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JP3181827B2 - 方向切換弁の手動操作装置 - Google Patents

方向切換弁の手動操作装置

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JP3181827B2
JP3181827B2 JP03995496A JP3995496A JP3181827B2 JP 3181827 B2 JP3181827 B2 JP 3181827B2 JP 03995496 A JP03995496 A JP 03995496A JP 3995496 A JP3995496 A JP 3995496A JP 3181827 B2 JP3181827 B2 JP 3181827B2
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Japan
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valve
manual operation
spool
directional control
valve chamber
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孝泰 日比野
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Original Assignee
CKD Corp
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Sliding Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、方向切換弁の手動
操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】方向切換弁を手動操作によって操作する
ために、手動操作装置を設けた方向切換弁が知られてい
る。
【0003】従来の手動操作装置付き方向切換弁の一例
を図8に示す。同図に示すように、この方向切換弁61
は、主弁切換部62、電磁操作部63、及び前記主弁切
換部62と電磁操作部63との間に介在された手動操作
装置としての手動操作部64とから構成されている。
【0004】主弁切換部62にはスプール65が図示の
ように右側に配置された状態と、その軸方向に移動して
左側に配置された状態とで切換配置可能に収容されてい
る。スプール65が右側に配置された状態では、供給ポ
ートPが出力ポートAに、出力ポートBが排出ポートR
2に、それぞれ接続され、スプール65が左側に配置さ
れた状態では、供給ポートPが出力ポートBに、出力ポ
ートAが排出ポートR1に、それぞれ接続されるように
なっている。スプール65の左端には供給ポートPから
の復帰圧及び復帰スプリング66の付勢力が作用し、ス
プール65は常には図の右側に配置されている。
【0005】この状態で、電磁操作部63の電磁操作力
に基づいてスプール65の右端に供給ポートPからのパ
イロット流体を作用させると、スプール65が左側に切
換配置される。
【0006】又、電源投入前の主弁切換部62の動作確
認のため、或いは停電時の主弁切換部62の動作補償の
ため等の各種事情によって、電磁操作部63に通電を行
わない状態で主弁切換部62を動作させたい場合があ
る。この場合、手動操作部64を手動操作することによ
り、電磁操作部63を作動させることなく主弁切換部6
2を動作させることが可能である。
【0007】そこで、手動操作部64について説明する
と、同手動操作部64には手動操作弁体67が上下方向
に移動可能に収容されている。手動操作弁体67の上部
には第1溝68とその上部に連続する第2溝69とが形
成され、両溝68,69に手動操作部64の本体から突
出するストッパ突起70が選択的に係合されるようにな
っている。なお、第2溝69は第1溝68よりも水平方
向の幅が大きくなるように構成されている。
【0008】手動操作弁体67には、上下方向に所定間
隔をおいて弁部71,72が一体形成され、それぞれの
弁部71,72にはシールリング73,74が嵌入され
ている。又、手動操作弁体67はスプリング75により
上方に常時付勢されているため、常にはストッパ突起7
0が第1溝68に係合されている。この状態では、供給
ポートPから供給される流体は両弁部71,72間に封
止されているため、パイロット圧はスプール65の右端
に作用しない。
【0009】一方、スプリング75の付勢力に抗して手
動操作弁体67を下方に押圧し、第2溝69とストッパ
突起70とを対応させた状態で手動操作弁体67を上下
軸線を中心として回動させると、ストッパ突起70が第
2溝69に係合した状態でロックされる。この状態で
は、供給ポートPから供給されるパイロット流体は両弁
部71,72間を通ってスプール65の右端にパイロッ
ト圧として作用する。その結果、スプール65を左側へ
切換配置することができる。
【0010】上記のようにパイロット圧をスプール65
の右端に作用させるために手動操作部64の手動操作弁
体67を下方へ押圧し、更に手動操作弁体67を上下軸
線を中心として回動させてロックさせる構造となってい
ることから、作業者が手動操作弁体67を押し続けなく
とも、スプール65を左側位置に保持させることができ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方向切換弁61においては、手動操作弁体67をロ
ックさせるべく、同手動操作弁体67を押圧して更に上
下軸線を中心として回動させる操作を行なう場合、次の
問題がある。
【0012】すなわち、手動操作弁体67をロックする
ために回動操作すると、弁部71,72も一体回動し、
シールリング73,74に異常な弾性変形が発生する。
その結果、シールリング73,74のシール機能が低下
する。
【0013】又、上記のようにシールリング73,74
に異常な弾性変形が発生した状態で手動操作弁体67の
上下方向の移動が繰り返されると、シールリング73,
74に偏摩耗が生じ、シールリング73,74のシール
機能が一層低下する。
【0014】そして、シールリング73,74のシール
機能が低下すると、供給ポートPから供給されるパイロ
ット流体が外部にリークして流体の無駄な消費になるば
かりか、スプール65を切り換えることができない等の
方向切換弁61の動作不良の発生の原因となる。
【0015】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、手動操作部位のシール部材に異
常な弾性変形や偏摩耗が生じることのない方向切換弁の
手動操作装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に係る発明では、スプールの位置に応じて
複数のポート間の連通状態を切り換える主弁切換部に対
し、パイロット流体のスプール端部への供給又は遮断を
切り換えることにより前記スプールの位置を切り換える
手動操作部を設けた方向切換弁の手動操作装置におい
て、手動操作部の本体には、一方向に延びる弁室と、該
弁室に連続して前記一方向に延び本体から外部に開口す
る収容孔とを形成し、前記弁室には、該弁室に沿って前
記一方向に移動可能な弁棒と、該弁棒に設けられ弁室内
周面をシールするシール部材とを備えた弁部材を収容
し、前記収容孔には、前記弁室の外部に配設されるとと
もに前記弁部材とは別体に形成された手動操作体を収容
し、前記弁室には、弁部材を手動操作体へ向けて付勢
し、弁部材を手動操作体に当接させる付勢部材を設け、
該付勢部材の付勢力により弁部材を一側へ移動させた状
態と、手動操作体を付勢部材の付勢力に抗して押圧する
ことにより弁部材を他側へ移動させた状態とで前記パイ
ロット流体のスプール端部への供給又は遮断を切り換え
るようにし、前記本体及び手動操作体には、前記一方向
の所定位置において手動操作体を前記弁棒の軸線を中心
として回動させた際に係合して前記所定位置にロックさ
せる係合手段を設けた。
【0017】又、請求項2に係る発明では、スプールの
位置に応じて複数のポート間の連通状態を切り換える主
弁切換部に対し、パイロット流体のスプール端部への供
給又は遮断を切り換えることにより前記スプールの位置
を切り換える手動操作部を設けた方向切換弁の手動操作
装置において、手動操作部の本体には、一方向に延びる
弁室と、該弁室に連続して前記一方向に延び本体から外
部に開口する収容孔とを形成し、前記弁室には、該弁室
に沿って前記一方向に移動可能な弁棒と、該弁棒に設け
られ弁室内周面をシールするシール部材とを備えた弁部
材を収容し、前記収容孔には、前記弁室の外部に配設さ
れるとともに前記弁部材とは別体に形成された手動操作
体を収容し、前記弁室には、弁部材を手動操作体へ向け
て付勢し、弁部材を手動操作体に当接させる付勢部材を
設け、該付勢部材の付勢力により弁部材を一側へ移動さ
せた状態と、手動操作体を付勢部材の付勢力に抗して押
圧することにより弁部材を他側へ移動させた状態とで前
記パイロット流体のスプール端部への供給又は遮断を切
り換えるようにし、前記手動操作体の下面は、前記弁部
材の上面と常に接するように構成した。
【0018】又、請求項3に係る発明では、請求項1又
は請求項2に記載の方向切換弁の手動操作装置におい
て、電磁操作力によりパイロット流体のスプール端部へ
の供給又は遮断を切り換える電磁操作部を付設し、電磁
操作部の励磁時にはパイロット流体のスプール端部への
供給状態に切り換え、電磁操作部の非励磁時にはパイロ
ット流体のスプール端部への供給状態を遮断するように
構成した。
【0019】又、請求項4に係る発明では、請求項
記載の方向切換弁の手動操作装置において、本体に対し
て手動操作体が係合手段によりロックされた状態で、前
記パイロット流体のスプール端部への供給状態に保持さ
れるように構成した又、請求項に係る発明では、請
求項に記載の方向切換弁の手動操作装置において、前
記手動操作体の回動時における回動力は、前記弁部材が
備えるシール部材に伝達不能となるように構成されてい
る。
【0020】従って、請求項に係る発明によれば、手
動操作体の不操作時には付勢部材の付勢力により弁部材
を一側へ移動させた状態となり、一方、手動操作体を付
勢部材の付勢力に抗して押圧することにより弁部材を他
側へ移動させた状態となる。そして、弁部材の上記移動
に伴って、パイロット流体のスプール端部への供給又は
遮断が切り換えられる。ここで、手動操作体が弁室の外
部に配設されるとともに手動操作体と弁部材とは別体に
構成され、付勢手段によって一方向へのみ一体移動し得
るようになっているため、手動操作体を前記一方向に延
びる軸線を中心として回動させても、弁部材が回動する
ことはない。従って、弁部材に備えられたシール部材が
回動することもなく、シール部材に異常な弾性変形や偏
摩耗が生じることが防止される。
【0021】
【0022】又、請求項に係る発明によれば、手動操
作体を弁棒の軸線を中心として回動させた際に係合手段
により手動操作体が所定位置にロックされる。従って、
手動操作体から手を離してもその位置が保持される。し
かも、手動操作体をロックさせる際にも手動操作体の回
動力は弁部材に伝達されないため、シール部材に異常な
弾性変形や偏摩耗が生じることはない。又、請求項3に
係る発明によれば、電磁操作部の電磁操作力によっても
スプールの位置を切り換えることができ、電磁操作部に
よる操作と手動操作部による操作とを選択的に行って、
好適な方向切換操作を行い得る。
【0023】更に、請求項4に係る発明によれば、本
に対して手動操作体が係合手段によりロックされた状態
で、パイロット流体のスプール端部への供給状態に保持
される。従って、手動操作体から手を離してもスプール
端部にパイロット流体が作用した状態を保持することが
できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態につき図1〜図5に従って説明する。
【0025】図1に示すように、マニホールドベースM
B上には複数の方向切換弁11が搭載されている(図1
では一つの方向切換弁11のみ図示)。この方向切換弁
11は図の左方から順に主弁切換部12、手動操作部1
3、電磁操作部14が並設された構造をなしている。
【0026】主弁切換部12は、ハウジング15及びそ
の左端を閉塞するエンドプレート16からその外形が構
成されている。ハウジング15内には左右方向に延びる
スプール孔17が形成され、同スプール孔17にはスプ
ール18が左右に摺動可能に収容されている。ハウジン
グ15にはその下面に開口する供給ポートPが形成され
るとともに、同供給ポートPを挟んで両側に排出ポート
R1,R2が形成され、これら各ポートP,R1,R2
がそれぞれ前記スプール孔17に連通されている。又、
ハウジング15にはその上面に開口する一対の出力ポー
トA,Bが形成され、それぞれ前記スプール孔17に連
通されている。
【0027】なお、供給ポートP及び排出ポートR1,
R2はマニホールドベースMBに形成された図示しない
メイン供給ポート及びメイン排出ポートにそれぞれ接続
されている。又、出力ポートA,Bは例えばシリンダ等
の流体圧機器に接続されている。
【0028】スプール18の左右両端に対応する位置に
は左室19及び右室20がそれぞれ形成され、左室19
には円筒形状のスペーサ19aが収容されている。そし
て、左室19にはスペーサ19aの内径にほぼ等しいピ
ストン21が収容され、右室20には前記ピストン21
よりも大径のピストン22が収容されている。左室19
にはピストン21を右側、即ちスプール18を押圧する
側へ付勢する復帰スプリング23が圧縮状態で収容され
ている。
【0029】ハウジング15及びエンドプレート16に
は、供給ポートPと左室19とを常時連通させ左室19
内にピストン21を右方へ付勢する復帰用流体を供給す
る復帰圧通路T1が形成されている。従って、前記ピス
トン21によりスプール18が常に右方へ押圧付勢され
ており、両ピストン21,22はスプール18と一体的
に移動するようになっている。
【0030】なお、図1に示すように、スプール18が
右側に位置する場合には、供給ポートPが出力ポートA
に、出力ポートBが排出ポートR2にそれぞれ連通さ
れ、スプール18が左側に位置する場合には、供給ポー
トPが出力ポートBに、出力ポートAが排出ポートR1
にそれぞれ連通される。
【0031】手動操作部13の本体24には上下に延び
る弁室25が形成され、弁室25には同弁室25の延び
る方向、即ち上下方向に円柱形状の弁棒26が収容され
ている。弁棒26の上部及び下部にはそれぞれ所定間隔
をおいて弁部27,28が一体形成され、弁部27,2
8にはそれぞれシール部材としてのシールリング29,
30が装着されている。弁室25の底面と下側弁部28
の下面との間には弁棒26を上方に付勢する付勢部材と
してのスプリング31が圧縮状態で収容されている。前
記弁棒26及びシールリング29,30により弁部材が
構成されている。
【0032】弁室25の上方には該弁室25に連通する
とともに本体24上面に開口し、かつ弁室25よりも大
径の収容孔32が形成されている。収容孔32に対応し
て本体24にはその右側面に開口する凹部33が形成さ
れ、同本体24右側面から凹部33に略コ字状の保持ブ
ロック34が挿入されている。
【0033】手動操作体としての操作つまみ35は前記
弁棒26とは別体に構成されている。すなわち、同操作
つまみ35は、前記収容孔32に上方から挿入され、同
操作つまみ35の側面に形成された溝部36に、前記保
持ブロック34に固着されたストッパピン37が挿入さ
れている。従って、溝部36及びストッパピン37によ
り係合手段が構成され、溝部36とストッパピン37と
の係合によって操作つまみ35が収容孔32内に保持さ
れている。
【0034】溝部36には図3〜図5に示すようにスト
ッパピン37が遊挿されており、同溝部36は、ストッ
パピン37に対し操作つまみ35の上下移動を許容する
第1溝36aと、同第1溝36aの上部に連続して形成
され、ストッパピン37に対し操作つまみ35の回動を
許容する第2溝36bとから構成されている。すなわ
ち、第2溝36bは第1溝36aよりも水平方向の幅が
大きくなるように、図4(b),図5(b)に示す如く
幅広に形成されている。
【0035】なお、操作つまみ35の上面には、同操作
つまみ35の押圧操作,回動操作を容易ならしめるため
の工具用溝35aが形成されている。又、前記弁棒2
6、弁部27,28,保持ブロック34及び操作つまみ
35は合成樹脂製であり、ストッパピン37は剛性の高
い金属製である。
【0036】上述のように弁棒26はスプリング31に
より上方に付勢されているため、操作つまみ35の下面
には弁棒26の上面が常時当接されている。そして、操
作つまみ35がその第1溝36aにストッパピン37が
保持されている位置(以下、第1位置という)と操作つ
まみ35がその第2溝36bにストッパ突起38が保持
されている位置(以下、第2位置という)との二位置を
とるのに同期して、弁棒26も第1位置及び第2位置を
切換配置されるようになっている。
【0037】前記弁室25には、前記右室20に連通す
る接続通路T2が開口されている。この接続通路T2の
弁室25の開口位置は、弁棒26が第1位置に配置され
ている場合には下側弁部28より下方に位置し、弁棒2
6が第2位置に配置されている場合には下側弁部28と
上側弁部27との間に位置するように設定されている。
【0038】なお、前記ハウジング15及び本体24に
は、前記供給ポートPを介して弁室25の上下両弁部2
7,28間に常時開口するパイロット通路T3が形成さ
れている。
【0039】電磁操作部14は、流路ブロック41と、
同流路ブロック41の上面に搭載された電磁弁部42と
から構成されている。前記本体24及び流路ブロック4
1には前記弁室25の上下両弁部27,28間に開口し
て常時前記パイロット通路T3と連通する入力通路T4
が形成されている。又、本体24及び流路ブロック41
には本体24より外部に連通して流体の排出を行なうた
めの排出通路T5が形成されている。更に、本体24及
び流路ブロック41には、前記入力通路T4又は排出通
路T5に選択的に連通される出力通路T6が形成されて
いる。出力通路T6は弁室25の弁部28下側に常時開
口されている。
【0040】電磁弁部42には、ソレノイドコイル4
3、コア44、プランジャ45を備えた公知の電磁弁4
6が収容されている。プランジャ45はスプリング47
により下方に付勢されており、ソレノイドコイル43の
非励磁時にはプランジャ45の下端に形成された弁によ
り入力通路T4と出力通路T6とを遮断するようになっ
ている。一方、ソレノイドコイル43の励磁時にはスプ
リング47の付勢力に抗してプランジャ43が上方へ移
動し、入力通路T4と出力通路T6とを連通するように
なっている。
【0041】流路ブロック41内にはスプリング48に
よって上方へ付勢された弁体49が設けられ、弁体49
は図示しない連結部材によってプランジャ45と一体移
動するように構成されている。従って、弁体49はソレ
ノイドコイル43の非励磁時には出力通路T6と排出通
路T5とを連通するようになっている。一方、ソレノイ
ドコイル43の励磁時にはプランジャ43とともに上方
へ移動し、出力通路T6と排出通路T5とを遮断するよ
うになっている。
【0042】次に、上記のように構成された第1の実施
の形態における方向切換弁11の作用を説明する。図1
に示すように、操作つまみ35が第1位置に配置され、
かつ電磁弁46のソレノイドコイル43が非励磁状態の
場合、パイロット通路T3と入力通路T4とは連通して
いるが、入力通路T4と出力通路T6とがプランジャ4
5の弁により遮断されているため、供給ポートPから供
給されるパイロット流体は出力通路T6には供給されな
い。又、出力通路T6は排出通路T5及び接続通路T2
に連通しているため、右室20の流体は接続通路T2,
弁室25,出力通路T6及び排出通路T5を介して外部
に排出される。
【0043】一方、左室19には復帰圧通路T1を介し
て供給ポートPから常に復帰用流体が供給されているた
め、ピストン21には復帰用流体及び復帰スプリング2
3の付勢力が作用する。
【0044】その結果、スプール18は右側に配置され
ている。従って、図1に示すように供給ポートPが出力
ポートAに、出力ポートBが排出ポートR2に、それぞ
れ接続される。
【0045】この状態から、電磁弁46のソレノイドコ
イル43を励磁すると、スプリング47の付勢力に抗し
てプランジャ43が上方へ移動し、入力通路T4と出力
通路T6とが連通される。又、弁体49は図示しない連
結部材によってプランジャ45と一体移動するように構
成されているため、弁体49はプランジャ43とともに
上方へ移動し、出力通路T6と排出通路T5とが遮断さ
れる。すると、供給ポートPから供給されるパイロット
流体は、パイロット通路T3,入力通路T4,出力通路
T6,弁室25及び接続通路T2を介して右室20に供
給される。
【0046】一方、左室19には復帰圧通路T1を介し
て供給ポートPから常に流体が供給されている。すなわ
ち、両室19,20に供給ポートPからの流体が供給さ
れている。ここで、ピストン22の受圧面積はピストン
21の受圧面積よりも大きく形成され、両ピストン2
1,22に供給ポートPからの流体が作用した時には復
帰スプリング23の付勢力を考慮してもピストン21の
付勢力が上回るように設定されている。
【0047】その結果、スプール18は左側に配置され
る。従って、供給ポートPが出力ポートBに、出力ポー
トAが排出ポートR1に、それぞれ接続される。又、こ
の状態から、電磁弁46のソレノイドコイル43への励
磁を解除すると、上述のとおり、スプール18が右側へ
移動復帰される。すなわち、ソレノイドコイル43への
励磁又は非励磁を選択的に行なうことにより、スプール
18が二位置に切換え配置される。
【0048】ここで、電源投入前の主弁切換部12の動
作確認のため、或いは停電時の主弁切換部12の動作補
償のため等の各種事情によって、電磁弁46のソレノイ
ドコイル43に通電を行わない状態で主弁切換部12を
動作させたい場合がある。この場合、手動操作部13を
手動操作することにより電磁操作部13を作動させるこ
となく主弁切換部12を動作させることが可能である。
【0049】すなわち、図1に示すように、操作つまみ
35が第1位置に配置され、かつ電磁弁46のソレノイ
ドコイル43が非励磁状態である場合では、上述のとお
り、スプール18は右側に配置されている。
【0050】この状態から、作業者が操作つまみ35を
第1位置から第2位置に切換え配置させる。すると、弁
棒26も操作つまみ35と一体的に第2位置に切換え配
置され、パイロット通路T3と接続通路T2とが弁室2
5を介して連通されるとともに、接続通路T2と出力通
路T6とが遮断される。その結果、供給ポートPから供
給されるパイロット流体は、パイロット通路T3,弁室
25及び接続通路2を介して右室20に供給されること
から、スプール18は左側に切換え配置される。
【0051】又、この状態から、操作つまみ35を第1
位置へ切換え配置させると、上述のとおり、スプール1
8が右側へ移動復帰される。すなわち、操作つまみ35
を第1位置又は第2位置に選択的に切換配置することに
より、スプール18が左右の二位置に切換え配置され、
電磁弁46の非励磁状態のまま主弁切換部12を動作さ
せることができる。
【0052】ここで、操作つまみ35を第1位置と第2
位置とに切り換える動作について、図3〜図5に従って
説明する。図3は操作つまみ35が第1位置に配置され
ている状態を示している。この状態では、スプリング3
1の付勢力によって弁棒26が上方に付勢され、弁棒2
6によって操作つまみ35が上方へ付勢されている。従
って、ストッパピン37が第1溝36aの底面に圧接さ
れ、操作つまみ35及び弁棒26が第1位置に保持され
る。
【0053】ここで、主弁切換部12を作動させるべく
作業者が操作つまみ35を第2位置に配置させる場合、
図4に示すように、まず作業者は操作つまみ35をスプ
リング31の付勢力に抗して下方へ押圧する。すると、
操作つまみ35とともに弁棒26が下方に一体移動し、
第1溝36aに連続して形成された第2溝36bがスト
ッパピン37に対応する高さ位置に配置される。すなわ
ち操作つまみ35及び弁棒26が第2位置に配置され
る。この状態では第1溝36aの上方に対応する第2溝
36bにストッパピン37が配置されている。
【0054】更に、図4に示す状態から操作つまみ35
をその軸線(上下方向)を中心として略90度だけ時計
回りに回動させると、第2溝36b内をストッパピン3
7が相対的に移動し、同ストッパピン37に対し第1溝
36aがその上方から所定量だけ偏倚した位置に配置さ
れる。この時、操作つまみ35と弁棒26とは互いに分
離して別体に構成されており、上下方向にスプリング3
1によって当接しているだけであるため、操作つまみ3
5を回動させても弁棒26が一体回動することはない。
【0055】そこで、作業者が操作つまみ35から手を
離すと、スプリング31の付勢力によって、図5に示す
ようにストッパピン37が第2溝36bの底面に圧接さ
れ、操作つまみ35及び弁棒26が第2位置に保持、す
なわちロックされる。
【0056】なお、操作つまみ35が第2位置にロック
されている状態から第1位置に復帰させるには、操作つ
まみ35を反時計回りに略90度だけ回動させた後、手
を離せばよい。
【0057】又、上述した操作つまみ35の押圧操作,
回動操作は、工具用溝35aにマイナスドライバ等の工
具を係合させることで容易に行われる。この工具用溝3
5aは小型化された方向切換弁11において有効に機能
する。
【0058】以上詳述したように、本実施の形態の方向
切換弁11によれば、以下の(a)〜(e)の各効果を
奏する。 (a)電源投入前の主弁切換部12の動作確認のため、
或いは停電時の主弁切換部12の動作補償のため等の各
種事情によって、電磁弁46のソレノイドコイル43に
通電しない状態で主弁切換部12を動作させたい場合、
手動操作部13を操作することにより主弁切換部12を
動作させることができる。
【0059】(b)手動操作部13を主弁切換部12と
電磁操作部14との間に介在させているので、電磁操作
部14の駆動のための配線を方向切換弁11の端部から
導入することができ、手動操作部13の操作つまみ35
の操作に際して前記配線が邪魔になるおそれがない。
【0060】(c)操作つまみ35と弁棒26とを別体
で構成していることから、操作つまみ35及び弁棒26
を第2位置にロックさせる際に、操作つまみ35をその
軸線を中心に回動させても同操作つまみ35と一体に弁
棒26が回動することはない。その結果、従来のように
弁部27,28のシールリング29,30に異常な弾性
変形が生じたり、偏摩耗が生じるおそれがない。従っ
て、手動操作部13から不用意にパイロット流体が外部
にリークして流体を無駄に消費したり、スプール18を
切り換えることができない等の方向切換弁11の動作不
良の発生を抑止することができる。
【0061】(d)弁部27,28を備えた弁棒26が
収容される弁室25は上下方向に同一径で構成されてい
る。従って、パイロット流体を確実にシールする必要の
ある弁室25の成形が極めて容易になる。
【0062】(e)上記(d)に関連して、操作つまみ
35側はパイロット流体のシールとは何ら関係がなくな
るため、収容孔32、操作つまみ35の成形を比較的粗
雑に行っても方向切換弁11の動作不良といった不都合
が生じることがなく、全体として製作が容易になる。
【0063】〔第2の実施の形態〕次に、本発明を具体
化した第2の実施の形態を図6及び図7に従って説明す
る。尚、本実施の形態は、前記第1の実施の形態の手動
操作部13、特に操作つまみ35及びそのロック機構の
構成が異なるのみであるため、第1の実施の形態と異な
る部位についてのみ説明し、第1の実施の形態と同一の
構成については同一番号を付してその説明を省略する。
【0064】本実施の形態の手動操作体としての操作つ
まみ51はその周壁から斜め上方へ延びる4つの弾性片
52が一体形成されている。そして、操作つまみ51を
本体24の上方から収容孔32に圧入すると、弾性片5
2が縮径しながら収容孔32内に収容される。操作つま
み51が収容孔32内に収容されると、弾性片52は自
身の弾性力により再び拡径するため、操作つまみ51が
収容孔32内に保持される。
【0065】収容孔32内には前記第1の実施の形態で
形成されていた凹部33は形成されておらず、代わりに
収容孔32内に水平方向に延びる突片53が本体24か
ら突出形成されている。一方、操作つまみ51には前記
第1の実施の形態で形成されていた溝部36は形成され
ておらず、代わりに操作つまみ51周壁から一方へ突出
するストッパ突起54が一体形成されている。前記突片
53及びストッパ突起54により係合手段が構成されて
いる。
【0066】そして、図7の実線で示すように操作つま
み51が第1位置に配置されている状態で、操作つまみ
51を押圧することにより第2位置に配置される。更に
図7で二点鎖線で示すように操作つまみ51をその軸線
を中心として回動させることにより、ストッパ突起54
が突片53に係合され、操作つまみ51が第2位置に保
持、すなわちロックされる。
【0067】以上のとおり、本実施の形態においても、
上記第1の実施の形態における上記(a)〜(e)と同
等の効果を得ることができ、更に以下の(f)及び
(g)の効果を奏する。
【0068】(f)第1の実施の形態で使用した保持ブ
ロック34が不要となり、第1の実施の形態よりも部品
点数を減らすことができる。 (g)操作つまみ51は本体24に対して収容孔32に
押し込むだけで組付けられるので、組付作業が容易にな
る。
【0069】尚、本発明は上記各実施の形態に限定され
るものではなく、以下のように構成することもできる。 (1)上記各実施の形態では、主弁切換部12を操作す
るために、手動操作部13及び電磁操作部14を並設し
たが、少なくとも手動操作部13が設けられていればよ
い。
【0070】(2)上記各実施の形態では、方向切換弁
11として単一の電磁弁46を用いたシングルソレノイ
ドタイプのものに具体化したが、ダブルソレノイドタイ
プに具体化して両ピストン21,22に選択的にパイロ
ット圧が付与される構成としてもよい。この場合、手動
操作部13をそれぞれに設けることができる。
【0071】(3)上記各実施の形態では、主弁切換部
12の下面に供給ポートP,排出ポートR1,R2を、
主弁切換部12の上面に出力ポートA,Bを形成した
が、各ポートP,R1,R2,A,Bはどの位置に形成
してもよい。例えば、全てのポートP,R1,R2,
A,Bを主弁切換部12の同一面に開口させることによ
り、マニホールドベースMBによる集中配管を行なうよ
うにしてもよい。
【0072】(4)弁棒26と操作つまみ35,51の
互いの対向面同士の摩擦が小さくなる工夫をしてもよ
い。例えば、対向面の少なくとも一方に研磨等を施して
摩擦抵抗を小さくしたり、対向面の少なくとも一方に摩
擦抵抗の小さな材料を固定したりコーティングを施す。
又は、弁棒26及び操作つまみ35,51の少なくとも
一方を低摩擦係数の材料で構成してもよい。これらの構
成によれば、操作つまみ35,51を回動させた際に、
弁棒26と操作つまみ35,51との間の摩擦抵抗によ
って弁棒26が回動する可能性を一層低くすることがで
きる。
【0073】(5)上記各実施の形態では、操作つまみ
35,51と保持ブロック34或いは本体24との間
に、操作つまみ35及び弁棒26を第2位置にロックす
るため、溝部36,ストッパピン37等の係合手段によ
るロック機構を設けたが、必ずしもロック機構は必要で
はない。すなわち、ロック機構がない場合においても、
作業者が操作つまみ35,51を回動操作する可能性が
考えられ、その場合にも弁棒26が一体回動することが
ないことを鑑みれば十分にシールリング29,30の保
護効果があるからである。
【0074】(6)上記各実施の形態では、弁棒26を
円柱状に構成したが、弁棒26の一部に弁棒26の回り
止め構造を採用してもよい。例えば弁棒26の上端に断
面非円形状に形成した角部を設けるとともに、その角部
の上下移動領域に対応する弁室25も前記角部の上下移
動のみを許容する形状に形成することができる。この場
合、弁棒26の回動を完全に防止することができ、シー
ルリング29,30の異常な弾性変形や偏摩耗を確実に
抑制することができる。
【0075】(7)上記各実施の形態では、弁室25に
対し収容孔32が大径となるように形成したが、弁室2
5と収容孔32とが同一の径となるように一体的に形成
してもよい。この場合、弁室25及び収容孔32の成形
が容易になる。なお、弁室25と収容孔32と同一径に
形成すると、収容孔32の径が前記実施の形態よりも小
さくなり、操作つまみ35,51も小さくなって操作し
にくくなるが、操作つまみ35,51を本体24から突
出した位置において拡大させれば操作しにくくなるとい
う問題も生じない。
【0076】(8)上記各実施の形態では、弁部材を構
成する弁棒26及び弁部27,28を一体に形成した
が、弁棒26及び弁部27,28を複数の部材により構
成してもよい。
【0077】前記各実施の形態から把握できる請求項以
外の技術的思想について、以下にその効果とともに記載
する。 (1)請求項3又は請求項4において、係合手段を、本
体から突出するストッパ突起と、手動操作体周面に形成
された第1溝と、第1溝に連続して形成され、第1溝よ
りも手動操作体周方向に長く形成された第2溝とから構
成し、ストッパ突起(ストッパピン37)を第1溝又は
第2溝に係合するようにした。この手段によれば、付勢
部材の付勢力により手動操作体の位置をストッパ突起が
第1溝又は第2溝に選択的に係合した状態に確実に保持
することができ、又容易にストッパ突起が第1溝に係合
した状態と第2溝に係合した状態とを切り換えることが
できる。
【0078】(2)請求項1において、弁部材と手動操
作体との当接面の少なくとも一方に研磨等を施して摩擦
抵抗を小さくした。請求項1において、弁部材と手動操
作体との当接面の少なくとも一方に摩擦抵抗の小さな材
料を固定したり或いはコーティングを施した。
【0079】請求項1において、弁部材と手動操作体の
少なくとも一方を低摩擦係数の材料で構成した。これら
の手段によれば、手動操作体と弁部材との当接面間の摩
擦抵抗が小さくなるため、手動操作体を回動操作しても
弁部材が回動することを一層抑制することができる。
【0080】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項に係る発
明によれば、手動操作部に設けられたシール部材に異常
な弾性変形や偏摩耗が生じることを防止することができ
る。
【0081】
【0082】又、請求項に係る発明によれば、係合手
段によるロック構造を採用したことにより、手動操作体
から手を離しても手動操作体、すなわち弁部材を所定位
置に保持することができ、手動操作が容易になる。又、
請求項3に係る発明によれば、電磁操作部の電磁操作力
によってもスプールの位置を切り換えることができ、電
磁操作部による操作と手動操作部による操作とを選択的
に行って、好適な方向切換操作を行い得る。
【0083】更に、請求項4に係る発明によれば、本
に対して手動操作体が係合手段によりロックされた状態
で、パイロット流体のスプール端部への供給状態に保持
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す方向切換弁の断面図
【図2】手動操作部の分解斜視図
【図3】(a)は手動操作部の作用を示す断面図、
(b)は(a)のI −I線断面図
【図4】(a)は手動操作部の作用を示す断面図、
(b)は(a)のII−II線断面図
【図5】(a)は手動操作部の作用を示す断面図、
(b)は(a)のIII −III 線断面図
【図6】第2の実施の形態を示す手動操作部の分解斜視
【図7】手動操作部の部分断面図
【図8】従来の方向切換弁の断面図
【符号の説明】
11…方向切換弁、12…主弁切換部、13…手動操作
部、14…電磁操作部、18…スプール、24…本体、
25…弁室、26…弁部材を構成する弁棒、29,30
…弁部材を構成するシール部材としてのシールリング、
31…付勢部材としてのスプリング、32…収容孔、3
5,51…手動操作体としての操作つまみ、36,37
…係合手段を構成する溝部及びストッパピン、53,5
4…係合手段を構成する突片及びストッパ突起、P…供
給ポート、R1,R2…排出ポート、A,B…出力ポー
ト。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプールの位置に応じて複数のポート間
    の連通状態を切り換える主弁切換部に対し、パイロット
    流体のスプール端部への供給又は遮断を切り換えること
    により前記スプールの位置を切り換える手動操作部を設
    けた方向切換弁の手動操作装置において、 手動操作部の本体には、一方向に延びる弁室と、該弁室
    に連続して前記一方向に延び本体から外部に開口する収
    容孔とを形成し、 前記弁室には、該弁室に沿って前記一方向に移動可能な
    弁棒と、該弁棒に設けられ弁室内周面をシールするシー
    ル部材とを備えた弁部材を収容し、 前記収容孔には、前記弁室の外部に配設されるとともに
    前記弁部材とは別体に形成された手動操作体を収容し、 前記弁室には、弁部材を手動操作体へ向けて付勢し、弁
    部材を手動操作体に当接させる付勢部材を設け、 該付勢部材の付勢力により弁部材を一側へ移動させた状
    態と、手動操作体を付勢部材の付勢力に抗して押圧する
    ことにより弁部材を他側へ移動させた状態とで前記パイ
    ロット流体のスプール端部への供給又は遮断を切り換え
    るようにし 前記本体及び手動操作体には、前記一方向の所定位置に
    おいて手動操作体を前記弁棒の軸線を中心として回動さ
    せた際に係合して前記所定位置にロックさせる係合手段
    を設け た方向切換弁の手動操作装置。
  2. 【請求項2】 スプールの位置に応じて複数のポート間
    の連通状態を切り換える主弁切換部に対し、パイロット
    流体のスプール端部への供給又は遮断を切り換えること
    により前記スプールの位置を切り換える手動操作部を設
    けた方向切換弁の手動操作装置において、 手動操作部の本体には、一方向に延びる弁室と、該弁室
    に連続して前記一方向に延び本体から外部に開口する収
    容孔とを形成し、 前記弁室には、該弁室に沿って前記一方向に移動可能な
    弁棒と、該弁棒に設けられ弁室内周面をシールするシー
    ル部材とを備えた弁部材を収容し、 前記収容孔には、前記弁室の外部に配設されるとともに
    前記弁部材とは別体に形成された手動操作体を収容し、 前記弁室には、弁部材を手動操作体へ向けて付勢し、弁
    部材を手動操作体に当接させる付勢部材を設け、 該付勢部材の付勢力により弁部材を一側へ移動させた状
    態と、手動操作体を付勢部材の付勢力に抗して押圧する
    ことにより弁部材を他側へ移動させた状態とで前記パイ
    ロット流体のスプール端部への供給又は遮断を切り換え
    るようにし、 前記手動操作体の下面は、前記弁部材の上面と常に接
    るように構成した方向切換弁の手動操作装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の方向切換
    弁の手動操作装置において、電磁操作力によりパイロッ
    ト流体のスプール端部への供給又は遮断を切り換える電
    磁操作部を付設し、電磁操作部の励磁時にはパイロット
    流体のスプール端部への供給状態に切り換え、電磁操作
    部の非励磁時にはパイロット流体のスプール端部への供
    給状態を遮断するように構成した方向切換弁の手動操作
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項に記載の方向切換弁の手動操作
    装置において、本体に対して手動操作体が係合手段によ
    りロックされた状態で、前記パイロット流体のスプール
    端部への供給状態に保持されるように構成した方向切換
    弁の手動操作装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の方向切換弁の手動操作
    装置において、前記手動操作体の回動時における回動力
    は、前記弁部材が備えるシール部材に伝達不能となるよ
    うに構成されている方向切換弁の手動操作装置。
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