JPH10294981A - マイクロホン機構 - Google Patents
マイクロホン機構Info
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- JPH10294981A JPH10294981A JP9100604A JP10060497A JPH10294981A JP H10294981 A JPH10294981 A JP H10294981A JP 9100604 A JP9100604 A JP 9100604A JP 10060497 A JP10060497 A JP 10060497A JP H10294981 A JPH10294981 A JP H10294981A
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Abstract
て性を容易にし小型化が図れ、高性能の内蔵マイクとな
るマイクロホン機構を得る。 【解決手段】 重りリング8を有するマイク本体部7が
振動吸収機能を有するダンパー部材10を備えたマイク
保持体9に保持されたマイクロホン機構において、マイ
ク保持体9の前後部に重りリング8及びマイク本体部7
の抜止め壁12,13が設けられ、ダンパー部材10の
外端部に設けたフランジ部11がビデオカメラ本体部1
とマイクホルダー16とで挟み付けられて支持され、マ
イク内外方の気密性を保持するようにした。
Description
ラ装置等の電子機器内に内蔵されるマイクロホン機構に
関し、詳しくは、マイクロホンの周波数特性を向上する
と共に、組立て性を容易にし小型化、かつ低コスト化を
可能にしたものである。
マイクロホン機構において、例えばビデオ機構部のモー
タの回転駆動あるいはテープリールやヘッドドラムの回
転に伴って発生する振動が機器本体部あるいはキャビネ
ット等からマイクロホン本体部(以下、単にマイク本体
部という)に伝わるのを防止するため、マイク本体部は
振動を吸収する機能を有するダンパーを備えたゴム製の
マイク保持体を介して機器本体部に支持するようにした
ものがある。
ングを備えることでダンパーによる振動の吸収作用を高
めるようにしており、マイク本体部と重りリングがマイ
ク保持体に保持されてマイクユニットを構成している。
たマイクユニットは、重りリングをマイク本体部に直接
カシメ固定している場合では、マイク特性が低下すると
いった問題がある。
グがマイク保持体からの抜け出しを防止するために接着
剤等で固定している。
の構造においては、機器本体部からマイク保持体に伝わ
る振動が数KHZの帯域にまで達する振動ノイズとなって
マイクユニットに伝達される。この結果、マイクのS/
N比の悪化が発生し性能の低い内蔵マイクとなってい
た。
ためになされたもので、マイクの周波数特性を向上する
と共に、組立て性を容易にし小型化が図れ、高性能の内
蔵マイクとなるマイクロホン機構を得ることを目的とす
る。
め、本発明によるマイクロホン機構は、重りリング及び
マイク本体部がマイク保持体の抜止め壁に保持され、ダ
ンパー部材の端部のフランジ部が電子機器本体部と保持
部材とで挟み付けられて固定され気密性を保持するよう
にしたものである。
実施の形態をビデオカメラ装置の内蔵マイクに適用した
例をとって図面を参照して説明する。
り、ビデオカメラ本体部1の前面部にフロントキャビネ
ット2を有し、このフロントキャビネット2にマイク部
3が配置されている。尚、フロントキャビネット2の上
部に撮影レンズ部4があり、ビデオカメラ本体部1側に
ビューファインダー5が配置されている。
図であり、図3はマイクロホン機構の組立て状態の拡大
断面図である。
横並びに一対備えられ、一方のマイクユニット6を分離
して示してある。マイクユニット6はカプセル状のマイ
ク本体部7と、このマイク本体部7の外周面に挿着され
る例えば真鍮等からなる筒状の重りリング8と、マイク
本体部7及び重りリング8が保持される柔軟なエラスト
マー等のゴム材製の筒状体からなるマイク保持体9から
構成されている。
面図を示す。マイク保持体9の前側の外周面には薄肉状
のダンパー部材10が一体成形されている。ダンパー部
材10はマイク保持体9の外周を覆うように筒状にさ
れ、外周端部に厚肉状のフランジ部11が形成されてい
る。
窓孔12aを有するフランジ状の抜止め壁12が一体成
形されている。また、マイク本体部9の後端部にも中心
に比較的大きな開口部13aを有するフランジ状の抜止
め壁13が一体成形されている。さらに、抜止め壁13
の一部(この例では抜止め壁13の対向側)に図4Aに
示すように2つのスリット溝14が形成されている。
ク本体部7の組付けは、まず、抜止め壁13を捲り上げ
てマイク保持体9の内周面に重りリング8を挿着し、続
いて、重りリング8内にマイク本体部7が挿入されたあ
と、捲り上げた抜止め壁13を元の位置に戻すことによ
ってマイクユニット6の組付けが完了する。また、上述
したマイクユニット6は、抜止め壁12の中心の窓孔1
2aがマイク本体部7の集音部となり、マイク本体部7
のリード線7aが抜止め壁13の開口部13aから引き
出される。
ト溝14を形成することで捲り上げを容易に行うことが
でき、重りリング8及びマイク本体部7の挿着作業を迅
速にすることができる。また、スリット溝14の数を増
やし図4Bに示すように例えば十文字状に形成すること
で、抜止め壁13の捲り上げをさらに確実に行うことが
できる。
れば、マイク保持体9内に挿着した重りリング8及びマ
イク本体部7は、その前端側においては抜止め壁12に
よって抜け落ちることがなく、また、後端側においては
抜止め壁13によって抜け落ちることもなく、従って、
マイク保持体9に対して重りリング8及びマイク本体部
7を接着したり、カシメ固定することもなく安定して保
持することができる。
構造を図2及び図5を参照して説明する。
15が形成されている。このマイク収納部15の底面に
は横並びの2つの孔部15a,15aが開いており、孔
部15a,15aの間にねじ孔15bがある。
クホルダー16は、2つのマイクユニット6がそれぞれ
収容される収容孔16a,16aを有し、この収容孔1
6a,16aの間にねじ孔17aが形成されたボス17
が突出している。そして、マイクホルダー16の外側に
マイクグリル18が取付けられる。マイクグリル18の
内面にはスポンジ等のフィルタ19が取り付けられ、こ
のマイクグリル18に設けた複数の係合片20の係合孔
20aをマイクホルダー16の係合爪16bに係止して
固定される。
フロントキャビネット2の収納部15の孔部15a,1
5aにマイク本体部7,7のそれぞれのリード線7a,
7aを通し、ダンパー部材10の端部のフランジ部11
を収納部15の底面に位置決めする。このあと、マイク
ユニット6の前方からマイクグリル18を取付けたマイ
クホルダー16を、その収容孔16a,16a内にマイ
クユニット6,6をそれぞれ収容した状態でマイクホル
ダー16の端部をダンパー部材10のフランジ部11に
押し当てる。この状態においてフロントキャビネット2
の内面側に、スポンジ等のクッションシート21を取付
けた止め板22を位置決めし、ねじ孔22aに外側から
通したねじ23をフロントキャビネット2のねし孔17
aを貫通し、マイクホルダー16のボス17にねじ止め
することによって組付けが終了する。
材10のフランジ部11がフロントキャビネット2とマ
イクホルダー16とで強く挟み付けられて支持され、マ
イク保持体9がダンパー部材10に懸架された状態で保
持される。これによって、ビデオカメラ本体部1側から
フロントキャビネット2に伝わった振動は、ダンパー部
材10に効果的に吸収されマイク本体部7の振動による
影響を軽減することができるようになっている。
がフロントキャビネット2とマイクホルダー16とで強
く挟み付けられる取付け構造は、フロントキャビネット
2の内方側、つまりビデオカメラ本体部1側とマイク集
音部側との気密性を高めることができる。また、止め板
22の取付けにより、ビデオカメラ本体部1側からの音
がマイク側へ侵入するのを防止することができる。
ド線7aは止め板22のクッションシート21の部分か
ら引き出され、その端部に設けたコネクタ7bを図示し
ない回路基板に接続される。また、図2において止め板
22のクッションシート21に形成されている凹部22
aは、マイクユニット6の後部にクッションシート21
が接触しないようにするための凹みである。
構は、外部からの振動を吸収するダンパー機能を有する
マイクユニット6において、マイク保持体9の両端部に
抜止め壁12,13を設けたことで、接着やカシメ加工
を行うことなくマイク保持体9内に挿着される重りリン
グ8及びマイク本体部7の抜け落ちを防止することがで
きる。また、抜止め壁13に複数のスリット溝14を形
成したことで捲り上げを簡単に行うことができ、マイク
保持体9内への重りリング8及びマイク本体部7の挿着
の作業性も容易となる。
部11をフロントキャビネット2とマイクホルダー16
とで強く挟み付けてマイクユニット6を支持する取付け
構造としたことで、フロントキャビネット2の内方側と
マイク集音部側との気密性を高めることができる。従っ
て、このようなことから、本発明のマイクロホン機構は
内蔵方式に要求される周波数特性の向上を図ることがで
きると共に、マイクユニットの組立て性を高め、かつ小
型化及び低コスト化を実現することができる。
限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲内で
種々の変形実施が可能である。
を示した断面図である。これによれば、フロントキャビ
ネット2の裏面側からマイクユニット6をマイク収納部
24内に収納した状態で、ダンパー部材10のフランジ
部11をフロントキャビネット2の縁部24aに位置決
めし、フロントキャビネット2の裏面側からフランジ部
11に止め板25を押し当て、図示しないねじで止め板
25をフロントキャビネット2に固定するようにしたも
のである。尚、上述した構成ではフロントキャビネット
2のマイク収納部24の前面はマイクグリル26が取付
けられ、マイク本体部7のリード線7aは止め板25に
形成した孔からスポンジ材25aを介して引き出され
る。
で、図5に示したマイクロホン機構からマイクホルダー
22が不要となると共に、構成が極めてシンプルとなり
組立て性を向上し、低コスト化が実現できる。
デオカメラ装置の内蔵マイクに適用した場合について説
明したが、その他、内蔵マイクが備えられる電子機器の
マイクロホン機構に広く適用可能である。
ン機構は、マイク保持体に抜止め壁を設けたことで、接
着やカシメ加工を行うことなくマイク保持体内に挿着さ
れる重りリング及びマイク本体部の抜け落ちを防止する
ことができる。また、ダンパー部材に設けたフランジ部
を電子機器本体と保持部材とで挟み付けて支持する取付
け構造としたことで、電子機器本体の内方側とマイク集
音部側との気密性を高めることができる。これによっ
て、内蔵方式に要求される周波数特性の向上を図ること
ができ、マイクユニットの組立て性を高め、かつ小型化
及び低コスト化を実現することができるといった効果が
ある。
視図である。
保持体の別の例の背面図である。
る。
6 マイクユニット、7 マイク本体部、8 重りリン
グ、9 マイク保持体、10 ダンパー部材、11 フ
ランジ部、12,13 抜止め壁、16 マイクホルダ
ー、18 マイクグリル、21 止め板
Claims (2)
- 【請求項1】 重りリングを有するマイク本体部が振動
吸収機能を有するダンパー部材を備えたマイク保持体に
挿着され、このマイク保持体が上記ダンパー部材を介し
て電子機器本体部に支持されるようにした内蔵形のマイ
クロホン機構において、 上記マイク保持体の前後部に上記重りリング及び上記マ
イク本体部の抜出し防止用の抜止め壁と、 上記ダンパー部材の外周端部にフランジ部と、 を備え、上記フランジ部が上記電子機器本体部と保持部
材とで挟み付けられて固定され、上記電子機器本体部内
外の気密性を保持した構成としたことを特徴とするマイ
クロホン機構。 - 【請求項2】 請求項1記載のマイクロホン機構におい
て、 上記マイク保持体の一方側の抜止め壁にスリット溝を形
成し、上記抜止め壁の捲り上げを容易にしたことを特徴
とするマイクロホン機構。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP10060497A JP3736022B2 (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | マイクロホン機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10060497A JP3736022B2 (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | マイクロホン機構 |
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Family
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Family Applications (1)
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JP10060497A Expired - Fee Related JP3736022B2 (ja) | 1997-04-17 | 1997-04-17 | マイクロホン機構 |
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- 1997-04-17 JP JP10060497A patent/JP3736022B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3736022B2 (ja) | 2006-01-18 |
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