JPS5852840Y2 - 直流受電回路 - Google Patents
直流受電回路Info
- Publication number
- JPS5852840Y2 JPS5852840Y2 JP4316978U JP4316978U JPS5852840Y2 JP S5852840 Y2 JPS5852840 Y2 JP S5852840Y2 JP 4316978 U JP4316978 U JP 4316978U JP 4316978 U JP4316978 U JP 4316978U JP S5852840 Y2 JPS5852840 Y2 JP S5852840Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- power receiving
- circuit
- inductor
- switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、直流給電線と、この直流給電線に接続される
機器の内部回路との間に直列的に接続される直流受電回
路の改良に関するものである。
機器の内部回路との間に直列的に接続される直流受電回
路の改良に関するものである。
通常の計装システムでは、直流24Vの直流給電線が広
く用いられており、この給電源よりの直流給電線に複数
台の機器が並列的に接続される。
く用いられており、この給電源よりの直流給電線に複数
台の機器が並列的に接続される。
第1図は直流給電線1a、1b、(1aはプラス、1b
はマイナス電位)及びこれに並列接続される一台の機器
2を代表的に示す直流給電システムであり1機器2の内
部回路2′は簡略化して示されている。
はマイナス電位)及びこれに並列接続される一台の機器
2を代表的に示す直流給電システムであり1機器2の内
部回路2′は簡略化して示されている。
一般に内部回路2のインピーダンスを機器の受電端子2
a、2bから見ると容量性負荷となり易く、静電容量C
及びインピーダンスZの並列回路としてみることができ
る。
a、2bから見ると容量性負荷となり易く、静電容量C
及びインピーダンスZの並列回路としてみることができ
る。
また内部回路2と直流給電線1at1bとの間にはスイ
ッチ3at3bが設けられている。
ッチ3at3bが設けられている。
このように大きな容量性負荷とみなし得る機器を複数台
共通の直流給電線1a、1bに接続し、各機器に耘ける
スイッチ3p、3bをオン状態にすると、スイッチオン
時の初期電流値は急激に増加する。
共通の直流給電線1a、1bに接続し、各機器に耘ける
スイッチ3p、3bをオン状態にすると、スイッチオン
時の初期電流値は急激に増加する。
即ち内部回路゛7の端子2 a’ t 2 b’に電圧
Vが加わった時静電容量に流れる電流は、Vの時間tに
よる変化量dv/dtに比例するため、スイッチオン時
に静電容量Cを通して大きな電流が流れることになる。
Vが加わった時静電容量に流れる電流は、Vの時間tに
よる変化量dv/dtに比例するため、スイッチオン時
に静電容量Cを通して大きな電流が流れることになる。
この結束、直流給電線1at1b及び給電源(図示せず
)のインピーダンスにより、直流給電線1a、Ib間の
電圧が一時的に降下し、同一の給電源に接続されて稼動
中の他の機器(図示せず)が一時的に働きを停止してし
まうことがしばしばある。
)のインピーダンスにより、直流給電線1a、Ib間の
電圧が一時的に降下し、同一の給電源に接続されて稼動
中の他の機器(図示せず)が一時的に働きを停止してし
まうことがしばしばある。
従来から、このようなスイッチオン時に流れる大きな初
期電流値を制限して、給電源に障害を与えないよう、第
2図に示す如く、プラス側のスイッチ3aと内部回路2
′のプラス側の端子2 a’との間に直流受電回路4を
直列に設けてきた。
期電流値を制限して、給電源に障害を与えないよう、第
2図に示す如く、プラス側のスイッチ3aと内部回路2
′のプラス側の端子2 a’との間に直流受電回路4を
直列に設けてきた。
この直流受電回路は、プラス電位の直流給電線側のスイ
ッチ3aと端子2 a’との間にインダクタ4aが直列
に接続され、更にこのインダクタ4aと並列に、抵抗4
bにダイオード4cのアノードが接続された抵抗4bと
ダイオード4cとの直列回路が、ダイオード4cのカソ
ードをスイッチ3aに接続する方向で接続されている。
ッチ3aと端子2 a’との間にインダクタ4aが直列
に接続され、更にこのインダクタ4aと並列に、抵抗4
bにダイオード4cのアノードが接続された抵抗4bと
ダイオード4cとの直列回路が、ダイオード4cのカソ
ードをスイッチ3aに接続する方向で接続されている。
ここでインダクタ4aはスイッチ3 a 、3 bのオ
ン時に生じる急激な電流の増加を制限する働きをなし、
インダクタ4aと並列接続の抵抗4b及びダイオード4
cは、スイッチ3at 3bのオフ時にインダクタ4a
に生じる逆起電力を吸収する。
ン時に生じる急激な電流の増加を制限する働きをなし、
インダクタ4aと並列接続の抵抗4b及びダイオード4
cは、スイッチ3at 3bのオフ時にインダクタ4a
に生じる逆起電力を吸収する。
第3図ぼ第2図に釦ける構成の機器2のスイッチ3a
s 3bをオンにした時の、内部回路2′の端子2a’
t2b’間に表われる受電電圧の変化を示すグラフで、
横軸tはスイッチをオンにしてからの時間、縦軸eは端
子2a’、2b’間に表われる電圧を表わす。
s 3bをオンにした時の、内部回路2′の端子2a’
t2b’間に表われる受電電圧の変化を示すグラフで、
横軸tはスイッチをオンにしてからの時間、縦軸eは端
子2a’、2b’間に表われる電圧を表わす。
このようにインダクタ4aを介して給電線1a、1bよ
り直流重臣を内部回路2に取り込む構成の従来からの受
電回路では、インダクタ4aは通常のリアクタであり、
このインダクタ4aのインダクタンスは定格電流内で一
定であり、容量性負荷と発振回路を構成し第3図のグラ
フに示すようにスイッチオン後端子2a’t2b’間の
電圧は振動波形を示す。
り直流重臣を内部回路2に取り込む構成の従来からの受
電回路では、インダクタ4aは通常のリアクタであり、
このインダクタ4aのインダクタンスは定格電流内で一
定であり、容量性負荷と発振回路を構成し第3図のグラ
フに示すようにスイッチオン後端子2a’t2b’間の
電圧は振動波形を示す。
このため給電型Eeoよりも高い過大電圧ehが内部回
路2′の端子2a′。
路2′の端子2a′。
2 b’に与えられることがあり、内部回路2′に悪影
響を及ぼすトそれがあった。
響を及ぼすトそれがあった。
本考案は従来の受電回路の欠点である、スイッチオンの
後に現れる受電電圧の振動を除去することを目的として
釦り、その構成上の特徴は、定格電流内で電流が一定値
U上流れるとそのインダクタンスが急激に零に近づく可
飽和リアクタを用いたところにある。
後に現れる受電電圧の振動を除去することを目的として
釦り、その構成上の特徴は、定格電流内で電流が一定値
U上流れるとそのインダクタンスが急激に零に近づく可
飽和リアクタを用いたところにある。
第4図は可飽和リアクタの特性を表わすグラフであり、
可飽和リアクタに流れる電流iに対するインダクタンス
Lの変化が描かれている。
可飽和リアクタに流れる電流iに対するインダクタンス
Lの変化が描かれている。
可飽和リアクタは、定格電流内のある電流値i。
まではインダクタンスは一定であるが、その後電流の増
加とともに、インダクタンス値が小さくなる特性を有し
、第4図に示した如く微小電流18時のインダクタンス
L8と常用電流値i。
加とともに、インダクタンス値が小さくなる特性を有し
、第4図に示した如く微小電流18時のインダクタンス
L8と常用電流値i。
当りのインダクタンスLoとのインダクタンス化L s
s L □は10;l乃至too ; tであり、電
流の流れ始めに耘いて非常に大きなインダクタンス値を
示す。
s L □は10;l乃至too ; tであり、電
流の流れ始めに耘いて非常に大きなインダクタンス値を
示す。
第5図は本考案の一実施例である。
第2図の従来回路と同一要素には同一符号を付して説明
を省略する。
を省略する。
即ち直流受電回路4′がスイッチ3aと内部回路2の端
子2 a’との間に直列に接続されている。
子2 a’との間に直列に接続されている。
受電回路はスイッチ3aと端子2 a’との間に可飽和
リアクタ4 a/が直列に接続され、この可飽和リアク
タ4 a/と並列に、抵抗4bにダイオード4cのアノ
ードが接続された直列回路が、ダイオード4cのカソー
ドをスイッチ3aに接続する方向で接続されている。
リアクタ4 a/が直列に接続され、この可飽和リアク
タ4 a/と並列に、抵抗4bにダイオード4cのアノ
ードが接続された直列回路が、ダイオード4cのカソー
ドをスイッチ3aに接続する方向で接続されている。
このように本考案実施例においては、スイッチのオン時
に生じる電流の変化を、可飽和リアクタにより制限した
ため、従来の如く内部回路1の端子2a’s2b’間の
受電電圧eは第6図に示す如く、時間tに対して振動を
起こすことなく直流給電線1atIb間の電圧Vに近づ
くようになる。
に生じる電流の変化を、可飽和リアクタにより制限した
ため、従来の如く内部回路1の端子2a’s2b’間の
受電電圧eは第6図に示す如く、時間tに対して振動を
起こすことなく直流給電線1atIb間の電圧Vに近づ
くようになる。
この受電電圧の立ち上り特性は必ずしもスムーズなもの
ではないが、受電電圧の振動が起こらないために、内部
回路2′の端子2a’、2b’に過大電圧が加わること
が無くなる。
ではないが、受電電圧の振動が起こらないために、内部
回路2′の端子2a’、2b’に過大電圧が加わること
が無くなる。
またリアクタのインダクタンスが低下する領域、即ち第
4図に釦ける電流値がio相当の励振状態で使用するた
めに、利用するリアクタの大きさは、従来の受電装置で
用いてきた飽和を防止する思想で製造したインダクタの
大きさより小さいものを用いることができる。
4図に釦ける電流値がio相当の励振状態で使用するた
めに、利用するリアクタの大きさは、従来の受電装置で
用いてきた飽和を防止する思想で製造したインダクタの
大きさより小さいものを用いることができる。
な釦、本考案の一実施例にかいて、プラス側のスイッチ
3aとプラス側の端子2 a’との間に受電回路を直列
に接続する例を示したが、マイナス側のスイッチ3bと
マイナス側の端子3 b/との間に直列に接続してもよ
く、その場合の、ダイオード4cのカソードはマイナス
側端子2 b’側に接続される。
3aとプラス側の端子2 a’との間に受電回路を直列
に接続する例を示したが、マイナス側のスイッチ3bと
マイナス側の端子3 b/との間に直列に接続してもよ
く、その場合の、ダイオード4cのカソードはマイナス
側端子2 b’側に接続される。
また、通常のインダクタ4aはリアクタの性質によりあ
る電流値でそのインダクタンスが零に近づくが、この領
域で通常のインダクタ4aを使用した場合、コイル巻線
の電流は許容値を越えて使用することとなり、銅損によ
る発熱量も許容値を越え、インダクタ自体の許容温度を
越えて、コイルの焼損を起こし、内部回路に障害を与え
る。
る電流値でそのインダクタンスが零に近づくが、この領
域で通常のインダクタ4aを使用した場合、コイル巻線
の電流は許容値を越えて使用することとなり、銅損によ
る発熱量も許容値を越え、インダクタ自体の許容温度を
越えて、コイルの焼損を起こし、内部回路に障害を与え
る。
これに対して本考案は、可飽和リアクタを用いて訃り、
可飽和リアクタはインダクタンス零の領域まで使用する
ことを前提としているので、コイル巻線自体の許容電流
値u下で使用するので問題はない。
可飽和リアクタはインダクタンス零の領域まで使用する
ことを前提としているので、コイル巻線自体の許容電流
値u下で使用するので問題はない。
更に、直流給電線に短絡事故が生じた場合、可飽和リア
クタに流れていた電流は急激に減少し、容量性負荷から
給電線へ逆流しようとするが、この時、可飽和リアクタ
は非飽和領域で高インピーダンスとなり、電流減少が鈍
化するので内部回路に加わる電圧が急激に低下しないと
いう効果な奏する。
クタに流れていた電流は急激に減少し、容量性負荷から
給電線へ逆流しようとするが、この時、可飽和リアクタ
は非飽和領域で高インピーダンスとなり、電流減少が鈍
化するので内部回路に加わる電圧が急激に低下しないと
いう効果な奏する。
第1図は直流給電線及びこれに並列接続された機器より
なる直流給電システムの構成を示す回路図、第2図は第
1図の機器内に従来の直流受電回路を接続した場合の回
路図、第3図は第2図にトいてスイッチをオンした後の
内部回路にかかる電圧の変化を表わすグラフ、第4図は
可飽和リアクタの電流とインダクタンスの関係を表わす
グラフ、第5図は本考案直流受電回路を機器内に接続し
た場合の回路図、第6図は第5図にむいてスイッチをオ
ンした後の内部回路にかかる重臣の変化を表わすグラフ
である。 1at1b・・・直流給電線、2′・・・内部回路、3
as3b・・・スイッチ、4,4/・・・直流受電回路
、4 a’・・・可飽和リアクタ、4b・・・抵抗、4
c・・・ダイオード、C・・・静電容量。
なる直流給電システムの構成を示す回路図、第2図は第
1図の機器内に従来の直流受電回路を接続した場合の回
路図、第3図は第2図にトいてスイッチをオンした後の
内部回路にかかる電圧の変化を表わすグラフ、第4図は
可飽和リアクタの電流とインダクタンスの関係を表わす
グラフ、第5図は本考案直流受電回路を機器内に接続し
た場合の回路図、第6図は第5図にむいてスイッチをオ
ンした後の内部回路にかかる重臣の変化を表わすグラフ
である。 1at1b・・・直流給電線、2′・・・内部回路、3
as3b・・・スイッチ、4,4/・・・直流受電回路
、4 a’・・・可飽和リアクタ、4b・・・抵抗、4
c・・・ダイオード、C・・・静電容量。
Claims (1)
- 直流給電線と、この直流給電線に接続される容量性負荷
とみなし得る機器の内部回路との間にインダクタを含む
回路を直列的に接続してなる直流受電回路にかいて、上
記インダクタとして電流が一定値以上流れるとそのイン
ダクタンスが零に近づく可飽和リアクタを用いたことを
特徴とする直流受電回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4316978U JPS5852840Y2 (ja) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | 直流受電回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4316978U JPS5852840Y2 (ja) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | 直流受電回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54144233U JPS54144233U (ja) | 1979-10-06 |
JPS5852840Y2 true JPS5852840Y2 (ja) | 1983-12-01 |
Family
ID=28917082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4316978U Expired JPS5852840Y2 (ja) | 1978-03-31 | 1978-03-31 | 直流受電回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5852840Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-03-31 JP JP4316978U patent/JPS5852840Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54144233U (ja) | 1979-10-06 |
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