JPS5818978B2 - 金属黒鉛質電刷子成形用組成物 - Google Patents
金属黒鉛質電刷子成形用組成物Info
- Publication number
- JPS5818978B2 JPS5818978B2 JP2715980A JP2715980A JPS5818978B2 JP S5818978 B2 JPS5818978 B2 JP S5818978B2 JP 2715980 A JP2715980 A JP 2715980A JP 2715980 A JP2715980 A JP 2715980A JP S5818978 B2 JPS5818978 B2 JP S5818978B2
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- JP
- Japan
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- electric brush
- weight
- metal
- wear
- graphite
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は金属黒鉛質電刷子成形用組成物に関するもので
ある。
ある。
金属黒鉛質電刷子は耐摩耗性、耐衝撃性、耐蝕性、低電
気損失等が要求され、従来までは銅を主体として黒鉛5
〜15重量%、潤滑剤として鉛を5〜10重量%、機械
的強度を高めるために錫を5〜10重量%、他に亜鉛等
の添加物を少量添加した高金属黒鉛質電刷子が使用され
てきた。
気損失等が要求され、従来までは銅を主体として黒鉛5
〜15重量%、潤滑剤として鉛を5〜10重量%、機械
的強度を高めるために錫を5〜10重量%、他に亜鉛等
の添加物を少量添加した高金属黒鉛質電刷子が使用され
てきた。
しかし近年鉛は公害の問題より使用できない機種があら
れれ、しか敏集電環の高周速化、大電流化が進み従来の
電刷子では大電流による発熱、また発熱による潤滑不足
および電刷子本体の集電環面への溶着によって電刷子摩
耗が増大する欠点があった。
れれ、しか敏集電環の高周速化、大電流化が進み従来の
電刷子では大電流による発熱、また発熱による潤滑不足
および電刷子本体の集電環面への溶着によって電刷子摩
耗が増大する欠点があった。
本発明はかかる欠点の々い金属黒鉛質電刷子を提供する
ことにある。
ことにある。
本発明は燐成分が0.1〜0.5重量%になるように燐
化合物、二硫化モリブデンまたは二硫化タング7テンO
1・5〜3重量%、錫5重量%以下、残部黒鉛および銅
からなる金属黒鉛質電刷子成形用組成物に関する。
化合物、二硫化モリブデンまたは二硫化タング7テンO
1・5〜3重量%、錫5重量%以下、残部黒鉛および銅
からなる金属黒鉛質電刷子成形用組成物に関する。
さらに詳しくは本発明は公害の問題のある鉛含有を皆無
にし、これに伴う潤滑効果の低下を黒鉛の増量、二硫化
モリブデンまたは二硫化タング7テンの添加で補おうと
するものである。
にし、これに伴う潤滑効果の低下を黒鉛の増量、二硫化
モリブデンまたは二硫化タング7テンの添加で補おうと
するものである。
なお本発明において二硫化モリブデンまたは二硫化タン
グ7テンの添加量は0.5〜3重量%とされる。
グ7テンの添加量は0.5〜3重量%とされる。
0.5重量%未溝の場合は効果が表われず、また3重量
%を越えると集電環面に傷が発生する。
%を越えると集電環面に傷が発生する。
また錫は機械的強度の向上には有効であるが30A/c
r11以上になると電刷子本体が集電環面に溶着するだ
め5重量%以下とされる。
r11以上になると電刷子本体が集電環面に溶着するだ
め5重量%以下とされる。
錫の減量による機械的強度の補充として燐成分が0.1
〜0.5重量%になるような燐化合物を添加し、焼結時
の脱酸効果によって機械的強度を向上させる。
〜0.5重量%になるような燐化合物を添加し、焼結時
の脱酸効果によって機械的強度を向上させる。
燐化合物としてはCu3 Pe 5nPt AgP等が
使用され特に制限はたい。
使用され特に制限はたい。
以下本発明の詳細な説明する。
実施例 1
銅を主成分とし、第1表の試料Al21314に示す組
成の各粉末を1時間混合し、さらに該混合粉末を金型に
充填し3.5トン/dの圧力で圧縮成形しついで還元性
雰囲気中、700℃で1時間焼結して電刷子の素材を得
た。
成の各粉末を1時間混合し、さらに該混合粉末を金型に
充填し3.5トン/dの圧力で圧縮成形しついで還元性
雰囲気中、700℃で1時間焼結して電刷子の素材を得
た。
比較例 1
銅を主成分とし、第1表の試料A1〜AllおよびA、
15に示す組成の各粉末を1時間混合し、以下実施例
1と同様の工程を経て電刷子の素材を得た。
15に示す組成の各粉末を1時間混合し、以下実施例
1と同様の工程を経て電刷子の素材を得た。
なお比較例1のうち試料A1は従来材と同じ配合組成と
しだ。
しだ。
次に上記実施例1および比較例1により得られた電刷子
の素材を32X20X40mmの寸法に加工して電刷子
を製作し、集電環材SF−’55、周速24m/秒、電
流40A/−の試験条件で連続運転して電刷子の摩耗量
を測定した。
の素材を32X20X40mmの寸法に加工して電刷子
を製作し、集電環材SF−’55、周速24m/秒、電
流40A/−の試験条件で連続運転して電刷子の摩耗量
を測定した。
その結果も合わせて第1表に示す。
なお摩耗量は100時間当りの摩耗を示し、集電環面は
試験終了後の観察結果を示す。
試験終了後の観察結果を示す。
第1表かられかるように本発明の組成物を用いて得られ
た電刷子は摩耗量が少なり、e機械強度が高く、集電環
面への溶着および集電環面の傷の発生は見られなかった
。
た電刷子は摩耗量が少なり、e機械強度が高く、集電環
面への溶着および集電環面の傷の発生は見られなかった
。
これに対し比較例として示した従来材の組成物を用いて
得られた電刷子は摩耗量が大きく、試料A1およびA1
5以外のものは機械的強度が低く、また一部には集電環
面に溶着したり集電環面に傷がつく等の欠点が生じた。
得られた電刷子は摩耗量が大きく、試料A1およびA1
5以外のものは機械的強度が低く、また一部には集電環
面に溶着したり集電環面に傷がつく等の欠点が生じた。
また試料A1の従来材と試料AI 2の本発明の組成物
を用いて得られた電刷子の電流密度と電刷子摩耗量の関
係について検討を行なった。
を用いて得られた電刷子の電流密度と電刷子摩耗量の関
係について検討を行なった。
その試験結果を第1図に示す。
なおこのときの試験条件は集電環材5F−55、周速1
6m/秒で行ない、また霜漏り子の寸法は32X10X
40mmとした。
6m/秒で行ない、また霜漏り子の寸法は32X10X
40mmとした。
この結果試料AI2の本発明の組成物を用いて得られた
電刷子は大電流密度下でも溶着現象は見られず、また電
刷子摩耗量もほとんど変化がなかった。
電刷子は大電流密度下でも溶着現象は見られず、また電
刷子摩耗量もほとんど変化がなかった。
これに対し試料A1の従来材の組成物を用いて得られた
電刷子は大電流密度下で溶着現象が発生し、電刷子摩耗
量が増大する欠点が生じた。
電刷子は大電流密度下で溶着現象が発生し、電刷子摩耗
量が増大する欠点が生じた。
本発明によれば大電流による発熱、また発熱による潤滑
不足および集電環面への溶着を解消することができる。
不足および集電環面への溶着を解消することができる。
従って耐摩耗性、耐衝撃性、低電気損失を備えた金属黒
鉛質電刷子の提供が可能となる。
鉛質電刷子の提供が可能となる。
第1図は試料No−1の従来材と試料116.12の本
発明の組成物を用いて得られた電刷子の電流密度と電刷
子摩耗量の関係を示すグラフである。 符号の説明、1・・・試料A1の従来材の組成物を用い
て得られた摩耗曲線、2・・・試料Al2O本発明の組
成物を用いて得られる電刷子の摩耗曲線。
発明の組成物を用いて得られた電刷子の電流密度と電刷
子摩耗量の関係を示すグラフである。 符号の説明、1・・・試料A1の従来材の組成物を用い
て得られた摩耗曲線、2・・・試料Al2O本発明の組
成物を用いて得られる電刷子の摩耗曲線。
Claims (1)
- 1 燐成分がα1〜0.5重量%に々るように燐化合物
、二硫化モリブデンまたは二硫化タングステン0.5〜
i重量%、錫5重量%以下、残部黒鉛および銅からなる
金属黒鉛質電刷子成形用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2715980A JPS5818978B2 (ja) | 1980-03-03 | 1980-03-03 | 金属黒鉛質電刷子成形用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2715980A JPS5818978B2 (ja) | 1980-03-03 | 1980-03-03 | 金属黒鉛質電刷子成形用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56123340A JPS56123340A (en) | 1981-09-28 |
JPS5818978B2 true JPS5818978B2 (ja) | 1983-04-15 |
Family
ID=12213271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2715980A Expired JPS5818978B2 (ja) | 1980-03-03 | 1980-03-03 | 金属黒鉛質電刷子成形用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5818978B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE59105627D1 (de) * | 1991-07-22 | 1995-07-06 | Carbone Ag | Gleitkontaktstück für hohe Stromdichten. |
JP3914804B2 (ja) | 2002-04-04 | 2007-05-16 | トライス株式会社 | 金属黒鉛質ブラシ及びその製造方法 |
JP4794814B2 (ja) * | 2003-12-16 | 2011-10-19 | 大豊工業株式会社 | 銅合金焼結摺動材料 |
-
1980
- 1980-03-03 JP JP2715980A patent/JPS5818978B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56123340A (en) | 1981-09-28 |
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