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JPH11177511A - デジタル放送用受信再生装置 - Google Patents

デジタル放送用受信再生装置

Info

Publication number
JPH11177511A
JPH11177511A JP34534097A JP34534097A JPH11177511A JP H11177511 A JPH11177511 A JP H11177511A JP 34534097 A JP34534097 A JP 34534097A JP 34534097 A JP34534097 A JP 34534097A JP H11177511 A JPH11177511 A JP H11177511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
music
circuit system
audio
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34534097A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Kumagai
達也 熊谷
Yuji Namekata
勇司 行方
Shinji Sakurai
伸司 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichikosho Co Ltd
Original Assignee
Daiichikosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichikosho Co Ltd filed Critical Daiichikosho Co Ltd
Priority to JP34534097A priority Critical patent/JPH11177511A/ja
Publication of JPH11177511A publication Critical patent/JPH11177511A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル放送の音楽番組において放送中ある
いは放送済みの楽曲をその演奏開始点から再生する受信
再生装置を提供する。 【解決手段】 デジタル放送用受信再生装置であって、
伝送チャンネルに同調して受信データストリームを取り
出す復調回路系と、前記受信データストリームから編成
チャンネルの音声データや制御用データなどを分離する
多重分離回路系と、前記音声データを音声信号に復号す
る音声復号化回路系と、利用者との情報交換用ユーザイ
ンタフェース回路系と、これら各部を統括するシステム
制御部と、前記音声データを1曲毎の録音楽曲として録
音開始および終了点を管理しながら所定の記憶部に書き
込む録音手段と、前記ユーザインタフェースからのユー
ザ入力に従って適宜な音声データを前記記憶部から読み
出して前記音声復号化回路系に与えるための再生制御手
段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はデジタル放送用受
信再生装置に関し、特にデジタル放送の音楽番組で放送
される楽曲を録音/再生する機能を付加した受信再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在デジタル放送として、通信衛星(以
下、CS)を利用したCSデジタル多チャンネル放送が
運用されている。このCSデジタル多チャンネル放送
は、MPEG2規格に基づいた符号化圧縮技術とデータ
多重化技術を利用することで、一つのCSに搭載されて
いる複数のトランスポンダのそれぞれに割り当てられて
いる1つの伝送チャンネルに複数の編成チャンネルで放
送される番組を時間軸多重して送信している。これによ
り、1つのCSでラジオ番組とTV番組をそれぞれ10
0編成チャンネル以上放送することができる。これらの
編成チャンネルの中には音楽専門チャンネルも多く、あ
らゆるジャンルの楽曲が符号化された音声データとして
送信される。そのため、視聴者は好みの曲をいつでも、
しかも高音質で視聴できる。
【0003】このCSデジタル多チャンネル放送を受信
してその音声や映像を再生するためにIRD(Integrat
ed Receiver Decoder :統合受信復号装置)が用意され
ている。IRDはパラボラアンテナなどが捕らえた放送
電波中の放送データを処理することで、番組の音声信号
や映像信号を再生する。そして、IRDの音声出力部や
映像出力部に適宜なオーディオビジュアル(AV)機器
を接続することで、番組の音声や映像をスピーカやディ
スプレイに出力させることができる。
【0004】また、音声出力部にMD(Mini Disk )レ
コーダなどの録音装置を接続すれば、CSデジタル多チ
ャンネル放送の音声を高音質で録音することが期待でき
る。そのため、視聴者が放送楽曲を録音する場合、音声
放送時間に視聴できないので留守録音するという理由よ
りは視聴者が自分の希望する楽曲を選んで録音し、その
録音楽曲をコレクションとして後で繰り返して聞くため
という理由からの方が多い。
【0005】普通、音楽番組をエアチェックしながら希
望する楽曲を録音するとき、各楽曲の演奏の開始に先立
って紹介される曲名を確認した上で録音の準備をする。
そして、希望する楽曲をその演奏開始点から録音する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】希望する楽曲を録音す
る場合、番組表やEPG(電子番組案内)などの番組案
内を見ただけでは希望する曲のアーティスト程度は確認
できても、希望する楽曲が「番組内のどこで放送される
か」といった具体的なスケジュールまではわからない。
わかるのは「番組放送中のどこかで放送される。」とい
うことだけである。
【0007】そこで、希望する楽曲を演奏開始から録音
したい場合、聞きたくもない楽曲も含めて音楽番組の放
送内容を逐一確認し続ける必要がある。しかし、神経を
集中させて全ての放送内容を確認するのには忍耐が必要
であり、楽曲紹介をつい聞き逃してしまう場合もある。
また、楽曲名を勘違いしている場合もある。そのため、
ある楽曲の演奏が始まってからその楽曲が希望のもので
あることに気づいて、あわてて録音を開始しても中途半
端な録音状態となってしまう。したがって、視聴者がこ
の録音楽曲をコレクションとしたり、後でゆっくり聞い
たりするには大きな不満が残る。せっかく希望する楽曲
が放送されても録音し損なってしまっては元も子もな
く、いつ放送されるともわからない次の放送機会を待つ
しかない。
【0008】そこで、本発明はデジタル放送の音楽番組
において視聴者の録音したい楽曲が演奏途中であったり
演奏をすでに終了してしまっていても、その楽曲の演奏
開始点から再生し直せることができるデジタル放送用受
信再生装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のデジタル放送用
受信再生装置は以下の要件(1)〜(3)を備えること
とした。 (1)アンテナ入力から伝送チャンネルを適宜選択して
受信データストリームを取り出す復調回路系と、前記受
信データストリームから編成チャンネルを適宜選択して
符号化された音声データおよび制御用データなどを分離
する多重分離回路系と、前記音声データを復号化して音
声信号を出力する音声復号化回路系と、利用者と種々の
情報交換を行うためのユーザインタフェース回路系と、
これら各部を統括するシステム制御部とを有する。 (2)前記多重分離回路系からの前記音声データを所定
の記憶部に更新しながら書き込むための録音手段を備え
る。当該録音手段は、前記制御用データを利用して前記
音声データを1曲毎の録音楽曲として録音するために録
音開始点と録音終了点を管理する。 (3)前記記憶部から前記音声データを読み出して前記
音声復号化回路系に与えるための再生制御手段を有す
る。この再生制御手段は、前記ユーザインタフェース回
路系から再生すべき前記録音楽曲を指定する旨のユーザ
入力情報を受け取って、当該再生指定された録音楽曲を
その前記録音開始点から読み出す。
【0010】さらに、第2の発明として前記ユーザイン
タフェース回路系における録音楽曲の中で保存すべき楽
曲を指定する旨のユーザ入力に従って、当該保存楽曲が
使用するデータ領域以外をデータの書き込み可能領域と
して解放してもよい。
【0011】第3の発明における受信再生装置は、外部
接続される録音装置やアンプなど種々の音響機器などと
の信号接続形態に対応して、前記音声復号化回路系はア
ナログ音声信号とこのアナログ信号がD/A変換される
前のデジタル音声信号を出力するための出力系統をそれ
ぞれ備えることとした。
【0012】また、前記再生制御手段が前記ユーザイン
タフェース回路系から前記録音楽曲を適宜な方法で特殊
再生する旨のユーザ入力情報を受け取ると、該当する再
生モードで前記音声データを読み出して前記音声復号化
回路系に与えることとした受信再生装置を第4の発明と
している。
【0013】さらに、第5の発明は、前記多重分離回路
系が分離した符号化映像データを復号化して映像信号を
出力する映像復号化回路系を備え、前記録音手段は前記
映像データを伴った音声データを1曲毎の前記録音楽曲
として前記記憶部に記録し、前記再生制御手段は前記ユ
ーザインタフェース回路系からのユーザ入力情報に従っ
て、当該録音楽曲における適宜な前記映像データと前記
音声データを前記映像復号化回路系と前記音声複合化回
路系にそれぞれ与える受信再生装置とした。
【0014】
【発明の実施の形態】===デジタル放送システム==
= <CSデジタル多チャンネル放送システムの構成>本発
明における受信再生装置を含むデジタル放送システムの
一実施例として、CSデジタル多チャンネル放送システ
ム(以下、デジタル放送)について説明する。図1はそ
の基本構成図であり、放送局1とCS10と受信再生装
置(以下、IRD)100とで構成されている。また、
必要に応じて放送局1と電話回線50を介してデータ通
信を行うことでスクランブル解除や課金などに関するデ
ジタル放送の各種サービスを視聴者に提供することがで
きる。なお、これらの基本構成は従来のCSデジタル多
チャンネル放送システムと全く同じである。
【0015】<放送局が送信する放送データ>放送局1
は、符号化された番組の音声データや映像データあるい
は各種制御データなど多重化して番組データストリーム
とし、1つの番組を1つの編成チャンネルで放送する。
このとき必要に応じてスクランブルデータを付加する。
さらに、複数の編成チャンネルで放送する番組データス
トリームを時間軸多重して放送データストリームとす
る。そして、この放送データストリームをQPSK変調
して適宜な搬送周波数(伝送チャンネル)で送信する。
【0016】図2は、本実施例において、放送局1があ
る編成チャンネルで放送する音楽番組の番組データスト
リームを多重データの時系列構造として示したものであ
る。説明し易いように音楽番組の進行と対比させて示し
た。
【0017】音楽番組は楽曲の演奏の合間に流れる曲目
紹介などのディスクジョッキー(DJ)と放送楽曲の演
奏とを交えながら進行していく。番組データストリーム
中には時系列的に連続して送信されるDJや放送楽曲の
音声データの他に各放送楽曲の演奏開始時点と放送終了
時点にそれぞれ送信される制御データ(a)および
(b)が多重化されている。なお、ここでは音楽番組は
音声だけのラジオ放送としているが、もちろん映像デー
タも多重化されたTV放送であってもよい。
【0018】===IRDの基本的な構成と動作=== 複数の伝送チャンネルを含む放送電波はパラボラアンテ
ナなどによって捕らえられ、中間周波数(IF)信号に
変換される。IRD100はこのIF信号を処理して番
組の音声や映像を復号/出力する。
【0019】図3に本実施例におけるIRD100の構
成を示した。内部にCPU111、RAM112、RO
M113を含むマイコン本体であるIRD制御部110
は周辺各構成部に対しデータバス210や制御バス21
1を介してデータ転送や制御信号の送出を行うことでI
RD100を統括している。操作パネル151やリモコ
ン送信器152などから選局情報がユーザ入力される
と、操作制御部150はこの選局情報をIRD制御部1
10に転送する。IRD制御部110は、同調部160
を制御して、選局情報によって指定された編成チャンネ
ルを含む伝送チャンネルのIFに同調させ、このIF帯
の変調波を出力させる。この変調波はQPSK復調部1
70で放送データストリームに相当する受信データスト
リームとして復調される。
【0020】この受信データストリームは多重分離部1
80に入力され、編成チャンネル毎の番組データストリ
ームに分離される。この分離過程で必要に応じてスクラ
ンブル解除処理も行われる。さらに、選局された編成チ
ャンネルの番組データストリームから音声データや映像
データあるいは各種制御データを分離する。
【0021】ここで、制御データはデータバス210を
介してIRD制御部110に転送され適宜に処理され
る。また、多重分離された音声データや映像データは通
常そのままデコード部190に入力される。デコード部
190はMPEG2ビデオ復号化回路191とMPEG
オーディオ復号化回路192を備え、音声/映像データ
はそれぞれの復号化回路に入力されてアナログ音声信号
またはアナログ映像信号に復号されて出力される。な
お、MPEGオーディオ復号化回路192はMDレコー
ダなどのデジタルオーディオ機器との接続に対応してア
ナログ音声信号に変換する前のデジタル音声信号を出力
する系統も備えている。出力された音声信号は音声出力
端子201、202に接続されたアンプなどを介してス
ピーカに出力され、映像信号は映像出力端子200に接
続されたディスプレイから出力される。このようにし
て、番組の音声や映像をリアルタイムで視聴することが
できる。
【0022】なお、ICカードインタフェース部140
にセットされたICカード141にはCSデジタル多チ
ャンネル放送の試聴記録やスクランブル解除情報など課
金システムおよびスクランブル解除システムに関連した
データが書き込まれている。そして、適宜な通信機会に
モデム130を介して放送局1とデータ通信を行って記
録内容の転送や更新などを行う。
【0023】IRD100はCSデジタル多チャンネル
放送を受信してリアルタイムで再生する基本機能のほか
に、音楽番組で放送中の楽曲を録音しながらその録音楽
曲を演奏開始点から再生する録音/再生機能を備えてい
る。
【0024】===録音/再生機能=== IRD100の録音/再生機能をラジオ放送の楽曲を録
音/再生する場合を例として説明する。IRD100
は、多重分離部180が分離した放送楽曲の音声データ
を録音楽曲として格納するためのデータ記憶部120を
備えている。データ記憶部120としてはRAMを使用
しているが、もちろんIRD制御部110内のRAM1
12における所定容量分のメモリ空間を適宜に割り当て
てもよいし、ハードディスク装置などとしてもよい。
【0025】<放送楽曲の録音>IRD制御部110は
電源の投入や新たな編成チャンネルの選局がなされると
多重分離部180から上述した制御データ(a)および
(b)が出力されるのを監視する。制御データ(a)を
検出すると音声データの録音を開始するとともにその時
点でアクセスしているデータ記憶部120内のアドレス
を録音開始点としてRAM112に記録する。制御デー
タ(b)を検出するとその時点でアクセスしていたアド
レスを録音終了点として同じくRAM112に記録す
る。このようにして一組の録音開始点と録音終了点間に
は1曲分の放送楽曲が録音されることになる。なお、本
実施例では制御データ(b)の検出後も引き続き録音し
続けるようにしている。そして、次の制御データ(a)
が検出されると2曲目の録音楽曲として録音していく。
録音によってメモリ領域を使い果たすと古い録音楽曲の
録音領域から順々に最新の録音楽曲に更新していく。
【0026】図4は、録音楽曲の管理状況を説明するた
めに、RAM112に記録されているデータ記憶部12
0の録音開始点および録音終了点のアドレスとして示し
ている。録音楽曲は現在放送中の楽曲を0として1曲ず
つ過去に遡る毎に−1、−2・・・と番号が振られてい
る。図中で−5に対応する楽曲はその録音領域が現在録
音している楽曲の音声データによって更新中であるた
め、登録が抹消されたことを示している。そして、放送
中の楽曲が演奏を終え、この楽曲の録音終了点を記録す
るとこの録音楽曲の番号を−1に変更して、他の録音楽
曲の番号もそれぞれ−1ずつ後退させる。
【0027】<録音楽曲の再生>IRD制御部はある録
音楽曲を再生する旨のユーザ入力を操作制御部を介して
受け取ると、該当する録音楽曲の録音開始点をアクセス
し、音声データを読み出していく。この音声データはデ
コード部190に転送され、オーディオ復号化回路によ
ってこの録音楽曲が再生される。なお、IRD制御部は
再生中も時分割処理によって放送楽曲を録音し続ける。
したがって、再生楽曲として演奏途中の放送楽曲を指定
することもできる。この場合、放送楽曲が所定時間遅れ
て再生/出力されることになる。
【0028】<録音/再生機能におけるユーザインタフ
ェース>本実施例におけるIRDはユーザ入力によって
選択された録音楽曲をその録音開始点から再生するだけ
ではなく、早送り/早戻しあるいは一時停止などの特殊
再生モードも備えている。次に、利用者が各種再生モー
ドによって上述の録音/再生機能を操作するためのユー
ザインタフェースについて説明する。
【0029】図5は操作パネル151の概略図を示して
る。操作パネル151は、各種操作キー153〜156
に加え、IRDの動作状況などを表示するためのディス
プレイパネル157を備えている。もちろん、操作キー
はリモコン送信器にも配設されている。
【0030】録音楽曲を通常再生する場合、SKIPキ
ー153R、153Fを操作して希望する録音楽曲の頭
出しを行う。SKIPキー153Rを1回押すごとに放
送中あるいは再生中の楽曲に対して過去の録音楽曲の頭
に1曲ずつ遡ることができる。ディスプレイパネルには
ここに放送楽曲の録音開始点を「0」として「−1」
「―2」・・・のように頭出しされた録音楽曲の番号が
表示される。希望する楽曲番号が表示されるとすぐにそ
の録音楽曲が再生/出力される。また、再生中の楽曲よ
り後の楽曲の頭出しを行うためにはSKIPキー153
Fを希望する楽曲番号が表示されるまで押す。なお、
「0」を表示させてさらにSKIPキー153Fを押す
と現在放送中の楽曲がリアルタイムで再生される。な
お、PLAYキー156を押すと、録音楽曲の再生から
放送楽曲のリアルタイム再生に直ちに移行する。
【0031】PAUSEキー155は録音楽曲再生の一
時停止/解除を操作するためのキーである。再生中にこ
のキー155を押すと、IRD制御部はこの時点でアク
セスしていたデータ記憶部のアドレスを一時記憶して再
生動作を中断させる。もう一度押すと、一時記憶したア
ドレスから再生を開始する。また、REWキー154R
やFWキー154Fは早戻しや早送り再生のためのキー
であり、これらのキーが押されるとIRD制御部が所定
のアドレス分だけ減算あるいは加算しながら順次アクセ
スして音声データを読み出す。
【0032】===その他=== 録音楽曲は最新の放送楽曲を録音するに従って、順次更
新されていくが、ユーザ入力によって指定した録音楽曲
が使用するデータ領域を更新禁止としてこの録音楽曲を
保存してもよい。それによって、この保存楽曲を番組視
聴後などに繰り返して再生して他の録音機器にコピーす
るなど適宜に利用することができる。
【0033】また、データ記憶部をIRD制御部内のR
AMやハードディスク装置などとした場合は、メモリ空
間で連続した所定領域を音声データ記録領域とする必要
はない。録音楽曲毎に1つのファイルとしてとびとびの
アドレスに格納するなど、録音楽曲の録音開始点と録音
終了点とが録音順に従って管理されていればいかなる格
納方法を採用してもよい。なお、この場合、保存楽曲が
データ記憶部にあれば、それ以外のデータ領域は音声デ
ータ格納用も含めて他の用途に使用することができる。
【0034】上記実施例において、録音楽曲の頭出し点
をその演奏開始点としているが、再生指定した録音楽曲
の前の曲の演奏終了点としてもよい。この場合、曲間に
録音されている曲名紹介などを確認することができる。
【0035】また、録音楽曲の再生動作に外部接続され
た録音装置の録音動作を連動させることも可能である。
さらに、MDレコーダなどインデックス信号を挿入する
ことで頭出し検索が可能な機器では、IRD制御部が録
音楽曲の録音開始点や録音終了点をアクセスした時点で
このインデックス信号を発生させてMDレコーダに記録
させてもよい。
【0036】また、IRDにデコード部を2系統備えさ
せ、それぞれのデコード部から放送楽曲のリアルタイム
再生出力と録音楽曲再生出力を個別に出力させてもよ
い。それによって、リアルタイムで放送楽曲を視聴しな
がら外部録音機器に録音楽曲をコピーさせるなど様々な
利用形態に対応できる。
【0037】上記実施例において放送局は音楽番組の放
送中に制御データを各楽曲の演奏開始と終了点にそれぞ
れ挿入しているが、各楽曲に連続した演奏経過時間情報
を多重化したり、1曲の放送楽曲の演奏中に複数の制御
データを断続的に挿入したりすることも当然考えられ
る。このような場合、音声データに演奏経過情報を付帯
させてデータ記憶部に録音したり、制御データを検出す
る毎にそのときアクセスしているアドレスも逐次記録し
たりしてよい。それによって、演奏開始点だけでなく時
間を指定して録音楽曲の任意の演奏時点を検索したり、
1章節など適宜な区切りを検索したりして自在に頭出し
再生ができる。
【0038】なお、上記実施例は録音についてのみ説明
したが、大容量のデータ記憶部を備えさせることでTV
放送の録画にも対応することが可能となる。
【0039】
【発明の効果】デジタル放送の音楽番組で放送される楽
曲を録音し、その録音開始点と録音終了点を演奏の開始
と終了に対応させて管理することで、聞き逃したりすで
に演奏を開始してしまったりした放送楽曲をその演奏開
始点から再生し直すことができる。
【0040】また、録音楽曲を指定して保存すること
で、この保存楽曲を後で繰り返して再生させたり、利用
者のコレクション用などとして外部録音機器にあらため
て録音し直したりすることができる。
【0041】さらに、アナログ音声信号とデジタル音声
信号の2系統の音声出力系統を備えることによって、外
部接続される音響機器に幅広く対応することが可能とな
る。また、MDレコーダやDAT(Digital Audio Tap
e) レコーダなどデジタル録音装置を外部接続すること
で高音質なデジタル録音が可能となる。
【0042】早送りや早戻しなどの特殊再生機能を備え
させることで、録音楽曲の再生モードを自由自在に選択
することができる。このため、CDプレーヤなどと同様
の感覚で録音楽曲を種々のモードで再生制御することが
できる。
【0043】なお、デジタル放送の映像データを処理す
る回路系を備えさせることで、TV番組にも対応して放
送楽曲の音声とともに映像も合わせて記録することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における受信再生装置を含むデ
ジタル多チャンネル放送システムの構成図である。
【図2】上記実施例において放送局が送信する多重デー
タの構造図である。
【図3】本発明の実施例における受信再生装置の構成図
である。
【図4】上記受信再生装置において録音楽曲の管理状況
を説明するための概略図である。
【図5】上記受信再生装置における操作パネルの概略図
である。
【符号の説明】
1 放送局 100 受信再生装置 110 IRD制御部 120 データ記憶部 151 操作パネル 180 多重分離部 190 デコード部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04H 1/02 G11B 27/02 K

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル放送用受信再生装置であって、
    つぎの要件(1)〜(3)を備える。 (1)アンテナ入力から伝送チャンネルを適宜選択して
    受信データストリームを取り出す復調回路系と、前記受
    信データストリームから編成チャンネルを適宜選択して
    符号化された音声データおよび制御用データなどを分離
    する多重分離回路系と、前記音声データを復号化して音
    声信号を出力する音声復号化回路系と、利用者と種々の
    情報交換を行うためのユーザインタフェース回路系と、
    これら各部を統括するシステム制御部とを有する。 (2)前記多重分離回路系からの前記音声データを所定
    の記憶部に更新しながら書き込むための録音手段を備え
    る。当該録音手段は、前記制御用データを利用して前記
    音声データを1曲毎の録音楽曲として録音するために録
    音開始点と録音終了点を管理する。 (3)前記記憶部から前記音声データを読み出して前記
    音声復号化回路系に与えるための再生制御手段を有す
    る。この再生制御手段は、前記ユーザインタフェース回
    路系から再生すべき前記録音楽曲を指定する旨のユーザ
    入力情報を受け取って、当該再生指定された録音楽曲を
    その前記録音開始点から読み出す。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ユーザインタフ
    ェース回路系に与えられるユーザ入力に従って録音楽曲
    の中で保存すべき楽曲を特定し、当該保存楽曲が使用す
    るデータ領域以外はデータの書き込み可能領域として解
    放することを特徴とする受信再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記音声復
    号化回路系はアナログ音声信号とこのアナログ信号がD
    /A変換される前のデジタル音声信号を出力するための
    出力系統をそれぞれ備えていることを特徴とする受信再
    生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記
    再生制御手段は、前記ユーザインタフェース回路系から
    前記録音楽曲を適宜な方法で特殊再生する旨のユーザ入
    力情報を受け取ると、該当する再生モードで前記音声デ
    ータを読み出して前記音声復号化回路系に与えることを
    特徴とする受信再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記
    多重分離回路系が分離した符号化映像データを復号化し
    て映像信号を出力する映像復号化回路系を備え、前記録
    音手段は前記映像データを伴った音声データを1曲毎の
    前記録音楽曲として前記記憶部に記録し、前記再生制御
    手段は前記ユーザインタフェース回路系からのユーザ入
    力情報に従って、当該録音楽曲における適宜な前記映像
    データと前記音声データを前記映像復号化回路系と前記
    音声複合化回路系にそれぞれ与えることを特徴とする受
    信再生装置。
JP34534097A 1997-12-15 1997-12-15 デジタル放送用受信再生装置 Pending JPH11177511A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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