JPH10215785A - 食品廃棄物の処理方法 - Google Patents
食品廃棄物の処理方法Info
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- JPH10215785A JPH10215785A JP9061650A JP6165097A JPH10215785A JP H10215785 A JPH10215785 A JP H10215785A JP 9061650 A JP9061650 A JP 9061650A JP 6165097 A JP6165097 A JP 6165097A JP H10215785 A JPH10215785 A JP H10215785A
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- food waste
- solid food
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/80—Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
- Y02P60/87—Re-use of by-products of food processing for fodder production
Landscapes
- Fertilizers (AREA)
- Fodder In General (AREA)
Abstract
加価値の有用物質を取得する。 【解決手段】 固形の食品廃棄物、例えば、オカラ、生
ゴミ、フスマ、魚アラ、ジュース、アルコール等の搾汁
粕単独または家畜糞尿を含む培地に、イエバエ(Mus
ca domestica)の卵を接種し、幼虫で処理
して生体物質と消化残渣を得る。消化残渣を有機肥料に
使用する場合は、家畜糞尿を混合するのが望ましい。家
畜糞尿には、豚糞、牛糞、鶏糞等を使用する。イエバエ
の接種は、培地100gに対し、30〜90mg程度が
好適である。飼育温度は25〜30℃の室温でよい。卵
からイエバエの幼虫になるまでの生育期間は約6〜7日
である。得られた消化残渣は有機肥料や土壌改良剤とし
て有用であり、幼虫は高蛋白質を含む飼料の原料として
利用できる。
Description
方法、特にハエの生命活動を利用して固形の食品廃棄物
を処理する方法に関するものである。
ゴミ、魚アラあるいはジュースやアルコール飲料、嗜好
品飲料等の搾汁粕は、一般的には焼却処理するか、ある
いは微生物により発酵処理されて堆肥化されていた。し
かしながら、固形の食品廃棄物とはいえかなりの水分を
含むので、焼却処理はエネルギー消費量が多くコスト高
になる。微生物による発酵処理は、長時間を要するのに
加えて、完熟してもなお臭気が残り、都市のベランダ菜
園などでの使用には、さらに脱臭処理が必要であった。
また発酵処理で得られるものが、堆肥あるいは土壌改良
剤といった付加価値の低い安価な製品であるため、経済
的な観点から事業化が困難であった。
を処理して、生体物質と消化残渣を得ることも知られて
いる(特開平6−116073号公報)。
バエの生命活動を利用して液体の食品廃棄物のひとつで
ある焼酎粕を処理する方法を出願中である(特願平7−
233167号)が、引きつづき鋭意研究の結果、焼酎
粕以外の固形の食品廃棄物についても、イエバエによる
処理はきわめて有効で、前記のごとき問題が一挙に解決
されることを見いだし本発明にいたった。
ネルギーコストで処理し、高付加価値の生産物を得る食
品廃棄物の処理方法を提供することを目的としている。
明の食品廃棄物の処理方法は、固形の食品廃棄物と家畜
糞尿とを含む培地を、イエバエ(Musca dome
stica)の幼虫で処理し、生体物質と消化残渣を得
ることを特徴としている。固形の食品廃棄物が、オカ
ラ、生ゴミ、フスマ、魚アラ及び酒粕からなる群から選
ばれた少なくともひとつである場合には、家畜糞尿を混
入しないでイエバエにより処理し、同様に生体物質と消
化残渣を得ることができる。
糞尿を含む培地、あるいは前記選ばれた固形の食品廃棄
物単独をイエバエの幼虫で処理して得られた生体物質
は、有用なタンパク質からなり、飼料の原料等に好適で
あり、消化残渣は、良好なアルカリ性の有機肥料として
利用できる。
は、Musca domesticaが好適である。原
料となる固形の食品廃棄物としては、手で取り扱い可能
なものであって、オカラ、生ゴミ、フスマ、魚アラ、ビ
ール粕、酒粕、コーヒー粕、果実ジュース粕、野菜ジュ
ース粕等の各種飲料搾汁粕を挙げることができる。生体
物質を得るだけであれば、コーヒーやジュースの搾汁粕
を除いた固形の食品廃棄物の培地を、家畜糞尿をいれず
に、イエバエにより単独処理することもできる。有機肥
料も得たいのであれば、家畜糞尿を併用するのが望まし
い。家畜糞尿としては、鶏糞のごとき含水分の少ないも
のだけではなく、豚舎や牛舎からでる糞尿など含水率が
多いものを利用できるのが、本発明の特徴でもある。固
形の食品廃棄物と家畜糞尿を併用する場合の混合比は、
それぞれ使用する食品廃棄物と家畜糞尿の種類に応じて
適宜選択すればよい。培地のpHは、イエバエの幼虫の
生育上5〜8に調整するのが望ましい。pHが4以下で
はイエバエの幼虫の生育が阻害される。pHの調整には
炭、活性炭等の中和剤を用いることができる。調製され
た培地に対するイエバエの接種は、培地100gに対
し、30〜90mg(イエバエの卵は1mg中約10
個)程度が好適である。イエバエの幼虫は、飼育温度2
5〜30℃、湿度20〜90%と、きわめて広い範囲で
強い繁殖能力を持っている。卵からイエバエの幼虫にな
るまでの生育期間は7日前後である。得られた消化残渣
は、パサパサで脱水、脱臭されており、有機肥料や土壌
改良剤として使用すると、微生物感染率は著しく低下す
る。幼虫は粗蛋白含量が約60%程度、脂肪分30%程
度で、すべての必須アミノ酸を含有しており、飼料とし
て魚粉並の価値がある。
培地を調整し、容器に入れた。培地の厚さは4〜5cm
であった。この培地にイエバエ(Muscadomes
tica)の卵、約4.5gを4カ所に分けて接種し
た。飼育環境は、室温30℃、湿度50%で、培地の温
度は約19℃であった。3日目には培地中で体長5〜8
mmの幼虫が確認され、4日目には幼虫が培地中から容
器の外へ出始めた。6〜7日目にはすべての幼虫が容器
外に出て分離された。生育した幼虫は色つやがよく動き
も活発であった。幼虫の総量は0.48kg、消化残渣
となった培地は4.17kgであった。消化残渣は無臭
でサラサラしており、有機肥料として有効であった。培
地のpHは最初が6.5で、終了時は8のアルカリ性を
示した。
5cmであった。この培地にイエバエ(Musca d
omestica)の卵、約4.5gを4カ所に分けて
接種した。飼育環境は、室温30℃、湿度50%で、培
地の温度は約19℃であった。3日目には培地中で体長
5〜8mmの幼虫が確認され、4日目には幼虫が培地中
から容器の外へ出始めた。6〜7日目にはすべての幼虫
が容器外に出て分離された。生育した幼虫は色つやがよ
く動きも活発であった。幼虫の総量は0.48kg、消
化残渣は4kgであった。消化残渣は無臭でサラサラし
ていた。培地のpHは最初が6で、終了時は7.5のア
ルカリ性を示した。
結果を得た。
理により、低コストで付加価値の高い高い有用物質の取
得が可能になり、下記のごとき利点が得られる。 .無用なものは全く出ず、低エネルギーコストで処理
できる。 .得られた消化残渣は有機肥料や土壌改良剤として利
用でき、高蛋白質含有の生体物質は、飼料原料などに活
用できる。
Claims (6)
- 【請求項1】 固形の食品廃棄物と家畜糞尿を含む培地
をイエバエ(Musca domestica)の幼虫
で処理し、生体物質と消化残渣を得ることを特徴とする
食品廃棄物の処理方法。 - 【請求項2】 固形の食品廃棄物が、オカラ、生ゴミ、
フスマ、魚アラ、及び飲料搾汁粕からなる群から選ばれ
た少なくともひとつであることを特徴とする請求項1記
載の食品廃棄物の処理方法。 - 【請求項3】 家畜糞尿が豚糞であることを特徴とする
請求項1記載の食品廃棄物の処理方法。 - 【請求項4】 オカラ、生ゴミ、フスマ、魚アラ及び酒
粕からなる群から選ばれた少なくともひとつの固形食品
廃棄物を含む培地をイエバエ(Muscadomest
ica)の幼虫で処理し、生体物質と消化残渣を得るこ
とを特徴とする食品廃棄物の処理方法。 - 【請求項5】 固形の食品廃棄物を含む培地をイエバエ
の幼虫で処理して得られた生体物質を有効成分とするこ
とを特徴とする飼料。 - 【請求項6】 固形の食品廃棄物と家畜糞尿を含む培地
をイエバエの幼虫で処理して得られた消化残渣を有効成
分とすることを特徴とする有機肥料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9061650A JPH10215785A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 食品廃棄物の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9061650A JPH10215785A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 食品廃棄物の処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10215785A true JPH10215785A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=13177324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9061650A Pending JPH10215785A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 食品廃棄物の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10215785A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-02-07 JP JP9061650A patent/JPH10215785A/ja active Pending
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