPS6141751A JP16397984A JP16397984A JPS6141751A JP S6141751 A JPS6141751 A JP S6141751A JP 16397984 A JP16397984 A JP 16397984A JP 16397984 A JP16397984 A JP 16397984A JP S6141751 A JPS6141751 A JP S6141751A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は、リードフレーム用銅合金材の製造法に係り、
特に強度、電気伝導性等の諸性能に優れたCu(銅)−
Cr(クロム)−Zr(ジルコニウム)系において、そ
の強度を損なうことなく、その導電性、屈曲性、硬度等
の諸性能を更に改善せしめたリードフレーム用材料を製
造する方法に関するものである。
特に強度、電気伝導性等の諸性能に優れたCu(銅)−
Cr(クロム)−Zr(ジルコニウム)系において、そ
の強度を損なうことなく、その導電性、屈曲性、硬度等
の諸性能を更に改善せしめたリードフレーム用材料を製
造する方法に関するものである。
従来技術
近年、電子機器部材、特に集積回路の如き半導体回路の
ためのセラミック封止型あるいは樹脂封止型のパッケー
ジ金属材料、所謂リードフレーム用材料として、導電性
、耐熱性、屈曲性、はんだ付は性等の要求特性を兼備す
る銅合金材料が種々検討されてきており、例えば特公昭
58−39901号公報にも、そのような銅合金材料の
一つとして、Cu−Cr−Zr系合金材が明らかにされ
ているが、現在実用されているものは、無酸素銅、燐青
銅、鉄入り銅、錫入り銅等である。而して、これらの材
料にあっては、導電性(501合金。
ためのセラミック封止型あるいは樹脂封止型のパッケー
ジ金属材料、所謂リードフレーム用材料として、導電性
、耐熱性、屈曲性、はんだ付は性等の要求特性を兼備す
る銅合金材料が種々検討されてきており、例えば特公昭
58−39901号公報にも、そのような銅合金材料の
一つとして、Cu−Cr−Zr系合金材が明らかにされ
ているが、現在実用されているものは、無酸素銅、燐青
銅、鉄入り銅、錫入り銅等である。而して、これらの材
料にあっては、導電性(501合金。
194合金)と耐熱性を同時に満足するものではなかっ
たのである。ところで、半導体回路の集積度の高密度化
につれて、上記特性値の向上がますます強く要求され、
これを満たす目的で、溶体化処理、焼入れ処理、冷間加
工、時効焼純処理を行なう析出硬化型の銅合金材料の実
用化が検討されている。
たのである。ところで、半導体回路の集積度の高密度化
につれて、上記特性値の向上がますます強く要求され、
これを満たす目的で、溶体化処理、焼入れ処理、冷間加
工、時効焼純処理を行なう析出硬化型の銅合金材料の実
用化が検討されている。
一方、析出硬化型の銅合金の代表例として、本発明者ら
は、先に、Crの0.3〜1.5%とZrの0.03〜
0.14%とを少なくとも含み、更に必要に応じて、そ
れら成分と共に、0.01〜0.08%のSt(ケイ素
)を含む銅合金を明らかにしく特開昭56−20135
号公報参照)、そしてそのような銅合金が抵抗溶接用電
極材料として有用であることを明らかにした。
は、先に、Crの0.3〜1.5%とZrの0.03〜
0.14%とを少なくとも含み、更に必要に応じて、そ
れら成分と共に、0.01〜0.08%のSt(ケイ素
)を含む銅合金を明らかにしく特開昭56−20135
号公報参照)、そしてそのような銅合金が抵抗溶接用電
極材料として有用であることを明らかにした。
解決すべき問題点
しかしながら、かくの如き析出硬化型のCu−Cr−Z
r系合金をリードフレーム用として使用する場合におい
て、その冷間加工度が従来用途に比べて著しく大きく、
一般に最終板厚が約0.2鶴〜0.3fiとなって、冷
間加工度が90%以上となるところから、リードフレー
ム材に要求される性能、例えば高電気伝導度、90°繰
り返し曲げ、高軟化温度等の性能が必ずしも満足される
ものでなく、特に延性の低下、導電率の低下等といった
不都合が惹起されることが明らかとなった。
r系合金をリードフレーム用として使用する場合におい
て、その冷間加工度が従来用途に比べて著しく大きく、
一般に最終板厚が約0.2鶴〜0.3fiとなって、冷
間加工度が90%以上となるところから、リードフレー
ム材に要求される性能、例えば高電気伝導度、90°繰
り返し曲げ、高軟化温度等の性能が必ずしも満足される
ものでなく、特に延性の低下、導電率の低下等といった
不都合が惹起されることが明らかとなった。
解決手段
そこで、本発明者らは、Cu−Cr−Zr系の析出硬化
型合金から有用なリードフレーム用材料を得るために種
々検討した結果、その製造工程の最適化により、上記し
た如き要求性能の向上が可能となることを見い出し、本
発明に到達したのである。
型合金から有用なリードフレーム用材料を得るために種
々検討した結果、その製造工程の最適化により、上記し
た如き要求性能の向上が可能となることを見い出し、本
発明に到達したのである。
すなわち、本発明は、重量基準にて、0.03%〜0.
14%のZrと0.2%〜1.5%のCrとを、少なく
とも含むCu−Cr−Zr系鋼合金鋳塊に対して、所定
の熱間加工を行なった後、30〜80%の加工度にて第
一の冷間加工を行ない、次いで所定の時効処理を施した
後、更に80%以上の加工度にて第二の冷間加工を行な
い、そしてその後に前記時効処理温度よりも低い温度に
て焼純処理を施すようにしたのである。
14%のZrと0.2%〜1.5%のCrとを、少なく
とも含むCu−Cr−Zr系鋼合金鋳塊に対して、所定
の熱間加工を行なった後、30〜80%の加工度にて第
一の冷間加工を行ない、次いで所定の時効処理を施した
後、更に80%以上の加工度にて第二の冷間加工を行な
い、そしてその後に前記時効処理温度よりも低い温度に
て焼純処理を施すようにしたのである。
そして、このようにして得られたリードフレーム用銅合
金材にあっては、リードフレーム材に要求される強度を
そのまま保持しつつ、その導電率(を気伝導性)や屈曲
性、更には硬度、延性等が効果的に高められているので
ある。
金材にあっては、リードフレーム材に要求される強度を
そのまま保持しつつ、その導電率(を気伝導性)や屈曲
性、更には硬度、延性等が効果的に高められているので
ある。
ところで、かかる本発明に用いられる銅合金における合
金成分たるCrは、強度を向上せしめる元素であるが、
それによる強度向上効果には限度があり、それが1.5
%(重量基準、以下同じ)を越えて添加されても、強度
アップにはそれ程寄与せず、かえってコストアップの問
題等を惹起し、一方0.2%未満の添加量では強度向上
効果が不充分となり、リードフレーム用材料として充分
な強度を保持し得なくなるところから、Crの添加量と
しては0.2〜1.5%、好ましくは0.5〜1.0%
の範囲に止める必要がる。
金成分たるCrは、強度を向上せしめる元素であるが、
それによる強度向上効果には限度があり、それが1.5
%(重量基準、以下同じ)を越えて添加されても、強度
アップにはそれ程寄与せず、かえってコストアップの問
題等を惹起し、一方0.2%未満の添加量では強度向上
効果が不充分となり、リードフレーム用材料として充分
な強度を保持し得なくなるところから、Crの添加量と
しては0.2〜1.5%、好ましくは0.5〜1.0%
の範囲に止める必要がる。
また、かかるCrと共に添加される必須成分たるZrは
、合金組織内にCrを微細に分散セし、め、Cuの良好
な電気伝導性を保持すると共に、強度アップにも寄与す
る元素であるが、またその添加量が0.03%未満では
合金の焼入れ感受性、強度、耐熱性を充分に改善せしめ
得す、一方0.14%を越えるようになると、電気伝導
性等の特性を低下せしめ、また強度の向上にも寄与し得
なくなるところから、その添加量は0.03%〜0.1
4%とする必要がある。なお、このZrの望ましい添加
割合としては、0.10%未満、特に0.04〜0.0
8%程度である。また、このZrの添加量を0.10%
未満に止めることによって、得られるリードフレーム用
銅合金材の耐食性、なかでも応力腐食割れ性のを効な改
善を為すことが可能である。
、合金組織内にCrを微細に分散セし、め、Cuの良好
な電気伝導性を保持すると共に、強度アップにも寄与す
る元素であるが、またその添加量が0.03%未満では
合金の焼入れ感受性、強度、耐熱性を充分に改善せしめ
得す、一方0.14%を越えるようになると、電気伝導
性等の特性を低下せしめ、また強度の向上にも寄与し得
なくなるところから、その添加量は0.03%〜0.1
4%とする必要がある。なお、このZrの望ましい添加
割合としては、0.10%未満、特に0.04〜0.0
8%程度である。また、このZrの添加量を0.10%
未満に止めることによって、得られるリードフレーム用
銅合金材の耐食性、なかでも応力腐食割れ性のを効な改
善を為すことが可能である。
さらに、本発明にあっては、上記したCr及びZrと共
に、必要に応じてStを加えて、四元の合金系として用
いることも可能であり、そしてそのようなSiの添加に
よって、当該合金の耐熱性の改善を図って、リードフレ
ーム用材料として有利な特性を付与することができる。
に、必要に応じてStを加えて、四元の合金系として用
いることも可能であり、そしてそのようなSiの添加に
よって、当該合金の耐熱性の改善を図って、リードフレ
ーム用材料として有利な特性を付与することができる。
而して、Siの添加量が0.01%未満となると、その
耐熱性改善効果は充分に発揮され得す、一方0.08%
を越える過剰のSt添加は、電気伝導性を低下させる等
の問題を生ずるところから、かかるStの添加量は0.
01〜0.08%に止めることが望ましく、一般には0
.’02%〜0.04%の範囲が好適に採用されること
となる。
耐熱性改善効果は充分に発揮され得す、一方0.08%
を越える過剰のSt添加は、電気伝導性を低下させる等
の問題を生ずるところから、かかるStの添加量は0.
01〜0.08%に止めることが望ましく、一般には0
.’02%〜0.04%の範囲が好適に採用されること
となる。
そして、このような合金組成を有する本発明に従うCu
−Cr−Zr系の鋼合金は、従来と同様にして、銅地金
、中間合金、及び/又は添加元素単体を適宜用いて溶製
され、所定の銅合金鋳塊(インゴット)とされた後、か
かる銅合金鋳塊に対して、目的とするリードフレーム用
材料と為すべく、所定の熱間加工、例えば圧延、鍛造、
押出し等の加工が行なわれることとなる。なお、この際
、銅合金素材に対する溶体化処理を省略することが可能
である。
−Cr−Zr系の鋼合金は、従来と同様にして、銅地金
、中間合金、及び/又は添加元素単体を適宜用いて溶製
され、所定の銅合金鋳塊(インゴット)とされた後、か
かる銅合金鋳塊に対して、目的とするリードフレーム用
材料と為すべく、所定の熱間加工、例えば圧延、鍛造、
押出し等の加工が行なわれることとなる。なお、この際
、銅合金素材に対する溶体化処理を省略することが可能
である。
また、このような熱間加工によって得られた素材、即ち
熱間加工材は、次いで、本発明に従って圧延、鍛造、抽
伸等の第一段の冷間加工が実施される。そして、この第
一段の冷間加工は、中程度において実施されるものであ
って、その加工度が30〜80%の範囲内となるように
実施さ、れることとなる。
熱間加工材は、次いで、本発明に従って圧延、鍛造、抽
伸等の第一段の冷間加工が実施される。そして、この第
一段の冷間加工は、中程度において実施されるものであ
って、その加工度が30〜80%の範囲内となるように
実施さ、れることとなる。
さらに、かかる第一段の冷間加工の施された素材には、
本発明合金系本来の時効処理、換言すれは時効焼純処理
が実施されるのである。なお、この時効焼純処理は、一
般に450〜500℃の温度で2〜5時間の条件下に実
施される。また、かかる時効焼純処理は、素材の比較的
厚肉段階において行なうものであるところから、機械的
或いは化学的な表面清浄化が技術的に容易に為し得るも
のであり、それ故そのような焼純処理は、空気中におい
ても可能となるのであって、この点においてコストダウ
ンを図ることが可能となる。
本発明合金系本来の時効処理、換言すれは時効焼純処理
が実施されるのである。なお、この時効焼純処理は、一
般に450〜500℃の温度で2〜5時間の条件下に実
施される。また、かかる時効焼純処理は、素材の比較的
厚肉段階において行なうものであるところから、機械的
或いは化学的な表面清浄化が技術的に容易に為し得るも
のであり、それ故そのような焼純処理は、空気中におい
ても可能となるのであって、この点においてコストダウ
ンを図ることが可能となる。
次いで、このように時効焼純された素材には、再度の冷
間加工が実施される。この第二段の冷間加工は強度の加
工であって、加工度としては80%以上の値が採用され
、これによって目的とする0、2fi前後の薄肉の製品
とされることとなるのである。
間加工が実施される。この第二段の冷間加工は強度の加
工であって、加工度としては80%以上の値が採用され
、これによって目的とする0、2fi前後の薄肉の製品
とされることとなるのである。
そして、このように、第二段の冷間加工が施された素材
には、更に低温度で、即ち上記時効処理温度よりも低い
温度にて、短時間の焼純処理が施されることとなる。な
お、この焼純処理は、一般に250℃〜450℃の温度
において、5分〜1時間実施されるものである。
には、更に低温度で、即ち上記時効処理温度よりも低い
温度にて、短時間の焼純処理が施されることとなる。な
お、この焼純処理は、一般に250℃〜450℃の温度
において、5分〜1時間実施されるものである。
かくの如き焼純処理が、第二段の強度の冷間加工の後に
行なわれることによって、特に時効焼純処理における処
理温度よりも低い、好適には250〜350℃の熱処理
により、第二段の冷間加工にて得られる強加工材特有の
性能低下、例えば導電率、90°繰り返し曲げ特性の低
下を回復せしめるだけでなく、材料強度も効果的に改善
せしめ得るのである。なお、この強度の向上、延性の回
復の機構については未だ明らかではないが、おそらく低
温焼純に伴うセル構造の形成が進行するためではないか
と推察されている。
行なわれることによって、特に時効焼純処理における処
理温度よりも低い、好適には250〜350℃の熱処理
により、第二段の冷間加工にて得られる強加工材特有の
性能低下、例えば導電率、90°繰り返し曲げ特性の低
下を回復せしめるだけでなく、材料強度も効果的に改善
せしめ得るのである。なお、この強度の向上、延性の回
復の機構については未だ明らかではないが、おそらく低
温焼純に伴うセル構造の形成が進行するためではないか
と推察されている。
また、かかる低温の焼純処理による金属組織変化は、前
段の時効焼純処理とは異なり、Cr、Zr等の過飽和元
素の析出を伴うものではなく、強度の冷間加工によって
導入された転位等の格子欠陥の再配列に関するものであ
る。このため、焼純時間は、前段の時効焼純処理が通常
2〜4時間程度であるのに対し、前述の如く、5分〜1
時間、通常5〜30分程度で充分であり、焼純設備とし
て、バンチ式炉でも連続焼純炉でも使用することが可能
となるのである。しかも処理温度は、前段の時効焼純処
理が450〜500℃であるのに対し、後段の焼純処理
が250〜450℃程度と低いことから、雰囲気制御1
は厳しくなく、従って製造が容易で、コストアップをそ
れ程伴うものではないのである。
段の時効焼純処理とは異なり、Cr、Zr等の過飽和元
素の析出を伴うものではなく、強度の冷間加工によって
導入された転位等の格子欠陥の再配列に関するものであ
る。このため、焼純時間は、前段の時効焼純処理が通常
2〜4時間程度であるのに対し、前述の如く、5分〜1
時間、通常5〜30分程度で充分であり、焼純設備とし
て、バンチ式炉でも連続焼純炉でも使用することが可能
となるのである。しかも処理温度は、前段の時効焼純処
理が450〜500℃であるのに対し、後段の焼純処理
が250〜450℃程度と低いことから、雰囲気制御1
は厳しくなく、従って製造が容易で、コストアップをそ
れ程伴うものではないのである。
発明の効果
かくの如き本発明に従って、Cu−Cr−Zr系鋼合金
鋳塊から製造されるリードフレーム用銅材料は、その良
好な強度特性を何等損なうことなく、従来の銅合金製リ
ードフレーム用材料に比して、その電気伝導性が効果的
に向上され、しかも屈曲性、90°繰り返し曲げ特性や
硬度等においても優れたものであって、集積回路の如き
半導体回路等のリードフレーム用材料として好適なもの
であり、また従来からリードフレーム用材料として優れ
た特徴を持つとされている燐青銅、すす入り銅、鉄入り
銅合金等と比較しても、優れた有為性を示すものである
。
鋳塊から製造されるリードフレーム用銅材料は、その良
好な強度特性を何等損なうことなく、従来の銅合金製リ
ードフレーム用材料に比して、その電気伝導性が効果的
に向上され、しかも屈曲性、90°繰り返し曲げ特性や
硬度等においても優れたものであって、集積回路の如き
半導体回路等のリードフレーム用材料として好適なもの
であり、また従来からリードフレーム用材料として優れ
た特徴を持つとされている燐青銅、すす入り銅、鉄入り
銅合金等と比較しても、優れた有為性を示すものである
。
実施例
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発
明の幾つかの実施例を示すが、本発明がそのような実施
例の記載によって何等の制約をも受けるものではないこ
とは、言うまでもないところである。また、ここに例示
の実施例は、あくまでも、本発明者らが行なった多数の
実験の中の一部であることが理解されるべきである。
明の幾つかの実施例を示すが、本発明がそのような実施
例の記載によって何等の制約をも受けるものではないこ
とは、言うまでもないところである。また、ここに例示
の実施例は、あくまでも、本発明者らが行なった多数の
実験の中の一部であることが理解されるべきである。
実施例 1
0.7重量%のCrと、0.05重ffi%の7.rと
、残部がCuの合金組成よりなる1100mX150n
X5Qのインゴットを溶製し、そしてこのインゴットを
、約930℃の温度にて、15鶴の厚さになるまで熱間
圧延した9次い〒、この熱間圧延材を板厚が5fiにな
るまで(加工度−67%)第一段の冷間圧延を行なった
後、475℃の温度で4時間の焼純時効処理を施した。
、残部がCuの合金組成よりなる1100mX150n
X5Qのインゴットを溶製し、そしてこのインゴットを
、約930℃の温度にて、15鶴の厚さになるまで熱間
圧延した9次い〒、この熱間圧延材を板厚が5fiにな
るまで(加工度−67%)第一段の冷間圧延を行なった
後、475℃の温度で4時間の焼純時効処理を施した。
この後、更に深さが0.25mまで(加工度−95%)
第二段の冷間圧延を行ない、更にその後、下記第1表に
示される如き200〜450℃の温度で10分間各種の
仕上げ焼純処理を施した。
第二段の冷間圧延を行ない、更にその後、下記第1表に
示される如き200〜450℃の温度で10分間各種の
仕上げ焼純処理を施した。
かくして得られた焼純処理材について、硬さ測定、引張
試験、曲げ試験、電気伝導度測定をそれぞれ行ない、そ
の結果を下記第1表に併せ示した。
試験、曲げ試験、電気伝導度測定をそれぞれ行ない、そ
の結果を下記第1表に併せ示した。
なお、曲げ試験は、曲げ部の角を0.2 Rとした治具
の間に供試材を挟み、角度90°の曲げを繰り返し、0
″→90°−09を1回として数え、破断するまでの回
数を示した。
の間に供試材を挟み、角度90°の曲げを繰り返し、0
″→90°−09を1回として数え、破断するまでの回
数を示した。
この第1表の結果から明らかなように、低温の仕上げ焼
純処理を施すことにより、そのような焼純処理の為され
ていない材料に比して、電気伝導度、曲げ、硬さ等が改
善され、特に250℃以上の焼純温度で、なかでも30
0℃以上で各特性値の向上が認められることが理解され
るのである。
純処理を施すことにより、そのような焼純処理の為され
ていない材料に比して、電気伝導度、曲げ、硬さ等が改
善され、特に250℃以上の焼純温度で、なかでも30
0℃以上で各特性値の向上が認められることが理解され
るのである。
゛・1、゛え
ゝf;
実施例 2
下記第2表に示される種々なる合金組成となるように、
電気銅地金、中間合金、及び/又は添加元素単体を適宜
用いて、高周波電気炉にて所定の銅合金溶湯を溶製し、
そして鋳造を行なうことにより、目的とする各種のリー
ドフレーム用銅合金インゴット(150nX 100n
X 50n)を造塊した。
電気銅地金、中間合金、及び/又は添加元素単体を適宜
用いて、高周波電気炉にて所定の銅合金溶湯を溶製し、
そして鋳造を行なうことにより、目的とする各種のリー
ドフレーム用銅合金インゴット(150nX 100n
X 50n)を造塊した。
次いで、この得られた試料阻1〜10の銅合金インゴッ
トを用いて、それぞれ、約930℃の温度にて150の
厚さになるまで熱間圧延し、更にその後、この熱間圧延
材を板厚が5msになるまで(加工度−67%)第一段
の冷間圧延を行ない、そしてその後、475℃の温度で
4時間の焼純時効処理を施した0次いで、更に厚さがQ
、 5 amになるまで(加工度−90%)第二段の冷
間圧延を行ない、更にその後、350℃の温度で10分
間の仕上げ焼純処理を施した。
トを用いて、それぞれ、約930℃の温度にて150の
厚さになるまで熱間圧延し、更にその後、この熱間圧延
材を板厚が5msになるまで(加工度−67%)第一段
の冷間圧延を行ない、そしてその後、475℃の温度で
4時間の焼純時効処理を施した0次いで、更に厚さがQ
、 5 amになるまで(加工度−90%)第二段の冷
間圧延を行ない、更にその後、350℃の温度で10分
間の仕上げ焼純処理を施した。
かくして得られた各種の焼純処理材につし1て、実施例
1と同様にして引張試験、曲げ試験、耐熱性試験、電気
伝導度測定をそれぞれ行ない、その結果を、従来のリー
ドフレーム用材料(11m11〜13)のものと共に、
下記第3表に併ゎせ示した。
1と同様にして引張試験、曲げ試験、耐熱性試験、電気
伝導度測定をそれぞれ行ない、その結果を、従来のリー
ドフレーム用材料(11m11〜13)のものと共に、
下記第3表に併ゎせ示した。
なお、下記第3表中の耐熱性(軟化温度)及び曲げ性(
回数)の評価記号は、それぞれ、下記の如き意味を有す
るものである。
回数)の評価記号は、それぞれ、下記の如き意味を有す
るものである。
第 2 表
第 3 表
かかる第2表及び第3表の結果から明らかなように、本
発明に従う合金組成からなる嵐1〜磁5の焼純処理材に
あっては、何れも優れた引張強さ、耐熱性、曲げ性と共
に、良好な電気伝導度を有しているのに対して、比較品
或いは従来品である隘6〜13の材料にあっては、何れ
も何等かの欠陥が内在しているのである。
発明に従う合金組成からなる嵐1〜磁5の焼純処理材に
あっては、何れも優れた引張強さ、耐熱性、曲げ性と共
に、良好な電気伝導度を有しているのに対して、比較品
或いは従来品である隘6〜13の材料にあっては、何れ
も何等かの欠陥が内在しているのである。
なお、合金組成中のZrが規定値(上限)を大幅に超え
た場合にあっては、930℃の熱間圧延後の空冷過程に
おいて、焼きが充分に入らないために、最終製品におけ
る機械的性能が不足したり、換言すれば強度不良となっ
たり、電気伝導度が低下したりする等の障害を惹起する
のである。
た場合にあっては、930℃の熱間圧延後の空冷過程に
おいて、焼きが充分に入らないために、最終製品におけ
る機械的性能が不足したり、換言すれば強度不良となっ
たり、電気伝導度が低下したりする等の障害を惹起する
のである。
実施例 3
0.90重量%のCr、0.08重量%のZr、0.0
3重量%のStを含み、残部がCuの合金組成よりなる
100mX100mX150宵鳳のインゴットを溶製し
、そしてこのインゴットを約930℃の温度にて15朋
の厚さになるまで熱間圧延した9次いで、この熱間圧延
材に対して、下記第4表に示される如き各種の条件下に
、それぞれ、第一段の冷間圧延、焼純時効処理、第二段
の冷間圧延、及び仕上げ焼純処理を施し、目的とする各
種の焼純処理材を得た。
3重量%のStを含み、残部がCuの合金組成よりなる
100mX100mX150宵鳳のインゴットを溶製し
、そしてこのインゴットを約930℃の温度にて15朋
の厚さになるまで熱間圧延した9次いで、この熱間圧延
材に対して、下記第4表に示される如き各種の条件下に
、それぞれ、第一段の冷間圧延、焼純時効処理、第二段
の冷間圧延、及び仕上げ焼純処理を施し、目的とする各
種の焼純処理材を得た。
かくして得られた種々なる焼純処理材について、その引
張試験、曲げ試験、耐熱性試験、及び電気伝導度測定を
実施例1と同様にしてそれぞれ行ない、その結果を下記
第5表に示した。なお、第5表中の曲げ性及び耐熱性の
評価記号は、実施例2の場合と同様な意味を有するもの
である。
張試験、曲げ試験、耐熱性試験、及び電気伝導度測定を
実施例1と同様にしてそれぞれ行ない、その結果を下記
第5表に示した。なお、第5表中の曲げ性及び耐熱性の
評価記号は、実施例2の場合と同様な意味を有するもの
である。
第 5 表
かかる第4表及び第5表の比較から明らかなように、材
料の引張強さに対しては第一段の冷間圧延が、また電気
伝導度、曲げ性及び耐熱性に対しては第二段の冷間圧延
の影響が大きく、本発明に従って第一段の冷間圧延を3
0〜80%の加工度にて行ない、そして第二段の冷間圧
延を80%以上の加工度とすることにより、目的とする
良好な特性、即ち引張強さ、電気伝導度、曲げ性、耐熱
性の何れをも満足する、リードフレーム用材料が得られ
ることが理解される。
料の引張強さに対しては第一段の冷間圧延が、また電気
伝導度、曲げ性及び耐熱性に対しては第二段の冷間圧延
の影響が大きく、本発明に従って第一段の冷間圧延を3
0〜80%の加工度にて行ない、そして第二段の冷間圧
延を80%以上の加工度とすることにより、目的とする
良好な特性、即ち引張強さ、電気伝導度、曲げ性、耐熱
性の何れをも満足する、リードフレーム用材料が得られ
ることが理解される。
Claims (1)
- 重量基準にて、0.03%〜0.14%のジルコニウム
と0.2%〜1.5%のクロムとを、少なくとも含むC
u−Cr−Zr系鋼合金鋳塊に対して、所定の熱間加工
を行なった後、30〜80%の加工度にて第一の冷間加
工を行ない、次いで所定の時効処理を施した後、更に8
0%以上の加工度にて第二の冷間加工を行ない、そして
その後に前記時効処理温度よりも低い温度にて焼純処理
を施すことを特徴とするリードフレーム用銅合金材の製
造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16397984A JPS6141751A (ja) | 1984-08-03 | 1984-08-03 | リ−ドフレ−ム用銅合金材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16397984A JPS6141751A (ja) | 1984-08-03 | 1984-08-03 | リ−ドフレ−ム用銅合金材の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6141751A true JPS6141751A (ja) | 1986-02-28 |
Family
ID=15784445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16397984A Pending JPS6141751A (ja) | 1984-08-03 | 1984-08-03 | リ−ドフレ−ム用銅合金材の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6141751A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019102716A1 (ja) * | 2017-11-21 | 2019-05-31 | 三菱マテリアル株式会社 | 鋳造用モールド材、及び、銅合金素材 |
WO2020170956A1 (ja) * | 2019-02-20 | 2020-08-27 | 三菱マテリアル株式会社 | 銅合金材、整流子片、電極材 |
CN112981170A (zh) * | 2021-02-05 | 2021-06-18 | 宁波金田铜业(集团)股份有限公司 | 一种冷镦用铬锆铜合金及其制备方法 |
CN113439128A (zh) * | 2019-02-20 | 2021-09-24 | 三菱综合材料株式会社 | 铜合金材料、整流片、电极材料 |
-
1984
- 1984-08-03 JP JP16397984A patent/JPS6141751A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019102716A1 (ja) * | 2017-11-21 | 2019-05-31 | 三菱マテリアル株式会社 | 鋳造用モールド材、及び、銅合金素材 |
JP2019094530A (ja) * | 2017-11-21 | 2019-06-20 | 三菱マテリアル株式会社 | 鋳造用モールド材、及び、銅合金素材 |
CN111212923A (zh) * | 2017-11-21 | 2020-05-29 | 三菱综合材料株式会社 | 铸造用模具材料及铜合金原材料 |
WO2020170956A1 (ja) * | 2019-02-20 | 2020-08-27 | 三菱マテリアル株式会社 | 銅合金材、整流子片、電極材 |
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CN112981170A (zh) * | 2021-02-05 | 2021-06-18 | 宁波金田铜业(集团)股份有限公司 | 一种冷镦用铬锆铜合金及其制备方法 |
CN112981170B (zh) * | 2021-02-05 | 2022-04-12 | 宁波金田铜业(集团)股份有限公司 | 一种冷镦用铬锆铜合金及其制备方法 |
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