JPH0751897B2 - タ−ボ過給機の制御装置 - Google Patents
タ−ボ過給機の制御装置Info
- Publication number
- JPH0751897B2 JPH0751897B2 JP60217521A JP21752185A JPH0751897B2 JP H0751897 B2 JPH0751897 B2 JP H0751897B2 JP 60217521 A JP60217521 A JP 60217521A JP 21752185 A JP21752185 A JP 21752185A JP H0751897 B2 JPH0751897 B2 JP H0751897B2
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- passage
- pressure
- valve
- control valve
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、排気ターボ過給機に利用できるターボ過給機
の制御装置に関するものである。
の制御装置に関するものである。
(従来の技術) 従来特開昭60−128931号公報において提案されている排
気タービン過給装置を第3図について説明すると、エン
ジン1の排気ガス通路2に介設されたタービン3の排気
ガス流入通路4を複数通路に構成し、これらの通路を低
流量用通路5と高流量用通路6とに分け、該高流量用通
路6には、該通路をエンジン1の運転状態に対応して開
閉制御される制御弁7を設け、前記低流量用通路5に
は、タービン3の下流の排気通路2に接続されるバイパ
ス通路8と、過給圧を設定値以下にするようにこのバイ
パス通路8を開閉制御するウエストゲートバルブ9を設
けてなるもので、ウエストゲートバルブ9は過給圧が上
限設定値以上になると排気をバイパスさせて、過給圧を
一定に保ち、制御弁7はエンジン回転、スロットル開
度、排気温などの信号に基づき、制御回路10によって開
閉制御される。
気タービン過給装置を第3図について説明すると、エン
ジン1の排気ガス通路2に介設されたタービン3の排気
ガス流入通路4を複数通路に構成し、これらの通路を低
流量用通路5と高流量用通路6とに分け、該高流量用通
路6には、該通路をエンジン1の運転状態に対応して開
閉制御される制御弁7を設け、前記低流量用通路5に
は、タービン3の下流の排気通路2に接続されるバイパ
ス通路8と、過給圧を設定値以下にするようにこのバイ
パス通路8を開閉制御するウエストゲートバルブ9を設
けてなるもので、ウエストゲートバルブ9は過給圧が上
限設定値以上になると排気をバイパスさせて、過給圧を
一定に保ち、制御弁7はエンジン回転、スロットル開
度、排気温などの信号に基づき、制御回路10によって開
閉制御される。
しかしながらこの第3図の従来装置では、ウエストゲー
トバルブ9と制御弁7が各々独自に制御されるため、排
気ガスが低流量用通路5のみを流れている状態でも、ウ
エストゲールバルブ9が作動して排気をバイパスする虞
れがあり、過給機の熱効率が低下し、その結果エンジン
の燃費率が悪化する欠点があった。
トバルブ9と制御弁7が各々独自に制御されるため、排
気ガスが低流量用通路5のみを流れている状態でも、ウ
エストゲールバルブ9が作動して排気をバイパスする虞
れがあり、過給機の熱効率が低下し、その結果エンジン
の燃費率が悪化する欠点があった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、従来の排気タービン過給装置における過給機
の熱効率が低下し、エンジンの燃費率が悪化するなどの
問題点を解決しようとするものである。
の熱効率が低下し、エンジンの燃費率が悪化するなどの
問題点を解決しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) このため本発明は、内燃機関の吸気通路の途中に配設さ
れたコンプレッサと、排気通路の途中に配設され前記コ
ンプレッサを回転させるタービンとを有するターボ過給
機において、前記タービン入口の径を調整する制御弁
と、コンプレッサ下流側の前記吸気通路の過給圧に基づ
いて前記制御弁を制御する第1のアクチュエータと、タ
ービン上流側の前記排気通路とタービン下流側の前記排
気通路とを連通するバイパス通路と、前記バイパス通路
を開閉するウエストゲートバルブと、タービン上流側の
前記排気通路内の圧力に基づいて前記ウエストゲートバ
ルブを開閉する第2のアクチュエータとを備えてなるも
ので、これを問題点解決のための手段とするものであ
る。
れたコンプレッサと、排気通路の途中に配設され前記コ
ンプレッサを回転させるタービンとを有するターボ過給
機において、前記タービン入口の径を調整する制御弁
と、コンプレッサ下流側の前記吸気通路の過給圧に基づ
いて前記制御弁を制御する第1のアクチュエータと、タ
ービン上流側の前記排気通路とタービン下流側の前記排
気通路とを連通するバイパス通路と、前記バイパス通路
を開閉するウエストゲートバルブと、タービン上流側の
前記排気通路内の圧力に基づいて前記ウエストゲートバ
ルブを開閉する第2のアクチュエータとを備えてなるも
ので、これを問題点解決のための手段とするものであ
る。
(作用) エンジンの低回転時には、過給圧に基づいて制御弁が制
御されるため、制御弁は閉じていてタービン入口の径は
小となる。次いで、エンジンの回転数が高くなり、過給
圧が高くなるに伴い、制御弁が開きタービン入口の径が
大きくなっていく。エンジン回転数が更に高くなってい
くと、タービン上流側の圧力が高まるため、第2のアク
チュエータによりウエストゲートバルブが開放されてタ
ービン上流側の排気ガスがバイパス通路を介してタービ
ン下流側に逃される。その結果、過給圧が一定に維持さ
れると共に、タービン上流側の圧力の上昇が抑制され
る。
御されるため、制御弁は閉じていてタービン入口の径は
小となる。次いで、エンジンの回転数が高くなり、過給
圧が高くなるに伴い、制御弁が開きタービン入口の径が
大きくなっていく。エンジン回転数が更に高くなってい
くと、タービン上流側の圧力が高まるため、第2のアク
チュエータによりウエストゲートバルブが開放されてタ
ービン上流側の排気ガスがバイパス通路を介してタービ
ン下流側に逃される。その結果、過給圧が一定に維持さ
れると共に、タービン上流側の圧力の上昇が抑制され
る。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面について説明すると、第1図
及び第2図は本発明の夫々異なる実施例を示す。先ず第
1図について説明すると、11は過給機、12は低流量通
路、13は高流量通路、14は制御弁、15はウエストゲート
バルブである。制御弁14は過給圧16が連通管17により連
通しているアクチュエータ18により開閉され、ウエスト
ゲートバルブ15は、過給圧16とエアクリーナ19に切換え
可能な電磁弁20を介して切換えられる。過給圧と大気と
により制御されるアクチュエータ21により開閉される。
なお、電磁弁20は過給機入口圧22により電気接点が断続
する圧力スイッチ23により駆動される。
及び第2図は本発明の夫々異なる実施例を示す。先ず第
1図について説明すると、11は過給機、12は低流量通
路、13は高流量通路、14は制御弁、15はウエストゲート
バルブである。制御弁14は過給圧16が連通管17により連
通しているアクチュエータ18により開閉され、ウエスト
ゲートバルブ15は、過給圧16とエアクリーナ19に切換え
可能な電磁弁20を介して切換えられる。過給圧と大気と
により制御されるアクチュエータ21により開閉される。
なお、電磁弁20は過給機入口圧22により電気接点が断続
する圧力スイッチ23により駆動される。
次に作用を説明すると、エンジン回転が低く、低流量の
時には、アクチュエータ18のダイアフラム室18aの圧力
が低く、スプリング18bにより制御弁14が閉じ、低流量
通路12のみで送られる。次いで回転が上るにつれて過給
圧16も高くなり、スプリング18bに抗して制御弁14が開
き、高流量通路13にも排気ガスが流れるようになる。更
に高回転、高負荷になって入口圧22が圧力スイッチ23の
設定圧を超えると、電磁弁30が通電され、アクチュエー
タ21のダイアフラム室21aに過給圧が印加される。その
ためウエストゲートバルブ15が開き、排気ガスを逃し、
過給圧を一定に保つと共に、入口圧22が上昇過ぎないよ
うにする。
時には、アクチュエータ18のダイアフラム室18aの圧力
が低く、スプリング18bにより制御弁14が閉じ、低流量
通路12のみで送られる。次いで回転が上るにつれて過給
圧16も高くなり、スプリング18bに抗して制御弁14が開
き、高流量通路13にも排気ガスが流れるようになる。更
に高回転、高負荷になって入口圧22が圧力スイッチ23の
設定圧を超えると、電磁弁30が通電され、アクチュエー
タ21のダイアフラム室21aに過給圧が印加される。その
ためウエストゲートバルブ15が開き、排気ガスを逃し、
過給圧を一定に保つと共に、入口圧22が上昇過ぎないよ
うにする。
次に第2図の他の実施例について説明すると、この実施
例は第1図の実施例における圧力スイッチ23と電磁弁20
を、1つの圧力切換バルブ24に置き換えたものである。
図示の状態は入口圧22が低い場合を示しており、バルブ
25は右側に押し付けられて大気ポートが開き、アクチュ
エータ21には大気が通じている。
例は第1図の実施例における圧力スイッチ23と電磁弁20
を、1つの圧力切換バルブ24に置き換えたものである。
図示の状態は入口圧22が低い場合を示しており、バルブ
25は右側に押し付けられて大気ポートが開き、アクチュ
エータ21には大気が通じている。
次に入口圧22が上昇すると、ダイアフラム室26の圧力が
上昇し、スプリング27に抗してバルブ25を左に押し、従
ってアクチュエータ21には過給圧16が印加されるため、
リンク機構を介してウエストゲートバルブが開く。な
お、前記各実施例はアクチュエータにダイアフラムを使
用したが、これらをステップモータなどに代えてもよ
い。
上昇し、スプリング27に抗してバルブ25を左に押し、従
ってアクチュエータ21には過給圧16が印加されるため、
リンク機構を介してウエストゲートバルブが開く。な
お、前記各実施例はアクチュエータにダイアフラムを使
用したが、これらをステップモータなどに代えてもよ
い。
以上詳細に説明した如く本発明によると、エンジンの低
回転時には制御弁が閉じて、タービン入口径は小とな
り、エンジンの回転数が高くなると、制御弁が開きター
ビン入口径は大きくなって行く。またエンジン回転数が
更に高くなると、ウエストゲートバルブが開き、排気ガ
スがバイパス通路に逃げる。従って過給圧が常に一定に
維持されると共に、タービン上流側の圧力の上昇が抑制
される。
回転時には制御弁が閉じて、タービン入口径は小とな
り、エンジンの回転数が高くなると、制御弁が開きター
ビン入口径は大きくなって行く。またエンジン回転数が
更に高くなると、ウエストゲートバルブが開き、排気ガ
スがバイパス通路に逃げる。従って過給圧が常に一定に
維持されると共に、タービン上流側の圧力の上昇が抑制
される。
第1図及び第2図は本発明の夫々異なる実施例を示すタ
ーボ過給機の制御装置のシステム図、第3図は従来の排
気タービン過給装置のシステム図である。 図の主要部分の説明 11……過給機 12……低流量通路 13……高流量通路 14……制御弁 15……ウエストゲートバルブ 16……過給圧 17……連通管 18,21……アクチュエータ 22……過給機排気入口圧
ーボ過給機の制御装置のシステム図、第3図は従来の排
気タービン過給装置のシステム図である。 図の主要部分の説明 11……過給機 12……低流量通路 13……高流量通路 14……制御弁 15……ウエストゲートバルブ 16……過給圧 17……連通管 18,21……アクチュエータ 22……過給機排気入口圧
Claims (1)
- 【請求項1】内燃機関の吸気通路の途中に配設されたコ
ンプレッサと、排気通路の途中に配設され前記コンプレ
ッサを回転させるタービンとを有するターボ過給機にお
いて、前記タービン入口の径を調整する制御弁と、コン
プレッサ下流側の前記吸気通路の過給圧に基づいて前記
制御弁を制御する第1のアクチュエータと、タービン上
流側の前記排気通路とタービン下流側の前記排気通路と
を連通するバイパス通路と、前記バイパス通路を開閉す
るウエストゲートバイブと、タービン上流側の前記排気
通路内の圧力に基づいて前記ウエストゲートバルブを開
閉する第2のアクチュエータとを備えたことを特徴とす
るターボ過給機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60217521A JPH0751897B2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | タ−ボ過給機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60217521A JPH0751897B2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | タ−ボ過給機の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6278432A JPS6278432A (ja) | 1987-04-10 |
JPH0751897B2 true JPH0751897B2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=16705542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60217521A Expired - Fee Related JPH0751897B2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | タ−ボ過給機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0751897B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2666380A1 (fr) * | 1990-08-29 | 1992-03-06 | Salmon Mathieu | Regulateur de suralimentation d'un moteur suralimente. |
DE10210369A1 (de) * | 2002-03-08 | 2003-09-25 | Daimler Chrysler Ag | Sicherheitsvorrichtung für eine aufgeladene Motorbremse einer Brennkraftmaschine |
JP5589934B2 (ja) * | 2011-04-05 | 2014-09-17 | 株式会社デンソー | タービン及びターボチャージャ |
CN103089410B (zh) * | 2013-01-15 | 2015-04-01 | 上海交通大学 | 旋转控制式管道缩口率可变装置 |
CN103089411B (zh) * | 2013-01-15 | 2015-04-22 | 上海交通大学 | 涡轮增压发动机可变排气通流面积的排气压力控制式调节机构 |
CN103089409B (zh) * | 2013-01-15 | 2015-04-01 | 上海交通大学 | 涡轮增压发动机可变排气通流面积的进气压力控制式调节装置 |
CN103089412B (zh) * | 2013-01-15 | 2015-04-01 | 上海交通大学 | 旋转控制式排气管出口面积可变装置 |
CN103470365B (zh) * | 2013-08-22 | 2015-08-19 | 上海交通大学 | 气动式多轴同步旋转系统 |
CN103470364B (zh) * | 2013-08-22 | 2015-08-26 | 上海交通大学 | 旋转体上带有流通孔的旋转系统 |
-
1985
- 1985-09-30 JP JP60217521A patent/JPH0751897B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6278432A (ja) | 1987-04-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |