JPH11230335A - 変速機操作装置 - Google Patents
変速機操作装置Info
- Publication number
- JPH11230335A JPH11230335A JP2680298A JP2680298A JPH11230335A JP H11230335 A JPH11230335 A JP H11230335A JP 2680298 A JP2680298 A JP 2680298A JP 2680298 A JP2680298 A JP 2680298A JP H11230335 A JPH11230335 A JP H11230335A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switching valve
- piston
- pressure chamber
- change
- valve body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Abstract
くし、使用し易く、加工及び組立てを容易にし、省スペ
ース化する。 【解決手段】 シリンダ穴内にピストンで画成したアク
チュエータの圧力室に対する流体圧の給排を行うための
対の電磁弁MV1,MV2と、該対の電磁弁を互いに連
通させる連通路60に配置した切換弁61とを設け、該
切換弁には前記圧力室に通ずる出力通路27aが連通し
連通路60内に形成された切換弁室62と、該切換弁室
に収容した盤状の切換弁体63とを設け、切換弁室62
には対向配置した対の弁座62a,62bを形成し、切
換弁体63には該対の弁座にそれぞれ対向し互いに背向
配置した両シート面63a,63bを形成し、供給され
る流体圧で切換弁体63が前記対の弁座のいずれにも選
択的に着座可能である。
Description
ピストンで画成された圧力室に対する流体圧の給排を行
うための複数の電磁弁と、該複数の電磁弁を互いに連通
させる連通路に配置した切換弁とを備え、ピストンの摺
動に伴う操作力でレバーを回動させて変速機の操作を行
う変速機操作装置に関するものである。
どでは、変速機操作装置にアクチュエータが組み込ま
れ、軽い力で円滑な変速機操作をすることができるよう
になっている。
速機操作装置を示す概念図である。この変速機操作装置
は、シフト操作用アクチュエータ1とセレクト操作用ア
クチュエータ2とを備えている。両アクチュエータ1,
2は、ピストンロッド1a,2aと一体に形成されたピ
ストン1b,2bと、フリーピストン1c,2cとを有
し、これらによってそれぞれ3つの圧力室1d,1e,
1f,2d,2e,2fが流体密に画成されており、こ
れらの圧力室に対して圧縮空気を選択的に供給・排出し
て、変速機の操作を行う。
された電磁弁MVA.MVB,MVC,MVa,MV
b,MVcによって行われる。例えば、ニュートラル位
置N2にある各アクチュエータ1,2を第1速度位置F1
に作動させるには、電磁弁MVAを励磁して圧縮空気
をアクチュエータ2の圧力室2dに供給し、さらに電磁
弁MVaを励磁して圧縮空気をアクチュエータ1の圧力
室1eに供給する。また、ニュートラル位置N2 にある
各アクチュエータ1,2をリバース位置R1 に作動させ
るには、電磁弁MVAを励磁して圧縮空気をアクチュエ
ータ2の圧力室2dに供給し、さらに電磁弁MVbを励
磁して圧縮空気をアクチュエータ1の圧力室1dに供給
する。
に陥った場合にも、車両を移動させることができるよう
にするために、各電磁弁は一対ずつからなるデュアルタ
イプとし、一対のうちの一方が故障したときに、他方の
電磁弁を作動させることにより、両アクチュエータ1,
2を作動させ、車両を移動させることができるようにな
っている。
磁弁を備えた変速機操作装置を示す断面図である。この
装置では、各電磁弁がいずれも同様の一対からなってお
り、電磁弁MVAについて説明すると、左側のリテーナ
7を挿着しているハウジングの孔H1と右側のリテーナ
7を挿着している孔H2とを連通路Hgで互いに連通さ
せるとともに、該連通路Hgと圧力室Hcとが通路Hh
を介して連通可能である。そして、通路Hgと通路Hh
との会合部には、切換弁11が設けられている。この切
換弁11は、シャトル形の切換弁体11aを有し、該切
換弁体11aが通路Hhの下方で左右に摺動可能に配置
され、図に示すように通路Hhに対し左側にあるときに
は右側の孔H2を圧力室Hcに連通させ、通路Hhに対
し右側にあるときには左側の孔H1を圧力室Hcに連通
させる。
弁MV1が非励磁状態で右側の電磁弁MV2のソレノイ
ドSOが励磁されると、電磁弁体14が下方に移動し、
シート14aがリテーナ7から離反するとともに、シー
ト14bがコア15に当接する。したがって、エアタン
ク25の圧縮空気は、インレットポート16、通路1
2、右側のパイロット通路7bを介して圧力室Heに至
り、通路7aを介して孔H2に供給されるので、切換弁
11のシャトル形弁体11aを図10に示すように左方
向へ移動させ、孔H1と圧力室Hcとの間を閉塞すると
ともに、孔H2と圧力室Hcとを連通させる。したがっ
て、圧縮空気は、圧力室Hcに供給され、バルブリフタ
4を押し上げ、リテーナ6との間に配置したスプリング
SP1の付勢力に抗して弁体3が弁座9から離れて開成
する。この開成でエアタンク25の圧縮空気は、入力室
Haから出力室Hbに供給され、さらに出力ポート17
を介してアクチュエータ2の圧力室2dへ供給される。
磁されると、スプリングSP3によって電磁弁体14が
図10に示す位置に復帰し、排気通路15aが開成され
る。したがって、孔H2の圧縮空気は大気に排出され、
この排出に伴ってバルブリフタ4がスプリングSP2の
付勢力によって復帰する。これにより、アクチュエータ
2の圧力室2d内の圧縮空気は、アウトレットポート1
7、出力室Hb、排気通路4a、排気通路10を介して
大気に放出される。左側の電磁弁MV1のソレノイドS
Oのみが励磁されると、電磁弁MV2と同様の構造であ
る左側の電磁弁MV1を通じて圧縮空気が孔H1へ送ら
れ、切換弁11のシャトル形弁体11aを図10に示す
のとは逆に右方向へ移動させ、電磁弁MV1を通じて圧
縮空気がアクチュエータ2の圧力室2dへ供給される。
速機操作装置は、切換弁1が通路Hgの方向に摺動する
シャトル形の切換弁体11aを有するダブルチェックバ
ルブであり、切換弁体11aが通路内に引掛かり易く、
使用し難く、加工も複雑で、大きなスペースを必要とす
るという問題点があった。
たものであって、その目的とするところは、電磁弁間に
配置した切換弁の引っ掛かりがなく、使用し易く、加工
も容易であり、大きなスペースを必要とせず、組立てが
容易な変速機操作装置を提供することにある。
に、本発明は、シリンダハウジングのシリンダ穴に摺動
自在に嵌合し圧力室を画成するピストンを有するアクチ
ュエータを備え、前記圧力室に対する流体圧の給排を行
うための予備を含む複数の電磁弁と、該複数の電磁弁を
互いに連通させる連通路に配置した切換弁とを設け、前
記ピストンの摺動に伴う操作力でレバーを回動させて変
速機の操作を行う変速機操作装置において、前記切換弁
には前記圧力室に通ずる出力通路が連通し前記連通路内
に形成された切換弁室と、該切換弁室に収容した盤状の
切換弁体とを設け、前記切換弁室には対向配置した対の
弁座を形成し、前記切換弁体には前記対の弁座にそれぞ
れ対向し互いに背向配置した両シート面を形成し、供給
される流体圧で前記切換弁体が前記対の弁座のいずれに
も選択的に着座可能なことを特徴とする。
操作装置について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。図1は本発明の実施の形態に係る変速機操作装置の
要部を示した模式図であり、図2は図1のセレクト操作
用アクチュエータとシフト操作用アクチュエータを示す
一部破断平面図、図3は図2のセレクト操作用アクチュ
エータを拡大し破断位置を変えて示した破断平面図であ
る。
チュエータ1と、セレクト操作用アクチュエータ23と
を備えている。シフト操作用アクチュエータ1は図9に
示した従来のものと実質的に同じなので対応部分に同一
符号を付けてある。シフト操作用アクチュエータ1及び
セレクト操作用アクチュエータ23は、共通のエアタン
ク25から供給される圧縮空気によって作動する。
シフト操作用アクチュエータ1にあっては共通路19及
びそれぞれの出力通路19a,19b,19cを経由し
て各圧力室1e,1d,1fへそれぞれの電磁弁MV
a,MVb,MVcを介して供給され、セレクト操作用
アクチュエータ23にあっては共通路26及びそれぞれ
の出力通路27a,27b,28a,28bを経由し各
圧力室21a,21b,22a,22bへそれぞれの電
磁弁MVA,MVB,MVCを介して供給される。各電
磁弁は、いずれもソレノイドの非励磁状態(オフ)で対
応する圧力室を大気に開放し、励磁状態(オン)で対応
する圧力室をエアタンク25に連通させる。各電磁弁の
制御はコントローラ34によって行われる。
クチュエータ1とセレクト操作用アクチュエータ23と
はシフトパターンCに対応するように配置されている。
従って、シフト操作用アクチュエータ1のメインピスト
ン1bがシリンダ穴の中間位置にあるときにのみ、セレ
クト操作用アクチュエータ23は作動可能である。セレ
クト操作用アクチュエータ23から操作力を受けるレバ
ー35がシフトパターンCのニュートラル位置N1 ,N
2 ,N3 ,N4 のいずれかに対応する位置にあるときに
のみ、シフト操作用アクチュエータ1は作動が可能であ
る。
3及び図4に示すように、第1のシリンダ穴31a,3
1b及び第2のシリンダ穴32a,32bを並列的に形
成したシリンダハウジング40と、該第1のシリンダ穴
31a,31bに摺動自在に嵌合して両端に圧力室21
a,21bを画成する第1のピストン51と、第2のシ
リンダ穴32a,32bに摺動自在に嵌合して両端に圧
力室22a,22bを画成する一対の第2のピストン5
2,52と、該両ピストン51,52から操作力を受け
て該操作力を図示しない操作レバーへ伝達するレバー3
5とを備え、該レバー35の回動中心であるレバー軸2
4から第1のピストン51までの距離よりも第2のピス
トン52までの距離を大きくしてある。
ブロック41及び第2のブロック42と中間にある第3
のブロック43とを備え、第3のブロック43の両隔壁
44a,44bの外面に第1のブロック41及び第2の
ブロック42を固着して互いに組み合わされて構成さ
れ、図3に示すように第1のブロック41及び第2のブ
ロック42にはエアタンク25に接続されるインレット
ポート16、16があり、これらのインレットポート1
6、16を各電磁弁MVA,MVB,MVCに連通させ
る供給通路12が第1のブロック41、第2のブロック
42及び第3のブロック43を通じて開けられている。
第1のシリンダ穴31a,31bの両端延長上の第1の
ブロック41及び第2のブロック42部分にはそれぞれ
止まり穴46a,46bが一対ずつ開けられ、該各止ま
り穴46a,46bと対応する圧力室21a,21bと
を連通させる出力通路27a,27bが第1のブロック
41及び第2のブロック42に開けられている。そし
て、止まり穴46a,46bに挿入して取付けられたそ
れぞれの電磁弁MVA,MVBを介してエアタンク25
内の圧縮空気がそれぞれの圧力室21a,21bへ供給
される。
ダ穴31a,32aの一端側から外れた位置における第
1のブロック41の部分にも同様の一対の止まり穴47
が開けられ、この止まり穴47と第2のシリンダ穴32
aの圧力室22aとを連通させる出力通路28aが第1
のブロック41部分に開けられ、止まり穴47と他端側
の圧力室22bとを連通させる出力通路28bが第1の
ブロック41、第2のブロック42及び第3のブロック
43を通じて開けられている。止まり穴47に挿入して
取付けられた共通の電磁弁MVCをオンとすることによ
り、エアタンク25内の圧縮空気がそれぞれの出力通路
28a,28bを経て両端の圧力室22a,22bへ同
時に供給されるようになっている。
に示すように、第1のブロック41と第3のブロック4
3との相互当接面側に第1のシリンダ穴31aの内周に
沿った座ぐり穴40aが開けられ、第2のブロック42
のシリンダ穴31bにも同様の座ぐり穴があり、各座ぐ
り穴40aに断面がY字形の環状パッキン56及びリテ
ーナ57を嵌入させ、環状パッキン56によって第1の
ピストン51の外周をシールし、環状パッキン56を第
3のブロック43の壁面及びリテーナ57で押さえてい
る。
のシリンダ穴32a,32bは、それぞれ第1のブロッ
ク41及び第2のブロック42に対称的にほぼ平行に形
成されている。第1のピストン51及び第2のピストン
52,52は、いずれもほぼ対称的に機械構造用炭素鋼
又は合成樹脂材料にて造られ、それぞれのシリンダ穴3
1a,31b,32a,32bに摺動自在に嵌合すると
ともに、第3のブロック43の対応する隔壁44a,4
4bを貫通して両隔壁44a,44b間に一部が出てお
り、該両隔壁間に出ている部分にレバー35を押圧する
ための押圧面を備えている。
され、該レバー軸24を中心にして回動自在であり、第
1のピストン51に係合しその両押圧面51c,51c
(図5参照)間にある第1の受け部35aと、第2のピ
ストン52に係合しその両押圧面52c,52c間にあ
る第2の受け部35bとを有し、両受け部に接触する第
1のピストン51及び第2のピストン52から直接的に
押圧力を受ける。第1の受け部35a及び第2の受け部
35bは、円板形をしており、外周の受け面で各ピスト
ン51,52から押圧力を受ける。また、第1の受け部
35aと第2の受け部35bとの間には位置センサ54
が固着されている。
置の括れ部51aを一体に有し、該括れ部51aに図示
しない切欠きがあり、該切欠き内にレバー35の第1の
受け部35aが入っており、該切欠きの端面が第1の受
け部35aに当接してレバー35を回動させる。
aと隔壁44a,44bのうちの対応するものを貫通す
る内向きの突起52bとを一体に有し、ピストン本体5
2aが対応する隔壁44a,44b又は第2のシリンダ
穴32a,32bの端面に当たった位置で選択的に止ま
り、レバー35の位置決めをするためのストッパの役割
を兼ねている。そして、第2のピストン52は、突起5
2bの内端が押圧面52cとされ、受圧面積が第1のピ
ストン51よりも大きく、全長が第1のピストン51よ
りも短く寸法設定されている。
中間位置で半径方向へ折れ曲がった折曲孔52dが開け
られ、この折曲孔52dは突起52bの先端面及び外周
において開口している。この折曲孔52dは、圧力室2
2a,22bに圧縮空気が供給されて第2のピストン5
2が摺動する時に、第2のシリンダ穴32a,32bの
内周面と第2のピストン52の外周面との間の隙間にあ
る空気を逃がして、第2のピストン52を円滑に摺動さ
せるためのものである。
21aに対する流体圧の給排を行うための電磁弁MVA
として、図6に示すように、対をなす電磁弁MV1,M
V2を用い、他の電磁弁MVB,MVCについても同様
であり、電磁弁MVAについて説明すると、電磁弁MV
Aは、対の電磁弁MV1,MV2を互いに連通させる連
通路60に配置した切換弁61を設け、切換弁61には
対応する圧力室21aに通ずる出力通路27aが連通し
連通路60内に形成された切換弁室62と、該切換弁室
62に収容した盤状の切換弁体63とを設けてある。
対向配置した対の弁座62a,62bを形成し、切換弁
体63には対の弁座62a,62bにそれぞれ対向し互
いに背向配置した両シート面63a,63bを形成し、
供給される流体圧で切換弁体63が対の弁座62a,6
2bのいずれにも選択的に着座可能になっている。そし
て、電磁弁MVAは、図5及び図6に示すように、個別
の板状取付部材58で支持し、複数のボルト59をねじ
込んで個別の板状取付部材58をハウジング40に固着
して装着され、図10に示した従来ものと比較して内部
には特に差異がないので、その詳細な説明は省略する。
一対の電磁弁MVA1,MVA2の出力孔27,27の
間には連通路60があり、この連通路60の途中に切換
弁61が配置されている。
作装置に使用する切換弁体を示す平面図、図8は図7の
X−X線断面図である。切換弁体63は、円形の鉄板6
4を芯材とし、該鉄板64の両面をゴム材65で覆って
構成されており、外周に半径方向に半円形状輪郭にて突
出した複数の鉄突起64aとゴム突起65aとを有し、
切換弁室62内にあって上下動し、等角度間隔の隣合う
各突起の間に流体通路を形成する。
る両シート面63a,63bが互いに面対称にて形成さ
れている。鉄板64は、外周の3箇所に等角度間隔にて
半径方向に突出した鉄突起64aを一体に有し、中央の
貫通孔64bが開けられており、この貫通孔64bがゴ
ム材65で満たされている。鉄突起64aは、ゴム突起
65aよりも小型であって、切換弁体63の半径方向の
突出寸法がゴム突起65aよりも小さくなるように寸法
設定されている。
換弁体63が切換弁室62の下側の弁座62bに当接し
ている時には、出力通路27aから遠い側の電磁弁MV
2が該出力通路27aに連通し、切換弁体63が切換弁
室62の上側の弁座62aに当接している時には、出力
通路27aに近い側の電磁弁MV1が出力通路27aに
連通し、いずれにしても圧力室21aへの圧縮空気の供
給を可能にする。
装置の動作について説明する。各電磁弁MVA,MV
B,MVCが消磁されて各圧力室21a,21b,22
a,22bが大気に開放された状態で、クラッチペダル
を踏み込み、シフトレバー39をシフトパターンCの位
置N1 に置くと、図2〜図4において、共通の電磁弁M
VCは消磁状態のままで第2のピストン52,52の両
端の圧力室22a,22bが大気に開放されていて、第
2のピストン52,52が第2の圧力室22a,22b
の端面に当たって止まっている。左側の電磁弁MVAが
励磁状態とされ、エアタンク25から圧縮空気が左側の
第1の圧力室21aへ供給されて、第1のピストン51
が第1の受け部35aを右方向へ押圧し、第1の受け部
35aが第1のピストン51の押圧面51cに当たって
いる状態で第2の受け部35bが右側の第2のピストン
52の押圧面52cに当たった位置でレバー35が止ま
る。この止まった位置は、シフトパターンCの位置N1
に対応する位置S1 である。この位置S1 は位置センサ
54によって検出され、この位置S1 で位置F1 又は位
置R1 へのシフト操作が可能になる。位置センサ54に
より検出された検出信号がコントローラ34に入り、電
磁弁MVAが消磁状態にされ、第1の圧力室21aが大
気に開放される。
39をシフトパターンCの位置N1から位置N2 を経て
位置F2 に移動させた場合には、共通の電磁弁MVCが
励磁状態になり、エアタンク25から第2のピストン5
2の両端の圧力室22a,22bに同時に圧縮空気が供
給され、所定の短時間経過後に、電磁弁MVAがオンと
なり、左側の第2の圧力室22aへ圧縮空気が供給され
る。これにより、圧縮空気の作用によって、先ず、左右
の第2のピストン52,52が相互に接近する方向に摺
動し、右側の第2のピストン52が第2の受け部35b
を押圧してレバー35を時計方向に回動させ、隔壁44
bに当たったところで止まる。この間、第1の圧力室2
1aの圧縮空気に基づく第1のピストン51の押圧力に
よるトルクよりも第2のピストン52の左方向への押圧
力によるトルクの方が大きいので、レバー35は時計方
向へ回動するのである。このようにして回動したレバー
35が止まった位置S2 がシフトパターンCの位置N2
に対応する。
れ、その検出信号がコントローラ34に入り、コントロ
ーラ34からの出力信号でシフト操作用アクチュエータ
24によるシフトパターンCの位置F2 へのシフト操作
がなされる。その後、各電磁弁MVA,MVB,MVC
が消磁状態にされ、各圧力室が大気に開放される。共通
の電磁弁MVCを励磁状態にしてから所定の短時間経過
後に、左側の電磁弁MVAをオンとするのは、レバー3
5のオーバーランを防止するためである。
レバー39をシフトパターンCの位置F2 から位置N2
及び位置N3 を経て位置F3 に移動させた場合、先ず、
シフト操作用アクチュエータ24によるシフトパターン
Cの位置F2 から位置N2 へのシフト操作がなされる。
次いで、共通の電磁弁MVCが励磁状態になり、エアタ
ンク25から第2のピストン52の両端の圧力室22
a,22bに同時に圧縮空気が供給され、所定の短時間
経過後に、右側の電磁弁MVBがオンとなり、右側の第
1の圧力室21bへ圧縮空気が供給される。これによ
り、圧縮空気の作用によって左右の第2のピストン52
が相互に接近する方向に摺動し隔壁44a,44bに当
たったところで止まり、第1のピストン51が第1の受
け部35aを押圧してレバー35を時計方向に回動さ
せ、第2の受け部35bが左側の第2のピストン52に
当たったところで止まる。
に基づく第1のピストン51の押圧力によるトルクより
も第2のピストン52の右方向への押圧力によるトルク
の方が大きいので、レバー35は第2の受け部35aが
左側の第2のピストン52に当たって止まるのである。
このようにして回動したレバー35が止まった位置S3
がシフトパターンCの位置N3 に対応する。位置S3 が
位置センサ54によって検出され、その検出信号がコン
トローラ34に入り、コントローラ34からの出力信号
で、シフト操作用アクチュエータ24によるシフトパタ
ーンCの位置F3 へのシフト操作がなされる。その後、
各電磁弁MVA,MVB,MVCが消磁状態にされ、各
圧力室が大気に開放される。
レバー39をシフトパターンCの位置F3 から位置N3
及び位置N4 を経てF4 に移動させると、先ず、シフト
操作用アクチュエータ24によるシフトパターンCの位
置F3 から位置N3 へのシフト操作がなされる。次い
で、図9において、共通の電磁弁MVCが消磁状態のま
まで、電磁弁MVBがオンとなり、右側の第1の圧力室
21bへ圧縮空気が供給される。これにより、右側の第
1のピストン51が第1の受け部35aを押圧してレバ
ー35を時計方向に回動させ、第1の受け部35aが第
1のピストン51に、第2の受け部35bが左側の第2
のピストン52に当たったところで止まる。このように
して回動したレバー35が止まった位置S4 がシフトパ
ターンCの位置N4 に対応する。位置S4 が位置センサ
54によって検出され、その検出信号がコントローラ3
4に入り、コントローラ34からの出力信号でシフト操
作用アクチュエータ24によるシフトパターンCの位置
F4 へのシフト操作がなされる。各電磁弁MVA,MV
B,MVCが消磁状態にされ、各圧力室が大気に開放さ
れる。
れば、各電磁弁MVA,MVB,MVCは、対の電磁弁
MV1,MV2からなっているので、これらのうちのい
ずれの一方が機能不良になっても、他方を作動させる
と、圧縮空気の圧力で切換弁61で通路が自動的に切換
えられ、何ら支障なく変速機の操作を行うことができ、
第1のシリンダ穴31a,31bの内周に沿った座ぐり
穴40aが開けられ、各座ぐり穴40aに断面がY字形
の環状パッキン56を嵌入させ、該環状パッキン56に
よって第1のピストン51の外周をシールしているので
第1のピストン51を第1のシリンダ穴31a,31b
に挿入する際に、環状パッキン56のリップが挿入方向
に向かって開いた状態になるのを防ぐことができ、組立
てが容易であるという利点がある。
トン52の両端に圧力室21a,21b,22a,22
bを画成しているので、四つの位置間のセレクト操作に
対応することができ、電磁弁MVA,MVB,MVCを
シリンダハウジング40に直接的に取付け、各圧力室2
1a,21b,22a,22bへの出力通路27a,2
7b,28a,28bをシリンダハウジング40に開け
てあるので、これらに相当する配管部品を省くことがで
きる。第1のピストン51及び第2のピストン52を合
成樹脂製にすると、軽量化が容易である。
鉄突起64aを有する鉄板64を用いているので、該鉄
突起64aがゴム材65の成形時の支えになり、切換弁
室62内の弁座62a,62bが平面状であるから、加
工が容易であり、鉄突起64aの突出寸法がゴム突起6
5aの突出寸法よりも小さいので、切換弁室62内の壁
面損傷を回避することができる。
限定されるものではなく、新規事項を追加しない範囲で
種々の変形が可能である。例えば、セレクト操作用アク
チュエータ23のみならず、シフト操作用アクチュエー
タ1にも適用することができ、対をなす第2のピストン
52,52の一方を省くか、又は一端側の圧力室を省く
こともできる。更に、第1のピストン51及び第2のピ
ストン52に加えて第3のピストンを並列的に設けるこ
とにより、五つ又は六つの位置間のセレクト操作に対応
することも可能である。
弁には圧力室に通ずる出力通路が連通し連通路内に形成
された切換弁室と、該切換弁室に収容した盤状の切換弁
体とを設け、切換弁室には対向配置した対の弁座を形成
し、切換弁体には対の弁座にそれぞれ対向し互いに背向
配置した両シート面を形成し、供給される流体圧で切換
弁体が対の弁座のいずれにも選択的に着座可能なことに
より、電磁弁間に配置した切換弁の引掛かりがなく、使
用し易く、加工も容易であり、大きなスペースを必要と
せず、組立てが容易になる。また、切換弁体の両シート
面が互いに面対称にて形成されていることにより、切換
弁体の組み込みの際に間違いがなく、切換弁体の周囲に
は複数の突起を設け、隣合う突起の間に流体通路を形成
したことにより、流体通路が確実に形成される。
部を示す模式図である。
操作用アクチュエータを示す一部破断平面図である。
破断位置を変えて示した破断平面図である。
て示した破断平面図である。
いる対をなす電磁弁の間の関係を説明するための断面図
である。
用する切換弁体を示す平面図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 シリンダハウジングのシリンダ穴に摺動
自在に嵌合し圧力室を画成するピストンを有するアクチ
ュエータを備え、前記圧力室に対する流体圧の給排を行
うための予備を含む複数の電磁弁と、該複数の電磁弁を
互いに連通させる連通路に配置した切換弁とを設け、前
記ピストンの摺動に伴う操作力でレバーを回動させて変
速機の操作を行う変速機操作装置において、前記切換弁
には前記圧力室に通ずる出力通路が連通し前記連通路内
に形成された切換弁室と、該切換弁室に収容した盤状の
切換弁体とを設け、前記切換弁室には対向配置した対の
弁座を形成し、前記切換弁体には前記対の弁座にそれぞ
れ対向し互いに背向配置した両シート面を形成し、供給
される流体圧で前記切換弁体が前記対の弁座のいずれに
も選択的に着座可能なことを特徴とする変速機操作装
置。 - 【請求項2】 前記切換弁体の両シート面が互いに面対
称にて形成されていることを特徴とする請求項1に記載
の変速機操作装置。 - 【請求項3】 前記切換弁体の周囲には複数の突起を設
け、隣合う突起の間に流体通路を形成したことを特徴と
する請求項1又は請求項2に記載の変速機操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02680298A JP3748701B2 (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | 変速機操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02680298A JP3748701B2 (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | 変速機操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11230335A true JPH11230335A (ja) | 1999-08-27 |
JP3748701B2 JP3748701B2 (ja) | 2006-02-22 |
Family
ID=12203448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02680298A Expired - Fee Related JP3748701B2 (ja) | 1998-02-09 | 1998-02-09 | 変速機操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3748701B2 (ja) |
-
1998
- 1998-02-09 JP JP02680298A patent/JP3748701B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3748701B2 (ja) | 2006-02-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3331080B2 (ja) | マルチウェイバルブ | |
KR100275912B1 (ko) | 파일럿식 3포트 전환밸브 | |
KR100275913B1 (ko) | 파일럿식 5포트 밸브 | |
US5086803A (en) | Solenoid valve and manifold assembly | |
US4245671A (en) | Solenoid pilot operated valve | |
JP2001304436A (ja) | ダイヤフラム形電磁弁 | |
GB2154707A (en) | Inlet poppet valve | |
JPH11230335A (ja) | 変速機操作装置 | |
JP3181827B2 (ja) | 方向切換弁の手動操作装置 | |
JP3763184B2 (ja) | 切換弁 | |
JPH1194100A (ja) | 弁装置 | |
JPH0756349B2 (ja) | インライン式ポペット弁 | |
JPH10332006A (ja) | 切換弁 | |
JP2990367B2 (ja) | 変速用負圧ブースタ | |
WO2023176379A1 (ja) | 流路切替弁 | |
JP4195838B2 (ja) | パイロット形電磁弁 | |
JPH0835501A (ja) | 多連方向切換弁装置 | |
JP2001280519A (ja) | 3ポート電磁弁 | |
JPH07239054A (ja) | パイロット圧操作型切換弁装置の操作圧検出構造 | |
JPH0753000Y2 (ja) | 変速用負圧ブースタ | |
JPH11230111A (ja) | 流体圧アクチュエータの飛び出し防止装置 | |
JP2599482Y2 (ja) | 弁組立体 | |
KR100248444B1 (ko) | 변속기 조작장치 | |
JPH1038074A (ja) | 変速機操作装置の制御方法 | |
JP3749610B2 (ja) | ロータリバルブ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040513 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050810 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050812 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20051004 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051104 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051129 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091209 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |