JPH1036146A - 遮音性合わせガラス - Google Patents
遮音性合わせガラスInfo
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- JPH1036146A JPH1036146A JP8211472A JP21147296A JPH1036146A JP H1036146 A JPH1036146 A JP H1036146A JP 8211472 A JP8211472 A JP 8211472A JP 21147296 A JP21147296 A JP 21147296A JP H1036146 A JPH1036146 A JP H1036146A
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- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C27/00—Joining pieces of glass to pieces of other inorganic material; Joining glass to glass other than by fusing
- C03C27/06—Joining glass to glass by processes other than fusing
- C03C27/10—Joining glass to glass by processes other than fusing with the aid of adhesive specially adapted for that purpose
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B17/00—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
- B32B17/06—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
- B32B17/10—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin
- B32B17/10005—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing
- B32B17/1055—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer
- B32B17/10761—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the resin layer, i.e. interlayer containing vinyl acetal
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- B32B2307/102—Insulating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 透明性や耐候性や接着性がよく、しかも耐貫
通性がよく、ガラス破片が飛散しにくい等の合わせガラ
スに必要な基本性能を損なうことなく、比較的広い温度
範囲で優れた遮音性を発揮する遮音性合わせガラスを提
供する。 【解決手段】 少なくとも二枚のガラス板の間に、可塑
化ポリビニルアセタール樹脂膜からなる中間膜が挟着さ
れてなる合わせガラスであって、周波数1000〜30
00Hzにおける損失係数が、少なくとも10〜40℃
の温度範囲で全て0.1以上に保持されていることを特
徴とする遮音性合わせガラス。
通性がよく、ガラス破片が飛散しにくい等の合わせガラ
スに必要な基本性能を損なうことなく、比較的広い温度
範囲で優れた遮音性を発揮する遮音性合わせガラスを提
供する。 【解決手段】 少なくとも二枚のガラス板の間に、可塑
化ポリビニルアセタール樹脂膜からなる中間膜が挟着さ
れてなる合わせガラスであって、周波数1000〜30
00Hzにおける損失係数が、少なくとも10〜40℃
の温度範囲で全て0.1以上に保持されていることを特
徴とする遮音性合わせガラス。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、可塑化ポリビニ
ルアセタール樹脂膜からなる中間膜を用いた遮音性合わ
せガラスに関する。
ルアセタール樹脂膜からなる中間膜を用いた遮音性合わ
せガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】少なくとも二枚のガラス板の間に可塑化
ポリビニルブチラールからなる中間膜が挟着されてなる
合わせガラスは、透明性や耐候性や接着性がよく、しか
も耐貫通性がよく、ガラス破片が飛散しにくい等の合わ
せガラスに必要な基本性能を有し、例えば、自動車や建
築物の窓ガラスに広く使用されている。
ポリビニルブチラールからなる中間膜が挟着されてなる
合わせガラスは、透明性や耐候性や接着性がよく、しか
も耐貫通性がよく、ガラス破片が飛散しにくい等の合わ
せガラスに必要な基本性能を有し、例えば、自動車や建
築物の窓ガラスに広く使用されている。
【0003】この種の合わせガラスは、上記の基本性能
が良好で安全性に優れているが、遮音性が劣る。特に、
周波数2000Hz付近の中高音域において、コインシ
デンス効果によって音響透過損失値が低下して遮音性が
低下する。コインシデンス効果とは、ガラスに音波が入
射したとき、ガラスの剛性と慣性とによってガラス面上
を横波が伝導し、この横波と入射音とが共鳴し、音の透
過が起こる現象である。
が良好で安全性に優れているが、遮音性が劣る。特に、
周波数2000Hz付近の中高音域において、コインシ
デンス効果によって音響透過損失値が低下して遮音性が
低下する。コインシデンス効果とは、ガラスに音波が入
射したとき、ガラスの剛性と慣性とによってガラス面上
を横波が伝導し、この横波と入射音とが共鳴し、音の透
過が起こる現象である。
【0004】遮音性に対する要求は最近ますます高ま
り、特に、建築用窓ガラスには、上記の基本性能が良好
で安全性に優れているほか、優れた遮音性能を発揮する
遮音性合わせガラスが要求されている。
り、特に、建築用窓ガラスには、上記の基本性能が良好
で安全性に優れているほか、優れた遮音性能を発揮する
遮音性合わせガラスが要求されている。
【0005】このような遮音性合わせガラスとして、特
開平5−310450号公報には、可塑化ポリビニルブ
チラール樹脂膜や可塑化塩化ビニル系樹脂膜からなる中
間膜を用いた合わせガラスで、適当な加熱手段又は冷却
手段により中間膜を10〜50℃の温度範囲に保持する
よう制御した遮音性合わせガラス(自動車用窓ガラス)
が提案されている。
開平5−310450号公報には、可塑化ポリビニルブ
チラール樹脂膜や可塑化塩化ビニル系樹脂膜からなる中
間膜を用いた合わせガラスで、適当な加熱手段又は冷却
手段により中間膜を10〜50℃の温度範囲に保持する
よう制御した遮音性合わせガラス(自動車用窓ガラス)
が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記提案の
遮音性合わせガラスにあっては、中間膜表面や中間膜と
接するガラス表面に、例えば透明導電膜や細線状素子等
の適当な加熱手段又は冷却手段を設けねばならないの
で、それだけコスト高になる。
遮音性合わせガラスにあっては、中間膜表面や中間膜と
接するガラス表面に、例えば透明導電膜や細線状素子等
の適当な加熱手段又は冷却手段を設けねばならないの
で、それだけコスト高になる。
【0007】さらに、中間膜として、通常の可塑化ポリ
ビニルブチラール樹脂膜を用いる場合は、透明性や耐候
性や接着性がよく、しかも耐貫通性がよく、ガラス破片
が飛散しにくい等の合わせガラスに必要な基本性能が良
好であるが、比較的低い温度範囲、特に10〜20℃の
温度範囲では十分な遮音性能が得られない。
ビニルブチラール樹脂膜を用いる場合は、透明性や耐候
性や接着性がよく、しかも耐貫通性がよく、ガラス破片
が飛散しにくい等の合わせガラスに必要な基本性能が良
好であるが、比較的低い温度範囲、特に10〜20℃の
温度範囲では十分な遮音性能が得られない。
【0008】また、中間膜として、通常の可塑化塩化ビ
ニル系樹脂膜からなる中間膜を用いる場合は、比較的広
い温度範囲、例えば10〜40℃の温度範囲で良好な遮
音性能が得られるが、上記の基本性能、特に耐候性や接
着性に問題がある。
ニル系樹脂膜からなる中間膜を用いる場合は、比較的広
い温度範囲、例えば10〜40℃の温度範囲で良好な遮
音性能が得られるが、上記の基本性能、特に耐候性や接
着性に問題がある。
【0009】この発明は、上記の問題を解決するもの
で、その目的とするところは、透明性や耐候性や接着性
がよく、しかも耐貫通性がよく、ガラス破片が飛散しに
くい等の合わせガラスに必要な基本性能を損なうことな
く、比較的広い温度範囲で優れた遮音性を発揮する遮音
性合わせガラスを提供することにある。
で、その目的とするところは、透明性や耐候性や接着性
がよく、しかも耐貫通性がよく、ガラス破片が飛散しに
くい等の合わせガラスに必要な基本性能を損なうことな
く、比較的広い温度範囲で優れた遮音性を発揮する遮音
性合わせガラスを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明者は、上記のよ
うな基本性能に優れた可塑化ポリビニルブチラール樹脂
膜等の可塑化ポリビニルアセタール樹脂膜に着目し、こ
のような樹脂膜の遮音性を改善するために、種々の検討
を行った。
うな基本性能に優れた可塑化ポリビニルブチラール樹脂
膜等の可塑化ポリビニルアセタール樹脂膜に着目し、こ
のような樹脂膜の遮音性を改善するために、種々の検討
を行った。
【0011】その結果、可塑化ポリビニルアセタール樹
脂膜からなる中間膜が挟着されてなる合わせガラスの損
失係数が、特定の周波数範囲と温度範囲のもとで、全て
特定値以上に保持された合わせガラスを作製すれば、上
記のような基本性能を損なうことなく、比較的広い温度
範囲にわたって優れた遮音性を発揮することができるこ
とを見出した。
脂膜からなる中間膜が挟着されてなる合わせガラスの損
失係数が、特定の周波数範囲と温度範囲のもとで、全て
特定値以上に保持された合わせガラスを作製すれば、上
記のような基本性能を損なうことなく、比較的広い温度
範囲にわたって優れた遮音性を発揮することができるこ
とを見出した。
【0012】すなわち、本願の請求項1に記載の発明
は、少なくとも二枚のガラス板の間に可塑化ポリビニル
アセタール樹脂膜からなる中間膜が挟着されてなる合わ
せガラスであって、周波数1000〜3000Hzにお
ける損失係数が、少なくとも10〜40℃の温度範囲で
全て0.1以上に保持されていることを特徴とする。
は、少なくとも二枚のガラス板の間に可塑化ポリビニル
アセタール樹脂膜からなる中間膜が挟着されてなる合わ
せガラスであって、周波数1000〜3000Hzにお
ける損失係数が、少なくとも10〜40℃の温度範囲で
全て0.1以上に保持されていることを特徴とする。
【0013】また、本願の請求項2に記載の発明は、請
求項1に記載の遮音性合わせガラスにおいて、中間膜
が、ポリビニルアルコールを炭素数4〜10のアルデヒ
ドでアセタール化して得られたポリビニルアセタール樹
脂と可塑剤とからなる樹脂膜を含むことを特徴とする。
求項1に記載の遮音性合わせガラスにおいて、中間膜
が、ポリビニルアルコールを炭素数4〜10のアルデヒ
ドでアセタール化して得られたポリビニルアセタール樹
脂と可塑剤とからなる樹脂膜を含むことを特徴とする。
【0014】本願の請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の遮音性合わせガラスにおいて、中間膜が、二種
の可塑化ポリビニルアセタール樹脂膜A及びBからなる
少なくとも二層の積層樹脂膜であって、上記樹脂膜A
は、ポリビニルアルコールを炭素数4〜6のアルデヒド
でアセタール化して得られ、ビニルアセテート成分が8
〜30モル%のポリビニルアセタール樹脂(a)と可塑
剤とからなり、上記樹脂膜Bは、ポリビニルアルコール
を炭素数3又は4のアルデヒドでアセタール化して得ら
れ、ビニルアセテート成分が4モル%以下のポリビニル
アセタール樹脂(b)と可塑剤とからなることを特徴と
する。
に記載の遮音性合わせガラスにおいて、中間膜が、二種
の可塑化ポリビニルアセタール樹脂膜A及びBからなる
少なくとも二層の積層樹脂膜であって、上記樹脂膜A
は、ポリビニルアルコールを炭素数4〜6のアルデヒド
でアセタール化して得られ、ビニルアセテート成分が8
〜30モル%のポリビニルアセタール樹脂(a)と可塑
剤とからなり、上記樹脂膜Bは、ポリビニルアルコール
を炭素数3又は4のアルデヒドでアセタール化して得ら
れ、ビニルアセテート成分が4モル%以下のポリビニル
アセタール樹脂(b)と可塑剤とからなることを特徴と
する。
【0015】本願の請求項4に記載の発明は、請求項1
〜3のいずれか1項に記載の遮音性合わせガラスにおい
て、中間膜が、少なくとも二層の可塑化ポリビニルアセ
タール樹脂膜が積層されており、隣接する各層に用いら
れるポリビニルアセタール樹脂の平均重合度の差が30
0以上4500以下であることを特徴とする。
〜3のいずれか1項に記載の遮音性合わせガラスにおい
て、中間膜が、少なくとも二層の可塑化ポリビニルアセ
タール樹脂膜が積層されており、隣接する各層に用いら
れるポリビニルアセタール樹脂の平均重合度の差が30
0以上4500以下であることを特徴とする。
【0016】さらに、本願の請求項5に記載の発明は、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の遮音性合わせガラ
スにおいて、中間膜が、少なくとも二層の可塑化ポリビ
ニルアセタール樹脂膜が積層されてなり、隣接する各層
の可塑剤含有量(樹脂100重量部に対する可塑剤の重
量部)の差が5重量部以上50重量部以下であることを
特徴とする。
請求項1〜4のいずれか1項に記載の遮音性合わせガラ
スにおいて、中間膜が、少なくとも二層の可塑化ポリビ
ニルアセタール樹脂膜が積層されてなり、隣接する各層
の可塑剤含有量(樹脂100重量部に対する可塑剤の重
量部)の差が5重量部以上50重量部以下であることを
特徴とする。
【0017】以下、本発明をさらに詳細に説明する。
【0018】本願の請求項1に記載の発明において、周
波数を1000〜3000Hzとしたのは、次の理由に
よる。すなわち、コインシデンス効果によって合わせガ
ラスの音響透過損失(dB)が低下して、遮音性が低下
する。この現象は、特に周波数2000Hz付近の中高
音域で起こるため、1000〜3000Hzの周波数範
囲を対象としたものである。また、温度範囲を少なくと
も10〜40℃とした理由は、合わせガラスが使用され
る環境が主に10〜40℃温度範囲であるためである。
波数を1000〜3000Hzとしたのは、次の理由に
よる。すなわち、コインシデンス効果によって合わせガ
ラスの音響透過損失(dB)が低下して、遮音性が低下
する。この現象は、特に周波数2000Hz付近の中高
音域で起こるため、1000〜3000Hzの周波数範
囲を対象としたものである。また、温度範囲を少なくと
も10〜40℃とした理由は、合わせガラスが使用され
る環境が主に10〜40℃温度範囲であるためである。
【0019】このような条件下で、合わせガラスの損失
係数と、遮音性の指標となる音響透過損失(dB)とを
検討した結果、周波数1000〜3000Hzにおける
損失係数が、少なくとも10〜40℃の温度範囲で全て
0.1以上に保持されておれば、優れた遮音性が確実に
得られ、この範囲で1箇所でも0.1未満となるような
場合は、優れた遮音性が確実には得られないことがわか
った。
係数と、遮音性の指標となる音響透過損失(dB)とを
検討した結果、周波数1000〜3000Hzにおける
損失係数が、少なくとも10〜40℃の温度範囲で全て
0.1以上に保持されておれば、優れた遮音性が確実に
得られ、この範囲で1箇所でも0.1未満となるような
場合は、優れた遮音性が確実には得られないことがわか
った。
【0020】上記合わせガラスの損失係数は、中央加振
による共振法を用いて測定される。これは、試料中央の
加振点における機械インピーダンスを検出し、各振動モ
ードにおける機械インピーダンス曲線(縦軸:機械イン
ピーダンス、横軸:周波数)のピークを示す周波数(f
1 )と半値幅(ピーク値より3dB小さいインピーダン
スを与える周波数の幅)(Δf1 )から損失係数(Δf
1 /f1 )を算出する方法である。
による共振法を用いて測定される。これは、試料中央の
加振点における機械インピーダンスを検出し、各振動モ
ードにおける機械インピーダンス曲線(縦軸:機械イン
ピーダンス、横軸:周波数)のピークを示す周波数(f
1 )と半値幅(ピーク値より3dB小さいインピーダン
スを与える周波数の幅)(Δf1 )から損失係数(Δf
1 /f1 )を算出する方法である。
【0021】次に、中間膜としての可塑化ポリビニルア
セタール樹脂膜を構成するポリビニルアセタール樹脂の
調製方法としては、例えば、ポリビニルアルコールを温
水に溶解し、得られた水溶液を所定の温度、例えば0〜
95℃に保持しておいて、所要の酸触媒及びアルデヒド
を加え、攪拌しながらアセタール化反応を進行させ、次
いで反応温度を上げて熟成し反応を完結させ、その後、
中和、水洗及び乾燥を行ってポリビニルアセタール樹脂
の粉末を得る方法が採用される。
セタール樹脂膜を構成するポリビニルアセタール樹脂の
調製方法としては、例えば、ポリビニルアルコールを温
水に溶解し、得られた水溶液を所定の温度、例えば0〜
95℃に保持しておいて、所要の酸触媒及びアルデヒド
を加え、攪拌しながらアセタール化反応を進行させ、次
いで反応温度を上げて熟成し反応を完結させ、その後、
中和、水洗及び乾燥を行ってポリビニルアセタール樹脂
の粉末を得る方法が採用される。
【0022】上記ポリビニルアセタール樹脂の調製方法
において、ポリビニルアルコールとしては、平均重合度
500〜5000のものが好ましく、平均重合度100
0〜2500のものがさらに好ましい。この平均重合度
が500未満であると合わせガラスの耐貫通性が低下す
る。逆に、平均重合度が5000を越えると樹脂膜の成
形が難しくなり、しかも樹脂膜の強度が強くなりすぎて
適当でない。
において、ポリビニルアルコールとしては、平均重合度
500〜5000のものが好ましく、平均重合度100
0〜2500のものがさらに好ましい。この平均重合度
が500未満であると合わせガラスの耐貫通性が低下す
る。逆に、平均重合度が5000を越えると樹脂膜の成
形が難しくなり、しかも樹脂膜の強度が強くなりすぎて
適当でない。
【0023】また、得られる樹脂のビニルアセテート成
分を30モル%以下に設定するのが好ましいので、その
ためにポリビニルアルコールの鹸化度は70モル%以上
のものが好適に用いられる。ポリビニルアルコールの鹸
化度が70モル%よりも低くなると、樹脂の透明性や耐
熱性が低下し、また反応性も低下する。ここで、ポリビ
ニルアルコールの平均重合度及び鹸化度は、例えばJI
S K6726「ポリビニルアルコール試験方法」に基
づいて測定することができる。
分を30モル%以下に設定するのが好ましいので、その
ためにポリビニルアルコールの鹸化度は70モル%以上
のものが好適に用いられる。ポリビニルアルコールの鹸
化度が70モル%よりも低くなると、樹脂の透明性や耐
熱性が低下し、また反応性も低下する。ここで、ポリビ
ニルアルコールの平均重合度及び鹸化度は、例えばJI
S K6726「ポリビニルアルコール試験方法」に基
づいて測定することができる。
【0024】中間膜は、請求項2に記載のように少なく
とも一層の樹脂膜を含む中間膜、または請求項3〜5に
記載のように少なくとも二層の積層樹脂膜からなる中間
膜、のいずれであってもよい。
とも一層の樹脂膜を含む中間膜、または請求項3〜5に
記載のように少なくとも二層の積層樹脂膜からなる中間
膜、のいずれであってもよい。
【0025】本願の請求項2に記載の発明において、少
なくとも一層の樹脂膜を含む中間膜を得るのに使用する
アルデヒドとしては、炭素数3〜10のアルデヒドが用
いられる。
なくとも一層の樹脂膜を含む中間膜を得るのに使用する
アルデヒドとしては、炭素数3〜10のアルデヒドが用
いられる。
【0026】このようなアルデヒドとしては、n−プロ
ピルアルデヒド、n−ブチルアルデヒド、イソブチルア
ルデヒド、バレルアルデヒド、n−ヘキシルアルデヒ
ド、2−エチルブチルアルデヒド、n−ヘプチルアルデ
ヒド、n−オクチルアルデヒド、n−ノニルアルデヒ
ド、n−デシルアルデヒド、ベンズアルデヒド、シンナ
ムアルデヒド等の脂肪族、芳香族、脂環族のアルデヒド
の単独或いは二種以上の組み合わせが用いられる。
ピルアルデヒド、n−ブチルアルデヒド、イソブチルア
ルデヒド、バレルアルデヒド、n−ヘキシルアルデヒ
ド、2−エチルブチルアルデヒド、n−ヘプチルアルデ
ヒド、n−オクチルアルデヒド、n−ノニルアルデヒ
ド、n−デシルアルデヒド、ベンズアルデヒド、シンナ
ムアルデヒド等の脂肪族、芳香族、脂環族のアルデヒド
の単独或いは二種以上の組み合わせが用いられる。
【0027】アルデヒドの炭素数が2以下では十分な遮
音性が得られないことがある。逆に、アルデヒドの炭素
数が11以上ではアセタール化の反応性が低下し、しか
も反応中に樹脂のブロックが発生しやすくなり、また膜
の剛性も低くなって遮音性が低下する。より好ましく
は、アルデヒドの炭素数が4〜8のn−ブチルアルデヒ
ド、n−ヘキシルアルデヒド、2−エチルブチルアルデ
ヒド、n−オクチルアルデヒドの単独或いは二種以上の
組み合わせが用いられる。
音性が得られないことがある。逆に、アルデヒドの炭素
数が11以上ではアセタール化の反応性が低下し、しか
も反応中に樹脂のブロックが発生しやすくなり、また膜
の剛性も低くなって遮音性が低下する。より好ましく
は、アルデヒドの炭素数が4〜8のn−ブチルアルデヒ
ド、n−ヘキシルアルデヒド、2−エチルブチルアルデ
ヒド、n−オクチルアルデヒドの単独或いは二種以上の
組み合わせが用いられる。
【0028】本願の請求項3に記載の発明において、少
なくとも二層の積層樹脂膜からなる中間膜は、一方の樹
脂膜Aとして、ポリビニルアルコールを炭素数4〜6の
アルデヒドでアセタール化して得られ、ビニルアセテー
ト成分が8〜30モル%のポリビニルアセタール樹脂
(a)と可塑剤とからなる樹脂膜が用いられる。また、
他方の樹脂膜Bとして、ポリビニルアルコールを炭素数
3又は4のアルデヒドでアセタール化して得られ、ビニ
ルアセテート成分が4モル%以下のポリビニルアセター
ル樹脂(b)と可塑剤とからなる樹脂膜が用いられる。
なくとも二層の積層樹脂膜からなる中間膜は、一方の樹
脂膜Aとして、ポリビニルアルコールを炭素数4〜6の
アルデヒドでアセタール化して得られ、ビニルアセテー
ト成分が8〜30モル%のポリビニルアセタール樹脂
(a)と可塑剤とからなる樹脂膜が用いられる。また、
他方の樹脂膜Bとして、ポリビニルアルコールを炭素数
3又は4のアルデヒドでアセタール化して得られ、ビニ
ルアセテート成分が4モル%以下のポリビニルアセター
ル樹脂(b)と可塑剤とからなる樹脂膜が用いられる。
【0029】樹脂(a)の調製において、アルデヒドの
炭素数が3以下では十分な遮音性を得ることができな
い。逆に、アルデヒドの炭素数が7以上ではアセタール
化の反応性が低下し、しかも室温付近での遮音性が十分
発揮されない。特に、n−ブチルアルデヒド、イソブチ
ルアルデヒド、n−ヘキシルアルデヒドの単独或いは二
種又は三種の組み合わせが好ましい。
炭素数が3以下では十分な遮音性を得ることができな
い。逆に、アルデヒドの炭素数が7以上ではアセタール
化の反応性が低下し、しかも室温付近での遮音性が十分
発揮されない。特に、n−ブチルアルデヒド、イソブチ
ルアルデヒド、n−ヘキシルアルデヒドの単独或いは二
種又は三種の組み合わせが好ましい。
【0030】また、樹脂(b)の調製において、アルデ
ヒドの炭素数が2以下では十分な樹脂膜の成形性が低下
し、逆にアルデヒドの炭素数が5以上ではアセタール化
の反応性が低下し、しかも室温付近での遮音性が十分発
揮されない。特に、n−ブチルアルデヒド、イソブチル
アルデヒドの単独或いは二種の組み合わせが好ましい。
ヒドの炭素数が2以下では十分な樹脂膜の成形性が低下
し、逆にアルデヒドの炭素数が5以上ではアセタール化
の反応性が低下し、しかも室温付近での遮音性が十分発
揮されない。特に、n−ブチルアルデヒド、イソブチル
アルデヒドの単独或いは二種の組み合わせが好ましい。
【0031】特に、上記樹脂(a)及び樹脂(b)は、
いずれも炭素数4のn−ブチルアルデヒドでアセタール
化して得られたものが好ましい。n−ブチルアルデヒド
でアセタール化した樹脂の使用により、各樹脂膜の接着
強度が強くなり、また耐候性にも優れ、しかも樹脂の製
造も容易となる。
いずれも炭素数4のn−ブチルアルデヒドでアセタール
化して得られたものが好ましい。n−ブチルアルデヒド
でアセタール化した樹脂の使用により、各樹脂膜の接着
強度が強くなり、また耐候性にも優れ、しかも樹脂の製
造も容易となる。
【0032】こうして得られるポリビニルアセタール樹
脂は、ビニルアセタール成分とビニルアルコール成分と
ビニルアセテート成分とから構成されている。これらの
各成分量は、例えば、JIS K6728「ポリビニル
ブチラール試験方法」や核磁気共鳴法(NMR)に基づ
いて測定することができる。
脂は、ビニルアセタール成分とビニルアルコール成分と
ビニルアセテート成分とから構成されている。これらの
各成分量は、例えば、JIS K6728「ポリビニル
ブチラール試験方法」や核磁気共鳴法(NMR)に基づ
いて測定することができる。
【0033】なお、ポリビニルブチラール樹脂以外のポ
リビニルアセタール樹脂の場合は、ビニルアルコール成
分量とビニルアセテート成分量とを測定し、残りのビニ
ルアセタール成分量は100から上記両成分量を差し引
くことにより算出することができる。
リビニルアセタール樹脂の場合は、ビニルアルコール成
分量とビニルアセテート成分量とを測定し、残りのビニ
ルアセタール成分量は100から上記両成分量を差し引
くことにより算出することができる。
【0034】上記樹脂(a)のビニルアセテート成分の
含有量が8モル%未満では遮音性能が十分に発揮され
ず、逆にビニルアセテート成分の含有量が30モル%を
越えると樹脂の製造時にブロッキングを起こし易くな
り、製造に困難を伴う。特に、このビニルアセテート成
分の含有量は10〜19モル%が好ましい。
含有量が8モル%未満では遮音性能が十分に発揮され
ず、逆にビニルアセテート成分の含有量が30モル%を
越えると樹脂の製造時にブロッキングを起こし易くな
り、製造に困難を伴う。特に、このビニルアセテート成
分の含有量は10〜19モル%が好ましい。
【0035】また、上記樹脂(b)のビニルアセテート
成分の含有量が4モル%を越えると、樹脂膜AとBの粘
弾性的性質が類似したものとなり、広い温度領域での遮
音性能が十分に発揮されない。特に、このビニルアセテ
ート成分の含有量は0〜2モル%が好ましい。
成分の含有量が4モル%を越えると、樹脂膜AとBの粘
弾性的性質が類似したものとなり、広い温度領域での遮
音性能が十分に発揮されない。特に、このビニルアセテ
ート成分の含有量は0〜2モル%が好ましい。
【0036】さらに、上述の各種ポリビニルアセタール
樹脂の平均アセタール化度は、一般に40〜75モル%
が好ましい。樹脂の平均アセタール化度が40モル%未
満では可塑剤との相溶性が悪くなり、遮音性や耐貫通性
の確保に必要な量の可塑剤の混合が難しくなる。逆に、
75モル%を越える平均アセタール化度の樹脂を得るに
は長時間の反応時間を要し、プロセス上好ましくない。
この発明においては、中間膜を構成するポリビニルアセ
タール樹脂の製造条件、例えば、使用するアルデヒドの
種類、平均アセタール化度及びアセタール化度の分布な
どの製造条件を変えることにより、合わせガラスの損失
係数を調節することができる。
樹脂の平均アセタール化度は、一般に40〜75モル%
が好ましい。樹脂の平均アセタール化度が40モル%未
満では可塑剤との相溶性が悪くなり、遮音性や耐貫通性
の確保に必要な量の可塑剤の混合が難しくなる。逆に、
75モル%を越える平均アセタール化度の樹脂を得るに
は長時間の反応時間を要し、プロセス上好ましくない。
この発明においては、中間膜を構成するポリビニルアセ
タール樹脂の製造条件、例えば、使用するアルデヒドの
種類、平均アセタール化度及びアセタール化度の分布な
どの製造条件を変えることにより、合わせガラスの損失
係数を調節することができる。
【0037】次に、請求項4に記載の発明において、可
塑化ポリビニルアセタール樹脂膜を構成するポリビニル
アセタール樹脂の調製方法としては、例えば、ポリビニ
ルアルコールを温水に溶解し、得られた水溶液を所定の
温度、例えば0〜95℃に保持しておいて、所要の酸触
媒及びアルデヒドを加え、攪拌しながらアセタール化反
応を進行させ、次いで反応温度を上げて熟成し反応を完
結させ、その後、中和、水洗及び乾燥を行ってポリビニ
ルアセタール樹脂の粉末を得る方法が採用される。用い
られるアルデヒドとしては、炭素数3〜10のアルデヒ
ドが挙げられ、好ましくは炭素数4のブチルアルデヒド
である。
塑化ポリビニルアセタール樹脂膜を構成するポリビニル
アセタール樹脂の調製方法としては、例えば、ポリビニ
ルアルコールを温水に溶解し、得られた水溶液を所定の
温度、例えば0〜95℃に保持しておいて、所要の酸触
媒及びアルデヒドを加え、攪拌しながらアセタール化反
応を進行させ、次いで反応温度を上げて熟成し反応を完
結させ、その後、中和、水洗及び乾燥を行ってポリビニ
ルアセタール樹脂の粉末を得る方法が採用される。用い
られるアルデヒドとしては、炭素数3〜10のアルデヒ
ドが挙げられ、好ましくは炭素数4のブチルアルデヒド
である。
【0038】中間膜の隣接する各層に用いられるポリビ
ニルアセタール樹脂の平均重合度の差は、300以上4
500以下である必要がある。平均重合度の差が300
未満の場合、隣接する各層の粘弾性的特性が近似するた
め、界面での内部摩擦効果による音エネルギ−を熱エネ
ルギーに変換する作用が小さくなり、十分な遮音性が得
られない。一方、各層に用いられるポリビニルアセター
ル樹脂の平均重合度は500〜5000が好ましい。平
均重合度が500未満であると、該樹脂膜の剛性が著し
く低下するため、合わせガラスの耐貫通性が低下する。
逆に、平均重合度が5000を越えると、成膜性に劣
る。従って、隣接する各層に用いられるポリビニルアセ
タール樹脂の平均重合度の差は4500以下となる。平
均重合度の差のより好ましい範囲は500〜3500で
ある。
ニルアセタール樹脂の平均重合度の差は、300以上4
500以下である必要がある。平均重合度の差が300
未満の場合、隣接する各層の粘弾性的特性が近似するた
め、界面での内部摩擦効果による音エネルギ−を熱エネ
ルギーに変換する作用が小さくなり、十分な遮音性が得
られない。一方、各層に用いられるポリビニルアセター
ル樹脂の平均重合度は500〜5000が好ましい。平
均重合度が500未満であると、該樹脂膜の剛性が著し
く低下するため、合わせガラスの耐貫通性が低下する。
逆に、平均重合度が5000を越えると、成膜性に劣
る。従って、隣接する各層に用いられるポリビニルアセ
タール樹脂の平均重合度の差は4500以下となる。平
均重合度の差のより好ましい範囲は500〜3500で
ある。
【0039】この発明に用いる中間膜を得るには、上述
の各樹脂に所定量の可塑剤を配合し、これを押出法、カ
レンダー法、プレス法等によりシート状に製膜して樹脂
膜を成形し、これを中間膜とする。
の各樹脂に所定量の可塑剤を配合し、これを押出法、カ
レンダー法、プレス法等によりシート状に製膜して樹脂
膜を成形し、これを中間膜とする。
【0040】具体的には、請求項2に記載の発明におい
ては、ポリビニルアセタール樹脂に所定量の可塑剤を配
合し、これをシート状に製膜して一層の樹脂膜を成形
し、この樹脂膜を中間膜とするか又はこの樹脂膜と他の
膜とを積層して中間膜とする。また、請求項3に記載の
発明においては、ポリビニルアセタール樹脂(a)とポ
リビニルアセタール樹脂(b)とに、それぞれ所定量の
可塑剤を配合し、これをシート状に製膜して樹脂膜Aと
樹脂膜Bとを成形し、これを中間膜とするか、または、
上記樹脂(a)と樹脂(b)に、それぞれ所定量の可塑
剤を混合し、これを多層押出法により一体に成形し、こ
れを中間膜とする。さらに、請求項4に記載の発明にお
いては、各ポリビニルアセタール樹脂にそれぞれ所定量
の可塑剤を配合し、これをシート状に製膜して各樹脂膜
を成形し、これを中間膜とするか、または、上記各樹脂
膜に、それぞれ所定量の可塑剤を混合し、これを多層押
出法により一体に成形し、これを中間膜とする。
ては、ポリビニルアセタール樹脂に所定量の可塑剤を配
合し、これをシート状に製膜して一層の樹脂膜を成形
し、この樹脂膜を中間膜とするか又はこの樹脂膜と他の
膜とを積層して中間膜とする。また、請求項3に記載の
発明においては、ポリビニルアセタール樹脂(a)とポ
リビニルアセタール樹脂(b)とに、それぞれ所定量の
可塑剤を配合し、これをシート状に製膜して樹脂膜Aと
樹脂膜Bとを成形し、これを中間膜とするか、または、
上記樹脂(a)と樹脂(b)に、それぞれ所定量の可塑
剤を混合し、これを多層押出法により一体に成形し、こ
れを中間膜とする。さらに、請求項4に記載の発明にお
いては、各ポリビニルアセタール樹脂にそれぞれ所定量
の可塑剤を配合し、これをシート状に製膜して各樹脂膜
を成形し、これを中間膜とするか、または、上記各樹脂
膜に、それぞれ所定量の可塑剤を混合し、これを多層押
出法により一体に成形し、これを中間膜とする。
【0041】この発明に用いる可塑剤としては、この種
の中間膜に用いられている公知の可塑剤、例えば、一塩
基酸エステル、多塩基酸エステル等の有機系可塑剤や、
有機リン酸系、有機亜リン酸系等のリン酸系可塑剤等が
用いられる。
の中間膜に用いられている公知の可塑剤、例えば、一塩
基酸エステル、多塩基酸エステル等の有機系可塑剤や、
有機リン酸系、有機亜リン酸系等のリン酸系可塑剤等が
用いられる。
【0042】一塩基酸エステルの中では、例えば、トリ
エチレングリコールと、酪酸、イソ酪酸、カプロン酸、
2−エチル酪酸、ヘプタン酸、n−オクチル酸、2−エ
チルヘキシル酸、ペラルゴン酸(n−ノニル酸)、デシ
ル酸等の有機酸との反応によって得られたグリコール系
エステルが好ましい。その他、テトラエチレングリコー
ル、トリプロピレングリコールと上記の如き有機酸との
エステルも用いられる。
エチレングリコールと、酪酸、イソ酪酸、カプロン酸、
2−エチル酪酸、ヘプタン酸、n−オクチル酸、2−エ
チルヘキシル酸、ペラルゴン酸(n−ノニル酸)、デシ
ル酸等の有機酸との反応によって得られたグリコール系
エステルが好ましい。その他、テトラエチレングリコー
ル、トリプロピレングリコールと上記の如き有機酸との
エステルも用いられる。
【0043】多塩基酸エステルとしては、例えば、アジ
ピン酸、セバチン酸、アゼライン酸等の有機酸と炭素数
4〜8の直鎖状又は分枝状アルコールとのエステルが好
ましい。また、リン酸系可塑剤としては、トリブトキシ
エチルフォスフェート、イソデシルフェニルホスフェー
ト、トリイソプロピルホスファイト等が好ましい。
ピン酸、セバチン酸、アゼライン酸等の有機酸と炭素数
4〜8の直鎖状又は分枝状アルコールとのエステルが好
ましい。また、リン酸系可塑剤としては、トリブトキシ
エチルフォスフェート、イソデシルフェニルホスフェー
ト、トリイソプロピルホスファイト等が好ましい。
【0044】特に、トリエチレングリコールジ−2−エ
チルブチレート、トリエチレングリコールジ−2−エチ
ルヘキソエート、トリエチレングリコールジカプリレー
ト、トリエチレングリコールジ−n−オクトエート、ト
リエチレングリコールジ−n−ヘプトエート、テトラエ
チレングリコールジ−n−ヘプトエート、その他ジブチ
ルセバケート、ジオクチルアゼレート、ジブチルカルビ
トールアジペートが好適に用いられる。
チルブチレート、トリエチレングリコールジ−2−エチ
ルヘキソエート、トリエチレングリコールジカプリレー
ト、トリエチレングリコールジ−n−オクトエート、ト
リエチレングリコールジ−n−ヘプトエート、テトラエ
チレングリコールジ−n−ヘプトエート、その他ジブチ
ルセバケート、ジオクチルアゼレート、ジブチルカルビ
トールアジペートが好適に用いられる。
【0045】そして、ポリビニルアセタール樹脂(ポリ
ビニルブチラール樹脂を含む。)に配合される可塑剤量
は、ポリビニルアセタール樹脂100重量部に対して2
0〜70重量部が好ましい。この可塑剤量が20重量部
未満であると遮音性が十分に得られず、また耐貫通性が
低下し、逆に可塑剤量が70重量部を越えても遮音性が
十分に得られないことがあり、しかも可塑剤がブリード
して、光学歪みが大きくなったり、樹脂膜の透明性や接
着性が低下する。特に、この可塑剤量は40〜60重量
部が好ましい。
ビニルブチラール樹脂を含む。)に配合される可塑剤量
は、ポリビニルアセタール樹脂100重量部に対して2
0〜70重量部が好ましい。この可塑剤量が20重量部
未満であると遮音性が十分に得られず、また耐貫通性が
低下し、逆に可塑剤量が70重量部を越えても遮音性が
十分に得られないことがあり、しかも可塑剤がブリード
して、光学歪みが大きくなったり、樹脂膜の透明性や接
着性が低下する。特に、この可塑剤量は40〜60重量
部が好ましい。
【0046】さらに、請求項5に記載の発明において
は、中間膜が、少なくとも二層の可塑化ポリビニルブチ
ラール樹脂膜が積層されてなり、隣接する各層の可塑剤
含有量(樹脂100重量部に対する可塑剤の重量部)の
差が5重量部以上50重量部以下である必要がある。隣
接する各層の可塑剤含有量の差が5重量部未満の場合、
隣接する各層の粘弾性的特性が近似するため、界面での
内部摩擦による音エネルギーを熱エネルギーに変換する
作用が小さくなり、優れた遮音性が得られない。一方、
各層の可塑剤含有量は20〜70重量部が好ましい。可
塑剤含有量が20重量部未満であると、該樹脂膜の剛性
が高すぎるため、合わせガラスの耐貫通性が低下する。
逆に、可塑剤含有量が70重量部を超えると、可塑剤の
滲み出しが起こり、合わせガラスの接着性等に悪影響が
ある。したがって、隣接する各層の可塑剤含有量の差は
50重量部以下である必要がある。
は、中間膜が、少なくとも二層の可塑化ポリビニルブチ
ラール樹脂膜が積層されてなり、隣接する各層の可塑剤
含有量(樹脂100重量部に対する可塑剤の重量部)の
差が5重量部以上50重量部以下である必要がある。隣
接する各層の可塑剤含有量の差が5重量部未満の場合、
隣接する各層の粘弾性的特性が近似するため、界面での
内部摩擦による音エネルギーを熱エネルギーに変換する
作用が小さくなり、優れた遮音性が得られない。一方、
各層の可塑剤含有量は20〜70重量部が好ましい。可
塑剤含有量が20重量部未満であると、該樹脂膜の剛性
が高すぎるため、合わせガラスの耐貫通性が低下する。
逆に、可塑剤含有量が70重量部を超えると、可塑剤の
滲み出しが起こり、合わせガラスの接着性等に悪影響が
ある。したがって、隣接する各層の可塑剤含有量の差は
50重量部以下である必要がある。
【0047】なお、これらのポリビニルアセタール樹脂
には、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、接着性調
整剤、界面活性剤、着色剤など合わせガラス用中間膜に
使用されている公知の添加剤を配合することができる。
には、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、接着性調
整剤、界面活性剤、着色剤など合わせガラス用中間膜に
使用されている公知の添加剤を配合することができる。
【0048】紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾー
ル系のもの、例えば、チバガイギー社製のチヌビンP
(商品名)、チヌビン320(商品名)、チヌビン32
6(商品名)、チヌビン328(商品名)等が挙げられ
る。光安定剤としては、ヒンダードアミン系のもの、例
えば、旭電化社製のアデカスタブLA−57(商品名)
等が挙げられる。
ル系のもの、例えば、チバガイギー社製のチヌビンP
(商品名)、チヌビン320(商品名)、チヌビン32
6(商品名)、チヌビン328(商品名)等が挙げられ
る。光安定剤としては、ヒンダードアミン系のもの、例
えば、旭電化社製のアデカスタブLA−57(商品名)
等が挙げられる。
【0049】酸化防止剤としては、フェノール系のも
の、例えば、住友化学社製のスミライダーBHT(商品
名)、チバガイギー社製のイルガノックス1010(商
品名)等が挙げられる。
の、例えば、住友化学社製のスミライダーBHT(商品
名)、チバガイギー社製のイルガノックス1010(商
品名)等が挙げられる。
【0050】接着性調整剤としては、カルボン酸の金属
塩、例えば、オクチル酸、ヘキシル酸、酪酸、酢酸、蟻
酸等のカリウム塩やナトリウム塩が挙げられる。また、
界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、アルキ
ルベンゼンスルホン酸等が挙げられる。
塩、例えば、オクチル酸、ヘキシル酸、酪酸、酢酸、蟻
酸等のカリウム塩やナトリウム塩が挙げられる。また、
界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、アルキ
ルベンゼンスルホン酸等が挙げられる。
【0051】この発明の遮音製合わせガラスを製造する
には、通常の合わせガラスの製法が採用される。たとえ
ば、二枚の透明なガラス板の間に、前述の方法で成形し
た樹脂膜からなる中間膜を挟み、これをゴムバッグに入
れ、減圧吸引しながら約70〜110℃で予備接着し、
次いで、オートクレーブを用いるか或いはプレスを用
い、約120〜150℃で、約10〜15kg/cm2
の圧力で本接着を行うことにより製造される。
には、通常の合わせガラスの製法が採用される。たとえ
ば、二枚の透明なガラス板の間に、前述の方法で成形し
た樹脂膜からなる中間膜を挟み、これをゴムバッグに入
れ、減圧吸引しながら約70〜110℃で予備接着し、
次いで、オートクレーブを用いるか或いはプレスを用
い、約120〜150℃で、約10〜15kg/cm2
の圧力で本接着を行うことにより製造される。
【0052】なお、中間膜の全体の膜厚は、厚い方が遮
音性はよいが、合わせガラスとして最小限必要な耐貫通
性や耐候性を考慮すると、実用的には通常の合わせガラ
ス用中間膜における膜厚と同様に、一般に0.3〜1.
6mmの範囲が好ましい。ガラス板としては、無機透明
ガラス板のみならず、ポリカーボネート板、ポリメチル
メタクリレート板などの有機透明ガラス板も使用するこ
とができる。
音性はよいが、合わせガラスとして最小限必要な耐貫通
性や耐候性を考慮すると、実用的には通常の合わせガラ
ス用中間膜における膜厚と同様に、一般に0.3〜1.
6mmの範囲が好ましい。ガラス板としては、無機透明
ガラス板のみならず、ポリカーボネート板、ポリメチル
メタクリレート板などの有機透明ガラス板も使用するこ
とができる。
【0053】
【実施例】以下、この発明の実施例を比較例とともに示
す。
す。
【0054】(実施例1) 中間膜の製造 ポリビニルアルコールをn−オクチルアルデヒドでアセ
タール化して得られたポリビニルアセタール樹脂(重合
度1700、アセタール化度63モル%、ビニルアセテ
ート成分0.9モル%)100重量部と、可塑剤として
トリエチレングリコールジ−2−エチルブチレート40
重量部とを混合し、これをミキシングロールで十分に溶
融混練した後、プレス成形機で150℃、30分間プレ
ス成形して、厚さ0.38mmの中間膜を得た。
タール化して得られたポリビニルアセタール樹脂(重合
度1700、アセタール化度63モル%、ビニルアセテ
ート成分0.9モル%)100重量部と、可塑剤として
トリエチレングリコールジ−2−エチルブチレート40
重量部とを混合し、これをミキシングロールで十分に溶
融混練した後、プレス成形機で150℃、30分間プレ
ス成形して、厚さ0.38mmの中間膜を得た。
【0055】合わせガラスの製造 上記中間膜を用い、両側から透明なフロートガラス(縦
30cm×横30cm×厚さ3mm)で挟み、これをゴ
ムバッグ内に入れ、20torrの真空度で20分間脱
気した後、脱気したまま90℃のオーブンに移し、さら
に80℃で30分間保持しつつ真空プレスした。
30cm×横30cm×厚さ3mm)で挟み、これをゴ
ムバッグ内に入れ、20torrの真空度で20分間脱
気した後、脱気したまま90℃のオーブンに移し、さら
に80℃で30分間保持しつつ真空プレスした。
【0056】このようにして予備接着された合わせガラ
スを、エアー式オートクレーブ中で圧力12kg/cm
2 、温度135℃の条件で20分間本接着を行い、中間
膜が単層構成の透明な合わせガラスを得た。
スを、エアー式オートクレーブ中で圧力12kg/cm
2 、温度135℃の条件で20分間本接着を行い、中間
膜が単層構成の透明な合わせガラスを得た。
【0057】(実施例2) 中間膜の製造 ポリビニルアルコールをn−ブチルアルデヒドでアセタ
ール化して得られたポリビニルアセタール樹脂(重合度
1700、アセタール化度50モル%、ビニルアセテー
ト成分28モル%)100重量部と、可塑剤としてトリ
エチレングリコールジ−2−エチルブチレート40重量
部とを混合し、これをミキシングロールで十分に溶融混
練した後、プレス成形機で150℃、30分間プレス成
形して、厚さ0.38mmの中間膜を得た。
ール化して得られたポリビニルアセタール樹脂(重合度
1700、アセタール化度50モル%、ビニルアセテー
ト成分28モル%)100重量部と、可塑剤としてトリ
エチレングリコールジ−2−エチルブチレート40重量
部とを混合し、これをミキシングロールで十分に溶融混
練した後、プレス成形機で150℃、30分間プレス成
形して、厚さ0.38mmの中間膜を得た。
【0058】合わせガラスの製造 この中間膜を用い、それ以外は実施例1と同様に行っ
て、中間膜が単層構成の透明な合わせガラスを得た。
て、中間膜が単層構成の透明な合わせガラスを得た。
【0059】(実施例3) 中間膜の製造 ポリビニルアルコールをn−ヘキシルアルデヒドでアセ
タール化して得られたポリビニルアセタール樹脂(重合
度1700、アセタール化度65モル%、ビニルアセテ
ート成分0.9モル%)100重量部と、可塑剤として
トリエチレングリコールジ−2−エチルブチレート40
重量部とを混合し、これをミキシングロールで十分に溶
融混練した後、プレス成形機で150℃、30分間プレ
ス成形して、厚さ0.12mmの樹脂膜Aを得た。
タール化して得られたポリビニルアセタール樹脂(重合
度1700、アセタール化度65モル%、ビニルアセテ
ート成分0.9モル%)100重量部と、可塑剤として
トリエチレングリコールジ−2−エチルブチレート40
重量部とを混合し、これをミキシングロールで十分に溶
融混練した後、プレス成形機で150℃、30分間プレ
ス成形して、厚さ0.12mmの樹脂膜Aを得た。
【0060】また、ポリビニルアルコールをn−ブチル
アルデヒドでアセタール化して得られたポリビニルアセ
タール樹脂(重合度1700、アセタール化度66モル
%、ビニルアセテート成分0.9モル%)100重量部
と、可塑剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチ
ルブチレート40重量部とを混合し、これをミキシング
ロールで十分に溶融混練した後、プレス成形機で150
℃、30分間プレス成形して、厚さ0.13mmの樹脂
膜Bを得た。
アルデヒドでアセタール化して得られたポリビニルアセ
タール樹脂(重合度1700、アセタール化度66モル
%、ビニルアセテート成分0.9モル%)100重量部
と、可塑剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチ
ルブチレート40重量部とを混合し、これをミキシング
ロールで十分に溶融混練した後、プレス成形機で150
℃、30分間プレス成形して、厚さ0.13mmの樹脂
膜Bを得た。
【0061】合わせガラスの製造 上記樹脂膜Aと樹脂膜BとをB/A/Bのように積層
し、それ以外は実施例1と同様に行って、中間膜がB/
A/Bの積層構成をもった透明な合わせガラスを得た。
し、それ以外は実施例1と同様に行って、中間膜がB/
A/Bの積層構成をもった透明な合わせガラスを得た。
【0062】(実施例4) 中間膜の製造 ポリビニルアルコールをn−ブチルアルデヒドでアセタ
ール化して得られたポリビニルアセタール樹脂(重合度
1700、アセタール化度58モル%、ビニルアセテー
ト成分12モル%)100重量部と、可塑剤としてトリ
エチレングリコールジ−2−エチルブチレート40重量
部とを混合し、これをミキシングロールで十分に溶融混
練した後、プレス成形機で150℃、30分間プレス成
形して、厚さ0.12mmの樹脂膜Aを得た。
ール化して得られたポリビニルアセタール樹脂(重合度
1700、アセタール化度58モル%、ビニルアセテー
ト成分12モル%)100重量部と、可塑剤としてトリ
エチレングリコールジ−2−エチルブチレート40重量
部とを混合し、これをミキシングロールで十分に溶融混
練した後、プレス成形機で150℃、30分間プレス成
形して、厚さ0.12mmの樹脂膜Aを得た。
【0063】また、ポリビニルアルコールをn−ブチル
アルデヒドでアセタール化して得られたポリビニルアセ
タール樹脂(重合度1700、アセタール化度66モル
%、ビニルアセテート成分0.9モル%)100重量部
と、可塑剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチ
ルブチレート40重量部とを混合し、これをミキシング
ロールで十分に溶融混練した後、プレス成形機で150
℃、30分間プレス成形して、厚さ0.13mmの樹脂
膜Bを得た。
アルデヒドでアセタール化して得られたポリビニルアセ
タール樹脂(重合度1700、アセタール化度66モル
%、ビニルアセテート成分0.9モル%)100重量部
と、可塑剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチ
ルブチレート40重量部とを混合し、これをミキシング
ロールで十分に溶融混練した後、プレス成形機で150
℃、30分間プレス成形して、厚さ0.13mmの樹脂
膜Bを得た。
【0064】合わせガラスの製造 上記樹脂膜Aと樹脂膜BとをB/A/Bのように積層
し、それ以外は実施例1と同様に行って、中間膜がB/
A/Bの積層構成をもった透明な合わせガラスを得た。
し、それ以外は実施例1と同様に行って、中間膜がB/
A/Bの積層構成をもった透明な合わせガラスを得た。
【0065】(実施例5) 中間膜の製造 ポリビニルアルコールをn−ヘキシルアルデヒドでアセ
タール化して得られたポリビニルアセタール樹脂(重合
度1700、アセタール化度67モル%、ビニルアセテ
ート成分12モル%)100重量部と、可塑剤としてト
リエチレングリコールジ−2−エチルブチレート40重
量部とを混合し、これをミキシングロールで十分に溶融
混練した後、プレス成形機で150℃、30分間プレス
成形して、厚さ0.38mmの樹脂膜Aを得た。
タール化して得られたポリビニルアセタール樹脂(重合
度1700、アセタール化度67モル%、ビニルアセテ
ート成分12モル%)100重量部と、可塑剤としてト
リエチレングリコールジ−2−エチルブチレート40重
量部とを混合し、これをミキシングロールで十分に溶融
混練した後、プレス成形機で150℃、30分間プレス
成形して、厚さ0.38mmの樹脂膜Aを得た。
【0066】また、ポリビニルアルコールをn−ブチル
アルデヒドでアセタール化して得られたポリビニルアセ
タール樹脂(重合度1700、アセタール化度66モル
%、ビニルアセテート成分0.9モル%)100重量部
と、可塑剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチ
ルブチレート40重量部とを混合し、これをミキシング
ロールで十分に溶融混練した後、プレス成形機で150
℃、30分間プレス成形して、厚さ0.38mmの樹脂
膜Bを得た。
アルデヒドでアセタール化して得られたポリビニルアセ
タール樹脂(重合度1700、アセタール化度66モル
%、ビニルアセテート成分0.9モル%)100重量部
と、可塑剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチ
ルブチレート40重量部とを混合し、これをミキシング
ロールで十分に溶融混練した後、プレス成形機で150
℃、30分間プレス成形して、厚さ0.38mmの樹脂
膜Bを得た。
【0067】合わせガラスの製造 上記樹脂膜Aと樹脂膜BとをA/Bのように積層し、そ
れ以外は実施例1と同様に行って、中間膜がA/Bの積
層構成をもった透明な合わせガラスを得た。
れ以外は実施例1と同様に行って、中間膜がA/Bの積
層構成をもった透明な合わせガラスを得た。
【0068】(実施例6) 中間膜の製造 ポリビニルアルコールをn−ブチルアルデヒドでアセタ
ール化して得られたポリビニルアセタール樹脂(重合度
1700、アセタール化度50モル%、ビニルアセテー
ト成分28モル%)100重量部と、可塑剤としてトリ
エチレングリコールジ−2−エチルブチレート40重量
部とを混合し、これをミキシングロールで十分に溶融混
練した後、プレス成形機で150℃、30分間プレス成
形して、厚さ0.12mmの樹脂膜Aを得た。
ール化して得られたポリビニルアセタール樹脂(重合度
1700、アセタール化度50モル%、ビニルアセテー
ト成分28モル%)100重量部と、可塑剤としてトリ
エチレングリコールジ−2−エチルブチレート40重量
部とを混合し、これをミキシングロールで十分に溶融混
練した後、プレス成形機で150℃、30分間プレス成
形して、厚さ0.12mmの樹脂膜Aを得た。
【0069】また、ポリビニルアルコールをn−ブチル
アルデヒドでアセタール化して得られたポリビニルアセ
タール樹脂(重合度1700、アセタール化度66モル
%、ビニルアセテート成分0.9モル%)100重量部
と、可塑剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチ
ルブチレート40重量部とを混合し、これをミキシング
ロールで十分に溶融混練した後、プレス成形機で150
℃、30分間プレス成形して、厚さ0.13mmの樹脂
膜Bを得た。
アルデヒドでアセタール化して得られたポリビニルアセ
タール樹脂(重合度1700、アセタール化度66モル
%、ビニルアセテート成分0.9モル%)100重量部
と、可塑剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチ
ルブチレート40重量部とを混合し、これをミキシング
ロールで十分に溶融混練した後、プレス成形機で150
℃、30分間プレス成形して、厚さ0.13mmの樹脂
膜Bを得た。
【0070】合わせガラスの製造 上記樹脂膜Aと樹脂膜BとをB/A/Bのように積層
し、それ以外は実施例1と同様に行って、中間膜がB/
A/Bの積層構成をもった透明な合わせガラスを得た。
し、それ以外は実施例1と同様に行って、中間膜がB/
A/Bの積層構成をもった透明な合わせガラスを得た。
【0071】(実施例7) 中間膜の製造 ポリビニルアルコールをn−ヘキシルアルデヒドでアセ
タール化して得られたポリビニルアセタール樹脂(重合
度1700、アセタール化度65モル%、ビニルアセテ
ート成分9モル%)100重量部と、可塑剤としてトリ
エチレングリコールジ−2−エチルブチレート50重量
部とを混合し、これをミキシングロールで十分に溶融混
練した後、プレス成形機で150℃、30分間プレス成
形して、厚さ0.19mmの樹脂膜Aを得た。
タール化して得られたポリビニルアセタール樹脂(重合
度1700、アセタール化度65モル%、ビニルアセテ
ート成分9モル%)100重量部と、可塑剤としてトリ
エチレングリコールジ−2−エチルブチレート50重量
部とを混合し、これをミキシングロールで十分に溶融混
練した後、プレス成形機で150℃、30分間プレス成
形して、厚さ0.19mmの樹脂膜Aを得た。
【0072】また、ポリビニルアルコールをn−プロピ
ルアルデヒドでアセタール化して得られたポリビニルア
セタール樹脂(重合度1700、アセタール化度66モ
ル%、ビニルアセテート成分3モル%)100重量部
と、可塑剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチ
ルブチレート40重量部とを混合し、これをミキシング
ロールで十分に溶融混練した後、プレス成形機で150
℃、30分間プレス成形して、厚さ0.13mmの樹脂
膜Bを得た。
ルアルデヒドでアセタール化して得られたポリビニルア
セタール樹脂(重合度1700、アセタール化度66モ
ル%、ビニルアセテート成分3モル%)100重量部
と、可塑剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチ
ルブチレート40重量部とを混合し、これをミキシング
ロールで十分に溶融混練した後、プレス成形機で150
℃、30分間プレス成形して、厚さ0.13mmの樹脂
膜Bを得た。
【0073】合わせガラスの製造 上記樹脂膜Aと樹脂膜BとをB/A/B/A/Bのよう
に積層し、それ以外は実施例1と同様に行って、中間膜
がB/A/B/A/Bの積層構成をもった透明な合わせ
ガラスを得た。
に積層し、それ以外は実施例1と同様に行って、中間膜
がB/A/B/A/Bの積層構成をもった透明な合わせ
ガラスを得た。
【0074】(比較例1) 中間膜の製造 ポリビニルアルコールをn−ブチルアルデヒドでアセタ
ール化して得られたポリビニルアセタール樹脂(重合度
1700、アセタール化度67モル%、ビニルアセテー
ト成分0.9モル%)100重量部と、可塑剤としてト
リエチレングリコールジ−2−エチルブチレート40重
量部とを混合し、これをミキシングロールで十分に溶融
混練した後、プレス成形機で150℃、30分間プレス
成形して、厚さ0.38mmの中間膜を得た。
ール化して得られたポリビニルアセタール樹脂(重合度
1700、アセタール化度67モル%、ビニルアセテー
ト成分0.9モル%)100重量部と、可塑剤としてト
リエチレングリコールジ−2−エチルブチレート40重
量部とを混合し、これをミキシングロールで十分に溶融
混練した後、プレス成形機で150℃、30分間プレス
成形して、厚さ0.38mmの中間膜を得た。
【0075】合わせガラスの製造 この中間膜を用い、それ以外は実施例1と同様に行っ
て、中間膜が単層構成の透明な合わせガラスを得た。
て、中間膜が単層構成の透明な合わせガラスを得た。
【0076】(比較例2) 中間膜の製造 PVC系樹脂(塩化ビニル−エチレン−グリシジルメタ
クリレート共重合体、重合度800、塩化ビニル成分9
3重量%、エチレン成分5重量%、グリシジルメタクリ
レート成分2重量%)100重量部と、可塑剤としてト
リエチレングリコールジ−2−エチルブチレート40重
量部及び有機錫系熱安定剤3重量部とを混合し、これを
ミキシングロールで十分に溶融混練した後、プレス成形
機で160℃、5分間プレス成形して、厚さ0.38m
mの中間膜を得た。
クリレート共重合体、重合度800、塩化ビニル成分9
3重量%、エチレン成分5重量%、グリシジルメタクリ
レート成分2重量%)100重量部と、可塑剤としてト
リエチレングリコールジ−2−エチルブチレート40重
量部及び有機錫系熱安定剤3重量部とを混合し、これを
ミキシングロールで十分に溶融混練した後、プレス成形
機で160℃、5分間プレス成形して、厚さ0.38m
mの中間膜を得た。
【0077】合わせガラスの製造 この中間膜を用い、エアー式オートクレーブ中での本接
着の温度を150℃に変更し、それ以外は実施例1と同
様に行って、中間膜が単層構成の透明な合わせガラスを
得た。
着の温度を150℃に変更し、それ以外は実施例1と同
様に行って、中間膜が単層構成の透明な合わせガラスを
得た。
【0078】(比較例3) 中間膜の製造 EVA系樹脂(エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン成分81重量%、酢酸ビニル成分19重量%、MI:
2.5)100重量部と、架橋剤としてトリアリルイソ
シアヌレート3重量部と、架橋開始剤として1,1−ビ
ス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチル
シクロヘキサン1と、接着力調整剤としてγ−メタクロ
キシプロピルトリメトキシシラン0.3重量部を、ロー
ルミルに供給して100℃で溶融混練し、これをプレス
成形機で100℃、120kg/cm2 でプレス成形し
て、厚さ0.38mmの中間膜を得た。
ン成分81重量%、酢酸ビニル成分19重量%、MI:
2.5)100重量部と、架橋剤としてトリアリルイソ
シアヌレート3重量部と、架橋開始剤として1,1−ビ
ス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチル
シクロヘキサン1と、接着力調整剤としてγ−メタクロ
キシプロピルトリメトキシシラン0.3重量部を、ロー
ルミルに供給して100℃で溶融混練し、これをプレス
成形機で100℃、120kg/cm2 でプレス成形し
て、厚さ0.38mmの中間膜を得た。
【0079】合わせガラスの製造 上記中間膜を、厚さ3mmの二枚の透明フロートガラス
板(300mm×300mm)の間に挟み、この三層積
層体をゴムバッグに入れ、10torrの真空度で20
分間脱気した後、脱気状態のまま100℃のオーブンに
移し、この温度で30分間保持した。次いで、オートク
レーブ内で温度135℃、圧力12kg/cm2 の条件
で熱圧着し、中間膜が単層構成の透明な合わせガラスを
得た。
板(300mm×300mm)の間に挟み、この三層積
層体をゴムバッグに入れ、10torrの真空度で20
分間脱気した後、脱気状態のまま100℃のオーブンに
移し、この温度で30分間保持した。次いで、オートク
レーブ内で温度135℃、圧力12kg/cm2 の条件
で熱圧着し、中間膜が単層構成の透明な合わせガラスを
得た。
【0080】上記各実施例及び各比較例で得られた合わ
せガラスについて、周波数と温度を変えて下記の方法で
損失係数を測定した。また、合わせガラスの遮音性につ
いては、温度を変えて下記の方法で音響透過損失(TL
値)を測定し、この値により評価した。さらに、下記の
方法で耐候性を評価した。その結果を表1〜表3に示
す。
せガラスについて、周波数と温度を変えて下記の方法で
損失係数を測定した。また、合わせガラスの遮音性につ
いては、温度を変えて下記の方法で音響透過損失(TL
値)を測定し、この値により評価した。さらに、下記の
方法で耐候性を評価した。その結果を表1〜表3に示
す。
【0081】(損失係数の測定)各合わせガラスから試
料(幅25mm×長さ300mm)を切り出し、この試
料を恒温槽の中でダンピング試験用の振動発生機(振研
社製の加振機「G21−005D」)により加振し、そ
こから得られる振動特性を、機械インピーダンスアンプ
(リオン社製の「XG−81」)にて増幅し、振動スペ
クトルをFFTスペクトラムアナライザー(横河ヒュー
レットパッカード社製の「FFTアナライザー HP
3582A」)により解析して、損失係数を求めた。
料(幅25mm×長さ300mm)を切り出し、この試
料を恒温槽の中でダンピング試験用の振動発生機(振研
社製の加振機「G21−005D」)により加振し、そ
こから得られる振動特性を、機械インピーダンスアンプ
(リオン社製の「XG−81」)にて増幅し、振動スペ
クトルをFFTスペクトラムアナライザー(横河ヒュー
レットパッカード社製の「FFTアナライザー HP
3582A」)により解析して、損失係数を求めた。
【0082】(遮音性の評価)上記の方法で求めた損失
係数と、ガラスとの共振周波数との比から、周波数(H
z)と音響透過損失(dB)との関係を示すグラフを作
成し、周波数2000Hz近辺における極小の音響透過
損失(TL値)を求め、このTL値をもって、所定温度
における遮音性を評価した。このTL値が高いほど遮音
性が優れている。
係数と、ガラスとの共振周波数との比から、周波数(H
z)と音響透過損失(dB)との関係を示すグラフを作
成し、周波数2000Hz近辺における極小の音響透過
損失(TL値)を求め、このTL値をもって、所定温度
における遮音性を評価した。このTL値が高いほど遮音
性が優れている。
【0083】(耐候性の評価)上記合わせガラスについ
て、JIS A1415に基づき、サンシャインウエザ
ロメーターを用い、ブラックパネル温度63℃で300
0時間照射した。照射後の合わせガラスについて、JI
S K7105に基づき、全光線透過率(%)を測定し
た。また、照射前及び照射後の合わせガラスについて、
JIS K7105に基づき、黄色度(YI)を測定
し、その黄変度(ΔYI)を求めた。
て、JIS A1415に基づき、サンシャインウエザ
ロメーターを用い、ブラックパネル温度63℃で300
0時間照射した。照射後の合わせガラスについて、JI
S K7105に基づき、全光線透過率(%)を測定し
た。また、照射前及び照射後の合わせガラスについて、
JIS K7105に基づき、黄色度(YI)を測定
し、その黄変度(ΔYI)を求めた。
【0084】
【表1】
【0085】
【表2】
【0086】
【表3】
【0087】(実施例8) 中間膜の製造 ポリビニルブチラール樹脂(PVB樹脂:重合度170
0、ビニルアセテート成分1モル%、ブチラール化度6
6モル%)100重量部と、可塑剤としてトリエチレン
グリコールジ−2−エチルブチレート40重量部とを混
合し、これをミキシングロールで十分に溶融混練した
後、プレス成形機でプレス成形し、平均膜厚0.13m
mの樹脂膜Cを得た。
0、ビニルアセテート成分1モル%、ブチラール化度6
6モル%)100重量部と、可塑剤としてトリエチレン
グリコールジ−2−エチルブチレート40重量部とを混
合し、これをミキシングロールで十分に溶融混練した
後、プレス成形機でプレス成形し、平均膜厚0.13m
mの樹脂膜Cを得た。
【0088】また、ポリビニルブチラール樹脂(PVB
樹脂:重合度2200、ビニルアセテート成分1モル
%、ブチラール化度65モル%)100重量部と、可塑
剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレ
ート40重量部とを混合し、これをミキシングロールで
十分に溶融混練した後、プレス成形機でプレス成形し、
平均膜厚0.12mmの樹脂膜Dを得た。
樹脂:重合度2200、ビニルアセテート成分1モル
%、ブチラール化度65モル%)100重量部と、可塑
剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレ
ート40重量部とを混合し、これをミキシングロールで
十分に溶融混練した後、プレス成形機でプレス成形し、
平均膜厚0.12mmの樹脂膜Dを得た。
【0089】合わせガラスの製造 上記の樹脂膜Cと樹脂膜DとをC/D/Cのように積層
し、それ以外は実施例1と同様に行って、中間膜がC/
D/Cの積層構成をもった透明な合わせガラスを得た。
し、それ以外は実施例1と同様に行って、中間膜がC/
D/Cの積層構成をもった透明な合わせガラスを得た。
【0090】(実施例9) 中間膜の製造 ポリビニルブチラール樹脂(PVB樹脂:重合度500
0、残存アセチル基1モル%、ブチラール化度66モル
%)100重量部と、可塑剤としてトリエチレングリコ
ールジ−2−エチルブチレート40重量部とを混合し、
これをミキシングロールで十分に溶融混練した後、プレ
ス成形機でプレス成形し、平均膜厚0.19mmの樹脂
膜Cを得た。
0、残存アセチル基1モル%、ブチラール化度66モル
%)100重量部と、可塑剤としてトリエチレングリコ
ールジ−2−エチルブチレート40重量部とを混合し、
これをミキシングロールで十分に溶融混練した後、プレ
ス成形機でプレス成形し、平均膜厚0.19mmの樹脂
膜Cを得た。
【0091】また、ポリビニルブチラール樹脂(PVB
樹脂:重合度1000、ビニルアセテート成分1モル
%、ブチラール化度65モル%)100重量部と、可塑
剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレ
ート40重量部とを混合し、これをミキシングロールで
十分に溶融混練した後、プレス成形機でプレス成形し、
平均膜厚0.38mmの樹脂膜Dを得た。
樹脂:重合度1000、ビニルアセテート成分1モル
%、ブチラール化度65モル%)100重量部と、可塑
剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレ
ート40重量部とを混合し、これをミキシングロールで
十分に溶融混練した後、プレス成形機でプレス成形し、
平均膜厚0.38mmの樹脂膜Dを得た。
【0092】合わせガラスの製造 上記の樹脂膜Cと樹脂膜DとをC/D/Cのように積層
し、それ以外は実施例1と同様に行って、中間膜がC/
D/Cの積層構成をもった透明な合わせガラスを得た。
し、それ以外は実施例1と同様に行って、中間膜がC/
D/Cの積層構成をもった透明な合わせガラスを得た。
【0093】(実施例10) 中間膜の製造 ポリビニルブチラール樹脂(PVB樹脂:重合度170
0、ビニルアセテート成分1モル%、ブチラール化度6
6モル%)100重量部と、可塑剤としてトリエチレン
グリコールジ−2−エチルブチレート40重量部とを混
合し、これをミキシングロールで十分に溶融混練した
後、プレス成形機でプレス成形し、平均膜厚0.20m
mの樹脂膜Cを得た。
0、ビニルアセテート成分1モル%、ブチラール化度6
6モル%)100重量部と、可塑剤としてトリエチレン
グリコールジ−2−エチルブチレート40重量部とを混
合し、これをミキシングロールで十分に溶融混練した
後、プレス成形機でプレス成形し、平均膜厚0.20m
mの樹脂膜Cを得た。
【0094】また、ポリビニルブチラール樹脂(PVB
樹脂:重合度500、ビニルアセテート成分1モル%、
ブチラール化度65モル%)100重量部と、可塑剤と
してトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレート
40重量部とを混合し、これをミキシングロールで十分
に溶融混練した後、プレス成形機でプレス成形し、平均
膜厚0.18mmの樹脂膜Dを得た。
樹脂:重合度500、ビニルアセテート成分1モル%、
ブチラール化度65モル%)100重量部と、可塑剤と
してトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレート
40重量部とを混合し、これをミキシングロールで十分
に溶融混練した後、プレス成形機でプレス成形し、平均
膜厚0.18mmの樹脂膜Dを得た。
【0095】さらに、ポリビニルブチラール樹脂(PV
B樹脂:重合度4000、ビニルアセテート成分1モル
%、ブチラール化度66モル%)100重量部と、可塑
剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレ
ート40重量部とを混合し、これをミキシングロールで
十分に溶融混練した後、プレス成形機でプレス成形し、
平均膜厚0.18mmの樹脂膜Eを得た。
B樹脂:重合度4000、ビニルアセテート成分1モル
%、ブチラール化度66モル%)100重量部と、可塑
剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレ
ート40重量部とを混合し、これをミキシングロールで
十分に溶融混練した後、プレス成形機でプレス成形し、
平均膜厚0.18mmの樹脂膜Eを得た。
【0096】合わせガラスの製造 上記の樹脂膜Cと樹脂膜Dと樹脂膜Eとを、C/D/E
/Cのように積層し、それ以外は実施例1と同様に行っ
て、中間膜がC/D/E/Cの積層構成をもった透明な
合わせガラスを得た。
/Cのように積層し、それ以外は実施例1と同様に行っ
て、中間膜がC/D/E/Cの積層構成をもった透明な
合わせガラスを得た。
【0097】(実施例11) 中間膜の製造 ポリビニルブチラール樹脂(PVB樹脂:重合度150
0、ビニルアセテート成分1モル%、ブチラール化度6
6モル%)100重量部と、可塑剤としてトリエチレン
グリコールジ−2−エチルブチレート40重量部とを混
合し、これをミキシングロールで十分に溶融混練した
後、プレス成形機でプレス成形し、平均膜厚0.19m
mの樹脂膜Cを得た。
0、ビニルアセテート成分1モル%、ブチラール化度6
6モル%)100重量部と、可塑剤としてトリエチレン
グリコールジ−2−エチルブチレート40重量部とを混
合し、これをミキシングロールで十分に溶融混練した
後、プレス成形機でプレス成形し、平均膜厚0.19m
mの樹脂膜Cを得た。
【0098】また、ポリビニルブチラール樹脂(PVB
樹脂:重合度2500、ビニルアセテート成分1モル
%、ブチラール化度66モル%)100重量部と、可塑
剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレ
ート40重量部とを混合し、これをミキシングロールで
十分に溶融混練した後、プレス成形機でプレス成形し、
平均膜厚0.19mmの樹脂膜Dを得た。
樹脂:重合度2500、ビニルアセテート成分1モル
%、ブチラール化度66モル%)100重量部と、可塑
剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレ
ート40重量部とを混合し、これをミキシングロールで
十分に溶融混練した後、プレス成形機でプレス成形し、
平均膜厚0.19mmの樹脂膜Dを得た。
【0099】合わせガラスの製造 上記の樹脂膜Cと樹脂膜DとをC/Dのように積層し、
それ以外は実施例1と同様に行って、中間膜がC/Dの
積層構成をもった透明な合わせガラスを得た。
それ以外は実施例1と同様に行って、中間膜がC/Dの
積層構成をもった透明な合わせガラスを得た。
【0100】上記各実施例で得られた合わせガラスにつ
いて、前述の方法により、損失係数を測定するとともに
遮音性及び耐候性を評価した。その結果を表4及び表5
に示す。
いて、前述の方法により、損失係数を測定するとともに
遮音性及び耐候性を評価した。その結果を表4及び表5
に示す。
【0101】
【表4】
【0102】
【表5】
【0103】(実施例12) 中間膜の製造 ポリビニルブチラール樹脂(PVB樹脂:重合度170
0、ビニルアセテート成分1モル%、ブチラール化度6
6モル%)100重量部と、可塑剤としてトリエチレン
グリコールジ−2−エチルブチレート40重量部とを混
合し、これをミキシングロールで十分に溶融混練した
後、プレス成形機でプレス成形し、平均膜厚0.13m
mの樹脂膜Fを得た。
0、ビニルアセテート成分1モル%、ブチラール化度6
6モル%)100重量部と、可塑剤としてトリエチレン
グリコールジ−2−エチルブチレート40重量部とを混
合し、これをミキシングロールで十分に溶融混練した
後、プレス成形機でプレス成形し、平均膜厚0.13m
mの樹脂膜Fを得た。
【0104】また、ポリビニルブチラール樹脂(PVB
樹脂:重合度1700、ビニルアセテート成分1モル
%、ブチラール化度65モル%)100重量部と、可塑
剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレ
ート55重量部とを混合し、これをミキシングロールで
十分に溶融混練した後、プレス成形機でプレス成形し、
平均膜厚0.12mmの樹脂膜Gを得た。
樹脂:重合度1700、ビニルアセテート成分1モル
%、ブチラール化度65モル%)100重量部と、可塑
剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレ
ート55重量部とを混合し、これをミキシングロールで
十分に溶融混練した後、プレス成形機でプレス成形し、
平均膜厚0.12mmの樹脂膜Gを得た。
【0105】合わせガラスの製造 上記の樹脂膜Fと樹脂膜GとをF/G/Fのように積層
し、それ以外は実施例1と同様に行って、中間膜がF/
G/Fの積層構成をもった透明な合わせガラスを得た。
し、それ以外は実施例1と同様に行って、中間膜がF/
G/Fの積層構成をもった透明な合わせガラスを得た。
【0106】(実施例13) 中間膜の製造 ポリビニルブチラール樹脂(PVB樹脂:重合度170
0、ビニルアセテート成分1モル%、ブチラール化度6
6モル%)100重量部と、可塑剤としてトリエチレン
グリコールジ−2−エチルブチレート40重量部とを混
合し、これをミキシングロールで十分に溶融混練した
後、プレス成形機でプレス成形し、平均膜厚0.19m
mの樹脂膜Fを得た。
0、ビニルアセテート成分1モル%、ブチラール化度6
6モル%)100重量部と、可塑剤としてトリエチレン
グリコールジ−2−エチルブチレート40重量部とを混
合し、これをミキシングロールで十分に溶融混練した
後、プレス成形機でプレス成形し、平均膜厚0.19m
mの樹脂膜Fを得た。
【0107】また、ポリビニルブチラール樹脂(PVB
樹脂:重合度1700、ビニルアセテート成分1モル
%、ブチラール化度65モル%)100重量部と、可塑
剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレ
ート45重量部とを混合し、これをミキシングロールで
十分に溶融混練した後、プレス成形機でプレス成形し、
平均膜厚0.38mmの樹脂膜Gを得た。
樹脂:重合度1700、ビニルアセテート成分1モル
%、ブチラール化度65モル%)100重量部と、可塑
剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレ
ート45重量部とを混合し、これをミキシングロールで
十分に溶融混練した後、プレス成形機でプレス成形し、
平均膜厚0.38mmの樹脂膜Gを得た。
【0108】合わせガラスの製造 上記の樹脂膜Fと樹脂膜GとをF/G/Fのように積層
し、それ以外は実施例1と同様に行って、中間膜がF/
G/Fの積層構成をもった透明な合わせガラスを得た。
し、それ以外は実施例1と同様に行って、中間膜がF/
G/Fの積層構成をもった透明な合わせガラスを得た。
【0109】(実施例14) 中間膜の製造 ポリビニルブチラール樹脂(PVB樹脂:重合度170
0、ビニルアセテート成分1モル%、ブチラール化度6
6モル%)100重量部と、可塑剤としてトリエチレン
グリコールジ−2−エチルブチレート40重量部とを混
合し、これをミキシングロールで十分に溶融混練した
後、プレス成形機でプレス成形し、平均膜厚0.21m
mの樹脂膜Fを得た。
0、ビニルアセテート成分1モル%、ブチラール化度6
6モル%)100重量部と、可塑剤としてトリエチレン
グリコールジ−2−エチルブチレート40重量部とを混
合し、これをミキシングロールで十分に溶融混練した
後、プレス成形機でプレス成形し、平均膜厚0.21m
mの樹脂膜Fを得た。
【0110】また、ポリビニルブチラール樹脂(PVB
樹脂:重合度1700、ビニルアセテート成分1モル
%、ブチラール化度65モル%)100重量部と、可塑
剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレ
ート70重量部とを混合し、これをミキシングロールで
十分に溶融混練した後、プレス成形機でプレス成形し、
平均膜厚0.17mmの樹脂膜Gを得た。
樹脂:重合度1700、ビニルアセテート成分1モル
%、ブチラール化度65モル%)100重量部と、可塑
剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレ
ート70重量部とを混合し、これをミキシングロールで
十分に溶融混練した後、プレス成形機でプレス成形し、
平均膜厚0.17mmの樹脂膜Gを得た。
【0111】さらに、ポリビニルブチラール樹脂(PV
B樹脂:重合度1700、ビニルアセテート成分1モル
%、ブチラール化度66モル%)100重量部と、可塑
剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレ
ート25重量部とを混合し、これをミキシングロールで
十分に溶融混練した後、プレス成形機でプレス成形し平
均膜厚0.17mmの樹脂膜Hを得た。
B樹脂:重合度1700、ビニルアセテート成分1モル
%、ブチラール化度66モル%)100重量部と、可塑
剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレ
ート25重量部とを混合し、これをミキシングロールで
十分に溶融混練した後、プレス成形機でプレス成形し平
均膜厚0.17mmの樹脂膜Hを得た。
【0112】合わせガラスの製造 上記の樹脂膜Fと樹脂膜Gと樹脂膜HとをF/G/H/
Fのように積層し、それ以外は実施例1と同様に行っ
て、中間膜がF/G/H/Fの積層構成をもった透明な
合わせガラスを得た。
Fのように積層し、それ以外は実施例1と同様に行っ
て、中間膜がF/G/H/Fの積層構成をもった透明な
合わせガラスを得た。
【0113】(実施例15) 中間膜の製造 ポリビニルブチラール樹脂(PVB樹脂:重合度170
0、ビニルアセテート成分1モル%、ブチラール化度6
6モル%)100重量部と、可塑剤としてトリエチレン
グリコールジ−2−エチルブチレート35重量部とを混
合し、これをミキシングロールで十分に溶融混練した
後、プレス成形機でプレス成形し、平均膜厚0.19m
mの樹脂膜Fを得た。
0、ビニルアセテート成分1モル%、ブチラール化度6
6モル%)100重量部と、可塑剤としてトリエチレン
グリコールジ−2−エチルブチレート35重量部とを混
合し、これをミキシングロールで十分に溶融混練した
後、プレス成形機でプレス成形し、平均膜厚0.19m
mの樹脂膜Fを得た。
【0114】また、ポリビニルブチラール樹脂(PVB
樹脂:重合度1700、ビニルアセテート成分1モル
%、ブチラール化度66モル%)100重量部と、可塑
剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレ
ート55重量部とを混合し、これをミキシングロールで
十分に溶融混練した後、プレス成形機でプレス成形し、
平均膜厚0.19mmの樹脂膜Gを得た。
樹脂:重合度1700、ビニルアセテート成分1モル
%、ブチラール化度66モル%)100重量部と、可塑
剤としてトリエチレングリコールジ−2−エチルブチレ
ート55重量部とを混合し、これをミキシングロールで
十分に溶融混練した後、プレス成形機でプレス成形し、
平均膜厚0.19mmの樹脂膜Gを得た。
【0115】合わせガラスの製造 上記の樹脂膜Fと樹脂膜GとをF/Gのように積層し、
それ以外は、実施例1と同様に行って、中間膜がF/G
の積層構成をもった透明な合わせガラスを得た。
それ以外は、実施例1と同様に行って、中間膜がF/G
の積層構成をもった透明な合わせガラスを得た。
【0116】上記各実施例で得られた合わせガラスにつ
いて、前述の方法により、損失係数を測定するとともに
遮音性及び耐候性を評価した。その結果を表6及び表7
に示す。
いて、前述の方法により、損失係数を測定するとともに
遮音性及び耐候性を評価した。その結果を表6及び表7
に示す。
【0117】
【表6】
【0118】
【表7】
【0119】
【発明の効果】上述の通り、この発明の遮音性合わせガ
ラスは、従来技術と同様なポリビニルアセタール樹脂を
使用しているので、透明性や耐候性や接着性がよく、し
かも耐貫通性がよく、ガラス破片が飛散しにくい等の合
わせガラスに必要な基本性能を有する。しかも、周波数
1000〜3000Hzにおける損失係数が、少なくと
も10〜40℃の温度範囲で全て0.1以上に保持され
ており、それにより比較的広い温度範囲にわたって優れ
た遮音性を発揮する。
ラスは、従来技術と同様なポリビニルアセタール樹脂を
使用しているので、透明性や耐候性や接着性がよく、し
かも耐貫通性がよく、ガラス破片が飛散しにくい等の合
わせガラスに必要な基本性能を有する。しかも、周波数
1000〜3000Hzにおける損失係数が、少なくと
も10〜40℃の温度範囲で全て0.1以上に保持され
ており、それにより比較的広い温度範囲にわたって優れ
た遮音性を発揮する。
【0120】また、この発明の遮音性合わせガラスによ
れば、従来技術のように中間膜表面や中間膜と接するガ
ラス表面に、たとえば透明導電膜や細線状素子等の適当
な加熱手段又は冷却手段を設けて、中間膜を10〜50
℃の温度範囲に保持するよう制御する必要がなく、低コ
ストで得られる。
れば、従来技術のように中間膜表面や中間膜と接するガ
ラス表面に、たとえば透明導電膜や細線状素子等の適当
な加熱手段又は冷却手段を設けて、中間膜を10〜50
℃の温度範囲に保持するよう制御する必要がなく、低コ
ストで得られる。
【0121】したがって、この発明の遮音性合わせガラ
スは、特に高い遮音性能が要求される建築物の窓ガラス
等に好適である。
スは、特に高い遮音性能が要求される建築物の窓ガラス
等に好適である。
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも二枚のガラス板の間に、可塑
化ポリビニルアセタール樹脂膜からなる中間膜が挟着さ
れてなる合わせガラスであって、周波数1000〜30
00Hzにおける損失係数が、少なくとも10〜40℃
の温度範囲で全て0.1以上に保持されていることを特
徴とする遮音性合わせガラス。 - 【請求項2】 中間膜が、ポリビニルアルコールを炭素
数3〜10のアルデヒドでアセタール化して得られたポ
リビニルアセタール樹脂と可塑剤とからなる樹脂膜を含
むことを特徴とする請求項1に記載の遮音性合わせガラ
ス。 - 【請求項3】 中間膜が、二種の可塑化ポリビニルアセ
タール樹脂膜A及びBからなる少なくとも二層の積層樹
脂膜であって、上記樹脂膜Aは、ポリビニルアルコール
を炭素数4〜6のアルデヒドでアセタール化して得ら
れ、ビニルアセテート成分が8〜30モル%のポリビニ
ルアセタール樹脂(a)と可塑剤とからなり、上記樹脂
膜Bは、ポリビニルアルコールを炭素数3又は4のアル
デヒドでアセタール化して得られ、ビニルアセテート成
分が4モル%以下のポリビニルアセタール樹脂(b)と
可塑剤とからなることを特徴とする請求項1に記載の遮
音性合わせガラス。 - 【請求項4】 中間膜が、少なくとも二層の可塑化ポリ
ビニルアセタール樹脂膜が積層されてなり、隣接する各
層に用いられるポリビニルアセタール樹脂の平均重合度
の差が300以上4500以下であることを特徴とする
請求項1〜3のいずれか1項に記載の遮音性合わせガラ
ス。 - 【請求項5】 中間膜が、少なくとも二層の可塑化ポリ
ビニルアセタール樹脂膜が積層されてなり、隣接する各
層の可塑剤含有量(樹脂100重量部に対する可塑剤の
重量部)の差が5重量部以上50重量部以下であること
を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遮音
性合わせガラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8211472A JPH1036146A (ja) | 1996-01-11 | 1996-08-09 | 遮音性合わせガラス |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP302996 | 1996-01-11 | ||
JP12573696 | 1996-05-21 | ||
JP8-3029 | 1996-05-21 | ||
JP8-125736 | 1996-05-21 | ||
JP8211472A JPH1036146A (ja) | 1996-01-11 | 1996-08-09 | 遮音性合わせガラス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1036146A true JPH1036146A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=27275632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8211472A Pending JPH1036146A (ja) | 1996-01-11 | 1996-08-09 | 遮音性合わせガラス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1036146A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-08-09 JP JP8211472A patent/JPH1036146A/ja active Pending
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JP2016193822A (ja) * | 2009-12-28 | 2016-11-17 | 積水化学工業株式会社 | 合わせガラス用中間膜及び合わせガラス |
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