JPH10180315A - 継目無鋼管圧延用プラグおよび継目無鋼管の製造方法 - Google Patents
継目無鋼管圧延用プラグおよび継目無鋼管の製造方法Info
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- JPH10180315A JPH10180315A JP8349228A JP34922896A JPH10180315A JP H10180315 A JPH10180315 A JP H10180315A JP 8349228 A JP8349228 A JP 8349228A JP 34922896 A JP34922896 A JP 34922896A JP H10180315 A JPH10180315 A JP H10180315A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B25/00—Mandrels for metal tube rolling mills, e.g. mandrels of the types used in the methods covered by group B21B17/00; Accessories or auxiliary means therefor ; Construction of, or alloys for, mandrels or plugs
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課 題】 常時高温・高負荷にさらされる厳しい使用
条件下で従来よりも大幅に寿命が向上しうる継目無鋼管
圧延用プラグを提供する。 【解決手段】 プラグ全体、またはプラグ最外面の一部
を含むプラグ部分がセラミックからなる継目無鋼管圧延
用プラグ、および該プラグを用いて継目無鋼管を圧延す
る継目無鋼管の製造方法。
条件下で従来よりも大幅に寿命が向上しうる継目無鋼管
圧延用プラグを提供する。 【解決手段】 プラグ全体、またはプラグ最外面の一部
を含むプラグ部分がセラミックからなる継目無鋼管圧延
用プラグ、および該プラグを用いて継目無鋼管を圧延す
る継目無鋼管の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、継目無鋼管圧延用
プラグおよび継目無鋼管の製造方法に関し、特に傾斜穿
孔機(ピアサ)、エロンゲータ、リーラ等の管圧延機に
装着されて長寿命で使用できる継目無鋼管圧延用プラグ
および該継目無鋼管圧延用プラグを用いる継目無鋼管の
製造方法に関する。
プラグおよび継目無鋼管の製造方法に関し、特に傾斜穿
孔機(ピアサ)、エロンゲータ、リーラ等の管圧延機に
装着されて長寿命で使用できる継目無鋼管圧延用プラグ
および該継目無鋼管圧延用プラグを用いる継目無鋼管の
製造方法に関する。
【0002】なお、本明細書では、各管圧延機で使用さ
れる穿孔圧延用工具(以下、単に工具という)としての
プラグを適宜、例えばピアサプラグ、エロンゲータプラ
グ等その管圧延機の名称を冠して呼ぶ。また、マンドレ
ルミルでは、バーが他の管圧延機のプラグに相当する工
具であるためこれを適宜マンドレルバーと称する。
れる穿孔圧延用工具(以下、単に工具という)としての
プラグを適宜、例えばピアサプラグ、エロンゲータプラ
グ等その管圧延機の名称を冠して呼ぶ。また、マンドレ
ルミルでは、バーが他の管圧延機のプラグに相当する工
具であるためこれを適宜マンドレルバーと称する。
【0003】
【従来の技術】例えばマンネスマン製管法による継目無
鋼管の製造では、所定温度に加熱された丸鋼片(以下、
ビレットという)がピアサと呼ばれる傾斜穿孔機によっ
て穿孔圧延されて中空素管(以下、ホローという)とな
る。このホローをエロンゲータ、プラグミル、リーラま
たはマンドレルミルなどの延伸圧延機にて肉厚を減じ、
さらに必要に応じて再加熱した後、絞り圧延機あるいは
定形圧延機によって主に外径を減じて継目無鋼管を得
る。なお、プラグミル、リーラ、マンドレルミルにより
圧延された中空素管を以下、シェルという。
鋼管の製造では、所定温度に加熱された丸鋼片(以下、
ビレットという)がピアサと呼ばれる傾斜穿孔機によっ
て穿孔圧延されて中空素管(以下、ホローという)とな
る。このホローをエロンゲータ、プラグミル、リーラま
たはマンドレルミルなどの延伸圧延機にて肉厚を減じ、
さらに必要に応じて再加熱した後、絞り圧延機あるいは
定形圧延機によって主に外径を減じて継目無鋼管を得
る。なお、プラグミル、リーラ、マンドレルミルにより
圧延された中空素管を以下、シェルという。
【0004】上記ピアサには種々のものがある。2本の
傾斜ロールとプラグおよび2個のガイドシューを組み合
わせた所謂マンネスマンピアサ、3本の傾斜ロールとプ
ラグを組み合わせた所謂3ロールピアサ、あるいは2本
の孔型ロールとプラグを組み合わせた所謂プレスロール
ピアサが一般的である。このような穿孔圧延工程におい
ては、プラグは、加熱されたビレットやホローとの絶え
間ない接触によって常時高温・高負荷にさらされるた
め、非常に摩耗・溶損しやすい。この損耗防止対策とし
ては、一般に、鋼系のプラグに900 〜1000℃の高温で熱
処理によるスケール付けを施し、プラグ表面に数10〜数
100 μm のスケール被膜を形成させる方法がとられる。
しかし、上記プラグを、近年特に需要の増加してきたCr
を5%以上含有するような高合金鋼の管圧延に使用した
ときの寿命は著しく短く、ビレット数本の使用にしか耐
えない。
傾斜ロールとプラグおよび2個のガイドシューを組み合
わせた所謂マンネスマンピアサ、3本の傾斜ロールとプ
ラグを組み合わせた所謂3ロールピアサ、あるいは2本
の孔型ロールとプラグを組み合わせた所謂プレスロール
ピアサが一般的である。このような穿孔圧延工程におい
ては、プラグは、加熱されたビレットやホローとの絶え
間ない接触によって常時高温・高負荷にさらされるた
め、非常に摩耗・溶損しやすい。この損耗防止対策とし
ては、一般に、鋼系のプラグに900 〜1000℃の高温で熱
処理によるスケール付けを施し、プラグ表面に数10〜数
100 μm のスケール被膜を形成させる方法がとられる。
しかし、上記プラグを、近年特に需要の増加してきたCr
を5%以上含有するような高合金鋼の管圧延に使用した
ときの寿命は著しく短く、ビレット数本の使用にしか耐
えない。
【0005】そこで従来、プラグ材質変更によりプラグ
寿命の向上を図る方法が数多く提案されている。例え
ば、特開昭60-159156 号公報や特開昭60-208458 号公報
では、3%Cr−1%Ni鋼をベースにMoやWを添加したプ
ラグ素材が提案されている。しかしながら、ピアサプラ
グの寿命を鋼系材質の変更だけで改善するのには限界が
あり、例えばオーステナイト系ステンレス鋼SUS30
4の直径110mm 、長さ2.5mのビレットを穿孔圧延する場
合、プラグ寿命は3本/個(1個のプラグにて穿孔圧延
できるビレットの本数が3本)に過ぎない。
寿命の向上を図る方法が数多く提案されている。例え
ば、特開昭60-159156 号公報や特開昭60-208458 号公報
では、3%Cr−1%Ni鋼をベースにMoやWを添加したプ
ラグ素材が提案されている。しかしながら、ピアサプラ
グの寿命を鋼系材質の変更だけで改善するのには限界が
あり、例えばオーステナイト系ステンレス鋼SUS30
4の直径110mm 、長さ2.5mのビレットを穿孔圧延する場
合、プラグ寿命は3本/個(1個のプラグにて穿孔圧延
できるビレットの本数が3本)に過ぎない。
【0006】あるいは、特開昭63-203205 号公報や特公
平5-85242 号公報では、プラグ先端部にMo基合金を接合
することが提案されている。また、特開昭62-244505 号
公報では、プラグ先端部への超硬材部材の接合とプラグ
母材表面へのセラミックススの溶射とが提案されてい
る。さらに、特開昭62-238011 号公報ではセラミックス
スの芯材に金属粉末層を熱間等方圧加工(HIP)処理
したプラグが提案されている。しかし、これらすべての
複合プラグは、その2種以上の部材の熱膨張係数、熱間
強度などの物性値の差によって圧延使用中に結合が保た
れなくなり、プラグ寿命は短い。
平5-85242 号公報では、プラグ先端部にMo基合金を接合
することが提案されている。また、特開昭62-244505 号
公報では、プラグ先端部への超硬材部材の接合とプラグ
母材表面へのセラミックススの溶射とが提案されてい
る。さらに、特開昭62-238011 号公報ではセラミックス
スの芯材に金属粉末層を熱間等方圧加工(HIP)処理
したプラグが提案されている。しかし、これらすべての
複合プラグは、その2種以上の部材の熱膨張係数、熱間
強度などの物性値の差によって圧延使用中に結合が保た
れなくなり、プラグ寿命は短い。
【0007】また、特開平2-156037号公報では硬質相
(硼化物サーメット)とNi、Mo主体の結合相よりなる焼
結体からなる耐熱穿孔プラグが提案されている。これに
よれば、13Cr鋼の穿孔での寿命が12本/個とかなり改善
されているが、まだ十分ではない。上記種々のプラグ材
質変更とは別のプラグ延命策として、特開昭51-57729号
公報や特開平1-180712号公報では、プラグ先端部から潤
滑剤を噴射しながら穿孔圧延する方法が、また、特開平
5-138213号公報ではプラグ表面に予め潤滑剤を塗布した
後に穿孔圧延する方法が、それぞれ提案されている。し
かし、プラグ先端部から潤滑剤を噴射する方法はプラグ
先端部の噴射孔が詰まる問題があり、穿孔圧延前に潤滑
剤を塗布する方法はプラグ表面に必要量だけかつ均一に
塗布できない問題があり、さらには両方法とも潤滑剤使
用による造管コスト増の問題があって、工業的にはまだ
まだ十分とはいえないレベルにある。
(硼化物サーメット)とNi、Mo主体の結合相よりなる焼
結体からなる耐熱穿孔プラグが提案されている。これに
よれば、13Cr鋼の穿孔での寿命が12本/個とかなり改善
されているが、まだ十分ではない。上記種々のプラグ材
質変更とは別のプラグ延命策として、特開昭51-57729号
公報や特開平1-180712号公報では、プラグ先端部から潤
滑剤を噴射しながら穿孔圧延する方法が、また、特開平
5-138213号公報ではプラグ表面に予め潤滑剤を塗布した
後に穿孔圧延する方法が、それぞれ提案されている。し
かし、プラグ先端部から潤滑剤を噴射する方法はプラグ
先端部の噴射孔が詰まる問題があり、穿孔圧延前に潤滑
剤を塗布する方法はプラグ表面に必要量だけかつ均一に
塗布できない問題があり、さらには両方法とも潤滑剤使
用による造管コスト増の問題があって、工業的にはまだ
まだ十分とはいえないレベルにある。
【0008】また、エロンゲータ、リーラといった傾斜
圧延機に用いられるプラグにおいても、ピアサプラグ同
様にプラグ材質改善技術、および潤滑・冷却といったプ
ラグ使用技術が数々提案されているが、十分満足しうる
プラグ寿命が得られるには至っていない。さらに、孔型
圧延機(プラグミル、マンドレルミル等)による内面圧
延に用いられるプラグミルプラグ、マンドレルバー等に
おいても同様で、十分満足しうるプラグ寿命、バー寿命
が得られるには至っていない。
圧延機に用いられるプラグにおいても、ピアサプラグ同
様にプラグ材質改善技術、および潤滑・冷却といったプ
ラグ使用技術が数々提案されているが、十分満足しうる
プラグ寿命が得られるには至っていない。さらに、孔型
圧延機(プラグミル、マンドレルミル等)による内面圧
延に用いられるプラグミルプラグ、マンドレルバー等に
おいても同様で、十分満足しうるプラグ寿命、バー寿命
が得られるには至っていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、プラグ
延命策として潤滑剤を用いる方法は、噴射孔詰まり・コ
ストアップ等の問題で工業的実用化が困難であるのに対
し、プラグ材質変更で対処する方法はそういった問題は
なく、しかも改善の余地はまだ十分に残されている。
延命策として潤滑剤を用いる方法は、噴射孔詰まり・コ
ストアップ等の問題で工業的実用化が困難であるのに対
し、プラグ材質変更で対処する方法はそういった問題は
なく、しかも改善の余地はまだ十分に残されている。
【0010】そこで、本発明は、従来にないプラグ材質
を発案することにより、常時高温・高負荷にさらされる
厳しい使用条件下で従来よりも大幅に寿命が向上しうる
継目無鋼管圧延用プラグを提供することを目的とする。
を発案することにより、常時高温・高負荷にさらされる
厳しい使用条件下で従来よりも大幅に寿命が向上しうる
継目無鋼管圧延用プラグを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、プラグ
最外面の一部を含むプラグ部分がセラミックスからなる
ことを特徴とする継目無鋼管圧延用プラグである。第2
の本発明は、前記プラグ部分がプラグの先端部を含む第
1の本発明である。
最外面の一部を含むプラグ部分がセラミックスからなる
ことを特徴とする継目無鋼管圧延用プラグである。第2
の本発明は、前記プラグ部分がプラグの先端部を含む第
1の本発明である。
【0012】第3の本発明は、前記プラグ部分がプラグ
のワーク部を含む第1または第2の本発明である。第4
の本発明は、前記プラグ部分がプラグのリーリング部を
含む第1〜第3のいずれかの本発明である。第5の本発
明は、プラグ全体がセラミックスからなることを特徴と
する継目無鋼管圧延用プラグである。
のワーク部を含む第1または第2の本発明である。第4
の本発明は、前記プラグ部分がプラグのリーリング部を
含む第1〜第3のいずれかの本発明である。第5の本発
明は、プラグ全体がセラミックスからなることを特徴と
する継目無鋼管圧延用プラグである。
【0013】第6の本発明は、バー全体、またはバー最
外面の一部を含むバー部分がセラミックスからなること
を特徴とする継目無鋼管圧延用バーである。第7の本発
明は、傾斜穿孔機用であり、前記セラミックスが1200℃
で200MPa以上の曲げ強度を有する第1〜第5のいずれか
の本発明である。第8の本発明は、前記セラミックスが
1200℃で400MPa以上の曲げ強度を有する第7の本発明で
ある。
外面の一部を含むバー部分がセラミックスからなること
を特徴とする継目無鋼管圧延用バーである。第7の本発
明は、傾斜穿孔機用であり、前記セラミックスが1200℃
で200MPa以上の曲げ強度を有する第1〜第5のいずれか
の本発明である。第8の本発明は、前記セラミックスが
1200℃で400MPa以上の曲げ強度を有する第7の本発明で
ある。
【0014】第9の本発明は、前記セラミックスが1300
℃で200MPa以上の曲げ強度を有する第8の本発明であ
る。第10の本発明は、エロンゲータ用、リーラ用、また
はプラグミル用であり、前記セラミックスが800 ℃で20
0MPa以上の曲げ強度を有する第1〜第5のいずれかの本
発明である。
℃で200MPa以上の曲げ強度を有する第8の本発明であ
る。第10の本発明は、エロンゲータ用、リーラ用、また
はプラグミル用であり、前記セラミックスが800 ℃で20
0MPa以上の曲げ強度を有する第1〜第5のいずれかの本
発明である。
【0015】第11の本発明は、エロンゲータ用またはプ
ラグミル用であり、前記セラミックスが1000〜1200℃で
200MPa以上の曲げ強度を有する第10の本発明である。第
12の本発明は、リーラ用であり、前記セラミックスが80
0 〜1000℃で200MPa以上の曲げ強度を有する第10の本発
明である。第13の本発明は、傾斜穿孔機に第1〜第5、
第7〜第9のいずれかの本発明の継目無鋼管圧延用プラ
グを装着し、該継目無鋼管圧延用プラグを用いて継目無
鋼管素材を圧延することを特徴とする継目無鋼管の製造
方法である。
ラグミル用であり、前記セラミックスが1000〜1200℃で
200MPa以上の曲げ強度を有する第10の本発明である。第
12の本発明は、リーラ用であり、前記セラミックスが80
0 〜1000℃で200MPa以上の曲げ強度を有する第10の本発
明である。第13の本発明は、傾斜穿孔機に第1〜第5、
第7〜第9のいずれかの本発明の継目無鋼管圧延用プラ
グを装着し、該継目無鋼管圧延用プラグを用いて継目無
鋼管素材を圧延することを特徴とする継目無鋼管の製造
方法である。
【0016】第14の本発明は、エロンゲータに第1〜第
5、第10、第11のいずれかの本発明の継目無鋼管圧延用
プラグを装着し、該継目無鋼管圧延用プラグを用いて継
目無鋼管素管を圧延することを特徴とする継目無鋼管の
製造方法である。第15の本発明は、リーラに第1〜第
5、第10、第12のいずれかの本発明の継目無鋼管圧延用
プラグを装着し、該継目無鋼管圧延用プラグを用いて継
目無鋼管素管を圧延することを特徴とする継目無鋼管の
製造方法である。
5、第10、第11のいずれかの本発明の継目無鋼管圧延用
プラグを装着し、該継目無鋼管圧延用プラグを用いて継
目無鋼管素管を圧延することを特徴とする継目無鋼管の
製造方法である。第15の本発明は、リーラに第1〜第
5、第10、第12のいずれかの本発明の継目無鋼管圧延用
プラグを装着し、該継目無鋼管圧延用プラグを用いて継
目無鋼管素管を圧延することを特徴とする継目無鋼管の
製造方法である。
【0017】第16の本発明は、プラグミルに第1〜第
5、第10、第11のいずれかの本発明の継目無鋼管圧延用
プラグを装着し、該継目無鋼管圧延用プラグを用いて継
目無鋼管素管を圧延することを特徴とする継目無鋼管の
製造方法である。第17の本発明は、マンドレルミルに第
6の本発明の継目無鋼管圧延用バーを装着し、該継目無
鋼管圧延用バーを用いて継目無鋼管素管を圧延すること
を特徴とする継目無鋼管の製造方法である。
5、第10、第11のいずれかの本発明の継目無鋼管圧延用
プラグを装着し、該継目無鋼管圧延用プラグを用いて継
目無鋼管素管を圧延することを特徴とする継目無鋼管の
製造方法である。第17の本発明は、マンドレルミルに第
6の本発明の継目無鋼管圧延用バーを装着し、該継目無
鋼管圧延用バーを用いて継目無鋼管素管を圧延すること
を特徴とする継目無鋼管の製造方法である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明者らは、実機の約1/3 の縮
尺のモデルミルを用いた高合金鋼ビレットの穿孔圧延実
験、延伸圧延実験、および実機での穿孔、延伸圧延実験
などを主体として鋭意研究を重ねた結果、使用する工具
を炭化物、酸化物、窒化物などのセラミックス単体で構
成すれば、これら工具の寿命が飛躍的に向上することを
新規に見いだした。
尺のモデルミルを用いた高合金鋼ビレットの穿孔圧延実
験、延伸圧延実験、および実機での穿孔、延伸圧延実験
などを主体として鋭意研究を重ねた結果、使用する工具
を炭化物、酸化物、窒化物などのセラミックス単体で構
成すれば、これら工具の寿命が飛躍的に向上することを
新規に見いだした。
【0019】図1(a)〜図5は上記実験に用いた工具
の形状を示す側面図、図1(b)は図1(a)の一例の
断面図である。図1(a)において1はピアサプラグ
(φ41mm)、10は先端部、11はワーク部、12はリーリン
グ部、13は平行部、図1(b)において15はセラミック
ス部材、16は従来材質部材である。 また、図2におい
て2はエロンゲータプラグ(φ46mm)、図3において3
はプラグミルプラグ(φ49mm)、図4において4はリー
ラプラグ(φ50mm)、図5において5はマンドレルバー
(φ39mm)をそれぞれ示す。なお図2〜図5において10
は工具の先端部である。
の形状を示す側面図、図1(b)は図1(a)の一例の
断面図である。図1(a)において1はピアサプラグ
(φ41mm)、10は先端部、11はワーク部、12はリーリン
グ部、13は平行部、図1(b)において15はセラミック
ス部材、16は従来材質部材である。 また、図2におい
て2はエロンゲータプラグ(φ46mm)、図3において3
はプラグミルプラグ(φ49mm)、図4において4はリー
ラプラグ(φ50mm)、図5において5はマンドレルバー
(φ39mm)をそれぞれ示す。なお図2〜図5において10
は工具の先端部である。
【0020】圧延実験では、まず、1250℃に加熱したφ
50mmのSUS304ビレットをピアサにてφ55mmのホロ
ーに圧延し、次いで、このホローを空冷し、以下の、
の二通りの工程で圧延実験して、工具の寿命を評価し
た。 1050℃に再加熱後5スタンドマンドレルミルでφ50mm
のシェルに圧延。 1150℃に再加熱後エロンゲータでφ60mmのホローに圧
延⇒空冷⇒1050℃に再加熱後プラグミル(2パス)でφ
57.5mmのシェルに圧延⇒空冷⇒1000℃に再加熱後リーラ
でφ60mmのシェルに圧延。
50mmのSUS304ビレットをピアサにてφ55mmのホロ
ーに圧延し、次いで、このホローを空冷し、以下の、
の二通りの工程で圧延実験して、工具の寿命を評価し
た。 1050℃に再加熱後5スタンドマンドレルミルでφ50mm
のシェルに圧延。 1150℃に再加熱後エロンゲータでφ60mmのホローに圧
延⇒空冷⇒1050℃に再加熱後プラグミル(2パス)でφ
57.5mmのシェルに圧延⇒空冷⇒1000℃に再加熱後リーラ
でφ60mmのシェルに圧延。
【0021】比較に用いた従来工具、および本発明工具
の特徴は以下のとおりである。従来工具については、ピ
アサプラグ、エロンゲータプラグは0.3%C-3%Cr-1%Ni系
の鋳鋼製で、熱処理によってその表面に酸化スケールを
生成させ、マンドレルバーはJIS 規格SKT6相当で、熱処
理によってその表面に酸化スケールを生成させさらに黒
鉛系潤滑剤を塗布し、プラグミルプラグは1.5%C-18%Cr-
1.5%Ni系の鋳鋼製で、熱処理によってその表面に酸化ス
ケールを生成させさらに黒鉛系潤滑剤を塗布し、リーラ
プラグは3%C-0.6%Cr-0.4%Ni 系の鋳鉄製で、熱処理せず
機械加工のまま、それぞれ実験圧延に供した。
の特徴は以下のとおりである。従来工具については、ピ
アサプラグ、エロンゲータプラグは0.3%C-3%Cr-1%Ni系
の鋳鋼製で、熱処理によってその表面に酸化スケールを
生成させ、マンドレルバーはJIS 規格SKT6相当で、熱処
理によってその表面に酸化スケールを生成させさらに黒
鉛系潤滑剤を塗布し、プラグミルプラグは1.5%C-18%Cr-
1.5%Ni系の鋳鋼製で、熱処理によってその表面に酸化ス
ケールを生成させさらに黒鉛系潤滑剤を塗布し、リーラ
プラグは3%C-0.6%Cr-0.4%Ni 系の鋳鉄製で、熱処理せず
機械加工のまま、それぞれ実験圧延に供した。
【0022】また、本発明工具は、SiC, ZiO2, Al2O3,
Si3N4 の4種類のセラミックス粉末を個別に成形・焼成
後、図1(a),図2〜図5に示した形状に研磨仕上げ
して、それぞれ実験圧延に供した。なお、圧延条件によ
っては研磨仕上げせず焼成のまま(焼き上げまま)でも
使用可能である。本発明および従来の各工具について、
寿命を比較して表1に示す。なお、寿命は工具1個が損
耗して交換されるまでの被圧延材(ビレット、ホロー、
またはシェル)本数(耐用本数という)である。
Si3N4 の4種類のセラミックス粉末を個別に成形・焼成
後、図1(a),図2〜図5に示した形状に研磨仕上げ
して、それぞれ実験圧延に供した。なお、圧延条件によ
っては研磨仕上げせず焼成のまま(焼き上げまま)でも
使用可能である。本発明および従来の各工具について、
寿命を比較して表1に示す。なお、寿命は工具1個が損
耗して交換されるまでの被圧延材(ビレット、ホロー、
またはシェル)本数(耐用本数という)である。
【0023】
【表1】
【0024】表1より、本発明工具はいずれの圧延機に
供されたものも従来工具の50倍以上の寿命を呈し、ま
た、本発明管(本発明工具で穿孔圧延された管)は、従
来管圧延時には、ピアサで1〜3本毎に、エロンゲータ
およびプラグミルで3〜6本毎に、リーラで10〜15本毎
に発生した焼付き疵(評価方法:圧延使用・水冷後の工
具表面の目視判定)も皆無であった。マンドレルミルに
おいても、従来管圧延時には50〜70本毎に発生した焼付
き疵が皆無であった。
供されたものも従来工具の50倍以上の寿命を呈し、ま
た、本発明管(本発明工具で穿孔圧延された管)は、従
来管圧延時には、ピアサで1〜3本毎に、エロンゲータ
およびプラグミルで3〜6本毎に、リーラで10〜15本毎
に発生した焼付き疵(評価方法:圧延使用・水冷後の工
具表面の目視判定)も皆無であった。マンドレルミルに
おいても、従来管圧延時には50〜70本毎に発生した焼付
き疵が皆無であった。
【0025】第5の本発明、および第6の本発明の一部
ではこれらの結果に基づいて、プラグ全体、およびバー
全体がセラミックスからなることと規定したから、第
5、第6の本発明によれば継目無鋼管圧延でのプラグ寿
命、バー寿命が従来の少なくとも50倍もしくはそれ以上
の従来到達できなかったレベルにまで延びることが期待
される。
ではこれらの結果に基づいて、プラグ全体、およびバー
全体がセラミックスからなることと規定したから、第
5、第6の本発明によれば継目無鋼管圧延でのプラグ寿
命、バー寿命が従来の少なくとも50倍もしくはそれ以上
の従来到達できなかったレベルにまで延びることが期待
される。
【0026】また、この結果から、場合によってはプラ
グ(またはバー)最外面の一部を含むプラグ(またはバ
ー)部分をセラミックス製としても同様の効果が期待で
きることになる。すなわち、例えば、図1(a)の形状
のプラグをエロンゲータプラグ、リーラプラグとして使
用する場合には、それぞれ図2、図3に示す形状に相当
するプラグ部分(例えば、ワーク部11後半〜リーリング
部12の部分、あるいはリーリング部12〜平行部13の部分
等)をセラミックス製としておきさえすれば、図2、図
3の形状で全体がセラミックスであるプラグとほぼ同等
の寿命が当然に期待できるはずである。
グ(またはバー)最外面の一部を含むプラグ(またはバ
ー)部分をセラミックス製としても同様の効果が期待で
きることになる。すなわち、例えば、図1(a)の形状
のプラグをエロンゲータプラグ、リーラプラグとして使
用する場合には、それぞれ図2、図3に示す形状に相当
するプラグ部分(例えば、ワーク部11後半〜リーリング
部12の部分、あるいはリーリング部12〜平行部13の部分
等)をセラミックス製としておきさえすれば、図2、図
3の形状で全体がセラミックスであるプラグとほぼ同等
の寿命が当然に期待できるはずである。
【0027】したがって、セラミックスと他の材料との
接合強度が、プラグ使用条件に応じた許容値以上に維持
できるのであれば、プラグとしては、必要に応じて、プ
ラグ最外面のなかで損耗の激しいことが当然に予期され
る一部が、例えば、プラグの先端部10、ワーク部11、リ
ーリング部12等と通称される部位の一つまたは二つ以上
に属するような場合、当該部位を含むプラグ部分をセラ
ミックス製とし、それ以外の部分は鋼、炭素等他の材料
に置き換えたものであってもよい。無論、かかる他の材
料は、単一材料であっても複合材料であってもよく、そ
のなかにはセラミックスが含まれていてもよい。
接合強度が、プラグ使用条件に応じた許容値以上に維持
できるのであれば、プラグとしては、必要に応じて、プ
ラグ最外面のなかで損耗の激しいことが当然に予期され
る一部が、例えば、プラグの先端部10、ワーク部11、リ
ーリング部12等と通称される部位の一つまたは二つ以上
に属するような場合、当該部位を含むプラグ部分をセラ
ミックス製とし、それ以外の部分は鋼、炭素等他の材料
に置き換えたものであってもよい。無論、かかる他の材
料は、単一材料であっても複合材料であってもよく、そ
のなかにはセラミックスが含まれていてもよい。
【0028】第1〜第4の本発明、および第6の本発明
の他部はこの考え方に基づいてなされたものであるか
ら、必要に応じて、第5の本発明に代えて、第1〜第4
の本発明を実施し、または第6の本発明の他部を実施す
ることにより、第5の本発明、または第6の本発明の一
部と同等の効果を奏することができる。この点を確かめ
るために、図1(b)に示すように第1の本発明の例と
して接合界面を先端側に凸の曲面状としてプラグの一部
をセラミックス部材15で、その他の部分を従来プラグ材
質で製作したピアサプラグを圧延実験に供した。さら
に、第2〜第4の本発明の例として、図1(a)に示す
プラグの先端部10のみをセラミックスで、先端部10〜ワ
ーク部11をセラミックスで、先端部10〜リーリング部12
をセラミックスで、それぞれ製作し、その他の部分を従
来プラグ材質で製作したピアサプラグも圧延実験に供し
た。プラグ全体の寸法および実験条件は前記実験と同じ
である。なお、ここでのセラミックス部15と従来材質部
16との接合には耐熱接着剤を用いたが、焼きばめ、ねじ
接合など種々の接合方法が適用可能である。
の他部はこの考え方に基づいてなされたものであるか
ら、必要に応じて、第5の本発明に代えて、第1〜第4
の本発明を実施し、または第6の本発明の他部を実施す
ることにより、第5の本発明、または第6の本発明の一
部と同等の効果を奏することができる。この点を確かめ
るために、図1(b)に示すように第1の本発明の例と
して接合界面を先端側に凸の曲面状としてプラグの一部
をセラミックス部材15で、その他の部分を従来プラグ材
質で製作したピアサプラグを圧延実験に供した。さら
に、第2〜第4の本発明の例として、図1(a)に示す
プラグの先端部10のみをセラミックスで、先端部10〜ワ
ーク部11をセラミックスで、先端部10〜リーリング部12
をセラミックスで、それぞれ製作し、その他の部分を従
来プラグ材質で製作したピアサプラグも圧延実験に供し
た。プラグ全体の寸法および実験条件は前記実験と同じ
である。なお、ここでのセラミックス部15と従来材質部
16との接合には耐熱接着剤を用いたが、焼きばめ、ねじ
接合など種々の接合方法が適用可能である。
【0029】この実験によるプラグの耐用本数を表2に
示す。表2より一部をセラミックスで製作したプラグで
も従来の約50倍乃至それ以上の寿命をもつことがわか
る。
示す。表2より一部をセラミックスで製作したプラグで
も従来の約50倍乃至それ以上の寿命をもつことがわか
る。
【0030】
【表2】
【0031】第7〜第12の本発明は、第1〜第5の本発
明において、ピアサプラグ、エロンゲータプラグ、リー
ラプラグの部分または全体をなすセラミックスに好まし
く備わるべき高温曲げ強度の範囲を規定するものであ
る。本発明者らは、前記圧延実験を重ねたなかで同時に
行ったセラミックスの高温曲げ試験(JIS R 1601 3点
曲げ試験)結果を整理して、セラミックス曲げ強度とプ
ラグ寿命との関係を得た。なお、セラミックス曲げ強度
は成形・焼成条件を種々調整して変更した。
明において、ピアサプラグ、エロンゲータプラグ、リー
ラプラグの部分または全体をなすセラミックスに好まし
く備わるべき高温曲げ強度の範囲を規定するものであ
る。本発明者らは、前記圧延実験を重ねたなかで同時に
行ったセラミックスの高温曲げ試験(JIS R 1601 3点
曲げ試験)結果を整理して、セラミックス曲げ強度とプ
ラグ寿命との関係を得た。なお、セラミックス曲げ強度
は成形・焼成条件を種々調整して変更した。
【0032】図6、図7、図8、図9はそれぞれピアサ
プラグ、エロンゲータプラグ、プラグミルプラグ、リー
ラプラグのプラグ寿命(対従来比)とセラミックス曲げ
強度との関係を示すグラフである。なお、例えば1000℃
での曲げ強度を「1000℃強度」という。図6に示すよう
に、ピアサプラグ寿命はセラミックス曲げ強度の増加に
伴い向上するが、1200℃強度200MPa以上で寿命の延びが
大きくなり、さらに、1200℃強度400MPa以上もしくは13
00℃強度200MPa以上で従来の50倍以上の寿命が得られ
る。なお、適用セラミックスはSi3O4 である。
プラグ、エロンゲータプラグ、プラグミルプラグ、リー
ラプラグのプラグ寿命(対従来比)とセラミックス曲げ
強度との関係を示すグラフである。なお、例えば1000℃
での曲げ強度を「1000℃強度」という。図6に示すよう
に、ピアサプラグ寿命はセラミックス曲げ強度の増加に
伴い向上するが、1200℃強度200MPa以上で寿命の延びが
大きくなり、さらに、1200℃強度400MPa以上もしくは13
00℃強度200MPa以上で従来の50倍以上の寿命が得られ
る。なお、適用セラミックスはSi3O4 である。
【0033】よって、ピアサプラグに係るセラミックス
の高温曲げ強度に関し、好ましい範囲として第7の本発
明で1200℃で200MPa以上と規定し、さらに一段と好まし
い範囲として第8の本発明では1200℃で400MPa以上、第
9の本発明では1300℃で200MPa以上とそれぞれ規定し
た。図7に示すように、エロンゲータプラグ寿命はセラ
ミックス曲げ強度の増加に伴い向上するが、800 ℃強度
200MPa以上で寿命の伸びが大きくなり、さらに、1000℃
強度200MPa以上で従来の50倍以上の寿命が得られる。ま
た、一般にエロンゲータ圧延時の圧延温度が1200℃を超
えることはない。なお、適用セラミックスはZiO2であ
る。
の高温曲げ強度に関し、好ましい範囲として第7の本発
明で1200℃で200MPa以上と規定し、さらに一段と好まし
い範囲として第8の本発明では1200℃で400MPa以上、第
9の本発明では1300℃で200MPa以上とそれぞれ規定し
た。図7に示すように、エロンゲータプラグ寿命はセラ
ミックス曲げ強度の増加に伴い向上するが、800 ℃強度
200MPa以上で寿命の伸びが大きくなり、さらに、1000℃
強度200MPa以上で従来の50倍以上の寿命が得られる。ま
た、一般にエロンゲータ圧延時の圧延温度が1200℃を超
えることはない。なお、適用セラミックスはZiO2であ
る。
【0034】図8に示すように、プラグミルプラグ寿命
はセラミックス曲げ強度の増加に伴い向上するが、800
℃強度200MPa以上で寿命の伸びが大きくなり、さらに、
1000℃強度200MPa以上で従来の30倍以上の寿命が得られ
る。また、一般にプラグミル圧延時の圧延温度が1200℃
を超えることはない。なお、適用セラミックスはSiCで
ある。
はセラミックス曲げ強度の増加に伴い向上するが、800
℃強度200MPa以上で寿命の伸びが大きくなり、さらに、
1000℃強度200MPa以上で従来の30倍以上の寿命が得られ
る。また、一般にプラグミル圧延時の圧延温度が1200℃
を超えることはない。なお、適用セラミックスはSiCで
ある。
【0035】よって、エロンゲータプラグまたはプラグ
ミルプラグに係るセラミックスの高温曲げ強度に関し、
好ましい範囲として第10の本発明で800 ℃で200MPa以上
と規定し、さらに一段と好ましい範囲として第11の本発
明で1000〜1200℃で200MPa以上と規定した。図9に示す
ように、リーラプラグ寿命はセラミックス曲げ強度の増
加に伴い向上するが、800 ℃強度200MPa以上で寿命の伸
びが大きくなり、さらに、1000℃強度200MPa以上で従来
の 100倍以上の寿命が得られる。また、一般にリーラ圧
延時の圧延温度が1000℃を超えることはない。なお、適
用セラミックスはAl2O3 である。
ミルプラグに係るセラミックスの高温曲げ強度に関し、
好ましい範囲として第10の本発明で800 ℃で200MPa以上
と規定し、さらに一段と好ましい範囲として第11の本発
明で1000〜1200℃で200MPa以上と規定した。図9に示す
ように、リーラプラグ寿命はセラミックス曲げ強度の増
加に伴い向上するが、800 ℃強度200MPa以上で寿命の伸
びが大きくなり、さらに、1000℃強度200MPa以上で従来
の 100倍以上の寿命が得られる。また、一般にリーラ圧
延時の圧延温度が1000℃を超えることはない。なお、適
用セラミックスはAl2O3 である。
【0036】よって、リーラプラグに係るセラミックス
の高温曲げ強度に関し、好ましい範囲として第10の本発
明で800 ℃で200MPa以上と規定し、さらにより実情に則
した範囲として第12の本発明で800 〜1000℃で200MPa以
上と規定した。第13の本発明は、傾斜穿孔機(ピアサ)
に第1〜第5、第7〜第9のいずれかの本発明の継目無
鋼管圧延用プラグを装着し、該継目無鋼管圧延用プラグ
を用いて継目無鋼管素材を圧延することを特徴とする継
目無鋼管の製造方法であり、また、第14の本発明は、エ
ロンゲータに第1〜第5、第10、第11のいずれかの本発
明の継目無鋼管圧延用プラグを装着し、該継目無鋼管圧
延用プラグを用いて継目無鋼管素管を圧延することを特
徴とする継目無鋼管の製造方法であり、第15の本発明
は、リーラに第1〜第5、第10、第12のいずれかの本発
明の継目無鋼管圧延用プラグを装着し、該継目無鋼管圧
延用プラグを用いて継目無鋼管素管を圧延することを特
徴とする継目無鋼管の製造方法であり、第16の本発明
は、プラグミルに第1〜第5、第10、第11のいずれかの
本発明の継目無鋼管圧延用プラグを装着し、該継目無鋼
管圧延用プラグを用いて継目無鋼管素管を圧延すること
を特徴とする継目無鋼管の製造方法であり、第17の本発
明は、マンドレルミルに第6の本発明の継目無鋼管圧延
用バーを装着し、該継目無鋼管圧延用バーを用いて継目
無鋼管素管を圧延することを特徴とする継目無鋼管の製
造方法である。
の高温曲げ強度に関し、好ましい範囲として第10の本発
明で800 ℃で200MPa以上と規定し、さらにより実情に則
した範囲として第12の本発明で800 〜1000℃で200MPa以
上と規定した。第13の本発明は、傾斜穿孔機(ピアサ)
に第1〜第5、第7〜第9のいずれかの本発明の継目無
鋼管圧延用プラグを装着し、該継目無鋼管圧延用プラグ
を用いて継目無鋼管素材を圧延することを特徴とする継
目無鋼管の製造方法であり、また、第14の本発明は、エ
ロンゲータに第1〜第5、第10、第11のいずれかの本発
明の継目無鋼管圧延用プラグを装着し、該継目無鋼管圧
延用プラグを用いて継目無鋼管素管を圧延することを特
徴とする継目無鋼管の製造方法であり、第15の本発明
は、リーラに第1〜第5、第10、第12のいずれかの本発
明の継目無鋼管圧延用プラグを装着し、該継目無鋼管圧
延用プラグを用いて継目無鋼管素管を圧延することを特
徴とする継目無鋼管の製造方法であり、第16の本発明
は、プラグミルに第1〜第5、第10、第11のいずれかの
本発明の継目無鋼管圧延用プラグを装着し、該継目無鋼
管圧延用プラグを用いて継目無鋼管素管を圧延すること
を特徴とする継目無鋼管の製造方法であり、第17の本発
明は、マンドレルミルに第6の本発明の継目無鋼管圧延
用バーを装着し、該継目無鋼管圧延用バーを用いて継目
無鋼管素管を圧延することを特徴とする継目無鋼管の製
造方法である。
【0037】第13〜第17の本発明によれば、従来よりも
格段に寿命の長い本発明工具(プラグまたはバー)を使
用するので、工具原単位の低減によるコスト削減、工具
交換頻度の低減による生産性の向上等、産業上まことに
有益な種々格段の効果が期待できる。
格段に寿命の長い本発明工具(プラグまたはバー)を使
用するので、工具原単位の低減によるコスト削減、工具
交換頻度の低減による生産性の向上等、産業上まことに
有益な種々格段の効果が期待できる。
【0038】
【実施例】SiC, ZiO2, Al2O3, Si3N4 の4種類のセラミ
ックス粉末を個別にプレス成形・焼成し、それぞれ1000
℃強度を1000MPa, 1000MPa, 450MPa, 1000MPa に調整し
た材料を、図1(a)、図2〜図5に示した形状に仕上
げた本発明工具を以下の実施例1、2に使用した。焼成
後のセラミックスの曲げ強度の温度依存性を図9のグラ
フに示す。 (実施例1)変形抵抗が9%Cr鋼のレベル以上の高合金
鋼ビレット(φ175mm )を、ピアサ、マンドレルミルに
て順次圧延して継目無鋼管を製造するラインに本発明工
具を供用した。
ックス粉末を個別にプレス成形・焼成し、それぞれ1000
℃強度を1000MPa, 1000MPa, 450MPa, 1000MPa に調整し
た材料を、図1(a)、図2〜図5に示した形状に仕上
げた本発明工具を以下の実施例1、2に使用した。焼成
後のセラミックスの曲げ強度の温度依存性を図9のグラ
フに示す。 (実施例1)変形抵抗が9%Cr鋼のレベル以上の高合金
鋼ビレット(φ175mm )を、ピアサ、マンドレルミルに
て順次圧延して継目無鋼管を製造するラインに本発明工
具を供用した。
【0039】前記ビレット40,000本を圧延したときの工
具の所要個数(=圧延本数/耐用本数)を、従来工具供
用のときのそれと比較して表3に示す。
具の所要個数(=圧延本数/耐用本数)を、従来工具供
用のときのそれと比較して表3に示す。
【0040】
【表3】
【0041】表3より、本発明工具の所要個数は従来工
具に対し、ピアサプラグで1/100 以下、マンドレルバー
で1/50以下に激減しており、本発明工具の寿命が格段に
向上することがわかる。当然ながら工具交換頻度も激減
して生産性が向上した。 (実施例2)変形抵抗が16%Cr鋼のレベル以上の高合金
鋼ビレット(φ350mm )を、ピアサ、エロンゲータ、プ
ラグミル、リーラにて順次圧延して継目無鋼管を製造す
る工程に本発明工具を供用した。前記ビレット 5,000本
を圧延したときの工具の所要個数を、従来工具供用のと
きのそれと比較して表4に示す。
具に対し、ピアサプラグで1/100 以下、マンドレルバー
で1/50以下に激減しており、本発明工具の寿命が格段に
向上することがわかる。当然ながら工具交換頻度も激減
して生産性が向上した。 (実施例2)変形抵抗が16%Cr鋼のレベル以上の高合金
鋼ビレット(φ350mm )を、ピアサ、エロンゲータ、プ
ラグミル、リーラにて順次圧延して継目無鋼管を製造す
る工程に本発明工具を供用した。前記ビレット 5,000本
を圧延したときの工具の所要個数を、従来工具供用のと
きのそれと比較して表4に示す。
【0042】
【表4】
【0043】表4より、本発明工具の所要個数は、ピア
サ、エロンゲータ、プラグミル、リーラの各プラグとも
従来工具の1/100 以下に激減しており、本発明工具の寿
命が格段に向上することがわかる。当然ながら工具交換
頻度も激減して生産性が向上した。
サ、エロンゲータ、プラグミル、リーラの各プラグとも
従来工具の1/100 以下に激減しており、本発明工具の寿
命が格段に向上することがわかる。当然ながら工具交換
頻度も激減して生産性が向上した。
【0044】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明によれ
ば、継目無鋼管製造のための穿孔圧延用の工具(プラ
グ、バー)の寿命が大幅に向上するという格段の効果を
奏する。
ば、継目無鋼管製造のための穿孔圧延用の工具(プラ
グ、バー)の寿命が大幅に向上するという格段の効果を
奏する。
【図1】工具(ピアサプラグ)の形状を示す(a)は側
面図、(b)は(a)の一例の断面図である。
面図、(b)は(a)の一例の断面図である。
【図2】工具(エロンゲータプラグ)の形状を示す側面
図である。
図である。
【図3】工具(プラグミルプラグ)の形状を示す側面図
である。
である。
【図4】工具(リーラプラグ)の形状を示す側面図であ
る。
る。
【図5】工具(マンドレルバー)の形状を示す側面図で
ある。
ある。
【図6】ピアサプラグのプラグ寿命(対従来比)とセラ
ミックス曲げ強度との関係を示すグラフである。
ミックス曲げ強度との関係を示すグラフである。
【図7】エロンゲータプラグのプラグ寿命(対従来比)
とセラミックス曲げ強度との関係を示すグラフである。
とセラミックス曲げ強度との関係を示すグラフである。
【図8】プラグミルプラグのプラグ寿命(対従来比)と
セラミックス曲げ強度との関係を示すグラフである。
セラミックス曲げ強度との関係を示すグラフである。
【図9】リーラプラグのプラグ寿命(対従来比)とセラ
ミックス曲げ強度との関係を示すグラフである。
ミックス曲げ強度との関係を示すグラフである。
1 ピアサプラグ 2 エロンゲータプラグ 3 プラグミルプラグ 4 リーラプラグ 5 マンドレルバー 10 先端部 11 ワーク部 12 リーリング部 13 平行部 15 セラミックス部材 16 従来材質部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項16
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (17)
- 【請求項1】 プラグ最外面の一部を含むプラグ部分が
セラミックスからなることを特徴とする継目無鋼管圧延
用プラグ。 - 【請求項2】 前記プラグ部分がプラグの先端部を含む
請求項1記載の継目無鋼管圧延用プラグ。 - 【請求項3】 前記プラグ部分がプラグのワーク部を含
む請求項1または2記載の継目無鋼管圧延用プラグ。 - 【請求項4】 前記プラグ部分がプラグのリーリング部
を含む請求項1〜3のいずれかに記載の継目無鋼管圧延
用プラグ。 - 【請求項5】 プラグ全体がセラミックスからなること
を特徴とする継目無鋼管圧延用プラグ。 - 【請求項6】 バー全体、またはバー最外面の一部を含
むバー部分がセラミックスからなることを特徴とする継
目無鋼管圧延用バー。 - 【請求項7】 傾斜穿孔機用であり、前記セラミックス
が1200℃で200MPa以上の曲げ強度を有する請求項1〜5
のいずれかに記載の継目無鋼管圧延用プラグ。 - 【請求項8】 前記セラミックスが1200℃で400MPa以上
の曲げ強度を有する請求項7記載の継目無鋼管圧延用プ
ラグ。 - 【請求項9】 前記セラミックスが1300℃で200MPa以上
の曲げ強度を有する請求項8記載の継目無鋼管圧延用プ
ラグ。 - 【請求項10】 エロンゲータ用、リーラ用、またはプラ
グミル用であり、前記セラミックスが800 ℃で200MPa以
上の曲げ強度を有する請求項1〜5のいずれかに記載の
継目無鋼管圧延用プラグ。 - 【請求項11】 エロンゲータ用またはプラグミル用であ
り、前記セラミックスが1000〜1200℃で200MPa以上の曲
げ強度を有する請求項10記載の継目無鋼管圧延用プラ
グ。 - 【請求項12】 リーラ用であり、前記セラミックスが80
0 〜1000℃で200MPa以上の曲げ強度を有する請求項10記
載の継目無鋼管圧延用プラグ。 - 【請求項13】 傾斜穿孔機に第1〜第5、第7〜第9の
いずれかの本発明の継目無鋼管圧延用プラグを装着し、
該継目無鋼管圧延用プラグを用いて継目無鋼管素材を圧
延することを特徴とする継目無鋼管の製造方法。 - 【請求項14】 エロンゲータに第1〜第5、第10、第11
のいずれかの本発明の継目無鋼管圧延用プラグを装着
し、該継目無鋼管圧延用プラグを用いて継目無鋼管素管
を圧延することを特徴とする継目無鋼管の製造方法。 - 【請求項15】 リーラに第1〜第5、第10、第12のいず
れかの本発明の継目無鋼管圧延用プラグを装着し、該継
目無鋼管圧延用プラグを用いて継目無鋼管素管を圧延す
ることを特徴とする継目無鋼管の製造方法。 - 【請求項16】 プラグミルに第1〜第5のいずれかの本
発明の継目無鋼管圧延用プラグを装着し、該継目無鋼管
圧延用プラグを用いて継目無鋼管素管を圧延することを
特徴とする継目無鋼管の製造方法である。 - 【請求項17】 マンドレルミルに第6の本発明の継目無
鋼管圧延用バーを装着し、該継目無鋼管圧延用バーを用
いて継目無鋼管素管を圧延することを特徴とする継目無
鋼管の製造方法。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8349228A JPH10180315A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 継目無鋼管圧延用プラグおよび継目無鋼管の製造方法 |
DE69729488T DE69729488T2 (de) | 1996-12-27 | 1997-12-22 | Stopfen und dornstange zum walzen eines nahtlosen stahlrohres und verfahren zur herstellung eines nahtlosen stahlrohres |
EP97949197A EP1010477B1 (en) | 1996-12-27 | 1997-12-22 | Plug and mandrel bar for rolling of seamless steel pipe and method of manufacturing seamless steel pipe |
CNB971978573A CN1191889C (zh) | 1996-12-27 | 1997-12-22 | 无缝钢管轧制用的顶头、芯棒及无缝钢管的制造方法 |
BR9711434A BR9711434A (pt) | 1996-12-27 | 1997-12-22 | TampÆo e barra de mandril para a opera-Æo de lamina-Æo de tubo de a-o sem emenda e m-todo para fabricar tubo de a-o sem emenda |
KR10-1999-7002096A KR100403061B1 (ko) | 1996-12-27 | 1997-12-22 | 이음새 없는 강관 압연용 플러그 및 맨드릴바, 및 이음새 없는 강관의 제조방법 |
US09/214,935 US6202463B1 (en) | 1996-12-27 | 1997-12-22 | Plug and mandrel bar for seamless steel pipe rolling operation for manufacturing seamless steel pipe |
PCT/JP1997/004741 WO1998029204A1 (fr) | 1996-12-27 | 1997-12-22 | Tampon filete et mandrin pour laminage de tube metallique sans soudure et procede de fabrication d'un tube metallique sans soudure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8349228A JPH10180315A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 継目無鋼管圧延用プラグおよび継目無鋼管の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10180315A true JPH10180315A (ja) | 1998-07-07 |
Family
ID=18402353
Family Applications (1)
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