JPH10186107A - 小型レンズアレイシステム - Google Patents
小型レンズアレイシステムInfo
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- JPH10186107A JPH10186107A JP9351477A JP35147797A JPH10186107A JP H10186107 A JPH10186107 A JP H10186107A JP 9351477 A JP9351477 A JP 9351477A JP 35147797 A JP35147797 A JP 35147797A JP H10186107 A JPH10186107 A JP H10186107A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B3/00—Simple or compound lenses
- G02B3/0006—Arrays
- G02B3/0037—Arrays characterized by the distribution or form of lenses
- G02B3/0056—Arrays characterized by the distribution or form of lenses arranged along two different directions in a plane, e.g. honeycomb arrangement of lenses
-
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- G02B3/0062—Stacked lens arrays, i.e. refractive surfaces arranged in at least two planes, without structurally separate optical elements in-between
- G02B3/0068—Stacked lens arrays, i.e. refractive surfaces arranged in at least two planes, without structurally separate optical elements in-between arranged in a single integral body or plate, e.g. laminates or hybrid structures with other optical elements
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L27/00—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
- H01L27/14—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
- H01L27/144—Devices controlled by radiation
- H01L27/146—Imager structures
- H01L27/14601—Structural or functional details thereof
- H01L27/14625—Optical elements or arrangements associated with the device
- H01L27/14627—Microlenses
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
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- Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 大きな視界にわたり優れた像品質を持つ、コ
ンパクトで容易に製造可能なレンズアレイアセンブリを
提供する。 【解決手段】 システム100,200,300,400 は、視界制限
マスク40,162と焦平面Fを持つ第1の小型レンズアレイ1
10 とを含む第1アセンブリと、そこからの光を受ける
第2小型レンズアレイ120 とを含む。第1小型レンズア
レイ110 は対象物の複数の像セクション135 を中間像平
面136 上に形成する。第1小型レンズアレイ110 は複数
の正パワー小型レンズ130 を含み、対象の全視界の1つ
のユニークなセグメントを受け入れる。第2小型レンズ
アレイ120 は複数の正パワー小型レンズ140 を備え、中
間像平面136 に配置された像セクション135 の1つを再
結像して最終像表面上に対象物の像Iを生成する。
ンパクトで容易に製造可能なレンズアレイアセンブリを
提供する。 【解決手段】 システム100,200,300,400 は、視界制限
マスク40,162と焦平面Fを持つ第1の小型レンズアレイ1
10 とを含む第1アセンブリと、そこからの光を受ける
第2小型レンズアレイ120 とを含む。第1小型レンズア
レイ110 は対象物の複数の像セクション135 を中間像平
面136 上に形成する。第1小型レンズアレイ110 は複数
の正パワー小型レンズ130 を含み、対象の全視界の1つ
のユニークなセグメントを受け入れる。第2小型レンズ
アレイ120 は複数の正パワー小型レンズ140 を備え、中
間像平面136 に配置された像セクション135 の1つを再
結像して最終像表面上に対象物の像Iを生成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の小型レンズア
レイを含むコンパクトで短焦点距離のレンズシステムに
関する。限定はされないが、本発明は写真又はディジタ
ルカメラおよびディジタルカムコーダにおける使用に特
に最適である。
レイを含むコンパクトで短焦点距離のレンズシステムに
関する。限定はされないが、本発明は写真又はディジタ
ルカメラおよびディジタルカムコーダにおける使用に特
に最適である。
【0002】
【従来の技術】極めてコンパクトなカメラを製造するこ
とが望まれる。コンパクトなカメラを製造するために
は、極めてコンパクトな撮影用レンズシステム(対物レ
ンズともいう)を製造する必要がある。レンズシステム
のコンパクトさはその全長により、即ち、レンズシステ
ムの最前面レンズ表面の前面頂点からレンズシステムの
像平面までの距離がどれだけ短いかによって規定され
る。即ち、レンズシステムの焦点距離が短くなるほど、
レンズシステムはよりコンパクトになる。しかしなが
ら、従来のレンズシステムにおいては、結像(image for
mat)の大きさは、レンズシステムの焦点距離FLと視界
角θとの2つのパラメータのみにより決定される。これ
を図1に示す。これらの2つのパラメータは以下の式に
より関係付けられる。
とが望まれる。コンパクトなカメラを製造するために
は、極めてコンパクトな撮影用レンズシステム(対物レ
ンズともいう)を製造する必要がある。レンズシステム
のコンパクトさはその全長により、即ち、レンズシステ
ムの最前面レンズ表面の前面頂点からレンズシステムの
像平面までの距離がどれだけ短いかによって規定され
る。即ち、レンズシステムの焦点距離が短くなるほど、
レンズシステムはよりコンパクトになる。しかしなが
ら、従来のレンズシステムにおいては、結像(image for
mat)の大きさは、レンズシステムの焦点距離FLと視界
角θとの2つのパラメータのみにより決定される。これ
を図1に示す。これらの2つのパラメータは以下の式に
より関係付けられる。
【0003】
【数1】
【0004】ここで、hは要求されたフォーマットの半
ダイアゴナル(像の高さともいう)であり、θ/2は半
視界角である。こうして、同一の結像を維持するために
は(即ち、所与の像高さhを維持するためには)、レン
ズシステムの焦点距離が減少した場合でもそのレンズシ
ステムはより大きい視界を処理する必要がある。しかし
ながら、視界が大きくなると、かなりのレンズ収差は修
正が困難になる。例えば、半視界θ/2が30〜35度
より大きくなると、コマ収差、非点収差および像面湾曲
は顕著な収差となり像品質に悪影響を与える。従来のレ
ンズシステムはコンパクトさを達成できず、受入れ可能
な画像の品質を提供できず、短焦点距離を持つことがで
きず、大きな視界を取り込むことができない。焦点距離
を短くしたいという要求と視界を大きくしたいという要
求とは相いれない。
ダイアゴナル(像の高さともいう)であり、θ/2は半
視界角である。こうして、同一の結像を維持するために
は(即ち、所与の像高さhを維持するためには)、レン
ズシステムの焦点距離が減少した場合でもそのレンズシ
ステムはより大きい視界を処理する必要がある。しかし
ながら、視界が大きくなると、かなりのレンズ収差は修
正が困難になる。例えば、半視界θ/2が30〜35度
より大きくなると、コマ収差、非点収差および像面湾曲
は顕著な収差となり像品質に悪影響を与える。従来のレ
ンズシステムはコンパクトさを達成できず、受入れ可能
な画像の品質を提供できず、短焦点距離を持つことがで
きず、大きな視界を取り込むことができない。焦点距離
を短くしたいという要求と視界を大きくしたいという要
求とは相いれない。
【0005】小型レンズアレイは自然界において知られ
ている。例えば、蠅の眼はミニレンズ要素(小型レンズ
ともいう)のアレイを含んでいる。蠅の眼のレンズの配
置はフォトエッチングのためのマスクを生成するために
使用される。これはJohn Wiley and Sons により刊行さ
れた"SPIE HANDBOOK OF PHOTOGRAPHIC SCIENCE" の第12
36頁のセクション21に記載されている。
ている。例えば、蠅の眼はミニレンズ要素(小型レンズ
ともいう)のアレイを含んでいる。蠅の眼のレンズの配
置はフォトエッチングのためのマスクを生成するために
使用される。これはJohn Wiley and Sons により刊行さ
れた"SPIE HANDBOOK OF PHOTOGRAPHIC SCIENCE" の第12
36頁のセクション21に記載されている。
【0006】小型レンズアレイはまた、他の目的のため
に使用されてきた。米国特許第5,351,151 号は空間的お
よびスペクトル的なフィルタリングの結合された応用の
デュアル小型レンズアレイトランスフレクタ(transfle
ctor) を開示している。このトランスフレクタにおいて
は、2つのアレイの焦平面は一致している。したがっ
て、第1のレンズアレイに入射したコリメートされたビ
ームは、やはりコリメートされた光ビームとして第2の
小型レンズアレイから出ていき、したがって像を形成し
ないであろう。同様に、ほぼコリメートされた入射ビー
ムはほぼコリメートされたビームとして第2の小型レン
ズアレイからでていくであろう。さらに、この特許(コ
ラム7)は第2のアレイから出た光ビームは互いにスク
ランブルされ、アンスクランブルのための追加の光学系
を必要とすることを教示している。最後に、この特許
は、遠く離れて配置された対象物に対しては、実最終像
は形成されておらず、最終像は虚像である(コラム5、
第67行)。即ち、出射光線は収束しないで発散する。
したがって、感光媒体が第2のアレイの後ろに配置され
ると、その感光媒体上には像は形成されないであろう。
に使用されてきた。米国特許第5,351,151 号は空間的お
よびスペクトル的なフィルタリングの結合された応用の
デュアル小型レンズアレイトランスフレクタ(transfle
ctor) を開示している。このトランスフレクタにおいて
は、2つのアレイの焦平面は一致している。したがっ
て、第1のレンズアレイに入射したコリメートされたビ
ームは、やはりコリメートされた光ビームとして第2の
小型レンズアレイから出ていき、したがって像を形成し
ないであろう。同様に、ほぼコリメートされた入射ビー
ムはほぼコリメートされたビームとして第2の小型レン
ズアレイからでていくであろう。さらに、この特許(コ
ラム7)は第2のアレイから出た光ビームは互いにスク
ランブルされ、アンスクランブルのための追加の光学系
を必要とすることを教示している。最後に、この特許
は、遠く離れて配置された対象物に対しては、実最終像
は形成されておらず、最終像は虚像である(コラム5、
第67行)。即ち、出射光線は収束しないで発散する。
したがって、感光媒体が第2のアレイの後ろに配置され
ると、その感光媒体上には像は形成されないであろう。
【0007】米国特許第4,739,416 号および米国特許第
4,632,522 号は写真コピー機に使用するレンズアセンブ
リを記載している。米国特許第4,632,522 号に開示され
たレンズアセンブリは、接近して配置された対象物を関
連する像平面( スクリーンと称する) 上に再度結像する
ように形成された2個の小型レンズアレイを備えてい
る。第1の小型レンズアレイの焦平面は、第1の小型レ
ンズアレイと像セクションの中間像平面との間のおよそ
中間に配置されている(320,310,300)。第
2の小型レンズアレイは上記の中間像平面に横たわる対
象物を再度結像するように形成されているので、第1の
アレイの焦平面の近傍に配置されたものは第2の小型レ
ンズアレイによって適切に再度の結像はされないであろ
う。こうして、この小型レンズアセンブリは最終像平面
(即ちスクリーン4)上に離れた対象物を結像すること
ができない。さらに、隣接する小型レンズは同一の視界
の部分を見るであろう。これは、一部が重なっている複
数のオフセットをもたらす。これはカメラの応用におい
ては全く不適切である。
4,632,522 号は写真コピー機に使用するレンズアセンブ
リを記載している。米国特許第4,632,522 号に開示され
たレンズアセンブリは、接近して配置された対象物を関
連する像平面( スクリーンと称する) 上に再度結像する
ように形成された2個の小型レンズアレイを備えてい
る。第1の小型レンズアレイの焦平面は、第1の小型レ
ンズアレイと像セクションの中間像平面との間のおよそ
中間に配置されている(320,310,300)。第
2の小型レンズアレイは上記の中間像平面に横たわる対
象物を再度結像するように形成されているので、第1の
アレイの焦平面の近傍に配置されたものは第2の小型レ
ンズアレイによって適切に再度の結像はされないであろ
う。こうして、この小型レンズアセンブリは最終像平面
(即ちスクリーン4)上に離れた対象物を結像すること
ができない。さらに、隣接する小型レンズは同一の視界
の部分を見るであろう。これは、一部が重なっている複
数のオフセットをもたらす。これはカメラの応用におい
ては全く不適切である。
【0008】2つの小型レンズアレイのアセンブリはビ
ームステアリング光学系において使用されてきた。その
ようなアセンブリは米国特許第5,059,008 号および第5,
015,080 号に記載されている。
ームステアリング光学系において使用されてきた。その
ようなアセンブリは米国特許第5,059,008 号および第5,
015,080 号に記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これらのアレイの小型
レンズは1つの視界の異なる部分を見るようには設計さ
れていない。むしろ、小型レンズアセンブリは様々な出
射角で光学システムから出射するコリメートされた光ビ
ームを生成するように形成されている。これらの小型レ
ンズアレイアセンブリは像を形成せず、したがって像形
成システムにおける使用に適していない。
レンズは1つの視界の異なる部分を見るようには設計さ
れていない。むしろ、小型レンズアセンブリは様々な出
射角で光学システムから出射するコリメートされた光ビ
ームを生成するように形成されている。これらの小型レ
ンズアレイアセンブリは像を形成せず、したがって像形
成システムにおける使用に適していない。
【0010】本発明の目的は、大きな視界にわたってす
ぐれた像品質を持つ、極めてコンパクトで、容易に製造
可能な、短焦点距離のレンズアレイアセンブリを提供す
ることである。
ぐれた像品質を持つ、極めてコンパクトで、容易に製造
可能な、短焦点距離のレンズアレイアセンブリを提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様により提供されるものは、最終
像表面上に関連する対象物を結像する小型レンズアレイ
システムであって、小型レンズアレイシステムは、視界
制限マスクと、関連する焦平面を有する第1の小型レン
ズアレイとを有する第1のアセンブリとその第1のアセ
ンブリからの光を受け入れる第2の小型レンズアレイと
を備え、第1の小型レンズアレイは、全視界を受入れ、
中間像平面の関連する対象物の複数の像セクションを形
成するものであり、第1の小型レンズアレイは複数の正
パワーの小型レンズを含み、複数の小型レンズの各々は
第1の焦点距離を有し、関連する対象物に向かい合う全
視界の一つのユニークなセグメントを受入れ、全視界の
これらのセグメントは合わせて全視界を構成し、第1の
小型レンズの各々は全視界のそのセグメントに対応する
1つの像セクションを形成するものであり、第2の小型
レンズアレイは複数の正のパワーの小型レンズを有し、
第2の小型レンズアレイの小型レンズの各々は第2の焦
点距離を有し、中間像平面の近傍に配置された凸状の対
象物側表面を有し、中間像平面に配置された像セクショ
ンの1つを再結像し、最終像平面上に像セクションの反
転像を生成する凸状の像側表面を有し、そして第2の小
型レンズアレイの他の小型レンズと共に関連する対象物
の連続像(I)を生成するものである、小型レンズアレ
イシステムである。
に、本発明の第1の態様により提供されるものは、最終
像表面上に関連する対象物を結像する小型レンズアレイ
システムであって、小型レンズアレイシステムは、視界
制限マスクと、関連する焦平面を有する第1の小型レン
ズアレイとを有する第1のアセンブリとその第1のアセ
ンブリからの光を受け入れる第2の小型レンズアレイと
を備え、第1の小型レンズアレイは、全視界を受入れ、
中間像平面の関連する対象物の複数の像セクションを形
成するものであり、第1の小型レンズアレイは複数の正
パワーの小型レンズを含み、複数の小型レンズの各々は
第1の焦点距離を有し、関連する対象物に向かい合う全
視界の一つのユニークなセグメントを受入れ、全視界の
これらのセグメントは合わせて全視界を構成し、第1の
小型レンズの各々は全視界のそのセグメントに対応する
1つの像セクションを形成するものであり、第2の小型
レンズアレイは複数の正のパワーの小型レンズを有し、
第2の小型レンズアレイの小型レンズの各々は第2の焦
点距離を有し、中間像平面の近傍に配置された凸状の対
象物側表面を有し、中間像平面に配置された像セクショ
ンの1つを再結像し、最終像平面上に像セクションの反
転像を生成する凸状の像側表面を有し、そして第2の小
型レンズアレイの他の小型レンズと共に関連する対象物
の連続像(I)を生成するものである、小型レンズアレ
イシステムである。
【0012】本発明の他の態様によれば、上記小型レン
ズアレイシステムにおいて、凸状対象物側表面は中間像
平面の1mm内に配置されており、第2の焦点距離は第
1の焦点距離より短い。本発明のさらに他の態様によれ
ば、最終像表面上に関連する対象物を結像する小型レン
ズアレイシステムであって、小型レンズアレイシステム
は、隔壁構造と関連する焦平面を持つ第1の小型レンズ
アレイとを含む第1のアセンブリと第2の小型レンズア
レイを含む第2のアセンブリとを備え、第1の小型レン
ズアレイは関連する対象物に向かい合う全視界を受入れ
て中間平面において関連する対象物の複数の像セクショ
ンを形成するものであり、第1の小型レンズアレイは複
数の正パワーの小型レンズを含み、複数の小型レンズの
各々は第1の焦点距離を有し、関連する対象物に向かい
合う全視界の一つのユニークなセグメントを受入れ、全
視界のこれらセグメントは全視界を構成し、小型レンズ
の各々は全視界のそのセグメントに対応する1つの像セ
クションを形成するものであり、隔壁は、多数の開口を
有する隔壁板を含み、開口の各々は第1の小型レンズア
レイの小型レンズにそれぞれ整列されているものと、不
透明エリアと複数の開口とを有する視界制限板であっ
て、視界制限板は中間像板に配置されているものと、小
型レンズと視界制限板との間に延びている複数の隔壁の
壁と、を含んでおり、第2の小型レンズアレイは複数の
正パワーの小型レンズを有し、第2の小型レンズアレイ
の正パワーの小型レンズの各々は中間像平面に配置され
た像セクションの1つを再結像し且つ最終像表面上の像
セクションの反転像を生成し、第2の小型レンズのアレ
イの他の小型レンズとともに、関連する対象物の像を生
成するものと、を備える小型レンズアレイシステムが提
供される。
ズアレイシステムにおいて、凸状対象物側表面は中間像
平面の1mm内に配置されており、第2の焦点距離は第
1の焦点距離より短い。本発明のさらに他の態様によれ
ば、最終像表面上に関連する対象物を結像する小型レン
ズアレイシステムであって、小型レンズアレイシステム
は、隔壁構造と関連する焦平面を持つ第1の小型レンズ
アレイとを含む第1のアセンブリと第2の小型レンズア
レイを含む第2のアセンブリとを備え、第1の小型レン
ズアレイは関連する対象物に向かい合う全視界を受入れ
て中間平面において関連する対象物の複数の像セクショ
ンを形成するものであり、第1の小型レンズアレイは複
数の正パワーの小型レンズを含み、複数の小型レンズの
各々は第1の焦点距離を有し、関連する対象物に向かい
合う全視界の一つのユニークなセグメントを受入れ、全
視界のこれらセグメントは全視界を構成し、小型レンズ
の各々は全視界のそのセグメントに対応する1つの像セ
クションを形成するものであり、隔壁は、多数の開口を
有する隔壁板を含み、開口の各々は第1の小型レンズア
レイの小型レンズにそれぞれ整列されているものと、不
透明エリアと複数の開口とを有する視界制限板であっ
て、視界制限板は中間像板に配置されているものと、小
型レンズと視界制限板との間に延びている複数の隔壁の
壁と、を含んでおり、第2の小型レンズアレイは複数の
正パワーの小型レンズを有し、第2の小型レンズアレイ
の正パワーの小型レンズの各々は中間像平面に配置され
た像セクションの1つを再結像し且つ最終像表面上の像
セクションの反転像を生成し、第2の小型レンズのアレ
イの他の小型レンズとともに、関連する対象物の像を生
成するものと、を備える小型レンズアレイシステムが提
供される。
【0013】上記小型レンズアレイシステムにおいて、
中間像平面に隣接して配置されたシャッタをさらに備
え、シャッタは閉状態と開状態とを有し、シャッタは複
数の穴を有し、穴は閉状態内にあり、穴はシャッタが開
状態にあるときに視界制限板の開口に整列している。本
発明の好ましい実施例によれば、焦点距離f2 は焦点距
離f1 より短く且つ単一の像は連続の像である。
中間像平面に隣接して配置されたシャッタをさらに備
え、シャッタは閉状態と開状態とを有し、シャッタは複
数の穴を有し、穴は閉状態内にあり、穴はシャッタが開
状態にあるときに視界制限板の開口に整列している。本
発明の好ましい実施例によれば、焦点距離f2 は焦点距
離f1 より短く且つ単一の像は連続の像である。
【0014】本発明の好ましい実施例によればまた、第
1の小型レンズアレイと第2の小型レンズアレイとの組
合せにより17ミリメートルより短い全長を持つ小型レ
ンズアレイシステムを提供する。本発明によればまた、
小型レンズアレイシステムは1.0<f1 /f2 <7.
0の比を満足する。
1の小型レンズアレイと第2の小型レンズアレイとの組
合せにより17ミリメートルより短い全長を持つ小型レ
ンズアレイシステムを提供する。本発明によればまた、
小型レンズアレイシステムは1.0<f1 /f2 <7.
0の比を満足する。
【0015】好ましい実施例によればまた、第2の小型
レンズアレイは中間像平面から1.2f2 以上の距離に
配置されている。小型レンズアレイシステムはコンパク
トで、短い焦点距離を持ち、大きな視界にわたって結像
可能であるということが本発明の利益である。
レンズアレイは中間像平面から1.2f2 以上の距離に
配置されている。小型レンズアレイシステムはコンパク
トで、短い焦点距離を持ち、大きな視界にわたって結像
可能であるということが本発明の利益である。
【0016】
【発明の実施の形態】新規な小型レンズアレイ/CCD
アレイの組合せを用いるディジタルカメラにおける新し
い有望なプローチは関連する米国特許出願のシリアル番
号第08/652,735号および08/663,887号に記載されてい
る。これらの小型レンズアレイは拡大された対象物Oの
多数の像セクションを生成する。これらの像セクション
は互いに適正に方向付けられていない。即ち、所与の小
型レンズアレイの複数の小型レンズは全体の像を生成
し、その全体像は、それらの像セクションの頂部と底部
とが互いに対応しないように、不連続で「スクランブ
ル」されている(図2参照)。像セクションはCCDア
レイを含む平面に配置されている。これらの像セクショ
ンにより代表される像情報はCCDアレイにより受け取
られ、処理されて、表示のための最終的な「アンスクラ
ンブル」された像Iを生成する。CCDアレイを含む平
面上に生成された全体の像はスクランブルされているの
で、直接的な観測のために或いはフィルム写真のために
は適していない。これは特別のCCDアレイなしに及び
/又はさらなる処理をすることなしにディジタルカメラ
において使用されないであろう。
アレイの組合せを用いるディジタルカメラにおける新し
い有望なプローチは関連する米国特許出願のシリアル番
号第08/652,735号および08/663,887号に記載されてい
る。これらの小型レンズアレイは拡大された対象物Oの
多数の像セクションを生成する。これらの像セクション
は互いに適正に方向付けられていない。即ち、所与の小
型レンズアレイの複数の小型レンズは全体の像を生成
し、その全体像は、それらの像セクションの頂部と底部
とが互いに対応しないように、不連続で「スクランブ
ル」されている(図2参照)。像セクションはCCDア
レイを含む平面に配置されている。これらの像セクショ
ンにより代表される像情報はCCDアレイにより受け取
られ、処理されて、表示のための最終的な「アンスクラ
ンブル」された像Iを生成する。CCDアレイを含む平
面上に生成された全体の像はスクランブルされているの
で、直接的な観測のために或いはフィルム写真のために
は適していない。これは特別のCCDアレイなしに及び
/又はさらなる処理をすることなしにディジタルカメラ
において使用されないであろう。
【0017】本発明の小型レンズアレイシステム1は拡
大された対象物Oの像Iを生成する。この小型レンズア
レイシステム1は広い視界(少なくとも±30度そして
好ましくは±35度以上)を受け入れることができる。
しかしながら、この小型レンズアレイシステムは±10
度(又はそれ以上)の視界を受け入れるシステムにおけ
る使用のために有利であろう。小型レンズアレイシステ
ム1は実施例100、200、300、400としてよ
り詳細に記載されている。小型レンズアレイシステム1
は、図3に示される視界制限構造と2個以上の小型レン
ズアレイ10とを備えている。
大された対象物Oの像Iを生成する。この小型レンズア
レイシステム1は広い視界(少なくとも±30度そして
好ましくは±35度以上)を受け入れることができる。
しかしながら、この小型レンズアレイシステムは±10
度(又はそれ以上)の視界を受け入れるシステムにおけ
る使用のために有利であろう。小型レンズアレイシステ
ム1は実施例100、200、300、400としてよ
り詳細に記載されている。小型レンズアレイシステム1
は、図3に示される視界制限構造と2個以上の小型レン
ズアレイ10とを備えている。
【0018】小型レンズアレイ10の1つは結像レンズ
として機能し、結像小型レンズアレイと称される。他方
の小型レンズアレイ10はリレーレンズ(即ち再結像レ
ンズ)として機能し、再結像レンズと称される。各小型
レンズアレイ10は複数の(4より多い)小型レンズ要
素12(やはり以下では小型レンズという)を備えてい
る。各小型レンズアレイ10は数十、数百、数千、又は
数百万個の小型レンズ12を含み得る。
として機能し、結像小型レンズアレイと称される。他方
の小型レンズアレイ10はリレーレンズ(即ち再結像レ
ンズ)として機能し、再結像レンズと称される。各小型
レンズアレイ10は複数の(4より多い)小型レンズ要
素12(やはり以下では小型レンズという)を備えてい
る。各小型レンズアレイ10は数十、数百、数千、又は
数百万個の小型レンズ12を含み得る。
【0019】小型レンズアレイシステム1の全長は最前
面レンズアレイ表面から最終像平面までで測定される。
小型レンズアレイシステムの全長は17mmより短く、
好ましくは12mmより短いことが好ましい。より好ま
しくは、8mmより短く、最も望ましくは5mmより短
い。これにより、極めてコンパクトな写真およびディジ
タルカメラ、およびビデオカムコーダの製造が可能にな
る。
面レンズアレイ表面から最終像平面までで測定される。
小型レンズアレイシステムの全長は17mmより短く、
好ましくは12mmより短いことが好ましい。より好ま
しくは、8mmより短く、最も望ましくは5mmより短
い。これにより、極めてコンパクトな写真およびディジ
タルカメラ、およびビデオカムコーダの製造が可能にな
る。
【0020】小型レンズアレイ10の小型レンズ12の
光学的パワーは、小型レンズアレイシステムは15mm
より短い焦点距離、好ましくは0.5と15ミリメート
ルの間の焦点距離を持つようなものである。小型レンズ
12は、典型的には約1〜2ミリメートルのクリア開口
直径を持つ。しかしながら、アレイ上の小型レンズの数
が少ないほど、それらの小型レンズのクリア開口は大き
い。こうして、個々の小型レンズのクリア開口は2mm
を越える。小型レンズアレイシステム1の視界が非常に
大きい場合は、それらの小型レンズアレイは多数の小型
レンズを含む傾向にある。アレイ内の小型レンズの数が
大きいと、小型レンズの焦点距離は短くできる。したが
って、多数の小型レンズを持つアレイは、より小さい、
よりコンパクトなパッケージに適合できる。
光学的パワーは、小型レンズアレイシステムは15mm
より短い焦点距離、好ましくは0.5と15ミリメート
ルの間の焦点距離を持つようなものである。小型レンズ
12は、典型的には約1〜2ミリメートルのクリア開口
直径を持つ。しかしながら、アレイ上の小型レンズの数
が少ないほど、それらの小型レンズのクリア開口は大き
い。こうして、個々の小型レンズのクリア開口は2mm
を越える。小型レンズアレイシステム1の視界が非常に
大きい場合は、それらの小型レンズアレイは多数の小型
レンズを含む傾向にある。アレイ内の小型レンズの数が
大きいと、小型レンズの焦点距離は短くできる。したが
って、多数の小型レンズを持つアレイは、より小さい、
よりコンパクトなパッケージに適合できる。
【0021】小型レンズ12は共通基板13上に配置さ
れている。この基板は約0.5から3.5mmの厚さで
あることが好ましい。この基板はより厚くてもよいが、
さらに厚くすると全体の小型レンズアレイシステムがコ
ンパクトにならないので望ましくない。この基板を薄く
しすぎると、脆くなる。したがって、基板の厚さは1〜
2mmであることが最も好ましい。例示的な小型レンズ
の特定パラメータは本明細書の「レンズ・コンポーネン
トの記載」で与えられる。 1.第1の実施例 第1の実施例によれば、小型レンズアレイシステム10
0は複数の小型レンズアレイ10を備えており、その小
型レンズアレイ10は図4に示すように第1の小型レン
ズアレイ110と第2の小型レンズアレイ120とを含
んでいる。第1の小型レンズアレイ110は結像用レン
ズとして機能し、第2の小型レンズアレイ120はリレ
ーレンズとして機能する。各小型レンズ110,120
は複数の小型レンズ12を備えている。小型レンズアレ
イ110及び120は数千個の小型レンズ12を含むこ
とが意図されている。
れている。この基板は約0.5から3.5mmの厚さで
あることが好ましい。この基板はより厚くてもよいが、
さらに厚くすると全体の小型レンズアレイシステムがコ
ンパクトにならないので望ましくない。この基板を薄く
しすぎると、脆くなる。したがって、基板の厚さは1〜
2mmであることが最も好ましい。例示的な小型レンズ
の特定パラメータは本明細書の「レンズ・コンポーネン
トの記載」で与えられる。 1.第1の実施例 第1の実施例によれば、小型レンズアレイシステム10
0は複数の小型レンズアレイ10を備えており、その小
型レンズアレイ10は図4に示すように第1の小型レン
ズアレイ110と第2の小型レンズアレイ120とを含
んでいる。第1の小型レンズアレイ110は結像用レン
ズとして機能し、第2の小型レンズアレイ120はリレ
ーレンズとして機能する。各小型レンズ110,120
は複数の小型レンズ12を備えている。小型レンズアレ
イ110及び120は数千個の小型レンズ12を含むこ
とが意図されている。
【0022】本実施例においては、第1の小型レンズア
レイ110の小型レンズ12は小型レンズ130と呼
ぶ。各小型レンズ130は正の光パワーを持っている。
それは焦点距離f1 が3.0mmでFナンバーがF/2
である。各小型レンズ130は別々の結像レンズとして
機能する。各小型レンズ130は視界のユニークなセグ
メントを受入れてこの視界のセグメントに対応する反転
された像セクションを生成するように形状が定められて
いる。即ち、各小型レンズ130は全体の像の小さく、
離散的で、反転したセクション135を生成する。多数
の重像セクションは連続的ではなく、直視又はフィルム
写真を可能にするようには互いに適正に方向付けられて
はいない(図4参照)。第2の小型レンズアレイ120
は、第1の小型レンズアレイ110により生成された
(中間像平面136に配置されている)多数の像セクシ
ョン135を再結像して、これらの多数の像セクション
135から単一の、連続的な、正しく方向付けられた像
Iを生成する必要がある。より特定的には、第2の小型
レンズアレイ120の小型レンズ12は小型レンズ14
0と呼ばれる。これらの小型レンズ140は正の光パワ
ーと、0.5mmの焦点距離f2 と、F/2のFナンバ
ーを有する。各小型レンズ140は第1の小型レンズア
レイ110上の複数の小型レンズ130の1つに対応し
ている。各小型レンズ140はリレーレンズとして機能
する。即ち、第2の小型レンズアレイ120の各小型レ
ンズ140は、第1の小型レンズアレイ110の対応す
る小型レンズ130により生成された像セクション13
5を再結像し再度反転する。像Iは、写真フィルム、紙
又はCCDアレイを含む任意の感光表面上に形成され
る。
レイ110の小型レンズ12は小型レンズ130と呼
ぶ。各小型レンズ130は正の光パワーを持っている。
それは焦点距離f1 が3.0mmでFナンバーがF/2
である。各小型レンズ130は別々の結像レンズとして
機能する。各小型レンズ130は視界のユニークなセグ
メントを受入れてこの視界のセグメントに対応する反転
された像セクションを生成するように形状が定められて
いる。即ち、各小型レンズ130は全体の像の小さく、
離散的で、反転したセクション135を生成する。多数
の重像セクションは連続的ではなく、直視又はフィルム
写真を可能にするようには互いに適正に方向付けられて
はいない(図4参照)。第2の小型レンズアレイ120
は、第1の小型レンズアレイ110により生成された
(中間像平面136に配置されている)多数の像セクシ
ョン135を再結像して、これらの多数の像セクション
135から単一の、連続的な、正しく方向付けられた像
Iを生成する必要がある。より特定的には、第2の小型
レンズアレイ120の小型レンズ12は小型レンズ14
0と呼ばれる。これらの小型レンズ140は正の光パワ
ーと、0.5mmの焦点距離f2 と、F/2のFナンバ
ーを有する。各小型レンズ140は第1の小型レンズア
レイ110上の複数の小型レンズ130の1つに対応し
ている。各小型レンズ140はリレーレンズとして機能
する。即ち、第2の小型レンズアレイ120の各小型レ
ンズ140は、第1の小型レンズアレイ110の対応す
る小型レンズ130により生成された像セクション13
5を再結像し再度反転する。像Iは、写真フィルム、紙
又はCCDアレイを含む任意の感光表面上に形成され
る。
【0023】いくつかのディジタルカメラの応用におい
ては、それらのピクセルは実質的に互いに隣接して配置
されないことにより、センシングアレイの感光性ピクセ
ル上に生成された像Iは不連続であることが好ましい。
この場合、小型レンズ140は、複数の「スクランブ
ル」された像セクション135を複数の最終像セクショ
ンに再結像し、この最終像セクションは対象物Oの全体
の、正しく方向付けられた、不連続の像Iを形成する。
ては、それらのピクセルは実質的に互いに隣接して配置
されないことにより、センシングアレイの感光性ピクセ
ル上に生成された像Iは不連続であることが好ましい。
この場合、小型レンズ140は、複数の「スクランブ
ル」された像セクション135を複数の最終像セクショ
ンに再結像し、この最終像セクションは対象物Oの全体
の、正しく方向付けられた、不連続の像Iを形成する。
【0024】小型レンズ130の焦点距離f1 は比較的
短く、好ましくは、15ミリメートルより短く、より好
ましくは12ミリメートルより短く、一層好ましくは1
0ミリメートルより短い。最も好ましくは、2から7m
mの範囲にある。上記のように、本実施例においてはそ
れは3mmである。それは1mm又は0.5mmのよう
に短くてもよい。焦点距離f1 が短い程、小型レンズア
レイシステムの全長はよりコンパクトになる。しかしな
がら、焦点距離f1 (小型レンズ120の各々に対して
与えられた特定の視界)が短い程、中間像セクション1
35の大きさは小さくなる。こうして、f1 が1mmか
ら0.5mm(又はより短い)の範囲にある場合は、像
セクション135の大きさはフィルム上に適切な再結像
のためには小さくなりすぎる。感光媒体としてフィルム
が使用される場合は、フィルム粒子の寸法は像セクショ
ン135の最小の可能な寸法を決定する主要な要因の1
つとなる。これに替えて、ディジタルカメラの応用にお
いては、焦点距離f1 の長さは感光ピクセルの大きさに
より限定されるであろう。したがって、f1 は0.5m
mより長いこと、好ましくは1.0mmより長いことが
好ましい。
短く、好ましくは、15ミリメートルより短く、より好
ましくは12ミリメートルより短く、一層好ましくは1
0ミリメートルより短い。最も好ましくは、2から7m
mの範囲にある。上記のように、本実施例においてはそ
れは3mmである。それは1mm又は0.5mmのよう
に短くてもよい。焦点距離f1 が短い程、小型レンズア
レイシステムの全長はよりコンパクトになる。しかしな
がら、焦点距離f1 (小型レンズ120の各々に対して
与えられた特定の視界)が短い程、中間像セクション1
35の大きさは小さくなる。こうして、f1 が1mmか
ら0.5mm(又はより短い)の範囲にある場合は、像
セクション135の大きさはフィルム上に適切な再結像
のためには小さくなりすぎる。感光媒体としてフィルム
が使用される場合は、フィルム粒子の寸法は像セクショ
ン135の最小の可能な寸法を決定する主要な要因の1
つとなる。これに替えて、ディジタルカメラの応用にお
いては、焦点距離f1 の長さは感光ピクセルの大きさに
より限定されるであろう。したがって、f1 は0.5m
mより長いこと、好ましくは1.0mmより長いことが
好ましい。
【0025】図4は第1の小型レンズアレイ110が、
中央小型レンズ130の前面頂点から対象物距離d1 の
位置に配置された対象物Oの像セクション135を(中
間像平面136上に)形成していることを示している。
対象物距離d1 は小型レンズ130の焦点距離f1 の2
0倍以上(即ち、d1 はf1 の20倍より大きい、ただ
しf1 は15mmより短い)であることが好ましい。次
いで、カメラタイプの応用のための典型的な視界距離
(即ち、カメラの前300mm以上)に配置された任意
の対象物は第1の小型レンズアレイ110に対しては事
実上無限遠点である対象物距離に配置されていることに
なる。中間像平面136は小型レンズアレイ120に対
しては対象物平面として働き、第1のアレイの焦平面F
の後ろの距離d2 に配置されるべきである。ここで、距
離d2はf1 の5%より短かい。したがって、この小型
レンズアレイシステムの実施例は対象物の位置における
変化に対して不感応である。これは概略的に図5に示さ
れており、そこではd2 は大きく誇張されて示されてい
る。
中央小型レンズ130の前面頂点から対象物距離d1 の
位置に配置された対象物Oの像セクション135を(中
間像平面136上に)形成していることを示している。
対象物距離d1 は小型レンズ130の焦点距離f1 の2
0倍以上(即ち、d1 はf1 の20倍より大きい、ただ
しf1 は15mmより短い)であることが好ましい。次
いで、カメラタイプの応用のための典型的な視界距離
(即ち、カメラの前300mm以上)に配置された任意
の対象物は第1の小型レンズアレイ110に対しては事
実上無限遠点である対象物距離に配置されていることに
なる。中間像平面136は小型レンズアレイ120に対
しては対象物平面として働き、第1のアレイの焦平面F
の後ろの距離d2 に配置されるべきである。ここで、距
離d2はf1 の5%より短かい。したがって、この小型
レンズアレイシステムの実施例は対象物の位置における
変化に対して不感応である。これは概略的に図5に示さ
れており、そこではd2 は大きく誇張されて示されてい
る。
【0026】妥当な後側焦点距離を与えるためには、f
2 に対するf1 の比は1と10の間であることが好まし
い。ここで、f1 は前方の小型レンズアレイ110の焦
点距離であり、f2 は後方の小型レンズアレイ120の
焦点距離である。この比は1と7の間であることが好ま
しく、1と5の間であることが最も好ましい。f2 が短
い程、全体の小型レンズアレイシステムはよりコンパク
トになる。2つの焦点距離の比f1 /f2 が20を越え
ると、リレー小型レンズ140の視界は大きくなり、小
型レンズアレイシステムの収差は修正が困難になり、像
の質が損なわれる。上記したように、本実施例において
は、f1 は3.0mmであり、f2 は0.5mmであ
る。比f1 /f2 の値は6.0である。第2のアレイ
(リレーアレイ)と中間像平面136との間の間隔も、
妥当な全長を持つためにおよそ1.2×f2 かそれ以上
であるべきである。像セクション135を最終像平面上
に1:1の拡大率で再結像することを望む場合は、小型
レンズ140は中間像平面から2×f2 に等しい距離d
3 だけ離されるべきである(図5参照)。次いで、最終
像平面は第2の小型レンズアレイの後ろから距離d
4(ここでd4 はf2 の2倍であり、f2 は小型レンズ
140の焦点距離である)だけ離れて配置されるであろ
う。1:1の拡大率より大きい拡大率が小型レンズ14
0に望まれる場合は、小型レンズアレイシステムの後側
焦点は2×f2 より大きくなってもよい。小型レンズア
レイシステム100は約1.7mmの後側焦点距離を持
っている。小型レンズアレイシステム100の全長Tは
約5.2mmである。小型レンズシステム100に関連
する隔壁システム多数の開口155を有する不透明な隔
壁板150が第1の小型レンズアレイ110の前に配置
されている(図6及び図7)。これは開口絞りアレイと
しての役割を果たす。平面150の開口155は個々の
小型レンズ130に整列して適正な光ビームが小型レン
ズアレイシステムを通過することを可能にする。小型レ
ンズ130の大きさ及び形状は開口155の大きさ及び
形状に一致している。平面150の不透明部は、光線が
レンズ要素間を通過すること、不所望な光(迷光ともい
う)として小型レンズアレイシステム内に伝播するこ
と、及び像の質を劣化させることを防止する。小型レン
ズ130により専有されないすべての領域で小型レンズ
アレイ110の構造を光に対して不透明にすることによ
り、隔壁平面150の機能もやはり小型レンズアレイ1
10の構造に取り込まれ得る。
2 に対するf1 の比は1と10の間であることが好まし
い。ここで、f1 は前方の小型レンズアレイ110の焦
点距離であり、f2 は後方の小型レンズアレイ120の
焦点距離である。この比は1と7の間であることが好ま
しく、1と5の間であることが最も好ましい。f2 が短
い程、全体の小型レンズアレイシステムはよりコンパク
トになる。2つの焦点距離の比f1 /f2 が20を越え
ると、リレー小型レンズ140の視界は大きくなり、小
型レンズアレイシステムの収差は修正が困難になり、像
の質が損なわれる。上記したように、本実施例において
は、f1 は3.0mmであり、f2 は0.5mmであ
る。比f1 /f2 の値は6.0である。第2のアレイ
(リレーアレイ)と中間像平面136との間の間隔も、
妥当な全長を持つためにおよそ1.2×f2 かそれ以上
であるべきである。像セクション135を最終像平面上
に1:1の拡大率で再結像することを望む場合は、小型
レンズ140は中間像平面から2×f2 に等しい距離d
3 だけ離されるべきである(図5参照)。次いで、最終
像平面は第2の小型レンズアレイの後ろから距離d
4(ここでd4 はf2 の2倍であり、f2 は小型レンズ
140の焦点距離である)だけ離れて配置されるであろ
う。1:1の拡大率より大きい拡大率が小型レンズ14
0に望まれる場合は、小型レンズアレイシステムの後側
焦点は2×f2 より大きくなってもよい。小型レンズア
レイシステム100は約1.7mmの後側焦点距離を持
っている。小型レンズアレイシステム100の全長Tは
約5.2mmである。小型レンズシステム100に関連
する隔壁システム多数の開口155を有する不透明な隔
壁板150が第1の小型レンズアレイ110の前に配置
されている(図6及び図7)。これは開口絞りアレイと
しての役割を果たす。平面150の開口155は個々の
小型レンズ130に整列して適正な光ビームが小型レン
ズアレイシステムを通過することを可能にする。小型レ
ンズ130の大きさ及び形状は開口155の大きさ及び
形状に一致している。平面150の不透明部は、光線が
レンズ要素間を通過すること、不所望な光(迷光ともい
う)として小型レンズアレイシステム内に伝播するこ
と、及び像の質を劣化させることを防止する。小型レン
ズ130により専有されないすべての領域で小型レンズ
アレイ110の構造を光に対して不透明にすることによ
り、隔壁平面150の機能もやはり小型レンズアレイ1
10の構造に取り込まれ得る。
【0027】第1の小型レンズアレイ110の視界は不
透明な隔壁構造160(図8)により制限される。この
隔壁構造160は、複数の開口165を有する視界制限
不透明平面162と複数の隔壁167とを含んでいる。
これらの隔壁167は小型レンズ130から出射した迷
光光線(A)を吸収し、したがって、迷光光線(A)を
他の(不適切な)像セグメント135に向けて伝播する
エーテルから守るか、壁から反射されて特定のレンズ要
素130に関連する像セグメントに向けて伝播すること
を防止する。隔壁167は第1の小型レンズアレイ11
0と中間像平面との間のスペーサの役割を果たす。複数
の開口165を持つ不透明な平面162は視界絞りとし
ての機能を果たす。より特定的には、不透明板162は
中間像平面136に又はその近くに配置されている。各
開口165は小型レンズ130の1つにより作られた小
さい像セクション135をフレーム化し、この開口を囲
む平面162の不透明セクションと組み合わせてこの小
型レンズの視界絞りの役割を果たす。平面162の不透
明セクションは又、望まない視界光線Bをブロックしこ
れらの光線がリレー小型レンズアレイ120に向けて伝
播するのを防止する。平面162の近傍にシャッタ17
0が配置されている。これは不透明なシャッタ平面17
2内の一連の穴175で構成されている。シャッタ17
0の例は図9から図11に概略的に図示されている。シ
ャッタ170は中間像平面の前又は後ろに配置される。
シャッタ170の穴175は、視界制限平面162の不
透明領域に整列されるが、感光媒体を所望の時間だけ露
光するために、例えば、スプリング駆動の機構Mによ
り、穴165(図8)に整列するように変位できる。こ
のタイプのシャッタ機構が差動するために、結像小型レ
ンズ130の焦平面に又はその近くに配置された中間像
セクションは小型レンズ130(の中心)間の間隔d’
の1/2に等しいかそれより小さくなければならない。
異なるシャッタ配置も又利用可能であることに着目すべ
きである。例えば、焦平面シャッタのような従来のシャ
ッタや、小型レンズアレイシステムの前に配置されたア
イリスシャッタを使用して感光領域が露出されるのを防
止することができる。従来のシャッタが使用される場合
は、像セクション135間の間隔は小型レンズの中心間
の間隔の1/2より小さいか大きい。 2.第2の実施例 本発明の第2の実施例の小型レンズアレイシステム20
0は図12及び図13に概略的に図示されている。小型
レンズアレイシステム200は3個の小型レンズアレイ
110、115、及び120を備えている。第2の実施
例の小型レンズアレイ110及び120は第1の実施例
の小型レンズアレイ110及び120と同一の機能を果
たす。小型レンズ110は結像小型レンズアレイであ
り、小型レンズアレイ120はリレーアレイである。小
型レンズアレイ120は複数の小型レンズ140を備え
ている。小型レンズアレイ115は視界レンズの機能を
果たす。それは中間像平面に又はその近くに配置されて
おり、視界光線を個々の小型レンズの光軸に向けて曲
げ、小型レンズ140の各々に入射するレンズ束を小さ
くする。視界小型レンズアレイ115は、小型レンズア
レイ120に向けてより多くの光線を送り、したがっ
て、小型レンズアレイ120内でより小さい寸法の小型
レンズ140を可能にするので、大きな視界を持つ小型
レンズアレイシステムで特に有用である。このシステム
においては、視界平面162及びシャッタ170は視界
レンズアレイ115の前又は後ろのいずれかに配置され
る。図13は視界平面及びシャッタの前に配置された視
界レンズアレイ115を示しており、図14は視界平面
及びシャッタの後ろに配置された視界レンズアレイ11
5を示している。上記のように、シャッタ170の穴1
75は視界制限用平面162の不透明領域に整列されて
いるが、感光媒体を所望の時間だけ露光するために、例
えば、スプリング駆動の機構Mにより、穴165に整列
するように変位できる。図12において、シャッタは閉
じた位置にあるが、図13ではシャッタは開いた位置で
示されている。前述の実施例におけるように、中間像平
面136は小型レンズアレイ120に対しては対象物平
面として働き、第1のアレイの焦平面Fの後ろの距離d
2 の位置に配置されるべきである。ここで、距離d2 は
f1 の5%より短い。したがって、この小型レンズアレ
イシステムの実施例は対象物の位置における変化に対し
て不感応である。 3.第3の実施例 本発明の第3の実施例の小型レンズアレイシステム30
0が図14に概略的に示されている。小型レンズアレイ
システム300は2つの小型レンズアレイ110及び1
20を備えている。小型レンズアレイシステム300の
小型レンズアレイ110及び120は第1の実施例の小
型レンズアレイ110及び120と同一の機能を果た
す。より特定的には、小型レンズアレイ110は結像小
型レンズアレイである。これは複数の小型レンズ130
でできている。小型レンズアレイシステム300におい
て、中央の小型レンズを除くすべての小型レンズ130
は偏心した小型レンズである。即ち、それらの個々の光
軸18とシンメトリ14のユニットセル軸とは重ならな
い。これは図15に示されている。シンメトリのユニッ
トセル軸は個々の小型レンズにより専有されている空間
の対称軸として定義される。例示的な小型レンズ110
のパラメータは本明細書の「レンズ・コンポーネンの記
述」に詳細に記載されている。小型レンズアレイ110
上の小型レンズのこの配置により、個々の像セグメント
135の各々が対応する小型レンズ130のユニットセ
ル軸14上に中心を置くことが可能になる。これによ
り、第2の小型レンズアレイ120の対応する小型レン
ズ140をその対応する小型レンズ130の後ろに正し
く配置できるようになる。第2の小型レンズアレイ12
0の光軸18’は次いで第1の小型レンズアレイ110
のユニットセル軸14と同一線上になる。これにより極
めてコンパクトな小型レンズアレイシステムが可能にな
る。
透明な隔壁構造160(図8)により制限される。この
隔壁構造160は、複数の開口165を有する視界制限
不透明平面162と複数の隔壁167とを含んでいる。
これらの隔壁167は小型レンズ130から出射した迷
光光線(A)を吸収し、したがって、迷光光線(A)を
他の(不適切な)像セグメント135に向けて伝播する
エーテルから守るか、壁から反射されて特定のレンズ要
素130に関連する像セグメントに向けて伝播すること
を防止する。隔壁167は第1の小型レンズアレイ11
0と中間像平面との間のスペーサの役割を果たす。複数
の開口165を持つ不透明な平面162は視界絞りとし
ての機能を果たす。より特定的には、不透明板162は
中間像平面136に又はその近くに配置されている。各
開口165は小型レンズ130の1つにより作られた小
さい像セクション135をフレーム化し、この開口を囲
む平面162の不透明セクションと組み合わせてこの小
型レンズの視界絞りの役割を果たす。平面162の不透
明セクションは又、望まない視界光線Bをブロックしこ
れらの光線がリレー小型レンズアレイ120に向けて伝
播するのを防止する。平面162の近傍にシャッタ17
0が配置されている。これは不透明なシャッタ平面17
2内の一連の穴175で構成されている。シャッタ17
0の例は図9から図11に概略的に図示されている。シ
ャッタ170は中間像平面の前又は後ろに配置される。
シャッタ170の穴175は、視界制限平面162の不
透明領域に整列されるが、感光媒体を所望の時間だけ露
光するために、例えば、スプリング駆動の機構Mによ
り、穴165(図8)に整列するように変位できる。こ
のタイプのシャッタ機構が差動するために、結像小型レ
ンズ130の焦平面に又はその近くに配置された中間像
セクションは小型レンズ130(の中心)間の間隔d’
の1/2に等しいかそれより小さくなければならない。
異なるシャッタ配置も又利用可能であることに着目すべ
きである。例えば、焦平面シャッタのような従来のシャ
ッタや、小型レンズアレイシステムの前に配置されたア
イリスシャッタを使用して感光領域が露出されるのを防
止することができる。従来のシャッタが使用される場合
は、像セクション135間の間隔は小型レンズの中心間
の間隔の1/2より小さいか大きい。 2.第2の実施例 本発明の第2の実施例の小型レンズアレイシステム20
0は図12及び図13に概略的に図示されている。小型
レンズアレイシステム200は3個の小型レンズアレイ
110、115、及び120を備えている。第2の実施
例の小型レンズアレイ110及び120は第1の実施例
の小型レンズアレイ110及び120と同一の機能を果
たす。小型レンズ110は結像小型レンズアレイであ
り、小型レンズアレイ120はリレーアレイである。小
型レンズアレイ120は複数の小型レンズ140を備え
ている。小型レンズアレイ115は視界レンズの機能を
果たす。それは中間像平面に又はその近くに配置されて
おり、視界光線を個々の小型レンズの光軸に向けて曲
げ、小型レンズ140の各々に入射するレンズ束を小さ
くする。視界小型レンズアレイ115は、小型レンズア
レイ120に向けてより多くの光線を送り、したがっ
て、小型レンズアレイ120内でより小さい寸法の小型
レンズ140を可能にするので、大きな視界を持つ小型
レンズアレイシステムで特に有用である。このシステム
においては、視界平面162及びシャッタ170は視界
レンズアレイ115の前又は後ろのいずれかに配置され
る。図13は視界平面及びシャッタの前に配置された視
界レンズアレイ115を示しており、図14は視界平面
及びシャッタの後ろに配置された視界レンズアレイ11
5を示している。上記のように、シャッタ170の穴1
75は視界制限用平面162の不透明領域に整列されて
いるが、感光媒体を所望の時間だけ露光するために、例
えば、スプリング駆動の機構Mにより、穴165に整列
するように変位できる。図12において、シャッタは閉
じた位置にあるが、図13ではシャッタは開いた位置で
示されている。前述の実施例におけるように、中間像平
面136は小型レンズアレイ120に対しては対象物平
面として働き、第1のアレイの焦平面Fの後ろの距離d
2 の位置に配置されるべきである。ここで、距離d2 は
f1 の5%より短い。したがって、この小型レンズアレ
イシステムの実施例は対象物の位置における変化に対し
て不感応である。 3.第3の実施例 本発明の第3の実施例の小型レンズアレイシステム30
0が図14に概略的に示されている。小型レンズアレイ
システム300は2つの小型レンズアレイ110及び1
20を備えている。小型レンズアレイシステム300の
小型レンズアレイ110及び120は第1の実施例の小
型レンズアレイ110及び120と同一の機能を果た
す。より特定的には、小型レンズアレイ110は結像小
型レンズアレイである。これは複数の小型レンズ130
でできている。小型レンズアレイシステム300におい
て、中央の小型レンズを除くすべての小型レンズ130
は偏心した小型レンズである。即ち、それらの個々の光
軸18とシンメトリ14のユニットセル軸とは重ならな
い。これは図15に示されている。シンメトリのユニッ
トセル軸は個々の小型レンズにより専有されている空間
の対称軸として定義される。例示的な小型レンズ110
のパラメータは本明細書の「レンズ・コンポーネンの記
述」に詳細に記載されている。小型レンズアレイ110
上の小型レンズのこの配置により、個々の像セグメント
135の各々が対応する小型レンズ130のユニットセ
ル軸14上に中心を置くことが可能になる。これによ
り、第2の小型レンズアレイ120の対応する小型レン
ズ140をその対応する小型レンズ130の後ろに正し
く配置できるようになる。第2の小型レンズアレイ12
0の光軸18’は次いで第1の小型レンズアレイ110
のユニットセル軸14と同一線上になる。これにより極
めてコンパクトな小型レンズアレイシステムが可能にな
る。
【0028】上記のように、小型レンズアレイ120は
リレー(又は再結像)小型レンズアレイである。小型レ
ンズアレイ120は中間像平面に配置された多数の反転
像セグメント135を、最終像平面で連続的な、正しく
方向付けられた像に再結像する。さらに、小型レンズア
レイ120は視界レンズとしての機能を果たす。即ち、
本実施例の小型レンズアレイ120は視界レンズアレイ
である。より特定的には、小型レンズ140の前面(対
象物に面する面)S3 は中間像平面136に又はその近
傍に配置されこの小型レンズの光軸18’に向けて視界
光線Cを曲げる。表面S3 は中間像平面から若干離れ
て、表面S3 に存在する埃粒子又はスクラッチが最終像
平面上に再結像されないようにすることが好ましい。小
型レンズ140の後方表面S4 (即ち、最終像平面に面
する表面)は再結像機能を提供する。像の最終的な大き
さは小型レンズアレイ120の大きさにほぼ等しい。小
型レンズアレイシステム300に採用された隔壁システ
ムは小型レンズアレイシステム100及び200に採用
されたものと類似しており、図14にやはり示されてい
る。それは多数の透過セクション即ち開口155ととも
に不透明な隔壁層150と、小型レンズアレイシステム
100の隔壁構造160と類似の隔壁構造160とを含
んでいる。シャッタ170に類似のシャッタが隔壁平面
162の後ろに配置されている。シャッタが働くために
は、中間像平面136に配置された像セクション135
の寸法は小型レンズセルの中心間の間隔d’の1/2よ
り小さくなければならない。しかしながら、異なるシャ
ッタの配置が利用される場合は、像セクション135の
寸法はより大きくてもよい。 4.第4の実施例 本発明の第4の実施例による小型レンズアレイ400は
図16に概略的に示されている。小型レンズアレイ40
0は2つの小型レンズアレイ110,120を備えてい
る。小型レンズアレイ110及び120は第3の実施例
の小型レンズアレイ110及び120と同じ機能を果た
す。より特定的には、小型レンズアレイ110は結像小
型レンズアレイである。それは複数の小型レンズ130
からなる。小型レンズ130のすべては、中央の小型レ
ンズを除き、「傾斜した(tilted) 」小型レンズであ
る。即ち、それらの視界の中心光線は中間像平面136
に垂直ではない。この配置は本明細書の「小型レンズコ
ンポーネントの記載」に詳細に記載されている。小型レ
ンズ120はリレーレンズアレイ(又は再結像レンズア
レイ)であり、複数の小型レンズ140を備えている。
さらに、小型レンズアレイ120は又、視界レンズアレ
イとして働くように設計されている。こうして、小型レ
ンズ140の前面は凸になっている。小型レンズアレイ
120の前面(対象物に面する面)は中間像平面に又は
その近傍に配置されており、第2の小型レンズアレイ1
20の小型レンズ140の光軸18’に向かって視界光
線を曲げる。小型レンズアレイ120の後方小型レンズ
表面S4 (即ち、最終像平面に面する表面)は再結像機
能を果たす。小型レンズアレイ120は、中間像平面に
配置された多数の反転した像セグメントを、最終像平面
に配置された正しく方向付けられた像に再結像する。こ
の像は小型レンズアレイシステムがフィルム上に結像す
る場合は連続である。CCD又は類似のアレイが感光表
面として使用される場合は連続又は不連続である。
リレー(又は再結像)小型レンズアレイである。小型レ
ンズアレイ120は中間像平面に配置された多数の反転
像セグメント135を、最終像平面で連続的な、正しく
方向付けられた像に再結像する。さらに、小型レンズア
レイ120は視界レンズとしての機能を果たす。即ち、
本実施例の小型レンズアレイ120は視界レンズアレイ
である。より特定的には、小型レンズ140の前面(対
象物に面する面)S3 は中間像平面136に又はその近
傍に配置されこの小型レンズの光軸18’に向けて視界
光線Cを曲げる。表面S3 は中間像平面から若干離れ
て、表面S3 に存在する埃粒子又はスクラッチが最終像
平面上に再結像されないようにすることが好ましい。小
型レンズ140の後方表面S4 (即ち、最終像平面に面
する表面)は再結像機能を提供する。像の最終的な大き
さは小型レンズアレイ120の大きさにほぼ等しい。小
型レンズアレイシステム300に採用された隔壁システ
ムは小型レンズアレイシステム100及び200に採用
されたものと類似しており、図14にやはり示されてい
る。それは多数の透過セクション即ち開口155ととも
に不透明な隔壁層150と、小型レンズアレイシステム
100の隔壁構造160と類似の隔壁構造160とを含
んでいる。シャッタ170に類似のシャッタが隔壁平面
162の後ろに配置されている。シャッタが働くために
は、中間像平面136に配置された像セクション135
の寸法は小型レンズセルの中心間の間隔d’の1/2よ
り小さくなければならない。しかしながら、異なるシャ
ッタの配置が利用される場合は、像セクション135の
寸法はより大きくてもよい。 4.第4の実施例 本発明の第4の実施例による小型レンズアレイ400は
図16に概略的に示されている。小型レンズアレイ40
0は2つの小型レンズアレイ110,120を備えてい
る。小型レンズアレイ110及び120は第3の実施例
の小型レンズアレイ110及び120と同じ機能を果た
す。より特定的には、小型レンズアレイ110は結像小
型レンズアレイである。それは複数の小型レンズ130
からなる。小型レンズ130のすべては、中央の小型レ
ンズを除き、「傾斜した(tilted) 」小型レンズであ
る。即ち、それらの視界の中心光線は中間像平面136
に垂直ではない。この配置は本明細書の「小型レンズコ
ンポーネントの記載」に詳細に記載されている。小型レ
ンズ120はリレーレンズアレイ(又は再結像レンズア
レイ)であり、複数の小型レンズ140を備えている。
さらに、小型レンズアレイ120は又、視界レンズアレ
イとして働くように設計されている。こうして、小型レ
ンズ140の前面は凸になっている。小型レンズアレイ
120の前面(対象物に面する面)は中間像平面に又は
その近傍に配置されており、第2の小型レンズアレイ1
20の小型レンズ140の光軸18’に向かって視界光
線を曲げる。小型レンズアレイ120の後方小型レンズ
表面S4 (即ち、最終像平面に面する表面)は再結像機
能を果たす。小型レンズアレイ120は、中間像平面に
配置された多数の反転した像セグメントを、最終像平面
に配置された正しく方向付けられた像に再結像する。こ
の像は小型レンズアレイシステムがフィルム上に結像す
る場合は連続である。CCD又は類似のアレイが感光表
面として使用される場合は連続又は不連続である。
【0029】理解できるように、小型レンズ130の中
心は対応する小型レンズ140の中心に対して変位して
いる。小型レンズアレイシステム400は小型レンズア
レイシステム300ほどコンパクトではない。これは、
小型レンズアレイシステム300により達成されるよう
に、同じ最終像の大きさを達成するためには、小型レン
ズアレイシステム400の小型レンズアレイ110は小
型レンズアレイ120より大きくなければならないから
である。 II.レンズ・コンポーネントの記載 1.結像小型レンズアレイ例1 図17において、小型レンズアレイ10は、色消しされ
た(achromatized)屈折/ 回折小型レンズ12又は屈折小
型レンズのアレイと共に形成されている。そのようなア
レイは第1、第2又は第3の小型レンズアレイシステム
の実施例でそれぞれ使用できる。これらの実施例は本願
の「小型レンズアレイシステムの記載」で記載されてい
る。この図において観察すべきことは、各小型レンズ1
2の光軸18の中心が、中央の小型レンズの光軸からの
半径方向距離の関数としてのユニットセルの距離Xに対
して固定ユニットセルに関して距離dだけ変位している
ことである。各小型レンズ12の光軸18のまわりにあ
る線15は小型レンズの表面の高さの変化を示すトポロ
ジカルな線である。不透明マスク16は小型レンズ12
の間の領域を満たして迷光が光システム内にさらに伝播
することを防止している。図18に描かれたアレイは実
際のカメラで使用されるアレイの小部分のみを表してい
る。実際の例では、さらに多くの小型レンズがアレイを
形成するために使用される。本発明から逸脱することな
く、各小型レンズの外側周辺を正方形や、六角形や、円
形として形成するといった小型レンズ12の他の形態も
使用できる。
心は対応する小型レンズ140の中心に対して変位して
いる。小型レンズアレイシステム400は小型レンズア
レイシステム300ほどコンパクトではない。これは、
小型レンズアレイシステム300により達成されるよう
に、同じ最終像の大きさを達成するためには、小型レン
ズアレイシステム400の小型レンズアレイ110は小
型レンズアレイ120より大きくなければならないから
である。 II.レンズ・コンポーネントの記載 1.結像小型レンズアレイ例1 図17において、小型レンズアレイ10は、色消しされ
た(achromatized)屈折/ 回折小型レンズ12又は屈折小
型レンズのアレイと共に形成されている。そのようなア
レイは第1、第2又は第3の小型レンズアレイシステム
の実施例でそれぞれ使用できる。これらの実施例は本願
の「小型レンズアレイシステムの記載」で記載されてい
る。この図において観察すべきことは、各小型レンズ1
2の光軸18の中心が、中央の小型レンズの光軸からの
半径方向距離の関数としてのユニットセルの距離Xに対
して固定ユニットセルに関して距離dだけ変位している
ことである。各小型レンズ12の光軸18のまわりにあ
る線15は小型レンズの表面の高さの変化を示すトポロ
ジカルな線である。不透明マスク16は小型レンズ12
の間の領域を満たして迷光が光システム内にさらに伝播
することを防止している。図18に描かれたアレイは実
際のカメラで使用されるアレイの小部分のみを表してい
る。実際の例では、さらに多くの小型レンズがアレイを
形成するために使用される。本発明から逸脱することな
く、各小型レンズの外側周辺を正方形や、六角形や、円
形として形成するといった小型レンズ12の他の形態も
使用できる。
【0030】小型レンズアレイ10が異なる視界を見る
ために、小型レンズアレイ内の小型レンズ12の光軸1
8は、小型レンズアレイのユニットセルの中心間の距離
より次第に大きくなる距離に配置されている。上記のよ
うに、小型レンズの光軸の偏位dはアレイの中心から半
径方向に増大する。小型レンズの偏心により、軸から離
れた視界角度から中間像平面に垂直に入射するように光
線が曲がる。アレイの中心からの距離を増大させながら
小型レンズの光軸18をさらに半径方向外側に移動する
ことにより、所与の小型レンズに対する視界の中心にお
ける対象物の角度位置は全視界の増大しつつあるオフ軸
セグメントから始まる(図18参照)。
ために、小型レンズアレイ内の小型レンズ12の光軸1
8は、小型レンズアレイのユニットセルの中心間の距離
より次第に大きくなる距離に配置されている。上記のよ
うに、小型レンズの光軸の偏位dはアレイの中心から半
径方向に増大する。小型レンズの偏心により、軸から離
れた視界角度から中間像平面に垂直に入射するように光
線が曲がる。アレイの中心からの距離を増大させながら
小型レンズの光軸18をさらに半径方向外側に移動する
ことにより、所与の小型レンズに対する視界の中心にお
ける対象物の角度位置は全視界の増大しつつあるオフ軸
セグメントから始まる(図18参照)。
【0031】例えば、光線を所望の視界角度からアレイ
要素の視界絞りの中心まで偏向させるために必要な焦点
距離FLi の小型レンズ12に対して要求される偏心
は、近軸光線トレーシング方程式から決定される。近軸
方程式は、
要素の視界絞りの中心まで偏向させるために必要な焦点
距離FLi の小型レンズ12に対して要求される偏心
は、近軸光線トレーシング方程式から決定される。近軸
方程式は、
【0032】
【数2】
【0033】したがって、屈折後に中心光線を所与の入
射角u0 から所望の角度u’まで曲げるために必要な、
パワーφ=(1/FLi )の所与の小型レンズに対する
偏位は、次に式により与えられる。
射角u0 から所望の角度u’まで曲げるために必要な、
パワーφ=(1/FLi )の所与の小型レンズに対する
偏位は、次に式により与えられる。
【0034】
【数3】
【0035】本発明は、小型レンズの光軸の局部的偏位
が、小型レンズアレイシステムの光軸の中心に対して半
径方向位置の関数として変化する小型レンズのアレイを
利用するので、第1のオーダに対して
が、小型レンズアレイシステムの光軸の中心に対して半
径方向位置の関数として変化する小型レンズのアレイを
利用するので、第1のオーダに対して
【0036】
【数4】
【0037】である。本発明は小型レンズの偏心を調整
することからなるので、所与の小型レンズの視界内で中
心光線に対してu’(r)=0である(図18参照)。
この場合、所与の要素に必要な偏心dは、システムの光
軸からの要素の半径方向距離のほぼ線形関数である。
することからなるので、所与の小型レンズの視界内で中
心光線に対してu’(r)=0である(図18参照)。
この場合、所与の要素に必要な偏心dは、システムの光
軸からの要素の半径方向距離のほぼ線形関数である。
【0038】図18において、小型レンズアレイ10は
中間像平面にわたって配置されて複数の像セグメント1
35を生成する。シャッタが中間像平面136に隣接し
て配置されてもよい。レンズアレイ10は、やはり隔壁
の機能を果たすスペーサ22によりシャッタからある距
離だけ離れて維持される。図18から分かるように、小
型レンズアレイ10上の不透明な隔壁16は視界絞り
(開口板40)と組み合わされて任意の特定のフォトセ
ンサの視界を制限してその視界が隣接する視界と大きく
重ならないようにすることができる。開口板40は小型
レンズアレイ10の表面からおよそ0.2mmから2m
mに好適に配置されている。各個々の小型レンズ12に
より見られる視界をさらに規定するために、開口板40
はその表面の1つの上に形成された色素フォトレジスト
マスクパターンを持つクリアガラスの層でもよい。開口
板40内の開口中心は対応する小型レンズの視界の中心
(CFDV)に整列されている。板40内の開口の中心
間の間隔は、各小型レンズの半径位置の関数として、ア
レイの中心から半径方向に増大し、開口板を関連するレ
ンズアレイより若干大きくする。不透明領域16と開口
板40及び/又は視界制限板162との組合せ、及び所
与の小型レンズの焦点距離は小型レンズアレイ上の特定
の小型レンズの視界を決定する。小型レンズアレイ10
はフォトセンシティブパターンをエッチングして水晶に
することにより形成され、又は水晶基板上のエポキシレ
プリカとして又はガラス基板上のフォトレジスト表面レ
リーフ部として形成され、又はプラスティック部として
注入モールドされ得る。
中間像平面にわたって配置されて複数の像セグメント1
35を生成する。シャッタが中間像平面136に隣接し
て配置されてもよい。レンズアレイ10は、やはり隔壁
の機能を果たすスペーサ22によりシャッタからある距
離だけ離れて維持される。図18から分かるように、小
型レンズアレイ10上の不透明な隔壁16は視界絞り
(開口板40)と組み合わされて任意の特定のフォトセ
ンサの視界を制限してその視界が隣接する視界と大きく
重ならないようにすることができる。開口板40は小型
レンズアレイ10の表面からおよそ0.2mmから2m
mに好適に配置されている。各個々の小型レンズ12に
より見られる視界をさらに規定するために、開口板40
はその表面の1つの上に形成された色素フォトレジスト
マスクパターンを持つクリアガラスの層でもよい。開口
板40内の開口中心は対応する小型レンズの視界の中心
(CFDV)に整列されている。板40内の開口の中心
間の間隔は、各小型レンズの半径位置の関数として、ア
レイの中心から半径方向に増大し、開口板を関連するレ
ンズアレイより若干大きくする。不透明領域16と開口
板40及び/又は視界制限板162との組合せ、及び所
与の小型レンズの焦点距離は小型レンズアレイ上の特定
の小型レンズの視界を決定する。小型レンズアレイ10
はフォトセンシティブパターンをエッチングして水晶に
することにより形成され、又は水晶基板上のエポキシレ
プリカとして又はガラス基板上のフォトレジスト表面レ
リーフ部として形成され、又はプラスティック部として
注入モールドされ得る。
【0039】小型レンズ12は、適当な(開口板40の
ような)視界絞り、及び/又は視界制限不透明板162
と組み合わせて、中間像平面136上の視界の小さなセ
グメントの像を形成する。小型レンズアレイを横切って
放射状に増大する光軸18の偏心dを持つ小型レンズ1
2を形成することにより、任意の小型レンズ12に入射
する光線ビームの角度はアレイ上のこの小型レンズの半
径方向位置の関数として増大するであろう。したがっ
て、各小型レンズの偏心を適当に調整することにより、
各像セクションはシーンのユニークな又は異なるセグメ
ントに対応する。
ような)視界絞り、及び/又は視界制限不透明板162
と組み合わせて、中間像平面136上の視界の小さなセ
グメントの像を形成する。小型レンズアレイを横切って
放射状に増大する光軸18の偏心dを持つ小型レンズ1
2を形成することにより、任意の小型レンズ12に入射
する光線ビームの角度はアレイ上のこの小型レンズの半
径方向位置の関数として増大するであろう。したがっ
て、各小型レンズの偏心を適当に調整することにより、
各像セクションはシーンのユニークな又は異なるセグメ
ントに対応する。
【0040】小型レンズアレイ10は、小型レンズアレ
イシステムの性能を改良するために非球面小型レンズで
よい。しかしながら、非球面小型レンズでも、それら小
型レンズが単一の屈折材料から形成される場合は、波長
の関数として焦点距離の変化を修正はしない。即ち、像
平面におけるスポットサイズは色の関数として変化す
る。色収差を修正するために、純粋に屈折型の小型レン
ズのアレイの替わりに、回折/屈折ハイブリッド小型レ
ンズのアレイを含む改良された小型レンズアレイシステ
ムが使用される。回折光学系の像形成の性質は波長依存
性が強い。回折光学系をモールドする場合に、この現象
が、等価屈折率n(λ)の波長(λ)に関する直接依存
性として表わされる。
イシステムの性能を改良するために非球面小型レンズで
よい。しかしながら、非球面小型レンズでも、それら小
型レンズが単一の屈折材料から形成される場合は、波長
の関数として焦点距離の変化を修正はしない。即ち、像
平面におけるスポットサイズは色の関数として変化す
る。色収差を修正するために、純粋に屈折型の小型レン
ズのアレイの替わりに、回折/屈折ハイブリッド小型レ
ンズのアレイを含む改良された小型レンズアレイシステ
ムが使用される。回折光学系の像形成の性質は波長依存
性が強い。回折光学系をモールドする場合に、この現象
が、等価屈折率n(λ)の波長(λ)に関する直接依存
性として表わされる。
【0041】
【数5】
【0042】回折要素は極めて薄い層内で曲がる波面の
全てを与える。これは極めて高屈折率の材料(nc =1
0,000)で各表面上の極めて低い曲率(表面)とし
て回折をモデル化することによりスイートモデルにおい
て説明される。対応する焦点距離(λ)は次の式から決
定できる。
全てを与える。これは極めて高屈折率の材料(nc =1
0,000)で各表面上の極めて低い曲率(表面)とし
て回折をモデル化することによりスイートモデルにおい
て説明される。対応する焦点距離(λ)は次の式から決
定できる。
【0043】
【数6】
【0044】回折要素の結果的な分散Vdiffは:
【0045】
【数7】
【0046】λc =587nm,λs =486nm,λ
L =656nmの設計に対して、V diffは−3.5であ
る。興味のある他の波長帯域に対しては適当なVdiffお
よび要素のパワー分布が計算できる。波長に対する等価
な屈折率の直接的依存性は第1のオーダ(m=1)の回
折光学的要素に関連した小さくて負のVdiffと高レベル
の波長分散に導く。
L =656nmの設計に対して、V diffは−3.5であ
る。興味のある他の波長帯域に対しては適当なVdiffお
よび要素のパワー分布が計算できる。波長に対する等価
な屈折率の直接的依存性は第1のオーダ(m=1)の回
折光学的要素に関連した小さくて負のVdiffと高レベル
の波長分散に導く。
【0047】屈折率が波長とともに変化するので、単一
のレンズは焦点距離が波長とともに変化する。異なる分
散を持つ2つの材料を使用して、2つの波長で同一の焦
点距離を持つダブレットレンズを形成できる。これを達
成するために要求される焦点パワーの相対的分布は次の
式で与えられる。
のレンズは焦点距離が波長とともに変化する。異なる分
散を持つ2つの材料を使用して、2つの波長で同一の焦
点距離を持つダブレットレンズを形成できる。これを達
成するために要求される焦点パワーの相対的分布は次の
式で与えられる。
【0048】
【数8】
【0049】回折表面の負のVdiffは、正の焦点距離の
回折及び屈折コンポーネントを使用する単一の要素の屈
折/回折レンズの色消しを可能にする。それは、ダブレ
ット・コンポーネント・レンズに要求される焦点距離と
F/#を減少させる。屈折ダブレットは、ダブレット焦
点距離を正しい値にまで増大させ、正のレンズの分散を
補償する単一の負のフリント要素に要求されるよりも短
い焦点距離と小さいF/#の正のクラウン(低分散)レ
ンズからなるからである。この効果はまた、ハイブリッ
ド屈折/回折要素の正の要求の寸法及び重量を減少させ
る。
回折及び屈折コンポーネントを使用する単一の要素の屈
折/回折レンズの色消しを可能にする。それは、ダブレ
ット・コンポーネント・レンズに要求される焦点距離と
F/#を減少させる。屈折ダブレットは、ダブレット焦
点距離を正しい値にまで増大させ、正のレンズの分散を
補償する単一の負のフリント要素に要求されるよりも短
い焦点距離と小さいF/#の正のクラウン(低分散)レ
ンズからなるからである。この効果はまた、ハイブリッ
ド屈折/回折要素の正の要求の寸法及び重量を減少させ
る。
【0050】PMMA(ポリメチルメタクリレート)プ
ラスチックレンズを持つ視覚的レジメ(d−e−fライ
ン)における伝統的な色消しに対しては、屈折及び回折
部におけるパワーの成分(fraction) は
ラスチックレンズを持つ視覚的レジメ(d−e−fライ
ン)における伝統的な色消しに対しては、屈折及び回折
部におけるパワーの成分(fraction) は
【0051】
【数9】
【0052】である。水晶やBK7といった光学的ガラ
スのような基板を利用できること、又はガラス基板上の
エポキシレプリカを利用できることは当業者に自明であ
る。回折/屈折ハイブリッド色消しの使用は、より長い
焦点距離と高いFナンバーを持つ回折表面の使用を可能
にする。高いFナンバーは大きいゾーン間隔の故に回折
要素の製造を容易にする。例えば、F/#=3.0及び
F/#=2.0の小型レンズに対して、屈折及び回折部
の最初のオーダは、焦点距離及びFナンバー(F#)と
して以下のものを与える。
スのような基板を利用できること、又はガラス基板上の
エポキシレプリカを利用できることは当業者に自明であ
る。回折/屈折ハイブリッド色消しの使用は、より長い
焦点距離と高いFナンバーを持つ回折表面の使用を可能
にする。高いFナンバーは大きいゾーン間隔の故に回折
要素の製造を容易にする。例えば、F/#=3.0及び
F/#=2.0の小型レンズに対して、屈折及び回折部
の最初のオーダは、焦点距離及びFナンバー(F#)と
して以下のものを与える。
【0053】
【数10】
【0054】これは、小型レンズの回折部が第1オーダ
の色消し修正のために純粋に使用されたことを仮定す
る。回折小型レンズ12は図19、図22及び図25
に、オンアクシス、16度、及び完全視界について示さ
れている。これらの図を比較して着目すべき点は、光軸
18が視界角の関数として外側に半径方向に移動してい
ることである。不透明隔壁16がシステムの開口絞りと
して作用し所与の小型レンズ12の視界を制限している
ことに着目される。
の色消し修正のために純粋に使用されたことを仮定す
る。回折小型レンズ12は図19、図22及び図25
に、オンアクシス、16度、及び完全視界について示さ
れている。これらの図を比較して着目すべき点は、光軸
18が視界角の関数として外側に半径方向に移動してい
ることである。不透明隔壁16がシステムの開口絞りと
して作用し所与の小型レンズ12の視界を制限している
ことに着目される。
【0055】図20、図21、図23、図24、図2
6、図27はそれぞれの小型レンズの接線及びサジタル
光線収差曲線を示している。色収差を含む全体のスポッ
トサイズはおよそ30ミクロンであるということに着目
すべきである。実線は546.1nmの波長を表し、破
線は656.1nmの波長を表し、一点破線は460.
9nmの波長を表しており、それらはそれぞれグリー
ン、レッド、及びブルーの波長を表している。
6、図27はそれぞれの小型レンズの接線及びサジタル
光線収差曲線を示している。色収差を含む全体のスポッ
トサイズはおよそ30ミクロンであるということに着目
すべきである。実線は546.1nmの波長を表し、破
線は656.1nmの波長を表し、一点破線は460.
9nmの波長を表しており、それらはそれぞれグリー
ン、レッド、及びブルーの波長を表している。
【0056】以下のテーブルは0,16,及び24度に
おける3つのアレイ要素の光学的設計パラメータをリス
トしている。中間視界角度におけるアレイ要素はこれら
の値から補間され得る。
おける3つのアレイ要素の光学的設計パラメータをリス
トしている。中間視界角度におけるアレイ要素はこれら
の値から補間され得る。
【0057】
【表1】
【0058】
【表2】
【0059】
【表3】
【0060】
【数11】
【0061】
【数12】
【0062】例2 図28及び図29において、第1の小型レンズ12、1
30は多数の小型レンズで形成されている第1の小型レ
ンズアレイ110の1つの要素である。そのようなアレ
イは第1、第2、又は第4のそれぞれの小型レンズアレ
イシステムの実施例における第1の小型レンズアレイと
して使用できる。各小型レンズ(12,130)は屈折
面S1 上に形成された異なるパターンS’で形成されて
いる。面S1 の反対側は第2の面S2 である。面S2 は
非球面である。回折パターンS’の小面を刻まれた面は
図30の断面においてより明瞭にわかる。半径R1 にお
いて、第2の面S2 は凸であり半径R2 で凹面に変わる
(ただしR2 はR1 より大きい)。第2の面S2 は、半
径R3 において屈曲する多面非球面により境界が定めら
れている(ただしR3 はR2 より大きい)。第1及び第
2の面はともに小型レンズ12の光軸18に垂直であ
る。小型レンズ12はガラス基板上の水晶又はフォトレ
ジストマスクを使用してエポキシレプリカとして形成さ
れるか、又はプラスチック部として注入モールドされ
る。
30は多数の小型レンズで形成されている第1の小型レ
ンズアレイ110の1つの要素である。そのようなアレ
イは第1、第2、又は第4のそれぞれの小型レンズアレ
イシステムの実施例における第1の小型レンズアレイと
して使用できる。各小型レンズ(12,130)は屈折
面S1 上に形成された異なるパターンS’で形成されて
いる。面S1 の反対側は第2の面S2 である。面S2 は
非球面である。回折パターンS’の小面を刻まれた面は
図30の断面においてより明瞭にわかる。半径R1 にお
いて、第2の面S2 は凸であり半径R2 で凹面に変わる
(ただしR2 はR1 より大きい)。第2の面S2 は、半
径R3 において屈曲する多面非球面により境界が定めら
れている(ただしR3 はR2 より大きい)。第1及び第
2の面はともに小型レンズ12の光軸18に垂直であ
る。小型レンズ12はガラス基板上の水晶又はフォトレ
ジストマスクを使用してエポキシレプリカとして形成さ
れるか、又はプラスチック部として注入モールドされ
る。
【0063】図30において、入射光30は開口絞りア
レイ40を通過して小型レンズ12,130により焦平
面(F1 50)上に焦点化される。S1 及びS’からな
る回折/屈折面は色収差を修正して、非球面S2 がペッ
ツヴァル湾曲、非点収差、及びコマ収差のような視界に
依存する収差の修正をしながら、フォーカシング・パワ
ーの大部分を与える。レンズは2.0のF#と3mmの
FLとを有するが、一般には1mmから5.0mmでよ
い。
レイ40を通過して小型レンズ12,130により焦平
面(F1 50)上に焦点化される。S1 及びS’からな
る回折/屈折面は色収差を修正して、非球面S2 がペッ
ツヴァル湾曲、非点収差、及びコマ収差のような視界に
依存する収差の修正をしながら、フォーカシング・パワ
ーの大部分を与える。レンズは2.0のF#と3mmの
FLとを有するが、一般には1mmから5.0mmでよ
い。
【0064】図31及び図32において、図30、図3
1及び図32の個々の小型レンズ12はセグメント化さ
れて小型レンズアレイ10に形成されている。図31及
び図32において観察すべきことは、各小型レンズ12
の光軸18の中心は、図32においては各小型レンズ1
2の光軸18が内側に変位しているが、図31において
は中央の小型レンズの光軸からその半径方向距離の関数
として外側に変位していることである。各小型レンズ1
2の光軸18のまわりに現れている線15は、小型レン
ズの表面の高さの変化を概略的に示すトポロジカルな線
である。やはり開口絞りとして働く不透明な隔壁16の
アレイは、小型レンズ12間のエリアを満たして迷光が
小型レンズアレイシステム内のさらに到達することを防
いでいる。図31及び図32に示されるアレイは実際の
カメラで使用されるアレイの小部分のみを現している。
各小型レンズの光軸と、翻ってその小型レンズ自体と
は、その対応する像セクションにわたって直接的に整列
されていない。その代わり、小型レンズは変位して中間
像平面136上に規則正しく間隔をおいて像セクション
135を形成している。本発明から逸脱することなく、
各小型レンズの外側周辺を正方形や、六角形や、円とし
て形成するといったように、小型レンズの他の形態も使
用できる。
1及び図32の個々の小型レンズ12はセグメント化さ
れて小型レンズアレイ10に形成されている。図31及
び図32において観察すべきことは、各小型レンズ12
の光軸18の中心は、図32においては各小型レンズ1
2の光軸18が内側に変位しているが、図31において
は中央の小型レンズの光軸からその半径方向距離の関数
として外側に変位していることである。各小型レンズ1
2の光軸18のまわりに現れている線15は、小型レン
ズの表面の高さの変化を概略的に示すトポロジカルな線
である。やはり開口絞りとして働く不透明な隔壁16の
アレイは、小型レンズ12間のエリアを満たして迷光が
小型レンズアレイシステム内のさらに到達することを防
いでいる。図31及び図32に示されるアレイは実際の
カメラで使用されるアレイの小部分のみを現している。
各小型レンズの光軸と、翻ってその小型レンズ自体と
は、その対応する像セクションにわたって直接的に整列
されていない。その代わり、小型レンズは変位して中間
像平面136上に規則正しく間隔をおいて像セクション
135を形成している。本発明から逸脱することなく、
各小型レンズの外側周辺を正方形や、六角形や、円とし
て形成するといったように、小型レンズの他の形態も使
用できる。
【0065】本発明が小型レンズの一部のみを使用する
理由は、小型レンズの断片のみが関連する像セクション
の特定の角度視界のために使用されるからである。図3
3及び図34は図31及び図32における切断線4−4
に沿って切断した断面を示し、中間像平面にわたって配
置されて数が少なくともアレイ10,110を形成して
いる小型レンズの数に対応する多数の像セクション13
5を形成している小型レンズアレイ10,110を示し
ている。小型レンズアレイ10,110は、やはり隔壁
の機能を果たすスペーサ167により中間像平面からあ
る距離だけ離されて維持されている。隔壁167及び視
界絞りアレイ42との組合せにおける開口絞りアレイ4
0は、特定の像セクションに関連した視界を制限し、そ
の視界がその隣の視界と大きく重ならないようにしてい
る。視界絞りアレイ42は小型レンズアレイ10の表面
からおよそ0.5mmから2mmに配置されている。
理由は、小型レンズの断片のみが関連する像セクション
の特定の角度視界のために使用されるからである。図3
3及び図34は図31及び図32における切断線4−4
に沿って切断した断面を示し、中間像平面にわたって配
置されて数が少なくともアレイ10,110を形成して
いる小型レンズの数に対応する多数の像セクション13
5を形成している小型レンズアレイ10,110を示し
ている。小型レンズアレイ10,110は、やはり隔壁
の機能を果たすスペーサ167により中間像平面からあ
る距離だけ離されて維持されている。隔壁167及び視
界絞りアレイ42との組合せにおける開口絞りアレイ4
0は、特定の像セクションに関連した視界を制限し、そ
の視界がその隣の視界と大きく重ならないようにしてい
る。視界絞りアレイ42は小型レンズアレイ10の表面
からおよそ0.5mmから2mmに配置されている。
【0066】開口絞りアレイ40及び視界絞りアレイ4
2内の開口の中心は対応する小型レンズの視界の中心に
整列している。中心の間隔はアレイの中心からの各小型
レンズの視界角の関数として増大し、開口絞りアレイを
関連する小型レンズアレイより若干大きくしている。開
口絞りアレイ40と視界絞りアレイ42及び所与の小型
レンズ焦点距離は小型レンズの各々の視界と中間像平面
上の像セクションの位置を決定している。
2内の開口の中心は対応する小型レンズの視界の中心に
整列している。中心の間隔はアレイの中心からの各小型
レンズの視界角の関数として増大し、開口絞りアレイを
関連する小型レンズアレイより若干大きくしている。開
口絞りアレイ40と視界絞りアレイ42及び所与の小型
レンズ焦点距離は小型レンズの各々の視界と中間像平面
上の像セクションの位置を決定している。
【0067】上記のように、回折/屈折ハイブリッド小
型レンズを含む改良された小型レンズアレイが、単一の
屈折材料の使用による色収差の修正のために使用され
る。回折小型レンズ12は、軸上、14度、及び全視界
について図35、図38、及び図41に示されている。
これらの図を比較して着目すべきはことは、ユニットセ
ル14が中間像平面136の平面に垂直に入射していな
がら、光軸18は視界角の関数として半径方向外側に移
動していることである。不透明マスク16は所与の小型
レンズの視界を制限すると共にシステムの開口絞りとし
て働く。
型レンズを含む改良された小型レンズアレイが、単一の
屈折材料の使用による色収差の修正のために使用され
る。回折小型レンズ12は、軸上、14度、及び全視界
について図35、図38、及び図41に示されている。
これらの図を比較して着目すべきはことは、ユニットセ
ル14が中間像平面136の平面に垂直に入射していな
がら、光軸18は視界角の関数として半径方向外側に移
動していることである。不透明マスク16は所与の小型
レンズの視界を制限すると共にシステムの開口絞りとし
て働く。
【0068】図36、図37、図39、図40、図4
2、及び図43はそれぞれの小型レンズの接線及びサジ
タル光線収差曲線を示している。色収差を含む全体のス
ポットサイズはおよそ30ミクロンであるということに
着目すべきである。実線は546.1nmの波長を表
し、破線は656.1nmの波長を表し、一点破線は4
60.9nmの波長を表しており、それらはそれぞれグ
リーン、レッド、及びブルーの波長を表している。
2、及び図43はそれぞれの小型レンズの接線及びサジ
タル光線収差曲線を示している。色収差を含む全体のス
ポットサイズはおよそ30ミクロンであるということに
着目すべきである。実線は546.1nmの波長を表
し、破線は656.1nmの波長を表し、一点破線は4
60.9nmの波長を表しており、それらはそれぞれグ
リーン、レッド、及びブルーの波長を表している。
【0069】以下のテーブルは中央に配置された小型レ
ンズの光学的設計パラメータをリストしている。 EFL=0.5mm F#=2.0
ンズの光学的設計パラメータをリストしている。 EFL=0.5mm F#=2.0
【0070】
【表4】
【0071】上記のように非球面プロファイルは次の式
により規定される。
により規定される。
【0072】
【数13】
【0073】回折位相プロファイルは回転対象であり次
の式で規定される。
の式で規定される。
【0074】
【数14】
【0075】2.リレー小型レンズアレイ 図3及び図4において、リレー小型レンズアレイ10は
屈折小型レンズ12を有して形成されている。このよう
なアレイは第2の(再結像)小型レンズアレイ120と
して使用できる。これらは0.5mmの有効焦点距離を
持つ。以下のテーブルはアレイ120を備える中央に配
置された小型レンズにたいする光学的設計パラメータを
リストしている。この小型レンズは図44に示されてい
る。
屈折小型レンズ12を有して形成されている。このよう
なアレイは第2の(再結像)小型レンズアレイ120と
して使用できる。これらは0.5mmの有効焦点距離を
持つ。以下のテーブルはアレイ120を備える中央に配
置された小型レンズにたいする光学的設計パラメータを
リストしている。この小型レンズは図44に示されてい
る。
【0076】
【表5】
【0077】3.インテグラル視界レンズ/再結像アレ
イを含む小型レンズアレイ 図14及び図16に示される小型レンズアレイシステム
300のような小型レンズアレイシステムは複数の小型
レンズ130を有する第1の結像用小型レンズアレイ1
10と複数の小型レンズ140を有する第2の小型レン
ズアレイ120とを含んでいる。第3の小型レンズアレ
イシステムの実施例300の第2の小型レンズアレイ1
20はインテグラル視界レンズ/再結像アレイである。
このアレイ120は色消しされた屈折/回折小型レンズ
12,140又は屈折小型レンズで形成できる。小型レ
ンズアレイシステム300は本願の「小型レンズアレイ
システムの記載」において記載されている。図(図2
9)から分かるように、インテグラル視界レンズ/再結
像小型レンズアレイ120の小型レンズ12の前面S3
(対象物側)は凸であり中間像平面136に接近して配
置されている。表面S3は視界レンズとしての機能を果
たす。表面S3 にある埃粒又は表面スクラッチが最終像
平面136上に再結像しないように、これらの小型レン
ズの前面S3 は中間像平面から若干(約1mm以下)離
れていることが好ましい。本例においては、第2の小型
レンズアレイの再結像用小型レンズ12の前面S3 は中
間像平面から9.19mm離れて配置されている。小型
レンズの表面S4 はリレー機能を果たす。即ち、それは
正の光学パワーを有し、最終像平面136上に像セクシ
ョン135を再結像するために使用される。以下のテー
ブルは図45に示される小型レンズについての光学設計
パラメータをリストしている。第2の小型レンズアレイ
の小型レンズ12は互いに隣接する必要がないことに着
目される。
イを含む小型レンズアレイ 図14及び図16に示される小型レンズアレイシステム
300のような小型レンズアレイシステムは複数の小型
レンズ130を有する第1の結像用小型レンズアレイ1
10と複数の小型レンズ140を有する第2の小型レン
ズアレイ120とを含んでいる。第3の小型レンズアレ
イシステムの実施例300の第2の小型レンズアレイ1
20はインテグラル視界レンズ/再結像アレイである。
このアレイ120は色消しされた屈折/回折小型レンズ
12,140又は屈折小型レンズで形成できる。小型レ
ンズアレイシステム300は本願の「小型レンズアレイ
システムの記載」において記載されている。図(図2
9)から分かるように、インテグラル視界レンズ/再結
像小型レンズアレイ120の小型レンズ12の前面S3
(対象物側)は凸であり中間像平面136に接近して配
置されている。表面S3は視界レンズとしての機能を果
たす。表面S3 にある埃粒又は表面スクラッチが最終像
平面136上に再結像しないように、これらの小型レン
ズの前面S3 は中間像平面から若干(約1mm以下)離
れていることが好ましい。本例においては、第2の小型
レンズアレイの再結像用小型レンズ12の前面S3 は中
間像平面から9.19mm離れて配置されている。小型
レンズの表面S4 はリレー機能を果たす。即ち、それは
正の光学パワーを有し、最終像平面136上に像セクシ
ョン135を再結像するために使用される。以下のテー
ブルは図45に示される小型レンズについての光学設計
パラメータをリストしている。第2の小型レンズアレイ
の小型レンズ12は互いに隣接する必要がないことに着
目される。
【0078】
【表6】
【0079】本発明を好ましい実施例を参照して記載し
てきた。しかしながら、本発明の範囲から逸脱すること
なく様々な変形が可能であることは当業者に明らかであ
る。
てきた。しかしながら、本発明の範囲から逸脱すること
なく様々な変形が可能であることは当業者に明らかであ
る。
【図1】従来の光学システムを示す図である。
【図2】関連する出願に開示された光学システムの概略
を示す図である。
を示す図である。
【図3】本発明の小型レンズアレイシステムの概略を典
型的に示す図である。
型的に示す図である。
【図4】本発明の第1の好ましい実施例の小型レンズア
レイシステム100の概略断面図である。
レイシステム100の概略断面図である。
【図5】レンズアレイシステム100の小型レンズ13
0および140の互いに対するおよび中間像平面にたい
する配置を示す図である。
0および140の互いに対するおよび中間像平面にたい
する配置を示す図である。
【図6】第1の小型レンズアリ110のバッフル平面1
50および小型レンズアレイ110の上面図である。
50および小型レンズアレイ110の上面図である。
【図7】バッフル平面150および小型レンズアレイ1
10の側面図である。
10の側面図である。
【図8】バッフル構造160を示す図である。
【図9】シャッタ平面170の1つの可能な形態を示す
図である。
図である。
【図10】シャッタ平面170の他の1つの可能な形態
を示す図である。
を示す図である。
【図11】シャッタ平面170のさらに他の1つの可能
な形態を示す図である。
な形態を示す図である。
【図12】本発明の小型レンズアレイシステムの第2の
実施例を示す図である。
実施例を示す図である。
【図13】本発明の小型レンズアレイシステムの第2の
実施例を示す図である。
実施例を示す図である。
【図14】本発明の小型レンズアレイシステムのさらに
他の実施例を示す図である。
他の実施例を示す図である。
【図15】図14に示した実施例の上面図である。
【図16】本発明の小型レンズアレイシステムのさらに
他の実施例を示す図である。
他の実施例を示す図である。
【図17】本発明のレンズアレイ10のためのレンズコ
ンチャと隔壁の上面図である。
ンチャと隔壁の上面図である。
【図18】図17のレンズアレイの切断線2−2に沿う
断面図である。
断面図である。
【図19】第1の小型レンズアレイ10,110の中央
の小型レンズ12の断面図である。
の小型レンズ12の断面図である。
【図20】図19に示した小型レンズの接線光線収差曲
線を示す図である。
線を示す図である。
【図21】図19に示した小型レンズのサジタル光線収
差曲線を示す図である。
差曲線を示す図である。
【図22】16度の視界角度での第1の小型レンズアレ
イ10、110の断面における小型レンズを示す図であ
る。
イ10、110の断面における小型レンズを示す図であ
る。
【図23】図22に示した小型レンズの接線光線収差曲
線を示す図である。
線を示す図である。
【図24】図22に示した小型レンズのサジタル光線収
差曲線を示す図である。
差曲線を示す図である。
【図25】24度の視界角度での第1の小型レンズアレ
イ10、110の断面における小型レンズを示す図であ
る。
イ10、110の断面における小型レンズを示す図であ
る。
【図26】図25に示した小型レンズの接線光線収差曲
線を示す図である。
線を示す図である。
【図27】図25に示した小型レンズのサジタル光線収
差曲線を示す図である。
差曲線を示す図である。
【図28】小型レンズ12の前面斜視図である。
【図29】小型レンズ12の後面斜視図である。
【図30】図29の小型レンズ12の断面図である。
【図31】小型レンズの物理的中心が像セクション13
5の中心に関して発散するトポロジカルラインで規定さ
れる各小型レンズの球表面で小型レンズアレイ上に配置
された開口アレイを示す図である。
5の中心に関して発散するトポロジカルラインで規定さ
れる各小型レンズの球表面で小型レンズアレイ上に配置
された開口アレイを示す図である。
【図32】小型レンズの物理的中心が像セクション13
5の中心に関して収束するトポロジカルラインで規定さ
れる各小型レンズの球表面で小型レンズアレイ上に配置
された開口アレイを示す図である。
5の中心に関して収束するトポロジカルラインで規定さ
れる各小型レンズの球表面で小型レンズアレイ上に配置
された開口アレイを示す図である。
【図33】第1の小型レンズアレイの前に配置されたフ
ィールドストップのアレイと開口ストップのアレイを持
つ第1の小型レンズアレイ110の断面図である。
ィールドストップのアレイと開口ストップのアレイを持
つ第1の小型レンズアレイ110の断面図である。
【図34】第1の小型レンズアレイの前に配置されたフ
ィールドストップのアレイと小型レンズアレイ110と
中間像平面136との間に配置された開口ストップのア
レイを持つ第1の小型レンズアレイ110の断面図であ
る。
ィールドストップのアレイと小型レンズアレイ110と
中間像平面136との間に配置された開口ストップのア
レイを持つ第1の小型レンズアレイ110の断面図であ
る。
【図35】0度の視界角に関する小型レンズ10、13
0の部分の断面図である。
0の部分の断面図である。
【図36】図35に示した小型レンズの接線光線収差曲
線を示す図である。
線を示す図である。
【図37】図35に示した小型レンズのサジタル光線収
差曲線を示す図である。
差曲線を示す図である。
【図38】14度視界角に関する小型レンズ10、13
0の部分の断面図である。
0の部分の断面図である。
【図39】図38に示した小型レンズの接線光線収差曲
線を示す図である。
線を示す図である。
【図40】図38に示した小型レンズのサジタル光線収
差曲線を示す図である。
差曲線を示す図である。
【図41】20度の視界角に関する小型レンズ10、1
30の部分の断面図である。
30の部分の断面図である。
【図42】図41に示した小型レンズの接線光線収差曲
線を示す図である。
線を示す図である。
【図43】図41に示した小型レンズのサジタル光線収
差曲線を示す図である。
差曲線を示す図である。
【図44】残りの小型レンズアレイで使用される中央に
配置された小型レンズ10、140の断面図である。
配置された小型レンズ10、140の断面図である。
【図45】インテグラル視界レンズ再結像アレイを含む
小型レンズアレイシステムの小部分を示す図である。
小型レンズアレイシステムの小部分を示す図である。
12,130,140…正パワーの小型レンズ 40,42,162…視界制限マスク 110…第1の小型レンズアレイ 120…第2の小型レンズアレイ 135…像セクション 136…中間像平面 140…正パワーの小型レンズ 150…隔壁板 160…隔壁構造 165…開口 167…隔壁の壁 170…シャッタ 175…穴 300,400…小型レンズアレイシステム
Claims (4)
- 【請求項1】 最終像表面上に関連する対象物を結像す
る小型レンズアレイシステム(300,400)であっ
て、前記小型レンズアレイシステムは、 視界制限マスク(40,42,162)と、関連する焦
平面(F)を有する第1の小型レンズアレイ(110)
とを有する第1のアセンブリと前記第1のアセンブリか
らの光を受け入れる第2の小型レンズアレイ(120)
とを備え、 (i)前記第1の小型レンズアレイ(110)は、全視
界を受入れ、中間像平面(136)の関連する対象物の
複数の像セクション(135)を形成するものであり、 前記第1の小型レンズアレイ(110)は複数の正パワ
ーの小型レンズ(12,130)を含み、前記複数の小
型レンズ(12,130)の各々は第1の焦点距離(f
1 )を有し、関連する対象物に向かい合う全視界の一つ
のユニークなセグメントを受入れ、全視界のこれらのセ
グメントは合わせて全視界を構成し、前記第1の小型レ
ンズ(12,130)の各々は全視界のそのセグメント
に対応する1つの像セクション(135)を形成しする
ものであり、 (ii)前記第2の小型レンズアレイは複数の正のパワー
の小型レンズ(12,140)を有し、前記第2の小型
レンズアレイの前記小型レンズの各々は(a)第2の焦
点距離(f2 )を有し、(b)前記中間像平面(13
6)の近傍に配置された凸状の対象物側表面(S3 )を
有し、(c)前記中間像平面(136)に配置された前
記像セクション(135)の1つを再結像し、最終像平
面上に前記像セクションの反転像を生成する凸状の像側
表面を有し、そして(d)前記第2の小型レンズアレイ
の他の小型レンズと共に関連する対象物の連続像(I)
を生成するものである、小型レンズアレイシステム。 - 【請求項2】 前記凸状対象物側表面(S3 )は前記中
間像平面(136)の1mm内に配置されており、前記
第2の焦点距離(f2 )は前記第1の焦点距離(f1 )
より短い、請求項1に記載の小型レンズアレイシステ
ム。 - 【請求項3】 最終像表面上に関連する対象物を結像す
る小型レンズアレイシステムであって、前記小型レンズ
アレイシステムは、 (i)(a)隔壁構造(160)と(b)関連する焦平
面Fを持つ第1の小型レンズアレイ(110)とを含む
第1のアセンブリと第2の小型レンズアレイ(120)
を含む第2のアセンブリとを備え、前記第1の小型レン
ズアレイ(110)は関連する対象物に向かい合う全視
界を受入れて中間平面(136)において関連する対象
物の複数の像セクション(135)を形成するものであ
り、 前記第1の小型レンズアレイ(110)は複数の正パワ
ーの小型レンズ(130)を含み、前記複数の小型レン
ズ(130)の各々は第1の焦点距離(f1)を有し、
関連する対象物に向かい合う全視界の一つのユニークな
セグメントを受入れ、全視界のこれらセグメントは全視
界を構成し、前記小型レンズ(130)の各々は全視界
のそのセグメントに対応する1つの像セクション(13
5)を形成するものであり、 前記隔壁(160)は、(1)多数の開口(155)を
有する隔壁板(150)を含み、前記開口の各々は前記
第1の小型レンズアレイ(110)の前記小型レンズ
(130)にそれぞれ整列されているものと、(2)不
透明エリアと複数の開口(165)とを有する視界制限
板(162)であって、前記視界制限板(162)は中
間像板(136)に配置されているものと、(3)前記
小型レンズ(130)と前記視界制限板(162)との
間に延びている複数の隔壁の壁(167)と、を含んで
おり、 (ii)前記第2の小型レンズアレイ(120)は複数の
正パワーの小型レンズ(140)を有し、前記第2の小
型レンズアレイ(120)の前記正パワーの小型レンズ
(140)の各々は(a)前記中間像平面(136)に
配置された前記像セクション(135)の1つを再結像
し且つ最終像表面上の前記像セクションの反転像を生成
し、(c)前記第2の小型レンズ(130)のアレイの
他の前記小型レンズ(140)とともに、関連する対象
物の像(I)を生成する、小型レンズアレイシステム。 - 【請求項4】 前記中間像平面(136)に隣接して配
置されたシャッタ(170)をさらに備え、前記シャッ
タ(170)は閉状態と開状態とを有し、前記シャッタ
(170)は複数の穴(175)を有し、前記穴(17
5)は前記閉状態内にあり、前記穴(175)は前記シ
ャッタ(170)が前記開状態にあるときに前記視界制
限板(162)の前記開口(165)に整列している、
請求項3に記載の小型レンズアレイシステム。
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