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JPS58167693A - オルガノポリシロキサン潤滑剤 - Google Patents

オルガノポリシロキサン潤滑剤

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Publication number
JPS58167693A
JPS58167693A JP57048243A JP4824382A JPS58167693A JP S58167693 A JPS58167693 A JP S58167693A JP 57048243 A JP57048243 A JP 57048243A JP 4824382 A JP4824382 A JP 4824382A JP S58167693 A JPS58167693 A JP S58167693A
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JP
Japan
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group
organopolysiloxane
resin
synthetic
rubber
Prior art date
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Granted
Application number
JP57048243A
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English (en)
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JPH0246631B2 (ja
Inventor
Isao Ona
小名 功
Masaru Ozaki
勝 尾崎
Yoichiro Taki
滝 洋一郎
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DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Toray Silicone Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toray Silicone Co Ltd filed Critical Toray Silicone Co Ltd
Priority to JP57048243A priority Critical patent/JPS58167693A/ja
Publication of JPS58167693A publication Critical patent/JPS58167693A/ja
Publication of JPH0246631B2 publication Critical patent/JPH0246631B2/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、オルガノポリシロキサン潤滑剤に関するもの
であり、特には9合成樹脂または合成ゴムに、耐久性の
ある優れた潤滑性ないし離型性を付与するのに有用々オ
ルガノポリシロキサン潤滑剤に関するものである。
従来9合成樹脂捷たは合成ゴムは成型物、注型物、積層
物、フィルム、繊維、フオーム、接着剤、塗料など広範
囲に使用されているが、多くの場合、その製造途上また
け最終成形物の性質として潤滑性ないし離型性を必要と
するため。
これまでシリコーンオイル、ワックス、高級アルコール
、金属石けん等の添加剤を配合してその性質を改良する
試みがなされてきている。特にシリコーンオイルの添加
は潤滑性ないし離型性等を著しく向上させるが、樹脂と
の相溶性に欠けるため、シリコーンオイルが樹脂から分
離してにじみ出てくるため種々の弊害をひきおこすとい
う欠点を有している。これを改善するため1例えば特開
昭50−121344号公報は熱可塑性樹脂ニシリコー
ンオイルとシリコーンゴムヲ配合したものであるが、シ
リコーンオイルのにじみ出を十分に防止することはでき
ず、壕だ、シリコーンゴムを配合するだめ熱可塑性樹脂
本来の特性が変化するという欠点がある。また、特公昭
52−6751号公報は塩化ビニル系樹脂にけい素原子
に直接結合した一0COR’基(R’は置換もしくは非
置換の1価炭化水素基)を有するオルガノポリシロキサ
ンを配合したものであるが。
−〇COR′基がけい素原子に直接結合しているため。
加水分解し易く、空気中の湿分などによりゲル化して樹
脂の潤滑性や外観を著しく阻害するという欠点がある。
壕だ、特開昭56−412’56号公報には合成樹脂用
改質剤として、1分子中に。
けい素原子に結合する。−CH2Cl基Y基、(Yは−
CF3基または+CF20F2−+kW(Wけ水素原子
またはフッ素原子を表わし、には1〜4の整数)〕と−
0COR’基(R’は炭素原子数7〜21の1価炭化水
素基)を有するオルガノポリシロキサンが開示されてい
るが、前記したように、−0COR基がけい素原子に直
接結合しているだめ、吸湿・分解して経日的に特性が変
化するという欠点を有している。
本発明者らは、オルガノポリシロキサン潤滑〜3− 剤、特に、上記したような欠点のない7合成樹脂まだは
合成ゴム用の潤滑剤について、鋭意研究した結果9合成
樹脂または合成ゴムもしくはそれに配合される添加剤と
結合し易く、相溶性を付与する特定の官能基を有するオ
ルガノポリシロキサンを配合することにより、該オルガ
ノポリシロキサンのにじみ出がなく、耐久性のある。優
れた潤滑性ないし離型性等を付与し得ることを見出し9
本発明に到達した。
す々わち9本発明は1分子中に、けい素原子に結合する
。 −R” C0OH基、 −R2−8H基、 R3−
〇Y基および−R’−X基〔ここで+ R’ + R2
+ R3およびR4は2価の有機基、Yは水素原子また
は1価炭化水素基、Xは−CI(2Cl基または+CF
2−+nA基(ここで、Aは水素原子まだはフッ素原子
、nは1〜8の正の整数)である。〕で示される4種類
の官能基のうちから、任意に選択される2種類の官能基
を、少なくとも1個ずつ有するオルガノポリシロキサン
を主剤としてなるオルガノポリシロキサン潤滑剤に関す
るものである。
4一 本発明の潤滑剤として使用されるオルガノポリシロキサ
ンは、その分子形状が直鎖状9分枝鎖状捷だは網状のも
のを使用できるが、好ましくは直鎖状のものであって、
けい素原子に結合する。 −R’−COOH基、 −R
2−8H基、 −R3−OY基(Yは水素原子寸たは1
価炭化水素基)および−R4−X基(XはCH2Cl基
または+CF、−+nA基であり、Aは水素原子または
フン素原子、nは1〜8の整数である)から選択される
異なった2種類の官能基を少なくとも1個ずつ有してい
るものである。したがって、 −R’−COOH基と−
R2−8H基、−R’−COOH基と−R”−OY基、
 −R’−COOH基と−R”X基、 −R2−8R基
と−R3−OY基+  R2−8H基と−R’−X基、
およびl −R3−OY基と−R4−X基との6種類の
組合せがある0ここで、R1゜R2,R3およびR4で
表わされる2価の有機基としては9例えば、メチレン基
、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基などのアルキ
レン基、フェニレン基、アルキレンアリーレン基、−(
−CH2CH3 I C丁■20+−l!、+CH2CHO+m、(ただし、
lおよびmは1〜50の整数)で示されるオキシアルギ
レン基およびポリオキシアルキレン基が例示されるが1
例示した有機基の2種類まだはそれ以上の基を組合せだ
ものからなる2価の有機基を包含するものとする。1分
子中のけい素原子に結合するR’、 R2+ R3およ
びR4から選択される2種類の2価の有機基は同一であ
っても異なっていてし もよい。2価の有機基のうち、好まぢくはエチレン基、
プロピレン基およびポリオキシアルキレン基である。ポ
リオキシアルキレン基の場合はその分子鎖が余り長くな
ると、その末端に結合する官能基の活性が弱まり9合成
樹脂9合成ゴムまたはそれに配合される各種添加剤との
結合力が低下するため、l−’iたはmは1〜10の範
囲であることが望ましい。R3−0Y基のYは水素原子
または1価炭化水素基であり、1価炭化水素基としては
メチル基、エチル基、プロピル基。
ドテシル基、シクロヘキシル基・、フェニル基。
β−フェニルエチル基力とが例示される。このうち好ま
しいのは水素原子である。
このオルガノポリシロキサンのけい素原子に結合する。
異なった2種類の官能基の存在する位置は、特に限定す
るものではなく、オルガノポリシロキサンの分子鎖末端
のみに存在してもよく1分子鎖中のみに存在してもよく
、捷た分子鎖末端と分子鎖中の両方に存在してもよい。
これ以外の、1分子中のけい素原子に結合する有機基と
してはメチル方−のみ、捷だけメチル基およびフェニル
基であり、潤滑性ないし離型性の点から好オしくけメチ
ル基のみの場合である。
使用されるオルガノポリシロキサンのシロキサン屯位数
(重合度)は5〜1000の範囲であり。
この範囲より小さいと潤滑性ないし離型性の性質が低下
し、この範囲より太きいと粘度が高過ぎて取扱いが困難
となるからである。潤滑性力いし離型性および取扱い上
、シロキザン単位数として20〜400の範囲のものが
好ましい。そして、1分子中に含むシロキサン単位総数
に対する2種類の官能基総数の比が100 : 2〜1
00:50の範囲であることが好ましい。
潤滑性ないし離型性付与対象物として、特に好ましい合
成樹脂または合成ゴムに対して使用する場合、その使用
量は9合成樹脂または合成ゴムの種類、オルガノポリシ
ロキサンの種類とその官能基の密度、潤滑性ないし離型
性の目的などによって異なるため限定されないが9通常
は合成樹脂または合成ゴム100重量部に対し。
オルガノポリシロキサン005〜20重針部であり。
好ましくは05〜10重量部の範囲で使用される。
005重量部よりも少ないと潤滑性ないし離型性の効果
が小さく、20重1一部より多いと経済上不利であるば
かりでなく1合成樹脂または合成ゴム本来の性質に影響
するからである。
本発明になるオルガノポリシロキサンの形態は液状、溶
液、エマルジョンまたはペーストの状態で使用でき、潤
滑性ないし離型性付与対象物に添加・配合してもよく、
また、塗布・含浸してもよい。要するに、対象物に潤滑
性ないし離型性を付与しうる如何なる手法もとりうるも
のとする。
本発明になるオルガノポリシロキサンヲH造する方法の
一例を挙げれば、t%公昭3に9969号公報に記載さ
れている付加反応を利用すれ0−よく、基本的には、オ
ルガノハイドロジエンポリシロキサンとCH2= CH
COOH、CH2=CHC1(2SH。
CH2−CHCH20HおよびCH2=CHCF3で表
わされる官能基含有不飽和化合物のうちの2釉類を、白
金系触媒の存在下、同時または別々に付加反応させるこ
とによって容易に得ることができる。
潤滑性ないし離型性を付与する好適な対象物は従来公知
の合成樹脂または合成ゴムである。
合成樹脂には当然のことながら、熱可塑性樹脂および熱
硬化性樹脂を含む。これらの合成樹脂および合成ゴムを
挙げると、ポリ塩化ビニル。
ポリ′酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リアミド、ポリエステル、ポリウレタン。
ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニリデン。
ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリ弗化ピニル、ポ
リアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリビニ
ルホルマール、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、アルキ
ッド樹脂。
メラミン樹脂、セルロース樹脂、フェノール樹脂、塩化
ビニル−塩化ビニリデン共重合体、環化ビニルーアクリ
ル酸メチル共重合体、塩化ビニル−メタクリル酸メチル
共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、塩
化ビニル−スチレン共重合体、塩化ビニル−エチレン共
重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体。
メタクリル酸エステル−アクリル酸エステル共重合体、
アクリロニトリル−ブタジェン共重合体、アクリロニト
リル−ブタジェン−スチレン共重合体、酢酸ビニル−塩
化ビニル共重合体。
酢酸ビニル−エチレン共重合体、酢酸ビニル−アクリル
酸共重合体、酢酸ビニル−アクリロニトリル共重合体、
酢酸ビニルアクリル酸エステル共重合体、酢酸ビニル−
マイレン酸共重合体。
酢酸ビニル−スチレン共重合体、酢酸ビニル−ポリビニ
ルアルコール共重合体、酢酸ビニル−塩化ビニル−ポリ
ビニルアルコール共重合体、酢酸ビニル−塩化ビニル−
エチレン共重合体、インプレンゴム、クロロプレンゴム
、弗素ゴム、ポリウレタンゴム、ポリエーテルゴム、エ
チレン−プロピレンゴム。
エチレン−プロピレン−ジエンゴム、ブチルゴム、アク
リルゴム、アクリロニトリル−ブタジェンゴムが例示さ
れる6、なお9合成ゴノ・には通常天然ゴムは含壕ない
が、その分子構造がインプレンゴムと類似するため9本
発明でいう合成ゴムには天然ゴムを含むものとする。例
示しだ合成樹脂および合成ゴムのうち2神類以上を混合
して使用してもよい0このうち、特に好ましいのは1合
成樹脂が塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリウ
レタン系樹脂およびエポキシ系樹脂であり9合成ゴムが
エチレン・プロピレン・ジエン系ゴムである。ここでい
う系とはそれを含む共重合体または混合物の全てを含む
という意味である。
合成樹脂または合成ゴムの形態は液状、溶液。
エマルジョン、ペースト、ラテックス、粉末。
11− 固形のいずれの状態でも使用できる。そして。
例えば、成形物、注型物、積層物、フィルム。
繊維、接着剤、フオーム、塗料などの用途に応じた形態
をとり得るものとする。
本発明になるオルガノポリシロキサンと合成樹脂または
合成ゴムのいずれか一方または両方が、溶液として使用
する場合は有機溶媒を使用すればよく、エマルジョンと
して使用する場合は界面活性剤を使用することができる
。捷た。
そのいずれか一方または両方に、従来公知の種々の添加
剤を配合することができる0例えば。
乾式法シリカ、湿式法シリカ、けい酸マグネシウム、け
い酸アルミニウム、炭酸カルシウム。
クレー、マイカ、タルク、酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、酸化マ゛グネシウム、ベンガラ、磁性、酸化鉄、各
種金属粉末、カーボンブランク。
リコーンオイル、シランカップリング剤、ロジン、イン
シアネート類、ワックス、高級アルコ12− 一ル、有機錫脂肪酸塩、可塑剤、安定剤、難燃剤、紫外
線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、酸化防止剤、防カビ剤1
発泡剤9着色剤、接着付与剤等を配合することができる
本発明になるオルガノポリシロキサンは潤滑性ないし離
型性付与対象物として好適々合成樹脂または合成ゴムの
全用途に使用できる。例えば、成形物、注型物、積層物
、フィルム、繊維。
フオーム、接着剤、塗料などである。このオルガノポリ
シロキサンは合成樹脂捷たは合成ゴムに対し、添加、配
合、塗布、含浸、浸漬等の方法をとることによって、オ
ルガノポリシロキサンの有する官能基と合成樹脂1合成
ゴム、捷たけそれに配合される添加剤との親和力が強い
ため、耐久性のある優れた潤滑性ないし離型性を付与す
ることができる。例えば、′成形物に配合した場合、内
部潤滑剤ないし内部離型剤としての効果を有し、成形物
の表面に塗布した場合および成形金型の内面に塗布して
成形した場合は成形物の表面に潤滑性ないし離型性を付
与することができる。同様にして樹脂板まだはフィルム
としたときは非ブロッキング性を有し、塗料に添加する
かその皮膜表面に塗布した場合は硬化皮膜に潤滑性、撥
水性、光沢性に優れたものが得られる。一 本発明のオルガノポリシロキサン潤滑剤の用途は限定さ
れないが9%に有用な具体例を数例あげると磁気テープ
、磁性トナー、磁気カード。
磁気ディスク、オーディオディスクなど合成樹脂または
合成ゴムを結着材ないし基材とするものに添加すること
により、耐久性のある優れた潤滑性を付与することがで
きる。また、自動車用バンパーの材料として使用される
ポリウレタン樹脂に添加することによって、射出成形時
に内部離型剤ないし内部潤滑剤としての優れた効果があ
り、同様に、成形用エポキシ樹脂組成物に添加すること
により、成形時に金型汚れのない優れだ離型性を示す。
このほか潤滑性ないし離型性を必要とする自動車用マツ
トガ−ド、バンキング、ガスケット、食品包装用フィル
ム。
農業用ビニルハウス用フィルム、医療用具1合成樹脂製
ベアリング、繊維用滑剤として有用である。
本発明のオルガノポリシロキサン潤滑剤は合成樹脂また
は合成ゴムに潤滑性ないし離型性を付与する以外に、オ
イル壕だはコンパウンドの状態で機械、装置関係の潤滑
剤として使用できる○ 次に実施例を示す。実施例中の部および条とあるのは重
量部および重1汁係を意味し、粘度は25°Cにおける
測定値である。
実施例1 ポリ塩化ビニル(三菱モンサンド社製P−455)。
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(電気化学社製デンカ
ビニルM M −90、酢酸ビニル含有量が10%)、
エチレン−酢酸ビニル共重合体(東洋曹達社製ウルトラ
七ン680 )’ 、ポリエチレン(三井ポリケミカル
社製ミラノン24 H)、ポリプロピレン(住友化学社
製ノープレンH’5Q1 )。
ポリメタクリル酸メチル(住友化学社製スミペ、クス1
5− LG)、  ポリアミド(東し社製繊維用6ナイロン)
ポリエステル(東し社製繊維用ポリエチレンテレフタレ
ート)の各樹脂100部に対し7次式。
粘度310センチストークス。
1 COOT(SH 粘度300センチストークス。
粘度98センチストークス。
16− l CH2Cl   SH 粘度350センチストークス。
粘度450センチストークス。
粘度180センチストークス。
で表わされるオルガノポリシロキサンをそれぞれ15部
を添加して、厚さ1.5龍のフィルムを作製した。各フ
ィルムについて、加熱前および70℃(7)熱風循環式
オープンに入れ、5日間加熱した後のオルガノポリシロ
キサンのフィルム而へ ′のしみ出しを肉眼観察し1次
のように4段階で判定した。
◎ フィルム表面へのしみ出しが全く力いものO ○ フィルム表面へのしみ出しが殆んどない。
△ フィルム表面へのしみ出しが僅かであるもの。
× フィルム表面へのしみ出しが著しいもの。
なお、比較例として、300センチストークスの分子鎖
両末端トリメチルシリル基封鎖ジメチルポリシロキサン
について上記と同様の実験を行々っだ。これらの結果を
第1表に示す。
本発明のオルガノポリシロキサンを添加したものは比較
例としてあげたジメチルポリシロキサンを添加したもの
に比べ、フィルム表面へのしみ出しがなく極めて優れて
いた。塩化ビニル系樹脂および酢酸ビニル系樹脂に対し
1本発明のオルガノポリシロ、キサンとの親和性、相溶
性が優れている傾向が認められた。この結果から。
塩化ビニル系樹脂9.酢酸ビニル系樹脂に潤滑性々いし
l1ilI型性を必要とする分野、特に、磁気フープ、
磁気ディスクなどの磁気記録媒体および農業用のビニル
ノ・ウスフィルム、医療用具等の用途に有効であると期
待される。
第     1     表 実施例2 11の紙カツプ4個にそれぞれポリエーテルポリオール
(OH価28.2 )100部、エチレングライコール
17部、トリエチレンジアミンの33係ジプロピレング
ライコール溶液1.2部、ジブチル錫ジラウレート00
8部をとり、これに、実施例1で使用したオルガノポリ
シロキサン(A)、Q3)、(C)およびq)を各2部
添加し、  1500 rpm の攪拌速度で10秒間
均一に攪拌した後、粗メチレンジイソシアネート(イン
シアネート26%)107部を入れ、再び1500rp
mで10秒間攪拌した。この混合物を30 X 30 
X 0.5 cmの金型(内側を厚さ30μmの清浄な
アルミニウム箔で張りめぐらし、予め70°Cに加熱し
ておく)に流し込み、素速< 70″Cで3分間加熱後
、更に120℃で60分間加熱硬化させた。冷却後金型
から取出し1幅3 CTnに切断して、アルミニウム箔
とポリウレタン樹脂との剥離性を調べ、内部離型剤とし
ての効果をみた。
剥離調査後、更に60°Cのオープンで2日間加熱した
後ポリウレタン樹脂のアルミニウム箔が接していた表面
に、油性のマジックインクで線を描いて、ベインタプル
性を調べた。剥離性およびベインタプル性は次の3段階
で評価した。
〔剥離性〕
1級:剥離が非常に容易。
2級:剥離がやや重い。
3級:剥離が非常に重いかまたは困難。
〔ベインタプル性〕
1級:マジックインクのかすれがなく、インクが均一に
来る。
2級:マジックインクのかずれがややあり。
3級:マジックインクが点状になり、均一とならない。
この結果を第2表に示す。
なお、比較例として9本発明のオルガノポリシロキサン
の代りに、500七ンテストークスの分子鎖両末端トリ
メチルシリル基封鎖ジメチルボリンロキザン、500セ
ンチストークスの分子鎖両末端トリメチルシリル基封鎖
メチルフェニルポリシロキサン、ポリウレタンフォーム
用整泡剤として使用される500センチストークスのジ
メチルボリシロギサン・ポリオギシアルキレン共1合体
を各2部添加した以外は、上記と同じ条件で成形したも
のについて剥離性およびベインタプル性を調べだ。この
結果を第2表に示すO 本発明のオルガノポリシロキサンを使用したものはいず
れも剥離性、すなわち内部離型性が良好であり、加熱し
ても表面へのにじみ出がないためベインタプル性も良好
であった。この結果はポリウレタン樹脂成形品である自
動車用バンパーを製造する隙の内部離型剤として有用で
あること、捷だ、ポリウレタン樹脂を商品にコーテング
してエンボス加工を施す場合の離型剤として有用である
ことを示している。さらに。
ポリウレタン樹脂を磁気テープ用バインダとして用いた
場合その中に添加して潤滑性を付与することにも好適で
あると推測される。
23− 第    2    表 実施例3 エポキシ当量220.軟化点80°Cのクレゾールノボ
ラックエポキシ樹脂75部、エポキシ当量400、軟化
点70℃、臭素含有量45重#チの臭素化ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂25部、硬化剤として軟化点90°
Cのフェノールノボラック樹24− 脂50部、無機質充填剤として熔融シリカ粉末420部
、硬化促進剤として2−メチル−4−イミダゾール1部
、顔料としてカーボンブラック2部、三酸化アンチモン
20部、内部離型剤として実施例1で使用したオルガノ
ポリシロキサン囚2部を加え、80〜90°Cの熱ロー
ルで混練し。
冷却後粉砕して成形用エポキシ樹脂組成物とした。この
組成物を用いて成形し、金型離型性。
金型汚れ、捺印性および密着性の評価を行なった。引続
き、実施例1で使用したオルガノポリシロキサン(B)
 、 (C)および[F]について、それぞれ2部添加
した以外は上記と同じ条件で成形し。
同様の評価を行なった。その結果を第3表に示す。比較
例として、上記したオルガノポリシロキサンの代りに、
カルナウバワックス2部および分子鎖両末端がトリメチ
ルシリル基封鎖された粘度1000センチストークスの
ジメチルポリシロキサン2部についても同じ条件で成形
を行ない、同様の評価を行なった。
なお、評価方法は次の方法によった。
〔金型離型性〕
断面積1crIの円筒形キャビティを有する金型で、1
5gの各組成物を175°Cで2分間圧縮成形し、成形
直後の金型からの離型押し出し力(kg)をプッシュプ
ルゲージで測定した。これを10回繰り返し、その最低
と最高の値をとった。
〔金型汚れ〕
To−202トランジスタ20個とり金型を使用し。
175°0,2分間で連続500回トランスファー成形
し、成形後の金型の汚れを肉眼観察した。金型の鋼面に
全く曇りのないものを「無し」とし。
曇りが発生しているものを[有り、Jと判定した。
〔捺印性〕
To−202)2791220個どり金型を使用し。
175℃で2分間トランスファー成形した成形表面に、
マーケム社7261 インクを捺印し、150°Cで1
時間インクを硬化させた後、インク表面にセロファンテ
ープを密着させ、それを急激にはがしたときのテープ側
へのインクの転写性を肉眼で判定した。これを10回繰
り返し、10回共テープ側に全く転写しないものを○印
、テープ側に一部でも転写したものが1回以上あるもの
をΔ印、はぼテープ全面に転写したものが1回以上ある
ものをX印とした。
〔密着性〕
To−202)2791220個どシ金型を使用し。
175°Cで2分間の成形条件でトランス7了−成形し
て半導体を封止した。この成形物をレッドチェック液に
各10個浸漬し、12時間煮沸させた後とり出し、成形
物とリードフレームとの境界面へのレッドチェック液の
浸透具合を顕微鏡で以下のものをハ、印、10個共僅が
でも浸入が認められるものを×印とした。
27− 第    3    表 第3表から明らかなように、カルナウバワックスのよう
な従来の内部離型剤を使用した比較例に比べ、金型離型
性に極めてすぐれており。
金型汚れもなく、捺印性、半導体部品との密着性にもす
ぐれているため、エポキシ樹脂を主材とする半導体封止
材等に好適である。
実施例4 EP−43(日本合成ゴム社製エチレングロピレー28
〜 ンターポリマー)、、100部にニブシルVN−3(日
本シリカニ業社製湿式シリカ)48部を2本ロールでよ
く混練した後、これに次式 1式% で表わされる粘度300七ンチストークスのオルガノポ
リシロキサン5部と老化防止剤としてアンテージRD(
川口化学社製キノリン系老化防止剤)0.5部、ステア
リン酸1.0部およびジクミルパーオキサイド30部を
添加して2本ロールで均−vc m合し、これを温度1
60″C圧力200に9/crlの条件下に20分間プ
レス(1次加硫)して厚さ2龍のシートを得た。さらに
これを150℃で2時間熱風循環式オーブンで加熱処理
(二次加硫)した。
このシート表面は光沢していた。
このゴムシートの表面に、ポリエステルテープ31B(
日東電気工業社製アクリル系粘着テープ、幅5crIL
)を均一に貼着した後、剥離すると軽く引張るだけでテ
ープは簡単に剥離した。また、ゴムシートを、150°
Cの熱風循環式オーブンで168時間加熱しても、ゴム
表面の光沢は失々われていなかった。
一方、比較例としてオルガノポリシロキザン(G)のみ
を添加しないほかは上記と同じ条件でゴムシートを作製
し、同様のテストを行なった結果、粘着テープの剥離は
上記のゴムシートよりかなり重い剥離を示した。まだ、
加熱前はゴムシートに光沢があったが150°Cで16
8時間加熱後は光沢が失われていた。
この結果から、自動車等のワイパーブレードゴム、ウェ
ザ−ストリップゴム、タイヤ成形用プラダゴム、ロール
用ゴム等に有用であると推測される。
特許出願人 トーレ・シリコーン株式会社31− 631−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 11分子中に、けい素原子に結合する+ R’−COO
    H基、 −R2−8R基、 −R3−OY基および。 −R’−X基〔ここで、 R’l R2,R3およびR
    4は2価の有機基、Yは水素原子または1価炭化水素基
    、Xは−CH2Cl基または+CF2+nA基(ここで
    、Aは水素原子またはフッ素原子、nは1〜8の正の被
    数)である。〕で示される4種類の官能基のうちから、
    任意に選択される2種類の官能基を、少なくとも1個ず
    つ有するオルガノポリシロキサンを主剤としてなるオル
    ガノポリシロキサン潤滑剤。 2、 該オルガノポリシロキサンのけい素原子に結合す
    る他の有機基がメチル基のみである。 特許請求の範囲第1項記載の潤滑剤。 3、 該オルガノポリシロキサンのけい素原子に結合す
    る他の有機基がメチル基とフェニル基である。特許請求
    の範囲第1項記載の潤滑剤。 4 該オルガノポリシロキサンのシロキサン単位数が5
    〜1000個有する。特許請求の範囲第1項記載の潤滑
    剤0 5 潤滑性付与対象物が合成樹脂またけ合成コ。 ムである。特許請求の範囲第1項記載の潤滑剤。 6、 合成樹脂が塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂
    、ポリウレタン系樹脂およびエポキシ系樹脂であり1合
    成ゴムがエチレン・プロビレ・ジエン系ゴムである特許
    請求の範囲第5項記載の潤滑剤。 7、合成樹脂まだは合成ゴム100重敞部に対し。 該オルガノポリシロキサン0,05〜20重鰯部の範囲
    で使用する特許請求の範囲第5項または第6項記載の潤
    滑剤。
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