Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JPH0121144Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0121144Y2
JPH0121144Y2 JP1983166051U JP16605183U JPH0121144Y2 JP H0121144 Y2 JPH0121144 Y2 JP H0121144Y2 JP 1983166051 U JP1983166051 U JP 1983166051U JP 16605183 U JP16605183 U JP 16605183U JP H0121144 Y2 JPH0121144 Y2 JP H0121144Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
turbocharger
valve
conduit
atmosphere
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983166051U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6073840U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16605183U priority Critical patent/JPS6073840U/ja
Publication of JPS6073840U publication Critical patent/JPS6073840U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0121144Y2 publication Critical patent/JPH0121144Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supercharger (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は過給圧を制御するウエイストゲートバ
ルブを有するターボチヤージヤ付内燃機関に関す
る。
〔従来の技術〕
従来のターボチヤージヤでは過給圧が過大にな
るのを防止するためにターボチヤージヤのタービ
ンをバイパスして形成されたバイパス通路にウエ
イストゲートバルブを取りつけている。ウエイス
トゲートバルブはターボチヤージヤの過給圧が直
接に導入されたアクチユエータに連結される。
実開昭57−117724号公報は、そのようなウエイ
ストゲートバルブをさらに内燃機関の回転数に応
じて駆動することのできる過回転防止機構を付加
することを開示している。この過回転防止機構は
コンプレツサ過給圧が導入される正圧室と、真空
ポンプからの負圧が導入される負圧室と、機関の
回転数に応じて負圧室に導入する負圧を制御する
電磁弁とからなるものである。
特開昭58−106129号公報は、そのようなウエイ
ストゲートバルブに過給圧を導入する導管の途中
に同様に過給圧で作動されるリークコントロール
バルブを設け、このリークコントロールバルブが
常時は開いてターボチヤージヤのアクチユエータ
に大気に供給するとともに、過給圧が予定値以上
になると閉じてアクチユエータを過給圧によつて
作動せしめることができるようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように、従来はウエイストゲートバルブは
ターボチヤージヤの過給圧が直接に導入されたア
クチユエータに連結され、弁体、弁棒及びリンク
等の可動部分を含むものである。排気ガスのバイ
パス流れを許容するために弁体のストロークはか
なり大きく、戻しばねはそのようなストロークを
許容するものでなければならない。また、戻しば
ねは弁体、弁棒及びリンク等の可動部分の重量の
影響を受けつつ、過給圧に対して所定の圧力値で
バランスしなければならない。そのため、ウエイ
ストゲートバルブの作動が緩慢になり、吸気圧力
が変動する。例えば、第1図を参照すると、ウエ
イストゲートバルブが400mmHgで全開するように
するためには、ウエイストゲートバルブが350mm
Hgで開き始めるような特性の戻しばねを使用す
る必要がある。すると、ウエイストゲートバルブ
が400mmHgで閉じ始める場合には、350mmHgで全
閉することになる。このため、全開から全閉まで
の間に幅aで示される吸気圧力の上昇、又は低下
を伴う。しかも全開又は全閉になるとすぐに吸気
圧力が低下、又は上昇するとは限らず、例えばウ
エイストゲートバルブが全開となつた後でもしば
らくの間吸気圧力が400mmHg以上の値をとり、逆
にウエイストゲートバルブが全閉となつた後でも
しばらくの間吸気圧力が350mmHg以下の値をとる
こともある。ウエイストゲートバルブはこのよう
にして開閉を繰り返し、吸気圧力は負荷状態に応
じて350mmHgから400mmHgの間の平均的な値とな
る。この値は、機関高速時には排気エネルギーが
大きいためにウエイストゲートバルブが大きな開
度をとる頻度が多くなるので400mmHgに近くな
り、中速時には350mmHgに近くなる。
このため、ウエイストゲートバルブをターボチ
ヤージヤの過給圧によつて直接に作動させる従来
のターボチヤージヤでは、高速時の過給圧を制限
すると中速時の過給圧が制限値よりも低下してこ
の領域におけるターボチヤージヤの性能が発揮さ
れないという問題があつた。本考案の目的は、中
速時の領域においても高速時の領域と同様の過給
圧を得ることができるようにすることである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によるターボチヤージヤ付内燃機関は、
ターボチヤージヤのタービンをバイパスするバイ
パス通路と、該バイパス通路への排気ガスの流れ
を制御するために流体の圧力により作動するアク
チユエータに連結された制御弁を有する内燃機関
において、上記アクチユエータが圧力応動部材
と、該圧力応動部材の一側に形成された圧力室
と、該圧力室に供給された作動流体の圧力に抗す
るばねとを有し、該圧力応動部材の他側は大気に
開放され、そして該圧力室が導管を介してほぼ一
定の圧力を供給する作動圧力源に連通され、該導
管の途中にはターボチヤージヤの過給圧により作
動する圧力調整弁が配置され、該圧力調整弁がタ
ーボチヤージヤの過給圧が所定値よりも小さいと
きに前記導管を大気に開放し、且つ過給圧が前記
所定値よりも大きいときに前記導管を大気から遮
断して、吸気圧力の脈動に応じた周波数で開閉す
るようにしたことを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下本考案の実施例について図面を参照して説
明する。
第2図において、機関本体1及びターボチヤー
ジヤ2は従来知られたタイプのものであり、コン
プレツサ3が吸気通路4に配置され、タービン5
が排気通路6に配置される。排気通路6にはター
ビン5をバイパスしてバイパス通路7が形成さ
れ、その入口部にウエイストゲートバルブ8が配
置される。ウエイストゲートバルブ8の弁棒9は
ウエイストゲートバルブアクチユエータ10のダ
イヤフラム11に接続される。ダイヤフラム11
の一側においてウエイストゲートバルブアクチユ
エータ10内には、負圧室12が形成され、その
中で戻しばね13がダイヤフラム11をウエイス
トゲートバルブ8を閉じる方向に補正している。
ダイヤフラム11の他側は大気に開放される。
ウエイストゲートバルブアクチユエータ10の
負圧室12には導管14を介して真空タンク15
の負圧が導入され、真空タンク15は機関本体1
によつて駆動される真空ポンプに接続されてほぼ
一定の負圧を供給する。導管14には負圧調整弁
16が配置される。負圧調整弁16はケーシング
内にダイヤフラム17によつて区画された圧力室
18と大気圧室19を有している。大気圧室19
内には導管14に接続されるポート20とダイヤ
フラム17に支持されてポート20の開口部を閉
鎖することのできる弁体21とが対向して設けら
れている。大気圧室19内ではさらに戻しばね2
2が弁体21をポート20の開口部から離れる方
向に付勢しており、大気圧室19フイルター23
により大気に開放されている。圧力室18には導
管24を介してターボチヤージヤ2により過給さ
れた吸気圧力が導入されている。
負圧調整弁16の特徴は、導管24を介して供
給される過給圧に応じて弁体21を動かしてポー
ト20を閉鎖又は開放することであり、ポート2
0を開放したときに導管14の負圧を大気にリリ
ーフさせることである。負圧調整弁16の弁体2
1はウエイストゲートバルブ8の弁体8と比較す
ればはるかに小さいものでよく、ウエイストゲー
トバルブ8のように弁棒9やそのリンク(図示せ
ず)を作動させる必要がなく、且つ弁体21のス
トロークは弁体8のストロークより小さい。負圧
調整弁16の戻しばね22もこのような特徴に適
合するように選定されることができ、負圧調整弁
16はターボチヤージヤ2の圧力の微小な変化に
応動することができる。第3図は負圧調整弁16
の作動の特徴を示しており、小さな圧力幅bで開
閉作動することができる。この圧力幅bは第1図
の圧力幅aよりもかなり小さく、負圧調整弁16
は所定の圧力値付近で精密に応動する。なお、こ
の実施例では、負圧調整弁16が閉じると導管1
4及び負圧室12の負圧が大きくなつてウエイス
トゲートバルブ8が開くようになつている。
第4図は本考案の上記実施例の作動を説明する
図であり、吸気圧力が上昇していく過程におい
て、共通の時間軸で、吸気圧力即ち過給圧(mm
Hg)、負圧調整弁16の開閉作動、導管14の圧
力(−mmHg)、ウエイストゲートバルブ8の開閉
作動をそれぞれ示している。第6図は従来のもの
の作動を説明する図である。
第4図を参照すると、吸気圧力(過給圧)が所
定値(例えば400mmHg)以下の場合には弁体21
がポート20を開放しているので、負圧調整弁1
6は導管14を大気に開放し、よつてウエイスト
ゲートバルブ8が閉じている。吸気圧力が上昇
し、所定値以上になると、負圧調整弁16は直ち
に閉じて、導管14に所定の負圧がかかる。そこ
でウエイストゲートバルブ8が開く。負圧調整弁
16は吸気圧力の脈動に応動するほどに感度がよ
く、例えば矢印Aで示される吸気圧力の脈動の山
が所定値になつたときに作動する。その後、ウエ
イストゲートバルブ8が開くことによつて吸気圧
力が所定値よりもわずかに低くなると、負圧調整
弁16が開いて導管14を大気に開放し、すると
ウエイストゲートバルブ8が閉じ側に作動する。
この場合にも、負圧調整弁16は吸気圧力の脈動
に応動して脈動の谷が所定値になつたときに作動
する。このように、負圧調整弁16はわずかの圧
力の変化に応じて開閉作動し、作動の周波数が高
くなる。従つて、導管14及び負圧室12の負圧
は破線で示されるように供給された負圧(ほぼ一
定な圧力)と大気圧との中間圧として作用し、供
給された負圧がほぼ一定な圧力であるのでこの作
用圧力もほぼ一定になつていく。その結果、ウエ
イストゲートバルブ8の開度はゆるやかに拡大し
ていくとともにその後で全開と全閉との間のほぼ
一定な位置をとることができるようになり、吸気
圧力を目標とする400mmHg付近に維持することが
できるのである。
これに対して、第6図を参照すると、従来の直
接に過給圧で作動するウエイストゲートバルブの
場合には、吸気圧力の脈動に応動するほどの感度
がなく、配線で示す平均圧に応動する。そのた
め、従来のウエイストゲートバルブは第6図に矢
印Bで示される時点(例えば、350mmHg)で開弁
し始め、それから次第に全開に向かつて作動して
いき、第1図に示した幅aの圧力上昇を伴いなが
ら400mmHgで全開になる。
なお、この開弁途上のウエイストゲートバルブ
のリフト特性にバラツキがあると達成される吸気
圧力にもバラツキが生じるので、上記特開昭58−
106129号公報は、調節可能なリークコントロール
バルブを設けてバラツキを補正できるようにした
ものである。
第5図は機関回転数に対する吸気圧力の関係を
示し、曲線Pが本考案によるもの、曲線Qが従来
の装置によるものを示している。破線部分はウエ
イストゲートバルブ全閉を続ける場合である。第
5図の斜線部分が本考案によれば制限圧力内にお
いて従来よりも過給圧を高められることを示して
おり、これに相当する程度の機関出力向上を図る
ことができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、排気バ
イパス通路に配置された排気バイパス制御弁のア
クチユエータがほぼ一定の圧力を供給する作動圧
力源に連通され、その連通導管の途中にターボチ
ヤージヤの過給圧により作動する圧力調整弁を設
けたので、過給圧の小さな変化に応じて作動する
圧力調整弁によつて排気バイパス制御弁の開度が
大きく変化しないで所定の過給圧近くで作動させ
ることができ、よつて中低速時の過給圧の落ち込
みを改善して機関出力の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のウエイストゲートバルブの開閉
特性を説明する図、第2図は本考案によるターボ
チヤージヤ付内燃機関の略構成図、第3図は第2
図の負圧調整弁の開閉特性を説明する図、第4図
は第2図のウエイストゲートバルブの作動を説明
する図、第5図は機関回転数に対する吸気圧力の
関係を示す図、第6図は従来のウエイストゲート
バルブの作動を説明する図である。 2……ターボチヤージヤ、7……バイパス通
路、8……ウエイストゲートバルブ、10……ア
クチユエータ、14……負圧供給導管、15……
真空タンク、16……負圧調整弁、24……過給
圧取出し導管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ターボチヤージヤを備え、該ターボチヤージヤ
    のタービンをバイパスするバイパス通路と、該バ
    イパス通路への排気ガスの流れを制御するために
    流体の圧力により作動するアクチユエータに連結
    された制御弁を有する内燃機関において、上記ア
    クチユエータが圧力応動部材と、該圧力応動部材
    の一側に形成された圧力室と、該圧力室に供給さ
    れた作動流体の圧力に抗するばねとを有し、該圧
    力応動部材の他側は大気に開放され、そして該圧
    力室が導管を介してほぼ一定の圧力を供給する作
    動圧力源に連通され、該導管の途中にはターボチ
    ヤージヤの過給圧により作動する圧力調整弁が配
    置され、該圧力調整弁がターボチヤージヤの過給
    圧が所定値よりも小さいときに前記導管を大気に
    開放し、且つ過給圧が前記所定値よりも大きいと
    きに前記導管を大気から遮断するとともに、吸気
    圧力の脈動に応じた周波数で開閉するような小さ
    な圧力の変化に応動するように形成したことを特
    徴とするターボチヤージヤ付内燃機関。
JP16605183U 1983-10-28 1983-10-28 タ−ボチヤ−ジヤ付内燃機関 Granted JPS6073840U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16605183U JPS6073840U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 タ−ボチヤ−ジヤ付内燃機関

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16605183U JPS6073840U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 タ−ボチヤ−ジヤ付内燃機関

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6073840U JPS6073840U (ja) 1985-05-24
JPH0121144Y2 true JPH0121144Y2 (ja) 1989-06-23

Family

ID=30363631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16605183U Granted JPS6073840U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 タ−ボチヤ−ジヤ付内燃機関

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6073840U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58106129A (ja) * 1981-12-17 1983-06-24 Honda Motor Co Ltd ウエストゲ−トバルブの作動制御装置
JPS58131319A (ja) * 1981-09-22 1983-08-05 ベ−・ベ−・ツエ−・アクチエンゲゼルシヤフト・ブラウン・ボヴエリ・ウント・コンパニイ 可変な排ガス吸込能を有する排ガス過給機を用いて燃焼機関を過給する方法及びこの方法を実施する燃焼機関

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57117724U (ja) * 1981-01-16 1982-07-21

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58131319A (ja) * 1981-09-22 1983-08-05 ベ−・ベ−・ツエ−・アクチエンゲゼルシヤフト・ブラウン・ボヴエリ・ウント・コンパニイ 可変な排ガス吸込能を有する排ガス過給機を用いて燃焼機関を過給する方法及びこの方法を実施する燃焼機関
JPS58106129A (ja) * 1981-12-17 1983-06-24 Honda Motor Co Ltd ウエストゲ−トバルブの作動制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6073840U (ja) 1985-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0119306A2 (en) Turbocharger control actuator
JP3975894B2 (ja) ターボチャージャの過回転防止装置
US4637210A (en) Supercharge pressure control apparatus of a supercharged engine
JPS6053166B2 (ja) 過給機付エンジンの過給圧制御装置
JPH0121144Y2 (ja)
JPH0751897B2 (ja) タ−ボ過給機の制御装置
US4454718A (en) Safety control system for a turbocharged engine
US4548038A (en) System for controlling the supercharging pressure of a turbocharged internal combustion engine
JPS6367010B2 (ja)
JP3289308B2 (ja) 過給機付エンジンの過給圧制御装置
JP2819880B2 (ja) 過給機付エンジンの過給圧制御装置
JP2861516B2 (ja) 過給機付エンジンの過給圧制御装置
JPS60240825A (ja) エンジンの過給装置
JPH0415955Y2 (ja)
JPH0512530B2 (ja)
JPH0310347Y2 (ja)
JPS58170827A (ja) 内燃機関の過給装置
JPS60252123A (ja) ウエストゲ−トの制御装置
JPS5920851B2 (ja) 過給機付内燃機関
JPS6033301Y2 (ja) 過給装置
JPH0511309Y2 (ja)
JPS60206937A (ja) 可変容量タ−ボチヤ−ジヤの制御装置
JPS5924824Y2 (ja) 排気タ−ボチヤ−ジヤ付エンジンのサ−ジング防止装置
JPH0736096Y2 (ja) 2段ターボ過給エンジンの過給圧制御装置
JPS593147Y2 (ja) 排気タ−ボ過給ガソリンエンジンの過給圧制御装置