JPH11156068A - 首振り式剃刀 - Google Patents
首振り式剃刀Info
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- JPH11156068A JPH11156068A JP33159197A JP33159197A JPH11156068A JP H11156068 A JPH11156068 A JP H11156068A JP 33159197 A JP33159197 A JP 33159197A JP 33159197 A JP33159197 A JP 33159197A JP H11156068 A JPH11156068 A JP H11156068A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】剃刀ヘッド1をホルダ2に支持した状態で
は、プッシャ6の頭部21の押圧部24が剃刀ヘッド1
の押圧面10により押されるため、弾性体7(圧縮コイ
ルばね)が収縮して弾性力Fが生じる。この弾性力F
は、操作部5の両連動凹部19と両支持アーム4の両連
動凸部15とを介して、両支持アーム4の回動力(支軸
11回りの矢印参照)として働く。さらに、この回動力
は、剃刀ヘッド1の両支持孔9に対し両支持アーム4の
支持突部14が係入される閉動力Pとして伝達される。
そのため、弾性体7に生じ得る弾性力Fとしては、操作
部5を前方へ押した場合の反発力ばかりではなく、プッ
シャ6による反発力も加わる。 【効果】プッシャ6という既存の部品を有効利用するだ
けの簡単な構造で、弾性体7の弾性力Fを強めて両支持
アーム4が不用意に開動しないように改良し、両支持ア
ーム4に対する剃刀ヘッド1の離脱を防止することがで
きる。
は、プッシャ6の頭部21の押圧部24が剃刀ヘッド1
の押圧面10により押されるため、弾性体7(圧縮コイ
ルばね)が収縮して弾性力Fが生じる。この弾性力F
は、操作部5の両連動凹部19と両支持アーム4の両連
動凸部15とを介して、両支持アーム4の回動力(支軸
11回りの矢印参照)として働く。さらに、この回動力
は、剃刀ヘッド1の両支持孔9に対し両支持アーム4の
支持突部14が係入される閉動力Pとして伝達される。
そのため、弾性体7に生じ得る弾性力Fとしては、操作
部5を前方へ押した場合の反発力ばかりではなく、プッ
シャ6による反発力も加わる。 【効果】プッシャ6という既存の部品を有効利用するだ
けの簡単な構造で、弾性体7の弾性力Fを強めて両支持
アーム4が不用意に開動しないように改良し、両支持ア
ーム4に対する剃刀ヘッド1の離脱を防止することがで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、剃刀ヘッドとこ
れを首振り可能に支持するホルダとを備えた首振り式剃
刀に関するものである。
れを首振り可能に支持するホルダとを備えた首振り式剃
刀に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特公平3ー52319号公
報にかかる首振り式剃刀においては、同公報の図面に示
すように、ホルダー1の頭部1aの左右両側に両支持ア
ーム2が支軸15により回動可能に支持されているとと
もに、この両支持アーム2間でホルダー1の頭部1aに
押しボタン16が前後方向へ移動可能に支持され、この
押しボタン16がスプリング17により後方へ付勢され
て両支持アーム2が互いに閉動している。この押しボタ
ン16をスプリング17の弾性力に抗して前方へ押す
と、両支持アーム2が互いに開動する。ホルダー1の頭
部1aの前外側へ突出する両支持アーム2の鉤部2a間
でプッシャ5が支持されている。プッシャ5が替刃カー
トリッジ9の押接面12に圧接されるとともに、両支持
アーム2の鉤部2aが替刃カートリッジ9の両支持孔1
0に係入された状態で、両支持アーム2がこの両支持孔
10を中心に傾動する。
報にかかる首振り式剃刀においては、同公報の図面に示
すように、ホルダー1の頭部1aの左右両側に両支持ア
ーム2が支軸15により回動可能に支持されているとと
もに、この両支持アーム2間でホルダー1の頭部1aに
押しボタン16が前後方向へ移動可能に支持され、この
押しボタン16がスプリング17により後方へ付勢され
て両支持アーム2が互いに閉動している。この押しボタ
ン16をスプリング17の弾性力に抗して前方へ押す
と、両支持アーム2が互いに開動する。ホルダー1の頭
部1aの前外側へ突出する両支持アーム2の鉤部2a間
でプッシャ5が支持されている。プッシャ5が替刃カー
トリッジ9の押接面12に圧接されるとともに、両支持
アーム2の鉤部2aが替刃カートリッジ9の両支持孔1
0に係入された状態で、両支持アーム2がこの両支持孔
10を中心に傾動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この首振り式剃刀にお
いては、替刃カートリッジ9の両支持孔10に係入され
た両支持アーム2の鉤部2aが有する閉動力は、主に、
スプリング17の弾性力により決まる。ところが、万
一、このスプリング17の弾性力に抗して押しボタン1
6が不用意に押されると、両支持アーム2が開いて替刃
カートリッジ9が離脱するおそれがある。このスプリン
グ17に生じ得る弾性力は、押しボタン16を前方へ押
した場合の反発力のみである。
いては、替刃カートリッジ9の両支持孔10に係入され
た両支持アーム2の鉤部2aが有する閉動力は、主に、
スプリング17の弾性力により決まる。ところが、万
一、このスプリング17の弾性力に抗して押しボタン1
6が不用意に押されると、両支持アーム2が開いて替刃
カートリッジ9が離脱するおそれがある。このスプリン
グ17に生じ得る弾性力は、押しボタン16を前方へ押
した場合の反発力のみである。
【0004】本発明は、首振り式剃刀で既存の部品を利
用してスプリングの弾性力を強めて両支持アームが不用
意に開動しないように改良することを目的にしている。
用してスプリングの弾性力を強めて両支持アームが不用
意に開動しないように改良することを目的にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】後記実施形態の図面(図
1〜3)の符号を援用して本発明を説明する。本発明に
かかる首振り式剃刀は、下記のように構成されている。
1〜3)の符号を援用して本発明を説明する。本発明に
かかる首振り式剃刀は、下記のように構成されている。
【0006】剃刀ヘッド(1)とこれを首振り可能に支
持するホルダ(2)とを備えている。このホルダ(2)
で操作部(5)を移動させて両支持アーム(4)を回動
させることにより、この両支持アーム(4)を開閉動さ
せて剃刀ヘッド(1)を両支持アーム(4)に対し係脱
可能にしている。
持するホルダ(2)とを備えている。このホルダ(2)
で操作部(5)を移動させて両支持アーム(4)を回動
させることにより、この両支持アーム(4)を開閉動さ
せて剃刀ヘッド(1)を両支持アーム(4)に対し係脱
可能にしている。
【0007】前記操作部(5)に対しプッシャ(6)を
移動可能に支持するとともに、この操作部(5)とプッ
シャ(6)との間に弾性体(7)を支持している。両支
持アーム(4)に対し剃刀ヘッド(1)を支持してプッ
シャ(6)を剃刀ヘッド(1)に当接させた状態で、プ
ッシャ(6)が剃刀ヘッド(1)により押さえられて生
じる前記弾性体(7)の弾性力(F)が、操作部(5)
と両支持アーム(4)との間の連動部(19,15)を
介して両支持アーム(4)に対する閉動力(P)として
伝達されるようにしている。
移動可能に支持するとともに、この操作部(5)とプッ
シャ(6)との間に弾性体(7)を支持している。両支
持アーム(4)に対し剃刀ヘッド(1)を支持してプッ
シャ(6)を剃刀ヘッド(1)に当接させた状態で、プ
ッシャ(6)が剃刀ヘッド(1)により押さえられて生
じる前記弾性体(7)の弾性力(F)が、操作部(5)
と両支持アーム(4)との間の連動部(19,15)を
介して両支持アーム(4)に対する閉動力(P)として
伝達されるようにしている。
【0008】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施形態にかかる
首振り式剃刀を図面を参照して説明する。首振り式剃刀
は、図2(a)及び図3(a)に示すように、剃刀ヘッ
ド1とこれを首振り可能に支持するホルダ2とを備えて
いる。図1(a)(b)に示すように、このホルダ2の
頭部3内には、後で詳述する両支持アーム4と操作部5
とプッシャ6と弾性体7とを備えている。
首振り式剃刀を図面を参照して説明する。首振り式剃刀
は、図2(a)及び図3(a)に示すように、剃刀ヘッ
ド1とこれを首振り可能に支持するホルダ2とを備えて
いる。図1(a)(b)に示すように、このホルダ2の
頭部3内には、後で詳述する両支持アーム4と操作部5
とプッシャ6と弾性体7とを備えている。
【0009】<前記剃刀ヘッド1>図2(a)(b)及
び図3(a)(b)に示すように、この剃刀ヘッド1の
表側(上側)で二枚の刃体8が前側へ露出し、その裏側
(下側)において左右両側(刃体8の刃先延設方向であ
る左右方向の両側)に支持孔9(支持部)が形成されて
いるとともに、この左右両支持孔9間で押圧面10が形
成されている。
び図3(a)(b)に示すように、この剃刀ヘッド1の
表側(上側)で二枚の刃体8が前側へ露出し、その裏側
(下側)において左右両側(刃体8の刃先延設方向であ
る左右方向の両側)に支持孔9(支持部)が形成されて
いるとともに、この左右両支持孔9間で押圧面10が形
成されている。
【0010】<前記両支持アーム4>この両支持アーム
4は、前記ホルダ2の頭部3内の左右両側で固定中心支
軸11により回動可能に支持され、この両支軸11から
延設された支持腕部12と連動腕部13とからなる。こ
の両支持腕部12の先端部は、ホルダ2の頭部3の前部
から外側へ突出し、その外側で相対向する支持突部14
(支持部)を有している。ホルダ2の頭部3内において
この両連動腕部13の先端部には連動凸部15(連動
部)が両支軸11間で相対向して形成されている。この
両支持アーム4が両支軸11を中心に回動すると、両支
持腕部12の支持突部14が互いに接近離間して開閉動
する。
4は、前記ホルダ2の頭部3内の左右両側で固定中心支
軸11により回動可能に支持され、この両支軸11から
延設された支持腕部12と連動腕部13とからなる。こ
の両支持腕部12の先端部は、ホルダ2の頭部3の前部
から外側へ突出し、その外側で相対向する支持突部14
(支持部)を有している。ホルダ2の頭部3内において
この両連動腕部13の先端部には連動凸部15(連動
部)が両支軸11間で相対向して形成されている。この
両支持アーム4が両支軸11を中心に回動すると、両支
持腕部12の支持突部14が互いに接近離間して開閉動
する。
【0011】<前記操作部5>この操作部5は、ホルダ
2の頭部3内において前記両支持アーム4の連動腕部1
3間で、前後方向へ移動可能に挿嵌されている。この操
作部5の後部には指当て部16が形成され、ホルダ2の
頭部3の後部から突出している。この操作部5の前部内
には案内孔17が前後方向へ延びるように形成され、そ
の前側で開放されている。この操作部5の前部上側には
ストッパ孔18が前後方向へ延びるように形成され、そ
の下側で案内孔17に連通している。この操作部5の左
右両側部には連動凹部19(連動部)が形成されてい
る。この両連動凹部19には前記両支持アーム4の連動
凸部15が係合されている。この操作部5は、ホルダ2
の頭部3内に形成された前後両ストッパ面20a,20
b間の範囲で前後方向へ移動する。この操作部5と両支
持アーム4との間の両連動凹凸部19,15は、両支持
アーム4の回動中心線11aを共に含む面に対し直交し
且つ一方の回動中心線11a及び他方の回動中心線11
aを通る互いに平行な両境界面A間の内側範囲Sに設け
られている。
2の頭部3内において前記両支持アーム4の連動腕部1
3間で、前後方向へ移動可能に挿嵌されている。この操
作部5の後部には指当て部16が形成され、ホルダ2の
頭部3の後部から突出している。この操作部5の前部内
には案内孔17が前後方向へ延びるように形成され、そ
の前側で開放されている。この操作部5の前部上側には
ストッパ孔18が前後方向へ延びるように形成され、そ
の下側で案内孔17に連通している。この操作部5の左
右両側部には連動凹部19(連動部)が形成されてい
る。この両連動凹部19には前記両支持アーム4の連動
凸部15が係合されている。この操作部5は、ホルダ2
の頭部3内に形成された前後両ストッパ面20a,20
b間の範囲で前後方向へ移動する。この操作部5と両支
持アーム4との間の両連動凹凸部19,15は、両支持
アーム4の回動中心線11aを共に含む面に対し直交し
且つ一方の回動中心線11a及び他方の回動中心線11
aを通る互いに平行な両境界面A間の内側範囲Sに設け
られている。
【0012】<前記プッシャ6>このプッシャ6は、前
側の頭部21と後側の尻部22とからなり、この尻部2
2で前記操作部5の案内孔17にその前側から挿嵌され
ている。この尻部22の上側にはストッパ突起23が形
成され、前記操作部5のストッパ孔18に係入されてい
る。この頭部21は、前記両支持アーム4の支持突部1
4間でホルダ2の頭部3の前部から突出し、その先端部
に押圧部24を有している。プッシャ6は、そのストッ
パ突起23でストッパ孔18の前後両端部に当接し得る
範囲で、前後方向へ移動する。
側の頭部21と後側の尻部22とからなり、この尻部2
2で前記操作部5の案内孔17にその前側から挿嵌され
ている。この尻部22の上側にはストッパ突起23が形
成され、前記操作部5のストッパ孔18に係入されてい
る。この頭部21は、前記両支持アーム4の支持突部1
4間でホルダ2の頭部3の前部から突出し、その先端部
に押圧部24を有している。プッシャ6は、そのストッ
パ突起23でストッパ孔18の前後両端部に当接し得る
範囲で、前後方向へ移動する。
【0013】<前記弾性体7>この弾性体7は、圧縮コ
イルばねであって、両支持アーム4の回動中心線11a
を共に含む面に対し直交し且つ一方の回動中心線11a
及び他方の回動中心線11aを通る互いに平行な両境界
面A間の内側範囲Sで、しかも、前記両連動凹凸部1
9,15間で、前記操作部5の案内孔17に挿入されて
操作部5とプッシャ6の尻部22との間に支持されてい
る。
イルばねであって、両支持アーム4の回動中心線11a
を共に含む面に対し直交し且つ一方の回動中心線11a
及び他方の回動中心線11aを通る互いに平行な両境界
面A間の内側範囲Sで、しかも、前記両連動凹凸部1
9,15間で、前記操作部5の案内孔17に挿入されて
操作部5とプッシャ6の尻部22との間に支持されてい
る。
【0014】<図1に示すように剃刀ヘッド1をホルダ
2から分離した状態> * 図1(a)に示す状態 操作部5は後退位置にある。両支持アーム4は、操作部
5の両連動凹部19が両支持アーム4の両連動凸部15
に係合して回動し、両支持アーム4の支持突部14が互
いに接近して、閉動している。プッシャ6は弾性体7に
より押されて突出している。
2から分離した状態> * 図1(a)に示す状態 操作部5は後退位置にある。両支持アーム4は、操作部
5の両連動凹部19が両支持アーム4の両連動凸部15
に係合して回動し、両支持アーム4の支持突部14が互
いに接近して、閉動している。プッシャ6は弾性体7に
より押されて突出している。
【0015】* 図1(b)に示す状態 図1(a)に示す状態から、操作部5を前進位置へ移動
させると、両支持アーム4は、両連動凹凸部19,15
を介して回動し、両支持アーム4の支持突部14が互い
に離間して、開動する。プッシャ6は弾性体7により押
されて突出している。
させると、両支持アーム4は、両連動凹凸部19,15
を介して回動し、両支持アーム4の支持突部14が互い
に離間して、開動する。プッシャ6は弾性体7により押
されて突出している。
【0016】<図2に示すように剃刀ヘッド1をホルダ
2に支持した状態>プッシャ6の頭部21の押圧部24
が剃刀ヘッド1の押圧面10に当てがわれた状態で、前
述したように後退位置にある操作部5により両支持アー
ム4が閉動し、両支持アーム4の支持突部14が剃刀ヘ
ッド1の両支持孔9に係入されている。プッシャ6は弾
性体7により付勢されて剃刀ヘッド1を圧接する。この
圧接状態で、剃刀ヘッド1は静止位置を取る。剃刀ヘッ
ド1に使用時の力が加わると、剃刀ヘッド1は、プッシ
ャ6による圧接力に抗して両支持アーム4の支持突部1
4を中心に回動し、その静止位置を基準にして傾動す
る。
2に支持した状態>プッシャ6の頭部21の押圧部24
が剃刀ヘッド1の押圧面10に当てがわれた状態で、前
述したように後退位置にある操作部5により両支持アー
ム4が閉動し、両支持アーム4の支持突部14が剃刀ヘ
ッド1の両支持孔9に係入されている。プッシャ6は弾
性体7により付勢されて剃刀ヘッド1を圧接する。この
圧接状態で、剃刀ヘッド1は静止位置を取る。剃刀ヘッ
ド1に使用時の力が加わると、剃刀ヘッド1は、プッシ
ャ6による圧接力に抗して両支持アーム4の支持突部1
4を中心に回動し、その静止位置を基準にして傾動す
る。
【0017】<図3に示すように剃刀ヘッド1をホルダ
2から分離する途中の状態>図2に示す状態から、操作
部5を弾性体7の付勢力に抗して前進位置へ移動させる
と、前述したように両支持アーム4が開動し、両支持ア
ーム4の支持突部14が剃刀ヘッド1の両支持孔9から
離脱する。そのため、剃刀ヘッド1は両支持アーム4か
ら分離される。その後、操作部5を離すと、操作部5が
弾性体7の付勢力により後退位置に戻り、前述した図1
(a)に示す状態となる。
2から分離する途中の状態>図2に示す状態から、操作
部5を弾性体7の付勢力に抗して前進位置へ移動させる
と、前述したように両支持アーム4が開動し、両支持ア
ーム4の支持突部14が剃刀ヘッド1の両支持孔9から
離脱する。そのため、剃刀ヘッド1は両支持アーム4か
ら分離される。その後、操作部5を離すと、操作部5が
弾性体7の付勢力により後退位置に戻り、前述した図1
(a)に示す状態となる。
【0018】<本実施形態の特徴>本実施形態は下記の
特徴(後記する他の技術的思想以外)を有する。図2に
示すように剃刀ヘッド1をホルダ2に支持した状態で
は、プッシャ6の頭部21の押圧部24が剃刀ヘッド1
の押圧面10により押されるため、弾性体7(圧縮コイ
ルばね)が収縮して弾性力Fが生じる。この弾性力F
は、操作部5の両連動凹部19と両支持アーム4の両連
動凸部15とを介して、両支持アーム4の回動力(支軸
11回りの矢印参照)として働く。さらに、この回動力
は、剃刀ヘッド1の両支持孔9に対し両支持アーム4の
支持突部14が係入される閉動力Pとして伝達される。
そのため、弾性体7(圧縮コイルばね)に生じ得る弾性
力Fとしては、操作部5を前方へ押した場合の反発力ば
かりではなく、プッシャ6による反発力も加わる。従っ
て、首振り式剃刀においてプッシャ6という既存の部品
を有効利用するだけの簡単な構造で、弾性体7(圧縮コ
イルばね)の弾性力Fを強めて両支持アーム4が不用意
に開動しないように改良し、両支持アーム4に対する剃
刀ヘッド1の離脱を防止することができる。
特徴(後記する他の技術的思想以外)を有する。図2に
示すように剃刀ヘッド1をホルダ2に支持した状態で
は、プッシャ6の頭部21の押圧部24が剃刀ヘッド1
の押圧面10により押されるため、弾性体7(圧縮コイ
ルばね)が収縮して弾性力Fが生じる。この弾性力F
は、操作部5の両連動凹部19と両支持アーム4の両連
動凸部15とを介して、両支持アーム4の回動力(支軸
11回りの矢印参照)として働く。さらに、この回動力
は、剃刀ヘッド1の両支持孔9に対し両支持アーム4の
支持突部14が係入される閉動力Pとして伝達される。
そのため、弾性体7(圧縮コイルばね)に生じ得る弾性
力Fとしては、操作部5を前方へ押した場合の反発力ば
かりではなく、プッシャ6による反発力も加わる。従っ
て、首振り式剃刀においてプッシャ6という既存の部品
を有効利用するだけの簡単な構造で、弾性体7(圧縮コ
イルばね)の弾性力Fを強めて両支持アーム4が不用意
に開動しないように改良し、両支持アーム4に対する剃
刀ヘッド1の離脱を防止することができる。
【0019】〔他の実施形態〕前記実施形態以外にも下
記のように構成してもよい。前記実施形態では、両支持
アーム4の閉動により剃刀ヘッド1が両支持アーム4に
支持されるとともに、両支持アーム4の開動により剃刀
ヘッド1が両支持アーム4から離脱できるようになって
いる。逆に、両支持アーム4の開動により剃刀ヘッド1
を両支持アーム4に支持するとともに、両支持アーム4
の閉動により剃刀ヘッド1を両支持アーム4から離脱で
きるようにする。
記のように構成してもよい。前記実施形態では、両支持
アーム4の閉動により剃刀ヘッド1が両支持アーム4に
支持されるとともに、両支持アーム4の開動により剃刀
ヘッド1が両支持アーム4から離脱できるようになって
いる。逆に、両支持アーム4の開動により剃刀ヘッド1
を両支持アーム4に支持するとともに、両支持アーム4
の閉動により剃刀ヘッド1を両支持アーム4から離脱で
きるようにする。
【0020】〔他の技術的思想〕実施形態から把握でき
る技術的思想(請求項以外)を効果と共に記載する。 (イ) 剃刀ヘッド1とこれを首振り可能に支持するホ
ルダ2とを備えた首振り式剃刀において、ホルダ2で回
動可能に支持して互いに開閉動し得る両支持アーム4
と、ホルダ2で移動可能に支持した操作部5と、ホルダ
2で操作部5に対し移動可能に支持したプッシャ6と、
ホルダ2でこの操作部5とプッシャ6との間に支持した
弾性体7とを備え、前記操作部5と両支持アーム4との
間に両連動部(連動凹部19、連動凸部15)を設け、
この操作部5を移動させて両支持アーム4を回動させる
ことにより、この両支持アーム4を開閉動させて剃刀ヘ
ッド1の両支持部(支持孔9)に対し両支持アーム4の
支持部(支持突部14)を係脱可能にし、両支持アーム
4の支持部(支持突部14)に対し剃刀ヘッド1の両支
持部(支持孔9)を支持してプッシャ6の頭部21を剃
刀ヘッド1の押圧面10に当接させた状態で、プッシャ
6が剃刀ヘッド1により押さえられて生じる前記弾性体
7の弾性力Fが、前記両連動部(連動凹部19、連動凸
部15)を介して両支持アーム4に対する閉動力Pとし
て伝達されるようにしたことを特徴とする首振り式剃
刀。
る技術的思想(請求項以外)を効果と共に記載する。 (イ) 剃刀ヘッド1とこれを首振り可能に支持するホ
ルダ2とを備えた首振り式剃刀において、ホルダ2で回
動可能に支持して互いに開閉動し得る両支持アーム4
と、ホルダ2で移動可能に支持した操作部5と、ホルダ
2で操作部5に対し移動可能に支持したプッシャ6と、
ホルダ2でこの操作部5とプッシャ6との間に支持した
弾性体7とを備え、前記操作部5と両支持アーム4との
間に両連動部(連動凹部19、連動凸部15)を設け、
この操作部5を移動させて両支持アーム4を回動させる
ことにより、この両支持アーム4を開閉動させて剃刀ヘ
ッド1の両支持部(支持孔9)に対し両支持アーム4の
支持部(支持突部14)を係脱可能にし、両支持アーム
4の支持部(支持突部14)に対し剃刀ヘッド1の両支
持部(支持孔9)を支持してプッシャ6の頭部21を剃
刀ヘッド1の押圧面10に当接させた状態で、プッシャ
6が剃刀ヘッド1により押さえられて生じる前記弾性体
7の弾性力Fが、前記両連動部(連動凹部19、連動凸
部15)を介して両支持アーム4に対する閉動力Pとし
て伝達されるようにしたことを特徴とする首振り式剃
刀。
【0021】従って、首振り式剃刀においてプッシャ6
という既存の部品を有効利用するだけの簡単な構造で、
弾性体7(圧縮コイルばね)の弾性力Fを強めて両支持
アーム4が不用意に開動しないように改良し、両支持ア
ーム4に対する剃刀ヘッド1の離脱を防止することがで
きる。
という既存の部品を有効利用するだけの簡単な構造で、
弾性体7(圧縮コイルばね)の弾性力Fを強めて両支持
アーム4が不用意に開動しないように改良し、両支持ア
ーム4に対する剃刀ヘッド1の離脱を防止することがで
きる。
【0022】(ロ) 上記(イ)において、操作部5と
両支持アーム4との間の両連動部(連動凹部19、連動
凸部15)は、両支持アーム4の回動中心線11aを含
む面に対し直交し且つこの両回動中心線11aを通る両
境界面A間の内側範囲Sに設けられている。従って、弾
性体7の弾性力Fを両連動部(連動凹部19、連動凸部
15)を介して両支持アーム4に対し閉動力Pとして伝
達し易くなる。
両支持アーム4との間の両連動部(連動凹部19、連動
凸部15)は、両支持アーム4の回動中心線11aを含
む面に対し直交し且つこの両回動中心線11aを通る両
境界面A間の内側範囲Sに設けられている。従って、弾
性体7の弾性力Fを両連動部(連動凹部19、連動凸部
15)を介して両支持アーム4に対し閉動力Pとして伝
達し易くなる。
【0023】(ハ) 上記(ロ)において、操作部5と
プッシャ6との間の弾性体7は、両支持アーム4の回動
中心線11aを含む面に対し直交し且つこの両回動中心
線11aを通る両境界面A間の内側範囲Sで、しかも、
両連動部(連動凹部19、連動凸部15)間で、プッシ
ャ6の尻部22と操作部5との間に支持した。従って、
弾性体7の弾性力Fを両連動部(連動凹部19、連動凸
部15)を介して両支持アーム4に対し閉動力Pとして
伝達し易くなる。
プッシャ6との間の弾性体7は、両支持アーム4の回動
中心線11aを含む面に対し直交し且つこの両回動中心
線11aを通る両境界面A間の内側範囲Sで、しかも、
両連動部(連動凹部19、連動凸部15)間で、プッシ
ャ6の尻部22と操作部5との間に支持した。従って、
弾性体7の弾性力Fを両連動部(連動凹部19、連動凸
部15)を介して両支持アーム4に対し閉動力Pとして
伝達し易くなる。
【0024】(ニ) 上記(ハ)において、操作部5内
には案内孔17を有し、プッシャ6の尻部22はこの案
内孔17内に対し移動可能に挿嵌され、弾性体7はこの
案内孔17内でこの尻部22と操作部5との間で支持さ
れている。従って、操作部5とプッシャ6と弾性体7と
をコンパクトにまとめたユニット化により、部品点数を
減らして構造を簡単にするとともに、それらの組付け作
業を簡単に行うことができる。
には案内孔17を有し、プッシャ6の尻部22はこの案
内孔17内に対し移動可能に挿嵌され、弾性体7はこの
案内孔17内でこの尻部22と操作部5との間で支持さ
れている。従って、操作部5とプッシャ6と弾性体7と
をコンパクトにまとめたユニット化により、部品点数を
減らして構造を簡単にするとともに、それらの組付け作
業を簡単に行うことができる。
【0025】
【発明の効果】本発明にかかる首振り式剃刀によれば、
プッシャ(6)という既存の部品を有効利用するだけの
簡単な構造で、弾性体(7)の弾性力(F)を強めて両
支持アーム(4)の不用意な回動を規制し、両支持アー
ム(4)に対する剃刀ヘッド(1)の離脱を防止するこ
とができる。
プッシャ(6)という既存の部品を有効利用するだけの
簡単な構造で、弾性体(7)の弾性力(F)を強めて両
支持アーム(4)の不用意な回動を規制し、両支持アー
ム(4)に対する剃刀ヘッド(1)の離脱を防止するこ
とができる。
【図1】 (a)は剃刀ヘッドをホルダから分離した状
態において両支持アームを閉動させたホルダの頭部内を
示す部分横断面図であり、(b)は同じく両支持アーム
を開動させたホルダの頭部内を示す部分横断面図であ
る。
態において両支持アームを閉動させたホルダの頭部内を
示す部分横断面図であり、(b)は同じく両支持アーム
を開動させたホルダの頭部内を示す部分横断面図であ
る。
【図2】 (a)は剃刀ヘッドをホルダに支持した状態
においてその部分縦断面図であり、(b)は同じくホル
ダの頭部内を示す部分横断面図である。
においてその部分縦断面図であり、(b)は同じくホル
ダの頭部内を示す部分横断面図である。
【図3】 (a)は剃刀ヘッドをホルダから分離する途
中の状態においてその部分縦断面図であり、(b)は同
じくホルダの頭部内を示す部分横断面図である。
中の状態においてその部分縦断面図であり、(b)は同
じくホルダの頭部内を示す部分横断面図である。
1…剃刀ヘッド、2…ホルダ、4…支持アーム、5…操
作部、6…プッシャ、7…弾性体、15…連動凸部(連
動部)、19…連動凹部(連動部)、F…弾性力、P…
閉動力。
作部、6…プッシャ、7…弾性体、15…連動凸部(連
動部)、19…連動凹部(連動部)、F…弾性力、P…
閉動力。
Claims (1)
- 【請求項1】 剃刀ヘッドとこれを首振り可能に支持す
るホルダとを備え、このホルダで操作部を移動させて両
支持アームを回動させることにより、この両支持アーム
を開閉動させて剃刀ヘッドを両支持アームに対し係脱可
能にした首振り式剃刀において、 前記操作部に対しプッシャを移動可能に支持するととも
に、この操作部とプッシャとの間に弾性体を支持し、両
支持アームに対し剃刀ヘッドを支持してプッシャを剃刀
ヘッドに当接させた状態で、プッシャが剃刀ヘッドによ
り押さえられて生じる前記弾性体の弾性力が、操作部と
両支持アームとの間の連動部を介して両支持アームに対
する閉動力として伝達されるようにしたことを特徴とす
る首振り式剃刀。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33159197A JP3174546B2 (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | 首振り式剃刀 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33159197A JP3174546B2 (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | 首振り式剃刀 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11156068A true JPH11156068A (ja) | 1999-06-15 |
JP3174546B2 JP3174546B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=18245368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33159197A Expired - Fee Related JP3174546B2 (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | 首振り式剃刀 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3174546B2 (ja) |
-
1997
- 1997-12-02 JP JP33159197A patent/JP3174546B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3174546B2 (ja) | 2001-06-11 |
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Legal Events
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R250 | Receipt of annual fees |
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